Present-B
余裕があるようにも思える言葉とは裏腹に、火村の表情は辛そうに歪んだ。 そうだ、火村。君の言うとおり、珍しく私の方から誘ったのだ。我慢することなどない。 火村の動きを誘うように腰を動かす。 火村の膝の上に座る形で自分の体内に深くまで彼をくわえこみ、彼の熱さを感じても、まだ足りない。 「ひむら、は…やく」 言葉を発すると同時に、下から強く突き上げられる。 ぞくりと電流に似たような感覚が背中を走り、歓喜の声があがる。 「我慢が足りなすぎだぜ、アリス」 ニヤリと笑って軽いキスをくれた後、つながったままで火村は私をベッドに横たえた。 片足を肩まで抱え上げられ、抽送が開始される。 「いっ、いい──」 内壁を擦りあげられる感覚に、思わず声が漏れた。 その声に反応したかの様に、火村の動きが一層激しさを増し、より強く、より深くまで彼を感じられる。 「いい顔だ、アリス」 火村のバリトンが耳元で囁く。 耳に心地よいその声に更に煽られ、私は意識を手放した── Fin どうせやるなら、ちゃんとやれ! って感じですか? |