Nursery Rhyme −ナーサリィ☆ライム−
ブランド | Lump of Sugar | 発売日 | 2005.11.25 |
初回限定版 | 8800円 | | |
ハード | PC | ディスク数 | DVD1枚 |
OS | Win98/Me/2000/XP | ジャンル | ADG |
原画 | 萌木原ふみたけ | シナリオ | 澁澤晴明 大三元 高嶋栄二 秋 史恭 |
音楽 | ave;new | |
音声 | フルボイス | ボーカル曲 | あり |
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ストーリー |
この春から「将星学園」への入学が決まった静真は、両親について行くことよりも学園での新しい生活を選んだ。
知人は、子供の頃に何度か会ったのことのあるヒューマンの「巴」ご一家。
静真と同い年の双子の娘「有希奈」と「真紀奈」、そして母の3人家族。
彼女たちの家は学園からも近く、また大きなお屋敷であった。
屋敷にはこの3人以外にも下宿している少女たちがいた。
近くの女子大に通うエルファンの「凛」と、年下ながら飛び級で静真たちの先輩にあたるライカンの「クルル」
そして隣の屋敷に住む同い年ヒューマンの少女「ティータ」
彼女たちに囲まれながら、静真は屋敷に初めての男性下宿人として住むことになる。
家でも学園でも女性たちと深く関わり合いになる静真は、しかし真面目で堅物。
これまで女の子と付き合ったこともなければ、女友達すらほとんどいなかった純情少年。
同居していることで起こる様々な出来事を乗り越え、やがて1人の特別な相手と親密になっていく。
そこに待ち受けているのは、祝福か、それとも…。
幼い恋が触れ合って、互いに認め合って、大人の愛に育っていく。
これはそんな、甘く優しい恋物語。
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キャラクター名 | 私的お気に入り度 | | 声優 | 属性 |
巴真紀奈 | ■■■■■■■■■■ | 10/10 | 金田まひる | 幼馴染み・元気っ娘 |
巴有希奈 | ■■■■■■■■■■ | 10/10 | 松永雪希 | 幼馴染み・正統派 |
ティータ・F・ブラント | ■■■■■■■■ | 8/10 | 吉川華生 | 強気・お嬢様 |
敷島・クルル | ■■■■■■■ | 7/10 | 西田こむぎ | ロリ |
凛・リム=ウェムス | ■■■■■■ | 6/10 | 松田理沙 | 眼鏡っ娘・天然・お姉さん |
舘川はるな | ■■■■■■■ | 7/10 | 神村ひな | 眼鏡っ娘・内気 |
マリー・ケリー | ■■■■■■ | 6/10 | 西田こむぎ | 元気っ娘・友人 |
巴由里亜 | ■■■■■■■■■ | 9/10 | 松永雪希 | 母 |
アズラエル | ■■■■■■■ | 7/10 | 水鏡 | ぬいぐるみ |
フィリップ・ミヤガワ | ■■■■■■■ | 7/10 | 石田大介 | 親友 |
東村山藤吉郎 | ■■■■■■■■ | 8/10 | 中村悠一 | 親友 |
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主要搭載システム | BGM及びボーカル曲 |
●オートメッセージ
●スキップ(既読判定あり)
●バックログ
●バックログ中の音声
●前の選択肢に戻る
●CG鑑賞
●音楽鑑賞
●シーン鑑賞
●ムービー鑑賞
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●BGM24曲
●OP歌
true me heart
佐倉紗織
●ED歌
Dearness
佐倉紗織
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雑感 | 個人的名曲 |
必要な機能は殆ど備わっています。音声は各キャラごとにオン・オフの選択が可能な上に、キャラ毎に音量を調整可能となっており、音声面にこだわりが感じられます。デビューメーカーにしてはかなり使いやすく、今後に期待が持てるシステムです。
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目立たなくて印象に残らない曲多し。全体的に穏やかで明るく、萌えゲーには最適と言えます。ED歌は優しくてとても良い感じです。
●今、告げられる言葉
●sunset colors
●true me heart 〜arrange ver.2〜
●Dearness 〜arrange ver.1〜
●Dearness |
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パケ買い
このゲームにはさっぱり注目してなかったんですよ。発売延期もあったみたいですが、そんな情報はさっぱり知らなかったですし、新ソフトハウスと言うのも手伝って、発売数日前までは何一つ知りませんでした。購入のきっかけは応援バナー。その絵に惹かれて、発売日にパッケージを見て絵が激しく好みにあったので買いました。ですから、シナリオには期待していませんでした。普通に萌えられればそれで良いと考えていたんです。そして、本作は期待通りの出来でした。要するに、普通の萌えゲーだったと言うことです。誤解しないでいただきたいのですが、別に悪い出来と言うことは無いんです。ただ、あまりにも捻りが無さすぎたと言うことです。あまりにもお約束過ぎて今の時代には通用しないと言うことで、粗があったり致命的な矛盾があったりするわけでは無いんです。ですから、萌えだけを考えれば良作と言えないこともありません。そんなゲームの批評。
お約束のオンパレード=安定した質?
まず、OPムービーの出来が新規ソフトハウスにしてはかなり良いのに驚きます。イベントCGのカット割りと登場人物紹介的な普通の内容なんですが、使い方と演出が上手い。
神月社氏が担当しているだけあります。歌もかなり良い。
次にキャラクターについて。絵は最高級の萌え絵。原画の萌木原ふみたけ氏はゲームでは聞いたことの無い方ですが凄いですね。万人向けな絵で、この絵が可愛いと思えない人は皆無ではないでしょうか。イベントCGのみではなく立ち絵も手抜きが無く、顔や腕や足の角度が細かく萌えツボを付くように計算されています。スタンダートな性格なキャラクターばかりですが、絵で十分カバー出来ています。ボイスについても問題無し。重要なポイントですが、このゲームはキャラクターがゲームの8割を占めていると思って良いでしょう。絵が合わない……なんて人はいないような気がしますが、キャラに萌え萌えする目的が無い方は買わない方が無難かと思います。
Hシーンは純愛ものオンリーなので、陵辱ものが苦手な方は安心して良いです。長さも普通の純愛もの程度。残念ながら、必要性はあまり感じられませんし不自然なタイミングも目立ちますが、各キャラ2シーンずつあります。
演出はかなり良いです。週毎に進んでいく構成なのですが、週明け毎にカットインが入ったり、雨や桜が舞うなどの視覚効果にも気が配られています。デビュー作にしてはかなり頑張っている方でしょう。
さて……ストーリー。これが問題。このゲームのストーリーはあまりにも使い古された“典型的展開”の宝庫であります。生徒会に入るために協力したり、部活で優勝するために努力したり、親子の葛藤について共に悩んだり……。いや、良いんですよ? ただ、あまりにも使い古されて展開が丸見えなのがどうにもなぁ……。どうしても「普通」を脱却出来ないのですよ。外れは無いんですがその分当たりも無いという……。もう少し冒険してくれると面白かったのにな〜。
総合得点 | ■■■■■■■ | 70/100 | おすすめ度 | ■■■■■ | 5/10 | ボイス | ■■■■■■■■■ | 9/10 |
シナリオ | ■■■■■ | 5/10 |
テキスト | ■■■■■■■ | 7/10 |
キャラクター1 | ■■■■■■■■■■ | 10/10 |
キャラクター2 | ■■■■■■■■ | 8/10 |
音楽 | ■■■■■■■ | 7/10 |
演出 | ■■■■■■■ | 7/10 |
システム1 | ■■■■■■■■ | 8/10 |
システム2 | ■■■■■■■■ | 8/10 |
Hシーン1 | ■■ | 1/5 |
Hシーン2 | | 0/5 |
グラフィック1 | ■■■■■■■■■■ | 5/5 |
グラフィック2 | ■■■■■■■■ | 4/5 |
「普通」の萌えゲー
う〜む。何かまったく面白みの無い批評になってしまったんですが、それだけ語ることが無いんですよ。そうそう、良いところと言えば、最後まで全キャラがストーリーに関わってくるところ。一人だけをライトアップするのではなく、全員の存在が意味を持っているために横の繋がりが大事にされています。それでいて泥沼の抗争状態には発展しないので、痛い系ゲームが苦手な方も安心。考えてみればナーサリィ☆ライムは萌えゲーなんだ! 女の子との会話を楽しむ点においては何の問題も無し! 毎日の会話を素直に楽しむための要素はてんこもり。絵も声も雰囲気も良いので、萌えゲーとしては及第点! それで良いじゃないか!
*コンシュマーに移植すれば良いんじゃないでしょうか。
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