GAG STORIES |
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スーパーエルオリオブラザー(ズ)
【第4章】 エイト×3
再々トライです。
エイトは習得したメラを失い、再び裸一貫で最初のスライムから倒していくことになりました。勿論タイムを気にして進み、ペースを掴むことには余念がありません(前回より学習済み)。
さて。
「王様、セーブって出来ないんでしょうか……」
エイトは周囲を見渡して教会を探しましたが、教会はおろか村も町も見当たりません。冒険の中盤には拠点となるべき無料宿があるのが定番だと思っていたエイトは、一回のミスで死んでしまう己の魂の軽さに正直疲れてきたのです。
「ハーフまで辿り着くとセーブは出来るぞ」
「……」
(……ということは、まだ半分もいってないということか……)
トロデ王の言葉を聞いたエイトは、内心グッタリしながら走りました。
「むっ! エイト!」
すると突然、トロデ王が指を指して大声を出しました。
「あのキラキラと光る星を取るのじゃ!」
トロデ王の指差す方向には、空より輝いて降る星の姿が。
「あれを取れば無敵になれる! スーパーハイテンションになれるぞ!」
「!」
聞いてエイトはすぐさまダッシュ&ジャンプをして☆をゲットしました。
途端にエイトの身体が光に包まれ、向かう所敵なしのスーパーハイテンションになります。エイトはこれまでの難関だった多方向からの大砲攻撃や動きの読めない土管からの敵襲を気にすることなくフィールドを駆けました。
(なるべく走って遠くまで……)
エイトがそう思って必死にフロアを移動していたその時。
「あっ」
急にフロアが動いたので、ビックリしたエイトは滑って落ちてしまいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「無敵状態でも穴に落ちれば死ぬぞ」
ハーフラインを超えていたエイトは、トロデ王の復活呪文により目覚めることができました。
「……それって無敵じゃないですよね」
「アクションの世界は厳しいのじゃ」
エイトは残りの命がどんどん削られていく自分に、アクション世界の命の軽さと1プレイの重さ・尊さを噛み締めることになりました。
(つづく)
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【ワンポイント】 |
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おっと、FCの○リオはセーブできませんね。
「ぞぞぬもしかねのめゆ」みたいな復活呪文も使えません。
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