「こっっ・・・この台は!!!」
愕然とするユーノ。その視線の先には。
「そう『魔法少女リリカルユーノ』だ!!!!!!」
「この台は無茶です!ハッキリ言って金を捨てるようなものですって」
そう言って悲しかったのは何故だろうとユーノは思った。その理由を彼は永遠に知る事は無い。
つーか、気付かせない。
ちなみに「魔法少女リリカルユーノ」とは、はっきり言って「魔法少女リリカルなのは」のパクリで
現在、裁判で争っている最中の、色んな意味で話題の台である。
「確かに。現在稼動中の台でコイツはだんとつ出ない・・・だが」
「なっ・・・プレミアイベント『私とユーノのリボン』そして・・・」
にやりと笑うなのはは7を揃える。
「そう。このレアイベントはボーナス直結!!!長ロング連荘だぜ!!!!」
「・・・す、すげぇ!一体どれ位続くんだ、この連荘」
「決まってる。私が勝つまで、永遠にだ」
そう言ったなのはは勝利を見たように笑っていた。
イベント集計5分前、フェイトはなのはの様子を見てその流れを受け入れる。
「そうか・・・約束はまだまだ先になりそうだ」
悲しそうな顔は同時にすがすがしさも持っていた。
「その、約束ってなんですか?」
ユーノの質問にフェイトが答える。
「ああ。私が勝ったらなのはを嫁にすると言う内容だ」
「ここに来てレズ展開!」
「悪いな。今日も勝っちまった。次は勝てるといいな」
そう言って、優しくフェイトを抱きしめた。腕の中、きっと、フェイトは笑っていた。
「さあ、今回の出玉ナンバーワンは・・・」
ふふんを無い胸を張り、自分の名前を呼ばれるのを待つ。
「主役は銭形を打ったはやて様です!!!」
「「「な、なにーーーーーーー!!!!!!」」」
様子を見に行く。
「よっしゃ!ボーナス確定や!!!」
「なぁ、はやて。もうかえろーぜ!」
赤い髪の少女が帰りたいとせがむも言葉巧みに拒否される。
「子連れか!」