over18

S M L XL

愛人 3

絶叫絶頂 これ以上ないほどの悦楽を与えて



初めて男を知ってからずっと、もう毎日のように皇帝と行為を
交わしていた体は、男の手に慣れていた。それが、誰のものか判らなくても……。
こんなことあるのだろうか? 己の節操のなさに、ルークは泣きたくなりつつも、何よりも雄弁に感じているという証拠を、己の内に抱えていた。
小柄なルークの胸なんて、一掴み出来る大きな手が、胸を嬲る。片手が胸から離れ太ももに下ろされ、それがゆっくりと上に這わされていくのに、その目的を知り、ルークは震える。
想像しなくても判る。その手の行き先は――。

「っ!」

薄く足を開かされ、秘所に手が当てられる。熱をジワリと伝えてくるその手は、そこで止まるはずもなく、くいと一本だけ曲げられた指が、普通ならば人の手にも目にも晒されることのない場所を割り開いた。
後ろから前へ。指の曲がる動きそのまままになぞられる。途中、良いところに指が当たり、悲鳴を上げそうになるが、声は口を塞いだ何かに吸い込まれていった。
何度も何度もの単調な動き。それでも、段々深く食い込んでくる指に、ガクガクと体が震える。
驚いたことに、恐怖ではなく、得ているのは快感で間違いがなかった。その証拠に……。
くちゅくちゅと空間に響く音。それは、ルークの秘所が指に犯されてあげている、恥かしい音であることは間違いがなかった。
どうしよう……。
思うと同時に、涙がこぼれる。
自分は、もしかしたら誰が相手でも感じて体を開く、とんでもない人間なのではないか。そんなことまで、脳裏を過ぎる。
だとするなら、ガイにとっては勿論のことだが、皇帝に対しても裏切りものに違いない。
それでも、心に反して体は、与えられるものを甘受しそれに感覚を返してしまうのだ。
背後から膝(だろう)が差し込まれ、おのずと両足の間に隙間が生まれる。股間に当てられた手が、明確な意図を持って動いた。二本の指が割れ目を開き、残りの指が奥へ――。

「っ!!」

慌てて足を閉じようとするも、もう股間に差し込まれた手によって叶わず、更に何者かの足もまた、それを許してはくれない。
ゆっくりと差し込まれる指は、ルークの良いところを探るように内部でうごめき、胸を嬲っていた手すらが股間を探り、ジンジンと柔い刺激をもたらしていた蕾をこすり上げた。

「!!!!」

全身が硬直する。もう既に慣れたものでもある、絶頂。
足から力の抜けたルークは、差し込まれた足の上に尻を落とし、ぐったりと身を預ける。
もう相手が誰だかは知らないが、見知らぬ相手であろうがこれだけ感じてしまう自分を見られているのだ。誰であろうが知ったこっちゃない。皇帝もまた呆れるか嫌悪するかするだろうが、仕方ないことである。
快感の余韻に肩を上下させて、懸命に酸素を求める。
股間を嬲っていた手は両方離され、ルークは抱え上げられた。
場所を移動したということはないだろうが、何かの上に上半身を預けるよう、伏せの状態で乗せられる。柔らかいものの上だ。バスルームに、そんなものがあっただろうか?
床に足が届かないのもあり、力一つ入らない足を広げられ、嬲られて濡れているだろう股間を開かれた。
直ぐにもぐりこんでくるのは、指とは比べ物にならない太いもの。ゆっくりと割れ目を割り、奥へ奥へと。
男のものだろう肌が尻に触れると、自重で潰された胸を探ってくる手。最初の時同様、両脇から差し込まれた手の両の胸をもまれながら、今度は中を犯されていく。
誰が相手かも判らない。それでも、明らかにルークは感じていた。口を塞ぐものがなかったら、それこそあられもない声を上げていただろう。
男はルークの体のことなど知り尽くしたかのように、己の凶器でルークの良いところを責め、胸にもどかしい刺激を与えた。
だが、もう足りない。もっと、もっとと貪欲な欲望が、際限なくルークの体を加熱させる。可能な限り男を締め上げ、自ら腰をうごめかし男を誘い、精を搾り取るかのように貪欲に。
ルークの求めるものを知ったのか、緩い刺激を与えていた胸への愛撫がやみ、両手が腰に当てられる。
意図を理解して幾ばくかでも男の動きやすいだろう体制を求めたルークは、次の瞬間、激しいとも言える突き上げを受けていた。
ずんずんと音がしそうな程の衝撃。それに伴う快感。
唯一ふさがれていない耳に、男の荒い呼吸を聞き、相手も己の体に狂っていることを知り、笑った。
もっともっと、もっと狂って貪欲に。そして最後の一瞬を。
汗で滑る男の手が、ルークの腰を強く掴む。
くる。
思う間すらなく、強く深く差し込まれたものから、放たれるもの。ルークの内側をしとどに濡らし、拡散する意識と同様に広がっていく。
全てを受け入れた後、ルークはふぅと息を吐き、男もまた吐息してルークの背中にのしかかってきた。

「……良かったか?」

漸く聞こえた声に、ルークは本気で驚く。

「陛下?」
「ああ……って、気付かなかったのか?」
「え? ええ……あ、いや……でも、気付いてたから、凄く良かったのかな?」
「……あのな……」

暫くそうして休んだ後に、ルークの戒めが解かれていく。

「シチュエーションとしては、強姦チックだったんだが……」
「一度くらい、普通にして下さい。俺、まだベッドでの経験がないです……」
「そうだったか……?」

何時もは皇帝の私室で壁に背を預けて立ったまま。今はバスルームの物置の上にタオルが数枚の上にのしかかったまま。

「しかし……」
「なんですか?」
「その格好……」

体はどろどろに疲れていながらも、しかしながら物置の上に寝たままじゃ、と立ち上がったルークは、言われて初めて自分の姿を見下ろしてみる。

「あ……」

行為はかなりのところ体力を使い、汗も散々だ。その汗に濡れたエプロンは肌に張り付き、胸の形まで顕わにしている。その先端すらも。
慌てて隠してはみるが、もう遅かった。





「どうせなら、このまま風呂に入るか」

面白そうに言った皇帝に、それもそうか、と頷いたルークは、己から風呂場に入り込み。あまりの躊躇いのなさに皇帝が驚いているのに気付いて「入らないんですか?」と小首を傾げて聞く。
もう余韻なんてどこにもない。これが慣れという奴なのだとしたら、何て嫌な慣れなんだろうな――と。

「いや、入る」
「お湯、溜めときますから」
「ああ」

既に着崩れた服を脱ぎ去り、遅れて風呂場に入った皇帝は、半ばたまった湯船の中に入り、じっと体を洗うルークを眺めていた。どうやら体力はまだ余っているらしい。
ならば。

「ルーク」
「はい?」
「一緒に浸かろう」
「? はい。もうちょっとで終わりますから」

丁寧に指の先まで洗うのは、ずっとそうされてきたのを見てきたからか。湯で泡を落すと、ルークはいそいそと近付いてきて……。

「また、ですか?」
「ああ。お前見てたら、大きくなった」
「……お湯の中で?」
「新鮮だろう?」

そうかなぁ? と首を捻るルークを引き寄せお湯の中に招くと、温まる時間すら与えず直ぐに己の腰をまたがらせる。

「直ぐに?」
「中、洗ったか?」
「いえ。まだですけど……」
「なら、大丈夫だな」





湯の中で待ち望む証に、ルークは頬を染めながらも「仕方ないなぁ」と己の体の位置を合わせる。
勉強の成果もあり、既に慣れたものだ。
お湯と一緒に覚えのある容積が入ってくるのを感じながら、なんだかなぁ、との感想を一つ。
皇帝とするのは好きだが、最近してばかりで他のことがないような気がしている。夫婦にはなりえないのは判っているが、もう少しガイと過ごす時のような時間があっても良いんじゃないのかな、と。そう思わないでもないのだけれど……。
ふと、気付く。

「俺、陛下が苦手じゃなくなりましたよ」
「そりゃそうだろ。こんなことしてるくらいなんだから」

極当然とばかりに返された言葉に、ルークは嬉しそうに笑った。

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