hyouketsu × Krift |
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「魁!」は「暁!」に。
魁!氷結クリフト
最終幕 「冒険は終わらない」
「世界樹にも登ったし、天空にも行ったし、魔王の城にも地獄の底も冒険したわ」
世界地図を片手にアリーナ姫は勇者ソロに言いました。
「これで行くべきところは行きつくしたわね」
冒険も終盤になると、世界を知った嬉しさとは別に、何処かしら寂しさも感じるところです。
アリーナ姫はひとつひとつの出来事を振り返りながら、導かれし者達としてやり残した事はないかと、まるで自ら冒険を見つけるように気球からの景色を眺めていました。
「もう、私たちの冒険は終わりなのかしら」
「いいえっ! まだ終わりではありませんっ!」
するとそこに割って入ったのがクリフトです。
彼は先ほどまで例の魔術師によって氷結していた筈ですが、もう融解したのでしょうか。
「私と姫様の冒険は、これから始まるのですっ!」(鼻息)
クリフトはアリーナ姫の小さな手をギュッと握って言います。
「それは恋のステップ、愛のロード!
「私達は今までの冒険中、まだ手しか繋いでないのですよっ!」
清らかすぎる! と瞳に炎を宿して訴えるクリフトは、いったい何の志に燃えているのか(たぶんエロ)。
「私としてはひとつひとつ、恥じらいながらも悦びに満たされてオトナの階段を上っていくつもりでしたが」
「クリフト鼻血」
「この際、勢いに任せて一気に駆け上がるのもアリかと思いますっ!!」
「鼻血出てる」
「私たちの前に広がる性的な冒険! それは未知なる神秘の世界!
「ためらいや恥じらいを捨て、二人で果敢に挑戦いたしましょうっ! ぶっは!」
こんな感じでクリフトが滝のように鼻血を滴らせて激しく叫んでいると、
「貴様は黄泉の世界にでも彷徨って来いィィィッッッ!!!」
「三途の河を渡れ! さすれば何処を冒険しようとも構わぬ!」
そうしてブライ老が彼からアリーナ姫をひっぺがした後には、気球がその重みで墜落しそうになる程の巨大氷柱が立ったのでした。
アリーナ姫を求めるクリフトの氷結的な冒険は、終わりがないようです。
あぁ哀れなり、氷結クリフト。
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| 【あとがき】 |
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「氷結祭り」から数ヶ月……。
ムリ。もうムリ。って思っていたわりに、
結構サクサク書けるものだなぁと思い至りました(笑)。
そろそろ本格的にダンジョン化してきた氷結エリア。
冒険者の皆様の挑戦をお待ちしております(笑)。
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