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聖剣伝説総合part3
1 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/18 01:29:42 ID:bqd+/SSn

読んで字の通り聖剣伝説のエロパロ板スレです。

過去スレ
聖剣伝説で(;´Д`)ハァハァ
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1031378157/l50

聖剣伝説スレッドinエロパロ板
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1053958120/l50

関連スレ

RPG板本スレ
聖剣伝説シリーズ総合スレ 5
ttp://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1103247721/l50

画像はこちら、半角二次元スレ
聖剣伝説総合スレ4
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1101378903/l50


2 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/18 01:36:42 ID:kDyaDBJT
よっしゃ2get


3 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/18 02:33:45 ID:pQ9lAlZY
ほしゅしゅ

4 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/18 03:02:25 ID:k6v1OT/h
>>1
スレたて乙。

5 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/18 12:25:19 ID:/OUsPBDx
即死しそうなのでageage

6 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/18 21:10:52 ID:JQsdMx//
シエラタン・・・あげ

7 名前:36 ◆UKLxAfMCvI :05/01/18 21:36:23 ID:VSH6evzW
勝手ながら、ちょいと某所での没ネタ投下させて頂きます
× × ×
 リビングに移動すると、テーブルには既に食事の準備が出来ていた。
 シチューに鶏肉のハーブグリル、中央には手程の大きさのパンが幾つかバスケットに入っている。
 男性が作ったモノとは到底思えないような出来栄えで、どれもが美味しそうだった。
「…何時、そんなに料理が上手くなったんだ?」
 思わず訪ねてしまう。
 もう100年以上前の事だ。ドラグーンになる前。戦争が始まる前までさかのぼる。
 記憶が少し曖昧ではあるが、確かラルクの料理は見た目、味共に正に“殺人的”なモノであった。
 あまり思い出したくない事だが、それを食べた日の夜中、あまりの腹痛で一睡もできず、
 翌日瀕死状態にも似たような容体(?)にまで追い込まれた。
 それを食べた自分も自分だったが、そんな料理を平然と食べられたラルクもラルクだった。
「ああ。以前アイツから教わった事があってな。
 それに近頃、料理をする機会が増えた。どうせだと思って練習したんだ」
 エプロンをつけたまま、キッチンからコーヒーを持ってきたラルクが言う。
―――ピンク色のフリル付きの見るからに少女向けと言わんばかりの代物。
 ユウが以前「シエラちゃんがつけたら似合うと思ったんだ〜♪」と言って私にくれたモノだ。
 一度つけてみたが、やはり年齢云々で非常に恥ずかしかった。
 結局、ユウがいる時しか使う事はなかったが、それはそれで嬉しかった。
 使わない時は、大切に自分の部屋に飾ってあったハズだ。

8 名前:36 ◆UKLxAfMCvI :05/01/18 21:38:01 ID:VSH6evzW
 が。
「……」
 ラルクが…ラルクが…
 といった感じで、頭の中で何かが崩れ去る音がした。
 普通に考えて似合わないだろう。なのに、何故微妙に似合っているのですか私の弟よ?
 そのエプロンは私のモノなのだが? というより何故私も自室から無くなっていた事に気付かない?
 もうこれではアレじゃないか。なんだ、その…女性向けというか、まぁそんな…

 その場で無言で立ち尽くしていた。
 カタカタと怪しい、というより怖い音を立てて震える。

「!?」
 そんな姉の様子を見て、一種の恐怖を感じるラルク。
 とにかく食事を済まさせようと、姉を席に座らせ、自分も合い向かいの席に座る。
「と、とにかく食べよう」
 何がどうなってしまったのか分からないラルクは、とにかく食べるように促すだけだった。
 呆然としているシエラ。
 そんな姉に激しく混乱するラルク。

× × ×
ここで打ち切りというか終了
この先の展開がエロに結びつかず、断念(この時はpart1,2共にエロ有り方針だったので)
板汚しスマソ

9 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/18 21:55:31 ID:FFaXY3J3
1さん、おつかれ様。

10 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/19 17:05:40 ID:oJq94HoV
何か即死しそうなので保守

11 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/19 17:51:45 ID:oj1Mf3r5
ダナエターン!!!

12 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/19 22:22:54 ID:SY8Hzb0C
保守。

13 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/19 23:26:11 ID:NlAGmypU
ラルクの自慰きぼん

14 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/20 00:00:41 ID:IHl0h5LU
>13
それはいつかの香具師も言っていたぜ。

15 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/20 00:43:01 ID:IHl0h5LU
>13
というか需要はあるのか?試しに書いてるけど…
無論内容はシエラの下着でいけないことをするラルクな訳だが…

16 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/20 01:23:45 ID:9r6U9vng
それを見て自慰するシエラ

17 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/20 01:29:15 ID:BidZmYB/
>>16
お前頭いいな。
>>15さん、どうっすか?

18 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/20 07:57:02 ID:bdGhCp5N
>15
|ω・)ノシ

>16
その後、シエラに弄られるラルクもいいな

19 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/20 20:12:54 ID:+SnelxTw
ダナエとシエラの亜人レズプレイとか!

20 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/20 21:56:59 ID:DDK/Ps6v
3もいいものだ

21 名前:15 :05/01/20 22:57:55 ID:fhv/ntKP
>16
何かややこしいな…

>17
面白そうだけど…難しいって

>18
更にややこしい状況に突入だな。
俺的には自慰では物足りないラルクがシエラを襲うに一俵。


頑張ってるけど何分初めてもんで四苦八苦しているよ…取り敢えず、皆期待しないで…

22 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/20 23:02:47 ID:bdGhCp5N
>21
ラルクがシエラ襲う2票目

23 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/21 00:06:13 ID:kb/kjY9d
シエラ萌えだからなんでもありっちゃああああああああああり

24 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/01/21 15:57:25 ID:yAxBD8Be
少し内容を削って仕上げてみた。ここが即死しかねんし。

今夜辺り投下予定。

25 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/21 22:16:40 ID:6lxkiDfA
即死防止期待さage

26 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/01/22 02:14:50 ID:N5LMwXVQ
こっそり投下開始。
タイトルは(仮)がはずれただけで
『求める先に 〜愛欲旅情〜』になりました。(えー)

27 名前:求める先に :05/01/22 02:15:29 ID:N5LMwXVQ
 にちゃにちゃと粘着質な水音と肌同士がぶつかり合う乾いた音が、熱い吐息と
共に薄暗がりの中で響く。壁に手をついて腰を突き出し、立ったまま後ろから
少女が犯されて喘いでいた。壁についたまま重ねられた無骨な手と、時折甲高く
上がる嬌声が拒否の色を一切含んでいないのが、決して彼女が一方的な欲望の
捌け口にされているのでなく、むしろ進んで犯されているのが伺えた。
「奥にッ! 奥にぃッ!」
突き出された舌を伝った唾液が床へと垂れるのも構わず、少女は自分の中心を
最奥まで貫く肉塊を、自身の肉欲に支配された器官で思う存分受け止め貪る。
やがて間近にまで訪れた限界は、肉塊の持ち主の方のものだった。
「リース…くぅッ!」
「あぅッ、いぃんんッ! く、くださいッ、膣(なか)にくださいッ!!」
限界を感じて身を起こしたデュランが、目の前の汗の浮いた美しい背中に金色の
コントラストが広がっているのを眺めながら、リースの腰を掴む。ガクガクと
震えて崩れ落ちそうなそれとがっちりとひとつに繋がったまま離れぬように、
そしてリースに快楽を与えようとしていた今までの動きから、自身が快楽を得る
ための動きに切り替えるために。
「あッあッあッあッんあッあッあッあッあッんんッ!」
腿の筋肉がリズミカルに柔らかい尻肉を叩いてはリースの艶やかな声が上がる。
一本調子にならないように腰を溜めて深く突いてやると、一際高い声と共に
強く締め付けてくるのが堪らない。それでも射精を堪えるのはできる限り我慢を
重ねた方が、より高い快感を得られるのを知っているから。最後の最後に抜ける
寸前まで腰を引くと、一気に最奥までを貫いた。
「出る…! うぅッッ!!!」
「あひッッ! 来てるッ! 来てるのぉッッッ!!!」
リースの秘肉に包まれたまま、欲望の塊から精が迸って膣内を白く染めていく。
注ぎ込まれる熱さを尚も搾り出そうとするように蠢く肉襞の圧倒的な快感に気を
失いそうになりながらも、歯を食いしばって耐えつつ射精を続ける。壁に涙の
跡を残しながらずり落ちていくリースに、尿道に残った精までも注ぎ込もうと
仰け反ると、天井の隅に染みが見えた。

28 名前:求める先に :05/01/22 02:16:39 ID:N5LMwXVQ
 デュランはフォルセナに恋人がいるのかも知れない。リースがそう思うように
なったのは初めて抱いて貰ってからそれまで―――5度目の挑戦で月読の塔を
突破し、ランプ花の森で最後の精霊ドリアードを仲間にして忘却の島へと。
デュランが引き抜いた聖剣を攫われたフェアリーと引き換えに紅蓮の魔導師に
奪われ、マナストーンに封じ込められていた神獣達との戦いが始まるまでの
数日―――の間、デュランは以前のように優しくはあるが、先を急ぐ旅でそんな
事に耽る暇はなかったとは言え、特に何もしてこようとしなかったからだった。
デュランに対する呼称は常に呼び捨てになり、リースの気分的にデュランは
既に恋人の位置付けにあったのだが、一方のデュランは素っ気無い。
「妙に手馴れてたしねー。」
「え………ッ!?」
相談したフェアリーがあの時デュランの中で黙っていただけで起きていたのには
愕然としたが、言われてみればデュランの手際は初めて女性を抱くという風では
なかった。話に聞いた破瓜もそれほどの痛みを伴わず、そればかりか初めての
絶頂まで導いてくれたのは、彼の手腕による所が大きいだろう。その時の自分を
思い出すだけで耳までが赤くなっていくのが分かる。しかもフェアリーにまで
見られていたという事実に穴を掘って埋まりたい気分に駆られたが、埋まっても
どうしようもないので我慢した。冷静に考えてみれば恋人がいないとは一言も
聞いていない。切羽詰って「好きになってくれなくてもいい」と迫って情けを
貰った手前、それに対して自分は何も言えないのだ。早まったとも思うが後悔は
していないし、したくもない。リース自身、初めての恋を持て余していた。
ついに取り戻す事ができた弟が生まれた時、母は死んだ。母の温もりを知る事の
できぬ弟の母代わりになろうと―――弟のために大人なろうとした幼い少女は、
常に現実を見据えていようとした。同年代の子供の遊びも楽しみも知らず、ただ
ひたすら大人になろうとした現実主義者の少女―――リースが初めて抱いた
ロマンチシズムとも言うべきものが、デュランへの想いだった。なまじ経験が
ないだけに持て余すのも当然と言えよう。で、それについて進退をフェアリーに
(アンジェラ抜きで)相談してみれば
「どうしたらいいって……寝取れば?」

29 名前:求める先に :05/01/22 02:17:30 ID:N5LMwXVQ
略奪愛を勧められたりした。その時のリースの表情は筆舌に尽くし難い、と
フェアリーが後世に語ったかどうかは不明である。

 その日と翌日は休みで、いわゆる連休だった。
神獣が復活し各地を転戦するも、世界を滅ぼす力を秘めた存在は圧倒的だった。
軍事力を備えていた主な各国は聖剣をめぐる騒乱で疲弊しており、神獣に対して
対策が講じられない現状の今、実質的に世界の命運はデュラン達に委ねられて
いるも同然だったのである。自分達が斃れれば世界は終わる。負けの許されない
戦いを慎重に進める戦略の一環として、八体いる神獣との戦いの翌日には休日を
設け、疲れを癒してから次の神獣との戦いに臨めるようにしたのだった。何体か
神獣を倒す内、神獣の力が曜日によっては弱まる事も分かり、それを考慮に
入れると連休さえも幾つかできた。その内のひとつ。それを利用したリースの
アプローチが進んでいた。
「一緒に寝てもいいですか?」
話もあるし、と枕を持ってデュランの部屋を訪ねたのは、フェアリーの入れ知恵
である。部屋が取れないなどの場合を除けば、基本的に宿での部屋は男女別に
取っている。一人部屋で寝ようとしていたデュランに、リースが奇襲を掛けた
形になった。女性陣にはちゃんと二人部屋を取ったのだからと、至極真っ当な
論説でそれを退けようとしたデュランだったが
「私の事、嫌いになりましたか?」
「論点がスリ代わってる気もするが、そうじゃなくってな…。」
女神の知恵仕込のやや眼を潤ませての台詞で、あっさりと突破されてしまった。
半ば無理矢理同衾と相成ったが、デュランはリースに背を向けている。二人で
寝るには狭いシングルベッドで、むしろこれ幸いとばかりに身体を擦り寄せて
背中に張り付いてくるリースに正体不明の危機感を覚えながら尋ねた。
「そ、そういや話ってのは?」
「別に、特に何かを話したい訳じゃないんです。」
「?」
「明後日にはどうなるか判らないから、一緒に…居たくて。」

30 名前:求める先に :05/01/22 02:19:54 ID:N5LMwXVQ
本来なら弟のエリオットを取り戻した時点で、リースは旅の目的を達している。
しかし、リースはデュラン達と共に旅を続ける事を選んだ。世界の危機という
事もあったが、想い人と一緒に居られる上にその力にもなれる。自然とその
仲を深める事もできようとなれば、最近になって思春期を迎えたと言っても
いい少女に、これ以上の理由はなかろう。
「だから…ごめんなさい。」
「え…うぉ!?」
リースが抱きついてきたかと思えば、デュランは自身の身体が不意に重くなった
ように感じた。それよりも驚いたのは、リースの細い指がズボンの上から股間の
逸物を捉えた事だった。慌てるも身体は思うように反応しない。全身に何かが
纏わり付くような、それでいて重しを着けられたような感覚。
「魔法を…うッ!」
スピードダウンとパワーダウンを併用して使われたらしい。その上達振りを
素晴らしく思うも、目的が夜這いを掛けるためというのにやや苦笑する。そんな
デュランの内心は、仰向けにされてリースから唇を塞がれる内に掻き乱され、
股ぐらをさすられながら舌を絡め取られる頃には消えていた。服を脱がされて
いくのも、身体が自由に動かない今は抵抗を諦めざるを得ない。
「えっと…。」
「ほら。」
もっとも、リースに抱かれる(?)のが嫌な訳ではない。ズボンを脱がそうとした
リースに協力して腰を浮かせてやる。デュランの思わぬ協力で少しだけリースの
頭が冷えた。部屋に入る前は恋人の有無を尋ねようとも思っていたし、ちゃんと
お願いして抱いて貰おうとも思っていた。恋人がいるという回答をされたり、
拒絶されるのを怖れる余りにこちらから押し倒す形になってしまい、一体何を
しているのだろうとも思ったが、今更走り出した激情を止める事もできない。
静かにズボンと下着を下ろすと、硬度を伴いつつあるそれに突然口付けた。
「ッうぁ、リース。」
「ん……んん…。」

31 名前:求める先に :05/01/22 02:23:40 ID:N5LMwXVQ
粘膜に包まれ一気にそそり立った剛直に拙い愛撫が施される。まずリースが
抱いた感慨は幹の硬さと雄の匂い。そして亀頭の柔らかさと鈴口から染み出す
先走りの苦味だった。フェアリーの教えてくれたように舌を雁首に巻きつけ、
唾液を塗しながら擦り、吸い付き、締め付け、舐っていく。『どこが感じるか
探り出すのが重要』そう教えられたのを思い出し、デュランの様子を伺いながら
舌先を這わせていく。
「リ、リース…ぅッ!」
咥えたままデュランの顔を覗くと自然と上目遣いとなった。その仕草も男心を
くすぐる刺激のひとつとなっている事には気付かず、丹念に奉仕を続ける。
幹を伝わった唾液が草むらを濡らす頃、慣れない行為に顎が疲れたのだろう。
一度口内から剛直を開放すると何度か熱い息を吐いた。
「…唇でくびれてる所をしごくんだ。」
再び口での奉仕を再開しようとしたリースにデュランのアドバイス。
「舌で先の穴を」と付け加えられてリースが実行してみる。
「ん…! そうだ、あぁ…。」
デュランが自分の愛撫で心地良さそうにしているのが嬉しくて、より一層奉仕は
丹念になっていく。デュランの方も自分がどうされると気持ちいいかを次々に
リースに教えていった。指で、舌で、唇で、時には歯で、亀頭を、雁首を、
幹を、袋までを そうされる内に限界が近付いていく。
「そろそろ、出るぞ…!」
「んっ、んッんんんっンッ。」
裏筋に這わせた舌、そして上顎でぎっちりと口内の空間を極力減らすよう剛直を
挟み込んで吸い付きつつ、頭を上下に振って全体を愛撫する。初めてという事も
あって駆け引きもペースもない全力疾走での行為に、間もなく噴火が始まった。
「出るッ〜〜〜ッくぁッ!!」
デュランが限界まで堪えてもリースは咥えたまま、その迸りを口内で受けた。
何度も放たれる熱くて形容し難い味の粘液、それに伴って口に広がる濃厚な
雄の匂いに夢中で喉を鳴らした。喉に引っ掛かる奇妙な味わいの体液が愛しい
人の身体から湧き出た物だと思えば、そしてそれが自分の一部となって自身が
相手の色に染まっていくようにも思え、ただただ嚥下を続ける。更に言えば、
デュランを快楽の果てへと導ける口唇での奉仕は、既にリースの中で辛苦から
至福の行為へと昇華されていた。

32 名前:求める先に :05/01/22 02:24:23 ID:N5LMwXVQ
「………ん。」
魔法の効果が切れたのかデュランの身体に自由が戻ったのは、リースが率先して
精を放ったばかりの剛直を舌で清めている時だった。身体を起こしたかと思えば
リースが声を上げる間もなく、逆に彼女をベッドに組み敷いていた。
「随分と好き勝手してくれたな。」
意図した低めの声と、肩を掴む手の力にリースの身体が強張るのが分かる。
「今度は俺が好きにさせてもらうぜ。嫌だって言ってもやめねぇぞ。いいな。」
有無を言わせぬ口調で迫る。今回のリースの半ば一方的な行為には、デュランも
それなりに思う所はあった。確かに初めてリースを抱いてから何もしようとは
しなかったが、世界存亡の危機にあってそれどころでなかったのも確かで。
二人の関係をどうするかは、できれば全ての事が落着してからにしたかったのが
本音だ。(途中から受け入れてたようにも思うが、欺瞞と思いつつも無視する)
そして関係を繋ぎ止めるだけに身体を重ねるなどというのは、デュランにとって
唾棄すべき行為のひとつである。もしもリースがそのために身体を許すつもり
だったとして、強引に迫られた上でそんな素振りを少しでも見せようものなら、
部屋から叩き出すつもりでさえいた。が、当のリースには
「はい、好きにしてくださいッ!」
あっさりと、そして本当に嬉しそうにそれを受け入れられてしまった。関係を
繋ぎ止めるとか、そんな打算などその笑顔にはなかった。好きな人が自分を
望んでくれる、そんな無上の歓喜だけがそこにあった。逆に毒気を抜かれたのは
デュラン。凄んで見せた分、これで自分に向けられている純粋な歓喜と期待に
応えざるを得なくなってしまい、苦笑するしかなかった。
「好きにしてください…早く。」
「そうさせてもらう。」
焦れたようにせがまれてデュランも覚悟を決める。手始めに互いの口元を唾液
塗れにするぐらいの濃厚な口付けを見舞おうと唇を寄せた。

33 名前:求める先に :05/01/22 02:25:38 ID:N5LMwXVQ
 最低限の気遣いを残しつつも、デュランは望むままにリースを幾度も抱いた。
まず足を指先から丹念にしゃぶり尽くす搦め手から入り主導権を奪い返すと、
初めてと同じように正面から、壁に手をつかせ後ろから犯すのは冒頭の通りで、
自分が横になってリースに自分から跨がらせたりもした。一方的に搾り出された
お返しとばかりに剛直を咥え込む膣内の具合を実況し、羞恥を煽ったりもする。
「内側のひだひだが絡み付いてきて…エロいなぁ、リースのマ○コは。」
デュランとて男であり、女性に対する従属願望も持ち合わせている。わざと
下卑た言葉を選ぶ事で恥じらいに滲んだリースの顔が拝めた。そうしていく内に
今回はアンジェラに気を使う必要がない事もあって、リースも大胆になっていく。
教えられた奉仕のやり方を復習しようという意味も含めて、精を放ったばかりの
デュランを舌で清め、再び隆々と勃ち上がるまで―――時にそのまま喉に精を
放つまで丁寧に奉仕し続ける事さえあった。回数を重ねる毎に相手の身体への
理解は自然と深まり、半ば一方的な駆け引きを伴って濃密な愉悦で二人は何度も
満たされる。
「ほらッ、どうした? 届かないぞ?」
「はッ…あぁ…あひッ!」
立ったままリースを正面から抱え上げて繋がり、そう広くない部屋を歩きつつ
突き上げる。フェアリーがデュランの中で『今度は駅弁とは…結構多彩ねー。
それにしても何気に絶倫だし。』と、密かに眺めているのは余談としても、
リースはそうやって焦らされていた。最初は抵抗があったが、後ろから膣奥を
突かれるのも悪くはなかったと思う。顔を見られないのは難点だが、容易に
奥までデュランが届くし、背中に厚くて熱い胸板がぴったり張り付く一体感も
良いと思う。それでもやはり敵わないと思うのだ。正面から抱き締められ、
ひとつになって舌を絡め合うのには、と。初めて達した時のそれが癖にでも
なったのかもしれない。限りなくデュランとの境界がゼロに近づくからなのかも
しれない。それだけで、それだけでリースは堪え切れずあえなく絶頂へと―――
半ば強制的とも言えるまでに―――登り詰めるようになってしまっていた。

34 名前:求める先に :05/01/22 02:27:10 ID:N5LMwXVQ
今も、デュランの首に回した手で自分の身体を引き寄せるようにして舌を伸ばし
絡めようとするのだが、身体を起こすようになるのでそれに併せて自分の膣奥を
穿つ剛直が、奥まで拡張するように突き立てられてしまう。しかもあと少しで
届きそうになると、デュランが身体ごと揺さぶりを掛けるのだ。膣奥を突かれる
快楽に力が抜けて、また元の位置に戻されるのを繰り返すのは既に数え切れない
回数になっていた。更に、普通に膣奥を突かれる事で絶頂に達しそうになると
今度は歩く事すらやめてしまう。リースの内で盛る情欲の炎は、燃え尽きずとも
消えぬよう燻らされ続ける焦らされ具合だった。
「もッ、おかしく…ッ、んッ! おか、しくなりそッう…ああッ……!!」
デュランが腰と脚を止め、リースはまた登り詰める直前で足元を崩された。鈍い
快感に全身を蕩かされながらも決定的な快絶へと至れず、精神は既に満たされぬ
獣欲に蝕まれている。同時に、もしこのまま限界まで溜め込んだ快感を一気に
解き放つほどの絶頂へ撃ち上げられてしまったら、とも思う。それこそ二度と
戻れない場所へと運ばれ、どうにかなってしまうのではあるまいか。それでも
怖れはない。デュランが望んで自分をどうにかしようとする全てを、できる限り
この身で受け入れられるのが誇らしくも嬉しく思えて、与えられ奪われるままに
全てを甘受していた。
「…どうされたい?」
頃合を見てデュランが尋ねた。
「はぁ…はぁ…デュランの、好きに…ぁくぅッ!」
「こんなに俺を離そうとしないのにか?」
この期に及んでリースは従順な姿勢を崩さない。だがそれが最後まで残った
恥じらいの一欠片である事をデュランは見抜いていた。既に自分では鎮める事の
できないほど燃え盛った炎を消して―――否、全て燃え尽きるまで休む事なく
自分を責め続けて欲しい事を。子宮口を小突いてやれば裏付けは簡単に取れた。
「…くださいッ! デュランが欲しいのぉッ!!」
「よし…そろそろいくぞッ!」
「あはッ! あッあッあぁあッ!!」
しばらく前からデュラン自身が収まったままの蜜壷は、溢れるほど幾度も放った
精汁でぬかるんでいるにもかかわらず、健気に締め付けてくるのが心地良い。

35 名前:求める先に :05/01/22 02:28:58 ID:N5LMwXVQ
それだけすれば流石に種も尽きんばかりで、すぐには達せられようはずもなく、
どうせなら焦らすだけ焦らして締め括りに最も激しい快絶を味わい、味わわせ
ようとも思っていた。猛然とリースを揺さぶり、このまま終極へ到達しようと
動き続ける。散々焦らされ膣奥を突かれる度に軽い絶頂に引き上げられての
リースの締め付けがそれに拍車を掛ける。涙で頬を濡らし揺さぶられるだけで
艶かしい声を上げる金髪の獣を抱えるための尻肉に喰い込ませた指が、そのまま
柔らかい感触を愉しむために蠢くと、首に回されたいた手に力が戻っていくのを
感じた。むしろそれが最後の力だったのだろう。快楽の果てに辿り着こうとする
浅ましくも純粋な衝動が、情欲に炙られるリースの身体を引き起こしていく。
「デュラ…ンッ!」
それに漸く応えたデュランの舌先と舌先が触れ合った瞬間、それが起こった。
「あはぁぁーーーーッッッッ!!」
「くッ…ああッ!!」
溜まりに溜まったものに点けられた小さな種火が、一気に爆裂と化す。限界まで
仰け反って上げられた甲高い歓喜の声が部屋を満たし、絶頂へと押し上げられた
リースに呼応するように、デュランも子宮を満たさんばかりの精を解き放った。
「うッ! うッ! んッ!」
最後の一滴までを貪欲に搾り出そうとするかのように、快絶のままの締め付けを
保った膣内に白く濁った粘液が何度も吐き出される。我慢に我慢を重ねた末に
得られた凄まじい快感と、ありったけの精を放出した事により立ち眩みが起こり
倒れそうになったのを何とか堪えた。一方のリースは完全に力尽きてしまい、
手を離してぐったりと倒れてしまうところを危うく支えてベッドに寝かされる。
そうしてからデュランもそのままベッドに倒れこんだ。精も根も半ば尽き果て、
体液に塗れた身体を清める余裕すら残っていない。ここまで全力を尽くせるのも
明日も休養日だからなのだが、休養日に疲れてたら意味が無いなと思いつつ、
リースの方を見やる。
「どうしたんだ?」
「こんなに注がれたら…流石に授かってしまうかもしれませんね。」
「ん…。」
荒い息を整えながら下腹を撫でていたリースがどことなく嬉しそうに呟いた。

36 名前:求める先に :05/01/22 02:30:08 ID:N5LMwXVQ
荒い息を整えながら下腹を撫でていたリースがどことなく嬉しそうに呟いた。
ローラントはマナの影響か、男性よりも女性の方が多く産まれる土地である。
国の守り手は自然と女性がアマゾネスとして務める事となり、有事の際に国を
守るための女性が身籠っていては不都合な場合が多い。それ故に、こと妊娠に
関わる性知識は他国よりも一歩抜きん出ていた。女性が大体どの生理周期で性交
すると孕むかの計算式も存在しており、それによればリースが孕むとすればもう
少し先のはずだが、個人差もあるし、あくまで大体でしかないのも事実だった。
リースの言う大丈夫はこの辺りから来ているのだが、何事にも例外はある訳で。
「俺としちゃ、元気に産んでくれさえすれば文句ないんだけどな。」
周りからは色々言われそうだけど、とデュランは続ける。少し驚かされたのが
リース。仮に身籠っていたとして、認めてもらうのは自分でも半ば無理だろうと
諦めていた子供を、まさか産んでも良いも同然の事を言われるとは予測の範疇に
なかった。
「恋人がいるんじゃ、ないんですか?」
「え?」
思わず尋ねてしまってから僅かに後悔。仕方なく、フェアリーと相談した時の
事を話していく。全てを聞き終えたデュランがぽつりと漏らした。
「…あれがそう言えるんだろうかな。」
「?」
「旅が終わったら、話す。」
そう断じてから、優しくリースの髪を撫でた。



続くの?

37 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/01/22 02:38:03 ID:N5LMwXVQ
翌日も一日中ヤってるような話だったがカット。(連休ってのがその名残)

朝、御奉仕で起こしてくれるリースとか、昼間の明るいところでピンク色の
粘膜をじっくり観察されて恥じらうリースとか、稽古にかこつけて連れ出された
野外で犯されるリースとか書きたかったのになぁ。

とりあえずローラントにはオギノ式が存在するという俺設定。
(言いたい事はそれだけか)

38 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/22 10:33:49 ID:SpkPxBaJ
おおう、早速GJ!

39 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/23 15:33:15 ID:fD0fH0+q
>>37
GJ!
いやいや、是非続きをお願いします。
容量増えるし、何より読みたいっす。

40 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/26 08:18:10 ID:XHLc6wo2
しえらまだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!??!?!?

41 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/28 13:57:40 ID:1BhbK1gf
保守。

42 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/29 05:23:13 ID:B7b7O2jp
あげますね

43 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/30 20:40:33 ID:ICXTvkYy
神降臨を祈ってage↑

44 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/31 15:21:01 ID:C/7LmBwZ
カシンジャ先生マダー?

45 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/31 17:11:25 ID:RKrNPI/q
そろそろLOMの女主人公たんを・・・

46 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/31 17:36:41 ID:bkSiJ/5h
ねえ、LOMは萌えキャラの宝庫だから是非とも

47 名前:名無しさん@ピンキー :05/01/31 20:29:33 ID:i0pODntk
ホワイトパールタンキボン

48 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/01 14:27:20 ID:OVlbgTOJ
バドコロでぜひ!

49 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/02 07:45:35 ID:7I6k3J/H
コロナかわいいよコロナ

50 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/03 19:41:10 ID:eH3yMVmY
ラビ×草人で!

51 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/04 21:31:50 ID:0vNTXtTr
LOMの女主人公たんは可愛いよな

ネタはあるけど文は全部書ききれそうにない…

52 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/02/05 01:48:40 ID:mpBjWdRU
深夜アニメもやってないし、心残りもあるんで次の話でなく、36からの
続きみたいなものを部分的に書きたいとこだけ推敲もロクにせず直に
書いてみる。

 張り詰めた一部を温い何かで包まれている心地良さで眼が醒める。
起こしついでに、男の朝の生理現象に乗じて一番搾りを味わおうとする
相手の頭を、夢現のまま習慣のように撫でようとしたところで違和感を
憶えた。習熟不足から来る舌の動きのぎこちなさ、今一歩踏め込めない
消極性、何よりここは起き慣れた自分の部屋ではない。
「んっ…おはよう、ございます。」
「…おはよう。」
朝から勝手に奉仕をした事からか、何処となくバツの悪そうな顔で男の
起き抜けの状態など知る由もなく挨拶してきたリースに続けるように促す。
許可を得、マイナス要素のひとつである消極性は完全に消えていた。
鈍った頭で甘受するそれは、夢精にも似た快感があるとリースの頭を
撫でながら漠然とデュランは思った。
「…く……ん!!」
そのまま我慢の一切を放棄してリースの口内へ、予告なしに白濁を
ブチ撒けていく。今襲撃を受けたら剣を取って闘えるだろうかと、益体も
ない事を考えながら、朝一番の射精特有の心地良すぎる脱力にその身を
委ねる。
「あの、どうでしたか?」
精液を嚥下し、自主的な『お掃除』を終えてからリースが尋ねる。彼女に
口戯を教えたのはまだ昨夜の事だ。ぎこちなくはあったが、しっかりと
絶頂まで導けたのは彼女の懸命さに拠るべき所だろう。
「気持ちよかったよ。ありがとう。」
改めて頭を撫でられ、リースは顔を綻ばせてから
「次は私にも…。」
唇を重ねようとする。デュランが起きる前に眼を醒まし、初めて見た
朝立ちに彼女は―――純粋な欲情を覚えていた。

53 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/02/05 02:01:31 ID:mpBjWdRU
舌を何度か絡めて離れる。少し驚いたがデュランにも異存はない。
「…いいぜ。まだ余裕はありそうだしな。」
指をリースを瑞々しい身体に這わせながら、寝起きの悪い自称
『美少女魔導師』が起きるまでには、少なくとも1回はじっくりと
色に染まりだした少女を抱けるだろうとデュランは計算する。
朝日が肌に金色の髪に弾けて煌いていた。



暇があったら掌編程度のをもうちょい出すかも。

54 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/05 23:25:18 ID:ssSjYsfc
女主の文を考えているんだが…
ここの住人は女主の性格とか名前をどういう風に考えてる?

55 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/06 02:14:50 ID:K15eitGn
>54 名前は片仮名でユウか漫画版の名前かマナ辺りでいいんじゃないか?
女主、俺は口数少なくて首つっこみたがり、マイペースなイメージだな。

56 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/06 23:30:44 ID:lPkadr3Y
>>54
俺の中でやや高飛車なイメージがあるのは
やっぱり漫画の影響か・・・?

57 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/07 19:04:17 ID:HkZr+0JV
自分も口数少ないけどのほほんとして自由きままな感じ。

58 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/07 20:52:06 ID:5ZIkL0lt
リーデュラGJ!!


59 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/10 05:50:01 ID:AarKg/76
草人が文字通りむしられるSSキボン

60 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/10 19:16:59 ID:IENyX3it
草人って男?女?
というか雄?雌?

61 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/10 19:21:54 ID:AarKg/76
雌雄同体じゃ?
それはそうとLoMを語ろうのHPが更新終了しとる・・・orz

62 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/10 22:25:35 ID:IENyX3it
雌雄同体か…
そうだったのか…

女主人公のSS投下してよい?

63 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/10 22:46:50 ID:FFO86aCI
ちょっと嫌

64 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/10 22:52:33 ID:wj9/GUfE
いいよ、いいよぉ

65 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/11 14:56:20 ID:SiaVUqcV
どんと来い

66 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/02/12 02:39:37 ID:7FTihbkn
 睡眠をたっぷり取る事で魔力の回復を促す、という真偽は定かではないが
何かともっともらしい理由で朝が極端に弱いアンジェラが起きた時には、
リースもデュランも何時もの佇まいでいた。
「久々に手合わせでもしようぜ。」
適当な店でブランチを済ませ、腹ごなしにデュランが身内での鍛錬に誘った。
以前から暇があれば割と見られた事である。剣と槍と杖、得物は違うが
切磋琢磨する分には問題ない。
「あたし、パス…眠いし。」
欠伸をしながらアンジェラが一抜けするのもよくある事。これまでの激戦を
潜り抜けてきた戦士二人に対して、魔法使いの内では肉弾戦闘でもトップ
クラスの技量を持つであろうアンジェラでさえ相手にはならない。その分、
魔法でなら二人に大きく水をあける事はできるのだが。餅は餅屋という事か。
「寝不足ですか?」
「誰のせいだと…ッ、もういいわ。」
先に宿に戻ってるから、とだけ言い残してアンジェラは席を立った。いくら
朝に弱いと言っても、今日は何時にも増して眠そうなアンジェラの様子に
残った二人が揃って首を傾げるのは、彼女が自分の分の食事代の支払いを
していないのに気付く15秒前だったという。

「…まいった。」
深く息をついてから降参したデュランはそのまま草の上に座り込んだ。
鍛錬はお互いに鞘をつけたままの得物で打ち合うもので、純粋な力量なら
デュランはリースから3本の内2本を確実に取れるぐらいの差があった。
「まさか俺の膝を足場にするとはな。」
「とっさの思い付きですよ。」
先ほどの1本では、リースに数少ない白星のひとつがついたようだ。
槍のリーチの長さは懐に入り込まれると一転、脆くなるという定石通りに、牽制の
突きの戻しに併せて踏み込んだデュランが一撃を見舞う。槍の柄で危うく
受け止めたリースは、ただ後退しても間合いを詰められたままと見るや逆に
デュランを押しに掛かる。虚を突かれたデュランが力比べを挑むのが一瞬遅れ、
その刹那リースはデュランの膝を足場に、最も対処が難しい頭上へと跳び上がる。
身軽さを身の上とするアマゾネス仕込ならではの一撃で雌雄は決した。

67 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/02/14 03:19:32 ID:YIdtKsMj
手合わせの場所として選び、休憩とばかりにデュランが寝転がった草原は、
宿のある街からは少し離れていた。防風林として植えられたであろう木立が
街からの視界を遮っているのもあって、鍛錬をするのにも寝転がるのにも
適している。
「大丈夫ですか?」
「ああ。………。」
覗き込むように歩み寄ったリースからデュランが不意に視線を背けた。
「どうしました?」
「いや…別に。」
「あ、これは別に見られても平気ですから。」
時たま投げかけられる視線の先が、スカートの中へのものだと気付いた
リースが手ずから裾をやや持ち上げる。その仕草に微かにデュランが自分の
心臓が跳ねたと思う間もなく、生地の紺色が再び眼に飛び込んでくる。
そりゃそうなんだが…、などと呟きながら身を起こして頭を掻く。アマゾネスの
装束はその構造上、下方からの視線に対して無防備になりがちであり、
跳ね回ったりするのには少々恥を忍ばねばならないという欠点がある。
そこでアメリアという名のとあるアマゾネスが、下着の上から穿く事で誰かに
見られても問題ないよう、且つ高地であるローラントの気候を考慮に入れ、
厚手の生地を用いる事で防寒性を兼ね備えた着衣を開発した。これが瞬く間に
広まり、今もリースが下着の上から同じものを身に着けているという訳で。
デュランにとってはどこか気恥ずかしいが、リースは一向に気にしていない。
王族として育ったが故か、それともそれがローラントの国民性なのか、羞恥の
感じ方に微妙なズレがある原因はどっちだろうとデュランが考えているところに
「見たいなら堂々と見てもいいですよ?」
などと言われたものだから、何故だか自分だけが恥ずかしがるのが癪に思えて
口を開いた。
「そうだな。…リースのもっと恥ずかしいところは全部見てるしな。」
言葉もなくリースが一瞬で頬を朱に染めたのを内心でほくそ笑むと、調子に
乗ってこう続けた。
「ここで見せてくれるか? リースを全部。」
「……ッ!」

68 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/02/14 03:38:03 ID:YIdtKsMj
勿論デュランは軽い冗談のつもりであって、ほんの少し溜飲が下がればそれで
問題はなかった。なかったのだが、ただの冗談だと言おうとしたその時
「…分かりました。」
「へ?」
「デュランには、デュランになら…私を全部見てください。」
リースが手に持った裾を臍が見えるまで捲ってしまい、デュランはまたしても
後に引けなくなった自分の迂闊さを少しだけ後悔した。



ブルマ率が高い、それがローラントクオリティ。(違)
そんな俺設定第二段。

普通のエロでは定番だけどファンタジーとかでは使えないアイテムに
どうにか説得力を持たせようとした話。単にリースにブルマ穿かせて
ハァハァしたかっただけだろとかの邪推をしてはいけませんよ?(えー)
ちなみにアメリアは、実際にブルマを開発したアメリア・ブルーマー女史より。

69 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/14 19:50:20 ID:7nJdEzLn
うおおイイヨイイヨ〜

70 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/15 04:12:25 ID:uNCqNp8B
カモンカモン、GJですよ。

で、この後アンジェラが入ってきてって・・・
て感じか?

71 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/15 09:21:06 ID:ruhw0gVW
じゅみ編ラストで、サンドラ×瑠璃を妄想したことがある…
泣かせるには痛めつける以外にも方法がある。とか言って瑠璃をいたぶるサンドラたん(;´Д`)ハアハア

72 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/15 16:48:48 ID:iHGty7tE
聖剣SSの保管庫って無いの?

73 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/16 01:55:10 ID:tvfv2grb
リース山荘

74 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/02/16 03:45:07 ID:4zHeRtfJ
踝程度まで伸びた足元の草は柔らかかったが、石が落ちていたりしても
面倒だったので、リースの身体は立ったまま木に押し付けられる。
「ん…んッ。」
人気はないが誰が来るとも限らない場所。立ち並ぶ木の内、樹皮が比較的
滑らかな一本の傍らで舌同士が絡み合う。情熱的に口内を蹂躙する舌とは
対照的に、リースの双丘は服の上から柔らかな手つきで揉みしだかれ、
もどかしく感じるほどだった。
「あ、あの…。」
もっと触わってください、と焦れてリースが洩らす。ある程度狙っていたとは言え
こうも素直におねだりされると、デュランの内に悪戯心が芽生えてしまうのも、
男心的には仕方ないと言えば仕方ないのかも知れない。それでさっきも失敗した
訳だが、ここまでくれば既に開き直ってしまっていた。
「どこを触って欲しいって?」
「私の……恥ずかしい、ところを…。」
わざと分からない振りをしてこの科白を―――あの清楚なリースから―――
引き出せた時点で、デュランは愚息が完全に硬直するほどの興奮を覚えていた。
それでも尚、手つきは柔らかなまま具体的な場所を言わせようと振りを続ける。
「アソコ、を。」
「アソコじゃ分からないな。…言い方は教えたはずだぜ?」
「お、オマ………ッ。」
限界だった。夕映えのような赤面で、雫が零れ落ちそうな涙眼で、最後の方は
擦れた小声で、卑猥な女性器の俗称が高貴な唇から放たれたのだ。すぐさま
屈み込み、鼻先を紺色の布地の上から押し付けてしまう。
「あッ、くふぅぅうぅんンッ!」
布地の独特の肌触りを愉しむと、脱がすのも面倒とばかりに布地が下着ごと
脇にずらされる。通気性を防寒性と引き換えにした布地の下は蒸れていて、
体液で湿った薄い金の繁みと牝の匂いが露になった。今朝は時間制限もあって
しっかりとは観察できなかった秘裂から蜜が溢れ出している。

75 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/02/16 03:46:50 ID:4zHeRtfJ
「―――。」
間近にあるその様を、デュランはしばし我を忘れて眺めてしまう。月や蝋燭などの
明かりの元で見た事はある場所だ。それはそれで、ある種の幻想的な美しさと
淫靡さを併せ持った場所だと素直に思える。だが、日の光の元で見たそれにも
決定的に淫靡な要素があった。
「綺麗な色だ。」
「……ッ!」
無骨な指で拡げられたリースの秘肉は、奥まで色素の薄い珊瑚を彷彿とさせる
色合いをしていた。今からここにデュラン自身を―――いや、既にこの色合いの
肉襞に包まれたまま何度も精を放ち、更にそれが染み込むほど何度も奥までを
穿ったのだと思ったら、もう我慢などできようはずもない。ズボンを下ろして自身を
解き放つと、明るい場所で自分の最も秘すべき場所を拡げられて間近で観察される
羞恥と、観察される相手がデュランである事に密かな悦びを同時に感じていた
リースを正面から抱え上げる。
「スマン、もう我慢できねぇ。」
膝裏から手を回して臀部を掴んで支える。木を背にしているリースは後ろには
倒れようがないので、存分に尻肉の感触と紺色の生地の滑らかな肌触りを堪能
する事ができた。うっかりするとそれだけで達してしまいそうだ。
「自分で拡げてくれるか?」
抱え上げた時点で半ば元の位置に戻ってしまった股間を包むべき布地をずらし、
自分で剥き出しにしろとデュランはリースに言うのだ。リースの答えは、今から
自分の内側の襞を擦るであろう剛直を迎え入れる場所を開くだけだった。

76 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/17 22:36:39 ID:AhzasS5j
ホークアイ×リース派

77 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/18 09:21:00 ID:1R86erMO
続きキボン


78 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/18 10:55:12 ID:J8OEWl3A
>>76
氏ね

79 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/18 12:49:32 ID:jyYbcFS5
空気読んでないアフォがいるみたいだけど、俺も続き楽しみにしてるよ。


80 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/18 20:39:22 ID:XyTzep4M
>62は、何処?

81 名前:62 :05/02/19 20:11:58 ID:nF+dNApk
此処に。
>>66>>74小説投下されたのと
終わった後の方が良いと思ったんで
後日投下しまつ
迷惑かけてスマソ

82 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/02/20 01:36:44 ID:qFiK2NqJ
>81
別に気にせんでもいいですよ? どうせ即興で書いてるから後できっちり
推敲したのを.txtにでも纏めてどこかに上げようとか考えてますし。

…もしや暗に続きを速攻で書けと言われてるのだろうか。

83 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/20 01:44:54 ID:knmey7yJ
女主ssもう少し後になりそう…
言いだしっぺなのにスマソ

84 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/02/21 05:10:28 ID:gyOXdS8c
そこにデュランが突撃を敢行するも、焦りが先行してうまくいかない。
「いひぃィッ!?」
「あ…悪い。」
勢い余って敏感な肉芽を、皮をめくるようにしながら思い切り直に抉って
しまった。悲鳴にも似た声に少しだけ落ち着きを取り戻すと、目の前の
熱い吐息と唾液が漏れる唇を、あやすように舐める。流れるようにデュランの
舌が侵入して絡みついてきたからか、リースの肉芽に付き纏っていた微かな
痛みは潮が引くように消え去り、何時の間にか甘い痺れだけが残っている。
身体の何処とも分からぬ場所から溶かされていくような激しい接吻に酔う内に、
その場所にそれが合わせられていた。リースが気付いた時には既に半ば重力に
引かれるまま、自分の身体が地面に向けて『僅かに』落とされている。
「んんぅーーーッ!!」
普段なら丹念な愛撫で濡れそぼっている隘路は、それに比べて何処かが
引っかかるような抵抗があった。が、それに構わず最奥までを剛直が一息に
征服する。元から舌を絡めていたリースは堪らず登り詰めてしまい、デュランも
その証である激しい締め付けを愉しんだ。
「んふッ、んッ! ん、んんんんッッ!!」
続けてデュランが幾度も突き上げる。その動きは相手を愉しませようとするより、
自分の愉悦を極めんとするがためのものに近かったが、舌を絡めたままで
膣内を奥まで蹂躙されるリースには関係なかった。そうされるだけで自然と
何度も達してしまうからだ。その度に訪れる強烈な締め付けにも構わず、
ひたすら肉襞を掻き分けて自身を突き立てるデュランの頭の中には、リースの
内側の可憐な色合いの粘膜に包まれる自分自身のイメージが浮かんでいた。

85 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/02/21 05:13:04 ID:gyOXdS8c
「―――ッ! ――ッ!! ―――ッッ!」
今朝抱いた時と変わらぬ具合にまで膣内がぬかるんだ頃になると、リースの
喉からは呻きさえ漏れる事はなく、跳ねる身体と締め付けが彼女が達する
間隔が短くなっている事を伝えていた。それに併せてデュランも最後の一突きの
タイミングを計り、そして決める。
「〜〜〜ッッ!!!」
「ん!! …………んッ!! ぅッ!!」
子宮口を抉った瞬間にリースは高みへと押し上げられ、余りの締め付けに
デュランの快絶は喰い止められてしまう。そしてそれが微かに緩んだ瞬間、
白濁の激流が子宮めがけて幾度も起こる。美しくも淫靡な色合いの粘膜に
染み込むであろう自分の精液を夢想しながらデュランも果てた。

「―――遅いわよ。」
 そのまま力尽きるまで睦み合った後、二人が宿に戻った際に一人で夕食を
取るのも味気ないと思っていたアンジェラが、空きっ腹を抱えて半眼で睨んで
きたのは別の話であり、この夜に二人が(流石に)爆睡したのは余談である。



全部合わせると結局一話より長くなった罠。
ところでアンジェラの父親がいないってのは、詳しい設定があるのかしらん?
教えてエロい人。

86 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/21 06:29:52 ID:dxihzrlX
アンジェラの父親はゲーム中有耶無耶のままでしたっけ?
巷では英雄王かデュランの父親という説が有力?
個人的には前者希望ですが

87 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/21 18:41:13 ID:0t4YlvHP
若き日の英雄王と理の女王物語とか
それを背景にしたデュラアン物語
(両方とも光系で本編終了後)ってのも良いなあ。

88 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/21 23:06:17 ID:I/f6qsej
>>85
拝読いたしました。次回投下を楽しみにしております。デュラリー大好きです!

89 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/22 02:03:23 ID:4zyzli4e
リース以外のSSの保管庫はないの?

90 名前:何処かのフリーター ◆D5K0PnGiio :05/02/22 02:08:39 ID:3/cwQiJD
やっぱり皆似たような事を考えるんですな。(?)

では、2回目の推敲したVer.を。
ttp://www.42ch.net/UploaderSmall/source/1109005284.txt
追加した部分からしか直してないし、本筋は変わってないんで
読まなくてもいい代物。保管庫に載せたりする分には楽かも。
ないけど。(えー)

91 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/22 03:37:22 ID:NMTlYjXj
>>90
ありがとうございます!
すごく有り難いです。

92 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/26 01:33:52 ID:5/Ge34Di
保守。
前スレも含めて2chエロパロ板SS保管庫に保管してもらえないかな

93 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/28 03:39:57 ID:Nkr+OLpZ
シエラきぼん

94 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/28 13:06:17 ID:j8laXVFr
リース山荘ってどうなってるんだ?

95 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/28 17:45:21 ID:5NMQ5rye
飢えてます・・・
シエラキボンヌ〜!!

96 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/28 21:09:19 ID:nR6YjicG
>95
なぁ…妙におにゃのこっぽい姐さんになってもいいか?

97 名前:名無しさん@ピンキー :05/02/28 22:27:57 ID:gvkq6VI0
ばっちこい!

98 名前:96 :05/03/01 00:25:55 ID:A61oqk3F
>97
脳内では大体の構図が出来上がっているのだが…ラルクとラヴラヴしている姐さんでもよかと?

99 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/01 01:37:43 ID:4aAClt6g
ばっちこい!

100 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/01 14:46:36 ID:27EmajAq
ばっちこいワロタ


でも漏れもばっちこい!

101 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/01 22:37:08 ID:U9ywuIpo
>95
問題ないです

102 名前:96 :05/03/01 23:38:50 ID:A61oqk3F
三部構成の予定。まだ第一部が終らない…もしかしたら忘れた頃に遣ってくるかもしれない。
色々とやることが多いので…期待せんといて。

103 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/02 00:04:29 ID:4aAClt6g
相姦の禁忌を犯す様子をねっとりじっくり頼むぜ!

104 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/02 23:32:40 ID:QqI/SaNY
>102
期待して待ってます

105 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/03 07:19:09 ID:1QGD4IsZ
シエラ様(*´д`*)ハァハァ

106 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/03 15:59:10 ID:Kj7+rGtT
シエラってかなりストイックじゃあなかったか?

107 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/03 16:37:15 ID:I4uk8D8p
だからこそ犯す価値があるのさ

108 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/03 19:59:55 ID:6X6lZHdo
俺的には純愛を希望したい。

109 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/04 17:49:59 ID:Z3/XhbXo
ハアハアハアハア





ウッ

110 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/04 19:27:36 ID:C2xEffDl
女主人公SSマダー?

111 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/05 13:38:18 ID:Ku6puRlD
>>110
もう少し待て

112 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/06 14:51:48 ID:9Ys23lv4
世界でたった一人の僕のお姫様!リースたんなしでは生きて逝けないよ〜。
また今日もリースたんの可愛い声で昇天!!リースたんベッドでねそべらして
「あたしをいっぱい可愛がってください(はぁと)」(;´Д`)ハァハァ…
なんて可愛いことを言うんだ、リースたんっおれっおれもう………
リースた〜んリースた〜ん愛してるよ、世界で一番可愛いぼくのリースたん。
「もっとあたしを愛してくださぃぃ。」ううっ、すごく素敵だよリースたん
リースたんっ、オレダメだよ・・・・ああっ・・
リースた〜んリースた〜んリースた〜んリースた〜ん
どぴゅどぴゅどぴゅどぴゅどぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅぴゅ
ぴぴぴぴぴぴぴぴぴいぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ・・・・ぴっ
(;´Д`)ハァハァ…リースたんがボクの精液でいっぱいだぁ、リースたんかわいいよっ

113 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/06 14:52:15 ID:OT0ak5r3
先に真珠姫のSS投下しまつ
女主人公待ってる人スマソ

114 名前:真珠姫@ :05/03/06 14:54:54 ID:OT0ak5r3


「お兄様・・・」
はぁ。と小さく溜め息をつきながら先日のことを思い出していた。
真珠姫自身は自覚していないことなのだがかなりの方向音痴の為、ダンジョンへ行っては迷子になるというある意味多忙な日々を繰り返していた。
そして先日もパートナーの瑠璃を置いてふらふらとダンジョンの奥深くまで行ってしまったのだ。
案の定、モンスターと出会ってしまった。
おまけにそのモンスターは真珠姫の足では逃げられるような雑魚モンスターではなく、
ダンジョンのボスと言うに等しい外観と力を備えており、今度こそ死んでしまう…そう覚悟した時にあっさりとモンスターを撃破してしまった非常に強いトトという男性のことを真珠姫は想っていた。
毎日のように瑠璃に守ってもらい、
感謝はしているがそれでも自分の絶体絶命なところを救ってくれたトトは誰よりもカッコ良く、強く、凛々しいものに見えたのであった。
トトのことを想う度に高鳴る胸を抑えきれないのである。
「今頃、お兄様はどうしているかしら・・・?」
気がつけばトトのことばかり考えている自分がいた。
自分もトトのように強くありたいと思う反面、次にトトと出会う時はどうしたら良いのだろうかと考えたり。
色々な思いを胸に思考を巡らせていた。
…というのも、彼女はまた迷子になっているからである。
迷子になり、モンスターに遭遇しないように物陰に隠れていた。
当初はモンスターに殺されたらどうしようなどと不安ばかりであったが、
以前と同じ状況であったことから再びトトが助けにこないだろうかと思っているとこのようなトトのことばかり考える状況になったのであった。


115 名前:真珠姫A :05/03/06 14:57:46 ID:OT0ak5r3
「お兄様とお話したり、触れられるのなら・・・」
真珠姫は表現の出来ない、なんとも言い難い気持ちになる。
そして彼女は自分の置かれている状況が危険だということを半ば忘れていた。
「でも、お兄様に触られるのでも・・・」
トトに触れられてみたいと思う。あの指先で自分に触れてくれるのであれば…
そう考えているうちに真珠姫は段々自分の世界へと入り浸って行く。
「こ、こう・・・かしら」
真珠姫は自然と、自分の豊かな胸をそっと両手で包んだ。
「お兄様の手・・・温かい・・・」
衣服を胸元までずらし、空気中に胸をさらけ出す。
「お兄様にだったら・・・」
胸を強弱つけながら揉む。
まるでトトが目の前にいて、自分の胸を揉んでいるかのように想像しながら。
「あっ・・・お、お兄様・・・」
知らず知らずのうちに真珠姫の口から声が漏れる。
その声は少し大きいがトトのことを考えている彼女はそんなことにすら気付かない。
「あっ、だめ・・・」
胸を揉みながら指先で胸の中心で立っている突起を擦る。
「お兄様・・・っ」
片手で胸を揉みながら、もう一方の手を下半身へと忍ばせる。
スカートを捲り、太股の内側をそっと触りながら下着の中心へと触れる。

116 名前:真珠姫B :05/03/06 15:00:09 ID:OT0ak5r3
「お兄様にだったら・・・私・・・」
下着には既に染みが広がっており、
下着越しであっても濡れていることが容易に分かる。
その染みが出来ている部分を指の腹で自ら焦らすように擦る。
「お兄様ぁ・・・だめ、焦らさないで・・・」
下着の間に指をいれ、
入り口をなぞると指はすぐに濡れてしまう。
ヒクヒクと妖しく蠢いている入り口に指の侵入を拒まない。
「あん・・・あっ、やぁっ・・・」
最初1本しか入っていなかった指がもう1本増え、
2本の指が真珠姫の中で良いところを突く。
「お、お兄様、私・・・気持ち良い・・・」
行為に没頭しすぎて周りの状況を理解していなかったのが真珠姫の行動の仇となることを未だ彼女は気付かない。
「お兄様、もっと・・・もっと触れて・・・っ」
じゅぷじゅぷっ
水気の含んだ音を響かせながら絶え間なく真珠姫はトトを呼ぶ。
最早真珠姫の頭にはそのことしかなかった。
「ん・・・んんっ・・・」
しかし、つんつんと肩に小さな振動が伝わった。
一瞬、自分の世界から真珠姫は現実へと引き戻された。

117 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/06 15:02:40 ID:OT0ak5r3
ここで一旦切る
駄文でスマソ

118 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/06 23:08:54 ID:B2FRd2OD
イイヨイイヨー。乙だよ

119 名前:何処かのフリーター ◆0cCCiuM1HA :05/03/12 06:55:10 ID:Q1vAEWSV
鳥変更ついでに保守。

>92
掲示板の方に申請すればスレに出た作品を収録してくれるんじゃないかしらん。
とりあえず自分の書いた分はその内申請してみますかね。

120 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/12 22:17:43 ID:zuJCKMQx
(・∀・)クルヨクルヨー

121 名前:116 :05/03/13 16:42:37 ID:XaELsmGv
続きもう少し待ってくれ、スマソ

122 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/14 09:53:24 ID:avAqzikL
(・∀・) マツヨマツヨー

123 名前:真珠姫C :05/03/17 14:43:30 ID:oIgZfJTA
「・・・?」
びくりと身体を震わせ、恐る恐る振り返った。
現実へ引き戻されるのと同時にようやくここがモンスターの巣であるダンジョンであることを思い出す。
「え・・・あ・・・」
振り向けば異形の者がそこにいた。
今まで瑠璃やトトと色んなダンジョンに行ったが、初めて目にするモンスターだった。たこのように足が何本も有り、粘液のようなものが身を包んでいる。足や手と思われるものが沢山有りすぎて本体が何なのかはよく分からない。
「いや・・・」
今まで自分が自慰に没頭していたことも忘れ、
立ち上がって逃げ出そうとした。
「きゃっ、きゃあ!」
逃げようとしたが、足にそれが絡みつきその場に尻餅をついてしまう。
すぐさま逃げようと立ち上がるが腕や足、腰など様々な場所に絡みつきとてもじゃないが逃げ出せる状況ではなくなってしまう。
「いやっ・・・いや・・・」
身体全体を持ち上げられてもなお、
空中で必死にもがくが柔らかそうなそれは予想以上に強く、非力な真珠姫の力ではとてもじゃないが抜け出すことは出来ない。声を上げてみても自分と目の前のモンスター以外このフロアに気配はない。
「お願い・・・食べないで・・・」
このまま食べられてしまう。ぎゅっと目を瞑ったが、いつまで経ってもモンスターが動く気配はない。恐る恐る目を開くと、
モンスターの手足は先端から透明の粘つきのある液体を出していた。
「な、なに・・・?」
1本の手が真珠姫の身体に先端の液体を擦り付ける。
「いやっ・・・気持ち悪い・・・っ」

124 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/17 14:44:06 ID:oIgZfJTA
ageてスマソ
続きはまたボソボソとうpしていきまつ

125 名前:名無しさん@ピンキー :05/03/18 07:07:45 ID:Vkqh2IfY
続きキターー!!


126 名前:真珠姫D :05/03/18 21:33:41 ID:m+6i+Z4+
粘液のぬるぬるとした触感に真珠姫は嫌悪感を感じたが、
すぐさま触手が曝け出された豊満な乳房に絡みつく。
「あ、あぁっ・・・」
既に立ち上がっている胸の中心に粘液を擦り付けられ、
火照った身体はその刺激に耐えられず真珠姫は声を漏らす。
「んっ、あぁん、だめぇ・・・」
真珠姫の核である白真珠の輝きがいつも以上に眩しい。
先ほどの嫌悪感を忘れ触手の攻めに身体を許していた。
「もっと・・・もっとぉ・・・」
下半身の奥が熱い。胸を弄られるだけでは物足りない。
心なしか腰ががくがくと動かし、足をもじもじとさせる。
指よりももっと大きい気持ちいいもので自分を突いてほしい。
自慰をしていた時よりも気持ちよく、行為に没頭していった。
「くださぁい、もっとくださぃ」
足で触手の1本を挟み、訴えるが触手は胸に絡みつくばかりで下半身の方には伸びていない。
「下に、いれてぇ・・・そこじゃなくてぇ・・・」
股に挟んだ触手を秘部の入り口で擦る。
「あんっ、あぁん!こ、ここにいれてぇ・・・!」
入り口を擦りながら叫びに近い声を上げ、
もはや自分が何なのかさえ真珠姫の頭の中には無い。

127 名前:名無しさん@ピンキー :2005/03/22(火) 23:16:43 ID:1MSrV0IV
>>126GJ!!
続き待ってます!

128 名前:何処かのフリーター ◆0cCCiuM1HA :2005/03/26(土) 18:46:05 ID:0fxtQsV9
SS保管庫によると

ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1081523361/113
>ただ、そちらの方で索引作りまでお手伝い頂ければ喜んで収蔵させて貰います。
>○○様、『 (タイトル) 』
> レス番:>10-15
>××様、『 (タイトル) 』
> レス番:>25-29>35-40>52-89
>みたいな感じでリストアップして頂ければ。
>あと、書き手の方々に承諾を得てもらって。

との事だそうで。
書き手の方は自分の書いた分を自分でリストアップして了承という具合で
どうでしょうかね。誰かに纏めてもらって向こうに貼り付ける必要がありますが。
とりあえずこのスレで俺の分をば。

何処かのフリーター『求める先に』
>27-36>52-53>66-68>74-75>84-85

…前スレの分とかどうなるんだろ。

129 名前:みゅう :2005/03/27(日) 04:23:42 ID:tAtPAnd8
近日☆純愛☆SS(一応エチあり)投下しますね。
ホークアイ×リースの王道で需要ないかなー。
Hシーン前までは書いたんだけど、ここで終わっても自分的にいいんですよね。
Hシーン苦手なんだーorz

130 名前:名無しさん@ピンキー :2005/03/30(水) 04:06:42 ID:tHmOOS60
誰か過去スレのhtmlうpしてほしい・・・

131 名前:真珠姫E :2005/03/31(木) 23:29:53 ID:ZVvVZo8p
上は粘液でとろとろになっており、下は下で自分の愛液で汚れていた。
しかし、上は満足していても肝心の下が我慢の限界であった。
「お願い・・・」
焦らされすぎて真珠姫の目尻に涙が溜まる。
今にも零れそうでいっそ大声で泣いてしまおうかと思った瞬間、1本の触手が伸びてきた。
「あっ・・・」
股を擦るだけかと思いつつ、
どこか中に入れてくれるのではないだろうかという真珠姫の期待を裏切り、
否、思考を凌駕し、ピンと立っている秘部のすぐ上にある小さな突起を転がし始めたのであった。
「あっ、だめ・・・そこはぁ・・・」
突起を弄られる気持ちよさに1度流れるのが止まった愛液が再び太股を伝い、流れ始める。
「やぁっ、あっ、あぁん」
1つの触手が真珠姫の下半身を弄り始めると、
今か今かと胸を弄るのを順番待ちで待っていた空中でウネウネと蠢いている触手が下半身の方へと伸びてきた。
「きゃあ」
空中での体勢を変えられ、
今まで持ち上げられていた身体は地にひれ伏し、お尻だけを上げられた。
「いれ、て・・・」
呟くと1本の触手がぐちゅっと音をたて、
真珠姫の中へとゆっくりと慎重に侵入してきた。
「あっ、ああぁん」
だが入ってきた時点で真珠姫の中はぐちゃぐちゃに濡れていたのだ。

132 名前:名無しさん@ピンキー :2005/03/31(木) 23:59:47 ID:p9PyXUSe
>>130
塩辛1m l       sa18352.gca
ただし、不完全かも。

133 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/01(金) 00:01:45 ID:p9PyXUSe
>>130
あ、PASSは君のIDね。

134 名前:名無しさん@ピンキー :皇紀2665/04/01(金) 13:57:38 ID:ps7FIgp+
>>132
塩辛ってどこだろう・・・
すいません見つかりませんorz

135 名前:名無しさん@ピンキー :皇紀2665/04/01(金) 20:37:22 ID:5/YMpAM3
くそぅ…うpしたい奴があるが、まだ書き途中……

136 名前:名無しさん@ピンキー :皇紀2665/04/02(土) 01:44:53 ID:QTX16jkc
>>132
お前あそこのTOP読み直して来い
>>134
苺1のup8894.zip

137 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/02(土) 04:06:16 ID:QMIR4Ltk
>>136
サンクス!

138 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/06(水) 03:43:20 ID:hXidE0T+
それはそうとダナエかシエラを希望したいのですが

139 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/06(水) 12:28:13 ID:eO7ttx1j
シエラきぼん

140 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/06(水) 13:16:39 ID:OzO2WGIq
座して待たれよ。

141 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/13(水) 20:55:31 ID:d0kZYIdP
激しく突き上げ

142 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/13(水) 20:56:21 ID:DrfRFP57
>>135マダー?

143 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/19(火) 21:46:32 ID:eqXXS0hI
期待しつつ保守。

144 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/20(水) 00:42:08 ID:0Q5r264C
駄目だ…孕ませちゃうのはまずいよ……

145 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/20(水) 20:13:35 ID:M0wLBcYa
ランディ×クリスきぼん

146 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/21(木) 00:26:41 ID:aGzTX8l3
>>144
何を言う、いいに決まってるだろ!(* ´Д `)/lァ/lァ

147 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/21(木) 22:00:38 ID:dhjMIaej
>146
それがたとえ血の繋がった弟の(ryでもいいのか!?

148 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/22(金) 01:13:37 ID:ZhnfdnfZ
愛があれば

149 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/22(金) 21:54:35 ID:1VmsVqUL
気づいた時、エリオット王子はやわらかなベッドの上に、ラビの毛皮でできた枕へ顔を埋めて横たわっていました。
辺りを見回すと、そこはローラントの自室よりも煌びやかな部屋でありました。
白磁の香炉や金無垢で細かい装飾の施されたシャンデリアなど。
王子が部屋について疑問に思ったのは、部屋に窓が無い事と、シャンデリアの光だけにしては明るすぎることでした。
王子は思いのほか自由に動かない体を起こし、ベッドのふちに腰掛けると幾つか考えました。
ローラントはどうなったのか、父上や姉上、城の人達は無事なのか、そして何より・・・ここは何処で自分はどうなったのか。
その時、木の軋む音と共に部屋のドアが開くと、姉より年上の女が部屋に入ってきました。
「これはこれは王子様、お目覚めですか?」
甘えるような誘うような、そんな響きのある声。
「お前は誰だ?ここはどこだ?」
王子は働かない頭で、それでも用心深く尋ねました。
女は猫のようにゆっくりと、音を立てずベッドに腰掛けた王子に近づきながら口を開きます。
「名前は美獣、まぁイザベラとも呼ばれる事もあるわね、貴方達が言うところの魔界の住人よ。
ここは・・・昔は光の城とも輝きの城とも、今は闇の城とも常闇の城とも。」
王子は城の名前を聞いた事がありませんでしたが、魔族と聞いて良い印象は持ちませんでした。
「ローラントはどうしたのか、お前が襲ったのか。」
美獣は気丈に振舞おうとする王子の前に立つと、言いました。
「私が襲ったわけではないわ、けしかけたというのならそうかもしれないけれども。」
決定的な一言を聞いて王子は目の前にいる魔族の女を敵と認識しました。
「ローラントを乗っ取るのが目的なのか、ローラントの民は魔族の言う事を聞いたりはしない」
けなげな王子の言葉を聞いて美獣はクスクスと笑い、そして少し前に屈むと王子の頬をやさしく撫でました。
「私が欲しいのはあなたよ、王子様。」
妖しい光を瞳に浮かべる美獣、その手は思いのほか柔らかく暖かい。
「僕を食べるのか?」
緊張する王子をよそに、美獣はまたクスクスと笑うと言いました。
「そうねぇ、ある意味食べちゃうということかしら?」



150 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/22(金) 22:59:19 ID:ZhnfdnfZ
うほっ期待あげ

151 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/23(土) 03:34:33 ID:j5ZCIimL
大好きなカップルきたー!!!

152 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/23(土) 14:08:10 ID:tc/kgTeh
キタ━━━(゜∀゜)━━━ !!!!!

期待してます。

153 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/23(土) 14:35:33 ID:c9wL4vYP
いかん、「ラビの毛皮」という瑣末な部分が気になって気になって

154 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/23(土) 23:20:23 ID:vUn6ccQS
「そうねぇ、ある意味食べちゃうということかしら?」
そういうと美獣は王子の背中に両手を回し、絹のシーツへと押し倒すと自身の黒く艶やかな髪をかき上げ
王子の口へ自分の口を重ねました。王子は口の中を美獣の舌に犯されるのを感じ、抵抗しようと思いましたが
体に力が入らず、天井と美獣の瞳を見ながらやがて意識を朦朧とさせていきました。
王子の体から力が抜けていくのを感じ取った美獣は、次に王子の上着のボタンを外して上半身をはだけさせ、
王子を横から抱きしめると胸から腹へと少年の肌の感触を楽しむように愛撫しはじめました。
「この感触、思い出すわね。あの方もこんな時代があったわ。」
美獣は王子の首筋を、王子と自分の唾液で濡れた舌でしなやかになぞると、誰に言うとでもなく呟きました。
さらに腹を撫でていた手をすーっと王子の下腹部へ持っていき、ズボンの中に手を入れました。
そしてズボンの中で指先を蜘蛛のように蠢かせると、幼い王子の性器を弄びはじめたのでした。
王子は美獣の指先が刺激する度にビクリと体が反応しましたが、苦悶とも愉悦ともつかぬ
表情を浮かべるのが精一杯で、腕一つ動かせずにされるがままでありました。
「さて、そろそろいいかしらぁ?」
そう言うと美獣は手の動きを止めて体を起こすと王子のズボンを脱がしました。。
美獣は王子の足を開いてその間に寝そべると、幼いながらに自己を主張する王子の包皮を剥き、そしてむき出しのコックを口に含みました。
「っ!?」
突然、焼ける様な感覚を覚えた王子は思わず呻き声を出して悶えましたが、美獣は意に介さず長い長い間むしゃぶり続け、
そしてビクビクする王子のその先を舌で割り唾液を流し込み始めました。
「あ・・・あぁ・・・」
王子は美獣が与える強い刺激に耐え、こみ上げる未知の感覚を抑えながら必死に理性を保とうとします。
尚も美獣は王子のそれに唾液をからませ、王子の太腿をまさぐりつづけました。
「んふふ、腰が浮いてるわよ?」
「ふぁ・・ぁ・・」


155 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/23(土) 23:21:32 ID:vUn6ccQS
王子はやめろと言おうとしましたが声にならず、ただ喘ぐように声を出すのが精一杯でした。
しだいに王子の体はますます熱を帯び、また美獣の柔らかな唇でしごかれる度に全身の血が秘部に集まるような感覚を覚え始めました。
実は美獣は随分前から王子を達せさせることができましたが、それを焦らしていたのです。
それでももう王子の限界が近いのを悟り、仕上げとばかりに唇と指で強くしごくともう片方の手で王子の菊座に指を差し込みました。
「ひぃ・・・ぁっ!」
「んふっ・・・んく・・んく・・」
王子は少々情けない悲鳴をあげると初めての絶頂と射精感を味わう事になりました。
暴れる王子のそれを美獣は咥えこんで離さず、王子は美獣の口腔内へビュクビュクと射精して果てました。
「む・・・ん・・・・」
美獣は王子の精液を飲み込み、そしてさらりと感想を述べた後、ぺちゃぺちゃと口の周りにあふれた粘液を舐め取りました。
次にすっかり気をやってしまった王子の体から汗をふき取り、服を調え、毛布をかけて王子の額にキスをすると部屋を後にしたのでした。

156 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/24(日) 21:29:15 ID:LK1+mwwi
うはっww乙ww

157 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/25(月) 01:15:54 ID:WVdjI9+s
ド真ん中直球キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
マナの樹の恩恵が何なのか初めて判ったような気がします
ありがたやありがたや

158 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/25(月) 17:25:04 ID:L3Mim5m7
>>157
どのように判ったのか教えてくれい。

159 名前:名無しさん@ピンキー :2005/04/28(木) 19:32:41 ID:iDP4blP9
>>140
マダー?

160 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/01(日) 01:34:29 ID:PQE8EW1/
ごめんね、シエラとかラルクとかダナエじゃなくてごめんね

161 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/01(日) 01:35:03 ID:PQE8EW1/



「はふ……」
 氷雪の国アルテナの王女・アンジェラは、快感に酔った表情のまま熱い吐息をもらした。
不慣れなりに達した快感の雲はまだ体の端々に残っているが、身体的にはともかく精神的
には満たされず、何かすがるものが欲しくて毛布をかき寄せる。こうして自らを慰める回数
は、両手に収まらなくなってきた。けれども、行為後につきまとう罪悪感には慣れるどころで
はない。自分は一体何をしたいのかと問い詰めたいところだが、
自慰に高尚な目的などありはしない。
 ただ、切ないから。
 想いが届かないって、分かってるから。
「デュラン」
 想い人の名前を口に出してみる。光の神殿への中途で結界に阻まれていたとき、偶然そ
の場に通りかかったのが彼だった。見るからに量の多そうな、燃えるような赤毛を兜の中に
押し込めた、草原の国フォルセナの剣士。偶然なんだと苦笑いをしながらフェアリーの宿主
であることを明かし、道を切り開いてくれた。それからというもの、彼は押し付けられた運命
に立ち向かい、聖域へと進入するべく前進している。私としてもマナの女神様に聞きたいこ

162 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/01(日) 01:35:49 ID:PQE8EW1/
とがあるわけで、協力しないわけにはいかなかった。
 彼が前衛で、私が後衛。それは聖域への道中、高地の国ローラントの戦姫・リースが仲間
に加わってからも変わらない。私が魔法を詠唱している間、彼が敵を防ぎとめ、詠唱完成と
ともに吹き飛んだ敵に止めを刺す。試行錯誤ののち、どうやらそのパターンが効率的である
らしいことがわかり、それはもう、条件反射のレヴェルでそれぞれに刻み込まれているといっ
ても過言ではない。
 『仲間』そう呼べるだけの信頼と連帯感がある。意地っ張りで人付き合いが下手な(一応
自覚はあるのだ)私にも『仲間』ができた。悔しいから、絶対口に出してやらないけれども、
嬉しかった。そういった私であるからして、初めての信頼がやがて初恋にまで昇華するのに
さして不自然ではないと思うのだ。話に聞く思春期とやらが私にも訪れたのかと思うと、や
や頭が痛い。
 最初は目に付いた粗野さは、今や雄雄しいまでの逞しさに感じてしまうし。
 尻餅をついた私を助け起こそうと掴んだ手の無骨さに、なんとなしに胸を高鳴らせてしまっ
たり。
 けれども。

163 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/01(日) 01:37:52 ID:PQE8EW1/
「デュランのバカ」
 初恋は叶わない、そう言ったのはどこの誰なのか私は知らない。それはありふれた、くだ
らない単なるジンクスの一つだろうし、統計をとったわけではない不確かな情報だ。でも、私
はこの信憑性のない文句に難癖をつけなければ気が済まない。何故私の初恋は叶えず
に、何故リースの初恋は叶えてしまうのか、不条理だ。
 ローラント王城を美獣の手から奪還してからそれほど経っていなかったと思う。なかなか寝
付けなくて苦しんでいた私に、ようやくとろとろと睡魔が訪れ始めた頃だった。「アンジェラ、
起きていますか?」リースの声が響く。彼女とは旅を通じて同姓ということもあって仲良くし
てもらっている。けれども、ようやく寝つけそうだというのに再び覚醒するのは勿体ない。うろ
んな頭の中でごめんと謝りつつ、ドリアードの腕に抱かれているふりをした。
 最初は手を洗いに行ったか、飲み水をもらいに行ったかと思っていた。しかし、それならば
私の意識が不在かどうかなんて関係ないではないか。加えて、ひどく遅い。まるで、私が起
きていては何か不味い、ような。
 そこまで意識が浮上すると、暢気に寝ている気分にはなれなかった。リースが心配だっ
た。例えば、ローラントで異変が起こった、とか。いざとなれば迷惑がかかると悪いとか

164 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/01(日) 01:39:28 ID:PQE8EW1/
考えて、一人で飛び出すような人だ。毛布を跳ね除け、髪を後ろで一括り。マントと魔法の
発動体である杖を引っ掴むと隣部屋のデュランの元へ走る。
 そうして、勢いのまま押し開──けなかった。
「一番バカみたいのは……私、か」
 視界に入った風景は、その一瞬だけで、私を石化させるのに充分だった。微かな隙間から
窺うに、部屋には二つ、人数分の寝台がある。だがデュランとリースは同じ寝台を使ってい
る。お互い、一糸まとわぬ姿で。汗だくで絡み合って、赤色と金色の豊かな髪をこれでもか
と散らして。
 なんだ、と唐突に理解した。その理解はひどく万能で、これまでの私の疑問や懸念といっ
たものをいくつも晴らしてくれた。なんて体たらく、といったところだろうか。不思議とすんなり
受け入れてしまったと思う。ただ、目の前で広がる異世界の情況に、心奪われていたと言っ
た方が正しいかもしれない。なにせ私の両足は、悪戯なノームに地面へ縫い付けられたか
のように、一向に動く気配を見せてはくれなかったのだから。
 そんな事件のあった後、私は一体どうしたのか。あまり良い思い出ではないので省略する
ことにしたい。付け加えるならば、その日は初めて失恋した記念日みたいなものであり、初
めて性というものに『触れた』日であると、いうことだ。

165 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/01(日) 01:40:43 ID:PQE8EW1/
 それからというもの、リースが彼の部屋へ忍んで行く時、決まってその様子に耳を澄ませ
てしまうようになってしまった。そればかりか、夏の積乱雲のように沸き起こる、劣情を沈め
るために自分で自分を慰めて。
 「ぅ……、っく…」
 突然前触れもなしに何かがこみ上げてきた。それは目から伝う涙となってぼろぼろ、ぼろ
ぼろと。
 容易に快感の虜となってしまった自分が惨めだった。こんなにも自分が醜いなんて思わな
かった。叶わなかった初恋を想い、自慰を重ねるごとに指使いは確かにうまくなったけれど、
ただそれだけだ。心は悲鳴をあげて、終わることのない欲情の嵐に恐怖している。一体いつ
まで、暗闇の中で自分を責め、苛まなければいけないのだ。
 「たすけ、て………」
 誰でもいい。マナの勇者でなくてもいい、白馬の王子様でなくてもいい。
 マナの危機と世界は言うけれど、誰か世界に一人くらい私の危機に気付いてくれと願って
も女神様は怒らないでいてくれると、思うのだ。

166 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/01(日) 01:45:46 ID:PQE8EW1/
このあとホクアイと絡ませられれば、と思ってます。
何処かのフリーター氏の設定をなぞらせてもらってますが、パクリ去れと言われればサクッと帰りたいと思います。

167 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/01(日) 01:48:13 ID:mNgr+ZpI
>166
んなこた言わない
がんがってくれい!

168 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/02(月) 03:09:01 ID:takgMSBk
今こそアンジェラの時代到来の予感

169 名前:何処かのフリーター ◆0cCCiuM1HA :2005/05/03(火) 09:52:30 ID:0gu/Ra9B
よし、もっとエロを。(えー)

170 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/03(火) 15:25:14 ID:1EZZhdUj
戦争中強姦されるシエラとかキボンヌ

171 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/03(火) 21:01:22 ID:FM1m44Dv
俺からも禿げキボ

172 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/03(火) 22:26:35 ID:WRw2+VgK
>170
純愛な姐さんじゃ駄目かい?

173 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/04(水) 00:55:59 ID:TVduEBEp
正座して待ってまつ

174 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/04(水) 03:39:17 ID:hJu7ebxn
ワクテカ

175 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/04(水) 21:35:22 ID:GZAD99FQ
アンジェラたんのォ…続きを…クレ

176 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/05(木) 12:19:33 ID:UaDtiE6Y
>>166の続きのようなものを投下します。
少し遠回りして、アンジェラ自慰ものでエロくしてみました。エロくできてるかな……

妄想の芽を下さった、何処かのフリーター氏に感謝を。

177 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/05(木) 12:20:54 ID:UaDtiE6Y
 朝食を三人でとった後、血の気が多いあの人は手合わせをしようと誘ってきた。なんという
か、どうして私が寝不足な様子を見せているのか、とか、察してくれないのは実にデュランら
しいのだが今朝ばかりは腹が立った。僅かばかりの期待を込めてリースを見やると、こちら
もどうやら昨晩の燃え上がりなどとうに忘れてしまったかのように、寝不足ですか、などと。
二人とも悪意など欠片も見当たらず、あなたたちが昨晩こなした計七回戦分の音でちっとも
眠れませんでした、と言えるはずもない。適当にあしらいながら自室へと戻った。
 全身が気だるくて本気で二度寝を楽しんでもいいかな、という気持ちになりかけた。けれど
も、窓からそよいでくる涼風の心地よさは格別で、窓枠に腰掛けながら二人の戦士の様子
を眺めることにした。
 「いい風……」
 対流のせいか、髪が思ったよりもばらついてしまい、手で押さえつける。そうしてクリアに
なった視界では遠くで槍と剣が激しく打ち合い、金属の加熱した臭いがここまで届いてきそ
うな具合だった。白熱した戦いは私の興味を少しだけ引くのに充分で。
「ウィスプ、ジン、少しだけ力を貸して──」
 視力と聴力を光と風の魔力で増幅させてもらう。
 楽しそうに仕合う二人を改めて見やる。誤解のないように言っておくが、私はデュランも、
リースも、嫌いではない。(デュランは、まぁ、今さら言うまでもないことだろう、略。)ローラン
トの王女であり、彼の国ご自慢のアマゾネス部隊の長でもある、リース。まだ幼い弟の母役
もこなし、当然、部隊の面倒も良く見ていたことだろう。そういったことからも鑑みて、彼女を
一言で表すなら、『お姉さん』──デュランが勢いよくご飯食べてるうちに具材なんかを頬に

178 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/05(木) 12:22:09 ID:UaDtiE6Y
くっつけてしまって、リースが微笑みながらそれを見て、お弁当ついてますよ、とでも言いな
がらひょいと食べてしまう──とかすごく絵になるなぁと私は思ってしまう。実際、私もあれこ
れと良くしてもらっていて頭が下がるのだ。かと言って、優しい世話焼きさんとだけ呼ぶには
躊躇われるような、芯の強さも併せ持っている。それは同姓の私から見ても惚れ惚れしてし
まうし、一陣の春風のような凛々しさは私も見習いたいものだ。
 そんなわけで、私はリースが好きだし、幸せに笑っていて欲しいなと思うのだ。彼女には
暗い顔や雰囲気など似合わない。ましてや、リースが心を許した相手に私が粉をかけて、あ
の綺麗な蒼玉の瞳を負の感情に染めてしまうことなど、できようもない。
 ああ、でも。今みたいなとろけそうに潤んだ瞳は、それはそれでひどく綺麗で、いいかも
しれない──
「な、なっ、なあっ!」
 いつの間にか思考の狭間に落ち込んでいた私をいきなり持ち上げたのは、リースの気持
ち良さそうに上気した顔と、彼女の股間に顔を埋めているデュラン、という光景だった。二人
は秘め事の真っ最中という事実に、私は咄嗟に窓枠から身を離し、壁に背を向けて勢い良
く座り込んだ。
「あのバカ!外で、しかも真昼間で、やる?」
 魔力で強められた不慣れな視力のせいで、眼球が室内に焦点をうまく結べず、ちかちかし
た目を閉じながら毒づく。拡大された感覚を戻そうにも、魔力強制解除は高度すぎてまだま
だ未熟な私には無理な話だ。効果時間を過ぎるまで延々と、彼らが睦み合う声をただ聞くし
かなかった。それにしても、何を今さら乙女のように純粋ぶるのか、と意外に思われるかもし
れないが、私はひどく動揺していた。言い訳させてもらうならば、これは突発的事件であり、

179 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/05(木) 12:23:15 ID:UaDtiE6Y
いつもの盗聴じみた行為では得られない、久しぶりの視覚による情事の様子は刺激的すぎ
たのである。リースはこっちがドキドキするような顔をしていて、私も、している最中はあんな
顔をしているのかと思うと──
 動揺それ即ち心臓を無理やりに動かせるわけであり。
 その高鳴りに、間断なく聞えてくる快感を貪り合う声や、閉じた瞼の裏に浮かぶ、デュラン
にいいように火照らされているリースの姿というスパイスが加わると、悔しくもじわじわと、
劣情の壺はその中身を増していくのだった。
「ん」
 微かに身じろぎしたところ、思わず変な声が漏れてしまう。 それと、少しの気持ちよさが。
どうやら胸の先端が充血しだしてきたらしい。動くと服地と擦れて、微かな快感にぴくりと身
を引いてしまう。動けば擦れ、擦れて動くの繰り返しで、細波のような甘い刺激を幾度となく
与えてくれる。
 いつもの夜ならば、甘美なそれにうっとりと目を閉じてしまうことだろう。闇の中で耳に意識
を集中し、より気持ちよくなるために。けれども、今は違う。瞼では防ぎきれない光の残像を
結ぶ、偽りの暗闇の中だった。
 その事実に体が、震えた。暗闇であれば確かに自分の姿は隠され、いけない事をしてい
るという罪悪感は薄れた。けれども今の状況では、一度目を開けてしまえば、そこは白日の
下なのだということを嫌でも理解してしまう。いやらしく慰める、自分自身も。
 体中の血がかっと熱くなる。
 それでも、止まらないものは止まらない。草むらに頭を突っ込んで尻尾を丸出しにしなが

180 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/05(木) 12:24:15 ID:UaDtiE6Y
ら、外敵から隠れられていると信じ込んでいる愚かな雉のように、ここは暗闇なのだと信じ
込みたかった。
 そう考えて、かなり自分が崖っぷちなことに気付いた。あの二人と同じように昼間から盛っ
ている状況に、興奮していたり、するのだろうか。
「とにかく、い、一回…一回だけ……」
 早く終わらせてしまおう、と思った。
 胸の尖った部分からの柔らかい刺激は、それはそれで楽しい一方、快感自体が充実して
くると物足りなくなる。動きの邪魔になるような防具の留め金を外し、ブラも取り払う。少し考
えて、濡れるよりはとショーツもついでに脱いでしまった。
 そうして、なんとなく、部屋の片隅へと場所を移す。いくら誰も見ていないとはいえ、二人用
の部屋の真ん中でしてしまうのは、恥ずかしすぎた。一番近い椅子に置いてあるクッション
を下にしいて、マントの中に半裸の体を隠して座る。
「くっ……ぅん!」
 尖り立つ乳首の側面を、爪先で軽く引っかくようにしてみる。ようやく与えられた強めの快
楽に体が喜んでいるのが、分かる。吐き出した息はもうすでに熱い。
 もう一方の手は自分の髪と同色の淡いスミレ色の和毛を掻き分け、裂け目をぐっと押し込
んだ。
「──ひゃ!……ンふ…はぅ──ッは」
 敏感な粘膜に触れているというのに、痛みは一片もなかった。完全な快感に染まるほど濡
れていたことに少しだけ苦笑するが、競うように動く両方の指のせいで、すぐにどうでもよく

181 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/05(木) 12:25:16 ID:UaDtiE6Y
なってしまう。
 それほどまでに気持ち良くて、動きがより大胆になるのも早かった。胸を弄くっていた指に
たっぷりと唾液をのせ、再び乳頭とその周辺をこねまわす。こうすると、より強く擦っても痛く
ならないのが良い。この技の最初のきっかけはデュランの舌だった。私はそれなりに勉強熱
心であったので、どうしたら、デュランの舌で乳首を舐められるリースの気持ち良さを表現で
きるかと、考えた末の結果だ。
「ふ、ぅあ、あっアっ!……あァはっ!」
 少しでも意識をそらせば、聞えてくる二人に負けないかのように、口から大きく喘ぎが漏れ
てしまう。考えればそこは宿屋の一室であり、客や従業員もいるわけだから、何かを噛みし
めてでも押さえた方が良いだろう。けれども、その時の私の頭の中は早く終わらせることだ
けに重点が置かれ、周りに対する配慮は疎かだった。デュランたちも周りを気にせず、外で
やってるじゃない、と的外れな言い訳が頭を翔け、今度は秘裂に生える最も敏感な花芯を
弾くことにした。
「ふぁぁぁンっ!」
 裂け目から滲み出てくる液体をすくい取り、軽くノックするように。また一段と甘えたよう
な、切羽詰ったような声が漏れる。それを恥ずかしいと思ってしまうような余裕はどこにもな
い。いつしか両肩と後頭部に体重を任せ、浮かせた腰が弾んでいる。鋭角に切り込んでくる
ような痺れを夢中で貪った。
「こん、なのォ……いぃ…いいよゥ…」
 こんな風に、腰を浮かして耽ったのは初めてだった。普段のように、横向きにくるまるよう

182 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/05(木) 12:26:24 ID:UaDtiE6Y
な体勢よりも、一段高い快感。何故なのかは分からない。しかし癖になってしまいそうだっ
た。どこまででも昂ぶっていけそうな、そんな感じ。
 中指を一個目の関節まで、自分の中に潜り込ませる。精霊力の均衡が明らかに偏った、
熱い泥のようなそこをくるくると回すように探り、くちくちと粘った音をたてながら指を出し入れ
する。
 気をやれば外の二人はとっくに繋がっているようだった。どちらもすごく、幸せそうに、喘い
でいる。私もリースと同じように気持ちよくなれているだろうか。想像では補完しきれない、
デュランの男性を自分の指に投影し、よりガサツに、大きくかき回す。あの雄々しいまでの
体に、身を委ねて、しまいたい。
「あ、はァ、ッは、っク………でゅら、んんんっ!……デュらぁ……」
 釣られるように、腰が前へとガクガクと波打ちながらせり出す。快楽の渦はもう下腹や胸だ
けに収まらず、じんじんと、その支配を広げていく。体重を支えて壁に擦りつけられている部
位がやや痛いけれども、そんなことに構ってられるわけがない。
「ヤぁだ……いや、だめぇ!」
 切なくて、淋しくて。
 好きなのに、いけないのに。
「ぅあ、あっ、アっ、あアッ!───フあぁあアアあ、アはあぁああぁ!!」
 淫核を撫でながら何度となく苛み、膣内に埋め込んだ指をめちゃくちゃに抜き差し。
 限界まで腰を浮かせ、ぐんと背中を反らせながら。
 絶頂という名の無色の雷を、私は全霊をもって受け止めた。


183 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/05(木) 12:27:48 ID:UaDtiE6Y
以上、お粗末さまでした。
次こそちゃんと続き書きます。それでは。

184 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/06(金) 01:09:25 ID:FDtVU3qS
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

185 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/06(金) 12:20:43 ID:2AOgASVB
乙華麗!
萌え

186 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/08(日) 00:42:11 ID:4RHd0N+Z
ここの住人的にアナルはOK?

187 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/08(日) 01:49:40 ID:Lr748PoN
アナル(*´∀`)b

188 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/09(月) 03:39:16 ID:jYnVWVhS
普通に恋愛もので来るかと思ったら鬼畜か
アリ。
但し展開が唐突だとどうも違和感を覚えるんだが


189 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/11(水) 19:06:01 ID:pdOxXHX3
マチルダ老衰
  ↓
エスカデ性欲を持て余す
  ↓
ダナエを捌け口に…って展開


ダメ?

190 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/12(木) 03:13:37 ID:YhgLXMMb
アーウィンをさしおいて!
な、なにをするきさまらー

191 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/13(金) 00:51:44 ID:KsUi1UJ/
>145
何気にマイナーな事言ってるな…。
個人的に書いてみたいが、需要がほぼ皆無な気が。

192 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/13(金) 20:14:49 ID:oZz+/se7
マイナーでも、全然オッケーだと思う。

193 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/18(水) 10:32:15 ID:1f8jft89
>192
今書き始めてる。が、かなり難しいな。
否が応でもプリムが絡む…。
まァ頑張ってみますわ。

194 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/18(水) 17:15:22 ID:NV6Uj5+N
むしろプリム×ランディで

195 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/19(木) 21:32:23 ID:2unw4Tl2
リースきぼんぬ

196 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/21(土) 04:58:27 ID:GNAVT3hE
「ああうっっ駄目だよう」
泣きそうな声でランディが叫んだ。全身をびくつかせると、突っ伏すようにして
プリムの身体へと圧しかかった。
「ううう」
また声が漏れる。プリムに全身を擦り付けるようにして強く抱きしめようとする。
その体はびくびくと震えていた。
ランディの体を締め付けつつ、プリムも唸り声をあげた。陶酔しきった表情で、
口元から唾液を流し、舌を艶かしく動かしつつ、それを舐め取る。
二人の体は汗と、ぬめりにまみれていた。
二人はベッドの上で、裸のまま抱き合っている。
シーツは乱れ、大量の混ざり合った液体に汚されていた。
ランディは腰を少しづつ蠢かした。余韻を楽しむかのように。
彼のペニスはプリムの膣に深々と突き刺さっていた。それは
彼女の中を確かめるようにさらに味わおうと、まだ蠢いていた。
その度に肉同士が擦り合うところから、どろりとした白濁液が音を立て流れ落ちる。
「うううん・・・あぁうう・・・」
プリムが、ランディの頬に自身の頬を擦り付けた。そして彼の鼻に舌を這わせると
彼の口内にそれを滑り込ませる。ランディも応えるように彼女の舌を舐め取る。

197 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/21(土) 04:59:54 ID:GNAVT3hE
薄暗い部屋の中には二人のみ。ベッドの下には、二人の服と下着が散乱している。
部屋中に初夏の青草のような臭気が満ち満ちていた。
プリムとランディは執拗にキスを繰り返していたが、
プリムが離れ息を吸い込むと、ランディは彼女の膣からペニスを引き抜いた。
ペニスは倒れこんでいるが長さを保ったままであり、真っ赤になり、
亀頭の周りに濃い白濁が纏わりついている。
ランディは起き上がると、プリムの横に転がり、彼女の身体を撫で始めた。
プリムもランディの胸を撫でる。
荒かった呼吸は少しづつ調子を取り戻し始めていた。

198 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/21(土) 05:01:20 ID:GNAVT3hE
「うまくなったね」
プリムが口を開いた。
「だめだよ、すぐいっちゃうよ」
ランディは息を吐きつつ応えた。
「でも、一週間だよ?さすが勇者さまだね」
「そんなことないよ」
ランディは彼女から顔をそむけた。
「ほんとは、スポーツマンなんだよ」
そう言うとプリムは、手を伸ばしランディの半立ちのペニスを握り締めた。
彼女の手に白濁が纏わりつく。彼女は楽しむように手を蠢かした。
ランディは唸り、全身を震わせた。

(完)

199 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/21(土) 05:04:30 ID:GNAVT3hE
つたない文章スマソ


200 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/21(土) 05:52:51 ID:uqcQw5+X
否、GJ!イイぜ!

201 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/21(土) 12:05:17 ID:t50C7tCy
(・∀・)イイ!!

202 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/25(水) 21:04:11 ID:QDrNCcLY
LOMverの、モールベア×ポロン(攻)激しくきぼんぬ。

203 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/26(木) 23:47:35 ID:F1Rtq8au
もうなんでもありですね。


じゃあ俺は石井×田中きぼんぬ

204 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/27(金) 21:11:09 ID:hbRIn64K
聖剣開発者はS大杉。

205 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/28(土) 00:41:51 ID:I6MzPcw8
ロリマー王はロリ魔王・・・なんつってな。

206 名前:名無しさん@ピンキー :2005/05/28(土) 02:20:28 ID:e6dM9xEx
生田美和輪姦

207 名前:\_______/ :2005/05/28(土) 15:44:49 ID:R3+0SaaQ
      ∨

     ∧∬∬∧
   ∬ ◎Å◎∬
  ∬φ___⊂).∬
/ 旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
| 珍訳生伝 |/

208 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/02(木) 00:29:53 ID:UwF5vSxG
獣人にとっ捕まった牢屋から脱走するときに失敗し、見せしめとして犯されるリース希望。

209 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/02(木) 18:56:19 ID:20/tIvs1
誰かLOMの女主人公書いてくれー

210 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/09(木) 00:21:13 ID:O52jGEzt
>>176氏、
ホークアイ×アンジェラの続きマダー?チンチン
楽しみにしてるからがんがってくれ。

211 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/09(木) 17:51:37 ID:iw+5aFOa
マダー言うだけじゃなくて
資料とかシチュとか書いたらどうよ?燃料になるぜ

212 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/17(金) 21:38:39 ID:jGGg46yZ
ROMの女主人公が
シャドウゼロワンの自分のそっくりさんに犯されるのとかどうだ?




漏れは文才が貧相だから書けん……

213 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/20(月) 07:08:25 ID:T/oNhKyW
そもそもROMの主人公の口調が分からん。

214 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/20(月) 20:13:10 ID:6ah3+A4C
ファミ通でやってたLOM漫画の女主人公をベースにしたら?

215 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/23(木) 07:03:47 ID:UFWPxEhO
女主人公がLOMのキャラ(複数)に犯されまくるSSが読みたい。

216 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/24(金) 21:50:36 ID:ZZJG6qMf
バドと女主人公

それを見てオナーヌするコロナ

217 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/25(土) 01:00:28 ID:L/YOy/CE
↑むしろバドとコロナが逆で

218 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/25(土) 03:12:02 ID:pM4hDRUn
ランディとプリム

219 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/25(土) 03:12:49 ID:pM4hDRUn

それを見てオナーヌするオッポイ

220 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/25(土) 09:27:21 ID:BHzOpzqi
LOM…女主人公×真珠姫で良ければ、書きます

221 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/25(土) 19:27:03 ID:irPCbAfF
(゚д゚)ほすぃ

222 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/26(日) 14:12:34 ID:gnEuV2eC
女なんてな
ナス入れりゃ
ヒーヒー言うんだよ

223 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/26(日) 18:50:13 ID:fF0+7dI7
ど、どこに?

224 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/26(日) 19:52:08 ID:+qYwUL5O
鼻の穴

225 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/26(日) 19:56:10 ID:tDQPN5sM
そりゃ男でもひーひー言うでしょうな

226 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/26(日) 20:29:12 ID:5hdAKRWm
そういえば鼻の穴だかケツの穴だかにネギ差し込む民間治療法があったな

227 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/26(日) 20:45:42 ID:k4RcKfsA
君達は性剣伝説とかつくって見たいとかおもっているのでは?

228 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/26(日) 22:56:05 ID:tDQPN5sM
「こ・・・これが性剣・・・なの?」
アンジェラがナマの樹の根元に見たのはチンコの形の剣だった。


229 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/27(月) 02:14:36 ID:/3WqEHIE
プリム「あれ?キミ剣士なの? そんな 立派な性剣もっちゃって」
ランディ「あ、いや、これは、その・・・・」
プリム「ちょうどいいや、キミ、あたしと一緒にきなさい。
言うこと聞いてくれるなら、鍛えてあげるよ。ね?」

プリム「いい?やみくもにふっちゃダメ。100%になるまで待って
リズミカルに責めるの」
ランディ「こ、こんな感じ?んっんっ」
プリム「だめえ!そこ叩いても無駄だってば!目で見ただけじゃ
本当のフォーカスはつかめないわ。からだで、つかむの」
ランディ「ここ・・?ぬめ熱くて・・・あ!」
プリム「んっいい感じ!ヒットしてるよ!次は押し込みつつ溜めるの!」
ランディ「はー、もう我慢できないよう」
プリム「シュートしてえ!」
ランディ「ううう!」
プリム「あーん」

プリム「よかったよ。もっと性剣のレベルが上がれば
たくさん溜められて、テクニックも増えるよ」
ランディ「もっと教えてよ」
プリム「いいよ、もう一汗かこっか。次はプロテクトとラッシュとエナジーボールかけちゃうね」

日々上達してゆくランディであった。

230 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/27(月) 06:02:06 ID:sQ2nnFTH

それを見てオナーヌするオッポイ

231 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/27(月) 07:20:22 ID:HuRApXI4
オッポイ可愛いよオッポイ

232 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/30(木) 03:04:03 ID:VnHqXpIc
オッポイ?

233 名前:名無しさん@ピンキー :2005/06/30(木) 15:42:41 ID:fDw6ivqH
ワロタ

234 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/03(日) 21:37:44 ID:MTaMoian
保守!!!

235 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/07(木) 13:16:05 ID:DMAsHt/g
リースlove
全シリーズ好きだけど、とくに3はキャラの動きがいきいきしてていいねえ

236 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/07(木) 19:01:42 ID:VsLAjOq1
リースキモ

237 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/07(木) 21:18:21 ID:A7fTCSCJ
リースサーモン

238 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/08(金) 14:41:25 ID:jPgnpbQ0
ここでオッポイの時代になるわけだな!!

239 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/08(金) 22:18:10 ID:6w+Z3leu
オッポイとは無関係だけど、書いてみたよ。
自分シャルロット愛好家(え)だからシャルロットのSSで。
前置きが長すぎてしょもいかもしれませんが載せます。

240 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/08(金) 22:19:13 ID:6w+Z3leu
「あたちも…ついに、くれすちぇんじ、できるんでちね」
シャルロットは嬉しそうだった。
マナが輝かせる光を浴び、少女は少しオトナへの第一歩を踏み出す。

パァァァァッ……

「……おっ、シャルロット女の子らしくなったじゃんか」
「シャル…可愛い……」
順にデュラン、ケヴィンの台詞である。
彼らはシャルロットがプリーストに成長した様を快く見受けていた。
自分達も成長している。デュランはナイト、ケヴィンはバシュカーへと。
そして彼らも、少しだけオトナへの道へと歩み始めていた。
「これで一先ずクラスチェンジは終ったな。まだもう一クラスあるみたいだが」
デュランが軽く腕を伸ばし背伸びをする。
「いずれ、旅をしていく内に、体得できるさ」
ケヴィンは舌足らずな言葉で答える。
「するとシャルロットはもっとかわいくなりまちよ!」
ふんっ、と鼻息を強く意気込むシャルロット。
「それはそうとでち。あんたしゃん、さっきあたちをぶじょくしたでち」
ビシッと小さな指を使いデュランに向け指摘する。
「え?俺なんか言ったか??」
少しびくりと背筋に冷たいものを感じ、否定するデュラン。
「いったでち!よぉーーっく、きこえたでち。おんなのこらちくなったといったでち!」
「なっ、それのどこが悪いんだよ!?」
身を怯ませ、一歩一歩と後方へ下がっていく。
シャルロットはそれに気づき、一歩一歩と前へ歩み寄る。

241 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/08(金) 22:19:36 ID:6w+Z3leu
「あんたしゃん、れでぇにたいちて、そのせりふはもんどうむよーのしょばつでち!!」
「 !? 」

言うが早いか、シャルロットはクラスチェンジをする精霊石まで辿り着く末の
戦いで稼いだ必殺技ポイントを出し惜しみも無く、デュランにぶちかました。

「むっきぃ〜〜〜!! ぼかすかっっ!!!」


ボカスカボカッ!!!


「いててっ」
デュランは結構なダメージを喰らう。
「ちょ、シャルロット……、やり過ぎだと思う」
「もんだいなしでち。ほら、ヒールライト」
咎めるケヴィンに聞く耳持たず、シャルロットは反省の色を変えず
やった事には変わりは無いからとりあえずとヒールライトでデュランを癒した。
「……たく。技の乱用だ」
チッ、とデュランはふて腐れる。
そのやり取りを少しばかり良いな……と思っているケヴィンだった。
「俺も素直になれたらな…」と。

242 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/08(金) 22:19:58 ID:6w+Z3leu

夕刻が近づくにつれ、デュラン達一行は急いでアルテナの町で一晩を明かそう宿を取る。
デュランは先程までの戦いの疲れを即座に癒そうと思い、食事の時にできるだけ
栄養になる物を胃袋の中へと注ぎ込み、後は寝るだけとベッドに横になった。
シャルロットはその間もゆっくりとちみちみ食事をし、美味しそうに頬張る。
ケヴィンは罠に嵌められ泥にかかってしまったとシャワーを浴びると出たっきりだ。
「ん〜。ここのりょうりも、おいしーでちねー♪」
はみゅはみゅと、慣れない(実際は慣れてるが)実に子供らしい手つき(?)で
お口の中に詰めたものをゆっくりゆっくりと噛み砕く。
幾ら少しオトナっぽくなったとはいえ、基本的な動作は変わらないものだ。
それにまだまだ、シャルロットはあまりにも幼い体付きでもある為、早く食べる事はできない。
「はふ〜。ごちそうさまでちた」
シャルロットは満足げにお腹をポンポンッと叩き、椅子に持たれ掛けた。
丁度その時、ケヴィンは帰ってきた。
「シャルロットも、もう食べ終わったんだな」
「はひー。けっこー、おいしかったでち。デュランしゃんはあじあわないからよくないでち」
と、シャルロットはデュランが寝ている部屋に視線をやり、溜息を零す。
「お腹が空いてて、疲れているんだ。仕方が無い」
ケヴィンは宥めるようにそう言い、自分もご飯にありつこうと席を座る。
「じゃ、シャルロットはおふろにはいりまち。みなしゃん、ばらばらでさみちーけど、
 またきかいがあるとき、ゆっくりしたいものでちね」
そう言って手を振り、パタリとその場を出る。
「朝はみんな、一緒」
ケヴィンはそう呟き、出されたメニューを美味しく頬張った。

243 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/08(金) 22:20:22 ID:6w+Z3leu

その夜、シャルロットは寝息を立てながら物音が聞こえてるのを耳にした。
「……むにゃむにゃ。……んん〜…、なんなんでちかぁ〜?」
こしこしっと目を擦り、寝ぼけた虚ろな瞳で辺りを見渡す。
「……なにも……ありまちぇんねぇ」
不思議そうにキョロキョロとするのだが、それでも何もわからない。
「……きのせいでちね。……ふぁぁあああ。れでぇによふかしはたいてきでち」
諦めたのか、のそのそとぎこちなく毛布に再び包まるシャルロット。
眠たさが加速し先程の物音は忘れたかのように深い眠りにつく。

周囲は誰も居ない。
デュランとケヴィンは別の部屋で寝ている。
当然、シャルロットは女の子だから、それを察して別々の部屋にしているのだ。
(ゲーム上で一緒に寝ているのは敢えて無視して)

シャルロットが再び眠りについた時、再び物音がする。
もう特に気にせずに睡眠を優先して物音が次第に感じられなくなる所まで寝た。
「………」
シャルロットが眠っているベッドから少し離れた場所で人影が現れる。
人影はシャルロットが居る方向へと向かい、そっとベッドに腰掛けた。
「……シャルロット」
小さく細々とした声で彼女の名を呟く。
ジッと眺めてから、頬を撫で、シャルロットの寝息を確認する。
「むにゃむにゃ……、もーたべられまちぇん……」
シャルロットは寝言を言う。
思わぬ台詞にプッと噴出し笑いそうになる手を抑え、くすぐったさを感じた。
「シャルロット…、好きだ……」

244 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/08(金) 22:20:44 ID:6w+Z3leu
今宵は満月。窓のカーテン越しから光が照らされ人影の正体を現す。
人影は、ケヴィンだった。
優しい目でシャルロットをただ見つめていた。
「シャルロット…、俺……」
思いを伝える事ができない切なさに胸を苦しめるケヴィン。
本当は、こんな時に言うべきじゃない。こんな事をするのは卑怯だ。
正直に真正面に想いをぶちあけたら良い。
だけど、今の関係を潰したくなくてケヴィンは今ここで、打ち明けるしかなかったのだ。
シャルロットの中に、その声は届かない。
「……シャルロット可愛い」
眠っている彼女に対しても照れ臭そうにそう言う。
次第に抑えが利かず、腕を伸ばして撫でていた頬から位置を変え、手を唇に置く。
柔らかい……と思った。その唇に触れたいと思った。
ケヴィンは堪らず、顔を少しずつ降ろしていき、シャルロットの顔の近くへと運ぶ。
唇と唇を重ね合わせ初めての感触に興奮する。
「……ん、……甘い。ミルクの味だ」
ペロッと舌で唇を舐めあげ、味を確認する。
「ん……ん…」
シャルロットが声を立てる。
「……中も、知りたい」
反応した仕草に益々興味を知ったケヴィンはシャルロットの口内まで舌を侵入させた。
シャルロットの舌を見つけ、嬉しそうに舐める。
「んは……」
ピクッと身を仰け反り、シャルロットは反応する。
甘く切なげな声が漏れていく。
「……んっ…ん、レロ…レロ………」
シャルロットのミルクの味!!嬉しそうに頬張る。
そんなことをしてしまってケヴィンは益々抑えが利かなくなってしまう。

245 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/08(金) 22:21:09 ID:6w+Z3leu
次にシャルロットの胸もどんな味がするのか気になり、シャルロットが着ていた
パジャマのボタンを焦りながら外していき、肌蹴て露になる胸を眺めた。
シャルロットのそれは本当に幼すぎるくらいか弱く小さい。
「シャルロット…凄い……」
感涙の笑みを浮かべ、ケヴィンは胸を突いてみた。
ふにっ、ふにっ、と柔らかいことが確認できた。
「んっ……」
いまだ覚めないシャルロットだが、声だけは異様に反応する。
だが、そんなことをケヴィンは気にも留めず続きをしようと手つきが怪しくなる。
「へへへ。どんな感じなんだろう」
と、面白そうに、ふにっ、ふにっ、と今度は揉んでみた。
もう片方の胸はどんな味かが知りたくてケヴィンはお口いっぱいシャルロットの胸を
頬張ってみる。すると、舌からも伝わる弾力がオモチャで遊んでいるみたいで躍起になる。
「はふっ…はふっ……」
けして痛くない範囲でケヴィンはシャルロットの胸を舐めたり揉んだりしている。
それが心地良すぎてシャルロットは夢の中で誰かに犯されているのを感じた。
夢の中でシャルロットは、「なんなの!?なんなの!?」と、何度も何度も叫ぶ。
「いやっ…」と言っても止まず、よくわからない感覚に魅入られてしまいそうになる。
「んはっ……」
夢の中での出来事でもがいている事が現実にもなり、
ケヴィンの前でじたばたと動き出すシャルロット。
「……?シャルロット、気づいてるのか?」
不思議そうにシャルロットの表情を伺うが、起きそうにも無かった。
「きっとシャルは敏感なんだ…。だから気づかずにあがいてる」
ホッと一安心した後、再び行為を続行させた。
シャルロットの胸も好きになりそうだ。唇も美味しくて、胸も美味しい。
だとすれば、女の子の大事なところももしかして美味しいのかもしれない。
そんな発想を思い巡らせ、遂にはシャルロットの身包みを全て剥がして
何も着ない幼く汚されていない綺麗な肌が露となった。
「シャル……綺麗だ……」
ほう…、と息を潜ませ、更に感動する。
そして足を上げさせM字にして内股がが露になる。

246 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/08(金) 22:21:28 ID:6w+Z3leu
「……濡れている?」
トロトロとシャルロットのそこは何かで溢れていた。
それは愛液と言う。
体液が流れる様を見て、ケヴィンは舌をそこに這わせ舐め始めた。
「ひゃんっ……」
シャルロットがくすぐったそうに反応する。
足が少しピリッと痺れてく。
ケヴィンは止めず、無我夢中で舌を動かし中にある全ての愛液を舐め取るように
膜壁を掻き回した。その動きが容赦なく行われるので遂に大きな声が響く。

「ひぁぁああっっ……あぅうううう」

耳がキィーーンと鳴り、ケヴィンは我に返った。
「あぅ……はふ……」
目を擦るシャルロットの姿が見えた。
ヤバイ…、そろそろ起きてしまいそうだ…と察す。
一目散にケヴィンは慌ててシャルロットに衣装を着させ退場していった。

「……ふにゃ…」
こしこし、と目を擦る。
「……!?」
シャルロットはひんやりとしたモノが股に感じることに気づく。
「……ふぇぇぇ。おねしょでちぃ……」
涙目で弱々しくそう呟く。
シャルロットも慌てて証拠隠滅っと、ごしごしと濡れタオルを用意し
必死に拭こうとする。ぱんぱんっと叩き、さも何事も無くお洋服を着替えた。

この日の朝、デュランは不思議に思った。
シャルロットが妙に早起きさんで、ケヴィンが寝坊していることに。
ケヴィンなんかは、起きてもなお眠たそうにしていたことを。

247 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/08(金) 22:23:44 ID:6w+Z3leu
あ…、プリーストって書いたままだ。
修正してなくてスマソ…。プリーステスです、本当は。

248 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/08(金) 23:05:51 ID:D6Nrvhus
このスレの奴ら、みんな通報したから。

数日後には警察の手がまわる。
覚悟してろ。

249 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/09(土) 01:53:40 ID:4VI+sabN
スレを閲覧して逮捕される
ならば貴様も逮捕されるべきだべきだ

250 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/09(土) 03:28:31 ID:y2ICH31X
プリムたんに欲情しただけの俺に何の罪があるのさ。
一体どこの警察に通報したんだい?
検非違使?ジェダイ評議会?


251 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/09(土) 09:26:47 ID:9wcauLjx
アホなこと言ってないで普通に保守しろ!

252 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/09(土) 13:50:47 ID:vVkwOA7k
ほしゅ

253 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/09(土) 19:39:16 ID:cGqkH6fg
>>247
GJ!
俺リースも好きだけどシャルロットもいいなあと思い始めた(*´Д`)
あ、エロとしての話ね。キャラはみんな大好きだ〜!

254 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/10(日) 11:22:40 ID:HuCowRjj
体がない

255 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/10(日) 15:14:18 ID:TlBndGcS
なんじゃこりゃぁ!って太陽に吠えろのネタがあったな。

256 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/11(月) 05:50:18 ID:WOUi7Wns
理の女王×アンジェラって需要ある?

257 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/11(月) 09:06:52 ID:ZAEiskej
>>240
女の子らしくなったシャルタン(*´Д`)ハァハァ
ケヴィン頑張れ、超頑張れw

258 名前:sage :2005/07/13(水) 00:55:11 ID:wwdCo5LK
誰かいる?

259 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/13(水) 03:43:48 ID:ADMcapaT
誰もいないよ

260 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/15(金) 22:56:00 ID:OrMG8KRG
ほっしゅ

261 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/18(月) 21:45:10 ID:inznn4nS
>>256
ノ 需要ありです。
たのんます。

262 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/19(火) 17:00:49 ID:UxsNbqlJ
>>261
 私は背筋を伸ばし、足音を立てないように気をつけながら大広間に出た。もう何百回、何千回となく
足を踏み入れている場所なのに、いまだに緊張のあまり膝が笑いそうになる。
 軽く会釈をして進み出る。正面の玉座に控えているのがこの魔法王国アルテナの女王様。
「アンジェラです。お呼びでしょうか、お母様」
 跪いたまま、顔だけを上げた。花瓶を割ったことで怒られるのだろうかと思い、なるべく神妙な顔を作る。
「お母様と呼ぶのはおやめなさい。公務中なのですよ、もしも来客でもあったらどうするのかしら?」
 そう、女王様こそ私の実の母親。外の世界を覆う氷よりも冷たく、厚く、私を苦しめてくれる。
「ええっと、いまはお客様はありませんが」
「大切なときにこそ普段の癖が出てしまうのです。気をつけなさい」
「はい」
「お前はいつも、はい、はいと生返事ばかりでちっとも直す気がないのだから呆れてしまうわ」
 唇を噛んで、矢のように降りかかる冷たい言葉に耐える。誰か仲裁にでも入ってくれれば良いのに。
ちらりと顔を上げて見回しても、衛兵たちはみな仏頂面で立ち尽くすばかり。
「そんなことはありません。きっと、きっと直します、お母、いえ、女王様」
 母は大げさに溜息をついてかすかに手を上げて髪を直した。雪のように白く細い母の腕に不釣合いな程
大粒の宝石だらけの重そうなブレスレットが耳障りな金属音を立てて、あたりのマナに波紋が広がった。

こんな感じで良かったら。良くなくても書いたら貼るけどw
今はもう別の仕事に取り掛かってしまったので、そっちが片付くまでもうちょっと待ってくだされ。

263 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/20(水) 05:28:39 ID:1yVp9NuA
久々に来たなこのスレ…
俺も待ってるよ ノシ

264 名前:こんなのはどうでしょう :2005/07/21(木) 18:30:02 ID:4yyPNyMj
主人公に飼われているモールベア。
 ↓
AFを次々に置く。
 ↓
ペット牧場にチット出現。
 ↓
数日間仲良く過ごす2匹。
 ↓
最終的にチットに性的に犯されるモールベア。

265 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/21(木) 20:27:36 ID:v8MsPS8H
なぜカーミラをわざわざ外してモールベアに・・・・

266 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/22(金) 23:21:56 ID:dnvqdBho
「う〜、竜鱗竜鱗」
今、竜鱗を求めて全力疾走している私は、ごく一般的な主人公女。
強いて違う所を挙げるとすればカーミラに興味があるって事かナ。
名前はチャボ。

そんなわけでマイホームから近い、フィーグ雪原に着ていたのだ。
ふと見ると一匹のカーミラが立っていた。

(ウホッ!いいカーミラ───

そう思っているとそのカーミラは、私の見てる前でマントを脱ぎ始めたのだ・・・!

「か わ な い か」

そう言えば、フィーグ雪原はドラゴンヒナが出ることで有名だった。
全く関係ない話けど、いいカーミラに弱い私は言われるままホイホイと
ペット牧場に連れて帰っちゃたのだ。

彼女、ちょっと女王様っぽいカーミラでライアと名乗った。
人間にも慣れてるらしく飼育小屋に入るなり私は素裸に剥かれてしまった。

「良かったのか、ホイホイ連れて帰ってきて、アタシは人間でも平気で
食っちまう女なんだよ?」
「こんなことはじめてだけど、いいんです。私、ライアさんみたいな人、好きですから。」
「うれしいこと言ってくれるじゃないの、それじゃあとことん喜ばせてやるからね。」

言葉どおり彼女は素晴らしいテクニシャンだった。
私はというと性器与えられる快感の波に身を震わせて悶えていた。
しかしその時、予期せぬ出来事が・・・

267 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/25(月) 01:00:55 ID:ZWMmRTxu
「良いこと思いついた。おまえあたしのマンコのなかでレイジンクペインだせ」

268 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/27(水) 21:14:41 ID:R/XtIF+A
マナ投入あげ

269 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/30(土) 07:30:55 ID:ICE81tjU
ほしゅ

270 名前:名無しさん@ピンキー :2005/07/30(土) 20:44:07 ID:LBGTGadQ
その後、ランディ達の姿を見た者はだれもいなかった…

271 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/03(水) 22:49:11 ID:0NEkoZj9
L・O・M!L・O・M!

272 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/08(月) 07:50:09 ID:65LYiP2h
保守

273 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/15(月) 08:49:14 ID:F1E1c5ua
夏ミケ保守

274 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/20(土) 11:03:42 ID:K/rhhO7a
GB版聖剣(w で書く神はおらんかな…。
新薬はアレなので…。

275 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/20(土) 20:30:38 ID:R5IPRPs7
じゃあダナエがエスカデにメチャメチャにされるの書いてやるか

276 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/21(日) 00:43:38 ID:6yiOWtL/
瑠璃×黒真珠で投下してみまつ。

277 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/21(日) 00:44:10 ID:6yiOWtL/
瑠璃×黒真珠

あの後、宝石王を倒した後。
ユウの協力もあって俺達の煌めきの都市ができた。皆、最初は戸惑いながらもなんとか暖かな人間(?)関係をきづきあげた。
それぞれの家もでき、未来が見えてきた。俺以外は……。
この都市はとても美しく、真珠も喜んでいた。それでも俺の心にはポッカリと大きな穴が空いていた。まるで核が丸ごと無くなったかのように。
どんなに綺麗な都市でも、彼女がいないと俺の中でその美しさは色褪せてしまう。彼女がいなければ、俺の存在に意味などないのだ。

ウンディーネの加護に満ち満ちたある朝、彼女はやってきた。
「久しぶりだな、黒真珠」
ノックもせずに人の部屋に入ってきた訪問者に語りかける。振り向かなくても、空気で分かった。俺の愛しい人。
「あぁ、久しぶりだ。宝石王の件以来か」
黒真珠が微笑を浮かべる。
「あれから、全然でてこなかったな」
「真珠の意識が強くてな。出てこようにも出てこれなかった。寂しかったか?」
「ば、バカ言うな。俺が寂しいはずないだろう」
赤面しながら答える瑠璃に笑みを浮かべながら
「そうか、すまなかった」
と答える。その顔は嬉しそうで、それなのにどこか憂いを帯びていた。


278 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/21(日) 00:44:54 ID:6yiOWtL/
今日はここまで。

279 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/21(日) 17:16:07 ID:aBNDYPj3
黒真珠って誰?

280 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/21(日) 19:42:06 ID:mihrlYTc
レディパール

281 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/22(月) 01:16:45 ID:0nH3qMoW
>>275
まかせた

282 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/24(水) 03:31:13 ID:J9kdR2DT
>277
続き待ってるぜ〜ガンガレ!
でも個人的には真珠のが萌ry

人魚は需要ありますか?

283 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/25(木) 00:29:16 ID:8X0gCKtM
つーか何でもこいや

284 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/25(木) 09:47:57 ID:vUNsOMI/
まず投下してくれ。話はそれからだ。

285 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/27(土) 04:56:26 ID:ZuIuJfdS
そして誰もいなくなった

つーか聖剣てあの雰囲気壊したくないから容易にエロパロできん…

286 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/29(月) 11:47:18 ID:Z99tOoWH
test

287 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/29(月) 21:49:16 ID:++EZzpux
前スレをにくちゃんねるで探してみたが保全されてなかった罠。
『求める先に』を最初から読みたい。

288 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/30(火) 09:25:10 ID:PTEGJ+z2
>287
直接に検索しても見つからないが、ログ自体は残っているぞ。まずこのスレを検索する。
「bbspink系だけを検索」にして『聖剣』で出るはず。で、スレ鯛の方をクリックしちゃうと
現行スレなので2ちゃんの方に飛ばされてしまう。スレ鯛の左にある[D2H]をクリックすると
にくちゃんねる内での取得ログにアクセスできる。そこから>1の前スレリンクの
聖剣伝説スレッドinエロパロ板
ttp://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1053958120/l50
をクリックすれば、ログが閲覧できるという具合だ。

手っ取り早く言うと↓に飛べばOK。
ttp://makimo.to/cgi-bin/dat2html/dat2html.cgi?http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1053958120/

他にもttp://makimo.to/cgi-bin/dat2html/dat2html.cgi?(当該スレのURL)でログが
見れる事も多々。覚えておいて損はない。

289 名前:名無しさん@ピンキー :2005/08/30(火) 22:32:57 ID:6sysaAtV
。・゚・(ノД`)・゚・。 あ、ありがとうヨメタヨー


もう作者さんこのスレ見てないだろうけど、
GJGJGJ!萌えました!


290 名前:何処かのフリーター ◆0cCCiuM1HA :2005/09/03(土) 10:02:50 ID:r+7ZUlJ/
実はまだ居たり。つーか、>288も俺。(何)

『フォルセナの休日』ってサブタイの次話プロットがあったような気がするのは秘密だ。

291 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/04(日) 01:21:25 ID:20hAVbQQ
神イタ─wwヘ√レvv~―ヽ(゚∀゚)ノ─wwヘ√レvv~―!!?
期待age

292 名前:256 :2005/09/04(日) 17:10:03 ID:4I8zgdss
研究論文書いてたり別スレでリレーSSやってたりで全然進んでませんがこんにちは。
LOMは未プレイなんだが、需要を考えるとやっとくべきなんだろうか。

まだこのスレはエロパロ板SS保管庫にも収録されてないんだよね?
向こうに収録されないようなら、自前でなにか作ってみようかとも思うのだけれども。
職人様が反対なさるようなら、前スレのログだけでも置こうかな。

>>274
漏れが前スレの334から書いたアレは、確か新薬だったかorz
やっぱ外伝らしいエピソードを取り込んだほうが盛り上がりそうだけど、
ああいう悲劇でティンコビンビンにするのは罪悪感があるなぁ…w

>>290
がんがれ。超がんがれ。
女王様がフォルセナにお忍びで「老婆の休日」とか考えた漏れは
ダイヤミサイル喰らってきます。

293 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/06(火) 20:50:25 ID:PgOGoWEy
来たばっかりの自分としては職人様さえ良ければ
是非とも今までの作品保管庫を作って欲しいなぁ・・・・・・。

294 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/06(火) 21:02:27 ID:D+emha+q
自分も>>293に賛成です。自分のパソコンでは、聖剣伝説スレッドinエロパロ板が
「エラー:DATファイルの取得に失敗しました」とでて、970以降が見られないのです。
だから是非とも今までのデュラリー作品が読みたいです。

295 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/07(水) 04:18:21 ID:4jiuxKor
あれ保管庫なかったっけ?
確かぐぐればすぐ見つかったと思うんだが

296 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/07(水) 13:53:26 ID:Vz9hMCzH
>>295
見つかりませんでした。ああ、どうしても読みたいです。
職人様、無理にとは言いませんが出来たらお願いします。

297 名前:289 :2005/09/07(水) 14:16:12 ID:Cs0vKQDc
俺も途切れてたけど、何処かのフリーター神の作品は読めたよ?
885からだし。続きがあったのかな?

298 名前:256 :2005/09/07(水) 14:43:24 ID:NteoHBWL
それじゃ、とりあえずログ倉庫だけでいいかな? 前スレは981まであるみたいだ。
作品別インデックスも作ってみようかと思うんだけど、異論があればお早めに。

299 名前:何処かのフリーター ◆0cCCiuM1HA :2005/09/08(木) 04:46:14 ID:sdy+KwU+
作品の掲載については問題ないです。あんまり良く覚えてないけど、少なくとも前スレの
>971以降に拙作は無かったような。

最近はパンヤばっかりやってるんで筆は全く進まない罠。

300 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/09(金) 09:10:11 ID:vBSA9FBS
300げと。

301 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/09(金) 10:56:46 ID:3YyUgftm
>>299
そうだったんですか・・・ということは自分はすべて読んでいるってことか・・・。
しかしそれでもやっぱ倉庫は作ってもらってよろしいでしょうか?まとめて読みたいんで。

302 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/10(土) 13:43:32 ID:49yy2AiR
>>256
掲載許可でたみたいなのでログ倉庫と作品掲載よろ〜

303 名前:256 :2005/09/12(月) 12:39:58 ID:IzWk9quT
とりあえずログだけまとめてみました。
http://sundays.sakura.ne.jp/seiken/

作品別インデックスなどはまた後でやります。

304 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/13(火) 01:41:11 ID:DNkoyd3c


305 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/13(火) 02:31:17 ID:c8eOpVwi
>>303 乙です


306 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/13(火) 16:43:05 ID:hG+pMYH5
>>303
ありがとうございます

307 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/13(火) 23:24:21 ID:TCmmr1Pj
(;´Д`)ハァハァえりおっときゅんかわいいよかわいいよえりおっときゅん(;´Д`)ハァハァハァハァ/ \ア/ \ア

308 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/16(金) 14:00:09 ID:7j6XZmhK
マイナーカプはいいね

309 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/17(土) 02:15:38 ID:nalgz3FW
じゃあクインビー×ポロン

310 名前:ホークアイ×リース :2005/09/21(水) 19:07:35 ID:QQqUBsP/
ひさしぶりの2ちゃん・・・。
エロパロ書くの初めてで赤面しながら書きました。
あまりエロくないでーす。

311 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/22(木) 12:00:48 ID:kyk/Vj9/
昨日から待ってるんだが…アレ、まだ来ないの?( ゚Д゚)

312 名前:ホークアイ×リース(1) :2005/09/22(木) 21:56:45 ID:updN9aEC
やわやわと虹の色に変化するランプの花みだれる森。
ただでさえ迷うで有名な森・・・例に違わずホークアイとリースもアンジェラとはぐれてしまった。
アンジェラほどの魔力をもってすれば、独りでもその魔力を駆使し、森を抜けられるかもしれない・・・。
だが二人いてもなお、迷うことになったホークアイとリース。
もううんざりするほど歩きまわった。
「ごめん、リース。俺、方向音痴なのかも・・・。」
俯きながら自嘲気味に笑った。
リースは内心焦っていたけれど、微笑みを浮かべた。
「大丈夫ですよ。落ち着いて道を探しましょう?」
リースはホークアイが好きだった。
思いがけず二人きりになれて嬉しかった。
このまま森を出られなくて、ずっと二人で迷っていたいなと少し思った。
(いや、それはさすがにまずいか・・・。)
リースはクスッと隠れて笑った。
ランプ花が灯り、めまぐるしく次々と色が変化する。
その妖しい森に二人は疲れて、まだランプ花が灯っていない場所を選び休息をとることにした。
ホークアイは花の根元にどっかと腰を下ろした。
「あーっ!!もう疲れた〜!!この花のせいで目も頭もクラクラだよ!」
(ぅ〜、ほんとに疲れたわ・・・。)
二人でずっと迷っていたいだなんて、、、そんなロマンチックに考えてた自分が恥ずかしくなった。
「でもこの森は神秘的です。美しい花もたくさん見ることができましたし・・・あのー、その、確かに早く出る事ができたらいいけど・・・。」


313 名前:ホークアイ×リース(2) :2005/09/22(木) 22:00:35 ID:updN9aEC
苦笑をホークアイに向けようとした時、横に座る彼の様子がどこかおかしい事に気づいた。
彼の花を見つめる紫色の瞳が、ゆらゆらと潤んでいて、頬もほんのり赤みをおび、お酒に酔っているようにも見えた。
「ホークアイ?どうしたの?」
虚ろな瞳を頼りなく彷徨わせて、リースの瞳をとらえて言った。
「俺は・・・リースが・・・え?なんでもな・・・」
ホークアイはそう言ったきり、ふにゃりとリースの肩にもたれて目を閉じてしまった。
尋常ではないホークアイの様子にリースは焦った。
肩には愛しい人の温かな重みがあるが、酔いしれてる場合ではない。
(少し前までは『あー疲れた』って言ってたし、普通だったわよね?なに?なんかの罠?でも顔が赤いし・・・まさか熱?とか?)
グローブを取り、そっと彼の額に触れてみる。
熱は・・・ない。
どうしたものかと思った時、リースは自分の異変にも気づいた。
(なぁに?なんか急に動悸が・・・)
その時、いつかどこかの町で耳にした噂を思い出した。
『その森は美しいけれど、妖しく色を変えるランプ花によって、人の精神を狂わせる。』
(ただの噂だと思っていたけれど、まさかランプ花の魔力に囚われた・・・?)
だとしたら、このままここに止まるのは危険かもしれない。
「ホークアイ!ねえ!起きて!」
体を揺すって起こそうとしたが、彼の瞳は虚ろなままだ。
その時ふと自らも花の魔力に囚われる感じがした。
先程まで目にしていた美しく妖しい花が目の奥に滲む。
誘われるようにリースの手がホークアイの頬に導かれる。
(ホークアイ、好きなの。ずっと傍にいて。)
リースは切ない瞳でホークアイを見つめた。
そっと頬に触れたその瞬間・・・頬の感触にびくりと反応し目を開けた彼の潤んだ瞳と、彼女の切ない瞳が交錯した。


314 名前:ホークアイ×リース(3) :2005/09/22(木) 22:03:53 ID:updN9aEC
想いが溢れて、自分の気持ちが筒抜けになったような気がした。
(見透かされる!)
リースは咄嗟に手を引こうとした。
しかし、その手をホークアイが掴み、再び見つめあう格好になってしまった。
「リースの心が見えた。俺は・・・俺の心は・・・」
答えの代わりにホークアイはリースを引き寄せ、花にミツバチが誘われるように優しく口づけを交わした。
口づけを交わし、リースの首筋をホークアイの唇がそっと這う。
首筋に感じる彼の熱い吐息。
「あ・・・」
リースは微かに身じろぎした。
彼の舌が唇を割って挿しいれられる。
リースは今まで愛する人とここまで触れ合ったことはない。
愛する人が自分に触れてくれる、嬉しさと緊張で胸がぎゅっとしめつけられた。
ホークアイは、リースをそっと草の上に横たえた。
肌に触れる部分が冷たく、草と土の匂いがした。
リースの唇に、首筋に、はだけた白い胸元を愛撫しながら、彼女の衣服を脱がし、自分も裸になった。
ホークアイはリースの胸に触れ、その頂きにある敏感な部分を舌で転がした。
「あっ・・・ん、」
リースはホークアイを抱きしめた。
ホークアイの長く結った髪の束が、背中を滑ってリースのお腹にふさっと落ちた。
彼が彼である証拠・・・
「ホークアイ・・・大好き。」
一瞬だが彼の愛撫が止まった。
彼は何かを言おうとしたかのように唇が震えたが、構わずリースの金色の茂みに手を伸ばした。
そこは泉が湧いているかのように潤んでいた。
何度も亀裂を下から撫で上げた。
「きゃぁ!やだ!あんっ!」
リースが甘い声をあげる。
その唇をホークアイは自らの唇でふさいだ。
溢れる愛液を指に纏って、亀裂の一番上にある敏感な所をしごいた。


315 名前:ホークアイ×リース(4) :2005/09/22(木) 22:07:28 ID:updN9aEC
リースの体がびくりと反り返る。
唇をふさがれているので声を上げられない。
「リース・・・今度は声出して。」
ホークアイはリースの足を開き、いきり立つ自身を泉の中心に押しあてた。
ゆっくりと沈めていくと、先の部分が中に少しめりこんだだけで、リースは声を上げた。
「あっ!あっ!やだ!」
リースは足を閉じようと身を捩った。
しかしそれは、かえって中がぎゅっと締めつけることになった。
「はぁ・・・リース・・・。」
ホークアイは閉じようとするリースの足に膝を掴み、大きく広げ、彼女の一番奥まで突きあげた。
消えていたはずのランプ花が強く光りだした。
「きゃぁ!あっ!んぁあん!」
喘ぐリースの目の端に光りだしたランプ花が映る。
ホークアイの瞳にもまた光るランプ花が映る。
「リース・・・リース・・・俺のものにしたかった・・・ずっと・・・。」
より激しさを増す動きに二人ともこのまま壊れてしまいそうだった。
「ホークアイ、んっ!もうだ・・・め!」
彼女の一番深い所で熱いものが弾けた。

316 名前:ホークアイ×リース(5) :2005/09/22(木) 22:14:21 ID:updN9aEC


「おっそーい!あんたら何してたらこんなに遅くなるわけ!?迷ったって・・・ホークアイあんた盗賊じゃないの!
リースもっ!こんな奴にのこのこ付いてったら駄目よ!まったく!あたしはこの超絶なる魔力を持っていたからいいものの・・・」


まだまだアンジェラのお説教は続く。
何してたらって、まさか本当にナニしてたとは言えず、二人とも黙って聞き流していた。
「・・・すいません。」
「・・・ご、ごめんね?」
ランプ花の魔力に囚われてあんなこと・・・。
ホークアイとリースはなんとなくバツが悪くて、目を合わせられなかった。

アンジェラはそんな二人をみて、ランプ花のせいだと確信した。
ぎこちない二人を和ませるために、慰めになるだろうか。
(でもこの二人は前から・・・)
アンジェラは面倒くさげに言った。
「ランプ花は人の心を狂わせるっていわれてるけど、ちょっと違っててさ。実際は真実の心が見える花なんだよ。」
『真実の心?』
ホークアイとリースは目を合わせ、恥ずかしげにまた逸らした。
アンジェラがニヤリと笑った。


(ホークアイ、好きなの。ずっと傍にいて。)

(リース・・・俺のものにしたかった・・・ずっと・・・。)
〜おわり〜

317 名前:ホークアイ×リース :2005/09/22(木) 22:17:20 ID:updN9aEC
サーバーのエラーでいきなり書き込めなくなり、投下が遅れてすみませんでした。
何ヵ月も前に書いた作品なんですけど・・・中途半端にやらしくって恥ずかしくなりました。

318 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/22(木) 22:32:46 ID:lWrvWEBy
イイ!
長さもエロさもこのくらいが俺にはちょうどいいな、オチも好き
でも確かに中途半端だと思う人もいるかもね

319 名前:ホークアイ×リース :2005/09/22(木) 23:31:53 ID:updN9aEC
>>318
ありがとうございます。
なんかもっとエロくなればよかったんですけど・・・やっぱり私にエロは向いてないっす。

320 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/28(水) 15:23:34 ID:Kc/Xln1y
保守age

321 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/29(木) 19:34:13 ID:wYqKZ86y
職人さん乙!
エロは少な目だったけど、よかったよ!
エロシーン頑張ってかけるようになってください(・∀・)/期待
リースたん萌え(*´д`)ハァハァ


322 名前:名無しさん@ピンキー :2005/09/29(木) 20:43:09 ID:1G2rUFVw
職人さん乙

323 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/03(月) 10:53:12 ID:aloJYF78
age
職人カモンw

324 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/03(月) 14:23:07 ID:zAmL4ruM
厨房が来たよ
うはwwwwwwをえwwwwwwwwwwwww

325 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/03(月) 14:58:24 ID:aloJYF78
うっはw厨房来んなwwww
このスレを見てリースが好きになったよw
職人来ないかなぁ?


326 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/03(月) 22:36:19 ID:WbYUM6Oa
流れは自分で作るもんだぜ

327 名前:BGMは「shoot the works」で :2005/10/05(水) 01:32:43 ID:vNgVu4ri
はあ―――――

崩れ落ちた回廊の先に佇み天を仰ぐ。真っ黒な空。時刻は夜分過ぎ。重たい雲に隠れ、星明りは覗かない。
…決着は付いた。親友の、父の仇。この瞬間の為に全てを費やし、多くのモノを捨ててきた。多くの血に塗れ、なお多くの傷を体に刻みながら。
その果てに待っていたのが…こんなものだったと言うのか。

……空っぽ。

何の感慨も心に湧きはしない。あの女を討ち果たし、あの世に居るかの人への手向けとする。それが成った今、全身を包む例えようの無い虚無感。
手に残っているのは肉を削ぎ、貫く感触。そしてこびり付いた血の匂い。
…っ。
胸の奥に刺さる棘。チクリと痛む。だが、それを取り除く事は出来ない。後悔と言う名の棘。それは痛みを増し、全身を飲み込む。
…判っていた事では無いのか?心が晴れる事も、死者が微笑む事も決して無いと言う事が。
それでも尚、突き進んだ。…復讐と言う名の足掛かりを得る為に。自己を確立する為に。精神の安寧を保つ為に是を良しとした。

…そうして遂げた本懐。

その代償は変わってしまった自分自身。心の闇に身を任せ…汚れ、堕ちてしまった我が身。



328 名前:BGMは「shoot the works」で :2005/10/05(水) 01:42:04 ID:vNgVu4ri
そう…彼等は変わってしまった。

男からは人懐っこい笑顔や周りを微笑ませる軽口が消えた。言葉を発する事が殆ど無くなり、表情の変化の無い能面の様な…それこそ彼が愛用する紅い面同様の無機質な顔を覗かせる。それこそ機械の如く振舞う。感情など無いように。
女の口数もめっきり減った。以前の彼女からは信じられないような挑発的な装い。同時に得たのは、瞬時に辺りを圧し、凍てつかせる威圧感。彼女愛用の毛皮に付加された狼同様に、獰猛な獣に成り下がる。…否、畜生以下に。

流れ往く紫煙が長いを引き、絡みついてくる。男の指から立ち上る煙。そんなものでは抑えられぬ、湧き上るどうしようもない「渇き」。
自身を掻き抱き、無様に崩れ落ちる。女の全身を蝕み、食んでいく奥底からやって来る耐え難い「飢え」。
崩れ去った自身の足場。残されたのは壊れた男と狂った女。


もうどれだけこうしているのか。時間の感覚は曖昧。
異形の徘徊する闇の城。常人ならば数分と正気を保てないであろう魔の居城を徘徊し、獲物を狩り出す。
ひっきりなしに襲ってくる黒い衝動…殺したい、戦いたい、喰らいたい、血に塗れたい。
我が身を苛む愉悦への渇き。それを諫める為に今日もまた。

駆り出した獲物を蹂躙し、毟り尽くす。一抹の情けも無い。
ふ、ふふ…ふふ、はは…あ、はは………楽しい。……面白い。


329 名前:BGMは「shoot the works」で :2005/10/05(水) 01:47:59 ID:vNgVu4ri
二人に共通するのは吐き気を催す血の香…そして死臭。それが一段と濃くなった。

きゃは           ははは  うふふふふ  
あははは     は 
           ひゃははっ                  へひゃっ
    ふ、ふはははへ  ひひひっ、あは
へはははは           ふひゃ      ひゃひゃひゃ…
あ、あはは…ひゃは…ははは…

魔物は彼等にとって食い物である。流れる様な短刀と槍の連携。目を、鼻を、耳を削ぎ、腕を、脚を、肩を貫き、脇腹を引き裂き、肋骨を砕き、臓物をこぼれさせ、それすら叩き潰して最後には…首を落とす。心臓を引き摺り出す。
猟奇的な殺し方。血煙は全身に纏わりつき、男を、女を染め上げた。
斬首の瞬間、無表情な男の顔に感情が戻る。赤い仮面から覗く金色の瞳は猛禽のそれ。口の端は釣り上がり、凄惨な笑みが漏れた。彼の男性自身は雄雄しく反り返り…
赤い女は血に染まり、全身を余す所無く紅くしていく。妖艶に、恍惚と、全身に血を塗りたくる。その香を刻み込むが如く。彼女の骨盤は緩み、下腹部を覆う布地は蜜を吸い…

ひゃぁはぁははははははははははっ!
きゃっはははは!きゃはははははは!

変な状態にある事。若しくはその状態にある人間を指す言葉。…即ち、変態。
だが、彼等の場合はその言葉にすら該当しないだろう。何故なら、彼等は自身の異常性をはっきりと認識しているのだから。それを壊れている、狂っていると言わず何と言おうか。

…あくまで自分の意思で。今日も今日とて。惨劇を繰り広げる…。

…一体、何処で間違えた?
こんな事を望んでいた訳ではないのに。誰に向けた訳でもない言葉は無言に飲まれ、消えていく。それを悔恨と人は言う。
何れにせよ、変性は終了してしまった。
火が通った肉は生肉には戻れない。死んだ人間は生き返らない。時は逆には流れない。
…言える事は一つ。もう…戻れない。光も闇も無く、ただ青かったあの頃には。
誇り高き義賊も…慈愛に満ちた強き姫君も…既に存在しないのだから。
今、此処に或るのは闇夜の刃と魔狼の槍騎。
明けない夜に揺蕩いながら、己が闇からの声に身を委ね…

今日も今日とて…

血に塗れる…。


330 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/05(水) 10:19:31 ID:6GV8DO4h
>>327
乙です。
だが怖えぇw

331 名前:BGMは「shoot the works」で :2005/10/05(水) 16:28:03 ID:9sU3Lt7i
エロパロなのにエロがないのは如何なものか?実際どうなのよ?

……いや、半分は冗談なんだわ。…ってなワケで。

さて…自分は一体何をやっているのか。もうそれすらも曖昧だ。起きて、飯を食い、獲物を求めて徘徊し、また飯を食い、寝る。ただそれだけを繰り返している感覚。
懐から取り出した煙草に火を点し、紫煙を燻らす。
もう…長い間日の光を見ていない気がする。明けない夜。闇の帳。何時からこの世界に迷い込んだのか。…最初からそうだったかのか?自分から首を突っ込んだのか?今となってはどうでも良い事だ。
上等なソファーに踏ん反り返り、天井に向かって煙を吐く。薄暗い室内。腐っても嘗ての光の城だ。人間用の部屋も残っていた様だ。その一部屋を陣取っての引き篭もり生活。
「住めば都」と言う言葉が頭を過ぎり、渇いた笑いが漏れる。
…ああ。違いない。

「?」
部屋の扉が開け放たれた。魔物避けの結界は一応、張ってある。それを無視してやってくる輩は何者なのか。…答えは出ている。一人しか居ない。
「失礼…しますね」
赤い毛皮を纏った長身の女。彼の相方である。
靴音も高らかに部屋を横断し、真っ直ぐ彼の元にやって来た。
「また、なのか?」
抑揚の無い低い声で男は冷ややかに言った。眼前の女に視線を向け、視線を絡ませる。
香を彷彿とさせる特有の煙草の香が何かを煽る。
「…はい」
もじもじと股を擦り合せる女。瞳は潤み、顔は上気し、酒でも飲んだかの様にほんのりと赤い。
「気分では…ないんだがな」
「意地悪…しないで下さい」
感情の無い表情で呟く男に女は泣きそうな顔でしな垂れかかる。
もう半ば日課になってしまっているそれを揶揄してのもの。
嘗ては互いに寄り添い、恋愛と言う夢を見ていた若い二人。日に日に身を焦がす衝動に耐えられなくなった時、彼等がそれに至るのは自然な流れであった。
持て余す暗い欲望をお互いの体で癒し、潤す手段。
「駄目…ですか?」
彼女のその本気で泣き出しそうな表情に男は弱かった。互いに堕ちた…と言っても、今もまた好き合い、背中を預けあう大切な相方だ。
「ふう…」
根元まで吸い切った煙草を灰皿に押し付け、嘆息。…無碍には出来ない、よな。
「おいで」
参った…とでも言い出しそうな顔をして、男は女を抱き寄せた。
「あ…」
熱っぽい、悩ましい吐息が漏れる。女もまた、男を愛していた。どうしようも無く渇く時に頭を過ぎるのは彼の顔。そうして、今はその腕の中。…独りは、寒い。
互いに言葉は要らない。縛るものなど、存在しない。どちらからともなく唇が触れ合った。




332 名前:BGMは「shoot the works」で :2005/10/05(水) 17:20:14 ID:9sU3Lt7i

「あっ…くふぅ…」
彼の剛直を飲み込み、その腹の上で踊る。上下運動。時折、敏感な場所に雁が引っ掛かり、衝撃が体を貫く。
…彼の瞳には何も写されていない。こうして交わっているのに。私を見てはくれないその瞳が悲しくて、恨めしくて。………抉り出したい衝動に駆られる。
「?…苛ついてるようだが」
「え?…あは♪気のせいですよ…んうぅ」
気付いてくれた。私が恥も外聞も捨てて乱れているのに、気配の変化にだけは敏感な人。
そんなに私は魅力が無いのか?もう…何度も抱かれている。否、私が乗っている?
回を重ねる度に彼の心が私から離れていくようで怖い。
「んっ…んっ…♪」
くちゅ、くちゅり。淫らな水音は室内に響き渡り、自分自身にも感じ取れる大きさに。
「はぁ…はっ…っく」
ぱちゅん。ぱちゅん。更に動きを大きくする。暴れている…と言う表現が似合うだろうか。
これだけしても眉一つ動かさぬ…。貴様は一体何様か。反応の一つでも見せてくれれば良いのに。もっとしないと駄目なのか。
まさか…彼の心にあるのは私では…ない?ひょっとして、彼女?
だとしたら…悔しい。
「んううぅ…っ♪」
肛門に、下腹に力を入れて、膣をぎゅっと圧迫してやる。よりリアルに感じられる彼。
下の口で咥え込み、扱き上げる。じゅぷっ。じゅぷ。水音は卑猥さを増す。
「はぁ!…んふッ♪んく…!ふはっ!!」
これで呻きの一つでも見せてくれれば可愛いのに、彼の様子は相変わらずだ。彼の胸にやった掌から感じられる拍動。…10秒で11回?平時の大人のそれとほぼ変わりない。
ここまで来れば素直に賞賛したくなる。仏頂面、不感症、ファザード一?ウィンテッドは知らない。
「あっ…ああぁ♪」
そうこうしている内にこちらが限界と相成った。子宮を中心に伝播していく快楽の波。
「ふああああああ!!!」
思考が漂白され、その狭間に何かを垣間見る。
ビクン!指先から足先まで余す所無く、引き攣り…そして脱力。
「はっ♪はあぁっ!!…ああん…♪」
くて〜。ホークアイの上に覆いかぶさった。鷹の名を冠するその男。尤も、今の装いでは鴉しか連想出来はしないが。




333 名前:BGMは「shoot the works」で :2005/10/05(水) 17:24:00 ID:9sU3Lt7i

「む?」
下半身から重量が偏移。妙に近い彼女の吐息で魂が戻ってきた。
荒い息。きゅうきゅう小刻みに締め付ける彼女自身。どうやら達したようだ。
「ダウンか?」
「っ…ごめんなさい。先に…逝っちゃいました……♪」
ああ、そう。それはご苦労様。涙目で恍惚の表情を晒す荒い息の彼女の髪をそっと撫でる。
「満足は…したのか?」
「ふう、ふぅ…っ、と…りあえず今は…」
…何時ものパターンだ。またすぐに腹を空かして搾り取りにかかるのは目に見える。
ならば…休息の時間を与えず、一息に討ち取るの最良のパターンだ。
「ひゃぁんっ!!」
嬌声が漏れた。ぐりゅ。結合部分を支点に180度回転。彼女の腰に手をやり、その背中を…傷だらけの背中を見下ろす。
関係を持った当初は気にも留めなかったが、今の彼女には多くの傷が刻まれている。
男ならばそれは勲章だろう。だが、女にとってそれは…。
誰よりも側で見てきたから判る。回を重ねる毎に増えていくそれ。
…………この手で余す所無く全身に刻み込みたくなる。
「?…ホーク?」
「いや…もう少し、付き合ってくれると有難いな。俺、まだだから」
ぐっ、と腰を突き出し、最奥に先端を密着させた。きゅっ、と柔らかく、微塵の隙間も無く締め上げる滑った柔肉の感触が心地良い。
「ふぁん♪」
悦びを多分に含む声。この瞬間に平常心は崩れ去る。
回を重ねる毎に淫らに堕ちていく彼女。そうさせているのは他ならぬ俺だ。
嬉しいやら、悲しいやら。複雑な気分に駆られた。
「んで…回答は?リース?」
「は、はいっ!…愛して下さい…♪」
ぐりぐり、自ら腰を押し付けてくる。コリコリとした子宮口の感覚が伝わってきた。
…狼だけにこの女、根本的に犬か?
「ど、どうしたんですか?は、早くぅ…」
「あ、ああ…」
そうだとしたら……やれやれ。大きないn…狼に懐かれたものだ。
片手で腰を掴み、もう片手で真珠を扱く。包皮に収まらぬ大柄な真珠だ。
「ひきぃぃ!!?」
引き攣った声を上げ、弓形に彼女が爆ぜる。
しこしこ、こしゅこしゅ…。わかるわかる。膣が小刻みに震えているのが。
さて。この状態で臍の裏を擦り上げたらどうなるか。…下向きに調整して…どうだ?
ぐりっ。
「やああああああ!!!」
悲鳴。しかし、そんな大きな声だと城中に響くぞ?魔物を呼ぶのは今は勘弁して欲しい。
…そんな事に気を払う余裕は無いってか?じゃあ…声が嗄れるまで叫んで貰おうか。
ふっ、ふふ……やっぱ面白ぇ。



334 名前:BGMは「shoot the works」で :2005/10/05(水) 17:27:38 ID:9sU3Lt7i

「はぁ…はあ…、ホークぅ…♪」
「う、っ…っ」
そろそろっ…こ、こっちもまずい。ここらで限界か…っ。
自身にしゃぶり付き、射精をねだる様に蠢動するその場所。熱い泥濘は更に肉棒を愛してやまない。
それならば、と一気にスパート。もう十分堪能したからな。これ以上は酷だろう。
「はっ…はっ、はぁっ…」
「きゃあん!ひああ!!っか…ぁ…!」
容赦無く、入口から最奥までの串挿し刑。パンパン、と小気味良い音が響く。
こつこつ、と亀頭が子宮口に何度もキスの雨を降らせる。やりすぎると内蔵に響いて痛いらしいが…まぁ、悦んでくれている様なので心配は無いだろう。
「っ…込み上げてきた、な。…どうする?」
「ぁ…ちょ、頂戴!奥に…飲ませてぇ!!」
姫さんのご希望は何時も通りの種付け…っと。
「りょ、了解!」
「はあ!…っ、っ♪♪」
ぎゅううぅ。限界まで収縮する膣にあわせて最奥に叩き込む。
鈴口が膨れ上がり、下腹部に渦巻いていたモノが子宮へ迸る。彼女もまた、己が最奥を焼き尽くされる感覚と溢れ出る快楽に身を任せ、シーツをきつく握り締め果てた。
「ぐぅ!…つつ、ぬぅ…っ」
「きゃあああああんぅぅ!!!」
み、耳が!…痺れる…。絶叫かよ。
でも、これで…っへへ。今日のお勤め終了ってな。
しかしリース…後ろからされるの好きだなぁ。…やっぱり犬か。
「あ♪…あぁ……あつぅい♪」
ドクドク注がれる白濁の感触にブルリと身を震わせ、彼女の眦から一筋の涙が伝った。
「ご苦労さん」
「あン♪」
貫いたままその濡れた唇を優しく啄んでやった。



335 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/05(水) 21:30:40 ID:tsq7xpi5
(((´・ω・`;)))

336 名前:BGMは「shoot the works」で :2005/10/06(木) 00:11:32 ID:CP4Ets1N
んで、こっからは蛇足。


…………………………

今日も今日とて血に染まり。金切り声上げ、躯を噛み締め、溢れる脳漿を啜り悶える。
そして、今日もまた…若い滾りをぶつけ合い、そして昇天……。

全てが終わり、気だるい体をベッドに投げ出す。もうこれで何度目か…数え切れない。
一体、いつまで繰り返せば良いのだろうか。抜け出せない何とかの輪…か?
…違う。そんなモノは存在しない。抜け出そうと思えば、抜け出せる。ただ、それをしなかっただけ。

もう…それも潮時なのかもしれない。


「なあ…」
ホークアイは呟いた。
「はい?」
リースもまた抱かれながら、彼を見る。カッ!と稲光が暗い部屋を明るく染め上げた。
「エリオット君…助けに行かないのか?」
アンタには未だローラントのためにすべき事が残ってませんでしたか?
「あなたこそ…フェアリーさんを無視してて良いんですか?」
聖剣の勇者としての使命…最後の大仕事を放り出したままで宜しいんですか?
「「・・・」」
沈黙。どうやら…二人とも判っていたらしい。
お互い今迄触れなかった…否。敢えて触れなかった核心。
引き篭もる暇があるのなら…とっとと聖域に飛べば良いのに。何でそれをしなかったの?
「っはは…お前さんの言う通り、だな」
「ふふ…そう、ですね」
それは我執だった。貴公子を討ってしまえば、旅は終わる。それは…お互いの別離だ。
もう、離れる事など出来ない間柄。お互い、伴侶無しでの生活など既に考えられない。
離れたくなくて。ずっと…抱き合っていたくて。
衝動と、憎悪と、恋慕の情が綯い交ぜになり、混沌とした精神が織り成した滑稽で残酷な寓話。
身を蝕み、突き動かす渇き。頭を壁に打ちつけ、肉が覗くまで掻き毟り、血涙流して嗚咽を漏らした。押しやられる理性。自分が消えていく感覚に恐怖し、叫んだ。
助けてたすけてタスケテたすけテ援けてタすケて!
…助けて。
許されていたのは互いを掻き抱く事のみ。自身を、そして半身を守る様に…
その果てにあったのが、この血塗られた、死臭に塗れた隠遁生活……。



337 名前:BGMは「shoot the works」で :2005/10/06(木) 00:14:01 ID:CP4Ets1N

だが…それも終わりにしなければならない。

互いを求める心とその闇がお互いを縛る鎖となり、殻を作り上げた。
おあつらえ向きに用意された闇の城は格好の巣となり、その閉じた空間を己の全てとした。
だが、それは違うのだ。そこに閉じ篭っていて、何があるのか?何があったのか?
数え切れない惨劇があった。数え切れない情事があった。ただ…それだけだ。
血肉を貪り、互いを冒し、犯しあう。その繰り返しは思考を停滞させ、生きる意味さえ凍て付かせ。この身が悪の権化だとしても、そんな存在に何の意味がある?
薄汚れた両手を見ながら、思う。まだ…この身には成すべき事がある、と。
祖国の再興、勇者の使命…為らば、それを全うしなくては。
幸いにして、未だこの身には理性が残っている。だが…いずれそれにも別れを告げなくてはなるまい。そうなる前に…人であるうちに。
…人である事を捨てるのは…その後でも良い。
待っているのが破滅だとしても。この衝動がなくなる事が無いとしても。
一つの物語に決着は付くのだから。

けじめは付ける。だから…馴れ合いも今日限りにしよう。

「往くかい?元凶を討ちに、さ」
「ええ。…あなたと、一緒に」
明けない夜が、明ける。その闇に身を委ねていたのは己の意思。
為らば…そこから出て行くのも己の意思で。
その先に待っている別離を憂いながら。

…つまり、アレだ。抜け出せないメビウスリングってのは錯覚だったと。

「楽しそうね、アンタら」
物陰から覗くフェアリーさん。どうでも良いから早くして。命の灯が消えちゃいます。

そこから彼等の行動は早かった。
そして半日後…世界からマナが消えた。

だったら最初からそうしろよ!
釈然としないものを胸中に抱え、新たな女神は眠りに就いたのであった。



338 名前:BGMは「shoot the works」で :2005/10/06(木) 01:12:04 ID:CP4Ets1N
もう戻れないけど…私、もっと普通にあなたに会いたかったな…
ああ…俺も、そう思う…

叶うのなら…戦いとは、使命とは無縁な状況で出会いたかった。
二人の間にあった共通の思い。もう…決して叶わぬ儚い願い。

「お別れですね」
夕暮れを背に、魔狼の槍騎は淡々と告げる。ローラントはバストゥーク、天かける道にて。
「達者でな」
一切の戸惑い無く、闇夜の刃は魔狼の槍騎に背を向ける。
全ては終わった。互いにあるべき場所に帰るのみ。男は砂塵の果て、ナバールへ。女はローラントへ…彼女の後ろに控える仲間達の元へと。
ゆるりと、彼は歩き出す。

…あるべき場所、か。暗殺者に身を落とした自分は凱旋帰国だとしても歓迎はされまい。
居心地がさぞ悪いに違いない。それが力を得た代償。自分で捨てたもの。
この身を縛る業からは終生逃れられぬ。その証が血の渇き。だが…そこから逃げる訳にはいかない。逃れる訳には、いかない。そんな俺にもう居場所など…無いのだ。
一度は故郷を追われ…今度は自分から故郷を捨てる事になる。そんな未来が厭でも見える。さて、そうなったら俺は何処に流れるか…
「待って!」
背中越しに受けるリースの悲痛な叫び。…振り向かぬ。振り向かぬと思っても、何度も情を交わした相手。捨てた筈の想いが滾々と沸き立つ。それが俺を放さない。
自然と脚は止まった。

「待ってやったぞ?」
ホークアイは振り向かなかった。それでも構わない。大きな背中。今まで私を守ってくれた彼の。それが愛しくて。西日を背にそっと腕を伸ばす。
背中に受けるアマゾネス達の視線。……構いはしない。今、言わなければ…きっと後悔するから。
「私は…ローラントの…姫です。待つ…等と言う事は出来ません」
サァ、と風が吹きつけ、彼の漆黒の外套が靡いた。同時に梳かれる私の髪。その爽やかな微風が体に染み付いた血の香を拭い去ってくれる錯覚を覚えた。
ああ…そうだったら、どんなに良いか。
「…そうか」
「だから…」
その背中に顔を埋め、ありったけの気持ちを込め搾り出した。
「だから…いつか私が貴方を手に入れます」
そう…いつか。…狂戦士と化した私に、ローラントはきっと平和過ぎる。この祖国が元の隆盛を取り戻し、私の役目が終わったのなら……その時は。

「…宜しくて?」
「………呵ッ!」
…そう来たか。所有者宣言。ただの女なら即座に首を落としている所だが…コイツなら。
「お前さんが望むなら…それも良いさ」
…否。この女が良いんだ。共に戦い抜き、生き残った俺の相棒。互いに同じ傷を負い、背中を預けあってきたパートナー。そして…今更、彼女の味を忘れる事など出来はしないのだから。
「覚悟して、下さいまし?」
「…仰せのままに」
振り向きざまに唇を奪い、舌を絡ませあう。…衆人環視は、承知の上で。


339 名前:BGMは「shoot the works」で :2005/10/06(木) 01:20:13 ID:CP4Ets1N

一つの幕が下り、また新たな舞台の幕が開く。だが…そこに観客は一人も居ない。
ただ或るのは…踊り続ける鴉と狼の滑稽な番だけ。

「…私の…王子様」
「そいつは……、光栄だね」


数年後…新ローラント王の即位式の後に、第一王女は姿を消した。
時同じくして、ナバールでも首領補佐が姿を消す。
ローラント・ナバール両国は全世界的に彼等を探し回ったが、その行方はようとして知れなかった。

その直後から各地で囁かれる狼を従えた女戦士と仮面の暗殺者の噂。

曰く「出会えば最後。確実に血の雨が降る」
曰く「その二人は夫婦で、嘗ての聖剣の勇者である」

真偽は明かされず、不明のまま。その噂は何時しか人々の口にも上らなくなった。

二人がどうなったのか。渇きと飢えから逃れられたかどうか…知る者は居ない。



340 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/06(木) 01:23:37 ID:mTxz427H
時々テンションが上滑りしてるんだよな。
書きたい雰囲気は伝わってるけど
ほんの些細な部分で時々アイタタタ、となる。
ギャグとか♪とか激しくいらない。

341 名前:BGMは「shoot the works」で :2005/10/06(木) 01:44:18 ID:CP4Ets1N
( `ω´)y-~
いや、添い遂げた後も結局救われてないんですけどね?
本当はもっと痛い話だったけど…端折ってる内に訳の判らないものになっちまった。
まぁ…その辺りは反省してはいない。

…しかし、キャラがブチ壊れ杉なのは多分に反省しております。
ホークが暗かったり煙草吸ってたり、リースが狂(雌)犬だったり…
平に御容赦下さい…orz
漏れの脳内フィルターを通したら、こうなった、と。闇クラスだからコレ位あるよなって妄想したのが運の尽き。
きっとホークリがナイトブレードとフェンリルナイトしか認められない漏れが異端なんですな。

駄文晒した上にダラダラと糞長い言い訳…本当に申し訳ない。
吊 っ て 来 ま すorz

>>340
まったくもってその通りです…勘弁して下さいorz

342 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/06(木) 02:56:26 ID:ObIZJdR+
ええねこれ

343 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/06(木) 07:28:27 ID:Z7mulioo
>341 お疲れ様です。
 感想を述べると、えっちのシーンはまことに(・∀・)イイ!!
 残りの戦闘シーンとか血が出るシーンとかは読み飛ばしてました。
 リースたんに愛してくださいといわれたいものです。

344 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/06(木) 11:54:28 ID:PBMO9B+N
>341
GJ!!展開も好き。
最初どうなるかと思ったが、エロパロでよかったw
クラスチェンジで闇に行くとこうなるわけか。
リースにバラの舞やってるホークとかも見たいがw

345 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/06(木) 15:13:32 ID:bXpMw0gB
>341 同志よ!俺も闇闇大好き!GJ!
ここまで偏執的なホークリは始めてみたぜ!だがそれが(*´Д`)ハァハァ
闇クラスはカコイイイメージあったけど、壊れてるイメージなかったからな!
んでも、狼に懐かれた鷹の目は大変そうですなww妄想してまた(*´Д`)ハァハァ


346 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/07(金) 14:23:02 ID:msxWL+3p
>>341
世の中にはダーク系というジャンルが存在してるのを知っているか?
自分が言いたいのはキャラや雰囲気の問題では無い。

そして吊って来ますって何時の腐女子だ。>>345辺りも。
かなり退くからその態度だけは直しなさい。頼むこの通り。

347 名前:256 :2005/10/11(火) 16:58:57 ID:WEXo8/TN
方向性はともかく、文章はすごく良い線行ってるかと エロ濃いしw
最近はスレ自体過疎気味ですし、書いてもらえるだけで神ですよ

私もダーク系で書いてみたいなーと思いました
機会があればお目に掛けるやも
ぼちぼちアルテナの続きやりますね

348 名前:椅子は口をきかない :2005/10/12(水) 02:50:00 ID:2YXxOOnj
「いいてんきでちねー」
「うん。いい、天気」
 舌足らずな少女の声と、たどたどしい少年の声。ローラントの強風も、今日は少しだけ穏やかだ。
 木陰に座って魔術書を読んでいたアンジェラは、軽く度の入っている眼鏡をはずして、その出所に目をやった。
 シャルロットとケヴィンは山々を見渡せる崖の上で日向ぼっこのようだ。シャルロットは胡坐をかいたケヴィンの膝の間に収まっている。
 ――兄妹みたい。
 くすり、と自分の連想に苦笑してアンジェラは立ち上がる。
 まさかあの二人が、『死の腕』と恐れられる格闘家と『死人使い』と呼ばれる外道術者だとは、誰も思わないだろう。かく言う彼女も『ルーンマスター』という、あまりまっとうなクラスではないのだが。
「む。アンジェラ、シャルロットせんよーイスをうばいにきたでちか」
 ぐりぐりと後ろあたまをケヴィンの胸板に押し付けていたシャルロットが、首を捻ってアンジェラを睨みつける。そんな視線も微笑ましくて「違う違う」とアンジェラは首を振った。
「ちょっと、ね。あの魔術書の解読にもあきちゃって。仲間に入れてもらいにきたの」
「シャルロットー。椅子、って……」
「ウルサイでち。イスはクチをきかないっ」
「うー……」
 はっきり言って口下手なこの少年が、見かけのわりに口も頭の回転も速いシャルロットに勝てるわけがない。
 いつもの通りこうして不満げに唸って、彼はシャルロットの頭に顎をおいた。そうすると小柄なシャルロットはすっぽり彼の体に包まれることになる。
 ふふん、と満足げに息を漏らしてシャルロットはケヴィンに体重を預けた。
「仲いいわねえ」
「仲良しでちよー」
「あ、う。なか、よし?」
 ケヴィンは戸惑ったようにアンジェラを見上げた。月夜の森で、ずっと子狼と一緒だった彼は人間相手の接し方がひどく不器用だ。
 呆れたようにため息を吐いたアンジェラは身を屈めてケヴィンの頭をくしゃくしゃにする。うう、と呻いてケヴィンは目を逸らした。
 彼の目の前に、アンジェラの豊満な胸が真正面から飛び込んできたからだ。
「ねえケヴィン。こうしてシャルロットと日向ぼっこするのは嫌?」
「そんなこと、ない」
「こういうふうにシャルロットがべたべたしてきても平気?」
 べたべたとはなんでちか! と騒ごうとするシャルロットをひと睨みで黙らせて、アンジェラはケヴィンの瞳を覗き込んだ。
 綺麗な目だと思う。瞳に写る景色は、どこまでも真っ直ぐだ。
「うん。シャルロットと一緒だと、あったかい」
「ふふ。まあ、お子様の体温は高いしね」
 シャルロットがそんな会話に不満をあげる。まだるっこしい。こういうのは理屈じゃないのに。
「ああもうっ、コムズカシイことはどうでもいいでち。『ケヴィンはシャルロットとなかよし』。はい、ふくしょー!」
「あう。お、オイラ、シャルロットと仲良し」
「もーいっかい!」
「オイラはシャルロットと仲良し!」
 よし! と頷いてシャルロットはアンジェラを見上げる。……アンジェラ視点ではどうも勝ち誇った表情のようで気に喰わない。
 こほん、と空咳をしてアンジェラはケヴィンに笑いかけた。

349 名前:椅子は口をきかない :2005/10/12(水) 02:51:01 ID:2YXxOOnj
「ま、そーいうことね。ケヴィンはシャルロットと仲良し」
 ぱちぱちと瞬きをしてアンジェラと胸元のシャルロットを見比べたケヴィンは、「うん」と小声で呟いた。腕を回してシャルロットを抱きしめる。
「うん。……へへ、オイラ、シャルロットと、仲良し」
 よしよしともう一度ケヴィンの頭を撫で回してアンジェラも座った。景色を三人で黙って見つめる。
 ここからは、花畑も、遠くの山の連なりも、突き抜けた蒼穹も、心地良さをもって目に飛び込んでくる。
 遠くで空の散歩中のフラミーが身を捻って挨拶した。笑って手を振り返す。
「んー……」
「あ。シャルロット、寝ちゃった」
 すうすうと寝息を立て始めたシャルロットを困ったように見たあとで、ケヴィンは微笑んだ。仲良し、うん、仲良し。
「ふうん、いい顔するじゃない、ケヴィン」
「わ。あ、アンジェラ!」
 いつの間にか移動したアンジェラが、背中合わせに彼に体重を預ける。そうして首だけを後ろに倒して、肩を支えにしてケヴィンの表情を覗き込んだ。
 いきなりの気恥ずかしさにケヴィンはうろたえた。シャルロットとはまた違う柔らかさ。シャルロットとはまた違う匂い。ケヴィンの顔に朱が走る。
「んー、どうしたの?」
「う、ううん。なんでも、ない」
 これが顔を合わせている状況であれば、ケヴィンは盛大にアンジェラにからかわれたことだろう。Luckに一度もパラメータを振ったことのない彼にしては幸運である。
「う……ん。なんか、おしりがかたい……でち」
 寝言であった。そしてケヴィンはやはり不幸であった。
「ふううううん?」
 にやりとアンジェラの顔が歪む。
 あ、う。としかもう言えないケヴィン。
 首まで真っ赤にしてケヴィンは俯いた。その気になればダークロードすら体術で屠る格闘家もこうなっては形無しだ。
「――ねえ、ケヴィン?」
「う、うん!?」
 急に破られた沈黙にケヴィンが身を竦ませる。何を言われるのだろう。またからかわれるのだろうか。
「わたしと、仲良しにならない?」
「え――――」
 全てにおいて予想外の問いかけだった。
 

350 名前:椅子は口をきかない :2005/10/12(水) 02:53:14 ID:2YXxOOnj
ぐわ。sage忘れ申し訳ない。
えーと、まだエロもないんですがここでいったん止めます。
そして寝ます。死んだように。
てか聖剣伝説の最萌キャラはケヴィンだと信じて疑わない俺。


351 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/12(水) 02:58:42 ID:O0BFQP4+
おおう!職人様が降臨なされた!
期待して待つっす!GJ!

352 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/13(木) 17:10:50 ID:FC6vD8mV
確かにクラスの設定見てると性格そうなるはずなんだよな

353 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/14(金) 02:08:37 ID:mvlDhVMP
ケヴィンキテタ〜〜〜。何故か年よりもショタっけが高いような気がする。
そしてアンジェラにいろんな事されるんだろうな。

|・)b 期待。

354 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/21(金) 09:59:30 ID:qdRoftuS
ほしゅ

355 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/21(金) 20:04:09 ID:MorQOPIs
椅子の人は結局投げたのか?

356 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/24(月) 13:01:02 ID:kcgqOjtc
バイブるるん

357 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/24(月) 20:24:11 ID:kuEECbsq
なげられちゃったでしか?

358 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/26(水) 02:34:17 ID:IBAbWNUq
誰かが笑っても誰かが泣いてても
アナタはいつか理想を取りに来て
そして、いつか一緒に行こう

そうさここはしゃくれアゴ天国
そうさここはしゃくれアゴ天国
行こう

いつも思うのですがアナタは聞いてないよね
たくさんあるから土日にはどうですか?

いつも一緒に行こう

そうさここは…

束縛やら理想やら
子供じゃねえんだ

そうさここはしゃくれアゴ天国
行こう
そうさここはしゃくれアゴ天国
行こう

夕日だといいな
しゃくれアゴ天国
行こう


359 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/31(月) 06:41:39 ID:jU+lpm63
捕手じゃあ

360 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/01(火) 22:55:57 ID:n9bP0X+u
3の紅蓮の魔導師×アンジェラってどうかな?

361 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/01(火) 23:12:54 ID:10jZZIM7
なんだろう?

362 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/03(木) 18:52:17 ID:F7sFxlGp
なんだろうね

363 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/05(土) 23:41:31 ID:4i+3uPHZ
シエラ来て

364 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/06(日) 07:33:45 ID:DMBHAo4s
>>360
最後の方ちょっといい感じだったな。
書いてみたいなとは思ったけど、本編の内容忘れてしまってる俺には無理だスマソorz

365 名前: ◆nWGcrqn3AM :2005/11/07(月) 21:30:52 ID:AxpOUul9
さっきプレイ中に思いついたネタです。エロ無し注意
構成はケヴィン、アンジェラ、リースの美女と野獣PTで。
=============

「タイガービキニ」

ダークプリーストの村にて、休息を取ることとなったご一行。
理由は夜を待つということ。ケヴィンが主力のこのPTは夜に最大限に活動できるようにと
毎回毎回昼は休息をとることにしているのである。

こんな辺境で派手にお金を使おうと張り切るアンジェラ。
道具やで消耗品とにらめっこしているご様子。
「さってとー、買い出し買い出しっ。ほらっ、ケヴィンは荷物持ってねっ」
その後ろに……。
「う、うう……」
ぱっくんチョコダース入りケースを5箱+αを持って大弱りなケヴィン。
別に嫌ではないようだが、少しは防御に気を遣ってくれ……と考えているとか居ないとか。

そんななか顔を真っ赤にしたリースが駆けつけてくる。

「み。みなさーん、みてっ、みてください、この装備品!!」
「ん、どうかした?」「え?なにっ?」

しましまもようの……女性用ビキニが……。

「えっと、これ、は?」
その薄い水着の様な物に興味をしめすケヴィン。
「一応、鎧装備……みたいですね」
「……」
もう察したのか、それを見たとたん顔が曇るアンジェラ様。

「どうしたのですか?アンジェラ」
「なんか、アンジェラ、こわい」

「だっ、だって〜〜〜、絶対これ、アタシ用の装備なんでしょ!?」

……他の二人がよく見てみると、値札のタグに「女王様専用」と書いてあったり。

「こうなったら、アンジェラもアマゾネスの一員になってみますか?」
「こーんなだっさい服、絶対着ないからね!!。もうっ」

とゆーわけで、結局一段とアンジェラ様の防御はさがってしまったとさ





「アンジェラ、わがまま、だっちゃ」

366 名前:360 :2005/11/09(水) 23:47:07 ID:1Tn9zbZY
紅蓮の魔×アンジェラ投下テスツ

367 名前:紅ア 01 :2005/11/09(水) 23:48:04 ID:1Tn9zbZY
シェイドの翼が世界を覆う、真夜中。
竜の城と呼ばれる洞窟の入り口で、あたしは一人立っていた。
長旅を共にしてきた連れ2人は、
来るべき最後の戦いを前に静かな眠りについているだろう。

あたしは漆黒の翼を抱いた小さな杖だけを握り締め、
硝子の砂漠を睨むように見つめていた。

「お友達はどうした、お姫様。
 それともお一人で私の首でも狙いにきましたか」

唐突に赤いマントの魔導師が闇の中から現れる。
闇夜に煌く星の砂漠に音もなく、
からかうような声とは裏腹に、仮面のように無表情のまま。
アルテナの凍てつく永久氷壁のような、深く澄んだ青い瞳があたしを射抜く。

「お忍びよ。 あんたこそ取り巻きの竜はどこいったのよ。
 よわっちいくせに一人でふらふらしてるとまたいじめられるわよ」

言い終わる前に、思いがけず伸びてきた腕に抱きしめられる。
懐かしい匂い、温かさに息が止まる。

「脆弱で無力な過去の私はもう居ない。私は望むものをこの手にしている」

魔導師はその形良い唇に、夜風に凍えるあたしの指を一本ずつ含んだ。
舌の温かさと、艶めかしい感覚に、小さく呻くあたしの腰を
彼は片手で引き寄せてそのマントの中に包み込む。
見上げた端整な顔に、ほんの少し笑みを見つけた気がして
あたしは唇を唇にねだった。
彼の頭に腕を回し、強引に舌を絡め、ちゅぷちゅぷと音を立てて唾液を舐めあう。
呼吸のために離れるたびに、二人の間に糸がひく。
ときおりぶつかる視線が熱を帯びてきて、
あたしたちは無言のまま砂漠に倒れこんだ。

368 名前:紅ア 02 :2005/11/09(水) 23:49:07 ID:1Tn9zbZY
彼のしなやかな指があたしのちっぽけな衣装を絡め取る。
挑戦的に突き出した胸の当て布をぐいと引くと、
仰向けになってもなお双丘を描くあたしの乳房がまろびでた。
彼はそれをぐにぐにと揉みしだきながら先端に吸い付く。
下半身を隠すささやかな布は取り払われ、
あたしは全裸のまま月の無い夜空の下で組み敷かれる。
彼の指は早くも濡れはじめたあたしの割れ目をなぞる。

「あっ…んっ…」

割れ目に侵入した指によって、反射的に嬌声が漏れる。
のけぞるあたしの身体を抑えつけるように、魔導師が体重をかけてくる。
彼はあたしの脚を自らの足で引っ掛けて押し広げ、月夜の下に大きく開脚させると
そのいやらしい蜜で溢れた壷を長い指で掻き混ぜ始めた。
ぶちゅぐちゅと卑猥な水音をたて、あたしの膣が彼の指にまとわりつく。
彼の硬さがあたしの下腹にぐいぐいと当たり、
涼やかな顔との対称にあたしの膣はじゅくじゅくと蜜を吐く。
あたしは身体をくねらせながら彼の名を呼んだ。

「あんたが…欲しかったのはっ…力なの…」

彼の身体の下で、途切れ途切れに、喘ぎながら問いかける。
しかし魔導師は何も答えぬまま、あたしの脚を持ち上げると一気に貫いた。

「ゃっ…ぁああああっ!」

369 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/11(金) 18:36:34 ID:WcKK66pG
GJ!!

370 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/14(月) 13:56:14 ID:nBPpIRUe
gj

371 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/16(水) 10:37:29 ID:eMegbUd/
ほしゅ

372 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/19(土) 01:42:55 ID:3K1WlXYM
魔導師×アンジェラ続きあるのかな?

373 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2005/11/19(土) 10:42:18 ID:vuAtegJZ
ケヴィン萌えの365でございます。
おまいらは彼とリースがまぐわう事になったら、どうおもいやがりますか


374 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/19(土) 13:34:51 ID:yqbiojuS
>373
俺は歓迎するぞ。是非読みたい。
前スレで前例もあるから文句言う奴もいないんじゃない?

375 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/19(土) 19:57:21 ID:dmcOuGTB
>>373
大歓迎でござんす

376 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/19(土) 22:06:06 ID:GwAtcO7O
>>373
ぜひぜひ!

377 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2005/11/20(日) 10:08:15 ID:Cwj9tEg1
>>374-376
おまいら、どうもありがとう(つω・`)

ケヴィン×リースです。途中までですがどうぞ。

378 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2005/11/20(日) 10:10:29 ID:Cwj9tEg1
「……リース、よけろ!!!」

……え?

ケヴィンの声がしたが、反応しきれなくて、気づいたときにはウルフデビルが迫って居て、
その蹴りをおなかに食らってしまい、私は近くの崖にと吹っ飛ばされた。
追い打ちを掛けようと迫るその黒い獣人を見据え……諦めかけていた。避けられない……。けれど。槍を持つ力を強める。
力が入った……私は槍を、目の前の獣人へ向けると敵のスピードも相まって目の前の獣人へ真っ直ぐ槍を突き刺り、
そしてアンジェラの魔法で隕石が降り注ぎ、敵は完全に息の根がとまる。

ふと、私の体を包む、暖かい光。ウィスプの魔法……ヒールライトが私に掛かったんだ。
ケヴィンは敵の攻撃と私へのダメージを予測して、回復の準備をしていたんだと思う。

敵はいなくなった。よか……った。
傷は癒えたと思うのだが……崖に打ち付けられた衝撃が強かったのか。
気を緩めた途端、いきなり力が入らなくなり、地面へに倒れ込んでしまう。
「リースっ!!」
ケヴィンとアンジェラが駆け寄ってきた。私はケヴィンに抱え上げられる。
「しっかりしろ!リース!!」
真剣な、真っ直ぐな瞳でケヴィンに見られてる。
それを追うようにアンジェラの心配そうな声も、私の耳に入ってくる。
「もうっ、リースっ、ここで気絶したら、承知しないんだからっ!」
そう、言われても……私、もうだめ……。瞼が……重たいよ。

私が瞳を閉じようとした、そんなとき、ケヴィンが私の……唇を合わせてきた。舌を差し入れ、口をこじ開けられる。

「んっ……」

ケヴィンと私の唇が一瞬絡み合ったと思うと、
暖かいどろりとした液体が口の中へ流れ込んできて。
そこで意識を、私は失った……。


ケヴィン……

379 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2005/11/20(日) 10:11:31 ID:Cwj9tEg1
「リースさま!、リースさまっ!」

その声を聞き、私は目を覚ました。

横には、声の主であるアマゾネスの「フランベル」が、体を揺さぶっていたようだった。
「もう、うとうと寝てしまうなんて!……もうちょっとしっかりしてください!」
「えっ、私……眠ってしまっていたの?」

そう驚いて言うと、息を吐き、フランベルは頷いた
「まぁ、最近は国を治める仕事や、アマゾネス達の訓練の事は分かっていました……けど、
平和になったからこそ、気を引き締めねば、と言っていたのは貴方様の言葉ですよ?」
「そ、そうだけどっ、私は……」
といい掛けたところで口ごもった私を見て、彼女はは笑いを堪えて
「まぁ、リースさまらしいといえば、リースさまらしいですけれどね」
と、そういっていた。

どうやら、私は幻惑のジャングルでの出来事を、夢として見ていたようだった。
そう、ケヴィンについて行った私とアンジェラは、ミラージュパレスへ向かう途中、
敵に襲われて……。
結局口で溶かしたぱっくんチョコを口移しでケヴィンから与えられて、私はその数十分後、気がついて。
目が覚めたときは本当にビックリしたし、ケヴィンの顔も、真っ赤だったなぁ。
あの時は、アンジェラが凄い剣幕で私を見ていたような気がする。
ホントに怖かったよ……。

あの旅は、本当に良い旅だと、思った。
内気さと純粋さは本当の弟の様だったけれど、最後にはみんなをしっかり守り抜いてくれたケヴィンと
すこし勝ち気な言動はあったけど、色々と励ましてくれたアンジェラ。
ちょっとおかしな組み合わせだったけど、彼らと旅をした事は……。
そう、マナの私を巡る冒険。私が成長できた冒険……。

私が今、このローランドへ戻る事ができたのも、ケヴィン達のおかげだった。
でも、何か、物足りない。

何が、物足りないんだろう……。

380 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2005/11/20(日) 10:12:12 ID:Cwj9tEg1
===========================================

用事があって、獣人王から受け取った手紙をローランドの国王、エリオットに渡す。
それが今回の自分の目的だ。フラミーから降り立ったそこは、天かける道。
少し強い風が吹く道ではあったが、を通るのはそんなに苦じゃなかった。
モンスターだって今では片手であいて出来るような相手になってしまったし、
第一、自分が通ると、逃げ出してしまうのだ。好戦的だった彼らが、懐かしく思える。

歩きながら、横目でカールを見る。
こいつときたら、だめだと止めようとしても付いてきてしまうのだ。
獣人王の元で修行をしていたら、いつの間にか月日は通り過ぎ、見た目だえけはすっかりカールも大人の「狼」として、立派に成長していた。それでも自分へ甘えてくるカールは、昔のままではあるけど。
そんな所を見ていると、ふと、こう言いたくなる。
「おいら、成長したのかな?」

そう、カールに聞いてみる。カールが一吠えして「そうだよ」と言ってくれた。
……でも、変りたい、と思ったことは、そんなにない。

変りたくない、そう思っても、鏡の向こうでいつの間にか青年になっている自分が居た。
こんな自分を、彼女はケヴィンであると、想い出してくれるか。
そろそろ、ローランドの入り口が見えてくる。


リース……。


381 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2005/11/20(日) 10:12:44 ID:Cwj9tEg1
===========================================
アマゾネスの一人「アルディエ」が、私の所へやって来た。息を切らせて、相当大切な事なのだろうか。
顔が自然と引き締まり、私はまっすぐ彼女の方へ視線をやる。アルディエは槍を下ろすと膝ついた。
「どうしたの?そんなに急いで」
「ビーストキングダムのケヴィン様が参られました」
「そう。ケヴィンね……」

そうケヴィン……あれ?。ケヴィンて……
ケヴィンが……ここへ……来、来た?

ケヴィンが キタ━━━(゜∀゜)━━━!!??。

「何ですって!!?」
私はつい、立ち上がって、大声を張り上げてしまった。
その声にアルディエはヒッ、と驚いてしまったらしい。
「ご、ごめんなさい……」
つい、恥ずかしくなってしまい、椅子へ腰を下ろした。
にっこりと微笑むアルティエは話を続ける。
「獣人王の遣いで来たそうで。一応お聞きしますが、いかがなさいましょう」
「そんなの、きまっているでしょう?お通ししてあげて」
私は有無を言わせず即答すると、彼女もとても嬉しい顔をして
「はいっ」
と元気の良い返事をすると、すぐさま私の視界から姿を消してしまった。
「……ケヴィン……」

格好良くなってたら、どうしよう……。
一緒に冒険している頃の笑うケヴィンの顔を想い出して、私は考えた。

382 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2005/11/20(日) 10:14:12 ID:Cwj9tEg1
============================================
先に現国王である、弟のエリオットへの謁見があったようで、少し待たされた。
そして、アマゾネス達に案内され私もエリオットが居る王室へ通される。

「リース。よく来ました」
「はい。国王陛下」
「こちらに」

「ひさしぶり……」
久しぶりに見たケヴィンは、凄く立派に成長していたと思う。
クラスチェンジしたときに感じた「ちょっと大人になった」のとは違う……。
多分、顔は、獣人王を若くした……ってそのままか。
男らしいワイルドさの中にも端正さがあって……凄い素敵なの(言い過ぎかな?)
体格もすごくしっかりしているし、私の背は、彼に追い越されてしまったのではないだろうか。
いつの間にか、私の知っていたケヴィンとはすこし違う様な気がした。

けれど、彼が微笑んだとき、それは私の勘違いだったんだと、思い知らされて。
とても優しい、暖かい微笑みが私に向けられ、私は少し、顔を緩めてしまっていた。

その後、すこしエリオットを交えて、3人で話をした後、ケヴィンを客間へ案内することになった。
どうして他のアマゾネス達に案内させず、私を案内させたのか?。頼んだのはエリオットだったし、
弟としての心遣い……だったのかな?。ちょっと悔しいけど。ありがとうって後でお礼言わなきゃね。

廊下を進む間。少し話をした。ビーストキングダムは月のマナが消失したため、
朝と夜が生まれたと言うことだ。朝の清々しい森がとても好きだって、ケヴィンは嬉しそうに言っていた。
それに、あれから少しずつではあるけど、人を理解しようと思う獣人達が増えてきたらしい……。
「なかよしになること、とても良いことだな!」って。本当に嬉しそうだから……私も嬉しいよ。ケヴィン。

客間は、風景のよく見える窓がある部屋にした。
本当はエリオットが昔使ってた部屋が良かったのだけれど、
だって、私の部屋からとても近い場所にある……って、やっぱり駄目か。



383 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2005/11/20(日) 10:14:44 ID:Cwj9tEg1
部屋に入るなり、私とケヴィンはいつの間にかベットの上で座っていて……
私は無意識に、ケヴィンの顔に……見入ってしまっていた。
「リース」
「はい?」
「じっと見ていたけど、おいら、何かおかしい?」
不思議そうに彼が聞いてきたから、私は必死に首を横に振った。
「ううん、違うの。大きくなったなぁ、って」
「そう、か」
ケヴィンは俯いて、小さく言った。

「ご、ごめんなさい、何か嫌な事でも、言ったかな」
「違う、リースが言ったこと、おかしくない……でも」
「でも?」

少し、間をおいて。

「おいらが、大きくなると……おいらでは無くなる、そんな、気がする。
おいらは、おいらで無くなってしまうのが、怖い」
自分が自分で無くなる事……成長するのが、怖いというのかな。彼は。
もしそうだとしたら、それは違うことだよ
「大丈夫、ケヴィンは、ケヴィンだから、ね?」
一回り大きくなった目の前のケヴィンに、腕を回す。

ケヴィンに触れた時の暖かさが……父に抱きついた時のぬくもりととてもよく似ていた。
頼りになる、しっかりとしていて、とても優しい暖かさに。

「私は……ケヴィンは、変ってないと思うよ、だって、こんなに暖かいんだもの
最後に自分の国へそれぞれ戻るとき……別れた時から、変ってないよ?」
「りっ、リース……?」

ケヴィンの声が上ずってる……多分顔も赤いんだろうな……。
ケヴィンだけが、ドキドキしてるんじゃない。私だって、ドキドキしてるよ?
だって、こんな事、君以外の他の人だったら、恥ずかしくて言えないしね。
ああ……なんか。ケヴィンを抱いてると、落ち着いちゃうな……。

384 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2005/11/20(日) 10:15:57 ID:Cwj9tEg1
==============================================

リースが自分に抱きついて来た。暖かいんだもん、と言われて……
自分はリースもとても暖かい、とそう思う。母さんに抱かれた時の、そんな暖かさ。
彼女も、最初見た頃より、すこし大人になっていた。母さんのような、そんな感じがする。
とても、良いにおい……女の人の……良いにおい……。

しばらく、そうして居たのだけれど。
だめだ……このままじゃ……。
ぁ、うー。段々履き物が、きつくなってきた。
特に、リースのことを想う、と……。
しかも今日は目の前に本物のリースがいる。

「リッ、リース」
「ん?」
「ちょっと……きつい」
「え、でも、私は、もう少しこうしていたいな」
「ぅー」

そんなことしていたら、我慢できなくなる……どうにかして、やめさせなきゃ
でも……どうやって

「や、やっぱり、ど」
「ど」
リースは少し顔を曇らせてしまう……リースは、もっとこのままで居たいのかな?
だったら、それをやめるのは悪いことだし……でも

「ど……」
言葉が前に進まない。どうしようかと、いろんな事を考えてた、その時に



385 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2005/11/20(日) 10:16:27 ID:Cwj9tEg1
ガチャ
「ケヴィンさま、リースさまはこちらn……」

「え?」
「う?」

扉がいきなり開き、目の前にアマゾネスが入ってきて、時は、止まったかのように固まった。

ア→「きゃぁぁぁああああああああああああああああああ」
             「あああああああああああああああああゃき」←リ
             「ああああああああああああああああああう」←ケ

3人は部屋中を響かせるような(自分を含め)悲鳴を上げる。

「ケ、ケヴィンさまって……大胆」
「ち、ちがうっ、これはっ」
「そうよ!リエラ、これはー……」
「なんですかっ!?こんなにしっかりと抱き合っておいて」

「うー」
何も言えなくなる……だって

「すっ、スキンシップです!」
「スキン……シップ?」
「そうですっ!馴れ合いですっ」

「リースさま、それは……」

「だって、ケヴィンは弟……エリオットみたいな物よ!?、ねっ?、ケヴィン?」
「え?……うー……」

「まぁ……、リースさまったら」

リエラというアマゾネスとともに、ただただ苦笑するしかなかった……

386 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2005/11/20(日) 10:18:03 ID:Cwj9tEg1
とりあえず今まで書いた分を投下です。
だらだら非エロを書いてしまいますた……。
なんか段階を踏まないとエロ掛けない主義で。

次の投下の時、エロパートが出るように調整したいとおもいます。

では。

387 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/21(月) 01:09:11 ID:3TsQAGJ5
ケヴィンもリースも可愛いよ!
このカプに目覚めてしまいそうだ

388 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/21(月) 13:53:41 ID:m7O1KMtu
初々しくていいな
GJ

389 名前:360 :2005/11/21(月) 20:54:19 ID:+goff9qg
360です。投下途中ではじかれました(ノ△`)
続きを投下しやがります

>365
なんてツボな二人で攻めてくるんだッ
エロ無しでもイイです、美女と野獣が読みたい


390 名前:紅ア 03 :2005/11/21(月) 20:56:31 ID:+goff9qg
あたしは予期せぬ挿入に思わず叫んだ。
反り返る硬く太いものが、じゅぶじゅぶと音をたてて柔らかな肉壁を擦り上げる。
真夜中のアルテナの、図書室で、あたしの部屋で、花壇で、玉座で。
数え切れないほど体を重ねた、甘く狂おしい快感があたしを貫く。

「あんっ…あっあっああっ!!」

夢中で彼の身体にしがみつく。
子宮を犯される感覚に、思わず腰が逃げるのを
彼の腕に捕まえられ再び突き入れられる。

「はぁぁんっ!おっきいっ…!あぁぁんっ!」

喘ぎ声も、ぐちゅぐちゅの淫音も、ぱんぱんと肉の打ち合う音もどうでもよかった。
まだ幼い蕾だった頃から、あたしたちのセックスはいつもこうだった。
互いを喰らい、貪り合う、貪欲な獣の性交。
ずちゅずちゅと出入りする巨大な肉棒を性器でくわえ込み、膣で締め付け、
自ら腰を振って快感に溺れる。

「いやぁ!壊れちゃうっ、壊してぇぇ!」

魔導師の肉棒がひときわ深く突きささった瞬間、
あたしの絶叫とともに、のたうつ膣の最奥目がけて彼の熱い迸りが吐き出された。
搾り出すような強引な腰の動きとともに、肉棒がどくどくと脈打っているのを感じる。

「あっ…あふっ…イイよぉ…」

あたしのあごにだらしなく垂れた唾液に、彼が舌を這わす。

「んっ…ここも舐めて」

自慢のよく育った乳房はたぷんたぷんと扇情的に揺れる。
あたしの乳首からは、興奮したときに白い液体がにじむ。
魔導師の頭を乳房に押しつけ、両手でぐいぐい乳房を搾り上げると
そのはちみつ色の髪に乳白色の飛沫が散った。

「いやらしい王女さまだな…孕んでもいないのに、まるで雌牛のようだ」

彼のかすれたテノールの声があたしの膣を勝手に痙攣させた。
あたしは彼の声で発情する。肉棒をくわえ込んだまま、笑顔で。

「いっそ…孕ませてみせなさいよっ…」

彼の青い瞳が笑う。

「上等だ」

魔導師があたしの中から肉棒を引き抜く。
そして砂漠の岩に手をついて尻を突き出したあたしに、後ろから強引に挿入する。
あたしたちは再び獣になる。
中に放たれた魔導師の精液と、あたしの愛液が混ざり合い、泡立って
抜き差しされる肉棒にまとわりついた。

「あんっ、ああんっ!はぁぁんっ!あぁぁ!」

くねるあたしに容赦なく腰を打ち付ける。
あたしが自ら掴んでしごいた乳房から
白い液体が迸り、砂漠に染み込んだ。

「ああっ、おっぱい出てるぅっ…!おっぱい出てるの見てぇっ!」

391 名前:紅ア 04 :2005/11/21(月) 20:57:08 ID:+goff9qg
ぐぷぐぷといやらしい音を立て、そそり立つ巨根が繰り返し突き立てられる。
ぱんぱんと肉の打ち合う乾いた音と共に、ただの牝と化したあたしの嬌声が響く。
一突きごとに子宮から彼に染められていくような感覚に、あたしは震えた。
いっそそうできたら、全部放り出して彼の傍へ駆け寄る事ができたら。

「なかにっ…なかに出してぇぇっ…!」

もう戻れない。そんなこと初めからわかってる。

女を主張する扇情的な衣服も、真っ赤なルージュも、
全てアイツのためだったのに。

嘘も欺瞞もない、清らかな液体があたしのなかに注がれる。
変わってしまった世界の中で、唯一つ変わらないもの。


東の夜が薄っすらと白むまで、
あたしたちは狂った発情期の獣のように、何度も交わり続けた。
何も言葉にしなかった。
お互いの立場のことも、過去のことも、明日のことも。
ただひたすら魔導師は精を吐き、あたしはそれを貪った。


「それじゃあ…またね」


ウィスプが眠りから覚める前に決別しなければ、あたしはきっと戦えなくなるだろう。



立ち去る。
何事も無かったかのように。

次に逢う時がどっちかの最期だなんて、一片たりとも気づかぬふりをして。




392 名前:360 :2005/11/21(月) 20:59:51 ID:+goff9qg


実はゲームの中では普通に見えたが、
良い子の皆が寝ている間にSFCの中でストーリーは進んでいたのだ。

以上超マイナーカプリングで失礼致した。

393 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/21(月) 22:23:08 ID:Xdjtm897
>>360
乙、かなり萌えたよ!
あと、

> 良い子の皆が寝ている間にSFCの中でストーリーは進んでいたのだ。 

ここ、おもろいwww

394 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/22(火) 09:09:02 ID:ZfoNlnIa
>>389=360
投下乙。スッゴくエロかったですよ〜

395 名前:360 :2005/11/22(火) 23:02:06 ID:NUOQSB7v
ありがと。反応があるとかなり嬉しいよ!
大人シャルロットとか生贄アンジェラとか色々ネタがあるので
また近いうちに現れまする(ノ-ノ)

396 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/25(金) 17:31:45 ID:08jBeYY5
保守age

397 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/25(金) 17:33:15 ID:08jBeYY5
あがってないし

398 名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/29(火) 10:25:41 ID:s2YrPTDN
保守ですぜ、あんたも成長したもんだ

399 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/01(木) 04:44:30 ID:uxvYfajB
やしのきはちのじ

400 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/02(金) 23:50:42 ID:5NVK2r0u
そろそろLOMの女主人公を

401 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/03(土) 18:10:09 ID:RfXgug45
うほw
ケヴィンリース仲間がいたなんて

エロ書かんから投下は出来ないが応援してるぞー

402 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/04(日) 14:54:51 ID:hfidMlVU
リース×エリオット派はいませんかそうですか

403 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/05(月) 03:13:52 ID:tpVUsqlC
いいえ、リース×エリオット派も
イザベラ×エリオット派もいます。

404 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/05(月) 07:27:08 ID:X3KG3Nkq
そしてリース×イザベr

405 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/07(水) 23:42:43 ID:JsfO8ZWG
いやー、思い起こせば、俺が人生で初めて萌えを感じたのはこのゲームだったなぁ。
補助呪文が好きだったってのを抜きにしても、何故だかリースが外せなくて、
一体何回パーティに入れたことやらw
あれから十年経つわけだが、未だにあの時のときめきは忘れられない。

今でも理想の女性のタイプはリースですが、それが何か?


406 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/08(木) 07:10:01 ID:KFf9MfMY
自分もリース萌えだったので激しく同意。リースは可愛い。

ただ何年か越しに再プレイした時、アンジェラの方により感情移入してしまった。
当時は我侭な女だなあとしか思わなかったんですが、
年月が経つと価値観も変わるものだなと思いますた。

遅レスだけど>>360氏GJ!!
紅蓮の魔導師の見方が変わったよ。
アンジェラと二人のシーンとか見ると萌えるようになったw

407 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/09(金) 10:00:12 ID:u9rSBHl5
ツンデレブームにより
アンジェラ>>>>>>>>>>>>>>>>リース

408 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/10(土) 14:50:59 ID:DqzsgXdc
そろそろジェシカものをもう一本所望したい気分

409 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/13(火) 22:27:43 ID:kZMZyon2
シエラ姐さんマダー?

410 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/14(水) 22:48:29 ID:uVWwdDrG
俺が描く!

411 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/15(木) 01:01:55 ID:nJdaXz5E
よし、がんばれ!

412 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/16(金) 00:44:25 ID:Jneyi+s/
描いた!

413 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/16(金) 07:45:21 ID:Zj+/eu17
よしよくやった!まだ見てないけど!

414 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/17(土) 08:44:18 ID:6mwoMW42
すげえ!見てないけど

415 名前:ポロン ◆ngz5eRZjeo :2005/12/17(土) 20:55:10 ID:zr9yOSnV
キキィ。チィチチチィ〜チチィチチ、キィ?

416 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/20(火) 08:03:18 ID:50bES4B8
ほほう、それでそれで?

417 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/20(火) 12:34:35 ID:L5fS9KSW
リース×ケビン…

418 名前:ポロン@インカム着用 ◆ngz5eRZjeo :2005/12/26(月) 21:36:38 ID:AI+Y1zsR
チィチチキキキ〜… (インカム着用)

よし、これで人間語が話せるぞ。 
とりあえず下げすぎだからあげとくよ。

419 名前:とてむ :2005/12/28(水) 10:51:42 ID:jzgdJKcN
皆さんにとって、デュラン×リースってどうよ?
ずいぶん昔に書き途中のネタがあるんだが、需要あれば新米なりに投下に向けて準備いたしますがなにか?

420 名前:名無しさん@ピンキー :2005/12/28(水) 11:52:11 ID:Pq4E/kHD
よし、投下を許可する

421 名前:とてむ :2005/12/28(水) 19:48:23 ID:MNM6EnEg
了解しました。
完成させても携帯打ちなんで、遅くなるとは思いますが、ご容赦クダサイ。

422 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/01(日) 00:41:43 ID:MyQSmAVD
個人的にはデュランよりもホークアイの方が好きだったりするが良し!

423 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/01(日) 02:48:00 ID:vgjGyH+G
俺ゃ逆だな。前知識無しで六人見た時正統派っぽい二人でなんとなく。
おかげで未だにホークはジェシカでいいじゃんとか。

424 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/03(火) 05:21:51 ID:4tId58ya
俺はホークアイにひそかな想いを抱くリースってのが好きだな
盗賊に片思いする王女様だなんて萌える

425 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/04(水) 19:34:16 ID:doEViXaE
お前ら職人さんが投下してくれるんだから、わざわざホークアイの方が好きとか
言ってないで、黙ってチンコ握って待ってろ。

426 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/05(木) 02:22:23 ID:0KcUQGST
俺はずうっとそうしてるぜ

427 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/05(木) 10:47:44 ID:JQkRd6f/
スクエニ、聖剣の123をリメークしてくれないかなぁ。
移植でも良いから…

428 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/05(木) 18:18:23 ID:PipG8HKU
>>427
それでリースがしんやくみたいになるのか…じょうだんじゃねえぜ!

429 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/06(金) 20:34:34 ID:sxt/zfxc
グラフィックを聖剣3、システムを聖剣2でLOMをリメイクして欲しい。

430 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/08(日) 01:55:33 ID:zVA/hoBD
聖剣2を聖剣4的システムでリメイクして頂きたい。
フィールドとオブジェがシステム化された重力を感じる世界。
駆け回るたびにプリムのポニーテールが揺れる。乳も揺れる。
水に濡れたプリムの裸体に服が貼り付く様を見たい。
大開脚で蹴りをかますプリムの股間をあらゆる角度から観察したい。
視点移動を駆使して髪の生え際からうなじを経て脇の下へ向うラインを鑑賞したい。
ダメージを受けてどんな声をあげるのか聴いてみたい。

プーリームたーーーーん

431 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/10(火) 02:44:58 ID:jJn1yshX
>>430

432 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/15(日) 14:13:00 ID:TgnDJshf
新作が出れば

433 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/18(水) 23:16:33 ID:FctKCkyI
ためしに得ろ書いてるけど、結構ムズいww
小説書くのは好きだけど、得ろは初めてだからな……。
期待せずに待機キボン。

434 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/19(木) 01:27:08 ID:rcj/CBgn
おk

435 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/20(金) 15:38:49 ID:ZCUtiO5n
アンジェラあげ

436 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/20(金) 23:59:47 ID:Q8T9SeJW
んじゃ、投下するぞー。
特に改行しないので、各自ウィンドウ縮めるなりして読んでちょ。

437 名前:ポポイのおさがり :2006/01/21(土) 00:00:37 ID:Q8T9SeJW
 昔々、一人の妖精族の子供がいました。
 背丈くらい長く伸びた茶色い髪の毛と、キラキラと光る真っ黒な目をしていて、だぼだぼのローブを着ていました。
 その子はもう一人の仲間と一緒に、聖剣の勇者とマナを救う旅に出たのです。
 たくさんの人々に助けられながら。
 たくさんのモンスターをやっつけながら。

 やがて――聖剣の勇者たちは、復活した神獣と戦うことになりました。

 聖剣の勇者は迷いました。――神獣を倒したら、妖精も消えてしまうからです。
 妖精族の子供は答えました。――みんなが覚えていてくれれば、自分が消えたことにはならないと。

 マナの力を振り絞って――遂に、聖剣の勇者は神獣を打ち倒しました。そして、妖精族の子供は、涙で顔をくしゃくしゃにしながら消えてゆきました。
 でも。
 その子が着ていたローブ――だぼだぼで、きれいな若草色をしたローブは、そのままずっと世界に残り続けたのです。

 そして、時間は流れ――。

438 名前:ポポイのおさがり :2006/01/21(土) 00:01:28 ID:Q8T9SeJW
「ずいぶん、人が多いでちねー」

 帽子のぽんぽんときれいな金色の髪を揺らしながら、シャルロットは辺りをキョロキョロと見回した。――と云っても、背丈が小さいので、周りは良く見えない。

「おかげで、みんな迷子になっちゃったみたいでち」

 ぶう、と頬を膨らませながら、シャルロットは機嫌が悪そうに呟いた。――しかし、その小さな身体と身につけている服のせいで、周りの人間は微笑ましく眺めながら去ってゆく。
 空色の透明な瞳をくるりと動かすと、シャルロットは小さなため息をついた。

 聖剣を求める六人の勇者たちは今、世界でも有数の商業都市へと足を運んでいた。
 バイゼル。
 多くの国々から人と物が集まる、活気に溢れた街である。武器や防具は勿論、怪しげなものの取引が開かれる闇市場も数多い。
 通りで客を引く露天。
 石畳の上を行き交う人々。
 勇者達は、装備を整えるための買い物に出ていたのだが――しばらくもしないうちに、そこからはぐれた者が約一名。

439 名前:ポポイのおさがり :2006/01/21(土) 00:02:07 ID:Q8T9SeJW
 云わずもがな、シャルロットである。

「もー、せっかく新しいローブをケヴィンしゃんに自慢しようと思ったのにー」

 若草色の裾をつまみながら、シャルロットは子分一号――もとい、ケヴィンの不在を嘆いた。
 はぐれた時に見つけた防具屋で見つけたローブ――《ポポイのおさがり》と云う名前だったか――は、古びてはいるものの、そのきれいな若草色の色合いが素敵だった。それに、ゆったりとしていて着やすい。
 誰かに自慢するには、もってこいなのに。
 ただ――誰かのおさがりと云う点が、少しだけ気になった。

「それにしても……《ポポイ》って、誰でちかねー」

 シャルロット自身、《ポポイ》と云う名前に心当たりはなかった。それどころか、店の人も知らなかった。何でも、色々な人の手を渡ってきたらしい。
 シャルロットはしばらく小首を傾げながら考えていた。しかし、すぐに飽きたのか、てくてくと石畳の上を歩き始めた。

440 名前:ポポイのおさがり :2006/01/21(土) 00:02:48 ID:Q8T9SeJW
 角に突き当たるたびに考え込み、そして右へ左へと曲がってゆく。必ずしも正しい道順ではなかったのか、同じところをぐるぐると回ったり、元の場所に戻ってきたりしていた。
 時々、しゃがんで頭を抱えながらうめく。
 そうして、バイゼル一周ツアーを体験した後。
 いつの間にかにセピア色になってしまった街並みで、シャルロットはまたもや角に突き当たった。

「うーんと……あ、こっちでち!」

 今度は正しかったらしい。
 ようやく宿屋にたどり着くと、その食堂では、シャルロットを除く全員が料理に舌鼓を打っていた。

「よう、遅かったな!」
「シャルロット、どこに行ってたの?」

 ホークアイは洒脱な笑いと共に声を掛け、アンジェラは少し憤慨したように云った。――もっとも、アンジェラの言葉が優しさの裏返しだと云うことを、シャルロットはよく知っている。
 シャルロットはみんなの姿を見つめると、ため息をつきながらぐったりと肩を落とした。

「……ちょっと、お店を見てまわってたんでち。疲れたから、先に寝るでち」
「そう、部屋は階段を上がって二番目だから」
「あーい」

 ゆっくりと階段を上り、シャルロットは部屋のベッドに倒れこんだ。――あまり柔らかくもないのに、妙に気持ちいい。

――ローブを自慢するのは、後にするでち。

 シャルロットはもぞもぞと毛布の中に入り込むと、すぐに小さな寝息を立て始めた。

441 名前:ポポイのおさがり :2006/01/21(土) 00:03:27 ID:aI2kuSsQ
 重い。布団が、重い。

「うーん……」

 シャルロットは低い声でうめくと、もぞもぞと布団の中で身体を動かした。しかし、身体を押さえつける重さは、まったく消えない。
 これは悪夢だろうか。
 眠気の霧がかかったような頭で考えてみる。しかし、すぐに面倒くさくなってやめた。

「重い……でち……」

 寝苦しくて、しかたがない。
 シャルロットは顔をしかめて耐えていたが、だんだんとイライラが溜まってくる。

「……うー」

 シャルロットは諦めたように、うっすらと目を開いた。

「よう、おはよー!」

 真っ先に目に飛び込んできたのは、いたずらっぽい笑顔。それと、黒い瞳と背丈くらいも伸びた茶色い髪の毛。

「……はい?」
「いや、おはよー」
「お、おはよーでち」

 眠い目をこすると、ようやく頭の中が晴れてきた。――なるほど、重いと思ったら、この子供が自分の上に乗っかっていたのである。

442 名前:ポポイのおさがり :2006/01/21(土) 00:04:06 ID:Q8T9SeJW
 重いはずだ。

「……って、誰なんでちか――ひゃう!」

 ゆっくりと起き上がった瞬間、シャルロットの顔が真っ赤に染まった。

「な、何でハダカなんでちか!?」
「へ? そんなこと、気にしない気にしない」

 気さくに笑うその子は、何も来ていなかった。つまり、素っ裸。当然、シャルロットの視線は知らず知らずのうちに、少年のそれに向いてしまう。

「は、早く服を着るでち!」
「だって、オイラの服、姉ちゃんが着てるじゃん」
「シャルロットの……? じゃあ、もしかして、ポポイ、しゃんでちか?」

 ゆっくりと訊ねると、少年――ポポイは、にっこりと笑って頷いた。
 シャルロットは困ったような顔をして、ポポイに訊いた。

「……恥ずかしくないでちか?」
「姉ちゃん、もしかして《これ》見るの初めて?」

 股間のそれに視線をやりながら、ポポイはあっけらかんと云った。
 そんなことはないでち、とシャルロットは小さな声で応える。しかし、その顔はまだ真っ赤なままだった。
 見たことがあると云うのは、本当だった。ただ、ついついその先も思い浮かべてしまう。
 シャルロットの秘密の場所が、じんわりと熱を帯びる。中から、ねっとりとした体液が滲んでくる。

443 名前:ポポイのおさがり :2006/01/21(土) 00:04:46 ID:aI2kuSsQ
 やがて、ポポイもほんのり赤くなりながら、黙って俯いた。その視線の先で、小さなモノが少しずつ天を向いてゆく。

「や、やだな……そんなに見ないでくれよ」
「べ、別に、見てないでちよ」

 そう云いながらも、シャルロットの中からは次々と蜜が溢れてくる。
 ほんのりと顔を赤く染めながら、シャルロットは小さな声で云った。

「ポポイしゃん」
「なに?」
「シャルロット、ポポイしゃんのせいで身体が熱くなってきちゃったでち。だから、シャルロットのを――」

 そこまで云ったところで、シャルロットは毛布と、更にローブの裾をめくり上げた。
 その幼い体つきと同じように、シャルロットの秘所には薄い茂みも見られなかった。ほんのりと赤くなったスリットの奥からは、とろとろと透明な液体が滲み出ている。
 ポポイに視線で訊ねられると、シャルロットは恥ずかしそうに微笑んだ。
 ポポイはゆっくりとそこに顔を寄せた。
 そして――

「きゃう!」

 溢れた蜜を舐め取るように、ポポイは幼いそこに舌を這わせた。思わず、シャルロットは高い声を洩らす。

「き、気持ちいいの?」
「あう、いいでち……もっと、中も……ひゃあん!」

 とろりとこぼれた蜜を舐め取られ、シャルロットは一層高い声で喘ぐ。
 くちゅくちゅと湿った音が、シャルロットの心を火照らせる。
 ポポイはぷくりと膨らんだ小さなおちんちんを舐めながら、人差し指でシャルロットの中をゆっくりとかき混ぜた。

「んあ、そ、そこは……お、おかしくなっちゃう……!」

 頭の中がぼうっとして、何が何だかわからなくなる。

444 名前:ポポイのおさがり :2006/01/21(土) 00:05:39 ID:aI2kuSsQ
 ポポイの指を、きゅうっとシャルロットのそこが締め付けた。――すると、突然ポポイがにゅるんと指を抜いた。

「ね、姉ちゃん……オイラも……」
「いいでちよ……シャルロットの中に――」

 もじもじと赤くなるポポイ。シャルロットは優しく微笑むと、ポポイのそれを、自分のスリットに当てた。
 先端が、ぬるりとした感触に包まれる。
 ポポイはぴくぴくとしゃくりあげるそれを、ゆっくりとシャルロットの中に沈めていった。

にゅる、にゅむむむむ……

「う、うあ……」

 泣きそうな顔で、ポポイは少しずつ柔らかな感触を押し分けてゆく。蜜でしっとりと湿ったそこは、熱くぬかるんでいた。

「あう……も、もういっぱいでち」
「姉ちゃんの中、温かい……!」

 先端が奥に当たり、二人はふるふると身体を震わせた。ポポイのそれを根元までくわえたシャルロットの分け目から、つうっと雫がこぼれ落ちた。

「じゃあ……動くよ……」

 ゆっくりと――ポポイは腰を動かし始めた。

「んああぁ〜ッ!!」

 途端に、シャルロットは悲鳴のような声を上げた。その声を聞いて、ポポイのそれが一層かたくなってゆく。

「き、気持ちいいよお! はぁ、すぐに出ちゃうう……!」
「ポポイしゃんのが……! 中をこすってるでちぃ!」

 シャルロットの瞳から、ぽろぽろと涙が落ちる。

445 名前:ポポイのおさがり :2006/01/21(土) 00:06:42 ID:aI2kuSsQ
 荒い息。高鳴る胸。

「姉ちゃあん、姉ちゃんの、すっごく気持ちいい……!」
「ポポイしゃんのも、かたくって……ひゃう、あつくって、とっても……あう、気持ちいいでち!」
「おちんちん、ってぇ、云ってよぉ……!」
「ポポイしゃんのおちんぽ、ふうん、すっごく気持ちいいでちよぉ!」

 ポポイのそれが奥に当たるたびに、シャルロットの声と身体が跳ねる。二人のぐちゅぐちゅと云う水音が、どこまでも心を高めてゆく。
 ポポイはシャルロットの身体に重なるようにしてしがみついた。
 二人はぴったりと、小さな唇を重ねた。その間も、ポポイのそれはシャルロットの中を動き続ける。

「ふぅ……ふぅううん」

 シャルロットの荒い息が、ポポイの顔に掛かる。

「ぷはっ……」

 ポポイはやっと唇を離すと、眉をきゅうんとたわめて叫んだ。

「あぁ、姉ちゃん! オイラ、も、もう……!」
「あっ、出る、ふうん、出るでちか?」
「姉ちゃんの中に、出ちゃう! 出ちゃうよぉ!」
「いいでち! シャルロットの中に……いっぱい……!」
「あっあっ……うあぁっ!」

 ぐいっと、ポポイはシャルロットの奥にそれをこすりつけた。
 きゅうっと締め付けられて、ポポイは悲鳴と一緒に熱い液体を何度も吐き出した。

びゅく、びゅびゅびゅうっ

 熱い迸りを受け止めたシャルロットの身体が、云うことを聞かなくなる。

「ひゃあああぁぁああぁああんっ!!!!」
「ん、んああ、んん!!」

 ひときわ高い声で、二人は身体を駆け巡る感覚に悲鳴を上げた。
 一番奥を何回も勢いよくたたかれ、シャルロットははしびれるような感覚に身体をびくびくと震わせた。

「ひゃう、ん、あ……あうぅ……」
「あう、うぅ……んあ……」

 ぴくん、ぴくん、と身体を震わせるシャルロットの身体の上に、くたっと力の抜けたポポイの身体が倒れこんだ。はあはあと息を弾ませながら、二人はお互いの胸の音を感じていた。

446 名前:ポポイのおさがり :2006/01/21(土) 00:07:27 ID:aI2kuSsQ
 やがて、身体の火照りも冷めた頃。

「ねぇ、ポポイしゃん」

 シャルロットは、不意に口を開いた。視線で返事を返してくるポポイに向かって、途切れ途切れに云う。

「なんで……シャルロットの夢の中に、ポポイしゃんが出てきたでちか? シャルロットはポポイしゃんのことを知らないのに……なんで、ポポイしゃんのことがなつかしく思うんでちか?」
「……」

 ポポイは少しの間だけ黙り込むと、ぽつりぽつりと話し始めた。

「昔さ、オイラ、聖剣の勇者と一緒に旅に出たんだ」

 それは、遠い古の物語。

「つらかったけど、とても楽しかった。でも……一番最後に神獣を倒したときに、オイラ、消えちゃったんだ。オイラは妖精だから、マナがなくなっちゃうと世界から消えちゃうんだって」
「妖精……?」

 シャルロットの胸に身体を預けながら、ポポイは遠くを眺めるような眼差しで、呟くように云う。

「仕方がないってことはわかるよ。けど、誰かにオイラのことを憶えておいて欲しいんだ。オイラ、この世界に忘れられたくないんだよ。みんなに忘れられて消えちゃうのが、怖いんだよ……」

 ぽろぽろと涙の雫をこぼしながら、ポポイは悲痛な声で呟いた。

「だから、そのローブを見たら、オイラのこと、思い出して欲しいんだ」
「ポポイしゃん……」

 シャルロットは、ポポイの頬を伝う雫をそっと舐め取った。そして、優しく云う。

「シャルロットは、ポポイしゃんのことを、絶対に忘れないでち。だから……シャルロットに、ポポイしゃんのことをもっと感じさせてほしいでち」

 シャルロットは、自分の唇をポポイのそれに、ゆっくりと重ねた。舌を絡ませあいながら、ポポイの胸の鼓動に耳を澄ませた。

どくん

 まだポポイと繋がっている部分が、再び熱を帯びてきた。ポポイのそれが、少しずつ硬さを増してゆく。

447 名前:ポポイのおさがり :2006/01/21(土) 00:08:06 ID:aI2kuSsQ
 シャルロットはポポイのモノを引き抜かないように、ゆっくりと体位を入れ替える。今度は、シャルロットがポポイの上にまたがった。
 まとわりつくような《ポポイのおさがり》を脱ぎ捨て、シャルロットはその身体を。そっとあらわにした。
 今年で十六を数えるシャルロットだったが、その身体はまだ少女そのもので、凹凸のないなだらかな曲線を描いていた。純真で、無垢な幼い身体。
 ポポイはシャルロットの温もりを感じるように、そのすべすべした肌を撫でた。

「まだ、オイラたち、つながってる」
「あ、あんまり見ないでほしいでち」

 二人が繋がっている場所からは、白く濁った体液がとろとろとあふれ出てきていた。それを一滴すくい取って舐めると、シャルロットはゆっくりと身体を動かし始めた。――全身で、ポポイの身体を感じ取るように。

「うあ……奥の奥まで当たるでち……」

 円を描くように動きながら、シャルロットはポポイのそれを優しく締め付けた。ポポイの身体が、ぴくっと震える。

「ポポイしゃん、シャルロットのこと……ひゃう、感じてるでちか?」
「ん、姉ちゃん、気持ちいいよ……」

 中からポポイのモノを、二人の粘液がとろりと伝う。くちゅくちゅと、お互いが交じり合って、快感と動きが一つになってゆく。
 気持ちいいからもっと動く。動くからもっと気持ちいい。
 シャルロットは身体を震わせながら、少しずつ腰の動きを速めてゆく。湿った水音が、どんどん大きくなる。

「姉ちゃん、すぐに、うっ、出ちゃうよぉ!」
「もうちょっと……ふうん、ま、待つでち……!」

 ポポイに中をえぐられるたびに、シャルロットの声が高く跳ねる。
 ポポイの胸に手をついて、シャルロットは小刻みに身体を揺らす。何度も何度も、ポポイのそれを感じて高い声を上げる。

448 名前:ポポイのおさがり :2006/01/21(土) 00:08:45 ID:aI2kuSsQ
 溢れた体液が、ポポイの会陰を伝ってシーツをぬらす。

「あっあっ、姉ちゃん、また、オイラっ……!」

 涙をこぼしながらポポイが悲鳴を上げる。シャルロットはスリットを指で触りながら、自分をどこまでも高めてゆく。
 二人の鼓動が重なって一つになる。

「も、もうダメだよう! で、出るうぅぅうぅっ!!」
「シャルロットの中に、ひあう、全部、全部出していいでち!」

 シャルロットのそこにぎゅううっと締め付けられ、ポポイはたまらずにたまったモノを残らず吐き出した。

びゅくっ! びくびく、びゅるうっ!

「ふあああああああぁぁぁあぁあんんっ!!!」

 ポポイの熱い体液がシャルロットの身体を迸った。ポポイが小刻みに身体を震わせるたびに、シャルロットの頭の中で火花が散る。
 しびれるような感覚が全身を駆け巡ってがくがくと身体を震わせる。

「ふうん、ふあう、うああうっ!」

 ポポイのそれが何度も何度もしゃくりあげ、シャルロットの中に勢いよく流れ込む。どろどろと熱いそれは、シャルロットの中をいっぱいに満たしてゆく。
 シャルロットの身体が弓なりにそって、しびれるような感覚が頭を真っ白に染める。

 そして――最後に訪れた、ふわりとする浮遊感。

 シャルロットは、ポポイの身体の上にくったりと崩れ落ちた。
 ポポイの小さくなったモノが、シャルロットからつるりと抜けた。その中から、とろとろと白い液体が流れ出てくる。
 二人は荒く呼吸しながら、もう一度、軽く触れるように唇を重ねた。
 ポポイはその黒い瞳で、シャルロットの顔を見つめながら云った。

「オイラのこと……忘れないで……」
「絶対……絶対に、忘れないでち……」

 身体が、鉛のように重たい。まぶたが、ゆっくりと降りてくる。もっと一緒にいたいのに、自分の身体が云うことを聞かない。

「ポポイしゃん……また……どこかで……」

 遠のいていく意識の中、消え入るような声で云った。
 
 そうして――シャルロットの意識は、昏い闇の中に堕ちた。

449 名前:ポポイのおさがり :2006/01/21(土) 00:09:32 ID:aI2kuSsQ
「……ロット、シャルロット」

 頭の奥に、誰かの声が響いてくる。知っている人の声みたいだ。
 身体を揺り動かされて、シャルロットは重いまぶたをゆっくりと開いた。

「シャルロット、おはよう。遅いから、起こしに来た」

 抑揚のない、訥々とした話し方。それでいて、どこか優しさを含んだその声音。

「ケヴィンしゃん……おはよーでち」

 半分寝惚けたまま上半身を起こすと、シャルロットはぴょこんと頭を下げた。帽子のぽんぽんが、だらんと揺れる。

「朝ごはん、おいしいぞ。早く、食べに行こう」
「うー、分かりまちた……」

 その言葉を聞くと、ケヴィンは満足そうににっこりと笑った。その笑顔を見ると、ふと夢の中の言葉が思い浮かんできた。

「ねぇ、ケヴィンしゃん」
「ん、なんだ?」

 きょとんとするケヴィンに、シャルロットは静かな声で、ゆっくりと云った。

「ケヴィンしゃんは……もし、この旅が終わっても……シャルロットのこと、覚えていてくれるでちか?」

 ケヴィンは少し考えた後、真剣な顔をして答えた。

「当たり前は、聞かなくていい。大好きなシャルロットのことを、忘れたりなんかしない」
「ほんとうでちか?」
「ほんとう」
「ずっと、覚えていてくれるでちか」
「ずっと、ずっと……オイラが死ぬまで」
「……そうでちか。シャルロットも、ケヴィンしゃんのこと、絶対に忘れないでち」
「なんか、照れる」

 ほんのりと顔を綻ばせて、シャルロットはベッドから降りた。恥ずかしそうに頭を掻くケヴィンに、元気いっぱいの声で叫んだ。

「それじゃ、朝ごはんを食べに行くでちよー! 昨日の夜から何にも食べてないから、おなかペコペコでち!」
「おう、オイラも、腹ペコ!」

 シャルロットとケヴィンは、どたばたとあわただしく部屋から出た。そして、転がるように階段を降りてゆく。
 若草色のローブの裾がゆれて、可愛らしい笑い声と一緒に、遠ざかって行った。

<了>

450 名前:437 :2006/01/21(土) 00:12:36 ID:aI2kuSsQ
以上。
得ろを書くのは初めてなんで、なにかアドヴァイスとかあったらよろ。

個人的に、聖剣のちびっこは使い勝手がいいとおもったわけで。
《ポポイのおさがり》もからめたいなと考えたわけで。
これ以上きつい得ろは、まだ勘弁。書いてると顔が赤くなる罠orz

451 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/21(土) 00:41:59 ID:5RUqDs+n
>>450
GJ
泣いた

452 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/21(土) 17:42:18 ID:Gz+NT/Of
>>437
何この感動秘話
エロ可愛くほのぼのしますた
GJ!!

藻前さんの書いたケヴィン×シャルロットとかも見てみたい

453 名前:437 :2006/01/21(土) 18:01:14 ID:Du/R40bu
>>451-452
サンクス。ぶっちゃけ不安だったから、そう云ってもらえてウレシス。
ケヴィンとシャルも書きたいと思うので、まぁ気長に待っててちょ。
他にもランディ×ポポイとかも書いてみたい。

454 名前:437 :2006/01/21(土) 20:47:50 ID:Du/R40bu
↑のランディ×ポポイだが。
過去ログでポポイ女体化の話があったからやってみたいと思ったんだお。
別に、男同士でもいいんだけど……おまいらはどう思われます?

455 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/22(日) 03:31:43 ID:cJk42atb
イイ!

456 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/22(日) 05:31:02 ID:5Ye8qI47
>>454
是非ともお願いします
ってかポポイ無性だから好きなようにすればいいさ

457 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/22(日) 10:04:46 ID:sZIh7GL/
ポポイは無性だったのか!?( Д ) ゚ ゚ ポーン
当時はそんなこと知らずプリム可愛いなとか思いながらやってた
事実を聞くと俄然ポポイに萌えてくるから不思議だ
奴ならロリでもショタでもふたでもいいんで>>437神ヨロ

458 名前:437 :2006/01/22(日) 11:06:31 ID:lXEuXzAo
>>455-457
そしたら、ランディとポポイもやってみる。
ヘタレ工房だから、時間掛かると思うけど。
少しずつ書き溜めてがんがるから、見捨てないでほすぃんだお。


459 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/22(日) 16:45:16 ID:InApd3tE
妖精は最初に好きになった人の性別に合わせて性別が変わるらしいよ
って昔のなんかのアニメで言ってた

それはともかく期待

460 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/22(日) 16:56:12 ID:cHAgKpKa
マナの女神様をやっちゃう展開キボン

461 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/01/22(日) 18:32:51 ID:ePqrrPvg
コテハンを名乗ってみるテスツ。中身は>>437だお。
ポポイはやっぱりふたを採用することにケテーイ。
雌雄同体=ふたなりと云うことでよろ。

462 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/24(火) 06:30:41 ID:6EIHbhd+
ワクテカ

463 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/24(火) 14:57:48 ID:wkCseDJU
ふたなりキタコレ
気長に待ってますんでどうぞよろしく

464 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/24(火) 21:50:43 ID:fWlK+U30
すまんがフタナリ駄目なんで、注意書きしてもらえると助かる

465 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/25(水) 18:16:42 ID:GgJiOyHd
ギガワクテカwwww

466 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/26(木) 17:01:57 ID:TvgoLZPl
(・∀・)イイ

467 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/28(土) 16:04:15 ID:n8AG7PAS
むう

468 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/01/28(土) 17:42:12 ID:7MCcTTeG
一応書き終わったけど、推敲するんでちょっと待ち。
今日の日付が変わるくらいまでには、投下できると思うお。
ちなみに、ケヴィン×シャルロットの方な。

469 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/28(土) 20:22:25 ID:jLfmabPM
ワクワクテカテカ…

470 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/01/28(土) 23:37:29 ID:7MCcTTeG
書き終わりマスタ。
前よりも、少し長めかもしれない。
シャルロット×ケヴィン。ふたなりとかはないお。

そんじゃ、投下開始。

471 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:38:00 ID:7MCcTTeG
 物心がついてから、ずっと月の光が嫌いだった。
 月夜の森はいつも夜で、透き通るような月光で照らされていたけど、その光を浴びると胸が騒ぐような気がした。いつも、自分の中にいる《何か》に怯えていた。
 月光。
 ミントスや城に住む皆は、夜の中が一番好きだと云っていた。外の世界には昼と云うものもあると聞いたけど、自分はまだ外の世界を知らなかった。
 段々、歳を重ねるにつれて――その《何か》の力が、強くなっていった。

 そして、カールが死んだ時――自分が親友を殺めてしまった時から。

 月光を浴びると、獣の血が目覚めるようになった。そして、モンスターの熱い血を浴びて、《気持ちいい》と思ってしまうようになった。
 だから。
 自分は――月の光が、もっともっと嫌いになった。そして、自分のことも――。

472 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:38:59 ID:7MCcTTeG
 透明な夜。空に浮かぶ星月が、透き徹った影を地に落としている。
 辺りに凝るはずの宵闇は明るくさえ渡り、生い茂る草木の緑もまた、仄かな銀の輝きを帯びていた。

「こんなに月が綺麗だなんて……」
「何だか、風も穏やかな気がします」

 アンジェラとリースが、辺りに降りしきる月の光を浴びながら、うっとりとため息をついていた。――空を仰ぐ二人の表情は、浪漫に魅せられた女性のそれだった。
 アンジェラに視線を奪われているデュランを見て――ケヴィンは、人知れずに笑いをかみ殺した。

 月明かりの都《ミントス》。
 月の精霊ルナの祝福と、月読みの塔のマナストーンの守護を受けた永遠の夜――その中に、ぼんやりと浮かぶ上がる小さな村。
 深々と舞い降りる清らかな月影と共に、穏やかな獣人たちがそこで静かに暮らしている。――無論、ケヴィンの父親――獣人王の聖都侵攻を疑問視する者も、少なくない。

 のんきに騒ぐ女性人を尻目に、ケヴィンはぽっかりと浮かぶ月を見上げた。――夜空を照らす銀色の月は、あの時からまったく変わっていないようだった。

473 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:39:38 ID:7MCcTTeG
 月夜の森、獣人王、死を喰らう男、そして――カール。
 自分が始めて《ケモノ》になった、あの夜から。
 少しだけ、胸が疼いた。

「ケヴィン、どうしたんだ? もっと、明るく行こうぜ?」
「お、おう……」

 ケヴィンの背中をバシリと叩きながら、陽気に笑うホークアイ。ケヴィンもつられるようにして笑顔を浮かべたが――その表情は、仄かに昏い翳りを帯びていた。

「オイラ、ちょっと月を見てくる。みんなは、先に宿屋に行くといい」

 ケヴィンはそう云い残して、月夜の森――透き徹った闇の中に消えていった。

「何かあったのか?」
「バカね、久しぶりの故郷なんだから、行きたいところもあるでしょ。ホント、デュランってデリカシーが足りないわ」
「何だと?」
「何よ!」

 バチバチと視線の火花を散らすデュランとアンジェラを傍観しながら、ホークアイとリースがくすくすと笑っている。どこから見ても、仲が良い勇者たちの日常風景そのもの。
 しかし。

「ケヴィンしゃん……」

 シャルロットだけが――月夜の森に消えたケヴィンの背中を、不安そうに見つめていた。

474 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:40:25 ID:7MCcTTeG
 月光を纏った月夜の森を、奥へ奥へと進んだ所――木々が開けた小さな広場に、《それ》は静かに佇んでいた。
 カール――かつての親友の、小さな墓。涙で濡らしながら作った、簡素な墓碑だった。

「カール……元気か?」

 ケヴィンは墓石の前に胡坐を掻くと、呟くように声をかけた。

ざわり

 木々が音を立てて揺れると、ケヴィンは穏やかな微笑を浮かべた。

「そうか、元気か」

 カールの墓に向き合いながら、ケヴィンは訥々とした口調で語りかけ始めた。

「カール、オイラのこと、許してくれなんて云わない。だって、オイラがカールを殺した。それは、とても悪いこと。だから、許してくれなんて云わない」

 降りしきる月光が、胸を騒がせる。

「オイラ、好きな人、出来た。――シャルロットって云う。でも、オイラ、怖くて堪らない」

 ざわりと、木々たちがケヴィンに問うた。――何が怖い、と。

475 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:41:02 ID:7MCcTTeG
 ケヴィンは、ゆっくりと双眸を閉じた。ざわざわと吹き抜ける風が、身体のあちこちをくすぐって、気まぐれに去って行った。
 ゆっくりと、双眸を開く。金色の瞳が、きらりと瞬いた。

「シャルロット、そこにいないで、こっちに来るといい」
「ぶー、バレてたでちかー」

 ケヴィンが後ろも振り向かずに声をかけると――その背後の木陰から、ひょっこりと小さな影――シャルロットが躍り出た。
 ふわりと靡く金色の髪と、きらきらと輝く空色の瞳。月光を浴びるその姿は、物語に出てくるいたずらな妖精そのもので。
 転がるようにケヴィンの隣に駆け寄ると、ちょこんと座る。

「えへへー」

 無邪気に笑うと、ケヴィンにその小さな身体を摺り寄せた。――ほんのりと、ケヴィンの顔が赤く染まった。

「ケヴィンしゃん、こんな所で何をしていたでちかー?」
「べ、別に、オイラ、シャルロットのこと、は、話して、なんか」

 意地の悪そうな微笑を浮かべるシャルロットの言葉に、ケヴィンは何回かどもりながら応えた。

476 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:41:56 ID:7MCcTTeG
 心臓の鼓動が、シャルロットに聞こえてしまいそうだった。身体から、火が出そうだ。
 そんなケヴィンの顔を覗き込んで、シャルロットはくすくすと笑った。

「ケヴィンしゃん、もしかして、照れてるでちか?」
「ち、ちがう、そんなこと」

 ぶんぶんと首を横に振るケヴィン。シャルロットはその様子を眺めながら――いたずらっぽい笑みを浮かべた。
 ケヴィンは、何となく嫌な予感がした。

「シャルロット、何を――」
「えいっ!」

 案の定、シャルロットは不意にケヴィンの正面に重なるように倒れこむ。その重さを受け止めて、ケヴィンも柔らかな緑に、仰向けの姿勢で倒れこんだ。

「シャルロット……むう……」

 突然、ケヴィンはシャルロットに口を塞がれた。――小さな小さな薔薇色の唇が、妙に熱く感じられた。

「ふう……ん……」
「んん……ふ……ふうん……」

 口の中に何かが入ってくる。熱くて、柔らかくて――自分の舌に絡みつくように動いている。――それがシャルロットの舌だと理解するのに、少しだけ時間がかかった。

477 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:42:33 ID:7MCcTTeG
 お互いの唾液と吐息が交じり合い、舌と舌とが絡み合う。ケヴィンにとって、それは経験したことのない感覚だった。――今まで、他人に唇を許したことは、一度もなかった。

「ふうん……んんっ……ぷはっ……」

 二人の唇の間を透明な糸が繋ぎ、すぐにそれは切れた。
 ケヴィンは無意識に――シャルロットの身体を、そっと抱きしめた。ふわり、と微かな香りがケヴィンの鼻をくすぐった。

「ケヴィンしゃん、こう云うは初めてでちたか?」
「うん。オイラ、まだ、キスしたことない」
「じゃあ、初めてはシャルロットのものでち。――それに、気持ちよかったみたいでちね」
「気持ちいい……あうっ!」

 シャルロットの手が、ケヴィンの股間のモノをさわりと撫でた瞬間――ぞくり、と背筋が痺れた。味わったことのない、初めての感覚。
 悲鳴を上げたケヴィンを見て、シャルロットはくすくすと笑った。

「ケヴィンしゃんの、とっても元気でち」
「オ、オイラ、その……」

 何だか、シャルロットとのキスで興奮してしまったなんて――少しだけ、胸がちくりと痛んだ。

478 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:43:36 ID:7MCcTTeG
 心の中で鎮まれと念じてみても、ケヴィンのそれは収まらない。

「シャルロット……ごめん」
「ケヴィンしゃんがいけないわけじゃないでち。それに――シャルロットだって……」

 シャルロットはそう云うと、ケヴィンの右手を、自分の秘密の場所に導いた。しっとりと湿った感触が、ケヴィンの指に伝わる。
 どくん、と胸が鳴った。

「触っても、いいでちよ?」

 耳元で、吐息が混じった囁き声。
 ケヴィンはこくりと喉を鳴らすと、ゆっくりとシャルロットのスリットをなぞった。――とても滑らかで、熱い。

「あふうっ!」

 シャルロットの喘ぎ声と共に、その金色の髪がさらりと揺れた。
 ケヴィンは吐息の熱を耳元に感じながら、とろりと濡れたシャルロットの中に、つぷっと指を差し入れた。

「ん、あふっ、そ、そこでち……」
「気持ち、いいのか?」
「ふうん……とっても、気持ち、あう、いいでちよ……」

 声を聞くたびに、じんわりと頭の中が痺れてゆく。指でシャルロットを感じていると、すぐに自分の中で何かが弾けそうになる。
 柔らかな粘膜に人差し指を締めつけられて、ケヴィンは思わず微かな叫び声を上げた。

「シャルロット……もう……」

 硬く反り返ったケヴィンのモノは、先から溢れ出た液体でぬるりと湿っていて――少しの刺激でも、すぐに漏らしてしまいそうだった。

479 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:44:13 ID:7MCcTTeG
 シャルロットは年不相応な笑みを浮かべ――ケヴィンの耳元で、優しく囁いた。

「ケヴィンしゃん……今、気持ちよくさせてあげるでち」

 シャルロットの小さな手が、再び布越しにケヴィンのモノに触れた。熱くなったそれを――そっと、ズボンの中から引き出した。

「ふあ、おっきいでち……」

 シャルロットはうっとりと呟くと、天を向いたそれをまじまじと見つめた。――それに応えるように、ケヴィンのモノがひくりとしゃくりあげ、とろりと透明な液体を零した。

「シャルロット、あんまり、見ないで……んあうっ!」

 ごにょごにょと云う呟きが、突然悲鳴に変わった。――慌てて視線をやると、シャルロットが自分のモノを口に含んでいた。
 亀頭を包む、粘膜の感触。裏側の部分をちろちろと舐められて、ケヴィンはきゅうっと眉を寄せた。

「シャルロット……ふうっ、だ、ダメ、んんっ……」

 にゅるにゅるとした粘膜で全体をこすられて、思わず腰が跳ねそうになる。腰の奥がじんわりとしびれて、頭の中がぼんやりとかすむ。

「くう、ん、や、やめてぇ……!」

 ケヴィンはやっとの思いで、シャルロットを股間から引き離した。

「……どうしたんでちか、ケヴィンしゃん?」
「オイラ……んう、その――」
「あ、もしかして、シャルロットの中に出したいんでちね?」

 ケヴィンは黙って俯き――やがて、こくりと頷いた。シャルロットはその様子を見て微笑むと、またがるようにして秘裂をケヴィンのそれにあてがった。

480 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:44:49 ID:7MCcTTeG
 ぴたり、と粘膜同士が触れ合う。二人の身体に、微かな震えが走った。
 そして――徐々に、シャルロットは腰を沈めてゆく。

「あ、や、シャルロット……!」
「ふう、ん、あ……にゅるにゅるが……気持ちいいでち……」

 ぞくぞくと背筋を走る未知の感覚に、ケヴィンのそれが硬さを増す。燃えるような熱を帯びて、シャルロットの中を割り開いてゆく。

「あう……ふう、ん、くう……ぜ、全部、入ったでち」

 ふるふる、と身体を小刻みに震わせて――シャルロットは、ケヴィンの熱を感じながら云った。
 根元までケヴィンのモノを咥えこんだ秘裂から、とろりと蜜が溢れた。つうっと竿を伝って、ケヴィンの会陰をしっとりと濡らす。
 シャルロットの小さな身体を、ケヴィンはそっと抱きしめた。それに応えて、シャルロットの小さな手も、ケヴィンの背中に回された。
 銀色の月明かりが作る静寂の中で、とくんとくん、と二人の胸が鳴る。

「動く……でちよ」

 シャルロットはそう云うと――ゆっくりと、円を動かすように、腰を動かし始めた。その瞬間、ケヴィンの中で快感が弾けた。

「シャルロット……それ、気持ちいい!」
「あふう、じゃあ、もっと……くうん、う、動くでち」

 シャルロットの中から、ケヴィンのモノが出入りするたびに――交じり合った二人の粘液が、とろりとろりと零れ落ちる。

481 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:45:42 ID:7MCcTTeG
 粘膜同士がこすれ、くちゅくちゅといやらしい音が響く。

「くうっ、お、オイラ……」

 どくん、と胸が鳴り――。

「気持ち……いいでち、か……きゃうん!」
「だ、ダメ……うあ、く、来るぅっ!」

 金色の髪を振り乱しながら、ケヴィンの上でシャルロットが踊る。身体と身体を絡ませ、そして離れ――本能の命ずるままに、快感を求め合う。
 段々と、息が乱れ――。
 とろりと蜜が溢れ、ケヴィンの竿をぬるぬると包みこむ。

「オイラ……壊れちゃう、く、ふう、ん……《オオカミ》が、んあうっ……!」

 ――《ココロ》のそこから、這い出してくる。
 あの夜と同じだ。――親友を殺めてしまった、あの夜と。
 絶対に、吐き出してはいけない!

「もう、シャルロット、イッちゃう……!」

 ケヴィンは力任せにシャルロットを引き寄せて、その奥を硬く反り返ったそれで突き上げた。

「きゃふううぅぅううんん!!!」
「う……ぐう、ああ……!」

 びくびくとシャルロットが痙攣した。欲望を吐き出せと蠢く粘膜のうねりに、ケヴィンは身体を震わせて耐える。
 出してしまえ、出してしまえ――頭の中でその声だけが、がんがんと響く。
 頭の中で火花が弾け、快感が全身を駆け巡る。しかし、絶対に欲望を吐き出すわけにはいかなかった。
 心の底の《ケモノ》を、ケヴィンは必死に押し止めた。
 やがて――。

「うあ……はあ、んん……ふう……」

 弓なりに沿っていたシャルロットの身体が、くったりとケヴィンの上に倒れこんだ。荒く呼吸をしながら、シャルロットは焦点の合わない眼差しのまま、ぼんやりと呟いた。

「ケヴィンしゃん……シャルロットに、くれないでちか? ケヴィンしゃんは、シャルロットの中が、気持ちよくなかったでちか……?」

 雫が一滴、シャルロットの頬を伝った。

482 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:46:23 ID:7MCcTTeG
 ケヴィンは上体を起こしてシャルロットを抱きかかえると、そっと、指先でシャルロットの涙を拭い取った。

「違う。シャルロットの中、とっても気持ちよかった。でも、オイラ…………怖いんだ」

 ケヴィンはシャルロットの髪の毛を指で梳りながら、小さな声で云った。――昏く、翳りを帯びた声音だった。

「オイラ、獣人だ。月の光を浴びていると……《オオカミのココロ》が出てきて……オイラ、《ケモノ》になるんだ」

 ポツリ、ポツリと、ケヴィンは言葉を紡ぐ。誰もが知っているようで――本当は、獣人にしか解らないこと。

「目の前が、いきなり真っ赤になって……何にも聞こえなくなって……まるで、オイラがオイラじゃなくなるみたいなんだ。オイラ……オイラの《ココロ》を、《オオカミ》に喰われるのが……とっても、怖いんだ」

 堰き止めようとしても、次々と流れ出てくる言葉と想い。
 声が、濡れてゆく。溢れる重いが雫となって、ほろほろと、その黒い双眸から零れ落ちた。

「オイラ、初めて《ケモノ》になった時……カールを、この手で殺した。この拳で、何回も……何回も、殴った。でも、自分を、止められなかった。……シャルロットまで傷つけちゃったら……オイラ、自分を許せなくなるよ……!」

 無意識に力を籠めてシャルロットを抱きしめると、ケヴィンは涙と共にくぐもった嗚咽を洩らした。――その身体は、小刻みに震えていた。
 どんなに鍛え抜かれた身体を纏っていても――その内側に宿っていたのは、闇に怯えるちっぽけな心。光と温もりに飢えた、孤独な少年の心だった。

「ケヴィンしゃん……」

 シャルロットはそっと囁くと、嗚咽と共にしゃくりあげるケヴィンの背中をそっと撫でた。――逞しい身体の内側を感じるように。
 柔らかく抱きしめながら、シャルロットはゆっくりと云った。

「ケヴィンしゃんは……半分はケモノかもしれないでち。でも、もう半分は――絶対に、人間でち」

 優しい声音。しかし、その口調はしっかりとしたものだった。

483 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:47:11 ID:7MCcTTeG
 歌うような音律で、シャルロットはケヴィンに体重を預けながら呟き続ける。

「ずうっと前に、おじいちゃんが云ってまちた。人間には光と闇があって、どちらかをなくすことはできないって。けれど、どちらかを選ぶことは、簡単にできるんだって」

 言葉が連なるにつれて、ケヴィンの嗚咽が、少しずつ、収まってゆく。――シャルロットの温もりが、ケヴィンの心をじわりと暖める。

「ウェンデルの詩(うた)に、こんなのがあるんでち」

 空色の双眸を閉じると、シャルロットはゆったりとその詩を暗誦し始めた。

 光と闇は 表裏
 一つで二つ 二つで一つ
 光が在るから 闇が在り
 闇が在るから 光が在り
 二つで一つ 一つで二つ
 光と闇は 裏表

 柔らかな抑揚が、不思議な韻律を帯びる。鈴の鳴るような声音が、ケヴィンの心に温もりを与え、光を与えてゆく。

「闇が嫌いなら、光を選べばいいんでち。大切なのは――嫌いなものを、怖れないこと」

 そこまで云うと、シャルロットはケヴィンに向かって、にっこりと笑った。――春の陽だまりのような笑顔だった。
 その笑みを見て――ケヴィンもつられて、にっこりと笑った。そして、シャルロットの小さな身体を、ぎゅっと抱きしめた。

「オイラ……シャルロットのこと、好きになってよかった。シャルロットがいるから、オイラはもう、大丈夫。だから――」

 耳元で囁く間に――ケヴィンのモノがシャルロットの中で、再び硬さを増してゆく。――じんわりと熱を帯びたそれは、シャルロットの中でひくひくと震えていた。

484 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:47:55 ID:7MCcTTeG
 シャルロットは黙って頷くと、ゆっくりとケヴィンと体位を入れ替えた。

「ケヴィンしゃん……シャルロットのこと、気持ちよくさせてくれるでちか?」
「うん、がんばる」

 普段の口調でそう云うと、ケヴィンはシャルロットの唇を塞いだ。軽く触れるだけで離し――やがて、ぎこちなく腰を動かし始めた。

「シャルロット……気持ちいい?」
「気持ちいいでち……ん、何だか、ケヴィンしゃん、優しいでち……きゃうっ」

 ケヴィンのモノがスリットを出入りするたびに、シャルロットの声が高く跳ねる。ケヴィンの浅黒い肌と、シャルロットの白い肌が、明瞭な対照を織り成していた。
 ざわり、と風が通り過ぎる。仄かな森の香りが、二人の鼻をくすぐった。

「はぁ、ケヴィンしゃん、気持ち、いいでちか? ……ケヴィンしゃんの、きゅう、おっきくって、気持ちいいでち」
「オイラも、き、気持ちいい……ふうっ、シャルロットの、あったかくって、柔らかくって……」

 段々と、ケヴィンの動きが早くなる。奥の方を突かれて、思わずシャルロットが甲高い悲鳴を上げた。――それが、ケヴィンを一層、高ぶらせる。

「ふあ、ケヴィンしゃん、んっ、激しいでちよう、はあう、きゃふっ!」
「オイラ、もっともっと、シャルロットに気持ちよくなって、欲しいから……あう、だから……」

 繋がっている部分から二人の粘液が伝い落ちる。ぬるぬるとした粘膜がこすれあって、濡れた水音が夜の静寂に響き渡る。
 打ちつけるように、抉るように、ケヴィンのそれが、シャルロットの奥を勢いよく叩く。そのたびに、二人の身体がびくりと震える。
 息が荒くなる。どくんどくんと心臓が鳴る。けれど、《ケモノ》はもう大丈夫だ。――シャルロットが、いてくれるから。
 とろけるような熱い感覚が、身体の隅々で弾ける。

「ん、オイラ、気持ちよくって……ダメ、出そう!」
「まだ、まだでち! もっと、ふああんっ、ケヴィンしゃんを感じたいでちっ!」

 溢れる感情と駆け巡る感情が、頭の中を真っ白に染める。もう、お互いを感じることしか考えられない。

485 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:48:34 ID:7MCcTTeG
 下腹に熱いモノがこみ上げる。シャルロットの中に、いっぱい出してしまいたい。
 でも、できるだけ長く、できるだけ気持ちよく、二人で繋がっていたい。
 ぽろぽろと涙を零し、眉をきゅうっとたわめ、ケヴィンとシャルロットはお互いを求め合う。

「シャルロット……もうオイラ、限界だよう!」
「シャルロットも、きゅふっ! もう、イクでち! ふあ、ああうっ!」

 どんどん高みに昇りつめてゆく。二人で一緒に、頂点を目指して。
 そして。
 痛みを覚えるくらいに充満していた体液が、一気にシャルロットの中を迸った。

びゅくびゅく、びゅるうっ! びゅるううっ! 

「きゃふううううぅぅううううんんんっっっ!!!」
「ぐう、ん! んん、うあ……!」

 ケヴィンは反射的にシャルロットの身体を抱きしめた。そして、全ての想いを体内に注ぎ込む。

「あっ、あっ、あうううううっっ、い、いいでちよおお!!!!」
「オイラ、まだ、出ちゃう、うああっ!」

びゅうううっ!! びゅく、びゅくびゅくっ!!

 痛みを覚えるほどの快感が、体中を駆け巡る。熱い迸りがケヴィンの竿の先から溢れ、シャルロットを貫く。

「い、いっぱいでちっ! ケヴィンしゃんで、いっぱいでちっ!」

 内側を満たす熱い想いを感じて、シャルロットは上ずった声で叫ぶ。蠢く粘膜に激しくこすりあげられて、ケヴィンはいつまでも煮えたぎった精を吐き出し続けた。

 やがて――。

「う、ううん……ふあ……」

 ケヴィンは、シャルロットの上に、ゆっくりと崩れ落ちた。
 はあ、はあ、と荒い息を吐きながら、二人はお互いをしっかりと抱きしめ――そして、唇を軽く重ねた。

486 名前:月影の降る森で :2006/01/28(土) 23:49:27 ID:7MCcTTeG
 微かな吐息が、ふわりと顔にかかる。
 ケヴィンが唇を離すと、シャルロットは柔らかく微笑みながら云った。

「ケヴィンしゃん……ちゃんと、《ヒト》でいられたでち。――だから、もう大丈夫でちよ」
「うん、オイラ……うれしい。シャルロットのおかげで、強くなれた」

 しっかりとした口調で――ケヴィンは、シャルロットの言葉に応えた。金色に輝く瞳が、穏やかに笑っていた。
 ひんやりと涼しい夜風が吹きぬけ、二人の身体と心はゆっくりと凪いでゆく。

「――そう云えば、ケヴィンしゃんに、お返事してなかったでち」
「返事?」

 きょとん、と疑問符を浮かべるケヴィン。ちょっとだけ、間が抜けた表情だった。
 シャルロットはくすりと笑うと、ケヴィンの耳元で、そっと、囁いた。――自分も、ケヴィンのことが大好きだ、と。
 ケヴィンの顔が、赤く染まる。――消え入りそうな声で、ありがとう、と云った。
 銀色の影が、深々と二人を照らしている。その清らかな光の中に――黒と銀のコントラストが、明瞭に浮かび上がっている。

「ケヴィンしゃん、お月様――好きでちか?」

 唐突に、シャルロットが云った。――夜空を仰いで、目を細めながら。
 ケヴィンも、柔らかな草の上にごろんと、仰向けにねっころがった。そして、星月が輝く天を見上げた。

 夜空に浮かぶ月――あの頃から全く変わっていないはずの、あの月は。

「少しだけ、好き」

 何故かは解らないけど……少しだけ、前より綺麗に見えた。

<了>

487 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/01/28(土) 23:53:15 ID:7MCcTTeG
以上。
ケヴィンの二面性を書いてみようと思ったんだけど、テンポが死んでないかが気になる。
とりあえず、まだまだ改善の余地アリ。
前回と同様、アドヴァイスとかあったらよろ。特に、得ろく書けてるかが不明なので。

個人的に、>>452氏に捧げたい。
俺がケヴィンとシャルロットを書くと、こんな感じかな。

とりあえず、疲れた。

488 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/29(日) 00:11:35 ID:IKpPusV2
>>487
GJGJGJ!!!!
最高にいいよ!GJ!

489 名前:452 :2006/01/29(日) 00:36:46 ID:9cdrKtzp
シャルロット子悪魔だなハァハァとか思いながら読み進めたら
なんかもう最後の方は天使系になってたりとかして
ちとあざといけどやっぱり心温まった
てか普通に話がいいね

ポポイのおさがりの最後を見て
右近氏の書いたこの二人なら面白そうだと思った俺に乾杯
最  高  で  す  た

490 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/29(日) 16:50:03 ID:BXvfimKS
うあー!ありがとう。ありがとう!!
ひたすらGJ

491 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/29(日) 19:13:09 ID:OFJBblI0
God Job!
文が上手いな〜
ラストまで急いで読んじったよ

492 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/01/29(日) 21:08:43 ID:spHQ2zW+
>>488-491
トンクス。おまいらのおかげで、どれだけ自信がついたことか。
非得ろの方の活動が長いから、話を考えるのは楽しかったお。
つか、こんなに褒めてもらえるのは久々だwwwwwww

小悪魔シャルロットか、天使系シャルロットか――それが問題だ。
ゲームはいつもビショップだが、イビルのイラストもモエス。
ま、あざといと云う意見もあるので……そこらへんは努力しなければ。

さて、ここらで表に戻るので、次はいつになるかな。
ポポイとランディのふたなりもの……ふふふ、楽しみだ。
とりあえず、思いっきり軽くて得ろいのを書こうと思う。
俺の得ろの根底には、おそらく、ほしのふうたがいるんだろうなwwww

風呂場、とかいいかも。

493 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/30(月) 06:18:42 ID:BOojIdf0
ガンガレ期待してるアゲ

494 名前:名無しさん@ピンキー :2006/01/31(火) 11:43:53 ID:Jt4z5Fsr
上げるのか下げるのかはっきり汁

495 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/01(水) 01:43:17 ID:+u9sKAwY
>>492
このロリショタ好きめw

496 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/02/01(水) 21:14:08 ID:xZnQq+TO
>>495
バレたかwwwwwwま、開き直ってやるさwwww

497 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/07(火) 11:18:09 ID:1NhCxf8y
待ちテカ

498 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/11(土) 13:30:22 ID:tbyDwMki
ところで新約のヒロインってないの?
全体的に3ばっかりだよな。。。
2、新約しかやったことのない俺になにか投下してくださいませ

499 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/11(土) 15:33:20 ID:utWNpHs7
>>498
3やれ

500 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/12(日) 01:30:05 ID:PoUE+BG5
右近たんまだーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

501 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/15(水) 06:23:09 ID:jXrBJTlJ
(´・ω・`)

502 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/02/15(水) 22:41:49 ID:cfGdHvFX
今、新しいのを書いてるお。
前云ってた、ポポイ(ふた)とランディの話。
今夜中に書き上げたいと思ってるんだが、出来なかったらスマソ。

>>498
ウホッ、いいタイミング!
つーワケで、あまり期待せずにマターリしてておくんなまし。

ちなみに、初めと最後の非得ろは出来てて、真ん中を埋めてく格好。

503 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/02/15(水) 23:53:06 ID:cfGdHvFX
眠気には勝てない件。
うー、眠くて筆が進まない。
つーワケで、明日また。スマソ。

504 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/16(木) 04:05:28 ID:ye2Mmn/0
           おばけの救急車
              おばけの救急車
        
    ( ^ω^)      ( ^ω^)       ( ^ω^)      ( ^ω^)   
   ∠⊃  ,ニ⊃    ∠⊃  ,ニ⊃    ∠⊃  ,ニ⊃   ∠⊃  ,ニ⊃  
⊂二二  /      ⊂二二  /    ⊂二二  /      ⊂二二  /
     \\          \\        \\          \\
      (_)           (_)        (_)           (_)

       ( ^ω^)      ( ^ω^)       ( ^ω^)      ( ^ω^)  おばけの救急車
      ∠⊃  ,ニ⊃    ∠⊃  ,ニ⊃    ∠⊃  ,ニ⊃   ∠⊃  ,ニ⊃  おばけの救急車
   ⊂二二  /      ⊂二二  /    ⊂二二  /      ⊂二二  /
        \\          \\        \\          \\
         (_)           (_)        (_)           (_)

505 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/17(金) 14:14:08 ID:eeY2/UHX
昔シャルロットがフルメタルハガーに卵産み付けられるエロ小説見た記憶があるんだが、どこのサイトか忘れちまった・・・
誰か心当たりない?ほかにクロノとかドラクエとかのSSもあったんだが

506 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/17(金) 20:04:01 ID:3Unn9c9c
飽田かな?
あの人の文体嫌いだからあんまり確認してないけど

507 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/17(金) 21:04:43 ID:eeY2/UHX
>>506
検索してみたらまさにそのとおりだった。ありがたや

508 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/18(土) 12:53:21 ID:hsGvfqXs
右近たんまだーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

509 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/18(土) 12:57:24 ID:HA32itzu
http://go.fc2.com/adult_pow/

510 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/20(月) 00:52:38 ID:Z3lZsZwp
>>503
wktk

511 名前:名無しさん@ピンキー :2006/02/22(水) 02:14:00 ID:BOg8sjYb
( ^ิω^ิ)

512 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/01(水) 05:22:32 ID:NSIi5hxX
(´・ω・`)

513 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/05(日) 10:27:37 ID:n1CFELex
もうだめぽ

514 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/03/08(水) 23:41:30 ID:iJ7smzMx
むう、半ば期待を裏切っている感じでスマソ。
語彙不足を補うために、只今参考資料を研究中。
更に云えば、話が段々長くなってくのも、十分に気をつけねばなるまい。

とりあえず、藻前さん方に伺いたいのだが。
表現はマンネリ化していないか、話の長短についてはどうか、と云うことを教えては頂けんだろうか。

あと、COMで反射的にポップを選んだ漏れは何なんだ、とかなwwww
ポポイに比べると、結構丸い感じだな、言動が。

いっそのこと、ティスとアレコレさせてみようか。

515 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/09(木) 21:25:08 ID:0f7MGm8I
いや、ティスはワンダラーさんにさせるべきだ

516 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/09(木) 21:52:20 ID:x+NLDyvu
ワンダラーだけはガチ

517 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/17(金) 00:00:56 ID:NqxniK3l
シリーズの最新作出たんじゃなかったっけ?
なのに、この寂れようは何?

518 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/18(土) 16:00:03 ID:rco7+lFm
(´・ω・`)

519 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/18(土) 17:48:22 ID:XWUa2bak
糞約のような出来だったのか……w

520 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/19(日) 01:30:10 ID:08qc2y+T
製作元がBBだからね

521 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/19(日) 21:00:15 ID:J2C7SFL8
BBじゃなくてネクスじゃ?

522 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/20(月) 13:23:36 ID:8i78i+C2
てかDSが手に入らん。ソフトあるのに。

523 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/03/21(火) 01:10:34 ID:xGlbgsxV
やっと、書き終わりマスタ。
スランプと重なったから、正直しんどかった。
でも、最近になってやっとペース取り戻せたよ。

ランディとポポイ(ふた)のお話。
タイトルは、「おふろばであそぼう」。
ふたなりが駄目なヤツは、スルーよろ。

>>517
やっぱしCOMが思ったより面白くなかったからじゃ?
音楽と画像は聖剣テイストだが……システムはクソ。
過去のダンジョンをやり直したら、ボスを倒すのに13秒で済んだしなwwwww

524 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/03/21(火) 01:11:15 ID:xGlbgsxV
ちなみに、投下は明日な。スマソ。
一晩寝かして、推敲しなきゃならん。

525 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/03/21(火) 16:10:26 ID:wsmLZ87b
そんじゃ、これから投下するお。
詳しいことは>>523を見るやうに。

526 名前:おふろばであそぼう :2006/03/21(火) 16:11:01 ID:wsmLZ87b
 視界にあるもの全てが、黄金色に輝いていた。
 通りを覆う石畳、規則的に立ち並ぶ街並み、街路を飾る背の高い木々――挙句の果てには、太陽が昇る空でさえ

、豊かな黄金の天鳶絨(びろうど)を羽織っているようにさえ見えてくる。

「すっげえ、ピカピカだー」
「悪趣味だけど……少し、持って帰りたいわね」

 そんな突き刺さるような光に目を瞠るポポイと、眉を顰めながら目を細めるプリム。――そして、あんぐりと口

を開けて絶句するランディ。
 《ゴールド・シティ》――領主マンモンによって治められている、金色(こんじき)に覆われた街。北に聳え立

つ光の神殿は、光の精霊、ウィル・オ・ウィスプの守護を受けていると伝えられている。

「……とりあえず、どうしようか」

 うっすらと渋い表情で、ランディがおずおずと口を開いた。その瞳はまだ、うっすらとした狼狽が浮かんでいて

、何やら心の中で自問自答してるようでもある。

527 名前:おふろばであそぼう :2006/03/21(火) 16:12:07 ID:wsmLZ87b
 しかし。

「オイラ、疲れたー」

 むう、と両のほっぺを膨らませながら、ポポイが即答した。――さっきとは打って変わって、辺りに広がる黄金を、道端の石ころと同じような眼差しで眺めている。時折、

つま先でその欠片をちょんちょん、とつついてみても、すぐにつまらなそうな顔をして、遠くへ蹴っ飛ばしてしまった。
 呆れ混じりの苦笑いを浮かべて、ランディはもう片方の仲間に問いかけた。

「プリムは?」
「あたしは……少し、この街を調べてみる。だって、絶対に変よ、この街」

 少しだけ声を低めて、プリムは穏やかならない様子で呟いた。――その瞳は鋭く、険しい。
 言外の意味を察したのか、ランディも剣呑な表情で頷いた。

「じゃあ、僕はポポイを宿に連れてくよ。少し休んで、買い物も済ませておくから」
「解ったわ。――それと、しばらく聖剣を貸して」
「……何に使うの?」
「大雑把に云えば、当面の資金稼ぎってトコね」

 きらりと目を光らせて、プリムはうふふと笑った。――それを見たポポイが、ちょっぴりだけ怯んだ。

「ね、ねぇ、早く宿に行こーよ、あんちゃん」
「――それじゃ、はいこれ」

 使い込まれた聖剣を、プリムは神妙な手つきで受け取った。

「夕方ぐらいには、宿屋に戻るから」

 そう云い残して、プリムは立ち並ぶ建物の間に消えていった。――その足取りは、気のせいか、妙に弾んでいたような気がした。

「あんちゃん、早く行こーよ」
「……うん、お風呂にでも入ろうか」

 袖を引っ張るポポイに応えると、ランディは二人一緒に宿へ向かって歩き出した。


528 名前:おふろばであそぼう :2006/03/21(火) 16:12:50 ID:wsmLZ87b
「あんちゃーん、早く来いよー!」

 浴室の中から、ポポイの声が聞こえる。今行くから、と応えながら、ランディは身につけていたものを脱いでいるところだった。
 宿屋にある客室の一つ――やっぱり、所々に金の装飾が目立っていた。少しだけ成金趣味のような気がして、利用するのにも気が引ける。
 ズボンを下ろして、準備完了。
 戸を開けて中に入ると、視界が暖かな湯気で霞んだ。手近にあった桶で身体にお湯を浴びせて、ランディは湯船の中にゆっくりと身体を沈めた。
 独りでに出てくる、ため息。

「気持ちいいだろ?」
「うん、ぽかぽかするね」

 じんわりと身体を包む、優しくて温かな感触。――ふと横に目をやると、ポポイも肩までお湯に浸かりながら、あどけない表情を緩めていた。

「ういー、気持ちいー」

 にへら、と相好が崩れている。無防備すぎて、見ていると心配になるような……それくらい、邪気のない表情。
 ざぶざぶと辺りを泳ぐと、大きく息を吸って、突然湯の中に潜る。――と思うと、ランディの目と鼻の先に顔を出して、無邪気な笑い声を上げる。それにつられて、ランディも笑みを零した。

529 名前:おふろばであそぼう :2006/03/21(火) 16:13:28 ID:wsmLZ87b
 ほんわかと流れていく、緩やかな時間。陽光が差し込む窓もなくて、時間の感覚も、何だか頼りない。
 湯気でぼやけた柔らかな光が、浴室を温かく照らしていた。

「あんちゃん、きもちいいよー」

 縦横無尽に浴槽を泳ぎ回るポポイに向かって、ランディはちょっぴり心配するように云った。

「ポポイ、のぼせちゃうよ」
「えー、まだ大丈夫だって。オイラ、元気いっぱいだもーん」
「そう云って、いっつも危ない目に遭ってるじゃないか」

 ランディが軽く力を込めた口調で嗜めると、ポポイは口を尖がらせて、観念したようにため息をついた。

「わかったよー……そんじゃ、身体でも洗うかな」

 ポポイはぶくぶくと潜水して、浴槽の端にひょっこりと頭を出した。水音と一緒に上がって、洗い場の椅子にちょこんと腰を降ろす。
 それを確認すると、ランディは目を閉じて、深く息を吐き出した。

――それにしても……贅沢だなー。

 いつまでも温かいお湯、広い浴室、それに、石鹸まであるとは。旅をしている間に、こんな贅沢をさせてもらえるなんて、思ってもみなかった。
 瞼を上げてポポイの方を眺めると、タオルでごしごしと、身体を擦っている最中だった。

「あんちゃん、いい匂いがするよ」
「うん、石鹸に何か入ってるのかな」

 白い肌に無数の泡をつけながら、ポポイは全身を丁寧に擦っている。――手、足、頭……そして、きちんと大事な場所も。
 別に、男同士だから見られても構わないだろう。そう思って視線をやると……。

「あれ?」
「ん? どうかした?」

 小さな呟き声を耳ざとく聞きつけて、ポポイが小首を傾げる。何でもないよ、と誤魔化しながら、ランディは違和感の正体を考え始めた。
 案外、すぐにそれは見つかった。

「ポポイ」
「なーに、あんちゃん?」
「ポポイの……その、あそこ、何か足りないような気が……するん、だけど」
「えー、そう?」

 ポポイは眉を顰めると、ランディに向かって股を開いた。――その瞬間、思わずランディは目を丸くした。

530 名前:おふろばであそぼう :2006/03/21(火) 16:14:16 ID:wsmLZ87b
 まだ小さくて、皮に覆われたおちんちん。そして、その根元には――睾丸ではなく、一本の筋が走っているだけだった。

「ポポイ……女の子なの、男の子なの……!?」
「うるさいなー」

 思ったより大きな大きな反響に顔を顰め、ポポイはむすっと頬を膨らませた。

「オイラたち、みんなこうだったから、男とか女とかなかったよ?」

 小難しそうな顔をしながら、ポポイは自分の大事な場所をしげしげと見つめる。
 ランディは、思わず、ごくりと喉を鳴らした。

「あ、そう云えばさ」

 何かを思い出したように、ポポイは唐突に云った。――そして、椅子から立ち上がって、スリットをランディの目の前に晒した。
 にゅるり、とポポイの白い指が、スリットの奥に沈んだ。中性的な微笑を浮かべながら、小さな声で囁いた。

「ここ、指とか入るんだ。――もしかして……おちんちんも、入るのかな……?」

 急に、二人の顔がほんのりと赤く染まった。――ランディの腰の辺りに、何かむずむずした感触が集まって、身体が急に熱を帯び始めた。
 ポポイの小さなそれが、むくりと大きくなっていく。先端を覆っていた包皮が剥けると、ピンク色に色づいた亀頭が姿を現した。

「あんちゃん、やってみる?」

 誘うような、ポポイの微笑みに――ランディはもじもじしながら、こくんと頷いた。
 ざぶ、と水音を立てて、ランディは浴槽から上がった。――しなやかで引き締まった体躯と、股間で立ち上がったモノが、水の中から顕になった。

「……どうすれば、いいの?」
「そこに、寝っ転がって。後は、オイラに任せろ」

 戸惑うランディに、ポポイは迷うことなく即答した。――ポポイの云うとおりに、ランディは洗い場の床の上で仰向けになった。
 背中から、ひんやりした感触が伝わってくる。天井を向いたそれが、ひくりとしゃくり上げた。

「へへっ、あんちゃんの、こんなに硬くなってる」
「だ、だって……」

 ポポイにしげしげと自分のそれを見つめられて、ランディは口の中でもごもごと呟いた。――恥ずかしさのあまり、ろくにポポイの顔を直視できない。
 白磁のようにすべすべの肌と、あどけない顔立ち。男の子のようにも、女の子のようにも見えて、不思議な気持ちを覚えてしまう。

「じゃあ……オイラのここ、舐めてみる?」

 そう云って、ポポイはランディの顔面――その上に、大事な部分をさらけ出した。いつの間にか、そこからは透明な液体が滲んでいた。

531 名前:おふろばであそぼう :2006/03/21(火) 16:14:53 ID:wsmLZ87b
 少しだけ、甘い匂いがした。

「な、舐めるの?」
「だって、柔らかくしとかないと、あんちゃんのが入んないよ」

 当たり前のように断言するポポイに、ランディはごくりと喉を鳴らした。微かな後ろめたさが、更に胸をどきどきさせているようだ。

「じゃ、じゃあ、舐めるよ」

 一言だけ呟いて、ランディは柔らかなスリットに、恐る恐る舌を這わせた。

「あ、あんちゃん……」

 滑らかなその場所に触れた瞬間、ポポイが熱いため息を洩らした。
 ねっとりした液体と唾液が混ざり合うのを感じながら、ランディはポポイの粘膜をくちゅくちゅとこすり上げた。ぬるぬると潤ったスリットの中は、ポポイが喘ぐたびにひくひくと脈打つ。

「ふ、んん……あ……はう……」

 敏感なその場所をくすぐられて、ポポイが思わずランディの頭をそこに押しつける。――スリットを割り開いて中の蜜を掬い取ると、上ずった悲鳴が耳に届く。

「んっ! それ、気持ちいいよう……ふあ、はん……あんちゃん、オイラの、おいしい……?」

 応える代わりに小さな突起を舌でつつくと、ポポイの小さな身体がびくんと震えた。
 初めての感覚に、頭がとろけそうで――ランディは舌を這わせながら、ポポイの小さな秘芯を夢中で味わっていた。
 しかし。

「あんちゃ、んん、もう、いいよ……」

 ポポイがため息混じりに呟いて、腰を後ろに引いた。――ランディの舌が離れる瞬間、透明な蜜が糸を引いて、すぐに切れた。

「どうかしたの?」
「何だか、ちんちんがむずむずしてきたから……そんじゃ、あんちゃんの、入れるよ」

 そう云って、ポポイはランディのモノの先端に、熱く潤ったスリットを触れさせた。――亀頭を包む粘膜の感触に、ランディの腰が跳ね上がりそうになる。

「ポポイ、ちょっと――」
「そんじゃ、行くよ……んっ、はあ……」

 ゆっくりと――ポポイが腰を降ろしていく。ぬるり、とランディのモノが、小さな割れ目を割り開いて中に沈んでいく。

「ん、あっ……はうっ!」

 肉茎を熱い粘膜でこすられて、ランディは思わず悲鳴を上げた。脳裏で明るい火花が散って、腰が独りでに跳ねてしまいそうな感覚。

「あんちゃんの……熱くて……硬い、よおっ」

 時折、声を弾ませながら、ポポイがうっとりと呟く。熱い吐息が、風呂場の湯気に溶けた。

532 名前:おふろばであそぼう :2006/03/21(火) 16:15:36 ID:wsmLZ87b
 そして。
 つん、と先端がポポイの一番奥に当たった。――二人は身体をぶるりと震わせて、荒くなった呼吸を整えた。

「本当に……は、入っちゃった……」

 焦点の合わない瞳で、ランディがうわ言のように声を洩らすと、くすくすと軽やかな笑い声が聞こえてきた。

「あんちゃん、ぼうっとしてる」

 突然、呆然と宙を見つめるランディの視界に、ポポイの顔が現れた。どうやら、ポポイが倒れこんできて、二人の身体が密着しているらしい。触れ合っている胸からは、ポポイの鼓動と、温かさが流れ込んでくる。
 いつまでもこうしていたい――でも、何だか心と身体がむずむずする――ぼんやりと霞む頭の中に、取り留めのない言葉が浮かんで、すぐに消える。

「ポポイ……何だか、ふわふわしてるよ」
「じゃあ、もっともっと、気持ちよくさせてやるよ」

 触れるように軽く唇を重ね、ポポイがうっすらと目を細めた。瞳を白黒させているランディを尻目に、ゆっくりと上体を起こす。

「何するの?」
「ん? こーする……の!」

 不安げに尋ねるランディに応えながら、ポポイはぐいっと腰を押しつけた。

「ん、うあっ!」
「ふあ……くうっ」

 予想もしていなかった感覚に、二人は高い悲鳴を上げた。

「何、気持ち……変になっちゃ、あ、あううっ! むずむず、して……いい、よおっ!」
「んくうっ、あんちゃんの……熱くて、硬い、ん、んあうっ!」

 腰を動かすたびに、熱い電流が身を焦がす。予想もしていなかった感覚に、冷めた理性がどろどろと煮立っていく。
 ポポイの中からランディのモノが現れると、その弾みで中から粘液があふれ出す。ぬるりと湿った中をこするたびに、二人の声が高く跳ねる。
 二人の間にある境目が、熱い思いで蕩けて混じりあう。

「ポポイ、何か、どきどきするよおっ!」

 涙が出そうなくらいの強烈な感覚に翻弄されて、感情が溢れ出る。頭で言葉を考えても、途切れ途切れの想いが素直に形になるだけで。

533 名前:おふろばであそぼう :2006/03/21(火) 16:16:49 ID:wsmLZ87b
 切ない。そして、怖いくらいに――気持ちいい。全くの未知の感覚が、下半身から這い上がってきて、頭の芯が

じんわりと痺れる。
 しかし。

「あ、あんちゃん、ちょっと、待って……」

 突然――ポポイが、動きを止めた。苦しげに眉を撓めて、身体を震わせている。
 ランディは荒い呼吸の合間に、熱を帯びた口調で不平を洩らした。

「ポポイ……もっと、動いてよ」
「だって、何か、ちんちんから漏れちゃいそうなんだよう」

 ポポイの小さなおちんちんが、ぴくん、と脈打った。ランディが柔らかく握ると、ポポイが涙をこらえるような

声を零した。

「あうっ、だ、だめぇ……」

 ランディはいたずらっぽい笑顔を浮かべると、上体を起こしてポポイの耳元で囁いた。

「大丈夫だから……我慢したら、もっと気持ちいいからね……」

 湿った感触を感じながら、ランディは熱くなったポポイのモノをこすり続ける。手の中でぴくぴくとしゃくりあ

げるそれは、まだちょっぴり、柔らかい。

534 名前:おふろばであそぼう :2006/03/21(火) 16:17:33 ID:wsmLZ87b
 さっきからやられっ放しだったから、今度は僕の番だ。
 先端から滲み出る粘液を、亀頭の上に満遍なく塗り広げる。にゅるにゅると敏感な場所をこすられて、ポポイが

段々と息を荒くしていく。

「んくっ、も、もう、出ちゃう、お漏らし、しちゃうよおっ!」

 やり場のなくなった手で頭を抱えたまま、ポポイはふるふると身体を震わせる。その動きに合わせて、湯気を帯

びた栗色の髪が、さらさらと揺れた。

「ああっ、だ、だめえっっっ!!!」

 びくん、とポポイの身体が一際大きく震えた――その瞬間。

びゅくっ、びゅうううっ、びゅくびゅくっ

 ランディの手の中で、ポポイのそれが弾けた。透明な粘液が飛び出して、ランディの下腹に降り注ぐ。――その

熱い感触に、ランディはもっともっと手を動かして、ポポイのそれをこする。

「んっ、ああっ、ふあんっ!」

 ポポイの声に合わせて、小さなおちんちんも一緒にしゃくり上げる。ぴゅくぴゅくっ、と小刻みに跳ねながら、

幼くて透き徹った精を吐き出し続ける。
 きゅっきゅっ、とポポイの粘膜が締めつけてきて、ランディはこみ上げてくる何かを懸命にこらえようと、奥歯

を噛み締めた。

535 名前:おふろばであそぼう :2006/03/21(火) 16:18:44 ID:wsmLZ87b
 やがて――。
 ポポイのモノが律動を止めた。手を濡らしている精を舐めると、少しだけほろ苦い味が口に広がった。

「オイラ、どうしちゃったんだろ……」

 少しだけ焦点のずれた眼差しのまま、ポポイが茫然と呟いた。その表情を目を細めて見つめながら、ランディは小さな身体を抱きしめた。

「気持ちよくなると、男の人は、白いおしっこが出るんだよ」
「でも……オイラの、白くないよ……」

 ため息と一緒に吐き出された言葉に、ランディはゆっくりとした口調で応える。

「ポポイは、まだちっちゃいからね」
「じゃあ、あんちゃんのは、白いの?」
「……前に出たときは、白かった、けど」

 ほんのりと赤く頬を染めて、ランディは低い声で呟いた。――それにつられたのか、ポポイもランディから視線を外して俯いた。

「じゃあ……あんちゃんが、白いのびゅくびゅくって出すの……見せて、くれよ」

 ためらいがちにそう呟くと、ランディの状態を押し倒して、ころりと身体を反転させた。ちょうど、ランディがポポイを押し倒したような姿勢だ。

「あんちゃん、もう一回、いいでしょ?」
「……」

 応える代わりに――ランディはポポイの奥を目がけて腰を突き出した。刹那、さっきとは全く違う感覚が、二人の身体を貫いた。

「ん、んくうっ……さっきと、何か、ふあ……違うよ、んっ!」
「あんちゃんのおちんちん、硬くって、ひゃんっ! 中が、こすれて……る、のおっ!」

 ぐいぐいと中を抉るたびに、甘酸っぱい感覚が身体を駆け巡って、頭の中がとろとろに蕩けてしまいそうになる。快感の波が押し寄せるたびに、ランディの腰が勝手にポポイを貫いてしまう。
 加減しようと思っても、理性の箍はもう外れていた。

「い、いいよっ、おちんちんで……中、いっぱい、だよっ……」
「はっ、ちんちんが、溶けちゃ、うあっ……だめぇっ……!」

 むせ返るような熱気の中で、二人の身体は更に熱く火照っていた。視界は涙で潤んで、熱い吐息の混じった湯気で霞んでいく。

536 名前:おふろばであそぼう :2006/03/21(火) 16:19:22 ID:wsmLZ87b
 身体中の皮膚が、ぞくぞくと粟立つ。――止まらない。

「ポポイ、いい、あっ……にゅるにゅるして、変な、うあっ、い、いいよう……!」
「ああっ、や、そんなに……そんなにしたら、はっ、おかしくな、なっちゃう、んああっ!!」

 ランディがスリットの奥に腰を打ちつけるたびに、小さなおちんちんが下腹に当たって、ポポイが悲鳴のような声を洩らす。二人から溢れ出た粘液が混じりあって、溶け合って……ただ、一つになって、どこまでも高く昇りつめていく。

「ポポイ……気持ちよすぎて、もう、出ちゃう、よおっ!」
「いい、いいよお、ひうっ、んっ……あんちゃんの、全部、全部、欲しいのおっ! ふあぁんっ!」

 徐々に、上り詰めていく感覚。堪えきれない何かが背筋を伝って、胸が締めつけられるような感覚がちりちりと全身を焦がす。
 本能の赴くままに、身体を絡ませる二人。――言葉なんて、もう、必要ない。

「あっ、はうっ、もう……だめぇっ……!」
「出して……オイラに、あんちゃんのがびゅくびゅくってなるところ、みせ、てぇっ!」

 上ずって、か細い声で叫びながら――二人は、ついに限界に達した。

「ん、んああっっ!!!!」

 びくびくと律動するそれを勢いよく引き抜いて、ランディは勢いよく白い激情を迸らせた。

びゅく、びゅううぅぅううぅっ! びゅびゅっ、びゅうっ、びゅくびゅくっっっ!!!

 数瞬だけ遅れて、ポポイの小さなおちんちんからも、透明な精液が吹き上がって、白い下腹を汚した。熱い熱い二つの思いは混じりあい、震える身体に降りかかり続ける。

「あ、熱い、熱いよっ、あんちゃんの、びゅくびゅくって、熱いのおっ!!!!!」

 身体を弓なりにそらして、ポポイは噴きあがる思いを連ねる。切なげに眉を撓めて、双眸を閉じるたびに、雫が滴々と眦(まなじり)を伝って零れた。
 身を焦がす快感の波におぼれながら、ランディは身体をがくがくと震わせながら、ポポイに向かって熱くたぎった精を吐き出し続ける。

「んっ、んううっ、は、ああっ……」

 最後の一滴を搾り出すように吐き出すと――ランディは、糸が切れたようにポポイの横へ倒れこんだ。

 辺りを包む、束の間の沈黙。二人が忙しく呼吸をする音だけが、僅かに反響している。
 快楽の余韻が気だるさに姿を変えて、身体全体にべったりと纏わりついている。そのせいか、酷く身体が重い。

537 名前:おふろばであそぼう :2006/03/21(火) 16:20:09 ID:wsmLZ87b
 ぼんやりと揺蕩う(たゆとう)時間に身を預けて、二人はしばらくの間、虚空を見つめながら息を弾ませていた。

 やがて――。

「……ポポイ」
「なーに?」

 少しだけ甘さを含んだ声に、ポポイはランディの方を向いて言葉を返した。――その視線の先では、ランディがまだ熱が冷めていない眼差しで微笑んでいる。
 ランディは、独り言のように呟いた。

「疲れちゃった……ね」
「うん」

 ほろ苦さを含んだその声音に、ポポイは小さな声で応えたが……でも、と先を継いで言葉を続けた。

「楽しかったよ――とっても、とっても」
「……よかった」

 ランディは、ほっと安堵のため息をついた。しかし、それを見つめるポポイの瞳が、きらりと黒く瞬いた。

「そう云えば――」

 ランディの耳元に顔を寄せて、吐息混じりの声音で囁く。

「あんちゃんの……オイラの中で、出したら……もっともっと、気持ちいいと思うんだけど……」

 鈴の転がるような声に耳をくすぐられて、ランディの心臓が再び、どきどきと高鳴り始める。声に源に顔を向けると、妖しげな微笑を浮かべるポポイの黒瞳と視線が合った。

「ねぇ、やってみようよ……」

 腰の辺りに、再び甘酸っぱい感覚が集まるのを覚えながら――ランディは気だるさを振り払って、身体を起こした。

538 名前:おふろばであそぼう :2006/03/21(火) 16:20:52 ID:wsmLZ87b
「――で、コレは一体どう云うワケ?」

 棘を剥き出しにした視線の先では――タオル一枚の格好で茹で上がったランディとポポイが、ベッドの上で伸びていた。

「ちょっと……のぼせちゃって……」
「見りゃ解るわよ! ――まったく、買い物も行ってないみたいだし、どう云うことよ!」

 プリムは不機嫌そうに片眉を上げて、じろりと二人を睨みつけた――しかし、そんな力の籠もった視線を受けても、二人の反応は弱々しい。

「うあ、あたまガンガンするー」
「……あれ、どうして霧が出てるんだろー」

 怒りを通り越して、逆に哀しくなってくるような光景だった。

はあ。

 プリムは苛立ちと一緒に、小さなため息を吐き出した。

「一体、風呂場で何をしてたんだか」

 その言葉を聞いた瞬間。
 突然、二人の顔が更に赤みを増した。――目を白黒させると、明らかに不審な挙動を繰り返し始める。

「何よ、どうかしたの?」
「いや、そ、その別に、えっと」
「ななな、なんにも、普通だったよ」

 湯気でも噴出しかねない勢いに、プリムは眉間にシワを寄せて首を傾げた。――しかし、すぐに気を取り直したようにため息を吐く。

「まあ、いいけど。――それにしても、二人共、顔真っ赤よ? 水をもらって来るわ」

 よっぽど長く風呂場にいたのね、とつけ加えながら、プリムは部屋を出て行く。――が、ひょっこりと戸口から顔を出した。

「それと、そこにある袋――絶対に、触らないでね」

 部屋の片隅に置かれている袋――何やら、凸凹している――を指差して、プリムは軽くウィンクした。そして、てくてくと階下に降りて行った。
 扉が閉まった瞬間に、二人は安堵のため息を洩らす。

「バレるかと思ったー」
「うん、冷や冷やしたよ」

 身体がひんやりと冷めていくのを感じながら、二人はくすくすと笑った。

「また……してくれないかな」
「あんちゃんがそう云うなら、大歓迎だぜ」

 まだほんのりと赤い顔を冷ましながら、二人はプリムが帰ってくるのを待っていた。――窓から流れ込む、涼やかな風に身を委ねながら。

 ちなみに。
 プリムが持ち帰った袋の中から、大量の黄金の欠片が見つかることになるのだが、それはまた別のお話。

<了>

539 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/03/21(火) 16:21:56 ID:wsmLZ87b
レイアウトが崩れて、所々読みにくいがスマソ。
とりあえず、聖剣はまた今度にしよう。

疲れた。

540 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/23(木) 03:47:14 ID:fvsn2ACg
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

541 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/23(木) 04:48:30 ID:bX0jwMk+
ちんちんおったtったったk

542 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/23(木) 09:17:32 ID:5VWzvXSL
ふたなりも、いいなあ
GJ!

543 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/28(火) 20:46:47 ID:sJrZntoZ
保守トン
流れを読まずシエラハァハァ


544 名前:名無しさん@ピンキー :2006/03/31(金) 00:50:36 ID:/eveaVDR
>>539
最高だ…!エロ杉で萌え尽きた。
すごい才能を感じるよ、これからも期待してます。

545 名前:名無しさん@ピンキー :2006/04/07(金) 08:18:00 ID:wN1VNBb0
保守

546 名前:雄獣厨 :2006/04/09(日) 18:27:09 ID:ldZONAGf
もう少しでまとまりそうなのに落ちてたまるかage

547 名前:右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/04/09(日) 19:43:12 ID:E0vbOrVs
>>546
がんがれー、応援してるお。

548 名前:名無しさん@ピンキー :2006/04/10(月) 18:07:21 ID:SBJfLodu
聖剣を懐かしむことができたsage

思い返すとFFに比べて聖剣の方が断然記憶に残っている。
キャラの名前とか背景 諸々

549 名前:名無しさん@ピンキー :2006/04/10(月) 18:17:08 ID:tmR+OgWu
ジャン・アレジ

550 名前:名無しさん@ピンキー :2006/04/18(火) 11:46:22 ID:RuWh5Y6C
保守

551 名前:名無しさん@ピンキー :2006/04/24(月) 23:49:30 ID:LrHPl4Zk
捕手

552 名前:名無しさん@ピンキー :2006/04/29(土) 19:54:03 ID:XWGTNOWi
最近DSで聖剣の最新作も出たことだし、
このスレが活性化するといいな。

553 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/02(火) 22:00:39 ID:OE8bQBFt
聖剣3リメイク
DSなら・・・DSならやってくれる!

554 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/03(水) 12:00:00 ID:gTLKTCz9
>>553
DSの上下の画面をどうやって使うつもりだ?
どうせならPS2に移植して欲しい
もちろん、グラフィックもアップして

555 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/03(水) 17:55:06 ID:VRfegcCn
聖剣3ってキャラはいいけどあんま面白くない気がする

556 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/04(木) 00:56:35 ID:BHR6lhuK
人によるよ。そのくらい考えられる人間になろうな。

557 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/05(金) 00:22:36 ID:jAXwGvta
エロ小説があるサイトのアドをキボンヌ

558 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/05(金) 01:09:12 ID:zBaYUUh+
>>557
とりあえず2つ
ttp://mastr009.web.infoseek.co.jp/
ttp://7hearts.sakura.ne.jp/

559 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/07(日) 01:08:02 ID:63VJuks2
>>554
俺も移植激しく希望
ついでに新イベント追加とかも・・・
駄目か

560 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/07(日) 11:49:22 ID:+2ASOV3N
>>559
昔のゲームってサブイベント少なかったしな
まあ、PS2がダメならGBAに

561 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/13(土) 20:03:25 ID:3mKf4I0/
保守

562 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/14(日) 17:01:36 ID:dpdOmYBp
メロンブックスでリースのエロ同人ゲームがあったんだが、
買った人いる?

563 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/14(日) 19:21:37 ID:t+rhKU3F
>>562
いろいろあるけど具体的にどれ?

564 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/14(日) 19:46:33 ID:dpdOmYBp
>>563
タイトル忘れた
パケ裏の解説見ると多分調教物
目立つ場所に平積みだったから多分新作

565 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/14(日) 20:21:08 ID:9OCwe53+
俺はメロンで委託されてたティス×タンブルの同人誌を買ったぞ。
絵が良かったので買ったが、百合に萎えた。

566 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/16(火) 21:39:00 ID:qYG6t4QN
>>563
多分、Script Originのリース陵辱記じゃね?
一応フルボイスで調教物というかノベルらしいけど

567 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/16(火) 22:17:16 ID:mEbJYx94
>>566
調べてみたらこれだった
金の問題でスルーしたんだけどどうなのかな、と

568 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/17(水) 16:33:15 ID:UHLfRtib
割としょーもない

569 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/20(土) 21:42:36 ID:TNl2Qyjw
保守

570 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/28(日) 01:19:09 ID:WAUH2nRm
保守

571 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/28(日) 09:29:53 ID:T6WldFNV
最近リース・デュラン・ケヴィンのパーティでやってる
野性的な二人に犯されまくるリースさんでした。

572 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/29(月) 18:07:00 ID:vGvwnDmz
デュラアン書きさんいませぬか?(´・ω・`)

573 名前:名無しさん@ピンキー :2006/05/31(水) 15:34:43 ID:jT4GcEra
>>303
作品別インデックスマダー?

574 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/01(木) 19:07:41 ID:vHWwM8r2
アンジェラ×デュランorケヴィンorホークアイキボン
保守

575 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/04(日) 07:55:15 ID:MSc0//Pg
リースとエリオットで孕むやつとか、書ける人いないだろうなー


576 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/04(日) 20:42:27 ID:EZB4b66T
>>575
SSはムズかしそうだ… イラストなら描けそうですが。
ぐったり板にでも描きに行こうかなぁ。

ただ、超有名絵師の後に同じネタ描くのは勇気いるな…

577 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/04(日) 21:35:02 ID:5/Wx7doQ
ぼくの子を生んでよ姉さまと性交を強いるエリオットとか
ホークアイに心惹かれる姉が許せず性交を強いるエリオットとか

ゲーム中ではかなり影薄かったよなエリオット。
何のために攫われたんだよ・・・わざわざ奴隷市場で買ってきてまで。
・・・アレ?ローラント城ではぐれてブラックマーケットで売られて買われて・・・
一体どういう経緯なんだ?アレ?

578 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/05(月) 01:43:54 ID:wMpFVu89
>>576
イラストだけでも凄いかと。気が向いたらよろしくお願いします。
>>577
リースと比べるとどうしても出番がね…
だが、だからこそ妄想のしがいが(ry

579 名前:575 :2006/06/05(月) 01:52:43 ID:wMpFVu89
リクエストだけじゃあれなんで、試しに自分でエリオット×リース書いてみました。
厳しい意見覚悟で投下してみようと思います。


580 名前:575 :2006/06/05(月) 01:55:29 ID:wMpFVu89
リースとエリオット1
 
ある日、エリオットが以前と少し変わったと言う者が出るようになってきた。
以前のエリオットは非常に誠実で真面目な王だったが、何処かでその過剰なまでの優しさが決断を鈍らせている…そんな場面があった。
たが、今のエリオットはそんな片鱗をみじんも感じさせない。
まるで何かを悟ったかのようなその迷い無き様は、威圧感すら感じられる。
それは頼もしくも感じられたが…
人は、急に変われるものだろうか?
エリオット「こんな所にいたら風邪ひきますよ?お姉さま」
リース「エリオット…」
人目から離れるように城の地下にいたリースに、
満面の笑みを浮かべながらエリオットが口を開く
エリオット「今日もお姉さまの部屋に伺いますね。」
 
あの戦いから2年。エリオットは、ローラント復興のため、幼いながら暇もなく国事に務めていた。
リースとしては、本当は自分が女王となり、国を治めれればいいのだが、アマゾネスの長として武の全てを任されきっている自分がそれだけの事を出来るはずはなく、出来る事といえば弟の相談相手・政治上のアドバイザーになる事くらいだった。
毎日毎日、ありとあらゆる悩みを持ち掛けてくるようになってきた弟。
「僕、真面目過ぎるのかな…」とか、泣きじゃくる日まで出てきて。
大変だったけど、リースはそんな可愛い弟が大好きだった。
そしてある晩、弟が眠れないから一緒に寝て欲しいと言ってきた。
リースもエリオットも、寂しかった。
何かの歯車が狂い…そして一回だけの過ち。
二人は越えてはいけない一線を越えてしまった。
そしてその日からエリオットは、性格が変わった。何かがふっ切れたかのように、男らしさが出てきた。
 
あの日から毎晩、エリオットはリースの部屋に行くようになる。
リースは拒まない。頭じゃこんな事を続けるのはいけないと分かってるが、しかし体は正直。
仕草でお互いの関係がバレてしまわないよう、日中はなるべくエリオットから避けるようにしている。いけないと分かりつつ、本当に幸せな毎日。
 
だが、そんな日々は長くは続かなかった。



581 名前:575 :2006/06/05(月) 01:58:45 ID:wMpFVu89
あの歯車が狂った一夜から3ヶ月。エリオットの元に、リースが訓練中に突然倒れたとの知らせが入った。
エリオット「…いや、まさか。」
 
リースは倒れる際に軽く頭を打ったらしく、自室に運ばれ静かに眠っていた。
近くにいた女医にエリオットが尋ねる。
エリオット「お姉さまの容態は?」
女医「エリオット様…突然の事で驚かれると思いますが…」
 
女医「リース様は、お子様を妊娠されています。倒れたのはつわりの影響だったのでしょう」
 
怖れていた事が起こってしまった。 
当然、エリオットの子供だなんて考える人はいない。
女医「おめでとうございます…でよろしいのでしょうか?」
複雑な笑みを女医は浮かべる。
エリオット「…」
女医「エリオット様?」
エリオット「…。ああ、いや…ハハッ。そうかそうか、お姉さまに子供が出来たなんて。おめでたい話だね」
エリオット「お姉さまは、いつの間に恋人を作ってたんだ?はは…は…」
エリオットは自分で自分が何を言ってるのか、よく分からなかった。
最後の方の言葉は酷く口ごもっていたが、女医はそれには触れず、静かに席を外す。
 
数分後リースが目を醒ます。
リース「エリオット…」
エリオット「お姉さま…実は…」
リース「…自分でも分かってたの。何ヶ月も来てなかったものね」
 


582 名前:575 :2006/06/05(月) 02:00:59 ID:wMpFVu89
リース「ねぇエリオット、私達…許されるのかしら」
エリオットは何と答えればいいか分からなかった。
と言うより、急に現実に引き込まれ、困惑していたという方が正しいか。
 
エリオット「許されないだろうね…神にも、そして民にも」
リース「そうね…私達は地獄に落ちるかもしれない」
エリオット「…」 
兄弟での契り。そんな事がローラントの民に知れ渡ればどうなるか。
皆から後ろ指を差され、最悪国を追われるかもしれない。 
答えなど出しようもなかった。
だが、決めなくてはならない。
こんな状況にも関わらず、リースは微笑んでいる。それは無理に笑ってるようには見えなかった。
リース「私は、エリオットとの子供が出来た事が嬉しくて仕方ないの」
リース「私は、エリオットいれればそれで幸せ。」
エリオット「お姉さま…」
それは賭け。だが、覚悟は決まったようだ。
 
翌日、ローラントの民に、リースは原因不明の体調不良を起こし、伝染の恐れがあるため面会は拒絶するという発表がなされた。
そして城のごく一部の重要な者達にのみ、真実が知らされる。
当然、その者達は誰もが驚愕・絶句の表情を浮かべた。
が、それでも皆黙認を了承してくれた。
ローラントでは兄弟での結婚をしてはいけないという法律があったので、
生まれてくる子供は公には出さず、侍女の子供として育てられるという事も決定した。
そして、あの一夜から300日、リースは女児を出産した。
女児の名はリデルと名付けられ、心配された障害もなく健康。
だが…やはり神は怒っていた。


583 名前:575 :2006/06/05(月) 02:02:11 ID:wMpFVu89
リース「私は幸せだったから…」
リデルを産んで1週間後、リースは高熱が下がらず、治療のかいも虚しく静かに息を引き取った…。
 
15年の月日が流れる…
ローラントは偉大なる王君・エリオットによりまさに栄華を極めていた。
だが、王は30を超えた今でも伴侶を決めていない。
国民は誰もが不思議がっていた。
そして、遂にその日が来た。
エリオット王の妃となる人は…リデルという金髪の文武両道の才を持つ美女だという知らせが響きわたり、国中がローラントの後継ぎが出来た事に歓喜する。
結婚が決まった際に、何人かの高貴族が謎の処刑を受けたという本当かどうかわからない噂が出たが、もう誰も気に留めてなどいない。
今日もローラントの中心街にはリースを型どった黄金の女神像が静かに輝きを放っていた。
END
 


584 名前:575 :2006/06/05(月) 03:31:29 ID:wMpFVu89
非エロだったというのを書き忘れました…最悪ですね。すみません。
 
一応ちょっとだけエロのあるのも今書き終わりましたが、需要あるか謎なので、様子見ます。では…

585 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/05(月) 19:57:20 ID:LkCcgvK5
イイヨイイヨー。
聖剣2とCOMしか持って無いけど楽しめたよ。

586 名前:575 :2006/06/06(火) 00:57:43 ID:UJ4F/PYk
>>585
ありがとうございます。
 
調子に乗ってエロ展開のやつも投下してみますね。
一応、内容は上のやつのリース×エリオットの初夜です。


587 名前:575 :2006/06/06(火) 01:01:03 ID:/gAsB5Q2
なんかエラー食らったんで携帯から投下します(´・ω・`)

588 名前:575 :2006/06/06(火) 01:02:23 ID:/gAsB5Q2
エリオット「あの…寝れないから一緒に寝てもいい?」
 
リースの部屋に枕を抱えながらエリオットが訪ねてきた開口一番のその一言が始まりだった。
年頃の姉弟が一緒になんて寝てはいけないに決まっている。だが…、リースは拒みたくなかった。
「分かったわ。でも今日は特別ね。変な事はしちゃ駄目よ?」
最後の言葉は半分本音で半分嘘。
 
寝る準備はお互い万全だったから、後は布団に入るだけ。
リースは先に布団に入り、エリオットも入る。
心地いいシャンプーの匂いが、ベッドの中に舞う。
二人は逆の方向を向きながら、いつものようにたわいもない話をし始める。
話しながらも、いつもとは違うドキドキを感じながら。
ふと会話が止まった。
そして、リースがエリオットの方を向いた
その時、エリオットがリースにフワリと抱きついてきた。
リース「エ…エリオット…?」
エリオット「お姉さまの体、柔らかい…」
突然の抱擁。エリオットの体も柔らかいと言おうとしたら…、リースは自分のお腹の辺りに固い物が当たっている感触を感じた。
エリオットは…やっぱりもう子供じゃない…。


589 名前:575 :2006/06/06(火) 01:03:40 ID:/gAsB5Q2
リース「エリオット…ちょっと恥ずかしいから駄目だって」
エリオット「恥ずかしい、か…」
リース「?」
エリオット「お姉さま…僕、知ってるんだよ?」
リース「え…?」
エリオット「お姉さまが寝る前に、何をしているかを」
リース「!?」
エリオット「初めて気が付いた時は、ちょっと幻滅しちゃったかな…あのお姉さまが、まさか僕の名前を言いながら自分の」
リース「いやっ、言わないで!」
まさか聞こえていたとは…いやいくら壁があるとはいえ隣のエリオットの部屋になら聞こえるくらいの声は出していたのかもしれない。もしかしてと心配はしていたけど、直に言われるとこんなに恥ずかしいなんて…。
エリオット「…お姉さまは疲れているんだよね」
リース「エリオット…?」
エリオット「国の為にこれだけ尽してるんだもん」
エリオット「ただ疲れを癒しているだけ。お姉さまは少しも悪くない」
エリオットは満面の笑みを浮かべる
正直、意味不明だが、リースも大好きなエリオットが側にいる事で、思考が鈍くなっていたようだ。

リース「エリオット…」
エリオット「お姉さま。僕、少しでもお姉さまの役に立ちたいな」


590 名前:575 :2006/06/06(火) 01:05:03 ID:/gAsB5Q2
リース「ぇ…?あ…エリォ…」
リースの言葉を遮るようにエリオットは優しくキスをする。
リース「んんっ…」
リースは戸惑いを感じていた。
初めてキスをしてしまった、その相手が実の弟…。
二人は口付けをしたまま、ぎゅっと抱き締めあう。
シャワーはさっき浴びたし、口も歯を磨いた後で、歯磨き粉の味がした。
が、何より体が熱い。
エリオットの舌がリースの口の中に入ってくる。
リース「!?」
舌と舌が絡み合う音が部屋に響く。
「んっ…んっ…」
耳たぶが異常な熱を帯びていた。
日頃真面目なリースだが、実はその分妄想が好きだ。
現実には起こる訳ないし、起きてはいけないと考えながら、心の奥でこんな事が出来ればいいなとよく考えていた。
そして、今それが現実に起きている。
エリオット「お姉さま…」
エリオットの手がリースのパジャマのボタンを外し、ブラジャーをゆっくりと上にずらす。
特別大きい訳ではないが小さくもない、形のいい、いかにも弾力のありそうな膨らみが目の前でこぼれた。
リース「エリオット…だ、駄目…」
エリオットの手の平はリースの乳房を包み、優しく揉む。
そして、充分揉みほぐした後に、胸元の先端を指で転がしながら耳元で囁いた。


591 名前:575 :2006/06/06(火) 01:06:12 ID:/gAsB5Q2
エリオット「お姉さま。…ここが弱いのかな?」
リース「あっ…」
意識が朦朧(もうろう)としてくるリース(駄目…エリオットは私の弟…でも…)
リースは体から力が徐々に抜けていくのが感じられた。
 
そして、リースのピンク色の突起を、エリオットの唇が優しく覆う。
リース「ひゃああっ…あぁっ…」
 
チュパチュパとした生唾の音と、リースのまるで天使の吐息のようなあえぎ声が、共鳴する。
エリオットはリースの一番敏感な部分に手を伸ばしていく。
リースの秘部を包む寝巻き用の真っ白な生地。その一部分が、少し濡れていた。


592 名前:575 :2006/06/06(火) 01:07:58 ID:/gAsB5Q2
エリオット「お姉さま。濡れてるよ?」
 
その濡れてる部分を生地の上から、エリオットの指が程よい圧力を加える。
リース「あ…ダメ、ん、んふぅ…」

人に触られるのは当然初めての経験であるリースは、声にならない声をあげる。
 
いたずらな笑みを浮かべながら、エリオットの愛撫は徐々に激しさを増していく。
エリオット「お姉さまの大事な所…見たいな…」
リースはもう拒まない。
体中がうずいて仕方ないのだ。目を薄く開け、コクリと頷く。
見るとエリオットも顔が真っ赤だ。もう目が獣の目になっている。
スルッ…と布の滑る音がする。
下着は足から滑り落ち、リースの髪の色と同じ金色の密林が露になった。
エリオットは指で密林の中のクレバスをなぞり、そして指を中に侵入させる。
リース「ひゃあぁぁっっ!」
不思議な感触。体温とヌルヌル感が直に伝わって来る一方、姉の壊れていく姿が更にエリオットの欲望を助長する。
 
限界だ。
エリオットは、自らも服を脱ぎ、リースの足を拡げて、 怒り狂ったソレを愛液の泉へと当てがう。
さすがにリースもこれには抵抗…
してこない。
意識がない?のか念のために顔を見ると、今までに見た事のない牝の表情をしたリースがいた。
そう、今にも欲しいと言わんばかりに。


593 名前:575 :2006/06/06(火) 01:09:28 ID:/gAsB5Q2
エリオット「お姉さまっ…入れるよっ…!」
リース「エリオット…あ…あぁっ!ひゃあっ…」
先の部分が押し込まれていく。
 
エリオット「あぁあぁぁ…」
これは…なんて温かいんだろう。痺れそうなほどの締め付けと気持ちの良さで意識が飛びそうになる中、エリオットは無我の境地で体を前後へと動かす。
その度に出る、リースの未知の鳴き声が、さらにエリオットの脳のヒューズを飛ばしてしまいそうになる。
 
リース「ああ…エリオットが入ってきてるぅ…エリオットのお…ちぃん…ん…がぁ…」
死んでもいい…リースは、それくらい満たされていた。
なんて熱くて硬い…お腹を中心に体中に響き渡る、衝撃波のような快楽。
…それは、女としての自分をずっと押し殺し、国の為に青春を捧げようとした覚悟からの解放の一瞬。
今は壊れていい。
全ての意識は本能のままに。
 
まさに二人の身は今、1つに繋がっているのだ。
布団とベッドの摩擦音の中で、僅かに別のクチュクチュとした音が鳴る。
愛情と欲望のまみれた鳴き声が、熱を帯びた部屋の中を包み込んでいた。


594 名前:575 :2006/06/06(火) 01:10:38 ID:/gAsB5Q2
そして、リースの絡み付く肉感による、エリオットの免疫の無い下半身への刺激は、あっという間にこの時を終焉へ向

かえようとしていた。
時間でいえば数十秒にも満たぬその短さ。
が、二人にとって、今まで国や血の繋がりなどに束縛されていた柵(しがらみ)から抜け出せた、快楽の本能に浸りし一時は永遠より長く…。
そしてその時を迎える。
リース「ひゃ…エリオット…あぁあぁぁぁぁっっっ!!」
エリオット「お姉さまっっ!!」
 
それは信じられないほどの量と腎臓が破壊されそうなくらいの速さで撃ち出され、当然の様に、リースの中に溢れるように注ぎ込まれた。
 
男と女。
お互いに大人の階段を手を取りながら一緒に掛け登った二人は、激しく動かした体を静かに休めながら、ベッドの中で見つめあう。
リース「エリオット…」
エリオット「お姉さま…」
 
もう放さない。
その澄んだ瞳は、純粋故の狂気を含んだ光を放っていた。
END

595 名前:575 :2006/06/06(火) 01:16:34 ID:/gAsB5Q2
どう見ても変態です。
感想・文句お待ちしてます。

596 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/06(火) 22:08:18 ID:rmcT2py8
ランディ×ポポイいいなぁ〜

459 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/22(日) 16:45:16 ID:InApd3tE
妖精は最初に好きになった人の性別に合わせて性別が変わるらしいよ
って昔のなんかのアニメで言ってた

の設定にそって
ランディと性行為を行ったポポイは女の子に
プリム、ポポイが女の子になってるのを知る、もちろん二人でエチーことをしてることも知るわけで
プリム、ランディになにやってんのよ!と怒る、性行為禁止令発令
禁止令に反抗するポポイ、ランディにプリムを襲わせる計画を立てる

ってな具合で書いてみてぇぇ

597 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/07(水) 00:58:14 ID:ly4LssyB
職人さん降臨祈願

598 名前:596 :2006/06/07(水) 03:22:06 ID:Qc3a/dny
あまりにも右近さんのおふろばで遊ぼうがツボに入ったため
俺妄想(>>596のような)で続きを製作中

長文書くなんて初めてだぜw

駄目だって言われたらなんもしない

599 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/07(水) 04:19:34 ID:5uayO/nd
3のスライムって腕になって殴りつけてくるよね、
それを見て思った、
「スライム&フィスト…新ジャンル!?
 これでリースの・・・(以下自主規制)」

嗚呼、こんな汚れた僕はフェアリーに選ばれることは絶対に無いな。

600 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/07(水) 04:21:13 ID:Gjw7czyi
>>598
バンガレ   

601 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/07(水) 12:43:10 ID:Gjw7czyi
あの戦いからもう一年が経とうとしている。
風の王国ローラントは、復旧作業に追われていた。
リース「マイアとの貿易関税額の資料はどこだったかしら…」
トントンとドアをノックする音。
アマゾネス「リース様、定例会議の時間です」
とドア越しに声が。

リース「はい、今行きます」
 
女王となったリースは、以前にも増して忙しい日々を過ごしていた。
 
恋人のホークアイとは仲が悪くなった訳ではない。ただ、お互い時間が取りにくい立場になり、地理的な距離も手伝って疎遠になっていた。
 
「ふぅ…」
朝の6時からアマゾネス達の訓練・その後書類に目を遠し・外交・内政・見回り・知識を付ける為の勉学・・気が付けば夜の0時で部屋に戻り、ベットの上に倒れる。
流石に疲れたのだろう。
覚悟はしていたが、自由な時間が無い生活は想像以上に辛い。
 
このまま、汗などで汚れた体のままで眠る訳にはいかず、シャワーを浴びる。
頭から浴び、首・胸と泡立つ石鹸を落とし…そしてシャワーは高度を下げていき、ある一点で速度が0となる。
 
「んっ…」
 
左手は胸元に。
リースにとってシャワーを使っての自慰行為は、寝る前に欠かせない、数少ない楽しみの1つとなっていた。
 
リースの場合、これくらいのソフトさの方がエロいかもしれない事に気付いた(´д`*)ハァハァ

602 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/07(水) 13:48:48 ID:RsJCpED7
どうでもいいけどDUMPER.JPで初期スレみつけたお。
http://2ch.dumper.jp/0000792822/

603 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/07(水) 19:01:46 ID:U3xKHLrP
SSのみのまとめってないの?

604 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/08(木) 14:53:15 ID:0t7q5GGA
http://seikenmatome.blog70.fc2.com/
Blogで少しずつまとめてます。

605 名前:603 :2006/06/08(木) 15:58:29 ID:/drQIhU1
>>604
dクス!!

606 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/08(木) 20:07:55 ID:gGE77qWP
>>604
乙です><

607 名前:604 :2006/06/08(木) 20:55:11 ID:LfF/ovt4
連レス失礼。ちょっと気になることがあって
旧保管庫のinエロパロスレ
ttp://sundays.sakura.ne.jp/seiken/1053958120.html
ここの418からのカップリングってどうすればいいんだ?
っつーかホークアイルート全くやってないからわかんないだよっ!

というわけでキャラ名教えてくれたらやる気ゲージがもっとあがります

608 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/08(木) 21:11:56 ID:+hsBZzyr
ジェシカ イーグルの妹
イーグル ホークアイの親友
フレイムカーン イーグル、ジェシカ兄妹の父 盗賊団の頭

で合ってたっけ?

609 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2006/06/08(木) 22:16:31 ID:LfF/ovt4
>>385の続き
……すぐにフラミーを呼んで帰るはずだったのに、
エリオット国王の誘いで、一泊することになった。
食事をして、リースやアマゾネスの皆と軽く話し込んでしまったら
いつの間にか……夜は更けていた。

客間の窓から飛び降りて、風の通る道の見晴らしの良い場所まで来ると、
空を見上げ、ボサボサした自分の髪をなでつけて、色々考えた
たしか……リースと初めて逢って仲間になったのは……。
滝の洞窟の前だ

正確に言えば、牢獄で助けてもらった時だけど、
ちゃんと仲間になったのは、滝の洞窟の前だった。
『私も昨夜、森の中で光を見たんです。追いかけようとしたんですけど、
獣人達がおろついてて…。もし、ご迷惑でなければ、ごいっしょさせてください。
じつは…』
そのときは、あまり実感沸かなかったけれど、この国が襲撃され、
父は暗殺、弟は誘拐という……。悲惨な状況を淡々と話していた。

はじめは、凄くしっかりした良い「お姉さん」だとおもったんだ……。

その後、滝の洞窟に入ってから、変身するところを見せた。
ちょうど洞窟に入る直前に、ウィスプの刻に突入したばかりだったし、
それに、リースは女の子だったから……。
はじめは少し驚いていたけど、敵を倒した後、一段落すると
『うわぁ……柔らかそう……なでても良いですか?』
と聞いてきて、あまりに目を煌めかせてるものだから、つい頷いてしまっていた。
『柔らかい……ぬいぐるみみたい……』
にこにこしながら、自分の頭をなでているリースは、どこか「母さん」を想いださせて
少しだけ、泣きそうになった。

色々考えながら、ぼんやり空を見つめる。


610 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2006/06/08(木) 22:17:02 ID:LfF/ovt4
……今日は月がキレイだ……。
吸い込まれそうになって、胸がドキドキして……
今にでも[あの姿]になってしまおうかと思ってしまうけど
冒険が始まった、あの日より、かなり立派になった自分の胸に手を当てて、
瞳を閉じ、耳を澄ます。
ローランドの風の音と、心臓の音だけが、耳に入ってきた。


ふと、誰かの気配がして、さっ、と振り向く。
ちょうど、うしろの洞窟の方へ入る入り口のほうから、
あのときと同じように少し驚いたようなリースが立っていた。
……自然と警戒してしまっていたから、鋭い目でリースを射抜いてしまったのか……
すこしやるせない気持ちに駆られ、消え入りそうな声で
「……ごめん」
と言った。


「私こそ……ごめんなさい、聞いたらケヴィンが部屋にいない、
って、アマゾネス達が言っていたものですから」
「うう……」

そんなに時間がたっていたのか……?
申し訳ない気持ちで心がいっぱいになってくる。
……つい

「……つい、風が、気持ち、良かったから……」
そういって、リースの顔を見ると、優しく笑って
「そう……珍しいね。こんなに風が穏やかな夜は」
そういって、彼女は自分の隣へと来て、ゆっくりと腰を下ろしていた。
「夜は、私たちを守るかのように、強い強い風が吹くの」
髪をかき上げながら……風を感じるように
「だから私たちは安心して眠れる……あ。そうか」
今度はこちらをみて、言った。
「きっと、今日と明日は風より強いモンクさんが助けてくれるもんね」
「っ……えっ…?」

みるみる内に顔が赤くなってるのがわかる……。
や、やばいよ……このままじゃ……。

そのまましゃがんで……唇をリースの頬に……近づけてた。


611 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/08(木) 22:17:38 ID:LfF/ovt4
>>608
有り難う。じゃあ保管作業続行してくる。

612 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/09(金) 00:13:51 ID:YZG/hsSp
(´д`*)ハァハァ

613 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/09(金) 00:50:40 ID:YDS7SVCB
ローラントはLOMでは不死皇帝に滅ぼされているんだよね。
聖剣3の時代とはもちろん違うんだろうけど、不死皇帝にトーマ(だっけ?あの骸骨)
のごとく操り人形にされるリースなんか想像すると激萌え

614 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/09(金) 00:57:47 ID:psZh7cNW
3の聖剣の勇者達はLOMでは石像となりて復活の時を待っています…

615 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/09(金) 01:45:40 ID:YZG/hsSp
その中でもリースは、金の女神像になって世界を見守ってくれているんだと妄想(´д`*)ハァハァ

616 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2006/06/09(金) 07:14:36 ID:kI/CjQqT
しまった……
>>609
「ちょうど洞窟に入る直前に、ウィスプの刻に突入したばかりだったし〜」
のくだりは

617 名前:365 ◆nWGcrqn3AM :2006/06/09(金) 07:16:23 ID:kI/CjQqT
「ちょうど洞窟に入る直前に、シェイドの刻に突入したばかりだったし〜」
に読み替えてください……orz

618 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/14(水) 14:36:58 ID:KEfp4zrU
まとめもこのスレも止まってるな(´・ω・`)

619 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/14(水) 23:53:29 ID:SnCtT6um
トトとヴァディスとか、
トトとコロナとか、
需要あるんだろうかね

620 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/15(木) 05:04:46 ID:9x+MjtPX
>>619
何も無いよりは盛り上がると思うよ

621 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/15(木) 09:51:56 ID:LjxJV5yB
>619読みたい。
…でも何か最近裏切られてばっかりだからなぁ……段々人間不信になってきたよorz

622 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/15(木) 18:42:19 ID:WLO2z8pN
気にするな。

雑誌で言う『いい作品』と『悪い作品』みたいなものだ。
イヤならスルーすれば良し。
だれもCOM持って無いのか?

623 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/15(木) 19:25:09 ID:9NAEocKU
スレ保管庫(>>303)は大不評更新停止中です
ちょうどいいところに>>604氏が降臨されたので丸投げしようかと思いましたが
今は少し時間があるので、なんか希望あれば遠慮なくどうぞ。検討します(ぉ

>>607
イーグルもジェシカも脇役なのでカップリング無理でーす。>>608氏の情報でOK。
そのスレの418〜はどこかで見た文章だと思ったら、自分が書いた文章だったorz
純粋に妄想です。ということで勘弁してください。

イーグルとジェシカはじつは血が繋がってな…とか言い出すと妄想が止まらn

624 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/15(木) 19:28:07 ID:9NAEocKU
>>622
COMってのはDSのアレのことでせうか
途中で飽きて、フリックで一周するのがやっとだったので…
かなりだめぽです。ストーリーも短かったし、書き手さんも現れないのかなー

625 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/16(金) 17:14:19 ID:x3lk/Hs3
>>624
それは「聖剣伝説DS」で、ちゃんと独立しとる。

COMは新約の事では?

626 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/16(金) 17:47:34 ID:qmE09jVj
ん、正式タイトル(スクエニの公式の表記)では、
「新約 聖剣伝説」
「聖剣伝説DS CHILDREN of MANA」
となってるんだけどなあ。

新約では一度書いたことがあるけど、ただのシチュ萌えになってしまって反省。
あれも結構ムズい。

627 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/16(金) 19:01:30 ID:qyJrJAYv
>>618
出張だったんだYO!悪いかっ!!!!

>>623
もっと仕事汁!
まぁ、ブログでまとめていたのはなぜかっつーと
スレ全部まとめ終わったら記事検索してそれをまとめてコピペすれば
HTMLも纏められるからっていう意味もあったので
(一応FC2のWebスペースも確保してあるし。)

とりあえずこっちで色々(datとか)纏めるから相互でミラーリングでもしないか?
おまいさんも有料のスペース借りてる資源を有効活用したいだろ?
とか言ってみる。

628 名前:623 :2006/06/16(金) 21:17:41 ID:CKaEoNxO
>>627
別の目的のために借りてるスペースなので、あまり気にしないでくらはいw

スキルもないし、読んでたはずの初スレのdatが見つからないし、
最近著作権関係が五月蝿いみたいで萎縮したり、作者さんの許諾とか
いろいろやろうと思ったら面倒臭くなった、というのがホントのところですよ。

んで、そうこうしてるうちにスレが停滞してきたんで、まあいいかなとw
というわけで、こちらのことは特に気にしなくてもOKですよん。
もともと私はただの字書きとしてROMってたにすぎないですし。

629 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/17(土) 03:01:31 ID:LAzZj742
ttp://www.d1.dion.ne.jp/~tota/girls/gift-ss/parl/parl/parl.htm
瑠璃×真珠姫エロ小説。
かなり萌えた。もっと真珠姫のエロ小説を読みたい。
同志いないか?

630 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/18(日) 01:25:26 ID:6Gi91iXI
真珠姫萌えなんだがエロはほとんど無いな・・・

631 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/19(月) 18:40:22 ID:VrQ6XYSy


632 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/19(月) 19:26:57 ID:Y0YOCEOs


633 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/19(月) 22:56:06 ID:aKhlJXYP
レディ・パールの「よくも私の騎士を!」に萌えた。
ツンデレパールも見てみたい。

634 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/21(水) 10:18:50 ID:QMY8U1yz
パールも瑠璃の事を大切にしてたんだね。
一度剣を交えた仲?みたいな。
でも瑠璃も劣等感ヒシヒシだよな。守るべき存在の方が自分より強いんだから…

635 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/21(水) 21:48:25 ID:bbgvJQwR
ちょっと質問なんだが、ファ・ディールって普通の犬とか猫はいるのかな?
獣人じゃなくて、今の地球にいるようなやつ。
モンスター以外の喋らない動物って出てきてないよね、確か。
喋る動物はあの世界では人間扱いなんだろうし。
ペンギンとかアナグマとかペリカンとか。

ラルクやダナエに
「昔飼ってたペットに似てて他人と思えないんだ」
なんて言ったら、どんな反応するのかなーと。

636 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/21(水) 22:34:36 ID:6VPdmCB4
>>635
「う・・・運命からは逃れられないのだ・・・(赤面)」とか
「ここまで連れ回して、ペット扱いする気!?」→バトルとか

637 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/21(水) 22:54:21 ID:bbgvJQwR
>「う・・・運命からは逃れられないのだ・・・(赤面)」

ちょw 犬モエスww
女主人公×ラルクでどうにかしてみたくなってきた、激しく

638 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/22(木) 01:11:10 ID:g99/bj+B
シエラ「ば…馬鹿者!!それが年上の者に言うことか!!」

とか怒られそうだな。
シエラ姉さんもっと叱って(*´Д`)

>636わんころwwwwカワユスwwww

639 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/22(木) 12:27:12 ID:BbwN0W3Q
>>635
プッツィが普通のわんちゃんらしい。二足歩行しとるが

640 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/22(木) 12:50:34 ID:YKe9waC2
あー、プッツィがいたか。
じゃあ犬をペットとして飼うという概念はある世界なんだな。
比べられるのは、俺たちが猿と比べられるようなモノだろうか…

あと、あれだけ種族がゴッチャだと異種婚の割合はやはり増えるのかなー
リュミヌーとギルバートが結婚したら子供どんなんや、とか考え出すと
いくらでも暇潰しできる。
ダナエの子供は5〜6匹コロコロ産まれるんだろーかw


641 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/22(木) 17:32:32 ID:g99/bj+B
ロリダナエが5匹……
もう死んで良いw

642 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/22(木) 19:41:32 ID:H6loNcko
>>640
コロコロといっぱい生まれた子供たちをしっぽであやしながら
順番にオッパイあげるママダナエ、か…


     殺 す 気 か (俺を)


まあ一般的に乳房の数=平均産子数の1.5〜2倍とのことなので
獣人でもオッパイ二つのダナエやシエラはもし孕んでも
人間並みの数なんじゃないかとは思うが。
シエラ姉さん孕ませてえな。
リュミ&ギルはすでにセックルの段階で体位が想像できん。
つーかセイレーンは卵生なのか胎生なのか。

643 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/22(木) 20:35:21 ID:+ae9UnPa
>>642
>>殺す気か
何ナリか?

644 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/22(木) 22:43:08 ID:M6AR2L+8
萌え死だと思います!

645 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/23(金) 20:26:55 ID:wkvpcNVF
バドが書いた日記って設定で
軽く作ってみたので投稿(初)

誤字脱字キニシナイ

646 名前:バドの日記 :2006/06/23(金) 20:27:49 ID:wkvpcNVF
コロナのやつ、サボテンの日記を見て俺には絶対こんなの書けないって言うんだ、
悔しいから絶対サボテンのよりも凄い日記書いてやるんだ。


サラマンダーの日

今日もコロナと2人で留守番、師匠と一緒に冒険に生きたいんだけど
危ないからだめだっていうんだ、師匠のバカやろう・・・
つまんないからサボテンのとげを3本抜いてやった。


ウンディーネの日

凄いのを見た
楽器小屋の方でなんか音がするからフライパンもって行ってみたんだ
そしたら師匠と真珠のねえちゃんがエッチなことしてた。
ねえちゃんイイ!だとか、アア!とか、もっと!って凄い声だしてた。
途中ねえちゃんが赤ちゃんが欲しいって言ってたけど、師匠と結婚するのかな?
こんど師匠に聞いてみよう。


ジンの日

師匠に真珠姫と結婚するのって聞いた。
なんで?と返された、なんで?


647 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/23(金) 20:29:05 ID:wkvpcNVF
ノームの日

今日も凄いのを見た。
フライパンの汚れを綺麗に落とせる洗剤がジオにしか売ってないからジオに行って来たんだ。
本当は行きたくないけど・・・
で、帰ろうとした時に師匠を見かけた、獣人の女の人と一緒だった。
たしかたまに師匠の家に来るダナエって人だったと思う。
2人が店も何も無い裏通りに行くから、何をするのか気になってついていったんだ。
そしたら2人とも服を脱いでエッチを始めたんだ。
なんて言えばいいのかわからないけど、凄かった。
中に!中に!ってダナエって人が叫んでたけど、中にって何?


マナの祝日

今日は師匠が家にずっといたから、魔法とか色々修行させてもらった。
俺早く強くなりたい。
師匠にダナエって人のことを聞いてみた、ただの友達って言ってた。


ルナの日

今日もまた留守番だった、つまんね
そういえばあのダナエって人が師匠を訪ねて来た。
煌きの都市に行ったと伝えたら帰ってった。

648 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/23(金) 20:40:52 ID:wkvpcNVF
サラマンダーの日

師匠が帰ってこなかった。こんなことは久しぶりだ。
コロナがやたらと心配してた。
師匠は強いから、心配するようなことはないと思う。


ウンディーネの日

師匠が大怪我をして帰ってきた。
服はボロボロで、体中に引っかき傷みたいなのと打撲があった。
師匠をこんなにするなんて、相手はいったいどんな奴なんだろう。
どんな奴なのか師匠に聞いてみても何も言ってくれなかった。


ドリアードの日

なんでか夜中に目が覚めた、横を見たらコロナが居なかった。
師匠のところに降りていったらコロナが居た。
コロナ、師匠のチンコ舐めてた。
師匠さんのチンポおいしいって言ってた。
コロナ、師匠のこと好きなのかな。


ジンの日

今日真珠ねえちゃんとダナエが来た。
師匠を引きずってどっかに連れてった。
その後コロナも走ってついてった。
ちぇ、俺だけ留守番だよ・・・


もう日記飽きたからやめる。

649 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/23(金) 20:42:44 ID:wkvpcNVF
以上です
LOMを思い出すに思い出せず
エロってエロは全然ないうえ
曜日とか適当だし

あんまり細かいことキニシナイでください。

650 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/23(金) 21:50:22 ID:1ZUZwwUM
>>646-648
GJ!
男主人公、いい具合にサイテーだw
可愛い顔しておさかんですなあ。

途中まで女主人公(ふたなり)だと誤読してたのはナイショだ。

651 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/23(金) 22:41:43 ID:wkvpcNVF
うぁぁぁ
男主人公ってのを付け忘れてた

652 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/23(金) 23:26:14 ID:wpe0OD70
>>634
あの瑠璃の真珠とパールに対しての劣等感は
プレイ中痛々しかったなぁ…

けどそんな歪んだ瑠璃と真珠の関係が好きだ。

653 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/24(土) 00:05:07 ID:qCJDVdtz
>>646-648
ダナエ強スwwwww

654 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/24(土) 08:07:18 ID:3ADVubB8
>>646 いい感じでございます。

655 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/24(土) 09:59:23 ID:Z5JC3xea
>646-648
ワロタ、GJ!
ダナエたちだけじゃなくて瑠璃にも
ヌッ殺されそうw>男主

656 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/24(土) 11:49:13 ID:u0psEr5Y
ヌッ殺されても甦りそうだがな>男主人公

657 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/24(土) 14:55:39 ID:1AV5piNe
「タフでなければ生きていけない、やらしくなければ生きている価値がない」

                                          チャンドラー

658 名前:646 :2006/06/25(日) 21:46:39 ID:1k7YKrQU
596で書きてぇとか言ってたの俺なんだけど
なんかテキトーにやってたらものすげぇ長さになってきた

はぁ・・どうやって削ろう…てか書きおわらね
没ケテーイ

659 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/25(日) 22:04:47 ID:i+hLDvyH
とりあえず投下しる
話はそれからだ

660 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/25(日) 23:47:50 ID:9ukKii/E
>>658
長いぶんにはかまわないから、まず書き終わらせてみねえ。

661 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/26(月) 17:06:58 ID:Q6dSd3jd
むしろ途中まででも良いから投下して味噌汁

662 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/26(月) 22:31:11 ID:mhohiCj0
んだ、んだ
おら待ってるでよ

663 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/27(火) 14:06:40 ID:vL8+dgMj
hosyu

664 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/28(水) 00:49:02 ID:+5FpJ+ES
誰かこれのつづきもってない?
作者に募金してメールしたんだけど全く音沙汰がないんだよね…。
結構えろくて好きだったんだけど…。
ttp://kasamatusan.sakura.ne.jp/cgi-bin2/src/ichi41853.zip.html
解Pはrieszね。

もしくは「俺がこの続きを書いてやるぜ!!」というマナの勇者を求む。

665 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/28(水) 01:25:02 ID:NSdqzU8Z
これ途中のまま作者アボーンしたんでなかった?

666 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/28(水) 01:27:39 ID:+5FpJ+ES
>>665
あ、やっぱそうなの?続き期待してたんだけどなぁ。
仕方無い自分で続きを書くか…。

667 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/28(水) 01:29:56 ID:NSdqzU8Z
ttp://www.muvc.net/kamoto/
ここだった

668 名前:雄獣厨 :2006/06/28(水) 20:50:56 ID:fvkkh9DP
546でーす。お待たせです。
時間がないのでまだ完成してないので。最初の一部だけ投下しまつ。

669 名前:雄獣厨 :2006/06/28(水) 20:52:03 ID:fvkkh9DP
「いやぁ、それにしてもお嬢さんの美声は最高だったな。」
「そ、そう?」
「結構歌いたい欲が溜まってたんでやんすね?」
「おー、愛しのエレy…」
「お前は歌うな!でやんす」

セイレーンの歌の事件の日の夜だった。エレとギルバードはバーンズ達になんだかよく分からない歓迎会に招かれ、海賊ペンギン衆達と夕食を食べていた頃だった。
エレはペンギンの一人一人の会話を聞いていた。

「はっはっは、改めて並んでみるとお似合いなカップルっすねぇ」
「ヴァレリさんとデイビットを連想させるでやんすねぇ」
「ひどいでやんす。あんな酸っぱいこと思い出させるなんて…」
「ははは、ジョークでやんすよ」
「黒板とアメリカンチョーク。…なんつってな」

ひゅうるるるる〜〜〜・・・・・・
ある海賊ペンギンの一言により周囲に精神的な吹雪が襲い掛かった。ちなみにその中でエレだけはバカウケして一人爆笑していた。

670 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/28(水) 23:13:41 ID:I4oE9hTR
み、短すぎないか・・・?

671 名前:名無しさん@ピンキー :2006/06/29(木) 17:39:52 ID:CH3PDa5d
ちょww
もうちょっと書いてくれないと何とも
反応しようがないwww

672 名前:雄獣厨 :2006/06/29(木) 20:09:23 ID:pC/a+wGg
「こ、こんなつまらんダジャレで…」
「…そうでやんすね・・・・・・」

エレの状態を見てバーンズは苦笑した。その隣でバーンズに最も忠実な海賊ペンギンが呟いた。

「どうしたペンギン?ほとんど食ってねぇじゃねぇか」
「あ、い、いや…べ、別に…!」

声を掛けられギョッとするペンギン。

「も、もう腹一杯でやんす。先にお暇するでやんすよ」

ペンギンは目礼をしながらそそくさ食堂を後にする。
バーンズは頭に?マークを浮かばせた。

673 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/01(土) 07:37:52 ID:F4BHz2cx
保守。

674 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/01(土) 10:52:53 ID:f41VAw4t
一度最後まで書いてから一気に投下したほうがいいと思うが?

675 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/01(土) 11:34:53 ID:8KKMIjVJ
同意。
小出しでやる場合もある程度話に区切りつけて投稿した方が、
読み手も書き手もやりやすいと思うんだが。

676 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/01(土) 14:10:54 ID:WtPyL3ON
エロくなるまで保守。

677 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/02(日) 01:15:38 ID:bb+AmB/8
一つ聞くが
女主人公×バド

男主人公×コロナ

どっちでSS作ろうか迷ってるから、好きな方を選んでくれっ。
俺はもうどちらかを選べんorz

678 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/02(日) 01:44:57 ID:81O9AyQH
>>677


    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 コロナ!コロナ!コロナ!コロナ!
  (  ⊂彡  
   |   |
   し ⌒J


679 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/02(日) 01:53:27 ID:MQN0s9ZZ
>>677
女主人公とコロナと言う組み合わせじゃ無いのかという個人的意見はさておき、コロナでいこう

680 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/02(日) 07:59:30 ID:0PeP5X6Y
>677
You、両方書いちゃいなよ!

681 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/02(日) 08:36:08 ID:bb+AmB/8
>677
ネタが見つかったら両方書くけどまだネタが無いんで…

682 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/02(日) 08:48:46 ID:bb+AmB/8
安価ミス
677→>680

683 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/02(日) 11:15:03 ID:cdB+A5cj
バドと女主の組合せって、そういや見た事ないなあ。


684 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/02(日) 11:25:09 ID:81O9AyQH
こういうのがあるにはあるな。
ttp://seirei0.hp.infoseek.co.jp/union.html
賛同者がどれくらいいるかは謎。

685 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/02(日) 17:45:48 ID:tlP+GZvx
そう言えば、ランディ×ルサ・ルカ様ってのは無いのかねえ

686 名前:雄獣厨 :2006/07/02(日) 18:56:56 ID:VcBjC+PQ
>674-675
わかりました、そうします。わざわざご指導申し訳ございません。
>677氏の作品の後にやり直しで投下する予定です。

687 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/03(月) 12:42:29 ID:rt8lNlF9
ルサ・ルカ様は巫女ってことで処女か
あのお歳でってことで非処女にするか悩みモン

688 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/03(月) 14:52:16 ID:wfSX0ROn
どっちにも旨味があるな〜
俺は未通派だけど。

689 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/03(月) 23:14:38 ID:CaJqhYi/
ルサ・ルカ様×ランディ
股に挟んでとかな

690 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/04(火) 05:23:23 ID:/xeXxTg1
ルサ・ルカって英語版だと Sage Luka
なんだよな


「ルカ様、かわいい」
ランディの下にいる裸の女性にこう言った。

「そ、そんなことを言われたのは、は、初めてじゃ」
ランディにルカと呼ばれた女性は頬を赤く染めて答えた。


ランディとルカが居るのは水の神殿の奥にあるルカの自室である。
そして2人はその部屋のベットの上で重なり合っていた。


「じゃあさわるね」
ランディの手が、ルカの秘所へと動く。

「あぁぁ・・・」
ルカは潤いの声、女の声をあげた。

・・・くちゅ・・・・

「ルカ様もエッチなんだから」
ランディの指が、産毛すら生えていないルカの秘所にたどり付いたとき、
そこはすでに液があふれ出ていた。


691 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/04(火) 05:24:23 ID:/xeXxTg1
──2人が重なりあうすこし前

プリムとポポイが用事のためパーティーからはずれ、たまたま1人になったランディは、
久しぶりにルカに顔を合わせるべく水の神殿を尋ねた。

「ふふ、久しぶりにあえるや」

たとえ200歳を超えていてもルカは美しい少女だ。
もちろんランディだって会えるのはうれしい。
顔もにやけ顔になる。

だがルカは不在であった。
ルカが居ないことに落胆したランディが神殿から出ようとしたとき、

「・・・・あ・・・・・・くぁ・・・・・・・・」

「ん?なにか聞こえる」
マナの種子の祭壇、その裏側にある壁から女性の声が聞こえてきたのだ。

ランディは壁へと近づく。

「ああ・・・・・・い・・・・はぁ・・・」

「やっぱり女の人の声だ、壁?ルカ様?」

「んん・・はあぁ・・・くぅ・・」
壁に近づくほどその女性の声が大きくなる。

「やっぱりこの壁から聞こえてくる・・・」
ランディはその壁を不思議に思い、そしてその声の正体を確かめるべく、耳を壁に当ててみた。

「あぁぁぁ、いい、もっと・・もっと・・・」

「こ、この声って・・ル、ルカ様だよね」

ランディも聞こえてくる声がどんなときに口から出るものなのか知っている歳だ。
そのため手に力が入り、壁に体重がかかる。
だがその途端。

「うわっ!」
壁がぐるりと回転し、ランディはそれに巻きこまれる形で、壁の裏の部屋へと入り込んでいった。

692 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/04(火) 05:26:00 ID:/xeXxTg1
「──いてて・・」
ランディは立ち上がり転んでぶつけた膝をさすった。

「ここは、どこだろ・・・こんな所あったんだ」
あたりを見回す。そこは回転扉の向こう、神殿とは違う生活観のあふれる一室。
そう、誰かがここで生活していると思わせる場所だった。

「あぅ、もっと、いい!」
先ほどより、より鮮明に声が聞こえた。

「奥のほうからだ・・・」
億の方に部屋がある、そこが声の発生源のようだ。
ランディは忍び足でその部屋へと近づく。

「ああ、はっ、ああん」

「ごくり・・」
扉は無いのでゆっくりとその部屋の向こうをランディは覗いた。

「も・もうだめじゃ、はぁ、く・・」

「(ルカ様)」
ランディが見たのはベットの上で裸になり、秘所を弄るルサ・ルカだった。

「ラ、ランディぃぃ!ランディぃ!いいよぉ!は、はぅ、イクゥゥ!」

「え?ぼ、ぼく!??」
ランディはびっくりして声をだしてしまった。




続きは無い
時間も無い
眠い

693 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/04(火) 06:52:18 ID:LGsTqh5w
>>690
一瞬「下げるか」と読んでしまった。
賢者ルカ(セージ・ルカ)ね。

694 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/04(火) 11:10:07 ID:wG/4nG4c
>続きは無い
そんなあ

695 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/04(火) 12:34:37 ID:X2/b7ruW
これからってところで、殺生な〜

696 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/05(水) 20:08:23 ID:jhzbtPf9
ちょwwwww
気が向いたらよろwww

697 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/05(水) 21:33:16 ID:RrTETQ4E


698 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/07(金) 03:51:13 ID:HRdXlJey
てす

699 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/07(金) 23:44:16 ID:1Z/ym19k
真珠
ダナエ
シエラ
コロナ
・・・・・・・・・
ってかLOMって魅力的な女性キャラ多すぎ

700 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/07(金) 23:56:35 ID:J884CTTa
フラミーたん小さくさせてアンアンしたりとか

701 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/08(土) 11:22:14 ID:eeI/FGWH
もっと小さくして中へ進入とか?

702 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/08(土) 15:03:05 ID:wn5BH2yf


703 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/08(土) 22:46:28 ID:6/UV9NtC
ヒャア、我慢できねえ!
ageだ!

704 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/08(土) 23:04:14 ID:6/UV9NtC
ヒャア、我慢できねえ!
ageだ!

705 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/09(日) 04:17:28 ID:gDVUPvpi
ageんなヴァカ!

706 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/09(日) 22:21:12 ID:BVZVINnb
ガンハザードかよwwww

707 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/09(日) 23:36:22 ID:/aOFLmB3
擬人化フラミーたん
やべどんなんだろwww

708 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/10(月) 04:40:45 ID:oC5maoDT
超美人

709 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/10(月) 23:22:49 ID:1LYJiW+4
純愛男主×女主マダー?

710 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/11(火) 00:37:29 ID:s32MXhBM
ここでエスカデ×しるきーを希望してみる

711 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/11(火) 04:32:44 ID:Ry2SgAqq
( ゚д゚)

712 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/11(火) 12:20:57 ID:bwR0tEds
しるきーって電波だよなあ
あの笑い声が怖かった

713 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/11(火) 21:26:11 ID:HezgWlUi
あはははははははははははははははははははははははは

ひぐらしか

714 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/11(火) 23:56:17 ID:xHOKS2nt
と、ここで男主人公×エレと言ってみる。

715 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/12(水) 12:20:06 ID:kOFKZR5G
誰か女主人公を

716 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/12(水) 17:05:32 ID:anbTKIoW
リュミヌーもエレも可愛いが、総排泄孔につっこむのは
エロじゃなくてギャグになってしまうなあ…。

717 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/12(水) 17:32:34 ID:WRDfg8i3
世の中にはアナルに突っ込む人種もいるから無問題だろ

718 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/12(水) 23:32:36 ID:azqT6K2z
sage進行でお願いします(;´・ω・)
寝てる子供が起きてしまいます(・ω・`;)

719 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/13(木) 01:15:19 ID:64/lDRaX
フラメシュの場合は産んだ卵にぶっかけるんだろうか。
萌えねー

720 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/13(木) 01:23:54 ID:BddbvTGP
男主人公がフラメシュと生殖行為を行いたいと
考えてるけど、下半身が魚である事に気付いて
悩むSSを前に読んだ事がある。

721 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/13(木) 04:19:14 ID:Fdsrr4jL
亜人種のエロ描写って人間とは違うってとこが最高に萌えるし、面白いけど
逆にその描写が難しかったりするよね。ひたすら想像力を爆発させなきゃ。

722 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/13(木) 07:36:53 ID:64/lDRaX
女側が亜人種の場合は難しいね。
でもそこが腕の見せ所ですよ。
ファ・ディールでは、イメージすればなんだってできるのだ。
しかし人魚とのHは俺も解決策が思いつかんなー。

今ラルク×女主で1本考え中。

723 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/13(木) 08:13:57 ID:9Js72vBv
ttp://up2.viploader.net/pic2d/src/viploader2d88562.jpg

バーヤバーヤ!

724 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/13(木) 11:00:57 ID:JaHkHzMf
ドラグーン姉弟の性別が逆だったら
ラルクはすごまじい萌えキャラになっていた予感
「もう一度、生き返って、お兄ちゃんと…」

725 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/13(木) 14:52:11 ID:FEONvUjU
シエラが男なのはいやなんで、いっそ姉妹で(ry

>>722
俺も以前、ネットにあった同人サイトに微妙に影響されて
考えてたことがありました……挫折したけど orz
722に期待。

726 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/14(金) 12:02:04 ID:S+/mJDkY
>>723
   そ   れ   だ
# てかよく考えたらいるかとかそういうのを考えりゃいいわけだ

727 名前:雄獣厨 :2006/07/14(金) 19:37:07 ID:pPuv8E2p
「いやぁ、それにしてもお嬢さんの美声は最高だったな。」
「そ、そう?」
「結構歌いたい欲が溜まってたんでやんすね?」
「おー、愛しのエレy…」
「お前は歌うな!でやんす」

セイレーンの歌の事件の日の夜だった。エレとギルバードはバーンズ達になんだかよく分からない歓迎会に招かれ、海賊ペンギン衆達と夕食を食べていた頃だった。
エレはペンギンの一人一人の会話を聞いていた。

「はっはっは、改めて並んでみるとお似合いなカップルっすねぇ」
「ヴァレリさんとデイビットを連想させるでやんすねぇ」
「ひどいでやんす。あんな酸っぱいこと思い出させるなんて…」
「ははは、ジョークでやんすよ」
「黒板とアメリカンチョーク。…なんつってな」

ひゅうるるるる〜〜〜・・・・・・
ある海賊ペンギンの一言により周囲に精神的な吹雪が襲い掛かった。ちなみにその中でエレだけはバカウケして一人爆笑していた。

「こ、こんなつまらんダジャレで…」
「…そうでやんすね・・・・・・」

エレの状態を見てバーンズは苦笑した。その隣でバーンズに最も忠実な海賊ペンギンが呟いた。

「どうしたペンギン?ほとんど食ってねぇじゃねぇか」
「あ、い、いや…べ、別に…!」

声を掛けられギョッとするペンギン。

「も、もう腹一杯でやんす。先にお暇するでやんすよ」

ペンギンは目礼をしながらそそくさ食堂を後にする。
バーンズは頭に?マークを浮かばせた。

728 名前:雄獣厨 :2006/07/14(金) 19:39:35 ID:pPuv8E2p
その後ペンギンは主甲版を通り、寝室のハンモックに横になっていた。
ぼんやり窓の外から月を眺めていたペンギンはふと脳裏に、昼間御頭の吐いたセリフが浮かんできた。

――俺様にゃあ、芸術はわからねぇが、モノの値打ちはわかるつもりよ。ヤツらは芸術的だぜ。
クルッとシバって都会の富豪に差し出しゃあ、金になる。全ては手配済みだ。頃合を見計らって、コトは進められるハズだ
――人の道をまっすぐ歩むだけじゃ海賊は勤まらねえ。海賊の胸の中には悪のラッコと正義のラッコがいるってことよ。
今、俺の胸の中で、悪のラッコが、笑いながら具を打ち鳴らしてやがるぜ!
――よさねえか、ペンギン!! てめぇには海の男の魂がねぇのか!!こうして素直に自分の行いを悔いている者に、どうして危害を加えられようかっ!?
――なぁ、ペンギン衆、頭ン中のピーナッツバターこねまわして、よーく考えろ。この船の重さは軽く3000ドゥ・インクくれえはある。
そいつが沈まねェで、海に浮いてるのはどうしてだ?気力よ。男の気力で浮いてンだよ。
特に俺の気力が100で、おめえ達の気力は1くれぇだ。
――俺様の気力で浮いている船が、歌くれえで沈むなど、本気で思ってやがンのか?本物の男の船はなぁ、沈んだりしねぇんだよ。

「はぁ、オカシラ…どうしてアンタはこんなにカッコよくて…逞しくて…男でやんしょう…」

脳内でバーンズの姿と声を再現すればするほど、ペンギンの顔はやや赤くなり妙にドキドキしてしまう。

「むぐぅ…!?」

寝返りをうつとペンギンは妙な感覚がした。心地がいいのやらくすぐったいのやら。
気が付けば自分の手が上半身裸の白い腹を撫でていたのだ。

「あああ…手が勝手に…」

いけないことだと分かっていても、ペンギン自らの欲望は止まなかった。
体中が熱くなり、ベルトを外しズボンをそっとおろし胸元から下腹部まで手先を伝っていく。

729 名前:雄獣厨 :2006/07/14(金) 19:41:23 ID:pPuv8E2p

「はぁっ、はぁ…」

ある程度下まで伝っていくと、足の間にぬるっとした液体のようなものが染み出していた。
何だとろうと思ってその液の正体を手探りで弄るうちに下腹部の縦割れへ触れてペンギンは「あっ」と声を漏らした。
不思議な感覚に溺酔し、割れ目を弄る。バーンズを思い浮かべながら弄る。

「あ…こんな時に…こんなこと…はぁっ……恥しいとこ…はぁっ…仲間に…見せられないで…はぁ…やんす……」

がたんっ 寝室の扉から物音がして、ペンギンの手は驚いて止まった。
別の海賊ペンギンのデイビットが入ってきたのだ。

「なんだ。お前、もう寝てたんでやんすか」
「え、あ、いや…はぁ…ま、まぁな…でやんす…はは…」

デイビットの視線から隠して、息を切らしながらペンギンはハンモックで横になったまま慌ててズボンをあげる。

「? どうしたでやんすか?息が荒いでやんすよ?」
「な、何でもないんでやんす!!いやホントに!」
「…ならいいんでやんすが…」
「ちょ、ちょい暑くて汗かいたからフロは入ってくるでやんすっ」

ペンギンはハンモックから飛び上がり滑走で寝室を飛び出た。ちなみにデイビットは彼の足の速さのあまり、風圧で回転していた。

730 名前:雄獣厨 :2006/07/14(金) 19:42:44 ID:pPuv8E2p
「うぬぅ、あっしはどうなってるんでやんすか。…全然衰えないでやんす…」

浴室にてペンギンは帽子やズボンをを篭の中に脱ぎ捨ててシャワーを浴びていた。
裸姿に下腹部の割れ目から未だに彼のモノが顔を出していたのだ。

「ま、まぁ今は誰もいないし、大丈夫でやんすね」

そう言いつつペンギンは硬くなって飛び出ている股を布で覆いながら大浴槽へ浸かった。
ふと振り向くと、大煙の中から人影が見えた。ペンギンは少しギョッとした。

「ああ、お前もいたのか」
「んぁ…お、おおおオカシラ!?」

バーンズの声がして、驚きのあまり思わず尻で後ずさりした。人影の正体はバーンズだった。
ん?ということは…

「あ、あのオカシラ…さっき何か聞こえやした?」
「ん?ああ聞こえたぞ。全然衰えないってな」

ペンギンは返す言葉も思い浮かばなかった…。

「まさかお前もそうだったんだな」

バーンズは水面からゆらゆら映るペンギンの下半身を見つめ言葉を続けた。

「え、お前もってどういうことでやんすか?」
「実はこないだ俺は今のお前だ。その…なんていうか、抑えられない男の魂がな」
「??」
「実は俺もこないだまでお前の忠誠ぶりを見ていて妙に心捕らわれちまった。その気持ちが俺のものに溜まりこんでな。この際だからお前をオカズにして抜いちまったってことよ」
「あ、あっしをオカズに…!?」
「海賊ペンギンの中でお前が一番俺に慕ってる男の魂がよく分かるぜ。お前のココも刺激を与えない限り体の中には収まらねぇだろうよ」

731 名前:雄獣厨 :2006/07/14(金) 19:43:59 ID:pPuv8E2p
湯の中でバーンズの手先はペンギンのそこに触れた。ペンギンはあっと声を漏らした。

「オカシラ。あっしもさっき…エレさんやデイビットを見て、あっしにはパートナーがいないのが口惜しくなったでやんす。さっきも頭ン中でオカシラを思い浮かべながらおかしくなりそうだったでやんす。……あっし一人なんて、とても心細いでやんすよ…」

ペンギンは喚きながら涙声で話した。バーンズは彼を胸へと抱いた。

「いいかペンギン、よーく聞け。真の海の男っていうのは常に孤独なんだ。海賊の王者っていうのは世界で一人しかなれねぇ。
愛や情けを捨ててでも海賊の頂点に立つ奴が真の海の男っていうもんよ」
「お、オカシラぁっ!! そんなこと言われてもたまらんでやんす…」
「仕方ないな…どうだ?寂しさを紛らわしに俺で良ければ相手してやってもいいぜ?」
「オカシラ…こんな下っ端のあっしでいいんでやんすか?」
「お前が一番前に付いてっている。お前は特別だ」

バーンズはペンギンを抱いたまま湯船から上がり、ペンギンを石床へ仰向けに転がした。


そっとペンギンの体内から突き出ていて充血しているそこを優しく揉みほぐしていく。
揉めば揉むほど段々と熱を帯びていき、大きくなる。

「あぅ…気持ちいいでやんす…オカシラ………」
「気持ちいいか? その調子だ。もっと俺を見て感じろ」

ペンギンを抱き充血しているそこを舐める。途端にバーンズの縦割れから蜜があふれ出した。

「オカシラは…男前で大きくて逞しくて変態で……なんだか……あっし今……オカシラしか見えないでやんす」

ペンギンは体を擦りつけ、バーンズの腹にしがみついた。
それに応えたのかバーンズはペンギンを抱きかかえたままは仰向けになった。
熱と体積を増した自分のモノをペンギンの下半身にクロスさせ擦る。
ペンギンの全身はびくんびくんと痙攣しの快感している。
お互いの蜜がどんどん溢れて草を濡らす。唾液も流れ落ちてくる。

732 名前:雄獣厨 :2006/07/14(金) 19:45:30 ID:pPuv8E2p
「お、オカシラ。なんか…はぁ…出そうでやんす…………」
「力を抜け。もっと楽しませろ」
「でもだめぇ……もう出そう……オカシ……あっ…っ!」

両腕に力を込めて強くしがみつくと同時にペンギンは射精した。
飛び出た液体がバーンズの腹部にかかる。

「そういや…オカシラもあっしも男でやんす…番いなんて夢のまた夢でやんすね…」
「男同士でも……一応できるぞ」

バーンズはペンギンをうつ伏せに転がし、尻尾の窪んだ部分を長めの舌で舐めまわす。
普段感じることの無い特殊な快感がペンギンを襲う。

「へぁ…そんなとこ舐めたら…汚いでやんすよっ?」
「ほぉ。ということは洗ってないのか?」
「あ、洗ってるでやんすよ! そんなとこ触られたことがなくて…」
「ここだけじゃなく、体中を綺麗にしたいトコだが……………そろそろかな?」

バーンズはペンギンを押しつぶさないように四つん這いになって自身のモノを押し当てる。
番の中に入ることが出来ると考えただけで、一層バーンズの怒張は膨らんだ。

「あっあっ…まさかオカシラ…」
「そう、男同士の場合は……ここに…入れるんだ…………」

733 名前:雄獣厨 :2006/07/14(金) 19:46:16 ID:pPuv8E2p
はちきれんほどに膨らんだモノをグイグイと押し付ける。

「あぅっああっ!! い、痛いでやんすっ、はぁっ…お、オカシラっ…!!」
「うっぐ…海の男がこれくらいで泣き叫ぶんじゃねぇっ…!!」

ペンギンの下の穴にあてがって、一気に奥へねじ込んだ。

「…力を抜け。裂けても知らんぞ」
「は、はいでやんす…」

大柄のバーンズのモノのサイズが大きいものの、何とか半分はペンギンの中に入った。
ゆっくりとバーンズの腰が上下させる。

「あぐっ…お、オカシラのはでっかくて……太くて… ああぁっ、あっし、…おかしくなりそうでやんす…っ!!」
「はぁっ…そりゃ… ふっ…気持ちいいからだろ? 頭がワタアメみてーな…ふんっ…気分になるのはそうゆうことよ…ふぬっ」

バーンズの腰の動きはどんどん加速させる。二人の激痛と快楽は数分間に渡り
ペンギンは目に涙をうかばせ、喘ぎながら心酔と限界を訴えた。

「あっやあっ…お、オカシラ…あっし…何か出てきそうでやんす…っ」
「あぁ、俺もそろそろ……だ、駄目だ…イ、イくっ…ぐぬ…」

ドクンドクン…弱弱しい悲鳴を出しながら二人は同時に頂点に達した。
ペンギンはブルッと体を震わせ自分の液を床に漏らし、バーンズはペンギンの腹腔へ腹が膨らむほど体液を放出した。
まるで長風呂でのぼせたような表情で、二人とも体がガクガク震えそしてグッタリと眠るように失神した。
合体して刺さったまま、バーンズの胴体がペンギンを熨すように。

734 名前:雄獣厨 :2006/07/14(金) 19:47:36 ID:pPuv8E2p
「ん…さぶっ……」

その場で最初に目を覚ましたのはバーンズ。気が付けばもう明け方だった。
合体したまま気絶していたのを悟りながら、ペンギンから自分のモノを抜く。

「…やれやれ、湯冷めで喉痛まちまった…」

シャワーで温水を出すと、白濁で汚れたバーンズと眠ったままのペンギンの身体を洗い流し暖めた。
湯の温もりと水滴が顔に跳ねてペンギンは目を覚ました。

「ん…。ふぁ…」
「あ」
「あ、オカシラ… なんでこんなところにいるんでやんすか?」
「いや、俺が先にいたんだよ」
「うーん、お、思い出したでやんす。でも恥しいから言わないでやんす」

ペンギンはきゃっと声をあげて両手で顔を覆った。
その隙にバーンズはペンギンの視界が闇に染まってるうちに、そっと顔を近づける。
瞬間ペンギンの頭をぐいっと手で近づかせ唇を奪った。

「んふぅ…お、オカひラぁ〜?」
「んっぬぷっちゅ… はぁ…。これでお相子だ」
「…お、オカシラ。愛してるでやんす…一生ついてくでやんすよ」
「男に二言はねぇぜ?」

その後も二人はひしりと愛し合った。精神的にも肉体的にもひたすら愛し合った。

735 名前:雄獣厨 :2006/07/14(金) 19:49:14 ID:pPuv8E2p
「何だか体がだるい…ちっとばかり休ませてくれ」

浴室から上がった後、バーンズは船長室にふらつきながら入出し、ソファの上でばたりと伏せた。

「お、オカシラ…?海の男の魂、出し尽くしてしまったんでやんすか!?」
「馬鹿言え、昨夜お前を抱いて寝てたから冷えちまっただけだ。げほげほ…」

咳き込むバーンズを見つめるペンギンは、彼の額に手を当てる。ちょっと熱っぽかった。
念のためバーンズに毛布をかけ薬を置いた。そして厨房に向かい、米を鍋にかける。

「おい、どーしたんだ。お前が料理なんかめずらしいな」

ひょこりと他の海賊ペンギンが顔を出す。しかしペンギンは答えを返した。

「あっしは真の海の男のレベルがあがったんでやんす。カゼしてるオカシラに粥を作ってやるんでやんす」
「えー。オカシラ夏風邪引いたのか!こりゃ粥にツナもいれなきゃ。ガーゼでツナの油を切って…」
「ダジャレ言ってる場合じゃないでやんす。オカシラの命がかかわってるんでやんす」
「たかがカゼで大げさだぜ」

その日の昼頃バーンズの熱は下がり、元気に元通りになったそうな。
海賊船は今日も今日とて何処かへ出航するのであった。

736 名前:雄獣厨 :2006/07/14(金) 19:54:16 ID:pPuv8E2p
〜あとがき〜

こんちは。此間の失敗スマソ。
本当はバーンズ×エレにしようと思ったけど途中で飽きました。
っていうか最初からそんなつもりなかったけど。(笑
何か異形状のチンポ書きたいだけのSSです。
普段引っ込んでる穴からにょきにょきと…。(謎
ま、いいや。完成したし。

737 名前:雄獣厨 :2006/07/14(金) 19:55:40 ID:pPuv8E2p
あとタイトルは「海の頭のロマン」でよろ。

738 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/15(土) 00:01:57 ID:Trm83PoV
ちょww
予想しなかった展開キタwww

739 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/15(土) 03:25:05 ID:6M9Ab2+z
ワロスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

740 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/15(土) 12:48:54 ID:4yV0bMWJ
ネタを文章にできねー

741 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/16(日) 07:08:57 ID:gkOXGHam
とりあえず箇条書きからトライ! 

742 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/17(月) 05:48:17 ID:iknFBzE7
ほす

743 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/18(火) 19:32:23 ID:DLNPqt96
ラウ゛が欲しい…

744 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/18(火) 23:11:33 ID:ehmkdxbW
スレ違いだが
PSのmoonなんてどう?
ラヴであふれてる

愛のビックバンだよ

745 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/19(水) 00:57:34 ID:TeF8DhBB
おいおい、>>744。moonはラ『ブ』だぜ!

746 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/19(水) 02:40:01 ID:wTqWvp8K
保管所URLキボンヌ

747 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/19(水) 02:40:59 ID:wTqWvp8K
保管所URLキボンヌ

748 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/19(水) 13:53:57 ID:fhNngj4Y
ttpでレス抽出しれ。
更新、止まってるけどなorz

749 名前:303 :2006/07/19(水) 21:38:46 ID:vZK8p3NX
著作権関係に触れたくないということもあるし、スレのログだけでいいや、
とか思ってる割には初期スレのログがなかったりして。
とりあえず>>602氏が紹介してくれたとこにリンクしてみた。とんでもなく投げやりである。

750 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/20(木) 22:44:04 ID:LxSiCdn+
神降臨待ちあげ

751 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/22(土) 16:12:49 ID:slB2TTSs
>>749
投げやりすぎて涙が出てきました…

でも乙

そして保守

752 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/23(日) 01:04:16 ID:/9nq1Rrb
求める先にの続編まだー

753 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/26(水) 20:21:35 ID:kbH1g75t
hosyuuu

754 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/27(木) 17:58:27 ID:7A+pCZT+
ヒャア 我慢できねえ

755 名前:名無しさん@ピンキー :2006/07/30(日) 01:28:35 ID:GflR1JWM
あら

756 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/04(金) 03:23:59 ID:w15Pdg31
ひそやかにおーえん

757 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/04(金) 03:56:22 ID:d8KLh/RW
まろやかにあーうぃん

758 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/04(金) 23:55:08 ID:uTTYHMKj
で、コロナは需要あるのか?

759 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/05(土) 00:23:54 ID:rrZCgi+s
応!

760 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/05(土) 00:35:52 ID:ZmzSUVsw
エスカデ×ダナエきぼん


つうかダナエ好きのひとは、このカップリング嫌いなのかな?

761 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/05(土) 16:36:32 ID:VuFTqs5Z
千差万別

762 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/06(日) 13:37:57 ID:gpy5dnh1
ここにもマルチ
聖剣伝説2発売13周年記念カキコ〜


プリム30歳ランディ29歳ですよ

763 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/06(日) 16:02:36 ID:F9OrUwiJ
記念でプリム×ランディきぼん

764 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/07(月) 00:27:33 ID:7Iyqdniq
天野版lom読んで、唐突に書きたくなりました。
エスカデ×ダナエですが…設定とかはあんまり考えないで下さい…


765 名前:Xepher :2006/08/07(月) 00:31:36 ID:7Iyqdniq
――――視界が明滅している。
ぐるぐる回る世界は吐き気を誘って、三半規管をイカれさせる。それでも体は勝手に動いて、見知った顔の女に剣を向ける。
(止めろ…止めろっ!)
そんな心にも無い台詞を吐き散らして気付く。
―――もう、手遅れだ。
そうして、剣を持つ手に肉を裂く感触が伝わってきた。己の体にも同じく痛みが走る。胸から刃が生えていた。
だが、そんな痛みはどうでも良かった。血を吐いて蹲る女の名を叫んだ。

「ダナエ――――ッ!!!」

そうしてベッドに寝かされていた男は、男自身の叫びによって起こされた。

「っ!?…?…ここ、は」
目が覚めた場所は男が見知っている場所だった。ガドの癒しの寺院、その一室だ。
場所の確認を終えた男は今度は自分の体の状況を確認し始める。
「痛ぅっ…」
…重傷だった。全身に括りつけられた包帯は滲んだ血によって多くの箇所が暗褐色に変色している。その様はマミーエイプさながらだった。
「俺は…どうして…」
己の身辺状況は判ったが、どうしても判らない事がある。…どうして、己が此処に運ばれて寝ているのか…と言う事だった。
 意識を失う直前の記憶を手繰り寄せて、顔を歪ませる。見知った幼馴染の顔が思い出されてくる。その肉を絶った感触がリアルに腕に残っていたのだ。
「俺は…ダナエ、を…」
斬ったのだ。
その変えようの無い事実が重く心に陰を落とした。見解の相違でそうなってしまったと言っても、長年の知己を斬って尚冷静で居られるほどにその男は冷酷には成り切れなかった。

「おー、もう復活を果たしたか。呆れたタフネスだな、エスカデ」

そんな己の心とは対照的な暢気な声が掛けられた。開いたドアの向こうには山盛りのフルーツの盛り合わせた籠を持った青年が立っていた。

「…トト?」
赤い頭巾と己と同じく腹筋を丸出しにした冒険者の青年を男…エスカデは複雑な表情で見ていた。

「しっかし、命知らずだな。妹に喧嘩売って生きてるなんざ、それだけで御の字さ。物騒な事この上ないよ。兄貴としちゃあな」
「・・・」
事の瑣末を語るトトにエスカデは漸く全てを思い出した。斬り合いの最中に乱入してきたトトの妹…イムに文字通りボコられたのだ。それ故の今の己の状況だった。
「傍観しようと思ってたが…何か厭な予感してさ。妖精の妨害を無視して風の塔に行って見たら…吃驚だったな。お前もダナエも血の海に沈んでんだもん。正直、かなり危なかったぞ」
「余計な事を…」
その時の様子が頭を過ぎってエスカデは若干身を震わせた。剣技には自身がある己を苦も無く一撃で斬り伏せた女怪の姿を思い出し、恐怖を覚えている。
「棘があるな。お前もダナエも危うく娑婆に踏み止まったんだぜ?それが不満なのか?」
「……何?」
その一言にエスカデは固まる。何を言ったのか、この男。ダナエが…生きている?この手で斬った筈の女が…?
「勝手に殺してやるなよな。ってーか、隣に寝てるだろ?」
ガタッ。エスカデの寝ているベッドの隣にあった衝立をトトは取払った。
「っ」
エスカデは息を飲む。深い眠りに落ちているその獣人の女は規則的な呼吸と共に胸を上下させていた。
「未だ意識が戻ってきてない。お前と同じ位重傷だ。…本当に運んでくるの、大変だったぞ。イムもマチルダも勝手に消えて、俺とお前等を残していくんだもんな〜」
その時の苦労を如実に語る様に疲れた表情をトトは覗かせた。瀕死の大人二人を担いで、且つその命の灯を消さぬ様にミンダスからガドまでの道のりを踏破したこの冒険者は救命士の鑑だろう。
「そうか…。いや、済まん。苦労をかけた」
「うんうん、人間素直が一番だ。…一生、恩に着ろよ」
素直に頭を下げたエスカデにトトはニヤニヤしながら冗談を言った。エスカデは隣に眠るダナエから視線を向け、「そうだな」と気の無い返事を返す。



766 名前:Xepher :2006/08/07(月) 00:34:45 ID:7Iyqdniq
「それで…イムはどうした」
「あ?…知らね。ミンダスで俺にお前等を任せるって言ったきり、姿を見ねえ。…案外、カンクン鳥使って、ルシェイメアにカチコミかけてるかもな」
「ルシェイ…メア?」
「アーウィンの居場所さ」
アーウィンの居城にして、この世界を無に帰す手段が光鱗のワーム・ルシェイメア。それを聞かされたエスカデは黙っていられない。
「っ!…ぅぐ…ぐ!」
全身を苛む痛み。傷口を広げ、血を滲ませる挙動。エスカデは立ち上がり、直ぐに飛び出して行こうとした。
「何しに行く気だ?そんなボロボロの体で行ったって、アーウィンに一太刀喰らわす所か、途中で彼岸に渡っちまうぞ」
「黙れ!俺は…行かなくては」
トトは当然それを止めた。エスカデの肩を掴んで無理矢理ベッドに捻じ込む。トトの手を跳ね除ける事すら出来ないほど、弱っている。
「無理だって言ってんだろ!」
「ぐ…」
強い口調のトト。目の前の年上の聖騎士に物怖じせずに、スッパリ言い切った。エスカデは憎々しげにベッドの端に座り込む。
「気持ちは判る。自分の手で決着付けたいんだよな?…だが、死ぬと判ってる人間を死地に送り込む事は俺には出来ねえ。それじゃ、何の為に助けたのか判りゃしねえ」
「・・・」
「妹に任された手合いもある。それでも行きたいなら、俺を倒して行くんだな。…判ってると思うが、そんなズタズタな身体で勝てるとか思ってないよな?」
そんな困難な条件を突き付けられてはエスカデも黙るしかない。数々の難事を遂行し、深紅なる竜帝すら屠ってるこの男と退治するのはアーウィンを倒す以上に難しい。

「…判った。俺の負けだ」
そうして、漸くエスカデは負けを認めた。
「理解が早くて助かるよ。身内の不祥事を解決すんのは同じく身内の俺じゃなけりゃならんからな。お前等が回復するまでは俺はガドに居るから、抜け出したりせんでくれよ」
「判った判った。…それにしても、平気なのか?」
クツクツ笑っていたトトは向けられたエスカデの言葉に真顔になる。
「あ、何?」
「イムは大丈夫なのか?…黒龍王の強さ、並ではあるまい。そんな相手に一人で…」
「えー?平気だろ。アイツが独りでやりたいってんなら好きにさせるさ。俺も首を突っ込みたくないしな。死んだらそれで世界に対する脅威が一つ滅ぶ事になるしな」
軽口を叩くトトは自分の妹である危険人物を厄介払いしたくて仕方がないらしい。だが、それでもトトは妹を信じている様だった。

「…そうか」
そう言ってエスカデは薄くだが笑った。歪だが、確かにトトとイムの間には信頼関係が出来上がっているらしい。それがどれほどか、他人には推し量れない。
「ま、そんな訳で暫く、天井の染みでも数えててくれや。…遅くなったが、これ、見舞いの品な」
「ぐえ!」
ドンッ!と、エスカデの腹の上に落とした果物の山はエスカデの傷を更に深くした。



767 名前:Xepher :2006/08/07(月) 00:38:01 ID:7Iyqdniq
――――直ぐ近くから喧騒が聞こえてきている。
視界は赤く染まっていて、動かす度に筋肉は悲鳴を上げる。動かない筈の身体を意志だけで稼動させてその男を睨み付けた。
其処で既に限界だった。
迷いの無い剣筋は袈裟懸けに叩きつけられ、肉に食い込み、骨を断ち割って、意識を持って行く。
(私…何処に、行くのかな)
諦めと共に最後に頭に浮かんだ台詞がこれだ。甲斐が無い事この上ない。
だが、何故だろうか。そんな自分に剣を叩き付けた男の顔は…泣いている様だった。

「あっ……えっ?」
 夢を見ていた気がする。どんな夢だったかは思い出せない…否、思い出したくない。心がそれを拒んでいる。
「生き…てる?…私」
 だが、それは些事だった。死んだと思って、思考を閉じた後に飛び込んできたのは見慣れたガドの天井だ。状況が飲み込めない。
「うぁ…あ…い、痛…」
 今際の際で夢でも見ているのかと思ったが、そうではない。体から発せられる痛みは自身が未だに存命している事を伝えていた。
「?」
―――ガタッ。
衝立がちょっとだけ乱暴に取払われた。それに目を向けて、その向こうに居る人物を見たダナエは目が文字通り点になった。
「エス…カデ?」
「…ダナエ」
 暫くの間、幼馴染二人は石の様に固まっていた。

「…ってな訳でよ。人生の卒業は危うく回避された、と。いや、良かったね〜。留年出来てさ」
 トトが事の瑣末を冗談交じりに話す。ベッドから上半身だけ起こしたダナエは無言で壁ばかりを見つめている。エスカデも同様だ。誰にも視線を合わせない。
 ダナエが目を覚ましたのはエスカデが復活した二日後だった。
「ま、渦中の人物が復活してくれて、俺も漸く楽が出来そうだぜ。…今日はゆっくり寝れそうだ」
甲斐甲斐しく…昼夜を問わずにトトは世話に追われていたのだろう。目にはクマが出来ていた。
「ねえ」
「あ?」
 大きく伸びをして、欠伸をしていたトトはダナエの視線と言葉に気付き、視線を向けた。
「何で…私とコイツが同じ部屋なの?」
「・・・」
 エスカデもまた無言でトトを睨んでいる。あんな事があった後でお互いが顔を付き合わせれば、激突は必至だろう。だが、トトは興味がない様に言った。
「知らん。…部屋が余ってないんじゃないの?」
 それはありえないだろう。怪我人を隔離する部屋位は神殿にも空きはある。態々同じ部屋に押し込める道理は無い事をダナエは知っている。
「あー、悪い。嘘だ。監視の対象が同じ所に固まっててくれるのは都合が良いからな。俺が進言したんだ」
「監視…?」
その言葉が意外だったのか、ダナエは眉を顰める。監視の対象…それは自分とエスカデだ。
「目ぇ付けてないと、何時飛び出していくか判ったモンじゃねえからな。エスカデは言わずもがな。アンタにも僅かだがその危険性がある。見張っとくのは助けた側の責任だろ?」
「「・・・」」
 その言葉にダナエはエスカデに見解を求める様に視線を絡ませる。エスカデもそれに答える様に苦々しく頷いた。
「ま、完治するまでは我慢してくれ。…サンタリンゴ、食べる?」
「いらない」
「結構だ」
シャリシャリと器用に短刀で皮を剥いたサンタリンゴが更に乗って二人に突き出された。だが、二人はそれを突っ撥ねた。



768 名前:Xepher :2006/08/07(月) 00:42:58 ID:7Iyqdniq
凡そ一週間が過ぎた。

エスカデは多少身体を動かす時に苦痛はあるが、起き上がっても問題が無い程に回復していたが…ダナエの怪我は未だに彼女をベッドに縛り付けている。
する事もなく、ただ傷を癒す事に飽いたのはエスカデだった。
「食事を持ってきた」
「…ありがと。そこに置いておいて」
 本来はトトの役目なのだろが、何時の間にかエスカデはダナエに付きっ切りで看病をする様になった。事務的に会話を交わすだけだが、元々が暇を潰す目的なのでエスカデもそれについて何も思う事は無い。ダナエも同じだろう。

「・・・」
届け物を完了したエスカデは何時ものスパッツと包帯が巻かれた腹筋を引っさげて、断崖の道で風に当たっていた。
「ふう」
 溜息をついて、眼下を見下ろす。…予後は順調だ。ガドに留まる理由はもう存在しないのだが、それはきっとトトが止めるのだろう。する事と言えば、こうして病室を起き出して風に当たるか…ダナエの世話をする位しかない。
「黄昏てるな。何か、悩みか?」
「…お前か」
道を登ってきた赤頭巾の男は何も言わずにエスカデの隣に陣取る。お互いに話す事は余り無い。無言のまま、二人は風に身を任せていた。
「しっかし、なあ」
「…何だ?」
 不意に掛けられたトトの言葉。エスカデは視線だけを隣に移す。
「いや…怪我が完治してないってのに、アンタも健気だな。ダナエの世話…アンタに仕切られるとは思わなかったよ」
「…仕切ってなど、いない」
エスカデはトトにそうとだけ言って視線を戻した。…照れ隠しなのだろうか。その言葉は少したどたどしい。
「いやいや、そう思ってんのアンタだけだぜ?結構、噂になってるって知ってる?」
「ぬ…」
ビクッ。エスカデが若干だがうろたえる。トトはそれに少し笑いそうになった。
「あれだけ執心してたマチルダを放って、ダナエにべったりじゃねえか。修道女間では…心が移ったとか何とか根も葉もない噂がだな…」
「ば、馬鹿を言うな。俺は…ただ」
確かにその通りだった。起きられる様になってからと言うもの、エスカデは殆どマチルダに会っていない。その何倍もの時間をダナエにかけている。
「ただ…何だよ?」
「ど、同室だし…彼女を傷付けたのは、俺だ。その責任をだな」
言い訳がましいエスカデの言葉。暇潰しと言う言葉は何故か出なかった。
「幼馴染のよしみってか?」
「そ、そうだ。俺だって…人の子だ。悪い事をしたと、思っている」
 その台詞を聞いたトトは噴出した。それこそがエスカデの本音だ。
「…素直じゃないな、アンタ。気になってるなら最初からそう言えって。…素直に謝れば良いじゃねか」
「い、いや…トト?ご、誤解…するなよ?」
エスカデにしては珍しい切羽詰った声だ。心なしか顔も赤い。…やはり照れているのだろうか?
「はあぁ。…お互い、譲れない信念の末に斬り合ったんだろ」
「あ、ああ…」
 トトは笑った後に、呟く様に言った。声色は真剣だ。エスカデは耳を傾ける。
「迷いも葛藤もあった筈だ。だが、アンタ等はそれをやって…幸運にも、どっちも生き残っちまった。それだけ、だろ?」
「・・・」
「それを悪いと思うなら、態度じゃなくて言葉で示す冪だ。…お互いに言葉が通じない訳じゃない。案外…向こうもそう思ってるかもな」
「…トト」
 一頻り喋った後にトトは照れ臭そうにして背を向けた。そうして、坂を下り始めた。
「今日は大人しく帰っとくよ。…またな、エスカデ」
「ああ…また、な」
背を向けて手を振るトトの背中にエスカデは呟く様に言った。



769 名前:Xepher :2006/08/07(月) 00:49:16 ID:7Iyqdniq

エスカデのやる事は変わらない。翌日も翌々日もダナエの世話に明け暮れ、またダナエと同じ部屋に戻って来て眠るだけだ。
 そんな日々の中で、トトに言われた言葉が棘の様に心に刺さっている。その痛みは大きくなっていった。
「包帯の変えを持ってきたんだが」
「…ありがと。そこに置いておいて」
 ダナエと交わす会話は変わらない。何時もならエスカデはそのまま届け物を置いて無言のまま立ち去るのだが…今回は様子が違った。
「……手伝うか?」
「え?」
特に何も考えないで言った台詞だったのだろう。エスカデは真顔。だが、ダナエはその言葉に吃驚した様だった。
「ひ、独りで…出来る、から」
「そうか。…いや、そうだな」
それもそうだったな、とエスカデは納得した。起きられる様になってから、ダナエは包帯の変えは自分自身で行っていたのだ。今更誰かの助け等は要らないのだろう。
「あ…待って」
「?」
そのまま去ろうとしていたエスカデだったが、背中にかかったダナエの声で振り向いた。
「ゴメン…やっぱり、頼める?」
「あ、ああ」

 着衣を脱がして、血を吸った包帯を取り去っていく。フサフサのダナエの毛並みは自身の血で薄く汚れて、所々が赤い。
どう言う心境の変化なのだろうか?少しだけ疑問に思いつつも、エスカデは黙って手を動かしていた。
「悪いわね。…未だ、身体が辛くって」
「いや…構わん」
完全に治癒していないダナエの身体は鈍い痛みを断続的に発し、本来なら動かす事も辛い程の重傷であった。塞がりきらない傷跡は化膿して、高熱をダナエに与えていた。
「・・・」
「っ、痛…っ!」
 湿らせた清潔な布で血糊を拭い、ダナエの身体を拭いていく。エスカデの手付きは慣れたもので、ダナエの傷付いた体に負担を掛けぬ様に優しく、素早く的確だった。
 だが、そんなエスカデもその傷を前にして、手の動きを止めた。ダナエの上半身を走る大きな傷跡だ。肩口から胸に走るそれからは赤黒い肉が覗き、治癒した後も残り続けるモノである事をエスカデに伝える。
それは…エスカデ自身が刻んだものだった。



770 名前:Xepher :2006/08/07(月) 00:52:42 ID:7Iyqdniq
「済まなかった…な」

「え…?」
ポツリ、と呟いたエスカデの声は戸惑いに満ちて、泣きそうな子供の様な印象をダナエに与えていた。
「お前を斬った事だ。あの時の自分の行動に間違いは無かったと信じたいが…こうして改めて生きて面を合わせていると…どうしてもそんな気持ちが湧いて、な」
 …マチルダを救えるのはアーウィンだけ。そう口走った時点で、ダナエとエスカデの衝突は避けられなかったであろう。アーウィンを憎むエスカデはそんな言葉を口にするダナエを敵と認識した。その結果としての…あの斬り合いだった。
 だが、こうして改めて接してみるとその時には無かった感情が涌いてくる。幼馴染…と言う奴だ。斬り合う程にエスカデとダナエの仲は悪くなかった。だが、マチルダとアーウィンの事象が絡み、結局はそうなってしまったのだ。
 自身を貫く為になら、どれだけ血の雨を降らそうとも構わない。そう思いながらも…エスカデは非情には成り切れなかった。互いに生きて残って、それを改めて認識する。失いたくない絆は確かにあった。ダナエとの友情だ。
マチルダへの想い、アーウィンへの憎悪。全てエスカデにとっては貴重な宝物。その一つを自分で叩き壊そうとしてた事に気付いたエスカデ。傷付けてしまった幼馴染は未だ生きていて、自分に身体を預けている。エスカデはその一点は確かに後悔していたのだ。
「ふ…ふふ」
「っ?」
 だが、そんなエスカデの重たい呟きを聞いたダナエは可笑しそうに、そして何処か嬉しそうに笑っていた。
「な、何だ…?」
「あっ、はは…ゴメン。アンタにそんな内省力があった何て以外だったからさ…!」
肩で息をする様にして笑うダナエに少しエスカデはムッした。もう少し、シリアスに受け止めて貰いたいからだ。
「む…オールボンに師事して得たのは剣技だけではないっ」
「いやあ…信じられなかったけど、そうなのね」
「くっ…」
普段の彼の行いを見ていれば判るだろう。己の道に立ち塞がるモノは問答無用で悪と認定し、斬り掛かる視野の狭い腹出しスパッツのこの男。そんな一面を向けられれば誰にだって意外だ。
「…まあ、良いわ。…エスカデっ!」
「っ!」
突然声を荒げ、振り向いたダナエにエスカデは硬直した。声が耳を痺れさせた訳ではない。剥き出し乳房が睨んでいたからだ。
「過ぎた事は…忘れましょう?」
「な、何…だと?」
少しだけ…形の良いダナエの胸に視線を持っていかれつつ、エスカデは聞き返す。
「折角…お互い生き残ったのに、ギスギスするのは厭だから。幼馴染なんだから…殴り合いの喧嘩位はするでしょう?」
「お前…」
寛大なダナエの言葉にエスカデはぐうの音もでなかった。
「それでお互いチャラにしましょう。…私もさ、悪いと思ってたから」
「そ、そう…か」
ダナエがそう言うのなら…とエスカデはその言葉を受け入れる事にした。喧嘩の原因はどちらかにあったかは知らないが、それに加担した段階でどちらも両成敗だ。ダナエはそれを知っているのだ。
トトの言葉が思い出された。正にその通りだったとエスカデは包帯をダナエに巻きつつ、思ったのだった。



771 名前:Xepher :2006/08/07(月) 00:55:33 ID:7Iyqdniq
―――ガチャ!
「「!!」」
あらかた包帯を巻き終わって、仲直りを果した幼馴染二人は突然の来訪者に身を固くした。乱暴にドアを開けたのはトトだった。
「ダナエ…エスカデ…」
普段は軽口の一つでも言うトトだが、今回はそんな余裕などは無い様に切迫している。
「マチルダの容態が芳しくない。…もう、長くないぞ」
 それが…理由だった。
「マチルダ…っ、痛ぅ…!」
その言葉を聞いたダナエは起き上がるのは無理な筈なのに起き上がろうと、痛む身体を必至に動かす。
「掴まれ…!」
抱き起こしたダナエの肩を担いだエスカデはそのままトトを部屋に置いて夢見の間へと向かった。
 
そうして…マチルダの容態を確認した二人は、自分達に出来る事は何も残されていない事を悟った。

・・・・・・・・

 ただ時間だけが過ぎている。マチルダは悟りきった様に目を閉じ、静かにその時を待っている。最初はダナエもエスカデも何か言葉を掛けていたのだが、それすらも尽きてお互いの無力さを噛み締めた。
 アーウィンを斬った所でマチルダの死期は変わらず、例え妖精界へ連れ出そうとしてもこの場にそれを出来る人間は居ないのだ。死に瀕している幼馴染を前に出来るのは、それを受け入れる事だけだった。
 自室へ引き上げて、既に二日。お互いに一切会話をせずに、エスカデもダナエも沈んだままだった。
暗くなり、夜の帳が下りてベッドに横になる。お互いの心は焦燥と無力感が支配している。そんな時…ダナエが衝立越しにエスカデに声を掛けた。
「そっち…」
「?」
エスカデは身体を起こした。何かをしたいのか?エスカデは衝立をどけた。
「そっち…行って良い?」
「・・・」
抑揚の無い、萎びた声だった。それが何処か泣きそうな声に聞こえたエスカデは自由になる体でダナエのベッドに潜り込んだ。
「っ」
「お前は動けないだろう?こっちの方が早い」



772 名前:Xepher :2006/08/07(月) 00:58:31 ID:7Iyqdniq
お互いに背を向けて、何も言わない。言いたい事はあるのだろうが、それが喉を通過する事は無い。思えばこうして一つの寝台で眠るのは何年ぶりだろうかと想いを巡らせた。あの頃は良かった。世界は小さくて、煩わしさに囚われず、ただ無邪気だった。
「良かったよね…あの頃は、さ」
「そうだ、な。…お互いに餓鬼だった。だからこそ俺達は一つの場所に居られた」
 昔を懐かしむ言葉が出てきた。手を伸ばしても、もう戻らないそれは今は崩壊しようとしている幼馴染四人にとってはかけがえの無い思い出だった。
「ずっと…そうだと思ってた。私も、アンタも、マチルダも。…アーウィンだって」
「っ」
 エスカデは奥歯を噛み締める。憎悪の対象、倒すべき敵、悪魔としてこの世界を破壊しようとしている男。だが、子供の時…マチルダの一件が起こる前だ。あの男は確かにエスカデにとっては友達だった。それは否定できない事実だった。
「ああ…そうだ。それも…今となっては、虚しいだけだな」
「はは…儘ならないよね。マチルダを助けたい一身で色々やって…アンタとも殺しあって…結局、何も出来ないなんて…」
エスカデは泣きたかった。だが、幼馴染の前でそれは憚られたのだ。マチルダへの想いとアーウィンへの憎悪。それ故に取った己の行動は目の前の現実には全く無力であった事を否応無しに伝えてくる。そう言う意味では…エスカデもダナエと同じなのだ。
「マチルダには…さ。もっと…もっとっ、お姉さんで…居て、欲しかったよ…っ」
嗚咽が交じるダナエの声に心が揺さぶられる。どうしようもなく、泣きたくなってくる。エスカデは半ば無理矢理にダナエを抱き寄せた。
「え?えっ!?」
何をされたのか理解が出来なかったダナエは涙を拭おうとせずにエスカデを見た。そうして…
「泣くな。こっちまで…泣きたくなる」
「んん…」
 唇が重なった。泣いている女を黙らせる為のキスだった。無理矢理なそれはダナエの口腔を犯し、舌は絡まってクチュクチュ卑猥な音を立てる。
多少は抗おうとしたダナエだったが、直ぐにそれは放棄した。蹂躙してくるエスカデに己の唾液を送り、無理矢理飲み込ませた。
「ん…ぐっ」
「んっ…アンタに…こんな甲斐性があったんだ」
「俺もそう思っている。自分自身でも何をしたいのか…よう判らん」
「最低ね、それ。でも…」
もう一度、唇が重なる。今度のは軽く触れ合うだけの浅いキスだった。お互いに嫌悪らしい素振りは無い。何故だか…そうする事が今の二人には自然であると思えていた。
「…しよ?」
「…ああ」
 今だけは何もかも忘れたかったのかも知れない。ダナエも…エスカデも。

「んっ…あん…」
胸に手をやりながら、ダナエの猫耳を食む。エスカデは28年にも及ぶ人生のうち、10年は奈落暮らしだったので、女性経験はそれほど派手ではない。それ故にダナエの様な獣人の女を抱くのは初めてだった。
「…勝手が判らんな」
取り合えずはセオリー通りに胸を揉んだり、耳を噛んでみたりしながら様子を見る。
「ぁっ、んぁ」
「…こんな感じ、か?」
キュッ!搾乳する様に揉みしだいて、乳首を指の腹でグリグリと乱雑に擦ってやると、直ぐに突起は硬さを持ち、勃起した。
「ぃっ、ひんっ!」
「正解、か」
種族は違えど、基本は人間の女と同じなのか、弱い部分やそうでは無い部分が少しは判ってきた。
「…少し、邪魔だな。ダナエ」
「はあ…はあ…?」
「脱がせるぞ?」
 これ以上の前戯を施すならば、ダナエが羽織っている寝巻きが邪魔だった。エスカデはダナエの傷に響かない様に慎重にそれを剥いで行く。直ぐに、ダナエは生まれたままの姿を晒した。
「あ、アンタは…脱がないの?」
「俺は後で良い。しかし…な」
「?…な、何よ」
向けられるエスカデの視線は全身に絡み付いて、それこそ食い入る様にダナエの肌を見つめていた。ダナエとしてはそれが気になって仕方が無かった。
「いや…綺麗なモノだと思っただけだ」
「嘘よ。…それとも、本気?」
ダナエは自身の体について理解している。全身は包帯で覆われていて、傷だらけだ。それでも綺麗だと言うこの男は目がおかしいか、はたまた美意識がおかしいのかどちらかしかありえないと思ったのだ。
「ああ。素直に…そう思った」
「ん…素直に、受け取っておく」
美しい毛並みを覆う包帯は痛々しくて、そこから覗くダナエの肌はエスカデの裡なる劣情をどうしてか煽る。再び、胸を揉み始めたエスカデと、それを受け入れるダナエ。ダナエは少し嬉しそうだった。



773 名前:Xepher :2006/08/07(月) 01:03:11 ID:7Iyqdniq
「ぁ…ん、ぁ…!んぁ…っ」
 ダナエから上がる声に切なさと熱っぽさが交じり始める。二つの乳首は完全に勃起。芯を持った硬さでエスカデの手の中でグニグニ形を変えている。
そろそろだろうか?エスカデは胸を弄っていた片手をダナエの足の付け根に持って行き、指を一本、その入口に先端だけ埋めてみた。
「にゃああっ!?」
その瞬間、確かにダナエの体が浮いた。三つ年下の幼馴染が上げた嬌声は名実共に猫のそれだった。それがツボだったのか、エスカデは漸く様子見を解除してダナエを本格的に愛し始めた。
「あふっ、にゃぁ!にゃっふっ!!」
「…トロトロ、だな」
 先端だけでは判らなかったが、ダナエの体はとっくに出来上がっていたらしい。指を二本、根元まで埋め込んでみたが、抵抗は全く無く、それどころか襞が蠢いて吸い付いてくる始末だった。愛液は白く濁って粘ついてエスカデの指を汚す。
「ぁ…あ…どう、したの?」
「いや…何でもない」
 動きを止めたエスカデにダナエは訝しげな視線を向けた。紅潮し、汗ばみ、何故か恥かしそうなその男の端整な顔はダナエの劣情を煽り、裡から更なる蜜を吐き出させる。
「……早く、来てよ?それとも…遠慮してるの?」
「そうでは無いが……いや、判った」
 事を始めておいて女性に恥をかかせるなぞは以ての外である。ダナエは動きを見せないエスカデに催促をし、エスカデもまたそれに対応する為にスパッツの中で窮屈そうにしていた自身のソルブレイドを取り出した。
「ひょっとして、照れてる?」
「ああ…そうなのかもな」
 エスカデに尻を向けて、尻尾を振りながら、その場所をダナエは指し示した。完全に出来上がって涎を垂らす下の口は物欲しそうにヒク付いている。 
「…往くぞ?」
「ん…良いよ?」
エスカデは先端を入口に宛がって、ダナエを一気に貫いた。
「っ!」
「にゃああぁあああぁ!!!」
 やっぱり猫科の獣人である。叫びは存外に可愛らしいモノだった。
「っ…ダ、ダナエ…?」
「ぁ…かっ、ぁ…あはっ…はっ、ぁ…」
ぶち込まれる肉棒をざらついた襞が愛し始め、人間のそれとは違う微妙な膣の動きでエスカデを追い込むダナエの女性自身。だが、そんなダナエ本人は既に死に体だった。エスカデのストロークは深くダナエを抉って子宮口を擦り上げていた。もうその時点で…
「早いな…おい」
「あ、ぁ…あは、は…ゴメン。……逝っちゃった」
 ダナエの膣は小刻みに痙攣しながら、きゅうきゅう優しく、それでいて情熱的にエスカデを締め付けていた。ダナエの声は蕩けきった涙声。毛並みは逆立って、尻尾は興奮している事を示すかの様におっ立っていた。
「お前…そんなに欲求不満だったのか?」
「あはっ…な、何で、だろ?確かに…久しぶり、なんだけどっ、さ」
 どうやら、その理由は本人にも判らないらしい。だが、何故だろうか?エスカデはその答えが頭の中に唐突に浮かんだのだった。
「相性じゃないのか?」
「あ、アンタと!?…それ、笑えないわよ?」
 確かに笑えない冗談だ。だが、そんな冗談も時と場合によれば大きな効果をもたらす。例えば…今のこの状況がそうだった。



774 名前:Xepher :2006/08/07(月) 01:09:11 ID:7Iyqdniq
「っひい!!」
突き入れられた怒張が膣壁を抉り、その形をダナエに伝える。雁首は敏感な場所をゴリゴリ擦って快楽と良く判らない感情を与えて来た。
「ぅ…ぐ」
 グチャグチャと膣内を掻き回してピストンを行えば、それだけでダナエの膣は戦慄いて一物を溶かそうと噛み付いてくる。結合部から漏れる愛液の雫は糸を引いてベッドに垂れ落ちて、視覚効果は抜群だ。
(拙い…これは)
エスカデはもう自身を苛む劣情を抑えられなくなってきていた。相手は怪我人、しかもこの寺院では高い立場にある幼馴染だ。そんな相手に滾る欲望の全てを体現したらどうなってしまうのか?…非常に危険だろう。
「ハァ…ハッ…ダナエ…」
「ヒッ!ひぅん!…え、エス、カデ…?」
グチュグチュと盛大に淫らな水音を垂れ流し、獣の体勢でエスカデを飲み込むダナエ。そんな彼女の耳に入ってきたエスカデの切迫した声。
「済まん…!」
「ぇ?…ぁ、にゃはああぁああ!!?」
 やはり、エスカデも男の子であった。女日照りが続いていたのだから尚更だ。腰の動きの制限を解除して、奈落に堕ちろとばかりにダナエの下の口を犯す。
 ゴリゴリと子宮口を抉って、下向きに打ち付ける事でダナエは涎と涙を垂れ流してよがる。それに加えて性質が悪いのが、エスカデが尻尾の付け根をグリグリ刺激し始めた事だ。猫にとっては性感帯である様にダナエもまたそうであった様だ。
「くうっ、こ、これは…!」
「にゃあ!?にゃああ!ら、らめぇ!そこはらめええ!!」
 何なんだ、これは。エスカデはゾクゾクと背筋にやってくる悪寒に支配されそうになっていた。女を抱いてこんな理解不能な怖気を感じた事は前代未聞だった。それが、目の前の幼馴染を抱く事で確かに感じられているのだ。
「……ぐ」
「ひぃ!ふみっ!ふみいぃっ!!」
 ダナエの背中に顔を埋めて、包帯に覆われていない剥き出しの肌を舐め上げる。口付けし、吸い上げてキスの痕をその場所に次々と刻んでいく。頭がどうにかなりそうな感情の渦に理性がどんどんと端に追いやられる。
「だ、ダナエ…っ」
「やあああああああ!え、エス、カデぇっ!」
 それはどうやらダナエも同じだった。膣圧はぐっと上がって、蕩けそうな膣内はみっちり隙間無く一物を搾ってくる。エスカデはもう吐き出しそうになっていた。
 此処で…ありったけの欲望をダナエの胎に撒き散らしてみたらどうなるのだろうか?どんな声で鳴いてくれるのだろうか?そう思った時点で、既にエスカデは負けだった。
「ぐぁ!っ、ぁ…ダナエ…逝く、ぞ?」
「ふえ?え、ええっ!?」
 エスカデは形振り構わないとばかりに腰を叩きつける。ハイパースラッガー並のその勢いにダナエはエスカデの終わりを察知して、少し慌てた。
 だが、慌てた所で既にどうしようもない事態に陥っている事を理解したダナエは直ぐにそれを受け入れて、精一杯エスカデのそれを愛する事に執心する。
逝きそうなのは彼だけではない。尻尾の付け根を弄られて、ドロドロの膣を蹂躙されてメロメロになっている彼女はエスカデと一緒に逝きたかったのだ。
「ダナエ…っ…ダナエ…!」
「エスカデ……っ!」
 そうして、エスカデは喰い付いて離さないダナエの膣に渾身の一撃を見舞った。押し上げられ、内臓に響くストロークは一瞬だがダナエの呼吸を止めさせた。
 その刹那、エスカデの一物は膨れ上がり、腹の底に溜まっていた欲望と言う名の白濁をダナエの胎の奥底にぶち撒けた。
「っく…ぅ!」
「っ!?ふぁ…ぁ!」
ドクンッ!凄まじい勢いで子宮底にぶち当てられる灼熱の本流はダナエを内部から焼き尽くし、エスカデの精を全て搾り取るかの様に膣を戦慄かせた。
「ふみゃあああぁああぁあ!!!!」
「ぐっ……っ、っ」
甘く、蕩けたダナエの歓喜の悲鳴はエスカデの頭を貫いて、搾り取られる感覚と共に刻み込まれていく。ビクビク痙攣する年下の幼馴染をギュッと抱いて…エスカデはダナエに欲望の全てを注ぎ込んだ。


775 名前:Xepher :2006/08/07(月) 01:11:00 ID:7Iyqdniq

「あ、あいつ等…何やってんだよ」
 そんな二人のショッキングな目交いに出くわしてしまったのはトトにとっては不幸以外の何物でも無かったろう。部屋から一歩も出ない二人を心配してやってきてみれば、コレである。貧乏籤を引いた気分のトトは倒れそうになるのを必死で堪えていた。
「しかし…あいつ等がな」
 意外と言えば意外である。エスカデはマチルダ一直線で、他の女には見向きもしないイメージがあり、ダナエに至ってはそもそもそんな浮ついたイメージが出ては来ないからだ。そんな二人が繋がって、快楽を貪っている。
「案外…面白いネタ、かもな」
 トトの顔が歪み、その歪みを残したままトトは二人が居る室内へと続くドアの前から去った。これ以上は空気に中てられ兼ねないと判断したのだ。
「何時かこのネタでからかってやる、か」
 トトは顔だけでなく性格もまた歪んでいる様だった。

「ダナエ…平気、か?」
「ちょ、ちょっと…体、痛い」
あれだけ激しく愛し合って、体が痛いと言う程度ならば御の字だろう。傷口が開いていてもおかしくは無い。
「しかし…こんなに滾るモノだとは、な。お前とこんな事をする等考えた事もなかったが」
「それは私もよ。でも…凄い興奮したわ。本当に…相性が良いのかしら」
 荒い息を吐いて、互いの汁でベトベトになった二人は一端距離を置いてそんな事を話していた。エスカデの一物は愛液塗れで勃起したままで、ダナエの割れ目からは愛液と精液の混じった汁がトロトロ流れ落ちている。
「それは判らんが…むう」
「そうね。…それで?アンタはもう満足?私は未だいけるけど」
 ダナエの遠回しの要求だ。怪我人だと言うのにこのバイタリティ。エスカデとは別の意味で凄まじい。
「いや…俺は平気だぞ」
「それじゃあ…もう一回、付き合って?」
そう言って、今度はダナエがエスカデに抱き付きながら、その怒張を咥え込んだ。ドロドロの膣は何でも無い事の様にそれを飲み込み、やがて二人は完全に繋がった。ピン、と張った尻尾はそれでも左右に振れていて、嬉しさが滲んでいる様な感すらあった。
「う…」
「アン…っ…今度は、優しく、してね?」
「…了解」
耳をピコピコさせて、上目遣いで言ったダナエは至極恥かしそうだ。エスカデは再び暴走しそうな獣性を何とか押さえ込んで、可愛い雌猫に頷く事が精一杯だった。


776 名前:Xepher :2006/08/07(月) 01:17:04 ID:7Iyqdniq
そうして更に三日が過ぎた。表面上は平静を装いつつも、エスカデも…ダナエも…マチルダに忍び寄る死の足音が気になって仕方が無かった。しかし、気になった所で何も出来はしない二人は心を痛め、その度に愛し合う事でそれを忘れようと努めていた。
 端から見れば、逃避を続ける負け犬だろう。だが、二人にとってはそれは切実な問題であって、そうせざるを得ないほどに打ちひしがれている事の裏打ちだった。トトは何も言わないでそんな二人を傍観し続ける。
何も出来ないのは…彼もまた同じだった。
 
そして、四日目の夜…

「―――!」
長期で借りた宿の一室ですずぶどうのブランデーを呷ってテレビを見ていたトトは頭に奔る警鐘の様な異質な感覚を不意に味わっていた。
「イム…やった、のか?」
広大なファ・ディールのマップが表示されて、その一区画で長い蛇の亡骸が崩れ落ちていく…そんなリアルな光景が脳内に叩き込まれてくる。
「ルシェイメアが落ちたのか…」
 恐らく、それが真実である事は想像に難くない。為らば…その次にやってくる事も容易に想像が付いていた。トトは一気にグラスの中身を呷って寝てしまう事にした。テレビなんぞを見ている場合でも無かった。

―――翌朝
 一つの寝台で重なる様にして眠っていたエスカデとダナエを叩き起こして、トトはある場所へと向かっていた。…カンクン鳥の巣。そこである人物を迎える為だ。
 歩ける様になったと言っても無理が利かないダナエを庇う様に、エスカデは彼女の手を引いてトトの後ろをついて行った。そうして…カンクン鳥の巣の前に来て、その人物を認めた時、二人の脳裏に或る終わりが提示された。
「お疲れ」
「…ああ」
 トトとその人物…イムは挨拶でも交わす様にそうとだけ言って視線を逸らした。

「アーウィンは?」
「斬った」
エスカデの言葉にイムは事務的に答え、押し黙る。予測していた事だ。アーウィンを倒しに行ったこの女が帰って来た時点で…アーウィンの死は決定なのだから。

「ダナエ様!エスカデ様!」

聞きなれない女の声が後ろから掛かった。修道女の一人が息を切らせながら走ってくるのが見える。…それはマチルダの訃報の報せだった。



777 名前:Xepher :2006/08/07(月) 01:29:31 ID:7Iyqdniq
「結局…こうなっちゃった、か」
 ダナエは予期していた事が現実になった事を改めて認識し、エスカデにその崩れそうな身体を預けていた。エスカデは何も言わずに目を閉じて、天を仰いでいる。
「…そう、だな」
「やりきれない…よな」
 トトもイムも…生き残った幼馴染二人に掛ける言葉は持ち得なかった。この結末はどう考えても残酷すぎるモノだ。生き残った方も、そうでは無い方にも双方に。
「…行くぞ。此処には…もう何も無い」
「判った」
イムは迷いの無い足取りでカンクン鳥の巣を後にしようとする。トトを連れて、家に帰るつもりなのだろう。トトは二人の方を向き、口を開く。
「…完治するまでは居る約束だったが、俺は行くよ。もう…二人共大丈夫だよな」
 …返事は無い。恐らくは大丈夫なのだろう。生き残った以上は…今はうちひしがれていても、何れは癒える時が来る。トトはそう信じたかった。
先を行くイムを追ってトトは駆け出す。そして一度だけ振り返って、最後にこう言った。
「お前等…これからどうするんだ?」
 その答えは聞けなかった。トトは少し残念そうにしながら今度こそ、その場を去る。

「空白だった賢人の最後の座が埋まった、か」

 独白は誰にも聞こえない。トトには全てが見えている様だった。

「俺の戦いは…終わった。全て…な」
その場に残ったエスカデは感慨深く、また苦々しく言った。倒すべき敵は既に居ない。欲しかった女の心も結局はその敵に奪われて、今は奈落の底だ。エスカデに纏わる全ての戦いは終結したのだ。
「私も…そうよ。司祭あっての…癒しの寺院よ。その司祭が居なくなった寺院を守る事に…どれだけ意味があるのか」
 マチルダが倒れた時点でガドは形骸化している。後継を指名していた訳でもなければ、マチルダ自身の子も居ない。文字通りの名ばかりの寺院である。
祭事を取り仕切るのが修道女である以上、体裁は保てるだろうが、ダナエにとっては一番に守るべきだったマチルダの死は、寺院を守る事の意味すら失わせた。
「アンタは…どうするの?またジャングルに帰るの?」
「いや…未だ、決めていない」
根幹にあったものが失われ、空っぽの心に冷たい風が吹いている様だった。寒く、痛い。その隙間は今は埋まらないのだ。
「決めてない、か。それじゃあさ、エスカデ」
「うん?」
だが…それも何時かは埋まるのだろう。そう、何時かは。
「私の仕事、手伝ってくれないかな?…アンタが居ると、心強いんだ」
「ああ。それは…構わないぞ?」
生き残ったのなら、前向きに生きたい。独りでは辛くとも、隣を見れば己と同じ存在が確かに居てくれている。
独りじゃない。ダナエもエスカデもそれに気付いて安堵の息を漏らすのだ。

今はそれで良いと思うし、そうしたい。

それを胸に刻み込んで…二人はカンクン鳥の巣を仲良く去ったのだった。

〜了〜

「あ、それともう一つ…」
「何だ?ダナエ」
「アタシと所帯持つ気、無い?」
「……………考えておこう」
「ん。今は…それで十分だよ」
 
その後…ガドではネコの僧兵長と腹出しスパッツ騎士がおしどり夫婦と呼ばれる様になるのだが、それは少しばかり先の話である。

778 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/07(月) 01:35:26 ID:7Iyqdniq
いや…出来心なんです。
二人生き残って共闘出来たら面白そうかなって考えたのが後の祭りでした。
ファンの方…ゴメンなさい。


今度は瑠璃×黒真珠でもやるかな…それとも禁断のラルク×シエラとか。

779 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/07(月) 03:21:48 ID:VJQCWTOI
>>763
よーし書いたよ。ミもフタもないのを。
聖剣2発売13周年記念

ランディ「プリム、しようよ」
プリム「もう。しょうがないなあ」
そういうと裸身のプリムはベッドに乗り、
開脚すると、自身のヴァギナの入り口を指で開き、
ピンクの肉壷が愛液で潤う様子をランディに見せつけた。
プリム「おいでよ」
ランディの怒張し脈打つペニスが、プリムのヴァギナにそうっと押し当てられた
ランディ「おじゃまします〜」
ずぶにゅ。プリムの肉ひだを押し割りながら亀頭がのめり込んでゆく。
二人の愛液まみれの陰毛が擦りあうほどプリムのヴァギナがランディの肉根を
咥え込むと、抑えきれなくなったランディはプリムの子宮口へどくどくと射精した!
あああと声をあげ、射精しながら腰を振りプリムの膣をかき混ぜた。
プリムもランディの体をきつく抱きしめつつ腰をくねらせペニスを締め付けしごき続けた。
プリムの子宮内にたっぷりと精液を流し込み満足したランディは、
ペニスを彼女のヴァギナから抜き取る。精液がねばねばと二人の性器をつたい流れる。
プリム「なんなのよ、もう・・・はやすぎ」
ランディ「ごめん〜」
ランディはまだ半立ちのペニスで彼女の股間を弄り、精液を塗りたくった。
プリムも悪戯に腰を振り、膣口でランディのペニスを捕らえようとする。
ランディ「まだまだ何度でもいけるよ。お腹がふくれるまで止めないからね」
プリム「けだものなんだ」
そういうと二人はディープキスを交わし、またベッドへ沈み込んでゆくのだった。


→最初に戻り

780 名前:エロパロの神 :2006/08/07(月) 05:23:28 ID:i9NgQfcR
グッジョブと滅多に言わない俺が評価してやろう…

グッジョブ。

781 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/07(月) 16:12:29 ID:2RDEppY8
>>765-778
激しくGJ
ダナエの描写(しっぽとか耳とか)かわいいのぉ
>>779
ちょ、おまw
まさかそこまでみもふたもないのがくるとは思わんかったw

782 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/07(月) 21:15:31 ID:B5wTlDOH
>>778
ラルクシエラきぼんぬ!

783 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/07(月) 22:36:19 ID:KjVsAitb
…そうか、プリム30歳ランディ29歳か…
正直、2ってエロいイメージ全然無いんだが、
その年齢ならオッケーな気がしてきた。
需要があるならそのうち書いてみるかな〜。


784 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/08(火) 01:17:33 ID:xZvgxfBG
>>765-778
まさに良質。GJ

785 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/08(火) 01:20:59 ID:F0sdABG1
まてぃ、黒歴史扱いにされそうな糞ゲー伝説DSを無視しちゃいかん。
名前を忘れたが、あのレズカプールは一級の萌え度を誇っていたはずだぞ。

786 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/08(火) 14:30:52 ID:lbNPgH4R
うお栄えてる!

787 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/09(水) 00:01:58 ID:ptGly10K
(((´・ω・`;)))

788 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/09(水) 23:29:13 ID:30pIpVCK
>>765-778
神認定

789 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/09(水) 23:55:19 ID:2iIYVjcl
>>778

神!!!
耳と尻尾と泣き声がちゃんとネコなのがたまらん…!!
瑠璃×黒真珠も、ラルクシェラもどちらもお願いします!!

790 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/10(木) 01:26:22 ID:S08aELX3
ダナエ好き多そうだ
俺も荘

791 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/10(木) 08:49:37 ID:Xebqmk5e
>>778
ダナエも良いけど、エスカデが良い感じで感動した
実は格好良かったんだな、あの男。

…少数派か

792 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/11(金) 02:45:38 ID:NAiWZqKk
LOMのアルティマニア欲しい

793 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/11(金) 03:52:15 ID:N4iqFajJ
アルティマニア系はブックオフを巡ってると遭遇率が高い

794 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/11(金) 19:54:32 ID:aZSkag+g
>>778
エスカデって28だったのか?
っつーと、ダナエは25?
公式、なのか?

いや、それはそれで
(*;´Д`)ハァハァ
だけど

795 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/13(日) 23:05:31 ID:qGN+oD4L
タンブル×ティス
タンブル×フリック

キボン

796 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/15(火) 00:12:10 ID:p+VcbsqN
ホークアイ×リースって需要ないのか?(´;ω;`)

797 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/15(火) 00:57:15 ID:eX3ZQJUq
>>796
俺的には最萌カプですな

798 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/15(火) 03:32:07 ID:+oDjtBMV
>>796
普通に需要があるので誘い受けおよび素人臭い顔文字はヤメレ

799 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/15(火) 14:55:04 ID:6sYzpOKi
だな

800 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/15(火) 18:39:19 ID:RK7/kcGv
800get

801 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/15(火) 23:19:58 ID:p+VcbsqN
>>800
おめ

>>798
失礼しました。

お詫びにホークリ小説練ってきます。

802 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/16(水) 17:33:50 ID:wHZ/Jags
このジパングもうちょいでパンク

803 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/16(水) 17:59:22 ID:vz0z9IIJ
ここで俺がフラメシュを希望!!

804 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/16(水) 18:31:00 ID:TZhpGzJ3
レイチェル希望!

805 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/16(水) 23:07:19 ID:BJd0sS9+
アンジェラ希望!!!

806 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/17(木) 09:22:14 ID:fOA4LSOg
>>802
マルチ乙

807 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/17(木) 13:27:52 ID:i+pInf5h
ラルク×女主書きたいんだが肝心のストーリーを忘れたので
今から買いに行くか・・・。

808 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/17(木) 20:03:47 ID:srjVcgXv
「ドラゴンキラー編 イベント台詞集」でぐぐると、全セリフ集を掲載してるサイトに行けるよ。

809 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/18(金) 13:42:03 ID:1DhQIfZ4
こいつあまるで火事場
すげえ熱気溜まっちまう島国デンジャー


810 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/18(金) 16:02:37 ID:1DhQIfZ4
こいつあまるで火事場
すげえ熱気溜まっちまう島国デンジャー
ますます上がっちまうカモン!

811 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/18(金) 18:14:55 ID:IbXZUu0N
瑠璃×真珠姫が好きだ

812 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/18(金) 19:57:49 ID:kiuR2BJz
男主×フラメシュはガチ

813 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/21(月) 11:39:53 ID:mKVpeBf9
デュラアンが読みたいな

814 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 03:59:48 ID:mC7EaUyQ
LOMの 男主人公xダナエ を書いてみた

ちょっと設定無視でダナエが壊れてます
純愛路線なんで壊れてるってくらい壊れてるわけじゃないんだけど

そのへんやな人はスルーってことで

殴り書きした後&読み返すのタルイので文法とか誤字とか見直してないです。
本来なら見直してつめんだけど・・・・・
コピペでバーと張っちゃいます。
そのため変なところは脳内保管してください。



815 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 04:01:41 ID:mC7EaUyQ
誰もが寝静まった夜、とある家の前に一人の女性、猫人のダナエが立っていた。
しばらく家屋を眺めた彼女はよしっと一言発し、数歩後ろに下がり勢いをつけ、その家に向かい走り出す。
まず家の壁に飛び掛り、その勢いを殺さぬまま壁を蹴り上空へとジャンプする。
そしてそこで腕を上げ、彼女は家の2階にある窓枠に手をかけ窓の内側へと侵入した。
身軽であるダナエだからこそできる芸当である。


・・・ギシッ・・・・
(あ・・大丈夫、よね…)

・・・そろり・・・そろり・・・
(まっててね、もうすぐだから)
忍び込んだダナエは音を立て無いようゆっくりと歩く。
一歩踏み出すごとに、満月の光に照らされた尻尾がゆらゆらと揺れる。

(もーすぐ、もーすぐ)

「・・スヤスヤ・・・」

(発見!)
ダナエはベットに寝ていた青年見つけ近寄った。

(かわいいょぉ・・・あぅぅぅ・はぅぅ・・)
青年を見詰めるダナエ、とたんに彼女の顔は惚け、体の力は抜け、口元にはわずかに涎が見えている。
そう彼女はその青年を愛していた。

(・・はぅぅ・・んぅ!!だ、駄目駄目、早くやることやらないと)
青年のあまりの愛くるしさに違う世界に旅立だっていた彼女だが、なんとか意識を取り戻し忍び込んだ目的を思い出す。

(えーとまずは・・そうそうまずこれから、ふふっ起きちゃだめよ)
ダナエは青年の頬を優しく撫で、その後毛布をゆっくり丁寧に剥いでいく。

(それじゃあ準備にとりかかりましょうね〜)
毛布を剥ぎ取ったダナエ、彼女はまず持参したポーチの中から荒縄をとりだす。

816 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 04:05:03 ID:mC7EaUyQ
(これをこうして)
そしてその荒縄で青年の右手をベットの一部と括りつける。
青年に気付かれることのないよう、きつ過ぎず、ゆる過ぎず。

(左手にもしましょうね〜)
2本目の荒縄を取り出し、こんどは左手をベットの一部と括りつる。青年は万歳をする形になる。

(今度は右足)
3本目の荒縄を取り出し、今度は右足をベットに括り付ける。
青年がおきだす気配はない。

(・・最後に左足っと)
4本目の縄を取り出し、左足を括りつけた。
青年は両手、両足と拘束され完全に身動きがとれない状態となった。

(そうだ、口にもしておこうっと)
調子に乗ったダナエはベットの横に重ねてあったタオルを手に取り、それをぐりぐりとねじり、轡のように青年の口に当て、そして最後に彼女は着ているものを脱ぎ捨て裸になった。

(これで全部ね)
全ての準備が整った。
ここから彼女の計画の始まりである。

「ユウ、起きて」
声をかける、だが起きる気配はない。

(う〜ん、ここまでやってまだ起きないか・・・・ま、いいや、そのうち起きるでしょ・・・・)
再度ユウを見つめる。

(・・・・・・・・・・)

(・・ユウ・・・大好きだよ・・・・・)
しばらくの間彼を見詰めた後、ダナエは動いた。
彼女はまずユウの肌着のボタンを上から一つずつ外し、上半身を露にさせた。
次にズボンを下げ、トランクスに手をかけたのだが、その時突然ユウが目覚めた。

817 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 04:06:04 ID:mC7EaUyQ
あ、すまん主人公のなまえユウね

818 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 04:08:01 ID:mC7EaUyQ
「う、うーーーーーー!!」
彼は驚いた、ごそごそと動く物音と振動に目を覚ましたのだが、目を開けると体は固定され、口には轡をされていたのだ。
そして目の前にはなぜか裸のダナエがいる。

「ぼぁぼぉもぉえ!まぁもぉおぼ」
何とか声を出そうとするが、まともな言葉を発することができない。

「あれ〜起きちゃったの?」

「うもーぼぉー」

「何言ってるかわからないわよ、ふふ、ねぇ・・これからいいことしてあげる」
ダナエは手にかけたトランクスを離しユウを抱きしめた。

「あったかいね〜」
ダナエは青年を抱きしめ、スリスリと顔や体をこすり合わせる。

「ぼぼげぼ」
そんなことよりもまず縄を解いて欲しいユウはなんとか踏ん張って、”ほどいて”とそのように聞こえなくも無い声を上げた。

「何?解いて欲しいの?」

コクコク
ユウは何度もうなずく。

「だめよ、だってこれからもっといいことするんだから」
チュ
ダナエはユウの額にキスをする。

「んーーーんーーーー」
額にキスを受けたユウ、女好きのふだんの彼であれば嬉しくてしかたの無いことであろう。
ただ、今はそれどころではない、ダナエのキスなど気にしている状況ではないのだ、かろうじて体の動ける箇所をなんとか動かし脱出を図ろうとする。
だが体が固定されているうえ、ダナエに抱き疲れた状態であるため、ユウのあがきも結局は無駄に終わる。

「・・・・何よ、私のキスが嫌?」
彼の逃げようとする様子に気分を害したダナエ。

819 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 04:09:17 ID:mC7EaUyQ
「それにね、あなたがこんなになってる理由わかる?」
今度は少し強めの口調で喋る。

「んーん」
ユウはフルフルと顔を横に振る。

「・・・知らないなんて言わせないわよ」
ダナエはユウの上にのり、騎上位の体制をとる。
上から見下ろすダナエの視線は暗くて冷たく、ユウを震え上がらせる。

「あなた・・・・私という者がいるのに真珠とか、あのシエラって言う娘とか、リュミヌーだとか、ジオの先生とか、
海岸にいるセイレーンとか、それにレイチェルやコロナちゃんだって・・・」
ダナエはユウとかかわりのある女性の名前を一通り言い、ぶつぶつと何かつぶやきながら俯く。

「・・・・なんで浮気なんてするの!!!」
つぶやきが無言に変わった直後、今度はユウに向かう叫び声となった。

「ううんん!ぼべびが」
ユウは必死に否定するが、その声はダナエに届かない。

「最近なんていっつもいっつも・・・私待ってたのよ!、あなたが私と一緒になってくれるって、なのに全然来てくれない!
だから私からあなたに会いにに行ったわ!でもいないんだもん、だから探したの!探してやっと見つけたと思ったらあなた他の女と一緒にいるのよ、
私だって最初は何か目的のがあって行動してるんだと思ってたの!ええ、でも違った、毎日毎日違う女違う女違う女・・・あなたも鼻の下伸ばしてデレデレしてるし・・・でも私耐えたわ、彼女達とは何でも無いんだって、いつかきっと私のところに来てくれるって」

「!!!!」
ぎゅ〜〜
ユウの腕を強く握り締め付ける。

「でも・・・でも・・・・」
いつの間にかダナエの頬に涙が伝っていた。

「私見ちゃったのよ、あなたが真珠や、シエラなんかとポルポタのホテルに入っていくのを・・・・」

「!!?!!!」
ガクガク!ブルブル!
ユウの顔は真っ青になり、震え始めた。
そう、ダナエの言っていることは間違いではなくたしかに彼はダナエの言った女の子達と関係を持っていたのだ。

「ううん、それだけじゃない・・・他の娘にだって・・・あなた手を出してたわ・・・・・・」
ダナエの涙は雫となってユウの頬に落ちる。

820 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 04:10:26 ID:mC7EaUyQ
「うぅ・・・ぐす・・なんでぇ・なんでよぉ・・・うぅ」
ダナエは必死に涙をぬぐっているが、雫は落ち続ける。

「わたしがオバサンだから!やっぱり若いこのほうがいいの?・・・ねぇ・・私こんなにあなたのことが好きなのに、好きで好きでたまらないのに
愛してるのに!あなただってユウだって私を愛してくれたじゃない・・・」


たしかにユウは以前ダナエと関係をもった。
長年の幼馴染を亡くし、悲しみにくれていた彼女の心と体をユウは暖めたのだ。
だがそこで問題が生まれた。
ユウはダナエにただ安らぎを与えるつもりだったのだが、彼女はそれまで男性との経験が無く、周りの女性達がどんどんと家庭を持っていくのに焦っ

ていたのもあったのか、ユウに対し本気で好きになってしまった。
ユウを自分の伴侶として愛してしまったのである・・・
それからというもの暇があるときは必ず彼に付きまとい、常に甘えるようになった。
ユウに対し語る言葉も

「ねぇ、ユウは結婚式ってどんなのがいい?」

「子供とかさ、何人欲しいって思う?」
などと寒気が走る言葉を繰り返すばかり、それも人の目など全く気にしないのである、
街中であろうと、すぐ横に人がいようと関係なしに語りだすのだ。
ダナエのことが嫌いではないが、結婚する気など全く無いユウにとっては鬱陶しいばかりで、しだいに彼女から逃げ隠れするようになった。
彼女が寺院を抜けられない日を休日とし、それ以外の日は旅に出る日とした。
そしてその後のユウはダナエが語るように出会った女の子達と次々に関係をもち、ウハウハな日々をすごしていた。
その行動が見られていたとも知らずに・・・


821 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 04:13:18 ID:mC7EaUyQ
「私、色々考えたわ・・・・考えて、考えて、そうしたらやっとわかったの」
ダナエのぐしょぐしょだった泣き顔消え、全く逆の喜び笑う顔へと変わる。

「ユウが私の所に帰ってくるようにするにはどうすればいいか・・・・実は簡単な事だったのよね」
再びダナエの手がユウの頬をなでる。
冷たい瞳も打って変わって、暖かい輝きのある瞳になっていた。

「ユウが私から離れられないようにすればいいのよ、そして周りにもそう思わせればいいの」
喜びを表しているのだろうか、ダナエの尻尾がクネクネゆらゆらと揺れる。

「で、ユウにその答えがわかる?」
ダナエは愛らしい左ミミをユウの口元へと寄せた。

「????・・・うーう、うーう」
だが相変わらずユウは首を横に振るだけだ。

「そうね、遊び歩いてるユウにはわからないかもね」
わからないと答えられて耳を口元から離し、少しムスッとする。

「わからないみたいだから答えを言うわ・・・・・」
しばしの沈黙が2人を包む。

「・・・とっても簡単なことよ、私とユウで子供を作っちゃえばいいの、それが無理矢理にでもね」
ウインクをしながらとんでもないことを言い出すダナエ。

「!!!!!」
ユウの体中から汗が噴出す。

「いい考えだと思わない?子供ができちゃえば優しいユウなら”絶対に”結婚してくれるし、何より他の女が手を出しづらくなるわ、2人とも一気に幸せになることができるの、ね?いい考えだと思わない?そう思うでしょ、思うわよね」
ダナエの暴走は止まらない。
そして再びダナエの手がトランクスへと移る。

822 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 04:14:13 ID:mC7EaUyQ
「さぁ続きをしましょ」
トランクスを下へ下へとずらし、そしてボロンとユウの性器が姿を現す。

「!?!?」
ダナエが性器に手を触れたので、一瞬ヒヤッとしユウが驚く。
その後ダナエはユウの下半身へと顔を移した。

「まだ小さいね、いいわ私が大きくしてあげるね」
小さいままだったユウの性器にフッっと息を吹きかける。

「うぅ!」
ユウもついに観念したのか、喘ぎ声を上げるだけであがこうとはしない。

「その声もかわいい・・・私初めてなんだけど・・・こうすればいいのよね」
ぱくっと性器を口に含む。

「んん・・・・じゅる・・はぅ・・・・じゅぷ」
口に含まれた途端小さかった性器は瞬く間に大きくなる。
その大きくなった性器を、舌を使いカリの部分を激しく絡め、さらに溢れ出た先走り汁を吸い込むようにすする。

「ぐうぅぅ・・」
ダナエが与えるそのあまりに快楽にユウも我を忘れる。

「はう・・・はぁ・はぁ・・どお?気持ち良い?・・・気持ちよさそうね、ふふふ、口でするなんて初めてなのにやっぱり相性がいいのね、ユウもこ

んなに感じちゃって、・・もう一度するね」
一度口から放した性器を再度口に含む。

「じゅぷ・・・じゅる・・・じゅぽ・・・ぐにゅ・・・じゅぶ・・・・はぁ・・・」
口の中で舌先を使い、裏筋から鈴口を執拗に責める。

「ううぅぅぅ!」
経験上耐えることに慣れているのだが、ダナエの舌技にはまるでかなわない。
またもユウはすぐに限界に達してしまう。
その理由は猫人特有のザラザラとした舌にあるのだが、今の彼にそんなことを考える力はない。

「・・・・・ふぅ・・・もういきそうなの?」
性器から口を離し、少し残念そうにする。
彼女もまた自分の舌が特殊で、それが絶頂を早めているなんて思ってもいない。

「それじゃあここまでね、ユウの精子はここに出してもらいたいから」
ダナエは自分の下腹部へと手を持って行き、スリスリとその部分をさする。

「一つになりましょう」
ビクビクと震えていたユウの性器に手を添え、そこに重なるようにダナエはまたがり、腰を下に降ろした。

「うう・ううう!!!!」

「はあぁぁん!」
すでに前戯など不必要なほど濡れていた彼女の性器はニュプ、グチュとはしたない音を立ててユウを迎え入れた。

823 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 04:15:03 ID:mC7EaUyQ
「んっ・・・繋がっちゃった」
ユウの性器が根元まですっぽりと膣内に収まった。
子宮に伝わる暖かさと、圧迫感をダナエは味わう。

「くうぅぅぅぅぅ」
ダナエの膣壁が蠢き、入れたその直後からユウをキツく暖かくしめ付ける。

「う、動かすね」
少しずつ、ゆっくりと、だが確実に腰を浮かせ、落とす。
ゆっくりと、確実に浮かせ、落とす。
その動きに慣れてくると、徐々にその速度を速める。
グチュグチュと淫らな音が鳴り、パチュパチュと肌と肌がぶつかる音が響く。

「ぐぐぅ!」
ユウもされるままでなく、快楽を求め腰を動かし始める。
もう、身体を固定されていることなど頭に無い。
彼の性器をしめ付けるかわりとばかりにダナエの子宮口を突き、互いに快楽を与え合う。

「あ、あ、あ、いい、気持ちいいよ」
一定のリズムで最奥を叩きつけられるとそれと同時に彼女は喘ぎ声を上げる。

「ね、ねぇ、ユウ・・・気持ちいい?」
上に下に、たまに横に揺れながら自分の与える快楽がどうなのかユウにたずねる。

「・・・・・・・」
ユウは目を瞑り、口で答えられない代わりに、腰の動きでダナエに答える。
身体だけではなく徐々に心までもが一つになる感覚を覚え、頭が真白になる。

「いいあああ、いくぅ・・・・い、ぁぁぁああああああ!」
ダナエが限界に達し、身体を震わせる。
その動きと連動し、膣が今まで以上にユウをしめ付ける。

「!!!!!!!」
そのしめ付けに耐えられなくなりユウもダナエと共に果てる。
身動きが取れないため中で出す以外なく、どくどくと彼の性器が波打ちダナエの膣内へと精子を送り込む。

「あぁ・・・いっぱい、入って、きてる」
流れ込んできた精子を受け止める。
気持ちよくて、嬉しくて、涙を流す。
そして全てを受けきった彼女は繋がったままユウと重なり、彼を抱きしめた・・・・

824 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 04:17:22 ID:mC7EaUyQ
「──私ね、つい最近まで発情期っていやだったんだ、苦しくて辛くて、いっつも何でこんなのがあるんだろうって思ってた、
身体を鎮めるために愛して無い男となんてしたくなかったし・・・自分でするのだって悲しかったわ、でもね、
その考えもあなたのことを考えてて変わったの、だってユウの子供を作ることができる期間なんだもの、
そう考えたら発情期も幸せな時間なんだって」
落ち着いたダナエはいまだ繋がりながら、ユウに語りだす。

「だから私今とても幸せ、嬉しくて幸せ」

「・・・・・・」
もうユウは何も言わない。視線すらも彼女とあわせようとしない。

「それにね、今日は満月でしょ?発情期に満月、そこで中出しなんてこれはもう間違いなく赤ちゃんができたわ、ううんできたの、私にはわかる今私とユウが結び合ったって」
おそらく2人の結晶が宿ったと思われる下腹部を優しくなでる。

「だからね、結婚してねユウ・・・違うね、あなた・・・ううん、パーパ」
最後にぎゅっとユウを抱きしめ、ようやく繋がりを解く。
とぷとぷとダナエの膣から愛液と混ざった精子が滴り落ちるが彼女はもったいないと思わない。。
なぜならすでに結びあってると確信しているからだ。

「・・・・・・・」
翌日、バドに発見され縄を解かれるまでユウは天井を見つめたまま、一言も発することはなかった・・・



825 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 04:18:46 ID:mC7EaUyQ
──数ヵ月後・・・ユウの自宅にて

彼の家にユウとダナエ、バドとコロナが居た。
ダナエはゆりかごを揺らし、その横で興味心身にバドとコロナの2人がそのゆりかごの中を覗く。
ゆりかごの中には3人の赤ちゃんが寝ていた。
長女と長男、次女の3つ子だ。

長女は母親にそっくりで獣人、猫人の姿そのままの赤ちゃんである。
長男は父親と母親の両方をあわせた姿で、ネコミミが可愛い。
次女は父親、人間の姿にそっくりだが、尻尾が生えてる。

ダナエは長女を抱きかかえ、ユウに言った。
「私とっても幸せ」


終わり

826 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 04:22:31 ID:mC7EaUyQ
こんなもんで

前半のダナエの言動が思いつかなくておかしいかも。

ま、いいや書いちまって投下したもんにぐちぐち言ったところで修正もできんし
どうにでもなれ'`,、(´▽`) '`,、



827 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 04:30:14 ID:mC7EaUyQ
見直さない理由
書いてる途中でよくあるパターンじゃね?と気付く



828 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 09:37:40 ID:kg9AwDp5
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
壊れ気味なダナエたんハァハァ
やっぱ拘束もいいですな。


829 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 14:19:11 ID:yX699f2K
( ^ω^)おっおっ

830 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 14:47:33 ID:o4C4TE3J
>815->825

( ;∀;)イイハナシダナー

831 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 22:24:17 ID:VJHXCmx3
年齢的にたしかシエラの方がオバンだった気が・・・

832 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 22:29:45 ID:Q1bVqwS8
別にいいんじゃね?
他のとまとめてってことで

833 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 23:10:25 ID:kg9AwDp5
流れぶったぎってスマン

ラルク女主かいてるけど、
ラルク墓場前で手淫、
が、主人公に見つかる、
思い切ってその場でぱっくんという流れまではいいんだが
オチがみつからないんだ・・
どなたかヒントを。

834 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/24(木) 23:58:15 ID:0LKi56C/
帰ったらサボテンにヲチされててけだもの呼びされる

835 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/25(金) 03:32:12 ID:KcqIVWcM
>>833
そんなところでなにやってんだラルクw
ヒントは思いつかないけど楽しみにしてるYO

836 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/25(金) 07:39:49 ID:1I/MfWcB
サボテン×メイメイ

837 名前:833 :2006/08/25(金) 10:12:16 ID:VUNx4PdY
>>834
レスdクス、それは思いつかないww
うpする時期は未定で。


838 名前:833 :2006/08/28(月) 11:31:11 ID:fGaWiSS5
ラルク女主やっと、完成・・・。
今回はなんか頑張った感がある。

これから読む人への注意。
ラルクが微鬼畜です。
会話あんまり無いです。
エロはあります。
主人公は女で名前は「アナ」です。はっきりいって安直です。はい。
なんかティアマットの血をいいように使わせてもらいました。
まわりくどい文章ですが、あしからず。

では、

839 名前:833 :2006/08/28(月) 11:32:11 ID:fGaWiSS5
俺は待っていた。
此処にあいつが来る理由なんて、何一つ無いのに。


「アナ。」


他の命の存在すら無く、聞こえるのも見えるのも風で草木が揺らされる音だけの、
この墓場の前で、俺は彼女の名前を呟く。
もう何度目なのだろうか、彼女の名前を呼んだのは。


「アナ。」


もう一度、呟く。
そうすれば自分の後ろから、ひょこっとでてくるのではないかと思って。
もう一度、呟く。
そうしなければ、彼女はこないと思って。

けれど帰ってくるのは、どれも風音ばかりで。
彼女の優しかった声が、ひどく懐かしくて。

彼女の目も。
彼女の耳も。
彼女の口も。
彼女の鼻も。
彼女の姿も。
彼女の存在も。
何もかもが、忘れられない。
忘れられれば、どんなに楽なことだろうか。
そうすれば。
そうすれば、こんな風に彼女を自分の中で辱めなくても済むのに。

840 名前:獣  :2006/08/28(月) 11:35:01 ID:fGaWiSS5
いつもイメージするのは、自分に奉仕してくれる彼女。
二人きりの家で、いつまでもベッドの中で抱き合って淫らな行為を繰り返すのだ。
無理矢理では無くて、それは二人の意思で。
その証拠に、彼女は微笑んでいるのだ。

俺と交われて嬉しい、って。

俺の手が自然とズボンを下げていく。俺は欲望に従った。
ズボンを脱ぎ終えると、今度は軽く結んである紐を解く。
自分の逸物があらわになるが、それを咎める人物など誰も存在しない。
気がつくと自分の逸物は激しく脈打っていた。
鈴口からは、自らの欲望を写し出しているかの様に先走りが出ていた。
そっと、自分の逸物を握る。そして扱く。
彼女と自分のイメージを、更に膨らませながら。
「アナッ!」
彼女の名を叫ぶ。
彼女が返事をする。それは、イメージの中だけだけれど。
段々と体が、逸物が熱くなっていく。
俺は、やるせない快楽に、身を委ねる。
手の動きが、自然と速くなる。腰も、振っていると思う。
でも、そんなこと考えられない程に、俺の意識が朦朧としてくる。
イメージが、現実が、ぐちゃぐちゃに混ざり合う。
せめて、イメージの中だけぐらいは彼女と。
彼女と、一緒に。
繋がっていさせて。
正真正銘、その意味で。
そして、彼女の中に俺の精子を送り込む――と、同時に現実の自分も同様に果てる。

841 名前:獣  :2006/08/28(月) 11:36:43 ID:fGaWiSS5
心のそこから迫ってくる背徳感。
が、それ以上にこの満たされる感覚。
気持ちいい。
射精が終わったというのに、まだ自分の欲望は収まらないらしい。
収縮するどころか、さらに大きくなっているように思う。
・・熱い。体が火照ってる。
やはり、一回ではダメなのか・・・もしくは本当に彼女と・・。
が、そんなことは一生無いのだ。
彼女は俺ともう何の関わりも無い。
それに仮に、現世と奈落が逆転するくらいのことが起きて、
彼女と交われることがあっても、俺達は交わってはいけないのだ。

――ティアマットの血の呪い。

俺を向こう千年、奈落に縛り付ける呪いの血。
多分俺と交わった者もその呪いを受けることになるのだろう。
何処からこの確信がくるのかは分からないが、はっきりと分かる。
でも仮に、仮にでも、彼女がそれを承諾してくれるのなら――


この俺に一度だけ、彼女と交われるチャンスを。

842 名前:獣  :2006/08/28(月) 11:38:06 ID:fGaWiSS5
・・・少し、夢が過ぎだな。
そう思うと、いきなり現実に戻される。
目の前には大きな墓。
自分を掠めていく、少し冷たい風。
その風が草を揺らす音――そして止まる足音。


・・・・・・・・・・あ し お と ?


恐る恐る後ろに振り向く。
そこには、彼女がいるわけで。
俺は目を見開く。彼女は目をぎゅっと瞑る。
俺の顔が青白くなっていく。彼女の顔が赤く染まっていく。
俺が口を半開きにする。彼女は口を大きく開ける。

「ラ、ラルクの――

彼女の言葉が途中で止まる。
理由は簡単だ。
俺が・・・彼女を押し倒したからだ。
両腕で彼女の腕を握り締める。
両足で彼女が行動するのを防ぐ。
何故こんなことをしたのか分からない。
だが、この行動を止められなかった。

843 名前:獣  :2006/08/28(月) 11:38:54 ID:fGaWiSS5
―――無理矢理犯すんだ。ラルク。

心の奥から誰かの声が聞こえる。

―――そのままその女の唇を奪って、体を嘗め回し、お前で満たしてやれ。

これは俺の本能なのか。

―――そうすれば、その女はティアマットの血の呪いで、お前と共に千年も生きられるだろう。

無理矢理犯す・・。

―――そうだ、無理矢理だ。大体お前は自分の妄想の中で彼女を辱めていただろう?それと、同じ事をすれば良い話だ。

・・・・。

―――どうせお前はその行為を見られているんだ。このままあのときの関係を保つなんて無理だろうな。

・・・・・。

―――ならば、いっそのことだ。このまま犯して、種付けして、奈落に引きずり込んでしまえ。そして、二人で永遠に・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

―――はやくしろ、獣が。



俺は、欲求に突き動かされるがまま、本能に、獣にその身を委ねた。

844 名前:獣  :2006/08/28(月) 11:39:45 ID:fGaWiSS5
目が血走る。

「な・・・何よ、何するの・・?ラルク。」

血が煮えたぎる。

「ちょ・・・ちょっと・・やめてよ、ねぇ。」

だめなんだ、アナ。

「ねぇ、お願い!待って、待ってよ!ラルク!」

止められないんだ、この衝動を――――――――――――

「オオオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!!」

俺は本能に促されるまま、遠吠えをした。
まるで獣が獲物を捕らえたときのような、歓喜の叫びだった。
それもそうだ。俺の下には、何も出来ない、抵抗できない彼女がいるんだ。

俺は口で荒げた呼吸をし、思い切り彼女の唇を貪る。
歯の羅列を舌でなぞり、口を抉じ開け、
彼女の甘美な口内へとそれを潜り込ませる。
溢れ出す唾液を啜り、
自分の唾液を無理矢理飲ませ、
舌と舌を絡ませあった。

845 名前:獣  :2006/08/28(月) 11:40:46 ID:fGaWiSS5
そのキスは長かった。
口を離してやると二人を結ぶ銀色の糸が伸びて、落ちる。
しかし、一度目覚めた獣の欲望は尽きない。

―――もっと、もっとだ。

「ねぇ、ラルク・・お願いだから、んっ」

再び俺は彼女の口内を犯す。
今度は優しく。
次はまた激しく――

俺は口内を貪っている間にも彼女の体を愛撫した。
服を引きちぎり、乳房をはだけさせる。
そして、揉みしだく。
左手は強く、右手は弱く。
時に乳首を弾いたり、摘んだり、時に爪で弾いたりした。
その度に彼女の体がビクンと反応する。
彼女は抵抗しなかった。
いや、俺が怖くて出来なかったのかもしれない。
でも俺のことを拒絶しようとしているのは明らかだろう。
何せ抱かれたくないもなんともない雄に強制されてるのだからな。
それでもいい。

どちらにしろお前は、俺の女となるんだ・・・。
奈落という名の誰からも邪魔されない俺達の城で。
向こう千年・・いや、それでも俺はお前を離しはしないだろうが、な。


846 名前:獣  :2006/08/28(月) 11:41:39 ID:fGaWiSS5

長く塞いでいた口を開放してやる。
荒げる呼吸。
零れる涙。
しかし、彼女に安らぎの時間など与えない。
脅えきった彼女の体をうつ伏せにさせ、無理矢理犬のような体制をとらせる。
俺は膝をつき、彼女の顔の位置に俺の逸物を合わせる。
しかし、俺はとても驚いた。
俺が「舐めろ。」と命令する前に彼女は自分から舐めてきたのだ。
俺のそれに両手を添えて、最初はちろちろと舌先で。
そして次第に彼女は俺のそれをくわえ込んで行った。
その可憐な舌で俺の性器を丹念に嘗め回してくる。
気づくと俺は彼女の頭を両手で掴み、腰を振っていた。
訪れる、快楽。
呼吸が早くなる。口からは涎が溢れる。
それが彼女の頭の上に落ちて、染みこむ。
そんなのも気にせずに俺は激しく求める。

「我慢・・・できんな。」

俺のその言葉が言い終わると同時に、彼女の口の中が精液で満たされる。
半分は、体の外へ。
そしてもう半分は、彼女が嚥下していったようだった。
しかし、彼女の魂胆は推測できた。
おそらくこうして、俺に一度吐き出させればこの行為が終わっていると思ってるのだろう。
だが、俺は一度満たされたぐらいじゃ、足りない。
残念だったな、アナ。
そう思ったが心には慈悲も同情も無い。
あるのは、欲求だけ。

847 名前:獣  :2006/08/28(月) 11:42:38 ID:fGaWiSS5
尻だけ突き出してまるで”おねだり”の状態のようにしてぐったりとしている彼女の後ろへと回る。
しかし彼女は目を瞑っていたので、俺が後ろにまわったのを気づいていないようだ。
好都合だ。
俺は彼女の腰を両手でしっかりと掴み、秘所を舐め始めた。
彼女の体が、一瞬大きく反応する。
その反応も俺をくすぐるものがあったけれど、
彼女の其処はそれ以上に俺の心を躍らせた。
果実より甘く、果肉より濃厚で。
彼女が喘ぎ声を挙げ始める。それが一層俺の欲望を掻き立てる。
先程出したばかりなのに、俺の怒張からは待ちきれないとばかりに先走りがでていた。
あぁ、もう我慢できない――

「お前に俺の種を植え付けてやる。」

ひどく残酷な笑みで彼女に言いつける。
そして彼女の濡れている器に、自分のモノをあてがう。
覚悟するんだな、と小さく漏らした後に俺は一気に貫いた。

「あぐ・・んっ・・・。」
「まだ声をあげるのは早いな。半分も入ってないのに。」

彼女が一瞬目をいっぱいに見開いた。どうやら今ので全部入っていたと思っていたらしい。

「だが心配するな。直に全部挿入してやる。」

848 名前:獣  :2006/08/28(月) 11:43:27 ID:fGaWiSS5
俺はもう張り裂けそうになっている器から自分のモノをぎりぎりまで引き抜く。
そして、また限界まで入れる。
その動作はスムーズにできた。
彼女の其処は、内側から水が溢れ出しているかのように濡れていたからだった。
俺の努力の賜物だな。
深く突き上げる度に、彼女が喘ぐ。
その声に俺は感化されて、さらに腰を早く、激しく振る。
もう全部入ったのか。
そう思う暇も無く、俺は只ひたすらに腰を振る。
彼女の中はとても暖かかった。
それでいて酷く締め付けがある。

――そうだ。

彼女は初めこそ快感に耐えていたようだった。

――もっと。もっと俺を求めろ。

しかし、今はもう俺を彼女から。

――そうして、二人で。奈落で愛し合おう。

腰を動かし、俺の衝動をその体で受け止めている。

――そう、それこそ永遠に―――――――――――――――――――――――――


849 名前::2006/08/28(月) 12:58:53 ID:fGaWiSS5
おすとめすはかえってこなかった。
どうやらいぬくんにわんわんされたらしい。
でもいぬくんはめすがそんなにいやがって
いなかったことにきづいてないらしい。

むかえにいったらむかえられた?
なんかすこしわらえる。
でもわかったことひとつだけ。

おとこはみんなけだもの。

850 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/28(月) 18:22:11 ID:I8Er9Ir2
キタキタキタキタァァアアア!!!!!!!!
期待以上にエロい!
GJッ!

851 名前:g :2006/08/28(月) 21:42:26 ID:fGaWiSS5
レスd。
今見直してて気づいたけどさぼてんくんの日記がなんかミスった。
「らしい」が二回も続いてるからか・・・orz
ラルクはティアマットの血のせいで理性が本能に負けちゃってわんわんしてしまったが、
実は女主はラルクの行為を嬉しくさえ思っていた、というのが今回のオチ。
あ、タイトルは「けだもの」と読むと思う。
分かりにくい文章スマソ。改善点等をビシバシ指摘してほしいでつ。今度からの参考にしたいので。


今度はドラゴン達に謝りにいって強姦されたりする女主か
誰も書いたことが無いと思うお頭×女主を書こうと思いますです。
アーウィン強姦は・・・ネタが無いから無理かなorz
基本的に亜人とかモンスター絡みじゃないと萌えないんでつ。

852 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/28(月) 23:03:17 ID:L+GkLWzn
>839-849
乙&GJ! ラルクの心理描写がよかった。
これから奈落で向こう1000年のハネムーンかー。
ダークっぽいけどこれもひとつのハッピーエンドかもしれない。
あとやっぱ獣人は絶倫で巨根でないとな。

853 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/29(火) 20:00:41 ID:+aRXAnuG
わんわんエロス
こういう純愛が思いあまってレイプ系の話は好きだ
できたらこのあと和解してもう一回とか読みたいけど無理かな

854 名前:名無しさん@ピンキー :2006/08/30(水) 09:18:25 ID:+iKh2s2p
>851
>指摘

せっかく「種」がキーワードなんだから中出しまでキッチリ描写してほしかったと思わずにいられない
俺はどう見ても中出しフェチですありがとうございました

855 名前:g :2006/08/30(水) 21:22:52 ID:ZK9XvDhI
レスdd。
も一回読み直したら変なトコイパーイ!
やっぱりもうちょっと推敲しとけばよかった・・・。
>>852
ラルクにとっても俺にとってもハッピーエンd(略
そうですよね。やっぱ獣人は巨根がよろしいです。特にラルクはティアマットを凌ぐものの持ち主らしいd

>>853
和解した後はラルク甘くなるのかなぁ・・・。それとももっと鬼畜の方に走ってしまうのか。
ネタが浮かんだら書き待つです。がんがりまつ。

>>854
はい。 明らかに筆者の力不足です、本当にありg
本当言うともちっと先まであったんだけどなんか上手く書けてなかったのでうpしませんでした。
なのであんな打ち切り感マックスなのに終わらせてしまいましたorz
今度hpでも立ち上げたときにでも書き直してみたいと思いまつ。

長レススマソ。できあがったら小説投下しますのでよろしくお願いしますです。


856 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/01(金) 00:45:49 ID:RbTLiiwH
リース期待保守

857 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/03(日) 09:27:50 ID:eESSili5
なんか過疎ってるなぁ
ということで誰かネタでもいいからなんか投下して欲しい
そうすれば・・・誰かが書いてくれr

858 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/03(日) 10:00:08 ID:Sr3CTRYp
もし聖剣主人公の性別が逆だったら…3は割りといけると踏んだ。

859 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/03(日) 12:51:36 ID:piOAGgxg
女盗賊ホークアイがリース王子をたぶらかすのか

860 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/03(日) 14:31:11 ID:Sr3CTRYp
>>859
普段は礼儀正しいのに妹のことになると見境が無くなる亡国の王子が盗賊として育てられ、軽そうに見えて時々シリアスになる女盗賊にたぶらかされる。

男勝りで母みたいな立派な女戦士を目指す少女戦士が紅蓮のマントを羽織った女魔道師に敗北して修行の旅に出る。
そして国から逃げ出した魔法王国の我が侭王子と反発しあいながらもいつしか互いのことを思い合いながら成長していくとかもあり。

861 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/03(日) 18:16:41 ID:AaEsoja7
夜になると獣になる筋肉隆々とした15歳の王女も忘れてはいかん

862 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/03(日) 18:32:35 ID:wZ6MFK2w
なぜシャルロットはスルー?

863 名前::2006/09/03(日) 19:40:38 ID:n6C62F8c
3が多いからこそ2が見たい。ランディに期待。

864 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/03(日) 20:09:21 ID:Sr3CTRYp
>>862
憧れのお姉さん的存在のヒースを死を喰らう女に攫われて一人助け出すことを決意するハーフエルフショタか…
むしろお姉さんの方が気になってしまう。ラスト付近で洗脳されて出てくるしw

865 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/04(月) 07:22:22 ID:oxmAuiYa
けびん×りーす
・・読みたいなぁ

866 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/04(月) 11:05:35 ID:6/CgrvmY
ラルクシエラ読みてえ

ゼファーの人、かむばっく

867 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/04(月) 21:49:13 ID:wf4JuK33
>>866
ゼファーの人とやらをkwsk

868 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/04(月) 23:43:30 ID:0cF8e/zw
ここは敢えてシエラ×ラルクで

869 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/05(火) 01:51:06 ID:IJB2gs2I
>>867

765の人だろ

870 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/05(火) 08:26:10 ID:WKxvSTXw
不死皇帝×シエラとかヴァディス×シエラとかでもいいから
ねえさん分が足りません!

871 名前:764 :2006/09/05(火) 13:50:56 ID:NTe72lcv
またやってしまいました。
天野版lom準拠、ラルク×シエラ(?)です。
かなり俺設定が入ってますが、深く考えんで下さい。

一応、近親話なので駄目な方はご注意を

872 名前:Karma :2006/09/05(火) 13:55:11 ID:NTe72lcv
 その大きな墓石の前に男は立っていた。
 嘗ては瘴気と死の匂いが充満していた常世への入口。
 それらは既に掠れ果て、仄かな陽光が雲間から差込み、生い茂る緑の香が鼻を突くのだ。

―――今は花が咲き乱れるその場所に縛り付けられたかの如く。

「よう。日向ぼっこか?ラルク」

「ああ…お前か、トト」
 視界に認めた赤頭巾の男…トトの挨拶にお地蔵様宛らに突っ立っていたラルクは仏頂面で挨拶を返していた。
「おう。アンタは相変わらずの様で安心したぜ」
 嘗ての竜殺しの叙事詩の相方であり、姉であるシエラと共に竜帝ティアマットの呪縛から解き放ってくれた存在。ラルクにとっては足を向けて寝られない相手である。
「そうそう変わらんさ。…それで、今日は俺に何か用か?」
「いんや?散歩がてらに顔を見に来たって位だな。別に旅の仲間に誘いに来たって訳じゃない」
 トトの家は奈落から徒歩で一日と言う素晴らしい立地条件を誇っている。ランドメイクですらお遊びの一環であるこの男はやろうと思えば世界に喧嘩を売れる存在である。
「そうか。…それは残念だ。近頃は腕が鈍って仕方がないのだがな」
「はあ?鈍る様な腕かよ、アンタが。つーか、まだまだ発展途上だろう?もう一回奈落に潜って、プチドラゴンでも狩りまくってジェム拾いに精を出しちゃどうだい?」
 嘗ては砦落としと名を馳せた屈強なる獣人の戦士も、竜殺しの叙事詩を完遂させたこの男の前では霞む。
「無茶を言うな。俺はお前の様にきびきび動けんのだ」
 トトの言いたい事は判っているが、それを為そうと思っても出来ないのがNPCの限界なのである。強くなるにはそれこそトトの旅に同行し、持たざる者の指輪の豊穣の女神効果に期待する位しか道は無い。
「あー…そうなんだろうな。いや、例えそうだとしても必殺技位は増やしてくれよ。アンタ、斧使いだろ?タイムバースト程度は欲しい所だが」
「それこそ無茶だ。…お前が教えてくれ」
 御免なさい無理です。トトはそう言ってラルクに笑いかける。そんなラルクはフン、と一瞥してそっぽを向いてしまった。
 だが、何だかんだ言ってもラルクはトトの腕を認め、その強さに敬服しているのである。姉の様に強く気高い戦士でありたい。そんな昔にあった彼の願いは風化し、今ではどうでも良い事に成り下がっている。
 この救世の英雄の前では誰もが弱者となり、その強さに俯く程だ。例外は存在しない。同じく武に生きる者として、トトの存在はラルクにとっては眩しい。


873 名前:Karma :2006/09/05(火) 14:06:37 ID:NTe72lcv
「しっかし、良い歳こいたお兄さんが墓前でむっつり立ってるってのは凄まじく不気味だよな」
「ほっとけ」
「なあ…もう奴さんの血の呪いも存在しないんだろ?良い機会だから、世界を見て来たらどうだい?」
「む……あ、ああ」
 ピクッ。ラルクの犬耳がその言葉に反応を示した。
―――ティアマットの呪い
 竜帝により力を引き出され、モンスター化し、トトに…そして姉に襲い掛かったと言うラルクにとっては生涯の汚点である。その代償が奈落に縛り付けられると言う事だった。
 だが…あれから少しばかり時は経ち、ラルクを向こう千年は蝕む筈の呪詛は効果が薄れ、既に無いに等しい。
 最早、放って置いても害が無いと言う現状に於いて、ラルクが墓前から動かないのは単に彼自身の意思によるものだった。
 そこにどんな思惑があるのか…本人以外には判らない事だが。
「なあ…未だ、気にしてんのかい?」
「そうではないが…いや、そうなのかも、な」
 何とも煮え切らない答えだ。縛るモノが何も無く、自由であると言う現状にあって、この男は己の可能性を檻に閉じ込めていると言う感がトトにはあった。
「…まあ、良いけどさ。アンタが何をやろうと俺には口を挟む権利は無いし、それはお門違いだからな。…でも、なあ」
「な、何だ?」
 横目で睨んでくる…否、睨んではいないが周囲との温度差を感じさせるトトの視線がラルクには危険に見えた。だから聞き返してしまった。

「お姉さんは…寂しがっているんじゃないのか?」
 それが、答えだった。

「な!な、何を馬鹿な…!」
「はは。アンタも流石に気にしてたか。っつーか、うろたえているその態度が妙に怪しいな?」
「貴様……斬るぞ?」
 ジャキッ!業腹なラルクは腰に据え付けていたドラグーンアクスの切っ先を目の前の赤頭巾に向けた。だが、トトは笑って目の前の真っ赤になって怒る獣人の青年を諌める。
「面白いね、ラルク。本当に俺を斬る気だって言うなら、寒い冗談だな」
「ぅ…ぐ」
 歪んだトトの口元は吐き気を催す様な戦慄と恐怖をラルクに与える。力量の差は明らか。そもそもそれが判らない様では戦士としては二流だろう。
「まあ、そういきり立つなよ。…アンタにとっては唯一の肉親だろう。それは向こうにとっても同じ事。奈落に百と余年縛られ続け、ようやっと解放されたんだ。ある意味、本懐なんじゃないのか?それを無視しててどうすんのさ」
「・・・」
 そうだ。奈落の底から抜け出して、再び姉と歩む事。それこそがあの地獄の日々にあり、自身を現世に留めていた希望なのだ。それが叶う現状にあり、最後の一歩が踏み出さないなら臆病者と誹られても文句は言えない。
 
 降りかかった災厄は既に過去のものであり、既に笑い飛ばせる些事に成り下がっている筈なのだ。…あくまでトトにとっては、だ。
 ラルクがその事をどう認識しているかは本人以外は知りえない。
「事はそう単純じゃないんだろうな。部外者の俺にも何と無く判る。いや、それでも…シエラは待っていると思うぜ?…アンタを、さ」
「…トト」
 深く心を抉るトトの言葉を跳ね除けられる強さはラルクは持ってはいなかった。自身を破滅へと導く様な毒を孕んだ甘言がラルクの裡で大きくなる。
「まあ、何だ。俺が言いたいのは……」
「トト?」
 ゆるり、と背を向けながらトトが謂う。未だにラルクの裡に燻る戸惑いはその言葉で完全に払拭された。
「もう少し、お姉さんを構ってやれって事よ。あの人…今度は自分から会いに行くとか言ってたけど、やっぱりお前自身が会いに行くのが一番効果があると思うぜ?」
「そ、そう…か」
「そんなもんさ。燃える男心を見せ付ければ、姐さんもコロッといくかもな、へへ」
 ニヤリ。含みがある黒い笑いだ。トトは明らかにラルクをからかっていた。
「ふざけるな!お、俺と姉さんは別に…!」
「おお、怖。…戦況が有利の内に俺は退散すんぜ。それじゃ、またな」
 見たいテレビがあるから。そう言って颯爽と墓前から去っていくトトの背中を睨みながらラルクは忌々しそうに、それでも少しだけ顔を赤くしながら零した。
「……気軽に言ってくれる」


874 名前:Karma :2006/09/05(火) 14:11:41 ID:NTe72lcv
―――数ヶ月経過

 カイーン…カイーン…カイーン…
 ムッとする熱気の中、規則的に鎚を鉄板に打ち付ける音が聞こえている。
「むうう…」
 自宅の敷地内にある作成小屋の地下、武具作成室でトトは自分用の得物を鍛えていた。英雄の趣味は多岐に渡り、それこそフィギュア作りからゴーレム作成、楽器作りにガーデニング…この武器作成も彼にとっては趣味の一環であった。
「これ以上はバランスを崩しかねんな。シークレットパワーと相談するなら、ここいらで妥協すべきだろうが…」
 ここ暫く手塩にかけて鍛えてきた装備品の出来を鑑定し、一喜一憂する。金と時間、労力を惜しまずに育てた我が子の成長振りを確かめる父親の気分である。
「もう少し精霊レベルを上げるか、それとも…」
 独白は誰にも聞かれる事は無い。自身の腕と、副原料との相談である。どれだけ装備品を強化したくとも、金とコインと副原料が無くては意味が無い。
 そんな意味ではトト宅の台所事情は常に火の車である。

「ああ、ここに居たか」

「あ?」
 そんな決断を迫られていたトトの背中に女の声が刺さった。
「また、弄っているのか。…仕舞いにはイカレるぞ?」
「…うるせえよ。お前もちったぁ手前の装備品に愛情を注いでみたらどうだ、イム?」
 イム…彼の妹であり、この家の同居人。最早世界に敵は無い状況に於いて、彼が最も警戒し、且つ信頼している女傑であった。
「断る。手先が不器用なんだ、私は」
「知ってるよ。だからって、自分の装備まで俺に作らせるの、止めてくれないか?何が悲しゅうて鬼妹の武器だの防具だのを作らにゃならんのだ?」
「…これでも、大分丸くなった筈だがな。手が出なくなっただろう」
「……確かに、それだけでも大きな進歩だな。
まぁ、そんな事は良い。俺に用か?」
 額に浮いた汗を手元にあったタオルで拭きつつ、トトは妹に尋ねた。
「ああ。ラルクの事なのだが」
「ラルク?…あの獣人の兄さんがどうかしたかい?」
 トトは訝しげに眉を顰めた。イムの持つ交友関係は思いの外広くは無い。そんな友達が少ない妹が他人の心配をしているなど、普段ではありえない事だからだ。
「最近…奈落で見かける事が無い。あっても何処か様子がおかしいんだ」
「様子が…おかしいって?」
 ここ数ヶ月、トトはラルクの下へ通ってはいない。それ故にラルクの挙動の変化などには気付く事すら出来なかった。
「私も…近所だから散歩に奈落に行く事はあるさ。だが、何時も墓石前でスタンバってるラルクが居ない事に目が付いてな。だが、偶に居ても…上の空と言うか…何と言うか」
「アイツ、が……ねぇ」
 トトは直ぐに心当たりを脳内から探って回った。そして、直ぐにその検討は付いた。
「ああ。…何か、知らないか?あの男の事はトトが良く知っているだろう?」
「……ちょっと、判らないな」
 だが、トトは胸中とは裏腹にすっ呆ける事を決め込んだ。原因は明らかだが、それを妹に開示するのは少し抵抗があった。
「そう、か。…まあ、良い。そう言う事もあるって事を頭の片隅にでも留めておいてくれ」
「了解」
 少し前にラルクと墓前で話した内容がトトの頭を占めている。これ以上、鍛冶を続ける気はトトからは失せていた。
「早く戻って来い。もう夕飯時だ。…今日の当番はお前だった筈だが?」
「…ああ」
 トトの顔は少しだけだが歪んでいた。その事にイムは気付いていたが、突っ込んで聞くのも無粋と判断してさっさと作成室から出て行った。
「ラルク…いや、まさかな」
 いそいそと後片付けに追われながらトトは零す。…まさか、ではない。トトの予感は恐らく的中している。
 何故だか、あの獣人姉弟の破滅のスイッチを押してしまった気がして仕方が無かった。

875 名前:Karma :2006/09/05(火) 14:16:41 ID:NTe72lcv
 恙無く終了した夕餉の後に待っているのは洗い物と後片付けである。トトはむっつりと黙ったまま台所で手を動かしていた。
「ヴァレリさん、下げ膳を」
「はい、判りました」
 空の食器が次々と運ばれてくる。同じく同居人のコロナやヴァレリがトトの手伝いを買って出てくれているので、トト自身の労働量はそう多くは無い。
「師匠?」
「…あ?何?」
 掛けられたコロナの言葉にトトは直ぐに反応出来なかった。
「?…いえ、空のお皿…追加です」
「…判った。置いておいてくれ」
 トトの様子は明らかにおかしい。普段なら軽口を飛ばして周囲を沸かせるこの青年が黙りこくる事などはそうそう無い事なのだ。同居人である以上は、皆がそれを判っている。
「・・・」
 イムはそんな兄の後姿をサンタリンゴのブランデーの水割りをチビチビ呷りながら見ていた。
 …何かある。先程は知らないと言ったトトだったが、それが嘘である事は今の兄の不審な態度を見れば明白である。だが、その事について取り分け何かしようとは思わないのがイムであった。本人が語りたくないのなら、話す気になってくれるまで待つしかないからだ。

「ふいぃぃ〜」
 洗い物との格闘が終わったトトは親父臭い溜息を吐きながらどっかり椅子に腰を下ろした。
「お疲れだ」
「おう」
 そんな疲れたトトを妹は多少ぶっきらぼうだが労ってやる。そうして、顎でそれを指し示した。
「…お前もやるか?」
「貰おうか」
 晩酌に付き合えと言う意思表示だった。イムは空のタンブラーに琥珀色の液体を注ぎながら、慣れた手付きで水割りを作っていった。

「・・・」
「…?」
 喉を鳴らして液体を呷る兄に訝しげな視線を向けるイム。妹からの不審な視線にトトが気付かない訳が無かった。
「何だよ?睨む事無いだろ?」
「目付きが悪いのは生まれつきだ。睨んでなどいない」
「嘘吐け。何か…俺にご意見ご要望でもあるって面だぞ?」
「まあ、な」
 ふいっ、と一瞬だがイムがトトから視線を外した。聞きたい事は確かにある。だが、それは自分から求めるモノでは無い事をイムは知っている。
 それでも、酔いも手伝ってか聞き出したいと言う欲求は抑えられなくなってしまった様だった。
「さっきの話だが…お前、本当は知っているんじゃないのか?…ラルクの事」
「む…」
 此処に至ってイムは直球勝負を仕掛けた。基本的に他人に嘘を吐けないトトに対しては一番効果がある質問の仕方である事を妹は良く理解しているのだ。
「まあ…話したくないのなら聞かないが」
「・・・」
 そうして、秘密に気付いている事を匂わせつつ、イムは妥協の姿勢を取る。そんな態度を取られればトトとて話さざるを得なくなってしまう。
「イム」
「トト?」
「……否、やっぱり止めておこう。確証が得られてない。そんな段階である事無い事吹聴するのは宜しくないからな」
「…そうか。いや、判った」
 トトの視線は偽り無い真摯なモノだった。だが、イムが望んでいた内容の開示には至らなかった。それでも、イムは引き際を心得ているのでそれ以上の追求はしない。酔っていてもそれ位の分別は当然あるのだ。
「済まねぇ」
「…構わんさ」
 だが、これで種は蒔かれた。
 こうなってしまってはトトは事の真相を知らざるを得ない立場に追いやられてしまったのだから。トトとラルクの間にある事象に興味があるイムにとっては都合の良い展開になってきているのだ。
 
 それ以降、会話は途切れた。両者共に黙々と酒を消費して、深夜帯に差し掛かると各々の部屋に戻って行った。


876 名前:Karma :2006/09/05(火) 14:19:50 ID:NTe72lcv
―――翌朝
 愛用の100均の剣を携え、トトは自宅を出ようとしていた。真相を知りたい欲求はトトの裡にも沸々と湧いている。それ故の行動の早さだった。
 だが、そんな彼の挙動も妹にはお見通しだった。
「何処に行くつもりだ?」
 起き抜けなのだろう。胡乱な表情とボサボサの髪がそれを如実に物語る。イムはトトを居間で待っていた。
「聞く必要があるのか?…お前が焚き付けたんだろうが」
「何の事だ?私にはさっぱり判らんな」
 微笑を湛えるイムの顔。そこには悪意は見て取れない。だが、トトはうんざりした様に顔を歪める。
「良く言うぜ。……白の森まで出かけてくる」
「白の…?シエラに会うのか」
 ホワイトドラゴンのテリトリーだ。だが、トトがヴァディスに用があるとも思えない。ラルクの手掛かりを探しに行くのなら、最もラルクに近い人物…シエラを尋ねに行くのが当然の流れとイムは思った。
「心当たりはそれしかない。ま、何も無いならそれでも良い。序でにディオールの木でも手に入れて来るさ。…オーガボックスを連れて行く。構わんな?」
「ディオール…?何だか判らんが、連れて行くが良いさ。早く戻って来いよ?」
 イムは知らない事だが、ラルクにシエラ参りを勧めたのはトト自身に他ならない。情報が何も得られないと言う事は恐らく無いだろう。どの道、あの獣人姉弟に何が起こっているのかを知る為には避けては通れない道なのである。
 …切実な問題としてディオールの木が不足しているのもまた事実なのであるが。鍛冶に携わらないイムは恐ろしい事にその存在自体を知らないのだ。

 数日後…トトは白の森の土を踏んでいた。


 入り組んだ森の獣道を慣れた足取りで進んでいく。お供にはオーガボックス。既に百を超えるウッドマックスを狩っているが、得られた物はお目当てのディオールの木が二つきりで、残りは使えない木材の山だった。
 これ以上の虐殺は良心が咎めるのでトトは一路、ヴァディスとシエラがスタンバっている巨木の台座を目指していた。
そうして…何とか日没を迎える前にトトはそこに辿り着いた。
「と、到着…!意固地になって狩りなんざしなけりゃ良かったぜ…」
 うっそうと茂る草木の迷路を掻き分けて辿り着いた白の森の最奥。途端に景色が開け、視界に飛び込んできたのは樹齢が数百年は軽く超えていそうな古木であった。
 その袂…人工物と見紛う円形の台座にはこの森の聖域を守る竜姫の姿があった。
 遠目で確認する限り、この森の支配者であるヴァディスは当然、客人であるトトの存在には気が付いているだろう。トトはゆるり、と足を台座の前の広場へと向ける。
 そうしてヴァディスとトトとの間に遮るものが何も無くなり、一町程の距離しかなくなった時、トトの直ぐ側で旋風が巻き起こった。
 …その現象が一体何なのか?トトには覚えがある。あの女が現れる前兆だった。

「ラル…い、いや、トト…か?」

 出現した美しい獣人の女は何か見当違いの事を言っていた。一体、トトを誰と間違ったのか?トト自身には直ぐに察しが付いた。そして、ヴァディスの下を訪れた目的の凡そ半分はこの時点で達成されたのだ。
「よ、姐さん。健勝そうで何より」
「え、ええ。貴方も…変わりは無い様ね」
 暢気にトトはシエラに挨拶を交わした。竜殺しの叙事詩を完遂してから、トトとシエラは全くと言って良い程会っていない。そもそもトト自身には白の森に用事が無いのだから当然と言えば当然である。
 そして、それはこの森の主についても当て嵌まるのだ。距離を更に詰めてヴァディスの真ん前に立ったトトは頭巾を外し、首を垂れた。

「お久しぶりっす。ヴァディス様」


877 名前:Karma :2006/09/05(火) 14:22:47 ID:NTe72lcv
「ええ。貴方がこの森を訪ねてくれて嬉しく思っていますよ、トトさん」
 
 その白い巨体から想像が付かない程の凛とした美声がヴァディスから発せられた。白妙の竜姫・ドラゴンプリンセスは柔和で落ち着いた物腰の貴婦人なのである。
「…その節はどうも。本来なら俺はこの森に足を踏み入れる事は叶わない人間だけど、そう言って貰えると素直に嬉しいっすわ」
「いえ、構いませんよ」
 竜殺しを成し遂げた極悪人であるトトは世界からマークされ、ブラックリストに載っていても過言ではない大罪人である。そんな人物の来訪を歓迎するヴァディスの器の大きさと寛大さは並ではない。
「…最近はこの場所にも人の出入りが増えました。マナストーンを監視する役目を負った私達を訪ねる人間が在る…それに勝る喜びは無いのです」
「人の出入りっすか。…俺はこの場所に出入りをしている人間を追ってこの場所を訪れたんすけどね。…今日は居ないみたいだ」
「それは…日が悪かったのですね。ほんの数日前まで、その人はこの森に滞在していましたよ?」
「げ、そうなんすか?参ったな、入れ違いになっちまったか…」
 少しだけ間が悪かった様だ。後数日、来るのが早ければ、トトはその人物がこの森を訪れている現場を押さえる事が出来たであろうに。…中々に儘ならないものだ。
「ま、それでも良いか。…ヴァディス様。不躾な質問するみたいで厭だけど、一応聞いておこうと思う。その人物って言うのはひょっとして…」
 トトの予感は確信に変わり、それを裏付ける目的で敢えて確認を取る。この森を訪れる人物の正体とその目的について知る事。それが今の彼に課せられた使命だ。
「トトさん」
 だが、そんなトトの直言はヴァディスによって遮られた。
「…え?」
「貴方はその答えを既に持っているのでは?」
「あ、やっぱそう思います?でも…事実確認はしておいた方が良いでしょう。ソイツが此処に通う様になったのって…半分は俺の責任っすから」
 特に何か責任を感じている訳では無いが、事実関係の根幹に己の行動が関与しているのであれば、それが引き起こした事象に対しては知っておかねばならないと言うのが今のトトの心情だった。
「そうですか。…いえ、私から言う事は特にありません。何故なら、私も部外者なのですから」
「あー…そうなんでしょうね。それなら、知ってそうな人間に聞くしかないっすね」

「……え?」

 トトが視線を注いだ人物は素っ頓狂な声を発し、固まっていた。今までハブられていた獣人のお姉さんに視線を向けているのはトトだけではなく、ヴァディスもまた同様だったからだ。
「詳しい事はシエラから聞いて下さい。渦中の人間ですから、誰よりも詳しい筈です」
「渦中、ねえ。それ所か、核心に最も近い人間だと思うのは俺の気のせいっすかね」
 気のせい等では断じてない。それで正解なのだ。

「ま、そう言う訳なんで姐さん。俺の質問に二、三、答えてくれよ」
「…な、何ですって?」
 石化が漸く解除された。突然話題を振られたドラグーンは可愛そうに数歩後退りした。だが、トトは決してシエラを逃がす事はしない。
「ヴァディス様がアンタに聞いてくれって言うからさ。俺はアンタから情報を得るしかない訳だ」
「……何の事か判らないけど、私に答えられる事ならば」
 シエラが眉を顰める。どんな質問が来るのか全く予想が付いていないシエラは若干だが身体を強張らせていた。そんなシエラの様子に苦笑しつつ、トトは直球勝負を仕掛けた。

「ラルクの事なんだけどさ」


878 名前:Karma :2006/09/05(火) 14:25:40 ID:NTe72lcv
「っ!…あ、あの子が、どうか…したの?」
 明確に、誰の目に見ても不審に映る程にシエラは露骨にうろたえていた。そんな様を見せられれば、彼女とラルクの間に何かがあると言う事を白状しているも同義だ。
「何か近頃、様子がおかしいんだ。近所に住んでる人間の様子が妙で気にかかってる」
「……様子が、おかしいって」
「何やら頻繁に何処かに出かけてるみたいでさ、奈落で姿を見ねぇ。ま、偶に見かける事あっても、普段のアイツじゃない。魂抜けてるってーか、呆けてるってーか…」
「ぅ……」
 実際にトトがそんな変なラルクを見た訳では無いが、イムから聞いた伝聞記録からシエラに揺さぶりを掛ける為にトトは事実を捏造した。しかもそれは多大な効果をもたらした様だ。
「こんな事言っちゃ何だけど…今のアンタの状況そっくりそのままって感じなんだよな」
「っ!!?」
―――ズサッ!
 後退なぞは意味を為さない筈なのにシエラはこの状況から逃れたいらしい。心なしか視線は泳ぎ、顔も何故だか紅潮している。良い歳こいたお姉さんがこんな醜態を晒すのは勿論、彼女の弟であるラルクが絡んでいるのは疑い様の無い事実であろう。
「心当たりは…当然、あるよな?」
「…し、知らないわよ」
 此処に至って事実関係を否定するシエラの根性は大したものだが、どうやら彼女は嘘を吐くのが致命的に下手らしい。それを見逃すトトではない。質問は既に尋問に変わってしまっているのだ。
「嘘吐くなよ。ラルクが姉通いしてるってのはもう疑いようがねえよ。っつーか、ぶっちゃけ、勧めたの俺だし」
「んなっ…!あ、貴方の入れ知恵だったのね…!」

―――ニヤリッ

 トトの口の端がくの字に歪む。その言葉が聞きたかったトトにとっては勝利が確定した瞬間だった。
「ほうほう。つまり、君の可愛い弟君はお姉ちゃんに会いに遠距離を通いつめてるって事だな?」
「……ハッ!?」
 気づいた時にはもう遅い。シエラは精神戦には弱いらしかった。
「いやはや、麗しき姉弟愛ですなぁ。…その熱さを俺と妹にも分けて欲しい位だぜ」
 戦況はトトに有利である。もうこれ以上煽る必要も無いのだが、それでもシエラ弄りを止めようとしないトトは性格が多少悪い。
「それで…実際どうなんだ?」
「な、何が…」
「恍けるなよ。…時間を惜しまずに僻地を尋ねてくれる男が居るんだ。アンタが溺愛する弟君。そろそろ間違いの一つでも起きたか?」
「っ!!!」
―――ギラリ
「貴様…っ!愚弄するか!」
 抜き身のドラグーンナイフが西日を照り返して鈍く光る。怒り心頭のシエラは冷静な判断力が奪われていた。
「あのさ」
「何だ!」
 だが、トトは努めて冷静だった。心を常に平静に保つ術にトトは長けていた。
「アンタはもう少し賢い女だと思ったんだが、違ったのか?」
「…何?」
「ドラグーンのアンタが私怨で巨木の台座を汚すってのは許されない事じゃないのか?…ヴァディス様が見てるぞ」
「っ!?……くぅ」
 言われてハッとしたシエラは直ぐに得物を仕舞い、それでも憎々しげにトトを睨む。
「そうそう。腹を立てる事は馬鹿のする事だぜ?いやしかし、本当にアンタ等姉弟は一部分はそっくりだぜ」
「言いたい事は…それだけかしら?」
「そうだな。未だ言いたい事は山とあるけど、これ以上はアンタに嫌われかねないから止めておくよ」
「是非、そうして頂戴」
 体良くトトに遊ばれたシエラは少しばっかりやつれた顔を覗かせる。ドラグーンとなって百と余年を経過したお姉さんは肉体的、精神的にも発展途上であるらしかった。


879 名前:Karma :2006/09/05(火) 14:30:17 ID:NTe72lcv
「行くのですか?トトさん」
「ええ。これ以上は姐さんと斬り合いになりそうだから、退散するっす」
 巨木の台座を去るに当たり、トトはその主に別れの挨拶を交わす。時刻は日没。欲していた情報が手に入った以上、この森に止まる理由はトトには無かった。
「判りました。また、遊びに来て下さいね」
「ええ、気が向けば。…長々とお邪魔しました。次があるなら、手土産の一つでも持ってくるっすわ」
 来た時と同じ様に頭巾を取って首を垂れたトトは竜姫に背を向けて歩き出す。そうして、トトの数間後ろに控えていたシエラに向かってトトは言った。
「姐さん」
「何?」
「アンタにはヴァディス様が居る。だが、ラルクにとって頼れる存在は姉であるアンタしか存在し得ない。部外者の俺が言う事じゃねえけど…良く覚えておいてくれ」
 トトはシエラの言葉を待たず、巨木の台座を去った。

「…ええ。私…だけ、なのよね」
 それを為しえるのは自分しか居ない。トトの言葉が頭の中で木霊していた。
 弟の間にある事象と姉である自分が取らねばならない行動が複雑に絡み合っている。
 だがそれでも…シエラは色々な意味でラルクを放って置けはしない。それが姉弟愛の延長故なのか、それと別なもの故なのか…そんな事はもうどうでも良い事なのかも知れない。
 

―――数日後
「なるほどな。よりを戻したのか、あの姉弟は」
「単純に言えばそうなんだろうけど…何かそれだけじゃない気が俺にはするんだよな」
 白の森から取って返したトトは居間の椅子に腰掛けて、妹に事の瑣末を説明していた。
「何?…他に何か気になる部分でもあるのか?」
「弟が姉貴を尋ねてる。それだけなら何の問題も無い。仲の良い姉弟さ。だが…姐さんの態度を見る限りじゃ、それで済んでない気がしてな」
「それは…つまり……!?…そう言う事か?」
「いや、あくまで俺の推測だぜ?ただちょっとばかし怪しかったなって思ったんだ」
 根も葉もない他人のスキャンダルで盛り上がるこの兄妹は趣味が悪い事この上ない。
 ラルクとシエラはデキている可能性が高い。それがトトの見解だった。
「気になるな。…お前もそう思っていないか?」
「本当言うと、気に掛かってるさ。だけど、流石にこれ以上は首を突っ込みたくないってのが本音だな」
「珍しいな。何にでも首を突っ込むのがお前の味ではなかったか?」
「これ以上、他人の領域に踏み込みたくないって話だ。門外漢が野次馬根性で突っ込むべき話題じゃないだろ?それ以上に何つーか、見たくないものを見せられるって悪寒が沸々とな」
 想像してみて下さい。あのお堅いドラグーン姉弟が乳繰り合っている様を。
「…………寒気が、するな」
「だろ?それはそれで面白いが、現実と妄想の落差は奈落以上に深いぜ?」
 ぶるりぶるり、と悪寒に身を震わせるイムは裡に湧いた好奇心を封殺した。何も無いならそれで良いが、若しあの二人が禁断の領域に足を踏み入れているのなら、それを垣間見た時、きっと己の精神では耐えられないと踏んだのだ。

「師匠?」
「あ?」
 同居人であるバドが話の途中で割り込んだ。
「ラルクさんの話だよね?」
「ああ。まあ、広義的に言えばだが」
「…ラルクさん、帰って来てますよ?奈落に」
「ああ、そうか」
 白の森で入れ違いになったラルクはトトよりも数日早く奈落へ帰ってきていたらしい。どうやらバドはその現場を見ていた様だ。
「バド?…つかぬ事を聞くが、その時のラルクの様子はどうだった?」
「え?うーん…遠目に見ただけだから、何とも言えないけど…」
 好奇心を封殺した筈のイムだったが、完全にそれは押さえ込めなかったらしい。その時のラルクの姿をバドに求めた。

「何て言うか……嬉しそう、だったかなあ」
「「・・・」」
 遠目で見たバドにさえ嬉しそうに写るラルクの内面が何を孕んでいたのか、事実関係が明かされた今となっては、想像に難くない。
―――お姉ちゃん一筋
 そんな厭な単語がトトとイムの脳内を過ぎり、言葉を失わせる。奇しくも、トトが語った推測が愈々現実味を帯びてきた。
「もうこの話はこれで仕舞いにしようぜ。関わって良い事は無いって俺は断言する」
「ああ。そうだな」
 これ以上は本当に洒落にならないと判断したトトは話題の終了を呼びかけた。イムもそれには賛成だった。
「?……何か話が見えないんすけど」
「あー、子供が気にする必要は無いぞ?」
「そうだ。寧ろ、踏み込んではいけない世界だぞ?」
 だが、事情を知らないお子様には何が何だかさっぱりだったらしい。

880 名前:764 :2006/09/05(火) 14:33:04 ID:NTe72lcv
一端切ります。
続きは寝て起きてからにでも

881 名前:Karma :2006/09/05(火) 23:45:24 ID:cW7zJMHj
―――更に数ヶ月経過

ドラグーン姉弟の話題がトトやイムの頭から抜け落ちるには十分な時間が経過していた。しかし、彼等がラルクとシエラについて忘却している間にも、当の姉弟の間では多くの出来事が起こっていたのだった。
 マナの女神はあざとい真似が好きらしい。再び、彼等の道が交わる時がやってきた。
 運命の悪戯、若しくは必然か、或いは嫌がらせか。起こってしまった事柄について、それは全く意味を為さない文字の羅列に過ぎなかった。

「えーと…後は何が必要なんだっけか?」
「…生鮮食料品だな。日常雑貨は今買ったから、これで最後だ」
「了解」
 夕方のドミナバザールを闊歩するのは買い物袋を両手一杯に担いだ兄妹だ。此処数ヶ月、旅暮らしで買い物に出る事が無かったので、トト宅には物資が致命的に不足していた。
 普段から買出しに出るのは家主とその妹の役割だったので、大量の物資を買い込むべく兄妹揃って出撃中である。
野菜や果物の類はトレントの家庭菜園で何とかなるが、それ以外の肉や魚は外で手に入れるしかない現状に於いて買出しは非常に重要な作戦行動であるのだ。
 出会いの当初は仲良く買い出しに出撃など考えられなかったトトとイムの兄妹は時が経つにつれて、お互いに信頼できる間柄になっていた。
 血は水よりも濃いと言うのは本当らしい。戦闘面、日常生活の両面で最早切っても切れない仲良し兄妹が今の二人だ。
「ん…?」
 しかし…世の中、上には上がいるものなのだ。そんな二人の親密度を大きく上回る姉弟がトトの目に飛び込んできた。
「どうした?」
「い、いや…あれって…」
「?……なっ!?」
 バザールの片隅で見かけたその人物はトトにとっては見間違えの無い程の存在感を誇っていた。兄の視線に導かれる様にそれを目の当たりにしたイムもまた、絶句する。
 
―――どっちもイヌ科の獣人だった。

 毛皮がもふもふしていて、肌触りが非常に良さそうな印象を受ける。トトにもイムにも知己であるその獣人二人は兄妹の存在に気付く事無く、バザールの出口を目指し、歩み去ってしまった。
「「・・・」」
 兄妹は互いに閉口し、顔を見合わせた。長い事、ドミナに通っているが、あの二人を見かける事なぞは経験が無い事だったからだ。
「今の…姐さん…と、ラルクだったよな」
「あ、ああ。間違え様が無い。…しかし、アレ、は」
 今しがた見かけたのは少し前までに野次馬根性を刺激して已まなかった疑惑の獣人姉弟である。
 しかし、重要なのはそうではなかった。その姉弟がトトとイムの前に姿を現したとき、二人が何をしていたかと言うのが問題だった。
「手ぇ…繋いでた?」
「シエラがラルクを引っ張って行っている印象を受けたが…」
「……逢引の最中、だったとか?」
「…か、考えられ…無くもないが」
 数ヶ月前に封印した好奇心が蓋をブチ破って胸中で暴れ回る。首を突っ込んでも碌な目に遭わないと理解しつつも、二人の心は一つだった。
「はぁ…何だって今頃になって、んなショッキングな場面に出くわすかね?
イム?……追う、のか?」
「行こう!見失う訳にはいかない!」
「ちょ、おまっ!引っ張んなよ!」
 鼻息が荒いイムはトトの腕を引っ掴んで獣人姉弟の追跡を開始する。


882 名前:Karma :2006/09/05(火) 23:48:35 ID:cW7zJMHj
 一定の距離を保ち、気配を覚られぬ様に細心の注意を払いつつ、姉弟を追う兄妹。
 幾らドラグーン二人とて、英雄二人の追跡をかわす実力は無いのか、そもそも尾行されている事自体に気付いていないらしかった。
「あー…俺ら、買い物に来てた筈だよな?それがどうしてこんな事になってんだ?」
「仕方あるまい。こうなっては最後まで首を突っ込むのが礼儀だろう」
 とんでもない暴論が妹の口から飛び出した。
 好奇心、猫を殺すと言うが、殺されそうになっている猫が今の自分達である事にイムが気付いているのかどうか、甚だ疑問であった。
 …否、きっと気付いていないのだろう。もうどうしようもない展開にトトは逃げ出したい気持ちを必死に抑えて行き着く所まで行くしかなかった。

 そうして、辿り着いたのは商店街のど真ん中。ある店の軒先を潜って行ったシエラとラルクを認めた二人は物陰から様子を伺う。
「マナの祝福亭……宿屋、か」
「もう日が暮れるからな。…俺等ももう帰らないか?」
「却下だ。取り逃がす訳にはいかんと言っただろう」
「バドとコロナが腹を空かせて待ってるぞ?」
「後一日分の食材は残っていた筈だ。それにヴァレリさんも居るから心配無い」
 駄目だ。イムとは会話が成立しない。
 そもそもここまでムキになってあの姉弟に関わって何をしたいのかがトトには判らなかった。根掘り葉掘り全てを聞き出したいのか、それとも出歯亀したいだけなのか。
 …まあ、例え何が目的であったとしても、正義が確実にこちらには無い事は確かだった。
「っ!…出て来た?」
「行き先は……アマンダパロット亭?」
 色々考えさせられているうちに動きがあった。姉弟が揃って宿の敷居を跨いで、隣に居を構える酒場へと入って行った。
「晩飯、か。どうするトト?…追うか?」
「いや…ここは俺達も早々に部屋を取って、二人が戻って来るのを待とうぜ。あの狭い店内じゃ、確実に存在がばれる」
「…一理あるな。判った」
 追撃任務は一時凍結。暫くは待機任務が続きそうだった。

 祝福亭内部に歩を進める兄妹。宿泊客の姿は全く見えず、閑古鳥が鳴いている様だった。
「お、トトさんにイムさんじゃないっスか。いらっしゃいっス」
 店主のユカちゃんが愛想良く挨拶してきた。
「どうも。一泊頼みたいんだけど、部屋の空きはあるかなユカちゃん」
 軽く会釈した後に宿泊の旨を伝えるトト。ドミナの近郊に居を構えるトトやイムが祝福亭を利用する事は滅多に無い。それ故にユカちゃんも色々と詮索したかった。
「おや、珍しいっすね。…ひょっとしてデートっスか?」
「そう見えるかい?だとしたら笑えんな」
「まあ…そんなモノだ。そんな事よりも…今、獣人の泊り客が来なかったか?」
 トトは苦笑しながらユカちゃんの軽口をやんわり否定したが、イムは何故だか肯定している様に答えた。
「え?ええ…この辺じゃ見かけないお客さんっスね。知り合いっスか?」
「ちょっと…用があってさ。出来るなら、その二人の部屋の近くが良いんだけど、出来る?」
「はあ…訳ありっスか。…判ったっス。こちらへどうぞっス」
 ユカちゃんは宿屋の主人らしく、二人が抱えていた買い物袋を両手に持って客室案内に動き出した。
「済まないな、ユカちゃん」
「あー、良いんスよ。今は他のお客も居ないし、お二人にはPちゃんの件で世話になったっスから」
 ユカちゃんが溺愛するトリ雛の病気を治した事があった兄妹は多少の我侭ならば通せる立場にあった。今回はそれが良い方向に働いたのだ。

「それじゃ、ごゆっくりっス」
「うーい」
「…お構いなく」
 通されただだっ広い客間。トトは早速ベッドに腰を下ろし、身に付けていた頭巾やら鎧やらを脱ぎ始めた。
「さって…此処まで漕ぎ付けたは良いが、あの二人はまだまだ帰って来ないだろうな」
「ああ。そうだろうな」
「っつー訳で、俺は寝る。哨戒任務は任せた」
「ああ。…って、な、何!?」
 トトは後の全てをイムに任せ、自分はさっさと寝入る事を決め込んだ。寝具に包まり、手をヒラヒラさせる兄貴に少しだけイムは脱力した。
「きっちり見張っといてくれ。後で起こしてくれよ」
「……お前、マイペース過ぎるぞ?」
「お前が言うな」
 確かにその通り。マイペースと言う意味合いではイムだってトトには負けてはいない。


883 名前:Karma :2006/09/05(火) 23:54:26 ID:cW7zJMHj
 宿屋で退屈な哨戒に付いている兄妹を尻目に、酒場では渦中の姉弟が怪しい空気を纏って静かに夕餉を食している。
…アマンダ&パロット亭
 ドミナ唯一の酒場にして、常に閑古鳥が鳴いているこの場所は流行っていない事は間違い無い。加えてサラマンダー曜日にはシャドウゼロが占拠する実状に於いて、恐らくこの場所は酒場としての機能を全く果たしていないだろう。
 だが、そんな片田舎の穴場的な場所は人に聞かれたくない会話をするにはうってつけだった。ラルクとシエラは酒場の端っこに陣取って対面で杯を傾けている。

 お互いに無言。ラルクは憮然としながらジョッキの中身を呷り、シエラはそんな弟の様子を頬杖をつきながら、楽しそうに見ていた。
「・・・」
 微発泡性の黄金色の液体をすんなり胃に収め、ラルクは盗み見る様にして、姉の顔を見た。慈愛と暖かさを湛えた視線が突き刺さっている。酒精によって紅潮した顔は美しさを際立たせ、ラルクの裡に形容しがたい何かを煽って来る。
「どうしたの?」
「……いや」
 凝視が過ぎたらしい。シエラは窘める様に弟に言ってやると、ラルクはバツが悪そうに顔を背けた。お互いに死んでから百年以上経過しているにも関わらず、ラルクは姉であるシエラには頭が上がらないらしかった。

「また…お前とこうやって連れ立って歩けるとはな」
「…?」
「何年振りだろうな…」
「……数字で出すならざっと120年振り以上だ。気の…遠くなる年月だ」
 不死皇帝によるルーヴランド侵攻に端を発し、生き別れになった姉弟が再会したのはそれから幾星霜も費やした後であった。
 片や竜帝の下僕として陽の当たらぬ奈落で時を待ち、片や竜姫の友として不死皇帝の暗殺等の裏仕事に手を掛けてきた姉弟は、余人には知るべくも無い多くの闇を孕んでいる。    
 本来ならば、この様に酒を呷りつつ話せる様な軽い話題では無いのだろう。だが、当人達にはこうして再会を迎えた以上の喜びは無いのだ。過去の出来事と割り切ってしまっても何も問題は無かった。
「トトには感謝しなくてはなるまい。…こうして、また…お前と巡り合わせてくれた」
「そうだ。…アイツにはお互いに借りが出来た」
 事の善悪は別にして、トトのとった行動はこの姉弟間にはプラスに働いていた。どれだけ罪深い存在だとしても、シエラもラルクも…トトに恩を感じているのは確かだった。

「それで…?」
「何かしら?」
「何の目的があってお前は…俺を此処まで引っ張ってきたんだ?」
 突然、奈落に現れたシエラは有無を言わさない剣幕で弟の手を取り、態々ドミナまで引っ張ってきたのだった。
そこから先は特に何をする訳でもなく、のらりくらり狭い積み木の町を日が暮れるまで散策していた。…弟の手を引っ張りながら、だ。
「あら…私とデートするのは不満だった?」
「っ…そうは言わんが。……い、いや、そうじゃない。態々それだけの目的でお前が白の森を離れるなど考えられん」
 姉は弟の手綱をガッチリ握っていて、弄り倒す事も問題無くやってのけられるのだろう。ラルクはそんな姉のペースに翻弄されつつ、勤めて冷静であろうとした。
「ふう…つまらないのね。…もう少し可愛げのある所を見せてくれても良いのに」
 お姉ちゃんは悲しいわ。そんな事をシエラはのたまった。その言葉がどこまで本気であるのかは知れないが、今度はラルクも引っ掛からなかった。


884 名前:Karma :2006/09/06(水) 00:04:17 ID:zKZlIvfg
「真面目な話だ。正直言って、意図が掴めない」
「意図、ねえ」

「…それこそ、嘘ね」
―――ガタッ
「え?…っ」
身を乗り出してテーブル越しにラルクの肩に手を置いたシエラ。その表情はラルクが望んでいたシリアスな表情だった。
「私は…お前に答えを聞きたいんだ」
「答えだって…?」
 戦闘時に良く見せるその表情と口調はこの話題が重要である事を如実に訴えてくる。
「ああ。私は何度も言った筈だ。…私と共に来い、とな」
「…それは」
 シエラがラルクに此処数ヶ月、口がすっぱくなるまで言っていた事だった。その返事を聞く事…それこそがシエラがラルクを連れ出した真の理由だった。
「答えなさい、ラルク。私は貴方を逃がさないわよ?」
「・・・」
「だんまりも却下。これ以上、答えを引き伸ばす事は出来ない筈よね?…もう、時間が無いんでしょう?」
「姉…さん」
 時間が無い。それはラルクがこの世界に留まれる猶予期間が無くなって来ていると言う事に他ならない。ティアマットのドラグーンであったラルクは既に主を失っているのだ。
その瞬間に、元の死体に戻っても不思議ではない筈なのに、未だにラルクは現世に留まっている。それは、ティアマットの呪いの副次作用に他ならない。
 だが、その呪詛も効果を失い、薄れていっている現状に於いて、ラルクは魂を肉体に留められなくなってきていたのだった。同じくドラグーンであるシエラはラルクのそれを見抜いていた。

「ラルク…私と来て。そして、ヴァディス様のドラグーンに」
「………出来ないよ、姉さん」
 だが、ラルクは姉の申し出を頑なに拒んだ。
「ラルク……どうしてっ」
「俺に、そんな資格は無い。多くの罪を犯した。多くの禁を犯した。間違いと知りつつ、尚も突き進んだ俺の生き様だ。それを曲げる事は出来ないし、否定もしない。このまま土に返るのが…俺は天命だと思ってるよ」
 不器用さ一直線のラルクは死の宣告が秒読み段階にあるにも関わらず、尚も己の道を貫こうとしていた。
「……っ、馬鹿な」
「姉さん…そんな顔、しないで。短い間だったけど、俺の願いは叶った。思い残す事はもう無いよ」
 それこそ、姉の狂おしいまでの胸中などお構い無しだった。
 シエラには…それが許せない。

「ラルク……他人の想いを踏み躙るのも体外にしろ」

「痛っ!…姉さん…?」
 ミシミシ、ラルクの肩が圧迫を受けている。置かれたシエラの掌が震えている。内面の怒りをそのまま体現する様な握力がラルクの肩を壊しそうだった。
「お前がこのまま死ぬと言うのなら、私も後を追うからな?」
「な、何だって…」
 俯いたシエラの顔は見えなかったが、その声色には絶望と共に若干の嗚咽が交じっている。弟とラブな関係にある姉にはこの展開がどうにも見逃せない。
「お前だけに何もかも背負わせないと言った筈だ。お前を二度も失って平然と立っている事等…私には出来そうに無いよ」
「そんな…」
「ラルク…私と来て。ヴァディス様には話は通してある。
何かの為にじゃなくて…私の為に、生きて…くれないか?」
「ね、え…さん」
 姉、弟を口説く。熱烈ラブコールを受けたラルクの裡からは目の前の女以外の事象はふっ飛んだ。
 一人で消える分には問題無いが、それに姉を付き合わせる事は罪悪以外の何物でもない。それならば生き恥を晒す方が遥かにマシだとラルクの頭は弾き出した。
 端から見れば禁忌と狂気が入り混じる混沌の世界だが、幸運な事に酒場には彼等以外の客は居なかった。

「…頼って、良い…のか?」
「クスッ。もっと甘えてくれても良いぞ?私はお前のお姉ちゃんなんだからな」
 もうこの瞬間に姉弟の末路は決まった。否、それはもう既に決まっていたのかも知れない。確かな事は…もうラルクもシエラもお互いに離れる事は出来ないと言う事だった。
 …溺愛する弟を側に置きたい姉と、大好きなお姉ちゃんと共に生きたい弟の願いを体現するうってつけの選択肢が都合が良い事に目の前に提示されていたのだ。


885 名前:Karma :2006/09/06(水) 00:08:35 ID:zKZlIvfg
「……?」
 宿屋の一室。隣室の姉弟の帰りを先程買い入れた酒を呷りながら待っていたイムはハッとした。話し声と人の気配が隣から確かに伝わってくる。
「帰って来た?…お、おい!トト!」
 律儀にも夢の世界を周遊する馬鹿兄貴を叩き起こそうとするイム。
「妹ハァハァ孕ませマンセー……どや気持ちよかやろー」
「・・・」
 一体この男はどんないかがわしい夢を見ているのだろうか?イムには全く興味が無かったし、もうこの時点で妹は兄を起こすのを諦めた。

 そんな平和な兄妹の部屋とは対照的に、隣室の姉弟部屋にはピンク色の空間が展開していた。ラブラブ姉弟は禁じられた遊びに熱を上げている。

「ぅぐ!…っ!」
 チュッチュルチュウ……
 苦悶の呻きと共にラルクが吼える。首筋からなるキスの音はシエラが自分の所有物にマーキングを施している証である。
「っ、ハァ…。相変わらず初々しいわね。私、年甲斐も無く燃えてきたわ…」
「ね、姉さん…!これは、い、一体…ぁぐ!」
 此処に来てラルクに逃げられでもしたら堪らないシエラは文字通り全てを賭してラルクを縛り付けに動いている。シエラはラルクに対しては必勝を期さねばならなかったのだ。
「んんぅ……逃がさないって、言った筈よね?」
 使用しているのは己の野趣溢れる美しい肢体で、余計な装いは完全に取払われていた。残念ながらラルクは既に理性が機能しておらず、本能は目の前の女を求めて已まない。
 首筋のキスマークだけでは飽き足らずに、シエラは今度は体を積極的にラルクに擦り付け、自分の臭いを弟に刷り込んでいく。
「っ…そ、そんな事をしなくても…俺は姉さんからは逃げな…っ」
 硬そうに見えて実際は柔らかなラルクの褐色の毛皮は、姉の純白のそれと絡み合って劣情と熱さを生み出していた。奈落暮らしが人生の大半だったラルクはストイックが服を着て歩いている様なお堅い性質を持つ。
「知ってるわよ。でも…心変わりをされたら、私…泣いちゃいそうだから」
 だが、それは姉であるシエラも同じだった。それなのにシエラが此処まで大胆になれる人物は弟であるラルク以外には居ない。
「そんなっ、事…」
「あら…無いって言える?」
 うぐ…。ラルクが口どもった。人間の心などは移ろい易いものだ。それは誰であろうとも例外は無いだろう。絶対と言う事象がこの世に無い限り、ラルクがシエラを見限る可能性は限り無く零に近いが、零ではない。シエラはそれを封じたかったのだ。
「やっぱり。…傷付くわね。ねえ、私の事…嫌い?」
「なっ!そ、そんな訳ないだろう!」
 聞くまでも無い事を敢えてラルクに聞くシエラ。弟の心に深く入り込む算段だ。
「ふぅーん?じゃあ…君はお姉ちゃんの事をどう思ってるのかな?」
「き、嫌いじゃ…ないよ」
「…それだけ?」
「……寧ろ、好き。………だ、大好きです」
 この場に於いて、ラルクは受けの運命を自分から踏み出した。場の主導権を握ったお姉ちゃんは心底嬉しそうに可愛い弟の唇にキスを見舞った。
「ふふ…嬉しいわね」
 チュク。がっちりシエラはラルクの顔をホールドして容赦無く自身の舌を弟の口腔に打ち込んだ。にちゃにちゃ舌が絡み合う音が口の端から漏れている。ゴクゴク喉を鳴らしてラルクの唾液を啜り、嚥下するシエラは女そのものだった。

「未だ柔らかいわね。…待ってて?元気にしてあげる」
 ズボンから引っ張り出したラルクの一物は半立ちで完全に勃起してはいなかった。姉は可哀想な弟のそれの先端に軽くキスをして、舌を這わせる。
「うう!…っ、う」
「んふ…ぁむ、んっ…」
 血の巡りが未だに万全ではないのか、柔らかさの残るラルクの一物は先走りすら出ていない乾いた状態だった。シエラはチロチロと舌先を裏筋に這わせて、ラルクのそれを唾液塗れにしていく。
 掠れ、上ずったラルクの声には既に余裕が無い。当然と言えば、当然である。百年以上は燻っている持て余す性欲は刺激さえあれば直ぐにでも外に飛び出すのだ。
 だが、シエラにはそんな弟が漏らす喘ぎすら、自身の欲情を激しく燃やす燃料なのだ。
「あむっ、ふぅん…ん、んぅ…んっんっ…」
 普段は凛とした美貌の獣人が弟の竿をしゃぶり、股間からダラダラ密を垂れ流している。太腿から伝う愛液の筋が粘つきながらシエラの毛並みを汚している。
 堪らないのはラルクだけでなく、シエラも同じだった。片手を足の付け根に据えて、涎を垂らす秘密の場所を摩り始める。ニチャ、とくぐもった水音が聞こえた気がした。


886 名前:Karma :2006/09/06(水) 00:13:48 ID:zKZlIvfg
「ふぐぅ…んん、んんぅ!ふぅぅんん!」
「が、ぁ…ぁ!ちょ、ちょっと…姉さん!?」
 舌先の愛撫では物足りないシエラは硬さを多少持ったラルクのドラグーンアクスを鼻を鳴らして喉奥深くまで咥え込んだ。ジュポジュポ卑猥な音が垂れ流される。
 一物を咀嚼し、ドロドロの精液のソースを飲み干すつもりなのだろうか?ザラザラした喉の感触が一物の先端に突き刺さる。真空状態となった口腔が尿道の奥深くに蟠る熱い欲望の開放を導こうと蠢いてくる。
 ラルクはキャパを超える快楽に泣きそうな声を上げていた。
「んんぅぅっ!んふぅっ!」
「ぁ…あぁ、ま、待って…待ってよ姉さん!激し過ぎるよ…っ!」
 ラルクは一物に吸い付く姉から逃れようと腰を引くが、その腰自体が姉の手でしっかと掴まれてしまっている現状では逃げ場は無かった。
 切実な問題として、ラルクのゲージは完全なまでに振り切れていた。オーバーフローまでのカウントダウンは続行中で、もうあと数秒でイグニッションしてしまう。姉の口の中に汚らしい己の白濁をぶち撒ける事はラルクには抵抗があった。
「………っ、姉さん…で、出そう」
 普段のラルクの声とは一線を架す、存外に可愛い呻き声が上がる。一瞬、女の声と聞き間違いそうなそれは本当にラルクが限界である事を姉に伝えていた。
 そんな懇願じみた弟の苦悶の声を聞かされた姉は漸くラルクを解放してやった。
「……っ、はあ」
 チュポ。シエラの口から竿が抜ける。唾液の糸がラルク自身に2、3本絡まっていた。
「気持ち良かったの?」
「あ、ああ…」
 妖艶な笑みを張り付かせるシエラの顔に背筋を駆け上がる怖気を感じるラルク。何処まで行っても弟はお姉ちゃんに勝てないのだ。
「それは結構。…それなら」
「うわっ」
 トンッ。姉のプッシュで弟はベッドの上に背中から倒れ込んだ。シエラは獲物を追い詰めたワイルドビーストの如く、ラルクを追い詰める。
「今度は私を愛してくれるかしら?」

 愛液に塗れた自分の指をラルクの前にちらつかせた。弟が本当に欲しい穴はそこしかない事を姉は良く理解している。
 ラルクのドラグーンアクスは青筋を立てて臍を超えて反り返り、姉の淫らな穴にその身を埋め込みたい様だった。
「姉さん…」
 意図せずに口腔に溜まった唾を飲み込んで喉を鳴らす。待ち焦がれた姉の体を前にするラルクは餌付けを待つ犬そのものである。
 否…ラルクが犬ならば、弟との情事に身体を熱くしているシエラはそれ以上に浅ましい雌犬である。そして、シエラは当然それを承知していた。
「ラルク……」
 もう我慢できないのはラルク以上にシエラも同じ。ピンと張った尻尾は天井を向いて、背中側の毛並みが逆立ってしまっている。余程の興奮状態である事は間違い無い。
 シエラは指を秘所に宛がって、ラルクの目の前で秘唇を大きく広げてやった。垂れ落ちる涎は際限が無い程大量で、糸を引いてラルクの胸の辺りに降り注ぐ。奥底から沸き立つシエラの雌の香は咽返る程濃厚で、ラルクの鼻腔を通過し、脳を冒した。
「こんな…こんなお姉ちゃんで、ゴメンね?」
「姉さん?」
 シエラはゆっくりと腰を落とし、楔の先端を入口に宛がう。ゾクリ。それだけでラルクは射精が誘発されそうになった。
「でも…嫌いに、ならないでね?」
 今まで主導権を握っていた姉が今になって弱々しい様を見せ付けてくる。この時点でラルクの心はお姉ちゃんに奪われてしまった。嫌いになぞ、なれる筈がなかった。
「俺は…そんな姉さんが大好きだよ」
 ラルクはそんなエッチな姉を見放す所か薄く笑って全肯定する。ある意味で非常に男前である。シエラがラルクを溺愛するのも…単に、男を見る目があったからなのかもしれない。
―――ミチリ!
 一切の迷い無く、腰を落とし、下の口でラルクの怒張を咥え込んで行くシエラ。
「ぐぅ、っ…!」
「かはぁ…!」
 獣人特有のビッグサイズのコックが自身を内側から押し広げていく。だが、そんな感慨すら感じる間も無くラルクの先端はシエラの最奥と口付けを交わした。
 そこで、両者はあっさりとフィニッシュを迎えた。女日照りが続いていたラルク同様に、シエラまたそのお堅い性格が災いして男日照りがかなり長く続いていたのだ。


887 名前:Karma :2006/09/06(水) 00:19:31 ID:zKZlIvfg
「ね、姉さん…!!」
「ぁ…ラル、っああああああああああああああ!!!」
 射精の先駆けとなるの大量のカウパーが尿道を迸り、密着した子宮口からシエラの子宮底部に注ぎ込まれる。
 ギュ、と弟の背中に腕を回し、その腹を焼き尽くす大量の熱い迸りを涙を流して受け止めるシエラ。背中を掻き毟る姉の爪が鈍い痛みを伝えてくるが、姉が体験している熱さと享楽に比べればそんなモノは愛嬌に過ぎない。
「姉さん!う、動くぞ!」
「ぃひいいい!!?や、やあっ、待ってぇ!射精てるぅ!射精しながら動かさないでぇ!」
 ラルクはシエラの叫びを耳元で聞きながら、熱い迸りを姉の胎の中にブチ撒けながら、腰を派手に使い始めた。
 イヤイヤするシエラだったが、そんな態度とは裏腹にシエラの女性自身はラルクの一物に嬉しそうに喰い付いていた。

「姉さん…!姉さん…っ!!」
 対面座位から後背位に移行したラルクは獣の体勢で姉の柔肉を貪っている。
「ハッ、ハッァ…ハヒッ!ヒィンッ!!」
 ラルクの理性は既に跳んでいたが、シエラのそれはラルクの状態を上回る程だった。だらしなく涎を垂らして、口は半開き。それでもきつく閉じられた瞼には涙が溜まり、獣じみた喘ぎを上げる事しか出来ていない。
 凡そ数分間にも渡り、カウパーを吐き散らかしたラルクの一物は犬のそれ同様に完全に勃起して、シエラの膣から抜けない状態になっていた。
 亀頭球が膨らみ、内部から栓をしている状態でラルクが腰を引けば、シエラは膣壁を外に引きずり出される様な感触を味わい、逆に突き入れれば、限界まで拡張された膣壁を擦られて、大質量の肉塊が最奥を抉ってその快楽が子宮や内臓を震わせるのだ。
 獣人でしか味わえないこの特濃な目交いに於いて、理性なぞは持っているだけで無駄なものだ。だからこそシエラはさっさとそれを手放し、主導権をも弟に譲り渡していた。
 考える必要は無い。ただ、黙って受け入れていれば良い。それが悦びに繋がっていく事をシエラは知っている。ラルクに全てを任せる事に戸惑いも恐怖も無い。それこそがシエラがラルクを愛し、信じている最たる証だった。
「うぅっ!ぐ、ぅ…!」
 ラルクが呻く。長時間、姉の中に突っ込んでいた一物が警鐘を鳴らしている。子種が溢れそうだった。膨れ上がった雁首で、比喩ではなく、本当に隙間が無い膣を蹂躙していた一物は限界を訴えている。
 姉は死体の様に突っ伏して、もう声だって掠れ果てている。それでも一物に吸い付いて、しゃぶり付いている膣壁は尚も射精を強請る様に甘く牙を突き立てて来た。
 もう数秒と保たない。そして、引き抜く事は最初から封じられている。ラルクのストロークは激しさを増し、シエラを壊さんばかりに穿ち抜く。
「姉さん…!全部…受け止めて…!」
「きゃひぃっ!!っ…っ、来てっ!ラルクっ!来てえっ!!」
 イヌ科の生物にとって、背中側の尻尾の付け根は例外無く弱点である。死んでいたシエラもその部分を弄られれば、スケルトンの高速回復効果宜しく復活するしかなかった。
 姉は弟に射精を強請り、弟もまた姉に種付けしたくて仕方が無い。最早、子作りと言っても過言では無い二人の情事は漸く終わりを迎える。
 弟のそれで拡張されて、皺の一本すら見て取れないであろう膣壁を必死に動かして、何とかラルクを射精に導こうとするシエラ。そして、最後の瞬間まで姉をよがらせようと頑張るラルクは最早、姉弟と言うよりは恋人同士と言う形容がぴったりだった。
「姉さんっ!!」
「っあ!?カ…ァ!」
 陰嚢に渦巻く百年分の欲望の塊が解き放たれる。子宮まで串刺しにする様な勢いで見舞われたラルクの一撃はシエラの子宮を押し上げる。
 その刹那、ドロドロに融けきったラルクの子種は限界を超えてラルク自身を膨張させ、その全てをシエラの胎に叩き込む。
「ああああああ――――ッッッ!!!」
 融解した金属宜しく、火傷しそうな熱さで姉の最奥を責める弟の子種は再現を知らない様に姉の内部へと注がれていく。子宮内膜まで子種浸しにされ、弟の精液の味を強制的に覚えさせられるシエラは絶頂の波に揉まれ意識が跳びそうだった。
「熱っ!あついぃ!!」
ビュービュー噴水の様に注がれるそれが姉の容量を超えるのはあっと言う間だった。

「姉さん……好きだよ」
「ラル…ク…」
 恍惚とした女の顔をシエラは覗かせている。
未だに止まらぬ射精をそのままに、ラルクが姉の顔に手をやり、振り向かせ、その唇にキスをした。
 涙と涎でぐしゃぐしゃの酷い顔だが、それでもラルクにはこの世界のどんな女よりも美しいと思えていた。


888 名前:Karma :2006/09/06(水) 00:23:54 ID:zKZlIvfg
「姐さんもラルクも…何か馴れてるなあ。…実は、生き別れになる前から関係があったとか?」
「…(ゴキュ)」
 ピーピングに精を出す兄妹は犯罪者予備軍であった。
「うーむ…流石は食肉目。俺もあんな風に大量にブチ撒けてみてえ。男の浪漫だなー」
「はあ…ハア…ハァ…」
 トトは何でも無い様にじっくりと室内の様子を観察しているが、イムはそんな兄とは裏腹に様子がおかしい。
「うひゃあ…姐さんってば、エロいねえ。あれがもう一つの顔ってか?ラルクも何か可愛いし。普段からあれ位素直だったらどんなに良いかって思わねえ?」
「あ、ああ。そうだな。うん…そう、だな」
「・・・」
 トトの検分にイムは何故だか、気の無い返事しかしない。トトはそんな妹の身体をじっくりと見てやった。
 …妙にそわそわしている。肌は紅潮して、息もどうしてだか荒い。モジモジと脚をすり合わせているし、極めつけは胸を隠す布地に浮いている突起だった。
「…へえ」
 どうやら、空気に中てられて欲情しているらしかった。トトの口の端が凶悪に歪む。こんな面白いネタをふいにする事など、トトには許されない事だった。
「お前…まさか、盛ってんのか?」
「………馬鹿を言うな」
「今の間は何だ?」
「な、何でもないっ///」
 痛い所を突かれてイムは必死に赤面しながら兄の追撃を振り切った。
「姐さん…だらしない面しちまって。…女盛りの真っ只中で相手してくれるのが性欲を持て余す弟だけってのは寒い展開だが…これはこれでありなのかもな」
「これも…一つの愛の形、か。どれだけ歪んでいようとも、周りに間違っていると言われようとも…それは本人達にしか判らん事だよな?」
「そうやって納得するしかないだろうな。…戻ろうぜ?」
「ああ…了解した」
 トトもイムも自室へと引き上げていく。だが、こんな危険な情事を見せ付けられて素直に寝入れるかどうかは甚だ疑問であった。

―――翌朝
 チェックアウトギリギリの時間にフロントを訪れたラルクとシエラはそこに見知った人物が居る事に気付き絶句した。
「なっ!?」「え?ええ!?」
 二人揃って同時にハモる。この男…とその妹が同じ宿屋に泊まっていたのは単なる偶然ではない事を姉弟は本能的に察する。モンスターに遭遇した時宜しく、戦闘態勢を取った。
「おい、ちょっと待てそこの姉弟。そんな警戒せんでも良いだろう」
「気持ちは判るが…些か物騒だな」
 警戒心を持たれるのはある意味仕方が無いとしても、必要以上のそれは兄妹の心を傷つける。流石にそれはトトもイムも望む所ではない。
「俺達を…追ってきた、のか?」
「そんな事、もうどうでも良いんじゃないのか?」
 ラルクの質問はどうにも的外れな印象をトトに与えていた。追うとか追わないとか、もうそんな陳腐な表現が通用しない次元にラルクもシエラも渡ってしまっているのだ。
「アンタ等が選んだのはある意味常道を外れてる道なのかも、な」
「トト…貴方」
 シエラには全ての事象がトトに筒抜けである事が漸く判った様だ。そんな彼女の瞳には若干の戸惑いが見て取れたが、後悔や迷いの類は見て取れない。…腹は決まっているのだ。
「ま、例えそうであったとしても、だ。社会の規範とかモラルってのは今を生きている人間の為にあるモンだからな。そこから逸脱した朽ちぬ屍であるアンタ等はきっとそれには当て嵌まらないんだろうな」
 ドラグーン全てがそうである訳ではないが、ラルクもシエラも一度死んだ人間である。それ故に朽ちぬ屍と言う表現は言い得て妙だ。自然の摂理からこの姉弟はとっくに逸脱している稀有な存在なのだから。

「俺が言いたいのはさ……少なくとも俺は、アンタ等を祝福するって事だ」

「「・・・」」
 否定はしない。ただ、あるがままを受け入れ、肯定する。それがどんなに罪深い事であろうと、それがこの姉弟に取っては真実であると言う事を、ラルク…そしてシエラと共に戦って来たトトは他の誰よりも理解しているのだ。
「…トト」
「ん?」
 理解者は探せば意外な程に近くに居るモノだ。ラルクはその唯一の理解者に別れを告げる。
「俺は…もう奈落には戻らない。姉さんと行く事に決めた。これからは俺に用があるなら白の森に来てくれ」
「ああ。もう、会う事も余り無いだろうが…幸せにな」
 祝いの言葉も、贈り物も必要ではない。今、この姉弟に必要なのは平穏だ。互い縛る鎖は既に無く、もうお互いに手を伸ばせば直ぐに触れ合える程近くにこの姉弟は居るのだ。
 
 もう…この二人が離れる事は無い。それこそが竜を殺すと言う大罪の果てにトトが垣間見た一つの結末だった。

〜了〜

889 名前:Karma :2006/09/06(水) 00:26:39 ID:zKZlIvfg
「ああ、そうそう」
「「?」」
 去り際に姉弟に振り返ったトト。
「死人であるアンタ等って子供、作れんのか?」
「ブッ!」
 その口から出た言葉は爆弾だった。堪らずイムも噴出した。
「上手く子作りに成功したら便りの一つでもくれ。冷やかしに行くからさ」
 ニタニタするトトは明らかにこの獣人姉弟をからかっていた。
「姉さん」「ええ。ラルク」
―――殺るか。
「ん?」
 当然、二人はキレました。
「お前やっぱり覗いてやがったな!」
「無粋な…!代償はその首を要求する!」
「あっはっは。…自分に都合の悪い展開になると直ぐに腕力とか暴力に訴える姿勢って良くないぞ?」
「「お前が言えた口か!!」
 正解。この世界で暴君に相応しい人間の上位にはトトの名前があるだろう。物事の解決手段にかなりの頻度で暴力を用いてきたのだから当たり前だ。
「ご尤も。んじゃ、二人の門出を俺直々に祝ってやるよ。奈落に落ちるかも知れないけど、構わないんだよな?」
「黙れ。今までの貸し…熨斗を付けて返してやる」
「死ぬのは貴様だ。奈落でその行いを悔いるが良い」
「上等だ。街外れで待ってる。逃げても良いぜ…?」
 果敢にもラルクとシエラはそんな魔王の化身に挑もうとしていた。未来への旅路が死出の旅路になりかねないとは考えていない様だ。
 見た目27歳で盛大に行き遅れている獣人のお姉さん。そして、そのお相手である見た目22歳の弟。前途は非常に暗そうだ。
「お、おい…トト?」
 だが、イムはそんな兄の心配をしている妹の鑑みたいな存在だった。
「イム…お前は昨日の買い物の続きを頼む。そしてそのまま真っ直ぐ帰れ。判ったな」
「あ、ああ」
 ふはははははは!ザシャー、と砂煙を巻き上げつつトトが祝福亭を出て行った。此処を戦場にする気が無い事は一般人の皆様に対しての配慮が出来ていると言う事だ。

「あのー…イムさん」
「え?」
「未だ…お代を貰ってないんスけど」
「あ、ああ…って、財布持ってるの、トトだ」
 どうしろと言うのだ。イムは脱力するしかない。
「済まん!直ぐに戻る!荷物を見ていてくれ!」
「あ!待って下さいっスよ〜」
 頭に青筋の十字路を浮かべた獣人姉弟の後に続きイムもまた祝福亭を出て行く。
ユカちゃんへの決済はそれから半日後だった。

 後日、竜姫ヴァディスは新たなドラグーンを召抱えた。その名はラルク。旧来のドラグーンであるシエラの弟なのだが、彼女はこうも語っている。
 曰く、(娘が)所帯を持ってくれてやっと肩の荷が下りた…と。
 どうやら…この姉弟は内縁として竜姫公認であるらしかった。


890 名前:764 :2006/09/06(水) 00:32:48 ID:zKZlIvfg
長文&駄文失礼。
本当を言うとこの姉弟に関してはもっと掘り下げたかったけど、開示されている情報が少なすぎるので脳内で保管してるうちに訳の判らんモンになっちまいました。

気が向けば、また投下する事もあるかと思います。…それでは。

…個人的にラルクは狼、シエラ姐さんは狐の獣人だと思っとります。

891 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 00:46:00 ID:n+inmTEz
gjgjgjgjgjgjgjgjgj!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
神!!!神!!!神!!!!!


LOMの世界とキャラが違和感ないよ!!!

ぜ、是非つぎは瑠璃と真珠姫で何か/……!!!!


892 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 01:09:13 ID:pVQ7dYN3
乙!!ネ申GJ!!!
意地悪トトとイムたんにも萌えたよ・・!!

893 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 02:46:14 ID:dN3F4vZh
2のランディxポポイ(男でもなく、両性でもないオニャノコです)を作ってみた。
とりあえずエロない最初の部分だけ


894 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 02:46:44 ID:dN3F4vZh
「・・あんちゃん・・・・ムニャムニャ・・・」

マタンゴ国の森の中、僕は木を背もたれにし座っている、そして僕の膝の上には疲れたのだろう枕がわりに静かに眠るポポイ。
木漏れ日が彼女を照らし、時折喋る寝言が元から可愛い彼女をさらに愛らしく見せる。
僕は彼女の頭をやさしく撫でる。

先ほど僕たちはここで結ばれた。
冒険の仲間としてではなく、愛する人として。


長旅の疲れを癒すため、僕たちはマタンゴ王国に降り立った。
プリムは美容のため早速眠ると言い宿に向かい、ポポイは国王のトリュフォー様とフラミーの所に行き、僕は足りなくなった道具類の買い足しに向か

う。
プリムが休憩、ポポイが遊び、僕が買い物。
休憩時におこなういつもと変わらないこの習慣、いつも買い物を押し付けられるけど僕は好きだ。
生死をかけた戦いに身をおく僕たち、その中で安らぎを得られるこの瞬間がとても幸せに思う。


道具屋に着き、まず最初に魔法のくるみの値段をみる。
相変わらず高い、なんでこんなに高いんだろう。
2人とも魔法連発して、疲れるとすぐくるみを食べちゃうもんだから、いっつも土壇場で足りなくなる。
そんなわけで多めに買っておかないと駄目なんだけど、高いし・・・・
ポポイも気にするなって言うけど、気にしちゃうよまったく。

文句を言ってても仕方が無いので、ぱっくんちょこ、プイプイ草、魔法のくるみを買えるだけ買い、道具屋から出る。

外にでた途端、少し湿っているが、ここちの良い風が流れた。

「気持ちいいな〜」
木々の間に見える空を見上げる。ちょこっと雲があったけど、いい天気だ。
風に揺れる僕の前髪がまたなんとも気持ちがいい。


895 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 02:47:36 ID:dN3F4vZh
ん?ポポイの声だ。
僕は声が聞こえた方向へ視線を動かす。
長い髪の毛、特徴のある髪飾り、小さい身長、可愛い顔、ポポイだ。

「ポポイ?どうしたの王様と一緒じゃなかったの?」
とりあえず、ここに居る理由を聞いてみる。

「う〜ん、なんて言うか、あの2人?2匹?の間に入る余地なんて無いって言うか、邪魔しちゃわるいと思ってさ」
ポポイが苦笑いを浮かべながら僕の質問に答える。
フラミーにとって王様は親みたいなもんだし、王様もフラミーに溺愛してる。
たしかに入り込む余地はないだろう。

「まぁ確かにそうだね」
僕は思ったことを伝える。

「だろ?・・で、あんちゃんさ、このあとどうすんの?」
どうしたんだろ、ポポイが僕に予定を聞いてくるのは珍しい。

「いや、とくになんも無いけど。」
自慢じゃないが、僕が予定を立てたことなんて・・・無い。
自分から先に進みたがる人が2人もいるんだ、僕の考えなんて殆ど無視されるにきまってるじゃないか。

「じゃあさ、あっちの方に気持ちがよさそうな場所があるんだ、さっき見つけたんだけど、いっしょに行こう」
今の瞬間でも十分気持ちがいいが、気持ちがよさそう場所と聞いては僕もいてもたってもいられない。
この気候+気持ち良い場所、考えただけで眠くなりそうだ。

「いく、いくよ」
そんな場所につれてってくれるって言うんだ嫌だなんて言うわけないじゃないか。

「オイラここで待ってるから荷物置いてこいよ」
ポポイは僕の抱える荷物を指差す。

「うんわかった」
早く置いてこなきゃ。
僕はあわてて宿に向かった。

896 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 02:48:17 ID:dN3F4vZh
「ここ、ここ」
ポポイに案内され、僕はその場所へとやってきた。
そんなに広くないけれど開けた場所で光が差していて、中央には大きな木が一本立っていてる。
風も道具屋の前で感じた風より全然気持ちがいい、湿気がすくないみたいだ。
そして地面に生える草、まるでじゅうたんみたいだ。
確かに良い場所だ、まさかここにこんな所があったなんて。

「へぇ〜〜よくこんな場所みつけたね」
僕は本当に感心する。

「まぁ、オイラにしてみりゃこんなところ見つけるなんて簡単なもんだって」
ハハ、ポポイって褒めるとすぐにこれなんだから。

「ポポイは凄いよ」
すぐに舞い上がっちゃうのがポポイの悪い癖なんだと思うけど、下手に変なことを言わない、ポポイが自慢げに喋ってる時は褒めておいたほうがよい

。それが今までの旅から得た、ポポイの扱い方の一つで、この後どうなるかというと・・・

「へへっ」
ポポイは左手で鼻の下をこする。
照れちゃうのだ、こうすると罵声を浴びせられるとかしなくてすむ。

「あそこに座ろうよ」
僕は中央に立つ木の下の日陰部分を指差し歩く、その後をポポイが追ってくる。

「よいしょ」
僕は木を背もたれ代わりにし、そこに座る。

「・・・・・・」
ポポイも僕の横にくっつくよう座る。

僕は目を瞑る。
かすかに聞こえる動物の鳴き声、身体を撫でる風、草木の香り。
その自然の全てがまるで僕と重なるように感じられ、とても気持ちが落ち着く。
本当に気持ちが良い。

897 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 02:49:05 ID:dN3F4vZh
「あんちゃん・・」

「ん?」
ポポイが話しかけてきたので目を開ける。

「あんちゃんそのな・・・」
ポポイは両手の人差し指をくっつけては離し、くっつけては離しをくりかえしている。
なにか言いたいことでもあるのかな。

「どうしたの?」
気になるので聞いてみる。

「あんちゃんさ、オイラのこと好きなのかな・・・・」

898 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 02:50:36 ID:dN3F4vZh
とりあえずここまで

つたない文章でスマソ、需要がありそうなら続き作る



しかし気付けば450k越してるんだな

899 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 03:47:25 ID:VFAj1SQT
ここで終わられたら生殺しやん

900 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 09:03:34 ID:Nd6j+fSF
>>871

嗚呼…感無量だよ。
信じてれば願いって叶うんだな…本当なんだな。
エッチなねえさんと犬ラルクご馳走さまっした!

901 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 17:37:55 ID:vs74d7LH
最近LOMづいてるので真珠かエメロードで
エロいのキボン

902 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 18:07:43 ID:ZI0Q0U42
珠魅って子供作れないんだよな・・・・
石から産まれるんだし

このスレでは性交で産まれるでおkなのか?

903 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 18:18:32 ID:F87iGOE4
karma氏
ラルクとシエラ超超超GJです!
トトとイムがテラセイカクワルスww
ヴァディス様認定のお2人ということでさらに満たされましたー。



904 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/06(水) 23:20:06 ID:BSWICmXM
>>898
需要も何もまだはじまってもいないぜ!

905 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/07(木) 00:46:53 ID:JMQx57wj
かけるならどんどんカモンだぜ

906 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/07(木) 01:08:43 ID:7wwiAmJZ
>>902
性交は何も子作りのためだけにあるわけじゃないだろう。
子供は出来なくてもセクロスは出来る。それでいいジャマイカ

907 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/09(土) 10:54:17 ID:Z6D5MNkv
珠魅どうしのセックスは核と核を触れ合わせるのを想像してた。
バーバレラの新時代のセックスみたいな。

908 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/09(土) 11:25:50 ID:PHM39NTQ
だが、それでは些か面白みに欠けないか?
このスレ的にはやっぱり濡れ場は欲しい所だよなあ

909 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/09(土) 22:58:02 ID:Nm9dUxtX
性交して妊娠すると宝石が出来てそこから珠魅が生まれるのです

910 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/10(日) 23:13:46 ID:HdJOlPo4
珠魅は生殖しないけど恋人同士はいるわけで(ルーベンスとディアナ)
そのへん謎っちゃあ謎だ

911 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/11(月) 07:29:25 ID:d2CjvJNU
ルーベンスと言われてバリチェロを想像した俺は…

912 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/11(月) 10:53:09 ID:QI1yCOYU
>911
ルーベンスで反応すんなってw
バリ禿って名前があんだから

913 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/11(月) 23:53:46 ID:+IhAnEkp
美しい宝石が人に大事に扱われるうちに
人に憧れて魂を持ったのがじゅみなのですよ。
だから人と同じ姿をし、性交能力も備えているのですよ。



と、よく分からんことを言ってみる。

914 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/13(水) 06:20:37 ID:rqV6L5nI
4のるちあタン可愛い・・ハァハァ早くでないかな
3も光闇性格変化付きでリメイクきぼん・・

915 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/14(木) 23:11:31 ID:RmYFKegJ
ヴァディスにも人間形態とかあるんだろか。
そしてティアマットと元恋人と言うからには
やっぱりあのティアマットとくんずほぐれつしちゃったんだろうか。

916 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/14(木) 23:18:04 ID:mQZLvoDw
ではそのグラフィックを希望しようか

917 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/14(木) 23:20:57 ID:7jxfQF4S
>>915
人間形態あったらなんか萎える・・。
ティアマットとは当然あったでしょうねぇ。
あの2人の竜形態での交尾・・軽く死者がでそうだ

918 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/14(木) 23:45:09 ID:RmYFKegJ
どんな服を着ているのかは置いておいて、
人間ヴァディスがいるとしたら髪の毛は体毛と同じふわふわであると断固主張。

軽く死人が出そうな怪獣大決戦的な交尾。

だがそれがいい。

919 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/15(金) 00:10:32 ID:MEf2MyEt
ティアマットはマナストーン守護はしてなかったのかな?
当時、すでに二人ともお役目についてたら動けないから
デートもできないな。鏡花の『夜叉ヶ池』状態。

920 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/17(日) 01:28:43 ID:amanNvEG
age

921 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/17(日) 20:14:57 ID:TariAKb7
>>919
ティアマットもマナストーン守護してたんじゃなかったっけ?
各マナストーンに守り役のドラゴンがいたと思ったが。
本来守るべきはずのマナストーンを取り込んだから他のドラゴンに殺されたはず。

そういえば、ゲームに出てこないドラゴンって名前あったっけ?

922 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/18(月) 08:59:51 ID:/zGkkBBQ
>>921
ティアマットが取り込んだ水と金の奴?
とりあえずアルティマニアには載ってないが・・・

923 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/24(日) 06:19:52 ID:IF3X8vvh
保守らないと危険か?

924 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/24(日) 20:56:09 ID:NCBwBppf
優良有料動画配信サイト比較
http://hp43.0zero.jp/774/yudouga/

925 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/26(火) 05:44:31 ID:vmkkRqmc
moe


926 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/26(火) 07:46:06 ID:ea5ZGHb2
真珠期待

927 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/26(火) 14:01:34 ID:jcLBydPW
大好きなおにいさまに積極的に迫る真珠姫とか。でも結果的に誘い受けになるw

928 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/26(火) 15:19:26 ID:aSAiZ10k
繋がっている最中にパールに変わったり

929 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/26(火) 16:31:05 ID:zsy0xLZQ
真珠が誘い受け、パールが襲い受け。
好守逆転、一挙両得!!

930 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/26(火) 16:43:57 ID:/FxoEuXI
おまいらは口内発射動画でも見とけ!(´Д`*)
http://wanwanwan.mine.nu/uploader/src/up0014.jpg

http://wanwanwan.mine.nu/uploader/src/up0014.wmv

931 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/27(水) 06:33:24 ID:gJmXZlLh
>>898の続きはまだかまだかまだか

932 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/27(水) 21:52:08 ID:roOm6Ccy
ここ次スレは950? 980くらい?

933 名前:東洞院右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/09/27(水) 22:18:45 ID:o8GiVfls
>>893
ふたなりポポイもいいが、おにゃのこの方もなかなか……。
と云うわけで、早いトコ続きをキボン。

934 名前:893 :2006/09/28(木) 03:51:45 ID:Dia7LJgH
うお、待ってる人がいてくれちゃったりしてるの?
ありがとう、そしてごめんなさい。

全く後のこと考えてなかった&あんまり時間がない&素人なので
続きを作るにしてもかなりの時間を要してしまいます。
それでもいいなら続きを作るかどうしようか迷ってます。

力量が全く無いわけで見直すと誤字だらけで酷いwww

あと、とりあえず少しだけ書きかけだった文を見つけたので投下
やる気が出ればこの続きを少しずつ作ってみます。

935 名前:897の続き? :2006/09/28(木) 03:53:33 ID:Dia7LJgH
「ふぇっ???」
え〜と、なに? ポポイは何を言ったんだ?

「ごめん、もう1度言ってくれない? ちょっと聞こえなかった」

「……」
あ、ポポイ真っ赤になって怒ってる…どうしよう…

「……あ、あんちゃんのことが好きだって言ったんだよ! 2度も言わせるな!」
好き? え? 何? 僕のことが好き? ポポイが? 僕を?

「え〜と、す、好きなの?」
どうして告白されたのか全然わからないのでもう1度聞いて見る。

「……コクリ…」
ポポイが静かに頷いた。僕が好きだってのは本当みたいだ。

「え、え〜〜〜〜」
ポポイから告白、お、女の子から告白! は、初めてだよ告白なんかされたの!
じわ〜っと僕の顔が熱くなってくる。たぶん今、僕の顔は真っ赤になってるに違いない。

「あのさ、だからさ、オイラのことあんちゃん嫌いかな……」
ポポイも真っ赤な顔してる。それにちょっとだけ震えてる…
きっと本気なんだ!

「好きじゃないなら、そう言ってくれよ…」
ポポイが俯く、なんか…泣きだしそうだ。
どうしよう、今ちゃんと答えないと絶対ポポイを悲しませちゃう。
どうしよう、どうしよう、どうしよう。

「……やっぱり、オイラみたいのじゃだめなのかな……言葉だって男みたいだし…ちんちくりんだし…」
まずい! まずい!泣いちゃいそう、どうにかしないと……うぅ…しかたない、ええーい!

「す、すすす、好き、好きだ…よ」
く、口がちゃんと動かない!

「ぼ、僕もポポイが大好きだから」
うわ、言っちゃった!

「あ、あんちゃん……」

「だから、泣かないで、ね」
ポポイが僕をじっと見てる。

「う…うわーーーーん!」
あ、泣き出した、ど、どうしよう。

936 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/28(木) 03:54:37 ID:Dia7LJgH
ドサッ!
ポポイが飛び掛ってきた。
できることをしようと思い僕はポポイを抱きしめた。

「あんちゃん! あんちゃん! 好き! 好き! 大好き! 」
僕の胸に顔を埋めて好きだと泣きながら何度も叫ぶ。

「うん、僕もポポイが大好きだから」
頭を撫でる。小さな赤ん坊をなだめるようにやさしくやさしく。

「ひぐっ…ひぐっ……」
ポポイが僕を見上げる、小さく可愛い顔が涙でぐしゃぐしゃだ。
…こんなになるまで僕のことが好きなんだ。もしかして、ずっと思いつめていたんじゃないか?
そう思った途端ポポイがとても愛おしく思えてきた。

「ポポイ」
ポポイを見つめる。
ポポイの美しい肌、赤く映える髪。彼女の全てが美しく見える。
なんだろう、胸がどきどきして心の奥からどんどんど熱い何かが沸いてくる。

「あんちゃん…」
ポポイが目を瞑る。たまった涙が頬を伝わって落ちる。
…恋愛経験が無い僕だってわかる、今何をすればいいのか。
そう

チュッ…

キスだ。


僕の始めてのキス、ポポイとのキス。
彼女の小さな唇は、僕の頭と心を溶かす。
いや、爆発してしまいそうだともいえる。

しばらくして、いや、一瞬だったのか、長時間だったのかも全くわからない。
僕たちは唇を離した。離した後も感触が残っている気がする。

「あんちゃん…」
余韻にひたる僕をよそ目に、ポポイが喋りだす。

「う、うん…な、なにかな?」
まだ少し名残惜しい。

「あのさ、このままさ、続きもしちゃおうよ」

937 名前:名無しさん@ピンキー :2006/09/28(木) 03:56:19 ID:Dia7LJgH
また尻切れですね、ごめんんさい

938 名前:東洞院右近 ◆.UPqm0er1Y :2006/09/28(木) 21:31:46 ID:S0o5iJTq
生殺しかww
とりあえず、がんがれ。

ちなみに、得ろい場面はじっくりねちっこくやると吉。
具体的には、視覚聴覚触覚嗅覚味覚をフルに描写してみるとか。

素人っつーコトだけど、だったらじっくりやるといい。
焦って書いて投稿すると、大抵後悔するから。

以上、お節介の戯言。

939 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/04(水) 12:33:48 ID:wr6S3O37
真珠姫期待age

940 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/06(金) 01:55:36 ID:NoEUSdlX
ぽぽいいあおpd

941 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/06(金) 03:58:24 ID:34LSLYbi
ぽぽい期待あげ

942 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/07(土) 01:19:17 ID:JwDbTHz2
FRIENDS OF MANA 配信日決定あげ!

943 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/13(金) 04:23:46 ID:7QByzY8m
4も発売日決定したみたいだし
期待上げ!

944 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/19(木) 04:52:59 ID:uyimEIM2
保守保守。聖剣3を次世代機でリメイクだ!!乳揺れ完備でハァハァ

945 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/20(金) 00:36:33 ID:Rc6lTkGr
新約みたいなアレは勘弁な

946 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/20(金) 11:56:27 ID:6w8TsIQO
2と3が同時発売だったら神。
だがFF4アドバンスみたいにバグがあったらやだなぁ。

947 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/20(金) 17:25:52 ID:t+PNwDUm
埋め

948 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/20(金) 19:50:25 ID:o3UyKPFe
>>946
同時発売は無理やろ
FFでさえそうなんだから

949 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/27(金) 19:07:57 ID:Q6urlvnj
>>944
3だけじゃなくLOMもリメイクして欲しいところだ。
乳揺れパンチラは常備で

950 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/28(土) 23:04:38 ID:isjrD9jf
ポポイが欲しい

951 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/29(日) 11:45:32 ID:P44Sq5cz
乳揺れ…アンジェラに期待
パンチラ…リースに期待

952 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/30(月) 00:29:35 ID:5t4ObDho
>>951
すじ…シャルロットに期待

953 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/30(月) 00:52:09 ID:/6TFMSqk
谷間…真珠に期待

954 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/30(月) 01:05:58 ID:SNBXs80N
筋肉…ケヴィンに期待
絶倫…ホークアイに期待
童貞…デュランに期待

955 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/30(月) 10:30:08 ID:HDxfa5SG
>>954
絶倫と童貞は逆だな

956 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/30(月) 23:45:38 ID:vWnostRI
ホークアイあれで童貞だったらそれはそれで怖いものがあるな

957 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/31(火) 08:56:48 ID:4Ufnrd2u
止めてくれ。俺の彼に対するイメージが壊れる

958 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/31(火) 09:17:20 ID:9Ct4l6Pr
ホークアイは忍者要素が入ってそうだから淫術もマスターしてなきゃだめだろ

959 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/31(火) 11:15:08 ID:+mu9nb0r
どう考えても童貞はケヴィンだと思う

960 名前:名無しさん@ピンキー :2006/10/31(火) 14:15:54 ID:BjqHln7Y
>>954
ホークアイは技術でデュランが絶倫童貞かな、自分は

961 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/01(水) 22:01:42 ID:oondupNy
けっこう前から>>421を待ってるおれは多分勝ち組。

962 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/03(金) 13:48:30 ID:fIcxfoP9
>>958
忍者と淫術は関係ないだろ
行為に及んだら隠密じゃない
むしろ忍者失格だな

963 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/03(金) 14:27:11 ID:6ShK51O9
房中術の類は知ってても損は無さそうだが…
男であるホークアイが体を武器にするってありえるか?
女なら兎も角なあ

964 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/03(金) 16:48:54 ID:nvDNOYXw
タラシこんで内部事情を女に探らせる、とかは普通にアリかと。

965 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/03(金) 17:08:31 ID:w9/C6sL8
デュラン……近親相姦に期待
ホークアイ…寝取られに期待
ケヴィン……獣姦に期待

966 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/04(土) 12:50:10 ID:eVwW09OE
アンジェラ・・・SMに期待
リース・・・・・・・和姦に期待
シャルトット・・やらずぼったくりに期待

967 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/04(土) 17:24:28 ID:dbHRlfEk
うだつがあがらなくなってきたな

968 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/05(日) 22:19:32 ID:2B7SACf/
このスレ的には聖剣4ってどうよ?

969 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/06(月) 12:40:26 ID:XC5m79WR
あんまり面白くなさそうと思った

970 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/08(水) 03:27:00 ID:kN42HT6N
>>965
寝取られってジェシカ?それともリース?

971 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/09(木) 01:45:06 ID:gPp0D3b9
2のランディ×ポポイ(女体)投下したいんだけど容量まずそう?
次スレ待ったほうがいいのかな

972 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/09(木) 01:57:49 ID:ZbmRAcjD
あと40kくらいだね

立てといたよ
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1163005012/

973 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/09(木) 12:14:56 ID:cR/43+MM
埋めちゃうぜ!

974 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/10(金) 04:57:25 ID:+7TE+AQS
ヒャア!我慢できねえ!埋めだ!

975 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/10(金) 04:57:50 ID:jdEStCbF
いいや、限界だッ!埋めるねッ!

976 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/10(金) 04:58:24 ID:wfjVdXhU
ヤツに「書き込みボタン」を押させるなァーーーーッ!!

977 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/10(金) 05:00:28 ID:OFODxza3
康一くん…君は、本当に頼もしいヤツだ。
このスレに来て、君と知り合えて本当に良かったと思ってるよ…
そして、やれやれ。 間に合ったぜ………埋めだ…

978 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/10(金) 07:14:53 ID:XkgEfqAt
あたしたちもこのスレみたいになっていくのね…

ひゃあ!(ry

979 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/11(土) 02:51:59 ID:+CU4LKeb
おいおいどうした、ブルってんのか?

980 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/11(土) 11:18:33 ID:3gBd8Rvq
        / /   ,ィ /ヽ、  ヽ     \
        /  ,'  / //   ヽ、v´lヽ、     ヽ
.        /   l >r/ '" .r─-、 ヾ `r-lヽ、      `ュ
       /   l l /_    f、ヽ. i  レ'r^ i ヽ、.   /ハ
      /    /ヾl.f:、   ヽン ',,  ,) ノ   '、ー-//、..
    / ヽ_,,  ./.   l 、j . , ィ-、   /'"     ヽ.//  `
    ././^、 7    ' 、 (_ ノ ./l        ヽ'
   /'    ヽ/       `ーイ‐'"^>- 、       '、
  /.      /       ,ィ'" ̄ ` '/    ヽ      '、
. /      /    ,./´/     /  /´_,..ヽ       '、
/     /.     /  .i        }'/,./ l.ン
     /     l、        ヽ.ヘ   i
    ひゃあ!わたし知りません〜 !l   '、
    /魔女じゃありません〜 !! /  '、   '、

981 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/11(土) 22:46:44 ID:vmSk7Nls
そのAAは!
………ウソをついてる『AA』だぜ……

982 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/12(日) 13:27:49 ID:2TmHbQLs
アルテナの住民は触ってみないことにはなぁw

983 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/13(月) 01:34:30 ID:HZiYIWiV
u

984 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/14(火) 01:32:11 ID:zOwsALfr
うめ

985 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/14(火) 09:29:31 ID:O1XmSdfj
何故にジョジョwwwwww

986 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/14(火) 09:45:05 ID:u96NR/mv
フェンリルナイトの巨人の槍、凹凸があってごつごつしてるよな…

という埋め

987 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/15(水) 00:24:42 ID:SULh6W4q
umr

988 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/15(水) 23:07:54 ID:SULh6W4q
うま

989 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/16(木) 00:53:35 ID:bKycDn3h
生め

990 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/17(金) 01:52:27 ID:XM7D5GrJ
ume

991 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/17(金) 01:57:36 ID:q/vKNY9U


992 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/17(金) 03:16:15 ID:Lk6Cv9Ky
埋め

993 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/17(金) 23:21:05 ID:3Nqe4WCd
うめ

994 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/17(金) 23:49:57 ID:JpRS4mdd
LOMの女主人公のパンチラってありますよね………あれ、はじめてみたとき………ふふ………その下品なんですが勃起してしまいまして………

995 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/18(土) 11:43:58 ID:B2jGIAHB
  ,. ‐';ニ"´ニイ:i!:、ヽ:.:`ヽ、_
/.:///:.イ:.|:|:|i:.:ヽ:.、ヽ:、ヽ、
:.:/:/./://:|:.:|:!:|:|i:.:.:゙,:.:.:.リ:.ヽ\
./:.:/:/:.:.//ハ:.:i:.:l:.:.i:.:.:i:.ヽ`:|:!:.:ヽヽ
:.:/.:/:.:./:.l!::.:.ハ:.V:.;、:i:.:.|:.:.ヽ|:.i:.i:.:.',:.゙:,
/l!:/.:.:/|!.|:.:./ハ:',:|:ヽ:、|!:.:.:.ハ:.||:.',:.i:、:',
!|l,:!:.:.:.:|.| |レ/∧:l:メ!:.ヽ:.:|:.|/:.i:.リ:、',:|:.i:.i
:|l.|:.:.:.:|!.:|:.//¬i:.{‐、.:|.ト、:l:|、:.!:.:.i:ヽ|:.|:|
i:.:| |:.:.|l:.:.l/ィ示ヽミ !.メ| 〉ヽ!:|_!:.|:i.:N:.|
:.:.l!:l、.:.:l、:l`ヽ::ノ_, ' リ |i |.,.ィl、.|::!||:.メ:リ
、:.l!.N、:い!.        !く:::ソ } |:.:|/:/
!:i、.i!リ ヽ!         , `~ /|:ノ:/
:.i|:iN  `      .: ノ  /:!レ/′
:、l:|ハ     、____    /::i/'′
小| ヽ     `''ー‐`''  /|/l
:.:トヽ  \       /                      r‐-、r‐-、r‐-、r‐-、
N|`ヽ   ヽ、    , '´      ┌───────┤  ||  ||  ||_..._|‐───────┐
``'''‐- ..,_   iT"´           | ー──────‐ |_...._||  ||_...._|ヽ_,ノ. ──────

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、_    ``''‐N、           | DEATH NOTE .ヽ_,.ノ|.-‐.|ヽ_,ノ                 

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 `ヽ、      i          | ─────────. `ー' ー‐─────────‐ |
、   `ヽ、   |           |     >>994        , :                 

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、`ヽ、   \  |          | ──────────‐ :. ──────────‐ |
 \ \   ヽ.|ヽ         |                   :                

  |
   ヽ ヽ   |  \          | ──────────‐ :. ─

996 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/18(土) 17:11:10 ID:r0X+xS6p
あれはパンチラではない
パンモロだ

997 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/19(日) 14:26:02 ID:X8wbg1Fq


998 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/19(日) 20:28:35 ID:uG4m10Ev
ume

999 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/19(日) 20:38:13 ID:silUUh3p
もし1000を取れたら

1000 名前:名無しさん@ピンキー :2006/11/19(日) 20:39:18 ID:silUUh3p
リースはオレのもの。

1001 名前:1001 :Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。


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