over18

S M L LL

女体モノ、エロ系お題2


2.胸を揉まれる

「うっそ……」
エドワードの両手からカードが落ちた。
「私の勝ち、だね?」
嬉しそうに言うロイを、恨めしげ似見つめて、エドワードは袖に忍ばせたカードを思い浮かべる。
絶対に負ける手ではなかったはずだ。なのに何故?
考え込むエドワードの前、ロイはニヤリと笑うと。
「いかさまはご法度だよ。でも、いかさま相手にいかさましないというのはフェアじゃない」
「……あんたも隠し持ってたな?」
「当然だろう? この状況下、君が何をしてもこの勝負に勝ちたいのは判りきっていたからね」
「汚ねぇ!」
「何とでも」
さらり、とエドワードの怒りを受け流すと、ロイはにっこりと笑って言った。
「さて、約束は約束だ」
と――。

瞳は剣呑、頬は真っ赤。
震える手でシャツの前ボタンを開いて、アンダーシャツの裾を持ったエドワードは、無意識に縋る目でロイを見上げた。
目の前にはロイ。ベッドの端に腰掛けてじっとエドワードを見ている。
「どうしたんだい? まだ約束は果されていないが?」
「なんだよ……約束って……絶対それだけじゃ澄まさないくせに……」
「まぁ、好いた女の裸体が目の前にあって、何もしない奴は男じゃないがね?」
「最初からそのつもりだったんだな?」
「当然。でないと、君は何時までも私を生殺しにするつもりだとわかりきっているからね」
悪い子だ。
囁きながらロイがエドワードの細身を抱き寄せる。
震える手で押さえた裾を、ゆったりとした仕草でめくられ、外気に晒された肌がどこか寒いように感じるのを、エドワードはじっと耐えた。
抵抗を封じられるように後ろに回された両手が哀れにも思える。
これからこの身は、ずるい大人の手に落ちてしまう。
だが、蹂躙を前に男の手は優しく、それに戸惑いを覚えているのも確か。
「な、なんで俺なわけ?」
エドワードは必死に恐怖を誤魔化し、問いかけた。
「言っただろう? 好いた女だと」
「だけど俺、あんたの好みとはかけ離れてるだろ? 男……みたいだし」
「最初はそう思ったけれどね……」
ロイは困ったようにエドワードの顔を覗き込んでくる。
「君は私にとって、他の誰よりも魅力的な女性だよ」
言ったロイの手が、エドワードのささやかな胸に触れた。
ジワリと熱が伝わってくるそれに、エドワードの頬が赤くなる。
初めてのエドワードに反して、ロイのそれは手馴れていて、胸全体を覆っているその手は巧みに先端部分のみを指の隙間に挟み微妙な動きで扱いている。
最初は触れられているということだけで、他に何も感じなかった。
なのに何故だろう? かき口説くような告白を同時に耳に注ぎ込まれ、段々とエドワードの体が熱くなる。
「早く私のものになりなさい」
ぞっとする程の響きを持った声が言うのに、とうとうエドワードは陥落した。

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