カイン様萌え日記
不機嫌なご主人様・2 (18禁・ますます過激に新登場!)
あぁ、今日は今朝の花瓶から始まって、一日長かったような気がするな。では続きから書くとするか――――
しまった!!置いていかれた!!と、思った時は遅かった。 カイン様の部屋はもぬけの殻、公爵のパーティだというのに、ちゃんと正装できたのだろうか。他の使用人が手伝ったのかな・・・ ・・・・・・あぁあ!!腹立たしい!私以外の人間などにカイン様を渡してたまるか。・・・って、私はいつの間にこんなに独占欲が 出てきたのだろう。きっと、カイン様の魔力・・・・かな? ふふふふ・・・・あ、失礼。 しかし、今度という今度は許しません!あまりにも勝手すぎる!! そうこうしてるうちに私も出かけねばならない時間になった。
―――カーター公爵邸。誕生日記念にまた新しい彫刻を購入なさるとの話だ。全く、贅沢な造りの邸宅である。 広広としたエントランスは高価な絵画が飾られており、風格のよい気品溢れる装飾だ。ホールへ入っていくともうすでに人がたくさん たむろっていた。 パーティが始まり、公爵の挨拶が済むと、皆其々テーブルを囲って、自慢話やゴシップ話に華を咲かせていた。私は人の群れを 掻き分け、カイン様を探した。幸い、私は身長がある方なのでホール一帯が見渡せた。
いた!カイン様発見!! 見ると、またしても見ず知らずの女性との会話を楽しんでらっしゃるご様子だ。 私のことなどどうでもいいのだろうか。ひょっとしたらひょっとすると、カイン様にとっては、私のことなど、ただのお戯れに 過ぎなかったのかもしれない。 ―――ふん、お前には使用人が御似合いだ―――
今朝、「使用人」と言われた事で、私の妄想の中でカイン様が冷たい言葉を浴びせてくる。 くそっ。 「カイン様」 私は腹立たしげにカイン様とその女性の間を割って入るように声をかけた。 「なんだ、来てたのか。」 「来てたのか、ではないでしょう。出発前に4時にお部屋へ伺いますと申していたではないですか。執事である私に黙って勝手に 行動しないでください」 「あら、執事さんなの?うふふ、カインたら。迷惑かけちゃダメじゃない。」 『カイン』?!なんてなれなれしい女だ。私はその女を横目でさり気なく睨み付けた。 「リフ、いきなり現れてなんなんだ・・・・うちの執事が失礼しましたね、レディ。また後で。」 そう言って、カイン様はその女の手にキスをして、その場を離れようとしたので私も後からついて行った。 「一体どういうおつもりですか。」 「何がだ。」 私の顔を見向きもせずに、持っていたシャンパンを飲み干し、テーブルに置いてからホールの外へと進んでいった。 「ここ最近、態度がおかしいじゃないですか。私が何かお気に障る事でもしましたか?」 「使用人がいちいち俺の態度に文句を言うのか?」 私は胸が痛むのを感じた。所詮私はカイン様とは身分が違うのだ。カイン様がお庭の方へスタスタと進んでいくので私もついていく。 「大体、来て早々、俺に説教しやがって。せっかく美人をたらしこんでいたのに邪魔するな」 そう言われるとさすがにカチンときた。美人だと?!さっきのあれが?! この私を差し置いて、カイン様はいつもいつも・・・・・・っ!!
私はカッとなってカイン様の腕をむりやり引っ掴むと、壁に押さえつけた。 「いい加減にしてください!勝手に行動されると他の使用人にも迷惑がかかります!それに、貴方はっ・・・・! 私の事など、ただのお戯れだったのですか・・・?!」 そう言ってカイン様の唇を捕らえ、激しいキスをすると、抵抗できぬように肩を壁に押さえつけた。 カイン様は、何かもごもご言っていたが、私は舌を絡めさせてきつく吸い続け、言葉を発せられないようにしていた。 そのままの状態で、布地の上から下半身をまさぐっていると、すぐにそこは素直に反応して腫れ上がってくる。 私は自分の身体でカイン様を押さえつけておいて、ズボンを降ろさせ、ようやく長いキスから解放してやると、 息を切らしながらカイン様が叫んだ。 「何やって・・・・よせっ!!」 「しっ!・・・・あまり大声出さないでくださいよ」 カイン様の美味しそうな首筋に激しく吸い付きながら、先端を指先で軽く愛撫していると、次第に抵抗も弱くなっていった。 熱の篭った溜息を漏らしながら、もう物欲しそうな表情をしている。私は耳元に舌を這わしながら、ささやいた。 「舐めてほしいですか・・・?」 「や・・・・誰かに見つかる・・・・」 「どうせ皆、まだパーティに夢中ですよ。」 「あぁっ・・・・ んんんっ!!」 体勢を変えて、いきなり一番感度の良い部分を吸ってやると、カイン様は慌てて自分で口を塞いで、可愛らしいお顔を歪めていた。 堪らないのか、逃げようとする腰を右手でぐっと支える。 下半身に力が入らない様子で、すでに膝はガクガクだ。 「しっかり立っていてくださいよ」 激しく吸い付いて扱くと、身体をビクビクさせながら私の髪を 狂おし気に引っ掴む。口を抑えてもなお漏れるくぐもった 声が何とも切なげで、私の欲望を刺激した。 カイン様の吐く息が次第に荒くなっていき、上半身を壁に押 し付けて仰け反ると、口を手から解放させて小さく叫んだ。 「あ、あ、もうダメ、出るよ・・・!」 私はカイン様が出した物を飲み干すと、 ぼぅっとしているカ イン様の半開きの唇にキスをし、まだ精液が残る舌を絡めさ せた。 そしてすっかり熱をもっている下部の奥の方の穴に中指 を差し入れると、カイン様はハッとした様に言った。 「ちょ、ちょっと待てよ、リフ、まさかこんなとこで・・・!」 「待てません。しばらく私は貴方に放って置かれて、もう、 おかしくなってしまいそうです」 ねっとりとした中を指で押し広げていくと、カイン様が小さく 痙攣した。 「ここですか?ここがいいんでしょう?」
私はカイン様が僅かに反応した部分を何度も指で振動させるように刺激した。 「あっ、あっ、あっ・・・!」 「私のが欲しくないですか?」 私は少々意地悪く言いながら、指を動かし続けた。 「んん・・・や・・・・・」 「はっきりおっしゃってくれないと分からないですよ。」 「あ・・・・ほ、欲しいぃ・・・・リフの、入れて・・・」
そうして私たちは立ったまま、事に及んだ。皆パーティに夢中だ、とは言ったものの、もしかしたらそろそろ外の空気を吸いに散歩する 者も現れるかもしれない。私は最初から激しく突き動かしてカイン様を攻め立てた。するとカイン様が息絶え絶えに口を開く。 「今日・・・お前、こわいよ・・っ」 「カイン様こそ、私に冷たかったじゃないですか」 「だって・・・・・・お前は、もてるし。」 言ってる意味はわからなかったが、私が速さを増して腰を動かすと、カイン様は声を押し殺して喘いでいた。 「声出したいなら出してもいいんですよ・・・!」 「ば・・・か、聞こえ・・・んんっ」
誰かに見られるかもしれないというスリルと、外で肌を露出している事で感じられる羞恥心が性的刺激となり、私たちはすぐに 果ててしまった。 しばらく身を寄せ合っていると、先ほどのカイン様の言葉を思い出したので尋ねてみた。 「さっきの、もてる・・・って、どういう意味ですか?」 「・・・・・・昼間っからメイドと抱き合うな。」
そうだ、どうでもいいから日記には書かなかったが、先週、あるメイドに迫られたのだ。抱きつかれて泣かれた時にはさすがに 私も困った。そこをちょうどカイン様に見られたらしい。なんというタイミングの悪さだ。 そして今朝の花瓶事件でメイドと手を握っていたのもさらにカイン様をムカつかせたようだ。と、いうより、仕事仲間である使用人を 羨ましく思うような言い方をしていた。
うーん、微妙な乙女・・・否、少年心。お年頃だと感情が繊細ではあるが、特にカイン様の場合は気分がコロコロと変わるものだから、 さすがの私もよくつかめない。そういうところも可愛いらしいのではあるが。・・・あ、のろけてしまった。 一応誤解は解いたが、カイン様の方こそ、あんまり酒場で遊ばないでほしい。全く自分の事は棚に上げて・・・・思ったが、あえて言わ なかった。 「リフ」 「なんですか?」 「今日のお前、すっごかったな」 言われて自分がついさっき鬼畜気味になっていたのを思い出し、何だか恥ずかしくなった。 「さぁ!もう戻りましょう!お風邪を召されますよ!」 「ふふ・・」
そして私たちは人気が多い場所までは互いに寄り添って戻っていき、何気なくパーティの続きに加わったのだった。 しかし・・・カイン様の、最後に僅かに妖しく微笑んだあの表情を思い出すと、もしかしたらまたしても全てがカイン様の企み事だったの かもしれない、とも思ったのは気のせいか・・・。
*********************************** 鬼畜リフかと思いきや、最後は甘々でした。 カインの感情は何だかよく分かりませんね。 やっぱり駆け引きだったんでしょうか、全て演技?? 恐いです、伯爵!(笑) 一体どこでエッチしてたんですか、裏庭ですか。 もう、カーター公爵の誕生日なんてどうでもいいです(笑) なりきり100の質問で、野外エッチ経験あり、という事でしたし、 連動してます。CGの方が先に出来上がったので、 それに合わせるように文章ができたわけですが、 いやぁ、CGがなかなか過激ですねぇ!(え?まだまだ?じゃあ、次はもっと・・・) 一応、絵もリフが描いたということで(笑) いかがでしたか?貴方の萌えオカズになればきっとリフさんも幸いでしょうv |