ハセガワ:ハリケーンMk.1`夜間戦闘機'



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 第二次世界大戦中に隆盛を極め、戦後程無くして消えた機目として夜間戦闘機があります。夜間爆撃及び迎撃はその前の大戦でも行われましたが、攻撃側、防御側共に劇的に進化していき、戦いのあり方が大きく変わっていったのは第二次世界大戦からではないでしょうか。

 今回のハリケーン戦闘機はそんな夜間戦闘機の中にあって、かなり初期の頃にイギリスにて生み出された物です。(注:ハリケーン自体は昼間戦闘機として作られました^-^;)
 乱暴な言い方をするなら…レーダー等特別な装備を持たない、普通の戦闘機でも「とりあえず真っ黒に塗ってりゃ夜戦機」になったおおらかな時代だったんですなー。

 箱絵に魅かれて買ったハセガワのハリケーン夜戦を作ってみました。限定生産バージョンらしいですが、いきつけのお店にはゴロゴロ残(ry)
 ゴホッ…他のバージョンがどうなのか判りませんが、メタル製の排気管が付いていて、コンバチになってます。
 ハリケーンそのものも初めて作りましたが、中々面白い機体ですね。胴体前半部分が全金属、後半部分が鋼管羽布張りという珍妙なハイブリッドさ加減が素敵(・∀・)新しい技術を取り入れるに当たって正に「おっかなびっくり」」って感じだったんでしょうか。
 そんな保守的な設計思想が災いし、後に共に英国防空戦を戦う事になるスピットファイアと同形式のエンジンながら、性能の方では格段に落ちてしまったようですが…この戦闘機は当初よりスピットファイアがコケた時の保険として作られたフシがあり、その先進性の無さを誹る事は出来ないと思います。

 一国の運命を握る戦闘機を採用、生産し、運用するという事はバクチの許されない、それ程責任重大な事だったのではないでしょうか(ただ、戦争の行方も大分見当がつき、スピットファイアですらダブつくような状況であった1944年までこの機を量産した事には首を捻らざるを得ませんが^-^;) 
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