2003年06月12日から始まった“「クルクート幻想風花」無断再配布事件”は、二年六ヶ月後の2005年12月03日、青木梨が起訴猶予になった、とchapter2がサイト上で述べたことで完全に終結した。
被疑者、青木 梨への検察の最終結論は「起訴猶予」となりました。
簡単にいうと「青木 梨の行動は犯罪と確定したが、実刑には至らず」という事になります。
さて、起訴猶予とは何か?というと、
犯罪の嫌疑が十分で訴訟条件を備えた犯罪事件と確定されつつも、
検察官が刑事訴訟法248条に基き公訴を提起しないと判断した結果を起訴猶予といい、
検パイ(検事釈放-パイ-)といわれる「検事の個人的なお情け」を法制化したものです。
chapter2の主張する著作権侵害の犯罪性は立証され認められつつも、
検察官の酌量によって被疑者、青木 梨の実刑までは回避された、というもので、
酌量の理由は、「若年の学生である」というところが大きいようです。
個人的な感情としては、私も相手もどちらもニヤリな結果といえるのですが、
著作権問題の観点からすると、
「若年の学生であれば著作権侵害による刑事罰は受けないから、やったもん勝ちって事か?」
という事であり、そういう観点では多少残念な結果ともいえます。
ただ、これまでのケースだと、起訴猶予にまで持ちこめず不起訴処分として終わるケースが多いようで、
「個人でこのケースを起訴猶予にまで持ち込めたのはよほどの立証努力があったからだ」との言葉を頂き、
多少は救われた思いがあります。
事件の落とし所を考慮すれば「まぁ大体こんなもんだろうな」という、
当初の予想通りの結果です。
まとめに入りましょう。
検察審査会の方で検察官の判断などの妥当性を調査・議論してもらい、
最終的に起訴猶予で相当という結論となりました。
この結論を受けた事と、当方の"出来うる限りの行動"が全て終了しましたので、
今回でこのサイトの更新は完全に終了です。
これがどちらもニヤリな結果
であり、当初の予想通りの結果
なのかどうかは、過去の言動を見る限り、やや疑わしい。
ヲチスレは関心を失って久しく、これに反応があったのは二日後である。
219 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/05 23:59:28 ID:eaN65Cro chapter2 が終了宣言。
220 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/06 22:40:09 ID:VWlap/Np いやー良く2年半も空想世界の訴訟劇を演じきった
はくしゅーっ
221 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/07 10:59:35 ID:iBJ0uKgy まだやってたんだという印象しかないな。>ちゃぷたん
222 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/07 12:11:39 ID:+JkGwzeO ようやく終わったかという印象だが、最後の最後まで突っ込みどころが多いなあ。
>被疑者、青木 梨への検察の最終結論は「起訴猶予」となりました。
>簡単にいうと「青木 梨の行動は犯罪と確定したが、実刑には至らず」という事になります。
犯罪と確定するのは裁判官であって検察官ではない。
実刑かどうかを判断するのも裁判官。裁判に至っていないので「検察官は犯罪と"判断"したが"起訴"には至らず」とした方が正しい。
(世の中には「検察官は犯罪と判断したが、裁判官は無罪と判断した」というケースもある)
>ただ、これまでのケースだと、起訴猶予にまで持ちこめず不起訴処分として終わるケースが多いようで、
起訴猶予は不起訴処分の一つなので「起訴猶予にまで持ちこめず不起訴処分として終わるケースが多い」は矛盾している。
不起訴には「嫌疑なし」「嫌疑不十分」「起訴猶予」の三種類があるので、「個人でこのケース〜」っていうのは「普通は"嫌疑不十分"までしか立証できない」というのを茶腐が誤解したんじゃないか。
茶腐がどうしてこんな初歩的な間違いをしたのかが分からない。
223 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/07 12:31:54 ID:bxdxYYeJ 青木を前科持ちにするまでねばって欲しかったなー
224 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/07 12:34:43 ID:fCg97V/m >>222
青木にプレッシャーを与えたいがために先走ったんだろう
これだけ騒いで無罪で不起訴です、じゃ恰好付かないだろうし
225 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/07 15:08:20 ID:AAiiBGrJ 茶腐たんは死亡と。
226 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/07 16:53:45 ID:QHX6Ipht 勝ち負けで決めるのもなんだが結局茶腐たんの負けって認識でOK?
227 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/07 16:57:42 ID:J9Jxrzxz 勝ち負けで決めるならノーゲーム
228 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/07 17:06:54 ID:r2vqOsSa これでフリーソフト作者の著作権侵害に対する立場の弱さがはっきりしたな。
茶腐みたいに法的処置を取るには割に合わないし、私刑(突撃)はする側も非難される。
229 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/07 23:40:03 ID:+JkGwzeO 正直、茶腐が勝てない理由はなかったはずなんだが。
ブラフとか事実歪曲とかで信用を下げたのと、
自分から徹底抗戦を言いだして和解の路を閉じちゃったのがまずかったと思う。
阿呆木がまともな謝罪文を出した段階で手を打っておくべきだった。
努力と根性は認めるけど、
下手に引退だのなんだのを持ち出さず、03年 8月5日段階で和解していれば、
04年と05年を創作に費やせたんじゃないかと思う。
230 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/08 00:53:24 ID:VoTyDv0W 三年間訴訟のためだけに生きてきた訳じゃないと思うが
創作してたとしてもネットではもう流さないだろ
231 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/08 01:12:58 ID:LWZ/72ur ひでーはなしだ!
泣き寝入りかよ!
232 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/08 01:47:26 ID:PbQq76cw >>231
相手がまだ無断再配布をしていて、謝罪していないのに
不起訴処分なら泣き寝入りといえるけど、
無断再配布はちゃんと止めさせて、謝罪文も掲載させているんだから、
泣き寝入りというのは違うんじゃないか。
233 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/08 04:19:27 ID:8W9FAe/B 0円のシェアウェアってことにすればいいんじゃね?
234 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/08 21:18:49 ID:oUAyW4bz ばか?
235 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/08 22:23:52 ID:gOBaqATy >>233お前頭いいな
236 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/08 23:30:13 ID:R4E0yx// つーか金が絡んでないから
その時点で裁判に持ってくのは無理だろ
232が言うように無断配布やめてないとかなら
話も違っただろうけどな
238 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/10 05:23:08 ID:MeM8OJ+T 茶腐哀れ
というかこんなくだらない話に警察使って血税費やすな
239 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/10 10:57:19 ID:Y0FdzcGS 警察って
よくわからんが民事じゃねーのこれ?
240 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/10 13:35:16 ID:z3qJrpPG >>238
けーさつw
241 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/10 14:29:17 ID:on6BftrX つーか本当に訴訟したの?
242 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/10 21:22:20 ID:YPSuO4ZH うん
脳内で
248 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/12 20:32:18 ID:C6fMecVI 結局、著作権著作権とほざいてもフリーで出している分
文句をいうだけ無駄ってことだな。
249 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/12 20:54:05 ID:GGNzW9PQ 烈火のときみたいに著作権違反してるサイトを公で晒すのが関の山か
250 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! :05/12/12 23:41:39 ID:RrTk/VuD うーん、
無断再配布を止めさせて謝罪文を引き出した分けだから、
無駄って事もないだろう。
文句を言わなかったら、延々と再配布が続いていたかも知れない。
謝罪文の方なんて、まとめサイトに転載されて期限が過ぎた後まで晒されているわけだし。
与えたダメージだけを見れば勝利と言ってもいいレベルかと思われる。
chapter2の発言にツッコミが入れられているが、「起訴猶予は不起訴処分の一つなので「起訴猶予にまで持ちこめず不起訴処分として終わるケースが多い」は矛盾している
」と言うのは正しくないようだ。
最高裁判所のサイトで、刑事事件についての項目に次のように書かれている。
2 検察官による起訴・不起訴の決定
(1) 不起訴及び起訴猶予
検察官は,捜査の結果に基づいて,その事件を起訴するかどうかを決めます。起訴する権限は検察官のみが有しています。検察官は,被疑者が罪を犯したとの疑いがない,あるいは十分でないと判断する場合には,起訴しないのですが,嫌疑が十分あっても,犯人の性格,年齢及び境遇,犯罪の軽重及び情状,犯罪後の情況といった諸般の事情に照らして,あえて起訴する必要はないと考えるときには起訴しないこと(起訴猶予)ができます。
最高裁判所のサイトでも「不起訴及び起訴猶予」と並べて書かれているので、「起訴猶予にまで持ちこめず不起訴処分として終わるケースが多い」という表現も有り得るのだろう。
ただ、世の中には「検察官は犯罪と判断したが、裁判官は無罪と判断した」というケース
が存在するのは事実であり、検察官が犯罪と判断しただけの起訴猶予では「簡単にいうと「青木 梨の行動は犯罪と確定したが、実刑には至らず」という事
」にはならないのは間違いない。
(もっとも、「chapter2らしい」記述とも言えるが)
「「クルクート幻想風花」無断再配布事件」は、フリーゲームが無断転載され、作者が抗議したという発端にも関わらず、作者側がヲチされる側に回り、ネット上から撤退し、逆に無断転載を行った側はサイトを残している、という結果に終わった希有な事件である。
個人的には、
などが理由ではないかと思う。
まとめれば「そもそも絶対的な支持がない」ところで「あれこれ動いて注目を集め」、「不公正な発言や記述」で支持を失った上に「目的を見失った暴走」で引っ込みがつかなくなり、ネット上からの撤退をやむなくされたのだと思う。
もしもネット上で誰かと戦うはめになったら、次の二点を心がけるべきであろう。
この事件が困難に出会ったときの教訓となることを祈って筆を置く。
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