九州ではキハ200が増備されてきましたが、大型のキハ200では輸送力が過剰な路線があり、 それに合わせて小型のキハ125が作られました。車体長はキハ200が21mなのに対し、 キハ125は18mです。新潟県にある新潟鉄工が製作しているレールバスタイプのNDCとよばれる 部類の一員です。しかし、 派手な黄色の塗装やレタリング、その内装で規格車両であることを忘れさせてくれます。
内装と外部の塗装はドーンデザイン研究所の水戸岡鋭冶氏によるものです。
床や壁がグレーで、夜間などはやや暗いのが気になります。昼間は大きな窓から光が 差し込むのでそれほど気にはなりませんが。中央部に2人ずつ向かい合わせに座るボックスシートを おくほか、ロングシートもあります。
エンジンは330馬力を1台積んでいますが、従来の車両との連結も考慮されています。
加速が良くなったため、ダイヤ面で若干のスピードアップを果たしました。
トイレ設備はないまま25両が製作されましたが、トイレ設備2003年度から一部の車両に ついてトイレ取り付け改造が行われています。
定員 | 座席:59(49)、立席:64(59)、計123(108) |
基本寸法 | L:18500mm×W:2828mm×H:4000mm |
重量 | 29.4t(30.8t)(空車重量)、換算(積/空):3.5/3.0t |
最高運転速度 | 95km/h |
駆動機関 | DMF13HZ:1台、定格出力:330PS/2000rpm |
変速機 | 形式TACN-22-DW600K、動力伝達方式:液体式:速度段:変1・直2 最終減速比3.036 |
台車 | DT601K・TR601K、軸距:1900mm、車輪径860mm、一次バネ:コイル、2次バネ:空気 |
暖房方式 | 機関廃熱利用温風暖房(5300kcal/h×8) |
冷房装置 | 機関直結(15500kcal/h) |
連結器 | 密着式小型自動連結器 |
空気ブレーキ | DEIA形自動空気ブレーキ |
保安ブレーキ | 直通予備ブレーキ |
抑速ブレーキ | 排気ブレーキ・機関ブレーキ |