「ンッ…あっ…はぁぁ…」 エド自身の上に自ら腰を落とし、自分の中へと導いていく… エドも、迫り来る快楽に顔をしかめ、荒く息を吐きながらその行為に耐えていた。 「きつ…少し力緩めろよ…」 「あぁっ、エ…ド…」 エドの肩を掴みながら腰をゆっくりと落とし、すべてをしっかりと包み込んでいく。 「うん…全部入ったね。さ、後は好きに動いていいよ。」 エドはロイの腰を掴み前後に揺らした。 片手をエドの肩に乗せ、もう片方をベッドに添えながらロイは腰を浮かせまた落とす… 「あぁ、はぁぁぁ!!」 グチュグチュと肉と肉が擦り合わされる卑猥な音が部屋中にこだまする。 ロイは、快楽をより一掃引き出そうと腰を激しく上下に動かす。 体中に汗が流れ、体を動かすたびに滴が飛び散っていく。 時折来る快感にロイは身を反らして反応する… その姿があまりにも淫猥で、エドは自分の欲望がもう抑えられなくなっていた。 「…ったく…たまんねぇよな…」 そう言うと、ロイの腕をいきなり引っ張り、その反動でロイとエドは体を反転させ、 ロイは下に組み敷かれる格好になった。 「…?エド…?」 今日は何もしないと言い切ったのに… 「もう我慢できない。やっぱり自分であんたを犯したい。」 そう言うや否やエドは自身を激しく突き上げ、ロイの奥へと欲望を飲み込ませた。 「ひぁぁぁ!!」 いきなりの突入にロイは歓喜の声を上げ、エドを悦んで迎え入れる。 薬のせいもあったのだろうか…ロイはいつも以上に乱れ、巧みに誘い、そして激しく求めてきた。 エドはロイの求めすべてに応え、ロイを満足させていった。 「大佐…愛してるよ…愛してる…」 激しく求め合う中でエドが囁いたさりげない言葉… ロイにとって、何よりの媚薬となる事も知らずに… 「エド!エド!!」 何度もエドの名前を呼び、自分の中にいるもう一人のエドの存在を噛み締める。 「何だよ…今日はやけに情熱的だな…ま、薬のせいだろうけど…」 そういったエドの顔は、なぜか寂しそうにも見えた。 ロイの足を抱え、更に奥まで突き進む。 腰を前後に動かす度に、ロイは歓喜の喘ぎ声を上げた。 ギュッと閉じた眼からは涙が溢れ出している。 感じているからか…それとも… その涙を、エドがそっと唇で拭う… 二人に息が次第に荒くなり、お互いが限界に来ている事を悟る。 「一緒にイくかい?」 ロイの顔を覗き込みながらエドはそう訊ねた。 コクコクと頷きながらロイはエドの腰に足を絡ませる。 エドはロイ自身を掴み、上下に擦りあげる。 「んんぁぁぁ!!」 背中を反り返してロイは途端にイッてしまい、エドは一人置いていかれてしまった。 「やろ!!一緒にイクって言ったじゃないか!一人でイキやがって!!」 引き締まった腹筋の上に白濁の液を飛ばし、ロイは呆然としてエドを見つめていた。 「ちょっと触っただけでイクなんて!あんた、相当の淫乱だな!」 エドは未だに呆然としているロイを反転させ、バックの体位を取らせた。 「もう、容赦はしねぇからな!あんたは満足しただろうから、今度は俺が満足する!」 そういうと、まるでエドを誘うようにヒクついている秘所に自信をあてがうと、一気に根元まで挿入した。 「うぁっ、ああああ」 腰を掴み激しく貫くと、ロイは途端に暴れだした。 エドはロイの頭を押さえつけ、更に激しくロイを犯す。 「やぁっああああ」 「やじゃねぇだろ?感じてんだろうが!」 強く激しく、相手のことなど考えずにエドは欲望のままに己を抽出する。 そう…レッスンを受ける前のエドに戻ったかの様に… だが、ロイにはその方がエドの愛情を強く感じていた。 ロイの息使いが荒くなり、顎を上げ身をそり返してくる。 「イキたい?でも許さないよ。俺より先にイクのはもう許さない。」 エドはロイ自身の根元をギュッと掴み、自分自身を更に奥へと貫いていく。 「んぁっ、んん…」 「イキたいなら、今度こそ一緒に…」 ロイはシーツを握り締め、必死でその愛撫に耐える。 「んっく!!たい…さ!締めすぎ!めちゃくちゃ気持ちイイ!」 そういうや否や、エドは絶頂を迎え、ロイの中に精を吐き出した。 同時に手をロイ自身から離すと、途端にロイも達してしまった。 「ハァ、ハァ…ゴメン…やりすぎたかな…?」 「…いや…エドが満足ならそれでいい…」 ロイのその言葉を聞くと、エドはほっとしてロイの傍に倒れこむように横になった。 ロイはエドの髪をそっと撫で優しく笑う。 触れるようなキスを交わした後、ロイは体を起こし、ガウンを纏う。 「?どこ行くの?」 「…シャワーを浴びてくる…エドはそのまま休むといい。」 「俺も一緒に!」 「…一人で大丈夫。そこで待ってろ。」 そう言うと、ロイはそのままバスルームへと向っていってしまった。 後に残されたエドは、言いようのない不安に駆られていた。 大佐は…満足してくれていないのかな… どうしたら満足してくれるんだろう… どうしたら俺の事ずっと好きでいてくれるんだろう… あなたを繋ぎ止めていられるのなら… どんなことでも俺はするよ… それで俺を愛してくれるなら… ジリリリリリ 「は、はい!?」 いきなりの電話にエドは驚きながらも受話器を取った。 「!?大総統??どうしてこのホテルの事知ってるんです??」 『フロントに確認した。東方で一番いいホテルと言えばここぐらいな物だろうかなね。』 「…今日、あの薬使ってみたよ…」 『ほう…で、成果は?』 「あんまり…満足してくれなかったみたい…」 『そうか…大佐は元々そんな薬など使わなくてもいい体をしているからね』 「俺…どうしたら…」 エドの悲しそうな声を聞いたブラッドレイは受話器の向こうで黒い笑みを浮かべたのを エドは勿論分かる筈もなかった。 『では、今度そちらに出向くとしよう。』 「え!?ここに?いつ?」 『2、3日中にだ。所用で東方司令部に行く用事が出来た。待てるかね?』 「はい!俺、すぐにでも旅に出ようと思ってたけど、大総統が来るまで出発を延ばします!」 『では、楽しみに待っていたまえ。あ、大佐にはこの事は内緒にしておくといい。』 「ハイ!そうします。」 チン… 「エド〜?誰から電話だ?」 バスルームからロイが聞いてきた。電話の音だけは聞こえていたのだろう。 「フロントから!ルームサービスは?って!勿論断ったさ!」 大総統が来る! そう思うとエドはとても嬉しくて、その日が待ちきれない様に心が弾んでいた。 そう、今までのは序曲に過ぎない… これからが本当の『レッスン』が始まるのだから… To be continues.
では、『レッスン3』までしばしお待ちを・・・