このみ編


1/26(水)
 時間無いけどこのみ編行くぞー! 待ちきれないんだー! 昼間もさっぱり上の空でこのみに会いたくてたまらなかったんだー!

 というわけで最後にとっておきました、このみですっ☆ 発売前より期待していたのがこのみ、愛佳、由真ですが、愛佳は予想通り大当たりしましたし(由真はまずまず)このみへの期待も深まるばかりです。ここまでも各キャラ個別ルートに入るまでには出来るだけこのみを選択してきたこともあって愛は深まるばかり! 属性も幼馴染み+妹でメガトンヒットですし、こいつはプレイ前から萌えるぜ……。



例によりまして朝のお迎えから始まります。

 んー、にしても顔も声もバッチリこれ以上ないくらいに決まってますな。コロコロ変わる表情が愛らしさ倍増でマスコット的な感覚です。鈍感そうで主人公に淡い恋心を抱いていそうなセリフが見え隠れするところがこれまたたまりません。幼馴染み萌えの真骨頂と言えましょうっ!(コブシを振り上げ) コロコロ抱きついてくるところも妹萌えの真骨頂と言えましょうっ!(口から泡を飛ばしつつ) 要するに私のツボをおさえまくってるってことですっ!
 タマ姉の時にも言いましたが今回は幼馴染みヒロインが二人もいて両方歳が異なるというスタイルです。キャラが被らないようにさせるための設定が上手いですな。

 お泊りイベントにもいつものいやらしい気分は消えうせ、幼馴染み相手ですとにっこり微笑ましい気持ちに。やっぱり良いわなあ……。流れる音楽も効果的。懐かしい気分にさせてくれますよ。



とても温かい感じです。

 にしても……「えへへ……」とか言ってにこ〜っと微笑まれて……







グガガガガガガガァアアアッ!! 辛抱たまらんっ!!



 という感じで4月中旬まで進めておりますが、雄二のセリフに思わず動揺する主人公を見て、雄二というキャラの存在の意義を改めて認識しました。サブキャラをきっちり使いこなせているのが好感触。
 それでここからが重要なのですが、このみ編は環編と立場が逆なことに気づきます。このみを意識するあまりついこのみを避けがちな態度をとる主人公。そして自分でもそのことに気づいているために心を痛める姿に、思わず私も胸が痛みます。このみの健気な態度がまたそれを助長させるんだ……。
 そんな主人公をよそ目に、このみの母からこのみを預かって欲しいとの連絡。お泊り会再びです。







 っておわああぁああっ!?
 パジャマ姿が! パジャマ姿がぁあ!?(錯乱)


 そんな私をほっぽってストーリーはシリアスな展開へ……。
 そんな中、このみに問いかけられます。

このみはどうしたらいいの? どうしたらいつものYAMAくんでいてくれるの?


 さらにこのみに嫌っているのか問われる主人公は、「このみの雰囲気が変わったからとまどっているだけだ」と言い訳します。安堵するこのみ。

このみは……このみのままだよ。何も……どこも変わってないから

 そういって微笑むこのみに思わずまた胸が締め付けられます……。可愛いというか本当に良い娘ですよ、このみは……。
最終回
 ついに運命の時せまる。タマ姉が凄く良い仕事してます。タマ姉編でこのみはあまり出なかったのにね(^^; タマ姉がこのみへの主人公の気持ちを問い、最後に答えを出した主人公に「ガンバレ、男の子」と励ますシーンが涙物。うぅ……タマ姉良い女だ……。そして雄二も。

 河畔でゲンジ丸と座り込むこのみ。

苦しいよ……ムネが……痛いよ……

 主人公への想いを胸に苦しむこのみが愛しくてたまりません。絶えかねて声をかけようとする主人公を見て慌てて逃げ出すこのみ。そして追いかける主人公。この青臭さがたまらなく好きです^^

 最後はお約束でキスをかわしてハッピーエンドなんですが、その直前に思い出話をまたしても持ち出すところがナイス。このエピソードですが、前作あかり編のものと似ております。そんな初々しい二人に心から良かったね……と思えるエンディングでした……(TT)

 このみ編をラストにもってきて、心底良かったと思えました。
 これまでの様々なことがリンクしましたし、何よりもこのみからクリアーしてしまったら他のヒロイン選べなくなりますって(笑)

後記

 このみ編クリアーを持ちまして、To Heart2攻略記は終了と致します。半月に渡り、お付き合いいただきましてありがとうございました。お楽しみいただけたならば幸いです。これを持ちまして、ブラックアウトは新ステージに移ることになります。尚、批評については後日ゆっくり書き上げようかと思います。

 それでは、このみ編のまとめに行きましょう。
 あらゆる意味において、本作の正ヒロインはこのみであることは間違いありません。シナリオ、音楽の使い方、キャラクター性、すべてにおいて断トツであることは疑いようも無く、このみ編こそがTo Heartを体現していたと言えるのです。作中に感じ取れる懐かしい雰囲気、ところどころ妄想を膨らませつつもいやらしさを感じさせない文章。このみというキャラクターの持つ純粋さの表れと言って良いでしょう。本プレイ記においてタマ姉の一言を赤字で示したのには理由があります。皆さんお気づきになったでしょうか。タマ姉の一言はこのみのテーマ曲「がんばれ女の子」と深い繋がりがあることを。また、作中においてこのみはタマ姉にも主人公とのことを相談していたと言いました。何と残酷なこともあるものです。気付いている者。気付いていない者。雄二はタマ姉の心に気付いていました。だからこそあの場面で「行かせていいのかよ」と言ったのですが、そもそもことの発端は雄二にあったわけですし、このあたりのドラマ性が想像を膨らませてくれるものとなっております。

 そうしたすべてを乗り越えて、二人は結ばれました。それこそがずっと主人公の側で想い続けてきたこのみの想いの強さの証であるのです。

偶然がいくつも重なりあって起こる恋……。しかし、二人の関係は必然だったのかもしれません。

春が舞う並木道……新たな物語がまた生まれました。



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