「お願い、レイジングハート」
"All right. Sealing Mode Set UP"レイジングハートから帯のような物が飛び出し、
ノエルが持っている刃物に巻き付く。
「リリカルマジカル、ジュエルシード…シリアルUnknown、封印!」なのはが言うと
レイジングハートの光がまして刃物から何かが分離、ノエルが刃物を落として崩れ落ちた。
私はノエルの元に駆け寄り、体を抱きかかえた。
"Mode Release"レイジングハートが排気をし、元の杖形態に戻る。
わたしはジュエルシードの元へ向かい、レイジングハートをかざした。
"Receive No.Nothing”真っ黒いジュエルシードみたいな物が吸い込まれる。何だろう、この薄気味悪い感じは
フェイトちゃんを見ると少し目が潤んでいた。理由は…聞かないことにした。
そこにユーノ君が戻ってきて、
「みんな、お疲れ様」とわたしの肩に乗って言った。
ユーノ君もお疲れ様と、わたしはユーノ君の頭をなでてあげた。
少しだけ離れたところにアリサちゃんが所在なさげに立っている。
そこにフェイトちゃんが行ってアリサちゃんの顔をのぞき込んだ。
アリサちゃんはあわててほほを赤くしながらそっぽを向いた。
それを見たフェイトちゃんが少し困ったような顔をしているので思わず笑ってしまった。
「な、何よなのは。文句あるの」少しアリサちゃんにすごまれてしまった。
すずかちゃんもノエルさんを心配しながらこっちを向いてくすくす笑っていた。
「…二人とも、何笑ってるのよ」アリサちゃんは顔を真っ赤にしている。フェイトちゃんはきょとんとした感じて立っていた。
ひとしきり笑った後、庭の惨状を見て少しため息が出た。後でノエルさん、びっくりするだろうな…
ひとまず私たちは、ノエルさん達を屋敷内に移すことにした。