over18

S M L XL

不本意な 2

あらゆる手でどろどろにしたそこに、まずはにんじんを突っ込むって段になって驚愕に目を見開いたスコールに、残酷に見せ付けるように、俺は、ゆっくりとそれを、押し込んでいった。



ひくひくと痙攣するスコールが、可愛くて仕方ない。
そんな残酷な甘さに酔いながら、俺は電動の玩具を何度も出し入れする。
絡みつく肉が、俺の目の前で卑猥に揺れる。
最初は抵抗を繰り返したスコールも、諦めたか、今は微かな喘ぎを上げて俺の動きに腰を振る。
「良いのか?」
尋ねる声に、答えはない。
だが、体が言ってる。すっごくイイってな。
男にこうして体を開かれた経験が、あるのかもしれねぇと思うと、嫉妬で気持ちが焼き切れそうになるが、今こうしているのは俺だという事実が、その嫉妬を喜びに変える。
口に出しはしないが、スコールが一番よがったのは、イボイボのきゅうりで。味をしめた俺は、何度もそのきゅうりでスコールをいかせた。
びくびくと反り返る男根は、スコールの体にしちゃ、でかいが、俺程ではない。
普通なら見るのも嫌なそれを、俺は何度もしゃぶり、口内に奴の精液を取り込んだ。
狂ってるのかもしれねぇ。
こんな、強姦まがいのことが、こんなにも楽しく感じるなんてな。
「チチオヤとも、したのか?」
聞けば、涙交じりの目が、大きく見開かれる。
「あるんだな?」
「ち……」
俺はスコールが口を開く瞬間を見越して、抜き出しかけたきゅうりを、再び押し込んだ。
「……あっ……」
面白いくらいに声を上げるスコールの体。
「あるんだろ?」
否定の言葉なんて、言わせねぇ。こんなもんを送ってくるくらいなんだ。関係くらいあるんだろう。
イイ趣味だぜ、チチオヤ。
普段クールですました男の顔が、苦痛と快楽に染まって濡れるのを、俺は面白く眺める。
しかも、乱しているのは俺だ。
「ぁ……やっ……や…だ……っ」
必死で呼吸を繰りかえし、必死に俺に救いを求めているスコール。
可愛いな、お前。
だが、やめてやるつもりは、今のところはない。
俺はきゅうりを深くまで押し込むと、既にびんびんに張ってる俺のものを取り出し、それにスコールの脱がせた下着を絡めた。
「俺もお前の中に入りてぇな……」
言いながら、絡めた下着で俺のものを擦る。
スコールの目が、俺のものを凝視している。自分の下着に包まれた、俺のものを。
じわじわと濡れてくる自分の下着をどう思ったのか?
それとも自分の中に入った俺を想像でもしたのか?
スコールの呼吸が更に荒くなる。
びくびくと解放を望むスコールのものも随分と苦しそうだが、俺のも相当に張りつめていた。
俺は動かす手の動きを激しくすると、スコールの下着に強く自身を押し付けた。
ビクビクと体が奮え、下着の中に熱いものを撒き散らす。
同時に、スコールも、短い切羽詰った声を上げて、触れられもしないのに放っていた。
「入れて欲しいだろ?」
俺は意地悪く尋ねる。
決まりきった動きしかしない玩具だけでは、より強い快感は得られない。
スコールは、最初の内は必死になって抵抗を続けていたが、再び汚れたスコールの下着に手を伸ばした俺を見て――頷いた。
これから俺に犯されるんだ、ということを、しっかり自覚させる為、必要以上にゆっくりと、俺はスコールの両足を開き、その間に体を埋めた。
一度放ったはずなのに、既に臨戦態勢に復帰しているそれを、きゅうりをはずしたそこに押し当てる。
ぴくりと震えたスコールが、目を閉じて挿入の瞬間をやり過ごそうとする。
だが、そんな甘い俺じゃない。
そこにおしつけたまま、足を使ってスコールの体をずり上げる。
ベッドヘッドに上半身の乗ったスコールの体を、挿入部が見えるように傾けて――。
「目を開けろよ。俺がお前の中に入る瞬間を、見てろ」
命令に従うように、薄めを開けたスコールの目の前。
俺はゆっくりと腰を押し付けて――。
「ん……ぁ……」
苦痛に歪むスコールの顔をじっくりと眺めながら、根元まで押し込んだ。
正直、入れた瞬間にイクかと思った。
それ程スコールの中は良かった。
いろんな玩具で中を慣らしたからだろう。挿入はスムーズでいて、しかもゆるくない。
絡みつく熱は、思った以上に熱く俺を包み込み、時に扇動して俺を昂ぶらせる。
ハまるかもしれねぇ。
そう、思った。
どこもかしこも敏感になったスコールの、一番感じるだろう芯を扱きながら、俺はゆるく腰を動かした。
動きは単調だが、刺激を与えられたスコールの締め付けが不規則でいて心地よく。そう長くもたないまま、俺はスコールの中に熱いものをぶちまけていた。
全く。青臭いがきでもあるまいし。
俺が中に放つまで、従順にもスコールは結合部を見つめ続けた。
まるで、誰が自分を犯しているのか、しっかりと記録してでもいるように。
散々中を濡らし、やっと狂気の嵐が去った俺。
ぐったりと崩れたスコールを放置したまま、俺は身支度を整え――。
「また、してやるよ」
言って、スコールの部屋を後にした。



正直、後悔している。
あれは合意のない強姦だった。
俺は気持ちを告げる前に、その返事を聞く前に、スコールの体を汚し、精神を踏みにじった。
あれからスコールの姿を見ていない。
見れるわけがねぇ……。
あんなことが決定打になるなんて、自分でも思わなかった。
俺は――心底本気で、スコールが好きだったのだ。
ただ一人、愛する対象の人間として……。

本当に、今更なんだが……。

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