イタレリ:Hs-129B-3



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 えー、お正月気分もようやく明ける時期となりました。

 年が変わって初めて触る飛行機は、馬鹿でっかい大砲をぶら下げたこのHs129と相成ります。世界初の対戦車攻撃専門機として大戦中ドイツで誕生しました。生産機数の割りには有名な機体ですよね(多すぎる損失機数でも有名ですが
 開発当初はエンジンに恵まれず、武装を含むと5トンを越える鈍重な機体を465馬力エンジン二発で飛ばそうとしましたが…案の定駄目でした(つД`;) このままいけば単なる駄っ作機で生涯を終わるところですが、フランスの占領によって大量に得る事となったノーム・ローンエンジン(700馬力)を積むことにより、その本来の役目を果たしだしました。(そうはいってもやはりアンダーパワーは否めず、まっすぐ飛ぶのがやっとの状態でしたが…) 
 
 任務の都合上、地上砲火の被弾を最小にするため小型の機体となり、しかもコクピットを中心に1トン近い装甲が施されています。…あおりを喰ってコクピット内は物凄く狭くなりました(TT) コクピットに収まりきれない計器類、照準機は機体外部に直接装備されました…パイロットが照準したり、計器を見る際は75ミリの防弾ガラス越しに行う事となります。

 うーむ、雨の時の飛行や、ガラスが結氷したときはちゃんと見えたんでしょうか。
 そんな無茶な設計の飛行機でしたが、北アフリカの戦いを経て東部戦線に進出、当時圧倒的物量で迫りつつあったソビエト戦車部隊に対して猛威を振るうことになります。
 「空飛ぶ缶切り」というあだ名が有名ですが、それはどうも戦後の連合国によって付けられたようで、当時の前線では「ギースカンネ(ジョウロの意)」の名で呼ばれる事が多かったようです。

 と、ここまではHs129全てのタイプの説明でした。このB-3タイプは事実上最終タイプにあたります。それまでのタイプは20mm〜30mmといった大口径機関砲を装備していましたが、この機体では空気圧作動式の75mm対戦車砲を搭載しました。…威力の点では向上したかもしれませんが、明らかに過剰装備ですし、武器の性質上一発必中を期せねばならず、なおかつ重量は更に増す形となり…ひょっとして前のタイプの方が役に立ったんじゃないかと思います(苦笑)
  ”サーベルタイガーはその長すぎる牙が仇となって種を絶やした”とする説がありますが…その説がかぶって見えるのは自分だけでしょうか。

 ここからは推測になりますが、ヒトラーのご機嫌取りの為にこのタイプは生まれたんじゃないかと。飛行機に無理に大口径砲を積むのはいかにも大砲フェチのヒトラーの趣向に適いそうなんですが…。
 ルフトバッフェとしても、「負け続きだし、役に立つかわからんが…いっちょ景気のいい武器つんで逆転しようや」的な心境だったのではないでしょうか…´,_ゝ`ナンチテ
Hs-129B-3 その2

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