愛佳編


1/8(土)
 本日は本編に触れない程度の軽度のTo Heart2ネタバレが存在します。

 何と言うかネタバレありならゲームプレイ記の方でやっとけ、ということなんですが、どうにもあっちは自由度が低く私の魂の叫び(<?)を書ききれないためにこっちで書きます。決して面倒だからとかいうことではないです。……ないよ?







 まず、本名プレイは決定事項であります。To Heart、Canvasなど変更してもしなくても名前を声で呼んでくれるわけではないゲームは変更するのが私のスタイル。ちなみにKanonなど変更しなければ声付きで呼んでくれる場合は変更しません。(たった今、ディフォルト名河野貴明の場合きっちり呼んでくれることが判明しましたがわが道を行くことに決めました)。
 が、しかし。いきなりのアクシデント発生。



せっかくあだなを入力したのにこれではひどくまぬけです。
前作では上手くいってたのに……。



仕方が無いので気を取り直して再開。

 さて、私が期待しているヒロインは柚原このみ、小牧愛佳、十波由真の三人。何が良いかって顔です。性格云々はゲームやってみないと分からないですので。進める内にターゲットは決定しました。



!!


 と、いうことで愛佳に確定。とりあえず一周目ですし、期待の高いヒロインを一人クリアーしておきたいというのもあったんですが、それ以前にこういう娘は見捨てられんっ!!という理由が大です。



 ……という感じで更新しようと思ったんですが、力尽きました(ぉ

 次回は……無い(ぉ

 ……ネタバレがあっても良いからこういう感じのプレイ記を見たいというお声があれば続けるかもしれません。
1/9(日)
 続きのリクエストありがとうございます。
 ということで、To Heart2プレイ記をもう少し続けちゃうぞ☆ To Heart2本編ネタバレの嵐です。次回更新ではいつも通り日常の出来事を書き、プレイ記は特設ページに移行させますので本日は御了承の程を<(_ _)>







 ということで、愛佳編。まず愛佳というキャラなのですが、内気な学級委員長という設定。男が苦手な愛佳たんはこれまた女が苦手な主人公と苦手を克服するために恋人ごっこを演じることに……。委員長という役職とどこか頼れるオーラを纏った彼女は、誰にでも頼りにされて何もかも引き受けてしまうというNOとは言えない日本人の典型なのですが、その一生懸命ぶりに惚れます。というか無条件に可愛いです。そんな愛佳たんは趣味で(?)今では使われなくなった本が放置されている書庫内の本を整理しているのですが、それを主人公が助ける形に。



その合間に毎日休憩を入れてお茶会を開くのですが。

……というかこれって……



ゆきねえ!?

 それはいいとして、私はこういうおっとりマイペースながらも頑張り屋な娘が好きなのですよ。そんな書庫で繰り広げられる恋人ごっこの激甘な展開にやられる……。何と言うか初々しさ溢れる二人の雰囲気が最高です。身悶えする萌えがある。



こういうのってたまらんですよね!

 んー、とにかくこういうまさに「ギャルゲー」です。コンシュマーならではのシチュエーションを楽しむゲーム。どこか懐かしい感じがして……。普通だけどベタなんだけどそれでも、いやそれだからこそ感じ取れる何かがこのゲームにはあります。これがTo Heartの持つ魅力なんだよなあ……。流れる音楽もシーンとマッチして素晴らしい。そして。



疲れて眠ってしまった愛佳の愛らしいこと。

 この姿を見て私も一息つくこととします。
1/10(月)
 そんなこんなで三回目。
 書庫で一緒に本を整理していくうちに、明日が愛佳の誕生日だということを知る。そしてプレゼントに悩むのですが、そんな中で語られる愛佳のエピソード。良い子を演じるあまり、毎年欲しかったものではなく、本をプレゼントされていたらしいです。読書好きな子は確かに親としては何かと嬉しいものかもしれませんが、遊びたいお年頃の愛佳にはもっと欲しいものがあったのでしょうね……。プレゼントを受け取る立場としては何も言えなかったわけですが。そんな中、プレゼントに本はタブーだと知る主人公(笑) 何が良いかと腐心しつつも、誕生日にデートに誘ってみます。意外と決める時はあっさり決めてくれますな。
 誕生日か……。私はここ数年、何も無いな(苦笑)



デートの帰りにプレゼントをする主人公。
中身は君の目で確かめてくれ!(ぉ

 どうやら5月に入り、愛佳ルートが完全に確定した様子。移動マップが現れません。というか5月13日とかそんな日まで進んでますが(汗) 一体何日まであるんだ……? と、思いきやアクシデント発生。書庫の本はすべて処理するとの図書委員長からの冷徹な一言。書庫整理が無駄になるかもしれません。愛佳と一緒に図書委員長の話を聞いていたのに何故か怒らない主人公に少々幻滅……。おいおい……、激甘青春ドラマとしては降りかかる火の粉は叩き落す!くらいな勢いで、「この野郎!」と委員長に殴りかかるくらいの勢いが無くては駄目じゃあないか、とか思うのは私だけなんでしょうか? え? やっぱり私だけ?

 そんなこんなで終盤、愛佳に一つ下の病弱な妹がいることが判明。両親が幼い頃より妹に付きっ切りだったために寂しい思いをしていたんでしょうな。それでも妹が弱い分、自分がしっかりしていなくてはと聞き分けの良い子として振舞ううちに、遠慮がちな現在の愛佳が構成されてしまったのです。そういえば私も幼い頃、妹弟が出来た時にどうしても親はそっちに付きっ切りになっていたので寂しそうにしていた……と祖母から聞かされました(^^; まあ何となく気持ちは分かりますよね。そんな愛佳の妹のお見舞いに行くことに。少しは認められたってことですかね。



ちょっと生意気な妹とご対面。
鈴凛!?(謎)

 妹の手術が近いということで愛佳も心配しているようですが、そんな愛佳を「男が苦手で内気で情けない姉」と馬鹿にする妹。とは言え、それは表向きの話。一生懸命妹を世話する愛佳に心の中では感謝している様子で、主人公に「お姉ちゃんっ子」と指摘されて慌てて恥ずかしがる姿に思わずにんまり。姉妹そろって思っていることを上手く言えないあたり似ているのかも。
 翌日、書庫の本の処理が決定。以前に書庫内で価値のある本を見つけ出して、こんな本もまだあるのだから本は処分しないで!と願った愛佳でしたが、それは無駄だった様です。



せっかく二人で整理した本が滅茶苦茶に……

 それでも冷静に事態を眺める主人公。というかなあ……そこは「やりやがったな!」と委員長に殴りかかるシーンだろ!? そうだよなあ!!

 悲しみに震える愛佳に追い討ちをかけるように「この布はなんだ?」との声。本を運んでいたその人が見つけたものは主人公が愛佳の誕生日ににプレゼントしたケープでした。書庫で埃まみれにならないように、と実用性とファッション(?)を兼ねたプレゼントまで捨てられそうになり、大急ぎでケープを奪い返し駆け出す愛佳。追いかける主人公……。


 書庫での努力が台無しになった挙句、想い出まで台無しにされては叶いません……。涙する愛佳。そんな愛佳を抱きしめる主人公……。

 翌日、ついに妹郁乃の手術の日。手術箇所は目。失敗すると失明するかもしれません……。もしかすると、これが最後の姉としての姿になるかもしれない……。、何か欲しいものはないか、と愛佳は郁乃に尋ねました。

「桜が見たい……」

 5月なのに桜など咲いておりません。別に無くても仕方がありません。それでも愛佳は探します。本で失敗した愛佳はもう後が無いと思ったのかもしれませんね……。自分の存在意義が否定されるようで……。探しても探しても桜は咲いていません。最後の望みを託して学校に……。



それでも桜は見つからず……。

 泣き崩れる愛佳を見て、校舎に走る主人公。他の生徒にも助けを求めます。普段皆を助けていた愛佳。今度は皆が愛佳を助ける番だと……。


 いつも一生懸命だった愛佳。そんな愛佳を知る生徒は皆で桜を降らせました。自分たちの制服の桜色のリボンを切って、窓から、屋上から降らせたのです。

 手術が無事成功し、ふと窓の外を見た郁乃が見たものは桜……

「ありがとう」

 姉に感謝する郁乃。感動です(TT)



後記

 いつも一生懸命に人の助けとなってきた愛佳。それはそうでもしないと自分の存在が消えてしまいそうだから。誰かの拠り所になってあげることで自分の存在を保つことにしていたのです。しかし、いつまでもそれでは自分の幸せは掴めません。幸せを掴むには時には人に寄りかかることも必要です。そんな人が愛佳にはいませんでした。親ですら、愛佳の拠り所とはなり得ませんでした。それに、愛佳は人から助けてもらうことを頑なに拒否するのです。助けらてしまうと気丈な姉を演じ続けることが出来なくなってしまうから……。
 そんな愛佳のエアーポケットが書庫でした。弱いところも強いところもすべてさらけ出せる場所。そこに現れた主人公。誰にも知られなかった本当の自分を見られることによって、愛佳は少しづつ変わっていきます。ここならば寄りかかっても良いのではないだろうか。愛佳は書庫の中でのみ、幸せを獲得します。しかし、時を経て書庫から追い出されてしまった愛佳は拠り所を無くしてしまいます。居場所をなくして壊れてしまった愛佳の心。やがて訪れた妹の手術に、愛佳は最後の望みを託します。自分の存在を保つために桜を探すのです。ところが桜は見つかりません。もう終わりなのか……。
 しかし、愛佳の一生懸命努力してきた姿は皆が覚えていました。今度は自分たちが助ける番。

 人は一人では生きていけないものです。どこかで、誰かに支えられていきています。時には助けられることも必要だと、愛佳は悟ったのではないでしょうか。

 そして桜が舞う中、愛佳に遅かった春が訪れたのです。




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