そこはコラボしとかないと。
魁!氷結クリフト
第4幕 「4×8」(しつこい)
「ようクリフト」
「ククールさん」
神官も懲りなければ、騎士も懲りない性格です。
またまたクリフトの部屋へとやってきたククールは、錬金釜の為に何万マイルも走り続けて砕けた足を引きずりながら、今回の成果品を見せました。
「こっ、これはっ!!」
「しんぴのビスチェ」
前回の「あぶないビスチェ」に比べて露出度は劣るものの、その高い守備力は言うまでもなく、清らかなエロが再現されたそれはクリフトの前で眩く後光を放っていました。
「まさに神秘! 神の息吹を感じます!」
「だろー?」
ウチの男どもも興奮しちゃってさぁと、と髪をかき上げて言うククールの言葉も耳に入らず、クリフトは目の前のビスチェに妄想を逞しくしながら鼻息を荒くさせるのでした。
「あぁ、姫様がこんなビスチェを着て下さったら、」
妄想【妄想はじめ】
妄想「クリフト、どうかしら?」
妄想「ぶはぁ! お似、お、お似合いでございます!」(鼻血)
妄想(お、お似、オニモエー)
妄想バズーカ級のレンズでキャンギャルを撮影するオタ男よろしく、
妄想抉るような角度でアリーナ姫を嘗め回すクリフトに、
妄想アリーナ姫はぐっと近付いて天使の笑顔を注ぎます。
妄想「 わ た し の 神秘も覗いてみたくない? クリフト」
妄想「ひっ、姫様っ!」
妄想むっちりとした胸の谷間にクリフトはズッキュン☆と魂を射貫かれ、
妄想とめどない鮮血(鼻血)を噴き出しながら堕ちてゆくのでした。
妄想【妄想 核 融 合 】
「ぐぶはぁっっ!」
危うく自らの妄想で死ぬところだったクリフトは、次の瞬間、瞳をカッと見開いてククールの襟首を掴みます。
「で、 い く ら で お譲りいただけるのでしょう?」
「やるかよ! 非売品だぜ?」
「では何で私にこのようなものを見せたのです!」
「え、自慢?」
「ムキャー!」
そうしてまたもや僧侶達が取っ組み合いのケンカを始めたとき、
「返しなさいよ! このキモメンズ!」
「この世から出家して!」
そう言ってゼシカ嬢がプリプリと怒って去った後には、 聖 者 の 灰 となった僧侶達がサラサラと風に流されていくのでした。
哀れ、燃焼僧侶。
ゼシたんにまで。
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