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見た目も内容も寒い世界にようこそいらっしゃいました。
ここは「氷結クリフト」の部屋です。氷室です。
ここにはアホでヘタレで妄想の激しい神官しか居ませんので、
そういう神官が苦手な方は速やかにご退室をお薦めします。
氷結クリフト・第壱 「装備できない」
「姫様っ!!」
「ど、どうしたの。クリフト」
泣きそうなほどの悲壮な面持ちで神官クリフトはアリーナ姫にしがみつきました。そのただならぬ様子にアリーナ姫も驚いています。
「何故っ! PS版では姫様は【おどりこの服】を装備できないのでしょうかっ!」
「あぁ、それ? だって軽くて良いけど、ヒラヒラして結構ジャマなんだよね」
マーニャ姐様みたいに呪文で後方支援タイプなら気にならないのかな? と言おうとしましたが、クリフトはアリーナ姫の服にしがみついてイヤイヤと首を左右に振っています。
「おおっ! 神よ!!」
「ク、クリフト?」
もはやこの世の終焉を迎えたような絶望の色を見せるクリフト。
「FC時代は姫様が足を振り上げる度に胸を躍らせていましたものを、PS版ではそれがっ! 私の唯一の心の癒しが! 唯一の希望が!!」
「何をぬかしとんじゃこのボケがぁーっ!!!」
「ワシの目が黒いうちは、姫様にそんなエッチな格好などさせーぬ!」
そう言って老魔術師が去った後には、氷の人型オブジェが出来上がっていました。
「さぁ姫様、行きますぞ」
「う、うん」
哀れ、氷結クリフト。
氷結クリフト・第弐 「バッチリがんばれ」
「はぁ。ソロさんはいいなぁ……」
「どうした? クリフト」
今しがた戦闘を終えたばかりの勇者ソロが溜息に振り向くと、後方のクリフトが切なげな瞳で己を見ていることに気付きました。
「姫様に命令ができるなんて」
「は?」
先程ソロはアリーナ姫に「周囲をみて回復も頼む」と祝福の杖を渡していました。彼女は勇者の意見を聞き、今の戦闘でも勇者の傷を咄嗟に癒し、有利な展開に導きました。
「私も神官でなく、勇者であれば」
「クリフト」
「姫様に色々と、色々と! 命令できるかもしれないのにっ!!」
「いやそれは」
「姫様にあんなコトや、こんなコトをしてもらって!」
クリフトは身悶えしました。
「あぁっ! そんなコトまで! はっ、はは鼻血がっ!!!」
「妄想神官が何ぬかしとんじゃぁーっ!!!」
「ワシが下がっておればイイ気になりおって……」
そう言って老魔術師が馬車に戻った後には、氷の人型オブジェが出来上がっていました。
「ささ、ソロ殿。行きますぞ」
「は、はい」
哀れ、氷結クリフト。
氷結クリフト・第参 「ご相談は お気軽に」
「クリフト、いる?」
久しぶりに宿を取り、それぞれが部屋に戻った時。軽やかな美しい声と共に、クリフトの部屋の扉がノックされました。
「相談があるの。今いいかしら?」
「ひっ、姫様……!!」
妄想神官クリフトの心臓は胸を破って飛び出ました。
(はぁっ!! これは、もしや夜這いでは!)
伏し目のアリーナ姫は夜の雰囲気も手伝ってか魅力が2倍(クリフト比)。
さして荒れていない部屋を慌てて片付け、クリフトは椅子を差し出しました。
妄想 「夜が寂しいから」と姫様は訪ねられたのだろうか……
妄想そ、それとも「クリフト好き」とか仰るのか……
妄想もしや「抱きしめて」とか、いやっ! そっそれは……
妄想しししかしっ! 姫様に恥をかかせてはならない!!
「ご、ごほん」
クリフトは真剣な瞳で言いました。
「さぁ姫様! 何でもご相談ください!」
ちょこんと可愛らしく椅子に腰掛けるアリーナ姫の正面に立ち、クリフトは大の字になって迎えます。
「不肖クリフトが両手と股間を広げて朝までお付き合い――」
「このクソたわけがぁァァァァァッッッ…!!!」
「死ね! ここで死ね!!!」
老魔術師が部屋に戻った後には、氷の人柱(しに)が出来上がっていました。
「姫様。相談ならワシが聞きますぞ」
「クリフト死んだよ」
哀れ、氷結クリフト。
氷結クリフト・第四 「愛のエプロン」
「今日の朝ご飯はミネア姉様と二人で作ったんだよー!」
パーティーが次々と馬車より降りてくると、嬉々としてアリーナ姫が迎えます。
「ほほう、これはまた美味しそうですな」
「でしょー!!!」
「どうぞ召し上がってくださいね」
トルネコが満面の笑みと驚きで二人の並べた食事を眺めていると、既に身支度を済ませたクリフトがわなわなと震えて立っていました。
「ひ、ひひ姫様のエプロン姿!!!」
「クリフト?」
あほ神官クリフトの卑猥な瞳には、アリーナ姫の白いエプロン姿しか映っていないようです。
「なんといやらし……もとい、素晴らしいのでしょうっ!」
クリフトは疾風の如き速さで走り寄ってアリーナ姫の前に座り、しげしげとその姿を見つめました(視姦)。
「朝日の零れる緑の丘で、パンを焼いて紅茶を注ぐ。あぁ、私だけの天使!」
「寝呆けとるでないわぁァァァ!!!」
「ワシより早くボケるなど、笑止千万!」
老魔術師が食卓についた後には、氷の人柱が出来上がっていました。
「うむ。姫様、ミネア殿。これは美味い」
「え、えぇ」
「ありがとう、ブライ……」
哀れ、氷結クリフト。
氷結クリフト・第伍 「マニアには高値で売れるから」
「これも売ろうか」
「いけませんっ!」
勇者ソロが「ふくろ」の整理の為、街の道具屋にアイテムを売りに来ました。それに同行していた神官クリフトが、ふくろから【あみタイツ】が出てきた瞬間、その手を制止します。
「それは姫様がお召しになっていた、あ、あみタイツ!!!」
「もう要らないし。お金も欲しいし」
「だめです! 姫様のお古を売りに出して、どんな邪な心を持った者が買い取るか分かりません!」
クリフトはソロの手からあみタイツを奪いました。
「きっとプレミア値がついて、オタな男に買われてしまうんです!
「……それならばっ!!!」
あみタイツを持った手が強く握られます。
「私が買い取ります!!!」
「え」
なんだか神官、鼻息が荒くなってきました。
「姫様の貞操をお守りするのが私の務め! 誇り!」
「邪な心を持っているのはまさにお前じゃあぁぁァァッ!!!」
「氷が融けましたら、教会に連れて行かねばなりませぬな」
老魔術師が食卓についた後には、氷の人型オブジェが出来上がっていました。
「それまでに道具の整理をしてしまいましょうか」
「そ、そうだね」
哀れ、氷結クリフト。
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【氷結コメント】 |
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てかもう、本当にくだらないです。寒すぎます。
ココまで読んでいただきました奇特な閲覧者さま、
……大丈夫でしょうか(笑)
以下のリンクで次の行動を正直に選んでくださいね☆
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だっ大丈夫です! このクリフト、まだまだ戦えます!(地下2階へ)○
いくら私といえども我慢の限界です。帰らせて頂きます(書庫へ)○
リセットしましょう(TOPにもどる)○
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