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えーこの古臭いデザインの飛行機はフランスが大戦間に作った爆撃機であります。1928年に出された仕様に対し1934年に初飛行しました。 第一次世界大戦後の欧州は戦勝国フランスといえども不況真っ只中でして、爆撃以外の任務(偵察、戦闘)を兼務する為に胴体下部に路線バスよろしく大きな窓が付けられています。 平時なら見晴らしもよく気持ちよく飛べたと思うのですが…過渡期の非力なエンジン故にさほど高空を飛べる訳でもないこの大型機。地上の撃てる物はなんでも撃ち上げる実戦時においてはかなり恐ろしい目に会ったと思われます。 第二次大戦勃発時には既に旧式化していて、ビラ撒きのような裏方に回されていたのが不幸中の幸いと言えますが、それでも英仏合同のムーズ橋梁爆撃作戦(志願者のみで実行された、全滅覚悟の作戦)に参加。やっぱり大損害を出しています…(つД`;) |
カトーさんの爆撃・鮫歯・銀色の夕べコンペに出品するべく作りました。スマーのキットは初めて作りましたが、コレに関して言えば元はエレールのキットだったぽいです。 キットは全面綺麗な凸モールドでリベットが美しいので彫りなおさずそのまま作りました。問題は柔らかいプラ質にもかかわらず、少ない面積で重い胴体を支えなきゃいけない主脚部分でした。裏側に真鍮線を張って一応の補強をしていますが、いずれボキっと逝きそうで怖いっす('A`) 機体内部はがらんどうでしたが、B-25作った時の経験から考えてどうせ内部は見えないと判断。つや消し黒塗ったくってそのままです´,_ゝ`) そうそう、このキットの一番の難点はデカールです。薄くて破れ易く、透けます。印刷ズレで左右の幅が合わない左右張り合わせデカールなんかもあるので、スキルのある方は塗装する事をオススメします。 …え、自分ですか?当然デカール張りましたよ! |