レッスン2 2
「どうしたの…?早くやって見せてよ。」
ニヤニヤ笑いながらロイを見つめ、エドは足を組んでイスに座っている。
「エ…ド!いい加減…に…」
「そんな事言ってるより、辛いんじゃないの?」
「その薬結構強いから、今体の中は火照って仕様がないと思うけど…」
確かにその通りだった。
元々感じやすい体のロイは、催淫剤で益々過敏になっている。
そして、先程までエドに自身を刺激され、イク寸前でそれを止められていた。
イきたい!
そういった欲望がロイの思考を次第に占めていく…
「くっ、ふっうん…」
屈辱の気持ちでいっぱいになりながらも体中を駆け巡る欲棒には勝てず、両手を自身に添える。
上下に擦り上げながら、その快楽に溺れていく…
「はっ、んっあああ」
さらに激しくその動きを繰り返す。
身をそり返し、一際高い喘ぎ声を上げ、更なる高まりへと自らの手で導いていく…
エドが見守る中、ロイは絶頂に達し白い液を飛ばしながら果てた。
「はぁ、はぁ…」
「くすっ、そんなに良かった?自分でやって…」
ロイは自分自身の出した汁に塗れている手を見つめ、自尊心が砕かれていくのを感じていた。
「服を脱いでよ、自分で。そして俺の前に立って。」
エドはロイの気持ちなど気にもせず命令を下す。
ロイもまた、エドが発する命令に震えながらも従ってしまう…
すべてを脱ぎ捨て、一糸まとわぬ姿でエドの前に立つ。
この後、エドが何を望んでいるのかはロイにはぼんやりと理解していた。
「ほら…大佐の自慰を見てたら俺もこんなになってる。責任取ってよね。」
そういってエドは自分自身を取り出し、ロイに見せた。
ロイは目を閉じ、すべてを諦めた様にエドに跪き、それを口に含む。
そんなロイの髪をたくし上げながらエドは満足げに見つめていた。
「服従の証」
ブラッドレイから教わった、主従関係を結ぶ行為。
エドもブラッドレイに抱かれた時したが、ロイの時とはそれは意味合いが違う。
それを強いる者は強いられた者への絶対的存在を示す。
ロイにそれを強いる光悦感を覚えてしまったエドにとって、その行為はロイとのSEXには欠かせないものとなっていった。
「んっ、イきそう!ちゃんと飲めよ。」
そういいながらロイの頭を押さえ込み、自身をさらに奥へ突き進めた。
口を大きく開け、舌を使ってエドを絶頂へと導いていく…
ゴボッ…
大量の精がロイの口の中を犯す。
むせ返りながらもそれをすべて飲み干すと、ようやく口の中が圧迫感から開放された。
「…相変わらず綺麗な顔だよね…そういう時の大佐ってさ…」
口からはみ出した白い筋を、エドは左手で拭う。
キスをされると思い目を閉じると、エドはロイを突き放しベッドへ仰向けに寝転んだ。
「ねぇ!今日はさ、俺、大佐に何もしないから…」
ロイは驚き、振り向いてエドを見た。
「だから、俺にして欲しかったら自分で挿れて動いて!」
ロイはカッと目を開き、怒りで体中が震えだす。
…何…をしろ…と…?
「嫌ならいいよ。このまま終わっても。でも、大佐の体、このままで耐えられる??」
エドはニコニコ笑いながらロイの体を見つめていた。
催淫剤を飲まされたロイは体の中がうずいて仕方がなかった。
自分でイッただけでは到底物足りない。
一方的に精液を飲まされて、益々過敏な体になっている。
欲しい…
エドのモノが…
早く挿れて欲しい…
薬のせいもあり、ロイの思考はだんだんと麻痺していった。
そして本能だけで行動するようになっていく…
ふらふらとベッドに這い上がると、出したばかりで萎えてしまっているエドのモノを再び口に咥えた。
「ん、ふっ…んん」
一心不乱に奉仕するロイを見て、エドは心から満足していた。
そしてエド自身がある程度太さと強度を増すのを見ると、エドの顔に近づき、キスをねだる。
「いいよ…キスぐらいならしてあげる…」
そう言うと、ロイの頬をつかみ舌を割り込ませ絡み合うようにキスを交わす。
ロイの右手を掴むとその指をロイの口の中に入れ、自分で湿らせる。
「ほら…ちゃんと湿らせないと自分が辛いだけだぞ?」
くすくす笑いながらロイの髪をかきあげ、その首に手を回す。
ロイは目を閉じ、自分の指を秘所にあてがい、自らの手でそこを解していく…
大佐という地位にある自分が、一回り以上年下の少年のモノを挿れて貰うのに自らそこを開こうとしている…
その行為そのものが、ロイの興奮をさらに高めていく…
下でしか生きられぬ者の宿命…
それでエドが悦ぶなら…
自分から離れていかないのなら…
エドを繋ぎ止めていられるのなら…
私はお前の奴隷に成り下がろう…
それで私を愛してくれるのなら…
To be continues.