- ことの発端は変速機のインジケータランプの”D”レンジのランプが点かなくなったことでした。
メーターパネルのランプの交換と一緒に見ていただけたらよくわかるかと思いますので連続でご覧ください。
トゥディは古いクルマであることと、マン・マキシマム・マシン・ミニマムという設計コンセプトで 機器類が狭いところに押し込められている性格上、整備性はあまりよろしくありません。
メーターフードパネルまわりのパーツを取り外す作業をして、さらにダッシュボードのボルトを外します。
ボルトはトップ面の隠し板を外して3か所、下は助士席側トレイとスイッチパネル、灰皿の下の3か所、計6か所あります。 トレイはビス止めされていますので、外したほうが無難です(レンチを入れることはできますが)。灰皿は外さなくても支障はありませんが、 取り外し作業中にゆるんで、作業後に乗車したときにエンジンと共振してガタつくことがあるので、灰皿周辺のネジ3か所は 作業後に増し締めすることをお勧めします。
メーターパネルをオークションで落札してきました。コルゲートチューブの下に見えるのが速度計の部分で、 左側の緑色のソケットの下の部分が、インジケータランプのユニットです。
表から見ます。後期型では視認性の問題で白になっている、とのことですが、前に乗っていたトゥディが 赤メーターだったこともあり、こちらにします。
パネルのカバーは新品を今更買う気にはなれませんでしたが、汚れは気になるので、 耐水ペーパーとコンパウンドで磨いてリフレッシュします。

きれいになったパネルです。使ったのは模型工作用の耐水ペーパー400番・600番・1000番とトップコンパウンド2000番です。 模型用は高価ですのでカー用品やホームセンターで買ってきた用具が模型用になる、というパターンのほうが安上がりですね。

ソケット類を外して準備万端。

メーターパネルの取り外し作業となります。アクセルペダルを枕にして、手探りでやっていきますが、 先に速度計部分(軸)を外してしまったほうが早いです。軸は、決して回転させず、まっすぐに引き抜きます。 というのは、やはり角度があるようで、白いソケットの出っ張りが右側にくるようになっています(あくまで自車の場合。 現車を優先願います)。速度計のケーブルをとめている留め具を、エンジンルーム側で外してから作業に入ると 取り外ししやすい、という人もいますが、あくまで、角度を変えないで一発で入れなおすことを考えると ケーブルを引き出さないようが良いと思います(個人的主観ですが)。写真を撮ったつもりが忘れていました。
速度計の軸が外れるとゴロンとパネルが前に出てきます。写真は下から手探りで手を突っ込んでいるところで、 インジケーターランプのユニットがみえます。インジケータランプのユニットだけ交換しようとすると、ここでプラスドライバーを 手探りで突っ込んでネジを外して取り出すことになります。

あとはソケットを外して交換。外したパネルは並べて撮影し、車検のときに提示できるようにします。 日付まで入れてプリントアウトすれば完璧だそうです。整備手帳がある人は新旧のパネルのオドメーターの数字と日付を そちらに記入。 なお、売却時には走行距離不明車として処理されるとのこと。

メーターパネルの照明をLEDに交換したあと取り付けます。奥側のパネルは白色、手前側のパネルが青色のフィルタが かかっているように見えますが、青色のフィルタは元々電球色を白色にみせるためのものなので、白色LEDなら、 奥側のように外してしまっても同じように白く光ります。青っぽい光が好みならば、フィルタを外さずに電球だけ交換します。

取り付けるときはソケットから取り付けます。場合によっては、ソケットを付けた時点で点灯試験をしてもよいと思います。 省略したために、交換したパネルのDレンジのランプも点灯せず、再度インジケータランプのユニットだけを 外す羽目になりました。その後、速度計の軸を押し込んで止めます。

インジケータランプのユニットです。これが新品だと9500円で、ディーラーさんいわく、おそらくご相談パーツ、だそうです。 たしかにオークションでパネルごと落としてくるか、T3電球を買ってくるか、が安いです。

古いパネルの2速のランプを外し、交換したパネルのDのランプと交換して終わりです。 こまめにローテーションしてあげると持ちが違うそうです。

元通りに組み立てたら完成です。