まっち(仮 サターンスティックUSB化改造
目的
前回は、サターンパッドをUSBで使えるように改造した。
今回も同様の改造です。但し、今回はサターンスティックを改造しました。
注意
このページは、改造を推奨している訳ではありません。
ここを見た方が改造されるのは貴方の勝手です。が、もし何か不具合があっても、当方は何の保証も出来ません。
また、ピンアサインは自分で適当に調べただけなので、内容が間違えている可能性は十分あります。
材料
・サターンスティック
ハードオフのジャンク、\105。
別にこのアーケードスティックが使い易いという事ではありません。安くてサイズも丁度良かったからこれにしただけです。9ボタン、連射、連射速度調節機能付きの様です。
因みにハードオフには、もう一つこれと同じ物が在りました。見た目もボタンの押した具合も殆んど同じでしたが、それは\210でした。
相変わらずハードオフの値付けは謎です。
・USBアーケードスティック
(写真はとり忘れ)
これもハードオフで捕獲しました。8ボタン、スロットル、連射搭載で\630。
別にアーケードスティックである必要は無いのですが、これしか無かったので購入。
メーカーのサイトでは、元は\4179となっています。
「アーケードの感覚をリアルに再現できるメカニカル採用」らしいですが…この感覚、私はあまり気に入らないです。私はアーケードまで行ってゲームをしないので、慣れていないのです。
まあ、実際にはこの改造自体何の意味も無く、完成品も使う心算は無いのですが…楽しければいいです。
しかし、これを選んだ所為で後で苦労する事に…。
・導線
配線に使います。今回は細かい作業は無いので、普通の線で良いです。
一応細かい作業の為にU-ATA33/U-ATA133のケーブルも買っておきましたが、使い道はありませんでした。
作成
サターンスティックを分解します。
元の機能として、ボタンの連射、連射速度調整があります。その為基板上には大量の接点がありますが、その部分は使いません。作りは頑丈で、少しの事では壊れないでしょう。
\630スティックも分解します。
基板上に大量のダイオードか載っています。解析した結果この回路は、ICの足1本に対してボタンが2つ割り当てられている様です。移植はとても面倒そうです。
面倒ですが、きちんと回路図を描いておきます。
作戦
最初はサターンスティックの基板上で(というか空中配線で)この回路を再現する予定でしたが…やはり複雑で無理そうです。結局\630スティックの基板をそのまま内蔵する事にしました。サターンスティックの内部にはそれだけの余裕があります。
ボタンのアサインについても少し悩みました。
ABCXYZ→123456は問題ないのですが、まだStart、LとRが残っています。
LR→Turbo(連射設定)Clear(連射解除)や、LR→TH(スロットル)上昇、下降といった配置も考えました。
しかし私は、フライトシュミレーターはキーボードでプレイします。連射もあまり使わない。ということで、ABCXYZLR→12345678の様にする事にしました。
工作開始
まず、サターンスティックの基板上の部品を全て外します。しかし、面実装のチップ抵抗やコンデンサを全て(10個以上)外すのは、とても大変な気がします。なので、「移植するにあたり在っては成らない」部品のみ外すことに。そうすれば外す部品は少なくて済みます。
サターンスティック内部での\630スティック基板の配置を決めます。サターンスティックの内部には高さ方向の突起が多く、コードの取り回しを考えないと大変な事になりそうです。
そして、どんどん配線します。
各基板は↓の様になりました。
\630スティックの基板は、最初に付いていたピンを外し直接配線しています。GNDが共通にできないので、所々でパターンをカットしています。
配線が終わったら、PCに繋いで認識するかどうかテストします。今回は一発で認識しました。回路も大雑把でいいし楽です。
ケースを閉めて完成です。前回よりも楽でした。
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