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August.2003
私の住んでいる場所には近くに大きな病院が3つばかりある。
するとですね。
救急車の音が聞こえてこない日なんて、まずはないのでございます。
下手すりゃ、私が家にいる時間帯だけで3回位も聞こえる。
はっきりいって、救急車の音なんて、自分ちの前に止まってでもいなきゃ、気にならなくなった。
友達との電話中、私が気にならなくても友達の方が救急車の音に気付く。
あっ、救急車通ってるとか言われて、私は初めて救急車に気付くのだ。
自宅にいる時は、救急車の音を認識しないように進化してしまった模様。
そして、消防車。
なぜだか解らないが、私の住んでいるマンションを含め、この辺りでは火事も多い。
ウチのマンションだけでも、私が入っている間に2度燃えた。
1度はニュースに出ちゃうくらい派手に。
だから、消防車の音が聞こえると、「またウチか?」と呟いてしまう。
なんか、火事慣れするのって嫌だなぁ〜。
そして今日も、目の前の道路を消防車がサイレンを鳴らして駆け抜けてゆくのであった。
ところで、火星って冗談みたいに明るく光ってますよねぇ〜。
何でもマイナス3等星クラスの明るさだとか?
街の光が明るすぎて、他の星がよく見えないここでも、火星だけは良く見えます。
そう、お察しのとおりです。
救急車は気にならないくせに、消防車はちょっとベランダまで覗きに行ってきたみたいです
ウチのベランダからよく見えるんだ、火星。
ちょっと、天体望遠鏡が欲しい今日この頃。
でも、町中のマンションでベランダに望遠鏡だして覗いてたら、星じゃないもの覗いていると思われそう。
それとも、今はちょっとしたブームだから平気かしら?
ここしばらく、私の住んでいる地域では、朝っぱらからタッチの再放送をしていた。
アレ、アレですよ。あ○ち充の野球漫画で双子の出てくるやつ。
という話は以前日記に書いた。
あのアニメって、和也が死んだところで、第一部完になるんです。
でも、本放送では間を空けずに第二部が始まった筈なんです。
ところがだ。
よその局から昔のアニメを買い取って(?)放送するのを得意とするその局は、
第一部でぶったぎりやがったんです。
これはもしかすると………
夏休み・冬休み・春休みのコナンスペシャル方式なのでしょうか?
冬休み近くになるとまた始まるんでしょうか?
始めたとしたら、今度は第二部でまた切るなんて技は使えない筈ですよ。
確かアレには第三部なんてなかったと思うから。
つーか、あったとしても切らないでくれ。
毎日ビデオにとってまで見てたんだから。
第二部の主題歌まで口ずさめるんだから(それは関係ない)。
思わぬところでストレスを感じた今週初め。
そして、夏休みが終わってしまったことも実感する(北海道では終わったのよ)。
あら、大変。
いつまでも、奴らを南の島においておく訳にはいかないではないですか。
ってな訳で、努力目標は8月中の終了です。
気付いてみれば、保健医の出てくる話は、私の書く話にしては珍しく、
連載と実際の季節がシンクロしているのでした。
これって本当に珍しい。
だって、私は真夏にインフルエンザの話を書き、
真冬に真夏の話の本を出す女ですから(笑)
某助教授が某推理作家に勝手に掲げられた『臨床犯罪学者』の看板のごとく。
私にも学生時代からの悪友ならぬ鬼ダチに勝手に掲げられた看板がある。
それは『遅筆同人作家』というものである。
以前にも書いたかと思うが、これに対して私は言い訳にしか聞こえないであろう反論をし続けた。
「私は遅筆じゃない。書き始めれば早いんだ。私の場合は寡作っていうのよ」と。
サイトを立ち上げて1年強。
二次創作の方はともかく、オリジナルの方は、
彼女にこの発言を撤回させるために書き続けたと言っても過言ではない。
そして本日。
私は彼女と電話でろくでもない話をしていた。
今日に限らず、彼女と私の会話は常にろくでもない。
そのろくでもない会話の最中に私はふいに思いついた。
ここまで、更新ペースを守り続けたのだから、彼女に前言を撤回させてやれと。
だから言った。
「私が遅筆だって発言撤回してよ」と。
すると彼女はこう言った。
「ん〜、でも、やっぱり遅筆だと思う。HP閉めたら書かなくなるでしょ」
あの〜。遅筆って早く書けるかどうかだけが問題じゃないんですか?
そんな、予定にもないHP閉鎖後のこと言われても……。
と思ったのでその旨主張。
容赦のない彼女の返答。
「でも、やっぱり遅筆だと思うなぁ。
今はHPがあるから、ちょっとは無理矢理書いているところあるでしょ」
確かにちょっとは、そーゆー部分もある。
しかし、しかしだ。
遅筆というのは、無理しても早く書けないことなのではないでせうか?
一端貼られたレッテルは、そう簡単にははがして貰えないのだと、しみじみ実感。
そして思う。
仮に私が職業作家になって、朝刊で小説を連載したとしても、彼女はこう言うのだと。
「でも、新聞の連載が終わったら書かなくなるでしょ」
そして、多分、近い将来、私は諦めてしまうのだ。
もう、遅筆でいいやと。
諦めた時──
それは、HPの更新が滞る時に他ならない。
いっそ、遅筆を撤回する為の条件でも出してくれ。
毎日5000字ずつ書き続けろと言われたら、流石に私も諦めるから。
今ものすごく書きたい話は、これってどうよでも保健室の番外編でもない。
それはなにか。
弘樹&智史のシリーズと有栖川の事件物だ。
有栖川にいたっては、地味にパラレル設定でも1ネタあったりする。
パラレルは書かない主義のくせに。
自分でも気持ちがそっちに行ってしまっているのがわかる。
でも、妙なところで几帳面な私は、今の話を書き終わるまで、
そちらに手をつけてはいけないと思っている。
それは何故か。
そんなことをしたら続きを書かなくなるからだ。
オリジナルを書く上で、私にとって大切なこと。
それは、どんな形であれ、話を終わらせることだ。
ここは例のアレしかないかもしれない。
例のアレ。
それは、打ち切りの決まった連載漫画の様な猛スピードで話を終わらせること(笑)
って、そんなことを言ったら『例のアレ』が使われていない話が一体何本あると言うんだ。
0.2本くらいか?
って、何で小数点以下の数字がでるんだ?
素直に無いって言えよ。
ほら、空を見上げてごらん。あそこに見えるのがアンタレスだよ。(←遠い目)
あれは私がまだ小学校中学年の頃の話だろう。
ある日、私は風邪をひいて寝込んでいた。
風邪をひいたら卵酒。
私の祖母の頭の中にはそーゆー図式があったらしい。
それが有効なのはひき始めでは? などという疑問はここではどうでもいい。
そして、もちろん卵酒という単語は子供な私にも魅力的なものだった。
TVなどで、風邪をひいた人間が卵酒を喜んで飲む姿がイメージにあったからだ。
卵酒──どんな飲み物なのだろう。
夢に見る程ではないが、秘かに憧れがあったことも確か。
しかし、その憧れは無惨にもうち砕かれることとなる。
その日、風邪ひきの私に祖母は卵酒を作ってくれた。
相手は子供。別段風邪ひきでなくとも、姉が飲むものは弟も飲みたい。
ってな訳で、私と弟は各自湯飲みに1杯ずつの卵酒をあてがわれることとなる。
飲む前から、私にはこれは何が違うという予感はあった。
一口飲んで、私はその嫌な予感が最悪の形で的中したことを知る。
妙な味のする水(酒だけど)の中に浮遊している卵のかたまり。
そう、祖母の作った卵酒とは、卵酒ならぬ『かきたま熱燗』だったのだ。
いくらアルコールが飛んでいるとはいえ、味は酒。
しかも卵が浮いている。とてもじゃないが子供に飲めたものじゃない。
はっきり言って大人にだって飲めた代物ではない。
だが、その卵酒が風邪によく効く薬だと信じて疑わない祖母は、
私がそれを飲むさまをじっと見張っているのだ。
捨てることもできやしない。
私は決心した。
息を止めて、なるべく舌の上には乗せないように、一気に喉の奥に流し込む。
飲み終わった瞬間、鼻をつまみ口を押さえて横になり、込み上げてくる何かに耐え抜いた。
祖母に悪気がないことは、当時も今も承知しているが、
私が人生の中で受けた一番酷い拷問はアレだろう。
ある意味児童虐待に近いものがる。
そして、ちゃっかり者の弟は、祖母が私を見張っている間に、
台所にそのかきたま熱燗を全て捨て、「飲んだのかい?」と尋ねる祖母に、
にこにこ笑って、元気良く「うんっ!」と答えていた。
ばかだな弟。飲んだらそんなに元気でいられる筈ねーのによ。
弟の嘘に祖母が気付いていたかは定かではないが、
祖母が死ぬまでそのかきたま熱燗を飲み続けたのは確かである。
子供ながらに、この卵酒は間違っていると確信した私が後日(といっても10年後位だが)、
作り方を調べて正しい卵酒を作って飲ませ、これが卵酒だと教えたのにもかかわらず。
そう、彼女は非常に我慢強いのだ。しかも、間違った方向に。
多分、良薬は口に苦いもんだと思い込んでいたのでしょう。
だって、本当にかきたま熱燗って飲めた代物じゃないんですよ。
勇気があったらやってみそ。
祖母の卵酒(という名のかきたま熱燗)レシピ。
1.日本酒を鍋に入れぐらぐら煮立てる。
2.そこに溶き卵を流し込みかき混ぜる。
3.卵が固まったら湯飲みに注いで終了。
もちろん、このレシピに関しての苦情は一切受け付けませんぜ(笑)
なんのかんのといいつつ、ここまで日記を書いていない月というのは、初めてではなかろうか。
何をしてたって訳じゃないんですけどね、いや、実際。
それとも、何もしていないから書けないのか?
何をしてたって訳じゃないけど、何もしてない訳じゃない。
実はこういう日々が一番日記って書きにくいのではなかろうか。
暇なら暇で、暇だ〜〜って叫びそうになるし、漫画の読破とかしそうだしね。
そうそう、それで思い出した。
現在、北海道では朝っぱらからタッチの再放送
(放送している局が以前とは違うから厳密には再放送ではないんですが)
をやっている訳です。
そして、私の実家の屋根裏部屋にはタッチが全巻そろっているのでございます。
茶碗洗いの合間に何年ぶりかに読んでみました。
泣いたって言ったら笑う?
あ○ち充のワンパターンな話の展開って、すっごく私の泣きのツボらしい。
そして、私のじれったい好き(意味不明)もどうやらそこに起因するらしい。
しかし、ここには微妙なこだわりが存在する。
タッチやラフみたいに、好きって気持ちのベクトルがハッキリしているのはいい。
だけど、どっちが好きなんだか解らなくてフラフラしているみゆきやH2はちょっと違う。
じれったいのは同じでも、私が求めているのはそーゆーんじゃない。
そーゆ意味では、コナンに出てくる大阪弁カップルとかは楽しいぞ?
ちょっと、意地を張りすぎって気もするけど。
実際、じれったいのが好きな私でもアレは流石にもどかしい。
ああ、あと警視庁カップルも。
高校生ならともかく、お前らいい大人じゃん(笑)
でも、こっちは美和子ちゃんファンのおじさま達が楽しいから可(笑)
意外なところで自分の好みのルーツが判明したところで、
次回の日記は、私が祖母に受けた拷問の話など。
愛情も過ぎれば拷問。
そんな感じの昔話です。
私はドラえもんでもないし、タコ星人でもないし、分身の術も使えないんです。
暑いのは私のせいじゃないし、窓を開けると砂埃が入ってくるのも私のせいではありません。
そう、例によって私は忙しい。
私の勤める会社は夏暑い。外気温+5度が室内温度だ。
そんな状況で、ダラダラと汗を流しながら、埃に弱いマックを気遣って、
36度はあろうかという室内で窓も開けずに仕事をしているのは私。
こんな温度じゃ埃より先に温度でMACが死ぬかも……
と思わない訳ではないが、MAC(というかPC全般だけど)に埃──特に砂埃は厳禁だ。
自分はクーラーの効いた車で、一日中ドライブしていて、
帰って来るなり、暑いと騒ぎ、窓を開けていない私に文句を付ける社長。
それって筋が違ってやしませんかい?
どう考えても辛いのは私、会社の備品を気遣っているのは私なのに。
そんなに新品のG4を早死にさせたいのかい?
ならば、好きにするがいいさと私は無言になる。
私がG3で文字入力の作業を進め、G4でフォトショのバッチを使って画像の加工をしている時。
G4の前に立って、作業の進行を見張りながらべらべら私に話しかけるのもやめて欲しい。
見張ってるんじゃバッチ使ってる意味無いし、話しかけられると仕事の邪魔だから。
と、やはり無言で私は思う。
いや、もう慣れたんですけどね。
今日は特に暑かったんで少々弱り気味。
あ〜、うるさかった。
ちっ、面白おかしい日記が書きたいな〜。
まあ、サイトを始めた経緯が経緯なので、別になんでもいいっちゃいいんですが、
最近地味にわからなくなってきていることがある。
私はウチのサイトって有栖川の二次創作もあるオリジナルサイトなつもりでいるけど、
現実としてはオリジナルもある有栖川二次創作サイトなの?
はっきり言ってそんなの私に解るはずがない。
オリジナル読みに来てくださっている方には前者だろうし、
有栖川を読みに来てくださっている方には後者なのだろう。
それが解っていて、なんでそんなことが気になるかというと、
先日の引っ越しの際に、一瞬だけサイトを2つに分けようかと思ったから。
しかし、しかしだ。
分けてしまうと、悲しい現実を実感してしまいそうな気もしたし、
新たにサイトのデザインするのも面倒なのでやめた訳です。
いっそ、どっちかに絞るべきなのかなぁ〜。
と、どちらかを切る決心もつかないくせに、しみじみ思う今日この頃。
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