教室に金色の風が吹く。
「・・・小学校から来たフェイト・テスタロッサです。
みんなと少しでも早く仲良くなりたいです」
初々しいその姿を、なのはは嬉しそうに見つめる。
なのはとフェイトは今日初めて出会った。しかし、お互いはお互いの事をよく知っている。
たまたまチャットで知り合い、意気投合し、ビデオメールに発展し、今に至る。
「えと・・・、フェイトちゃんの席は・・・・・・無いね。悪いけど、床に座ってね」
「いきなり洗礼?」
「ああ、早とちりしちゃあ駄目だよフェイト。斜円先生は天然なだけだから」
おにぎりを食べながら、ユーノは答える。
昼放課。屋上のベンチに3人の少女が座っている。
フェイト、なのは、ユーノ(そう言う設定です)。3人は楽しい昼を過ごしていた。
「ねー。斜円先生、少し前までペニシリンの事をエッチな薬だと思ってたんだよー」
「ははは、最初はビックリしたよ。少し前の教師もののドラマかと思った」
サンドイッチをぼおばるフェイト。
「しかしまぁ、当然なんだけど、ビデオと同じだねーフェイトちゃんは」
「ほがっふがっもぐっもぐもぐ!」
「あわてないで、フェイトちゃん」
とまぁ、こんな感じで昼放課が過ぎる。
授業が終わり、3人が帰って行く。3人が通う花々小学校は寮学校で
その寮は3人とも同じだ。無論、フェイトが同じ寮に暮らすのは偶然では無い。
それから、時間は慌しく過ぎた。歓迎会やら、自己紹介やらでスッカリ疲れていた。
ベッドに転がるフェイト。
「今日からここが私の部屋・・・」
天井を眺めて呟く。新しい部屋。慣れるのに少し時間がかかりそうだと苦笑する。
しかし、今日の疲れがあるのか、眠気が覆い被さってきた。
「ん・・・お休みなさい」
睡魔の口付けに目を瞑る。
・・・・・・・・・・・・・・・ギ・・・・・・・・・ギシッ・・・ギシッ、ギシッ。
「・・・・・・ん」
ベッドの軋む音に目を覚ます。フェイトは神経質な子で少しの物音でも直に目を覚ます。
・・・いや、そもそもこれは現実なんだろうか。
目の前には、覆いかぶさったなのはがいた。
「なっ・・・なのは!?」
「はぁい、お早うお姫様。手順は違うけど、まぁそんなことはどうでもいいや」
「なのは!・・・何をして、んっ」
目覚めの深い口付け。重ねた唇の間からなのはの舌が入ってくる。
それに、反射的に舌を絡めてしまう。
「は・・・ん、ちゅ、んっ・・・甘い」
「まっ・・・なのは・・・何を・・・え?」
なのはを押しのけようと腕に力を入れるが動かない。何故だろうと思った疑問は
直に蒸発する。
唇が離れ、なのはが体勢を戻すと、影のヴェールが夜の月光に裂かれる。
これは夢か?そう思った。
自分は裸になっていて、後手に縛られていた。
そして、なのはも裸になっていた。
「なのは、何の真似?」
夜に隠れるように静かに言う。
「簡単だよ、フェイトちゃん。人と人が仲良くなるには裸の付き合いでしょ?」
にっこりと今までで一番の笑顔を見せる。風景に不釣合いなその表情にゾッっとする。
「・・・・・・・・・・・・」
「まぁまぁ。そんなに硬くならないで。簡単に言うとね、私、世に言うレズって奴なの。
あっ。心配しなくてもいいよ。私はただ、フェイトちゃんとはそう言う遊びトモダチ
になって欲しいだけだから」
「え?なのは、何を言って。あっ・・・!」
フェイトの秘所に指を出し入れする。その運動は実にスムーズだ。
その感触に、なのははくすっと笑った。
「へぇ・・・もうこんなに濡れてる。ねぇ、フェイトちゃん、そんなにお兄ちゃんに
よくしてもらったの?」
「なっ・・・・・・!!!」
フェイトは面白い程狼狽している。
「ちっ・・・違う!クロノとは何も無い!」
「へー。本当の事を言わないと拷問しちゃうって言っても?」
蒼白する顔は気のせいではない。この夜も、この体も、このなのはもどうかしていた。
「え・・・・・・?嫌、だ。痛いのは、嫌だ!」
腕に必死に力を入れ、どうにか縄を解こうとする。
「大丈夫大丈夫。でもね、フェイトちゃん。痛い方が、まだ幸せかもよ」
どう言う意味だ。と聞く前になのはが透明のビンを取り出し、その中の液体を
フェイトの秘所に塗りたくる。
途端、迸る程の疼きが体を襲った。
「あ・・・・・・ああっ!あああああああああああああああ!!!」
駄目だ。駄目だ、駄目だ、駄目だ・・・!!!
今すぐに、自慰なりなんなりしないと体がどうにかなってしまいそうな、そんな情熱。
「フェイトちゃん。人はね、訓練しだいで痛みは耐えられる。でも、快楽ばっかりはどうにも
ならない。って本に書いてあったんだ。そのままだと発狂しちゃうよー」
淡々と語るなのはに怒りさえ覚える。時間の流れが違うみたい。
「なのはっ!!!助け・・・」
顔を近づけて言う。自慰を求める体は自然と太股を擦り合わせていた。
「だったら。クロノとのノロケがキキタイナー。勿論、濡れ場込みで」
もう、無理だ。救いを求めるように、言葉が唇を割る。
「養子だった私が、始めて母さんの家に行った時、クロノと出会って、一目惚れで、
部屋の中に入って、抱きたいって言われたから、クロノのおちんちんを嘗めてあげたり
クロノのおちんちんを嘗めてあげたり、クロノのおちんちんを嘗めてあげたりっ・・・!!!
それでね。初めてだったのに凄く気持ち良くって。凄いの。大切な人の大切なモノ
が私の敏感な中に入ってきて、それで、それで!!!」
汚らしい奔流だった。
「ははははははははははははははは!!!!
はい、御褒美!!」
いつの間に手にしていたのかパターロールをフェイトの濡れに濡れた秘所に入れ
振動を「強」にする。
その喘ぎ声は声にさえなっていなかった。
フェイトの胸を触りながら、耳元で囁く。
「フェイトちゃん。恐がる事無いよ。性欲ってのは、子供にもあるんだ。性欲には精神的なのと
身体的なのがあって、後者が後にスイッチが入るんだ。だから、それで快楽を感じる事は
何にも恥ずかしくないんだよ。だから、沢山感じて。・・・ってお兄さんも言ったんじゃない?」
図星だ。だが、そんなことにも目を向けられない。
耳を嘗められ首を通過し、貪るように唇を奪い合う。
「あっ・・・もっと深く」
絡まる唇は愛情では無く、感触を奪い合う。
「フェイトちゃんのおっばい・・・やーらかい」
そう言いながら、なのはは片方の手を秘所にすべらせる。
「なのは・・・?何を」
「ふふ・・・これでおしまいっ☆」
悪戯っぽく言ってフェイトのクリトリスを捏ね繰り回す。
「あっ、あああああああああ〜〜〜〜〜〜〜」
そうして、二人は一緒のベッドで眠りに付いた。
それが、始まりだった。
つづく