女子高生と教師の放課後


遥は今年の春、この岡野学園高等部に入学した。

岡野学園はこの地域でもトップクラスの進学校として有名な学校である。

クラス分けは上位の者を一組とし、二組、三組・・・と順に振り分けていく仕組みだ。


五組の落ちこぼれ生徒には厳しいお仕置きが待ち受けていると、専らの評判である。

遥は一組の学級委員だ。自覚は無いものの、高校一年生とは思えぬ美貌を兼ね備えた遥は、
学園のちょっとした有名人であった。

完璧、と思われている彼女にも、人知れず悩みがあった。

同じく一組の学級委員を務める遥輔君の存在だ。

彼を一目見たとき、初めての感覚に胸がどきどきした。

中学は私立の女子校を卒業した遥にとって、男の子というのは小学校以来のなつかしい存在であると共に、
なんとなく緊張してしまうものでもあった。

毎朝彼と二人で日誌を取りに行ったり、先生の手伝いでノートを運んだり。

単純な共同作業も遥にとっては幸せな時間だった。

そんな楽しい生活ももうすぐ終わりを迎えようとしている。

季節はもうすぐ夏本番、一学期が終われば自動的に学級委員としての務めは終わり、遥輔君との接点が無くなってしまうのだ。

「何とかして遥輔君と二学期になっても普通に仲良くなれる方法ないかなぁ?」

返却された期末試験の答案を見返しながら、遥は一人考えあぐねていた。

そのとき、遥の机のほうに寄ってくる足音が聞こえた。

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