何本もの手が体中を弄り、敏感な所を開発しては攻めてくる。 逃れ様にも四肢は押さえ込まれ、動く事さえ出来ない。 何故…こんな事に!? 「んっあああっ、やぁあああ!」 ぐっと押し込まれていく下腹部の感触に、否応なしに声を上げてしまう。 その声を塞ぐように口の中にも異物が押し込まれて、思わずむせってしまった。 「んっぐ、ふんんん…」 喉奥まで押し込まれまた一端引かれる。 僅かに開いた隙間から必死で空気を取り込もうと舌を出す、その隙にまた一気に奥へと押し込まれた。 「おぉ!何という舌の使い方だ。これは素晴らしい。」 「こっちの孔も最高です!貪欲に私のモノを咥え込んでいますぞ!?」 「これはかなりの一品ですな、大総統閣下。」 3人の男の視線が一点に集中する。 部屋の隅にあるソファで傍観に徹している隻眼の男がにこやかに頷いた。 「極上のワインは満足して頂けたようですな。」 その言葉に3人の男はにやりと黒い笑みを浮かべ、その中心で弄んでいる一人の士官に再び目を向けた。 ロイ・マスタング少佐。つい最近士官学校を卒業し、錬金術師の国家資格も取り、 希望にあふれて軍に入隊したばかりだった。 それなりの実力も兼ね備えしかも国家錬金術師、となれば必然的に注目される。 ロイは入隊早々、ブラッドレイから声をかけられたのだ。 「君がマスタング少佐か。噂は聞いているよ。すばらしい成績で卒業したそうだね。」 「はっ、お褒めの言葉恐悦至極…」 「なに、そう硬くならんでもよろしい。私は君の様な優秀な人材が軍に入るのがとても嬉しいのだよ。 これからも軍の為にその力を発揮してくれたまえ。」 「はい!軍により忠誠を誓い、精進していきます!」 ロイのその言葉にブラッドレイは満足げに頷いた。 また、ロイも自分が信用され期待されているのだと思うと嬉しくてたまらなかった。 ブラッドレイは徐に右手を差し出し、ロイもその手を受け取った。 硬く握手を交わすとブラッドレイはいきなりロイを自分に引き寄せ、その唇を奪う。 「!!??」 訳が分からない顔で呆然とするロイに、ブラッドレイがからかう様に微笑んだ。 「あぁ、何て君は可愛いのだろう。年甲斐もなく一目惚れだ。」 やさしくそっと頬に触れ、親指で濡れた唇をすっとなぞる。 そしれそのまま顎をくっと持ち上げ、再びその唇にキスを落とす。 触れるか触れないかの…やさしいキス。 呆然としているロイの頭をポンポンと叩き、ブラッドレイはロイに下がれと命令する。 ハッと我に帰ったロイは、直立不動で敬礼をかざし、執務室を後にした。 今のは…?何だったんだろう…? でもすごく柔らかくて…甘くて…全身が痺れそうで… 士官学校でも優等生だったロイは、その生真面目さから他の男子に比べれば性への関心は薄い方だった。 キスどころか女性経験など全くなく、自分で処理する事もめったになかった。 だがロイは、今のキスで全身に電気が流れたように刺激を受けていた。 宿舎に帰ってもブラッドレイの事が気になって仕方がない。 どうして大総統閣下は俺にあんな事をしたんだろう… 抱きしめて、キスをして…それから…? 一目惚れってどういう事だ…?まさか…? 一度気になってしまったら、もう止める事は出来なかった。 軍の仕事をしている時も常にブラッドレイの事を考え、外に出れば自然と彼の姿を探していた。 大総統という地位である以上、めったに会うことは出来ない。 それがロイのブラッドレイへの想いをより一層強いものへと変えていった。 「そろそろいいかな…」 「は?何がですか?」 「いや。可愛い猫が仕掛けた餌に食らいついたかな、と思ってね。」 くすくす笑いながら訳の分からない事を言うブラッドレイに、ハクロは不思議そうに見つめていた。 さぁ、今回の子猫はどれだけ私を愉しませてくれるのかな… 執務室の窓から外を眺め、ブラッドレイは黒い微笑を浮かべる。 その目線の先には黒髪の青年が中央司令部の中庭を同僚と一緒に歩いていた。 「だ、大総統閣下!?」 「どうしてこんなところに!?」 「いや、少し時間が空いたから散歩していたんだ。あぁ、良かった、マスタング少佐。君に会いたかったのだよ。」 その言葉にロイは胸がドキンと高鳴った。 まるで心臓の音が相手に聞こえてしまうのではないかと思うくらいドキドキしている。 「俺…私に何か御用でも…」 「ふむ、ちょっと…ね。あぁ、君の名前は?」 ブラッドレイはロイの横にいた眼鏡の青年に声をかけた。 「ヒューズ少佐であります!閣下。」 「ヒューズ少佐。相棒を暫く借りるがいいかね?」 「あ、はっ!!私は別に。ロイ…マスタング少佐さえ良ければ。」 「ではマスタング少佐。私と暫く付き合ってくれないか?」 ロイは一瞬戸惑ったが、最高権力者の命令に逆らう事などできるはずもなく… 「どこへなりともお供いたします、閣下。」 と敬礼をかざした。 親しみを込めた笑顔で「では着いてきたまえ」とロイを促す。 ヒューズに上司にこの事を伝えておくようお願いすると、ロイはブラッドレイの後に続いていった。 「あの…閣下…一体どちらへ…?」 「黙って着いて来なさい。」 はぁ、と呟きながら、ロイは大総統府の最上階へと連れてこられた。 その一番奥の部屋の扉にブラッドレイは手をかける。 ギィィと音を立て、重厚な扉が開かれる。 「さ、入りなさい。」 そう言われてロイは恐る恐る扉の向こうへ足を踏み入れた。 バタンッ!! 「閣下!?」 いきなり扉が閉まり、あたりは真っ暗になってしまった。 眼が暗闇に慣れてくる…何だろう…部屋の中に何かがある… 「閣下…どこにいるんですか…?」 ゆっくりとその物に近づいていく。あたりはまだ真っ暗だ。 薄明かりで何とか判別できる…これは…? 「ベッド…?」 「そうだ。マスタング少佐。私の思いを受け取ってはくれまいか…」 何を、と叫ぶ前にロイはそのベッドに押したされ、両手を押さえ込まれてしまった。 慌てて起き上がろうと抵抗するが、ずしんと身体の上に誰かが乗っかり、動くことさえままならなかった。 「閣下!?あなたなのですか!?一体何をするんです!?」 「言ったであろう…私は君に一目惚れなのだよ。一目見たあの時からお前の事が頭から離れない。」 両手を拘束している手を振り解こうと必死で腕を動かすが、全く持ってびくともしない。 これが初老の人間の力なのか!?鍛え抜かれた30代の軍人の力よりも強いんじゃないか!? 抵抗もむなしく、ロイの軍服の前はブラッドレイの左手によって肌蹴られていく。 露になった白い肌にブラッドレイの手がそっと触れていった。 「あっやぁ、閣下!!止めて下さい!」 「もう我慢できぬ。マスタング少佐…私は君が好きだ…」 だから抱きたい…それは自然なことではないかね? 閣下が…自分を…?好きだと… 「お前に初めてキスをしたあの日から、私は何度となく夢の中でお前を抱いた。」 「お前はどうだ…?私を想い眠れぬ日々はなかったか…?」 あぁ、確かに… 初めてキスをされてから、私はあなたの事を思わない日はありませんでした。 あなたからのキスを思い浮かべながら自分自身を慰めもしました… 「私もあなたが好きです…閣下…」 だから抱いて欲しい。これは自然な事なのでしょうか…? ブラッドレイはロイの両手の拘束を解き、両手でその頬に触れる。 ロイは自由になったその両手をブラッドレイの首に回し自分の方へ引き寄せた。 どちらともなくお互いが唇を合わせる。それは触れ合うキスから、次第に舌を絡ませあう長い濃厚なキスへ。 やっと唇を離した時、ロイはすっかりブラッドレイの舌業に酔いしれていた。 ブラッドレイはそのまま唇を首筋に落とし、胸へと這わせていく。 初めての刺激にロイはどう反応していいのか分からず、シーツをぎゅっと握り締め、 歯を食いしばって声を殺していた。 ブラッドレイの舌が胸の突起に到達し、それを転がすように弄ぶ。 「はっあああ!!」 堪らずロイは声を上げ、ハッとなって両手で口を押さえてしまった。 ブラッドレイがその手をそっと解していく。 「恥ずかしがる事はない。素直に感じるままに声を出せばいいのだ。」 潤んだ瞳でブラッドレイを見つめ、顔が真っ赤になりながらも眼を閉じ頷く。 フッと笑いながらブラッドレイはロイへの愛撫を再開した。 胸を丹念に攻め、ロイの頬が紅く上気したのを認めると、ブラッドレイはロイのズボンのベルトを外しにかかった。 「あぁっ、閣下!そこは…」 「少佐のすべてを見せて欲しい。あぁ、やはり思った通りだ。」 何て愛らしい。食べてしまいたいくらいだ… ロイ自身はすでに自己主張しており、先端からは先走りがトロトロと流れ出ていた。 ブラッドレイはそれを愛しそうに舐め取り、ロイ自身を頬張った。 「やっああああ!!閣下!!駄目っです…!!」 びくびくと身体を痙攣させ、ロイは瞬く間にイってしまい、ブラッドレイの口の中に放出させてしまった。 ブラッドレイは残さず飲み干し、ロイの方へ目線を向ける。 「ハァッ…あぁああ…申しわ…け…」 「構わんよ…君がこんなにも感じ易い身体とは思わなかった。」 これは教え甲斐がありそうだ… 息も絶え絶えにぼうっとしているロイを見て、ブラッドレイは黒い笑みを浮かべていた。 「さ、今度は私を満足させて欲しい。」 「で、でもどうすれば…」 「恐れる事はない。すべて私に委ねれば良いのだ。」 出したばかりだというのに、ロイ自身はすでに元気を取り戻しており、また先から透明な液を流し始めていた。 その液を指で絡め取り、つつっと秘所を濡らす。 「ひっあああ!!」 「ゆっくりと…丁寧に慣らしていかないと、痛いだけだからね。力を入れず、リラックスしてみなさい。」 そんなの無理!?と叫ぶより早く、ブラッドレイがずぶっと指を差し入れた。 間髪入れずに2本、3本と増えていく。 「やぁっあああ!!はっああ…」 「そう、いい声だ。感じるままに鳴いてみなさい。」 ばらばらと3本の指がロイの膣内で暴れだす。 その刺激に耐えられず、ロイは2度目の絶頂を迎えてしまった。 「あっ、ハァハァ…もう…」 「おやおや。また君だけが気持ちよくイってしまったのか。仕方のない子だ。」 荒く息をするロイの両足を抱え、ぐっと左右に開かせる。 黒く大きく脈打っている凶器を露になっている秘所に押しつけた。 「あっんん、閣下…!」 「静かに…力を抜いて…息を吐きなさい。」 ぐっと一気に前進し、ロイはそのあまりの衝撃にブラッドレイにしがみ付いてしまった。 「ああああああ!!!」 「ん、さすが処女だけあっていい締め具合だな。」 腰を前後に動かし、ロイの中の最奥へと己を導いていく。 突き上げられる度にロイの眼からは涙が零れ落ちていた。 痛み…?快感…?分からない… 分からないけど…この気持ちは何だろう… グチュグチュと卑猥な音がロイの思考を狂わせる。 男同士だとか、大総統だとか、そんな考えは次第に薄れ、今与えられている快楽を貪り食うように受け入れる。 自ら腰を振り、大胆にブラッドレイを誘い出す。 純粋な士官が娼婦へと変貌していく様を、ブラッドレイは心から満足して見つめていた。 さあ…私の可愛い子猫よ。思うが侭に啼いて見せよ。 お前はいつまで私を愉しませてくれるのかな…? こうしてブラッドレイによるロイの調教が始まった。 To be continues.
ここではロイたん、全く持って性に関して興味なし純粋青年にしちゃいました。
そこに百戦錬磨の閣下が手を出せば…後はもう…
ロイたん言い様に調教されていきますがな!
ではお楽しみ下さいませ!!
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