「沈没船」


”―――早いとこカタつけないと、この船……マジで沈むぜ……?”



畜生!
何だってんだ一体!
何だってんだ一体!
何で、アイツなんだ?!
何で、アイツなんだ?!
お前が好きなのは、何だってアイツなんだ??!!



その夜、寝付けなくて酒でも飲もうと男部屋を出ようと扉を開けたのが、そもそもの始まりだった。
見張り番のナミが見張り台から降りて、格納庫へ入って行くのが見えた。妙にそわそわして。
夜の海は寒いから、毛布でも取りに行くんだろう。そう思ったんだが、何でだか妙に
そわそわしたナミの素振りが気になって、ナミが入った後で格納庫をそっと覗いた。



気配を消して、息を殺して、足音を忍ばせて。



ゆっくりとドアノブをまわし、格納庫の中をそっと覗いた。
小窓から月明かりが差し込んで、格納庫の中はやけに明るかった。


そこには信じられない格好のナミが居た。
服を全部脱いで、汚い床に仰向けに寝転がって。
「ん、やぁん……やだあ……やぁ……」
ナミは両手で胸を揉んでいた。ぷっくりと膨れ上がった、形のいい胸を。
「………」
俺は呆然とした。
ナミのそれが何なのか、見てわからねえ男はいないだろう。……いわゆるヒトリゴトだ。
誰かに抱かれる妄想を頭の中に描いて、一人耽っていやがる。
妄想の中で焦らされてるのか、もどかしそうに長い両脚を擦り合わせ…まだそんなに使い込んでいないらしい、ピンク色の胸の先っぽを指で摘み、転がし、愛撫して。
「もっと、優しくしてよ……もっと……ん、ふ……」
懇願する、かすれる様な声。
今の今まで見た事が無いほど、イヤラシイ顔をして。
ナミは自慰に耽っていた。



「……」
僅か数センチの隙間から覗きながら、俺は無意識のうちに自分の股間に手を伸ばしていた。
世界一の剣豪を目指して、だなんて幾らデカイ口叩いても、その中身は……ただの男だ。
見たいやりたい盛りの19の男だ!
……こんなのを見て勃たねえほうがどうかしてる。
当たり前だがそこはもうガチガチに堅くなっていやがった。
ズボンから堅くなったのを引っ張り出し、右手でやわやわと擦り始めた。



――――イイもん見せてくれるじゃねえか……。

女の痴態。それが密かに好いていた女のものなら尚更興奮は当たり前で、俺は荒くな る息を必死で抑えながら、ナミのそれを更に凝視した。


「あはぁっ…ん、…いい…ん、でも、……下も、舐めて…」
勝手しったる自分の身体、どんどん高まっていくらしい興奮。
「焦らさないで…意地悪…ん、……触ってよ、ここ…」
先端を弄っていた指を滑らせるように下半身に潜り込ませれば、痺れているらしい女の部分が露になる。
ナミは丁度俺の見ている入り口に向かって脚を開いた格好になっていて、
そこはありがたいことに丸見えだった。
「ここ…ナミの、いやらしいところ…見て、」
薄皮に包まれた小さな貝の実程の突起。薄皮を下ろして、紅いぷっくりと膨れ上がったそれを夜の冷気に晒す。
指の先よりまだ小さい、たったこれっぽっちを擦り上げるだけで女は獣になる。
それをお預けされる妄想…ああナミはここをどうにかされるのが好きなのか…。
―――たまらねえな、これ…。すっげえ刺激的だ…。
 ごくりと息を飲む。
  ―――誰に抱かれてる妄想抱いてんだよお前……。
 擦りながら俺は心の中で問うてみた。
 ナミはその小さな突起を晒し、頭の中の妄想にお願いを続ける。
埃っぽい空気と妄想の中の男の視線に晒し続けるほどにそれは痺れ、はしたなく膨らみ、
脈打つたびに愛液が花弁に護られた下の口からあふれ出て……。
―――ナミがイク前に一回出しちまおう……。
 証拠は残したくない、けれどティッシュなんか取りに行ってる暇はねえ。
この際だからシャツを脱いでその中にでもぶちまけちまおう。
そんでナミがイク顔でもう一回………。



そう思いながら俺は射精に備えてシャツを脱ぎ、竿を軽く包んだ。
段々テンションを高めていき、擦る右手の動きを早め、そろそろかと思ったその時……。
 ナミの口から、とんでもねえ名前が出てきやがった。


「触って…ウソップ………!」



「――――――――!!!!」
その言葉に俺は激しく動揺した。
何だって?
今、なんていった?
今のは空耳か?
今のは何なんだ???
よりにもよって、ウソップだと???

「ウソップ………ウソップ…!! あああっ………っ」
ナミの指がようやくそいつを擦り始める。
ゆるゆると、焦らすように端からゆっくりと………。
「………あああっ……イイ、ウソップ………いいのぉ……!」
羞恥も外聞もねえ位大股開いて、そこを擦りながらナミは泣き出しそうな声を上げていた……。




「………………………。」
俺が右手の動きを止めたのは言うまでも無い。
息子がとたんに萎んじまったのもまた然り。
一気に全身の力が抜けちまった。
情けなくも萎えた息子は容易にズボンの中に納まり、俺はふらふらと立ち上がり、
シャツを片手にその場を立ち去った。
男部屋に戻るのは気が引けて、その夜はキッチンの床で寝て。
次の日の朝、クソコックの見事なまでの蹴りが目覚まし時計の代わりとなった。






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