私を置いて逝くな…と貴方は言った
誓いは…守りましたが…

貴方は…私を置いて逝った…





木蘭の涙



触れれば今にも目を開きそうな
呼べば今にも口を動かしそうな貴方なのに

最早、この世の音には全てを動かされぬものとなってしまわれた


ずるいお方だ…



宮仕えは、最初は私の良しとするものでは無かった
貴方の父君より、半ば無理やりといってもいいような催促によってはじめたものではあったが

貴方と会って
宮仕えは意味を変えた


貴方は私に道を指し示してくれた存在だった

初めて、誰かのために
自分の頭脳を使おうと思うようになった


貴方の覇道を、共に作り、そして歩みたいと…







その願いも
貴方がいなくなったお陰で
「共に作り歩む」という夢は絶たれた


しかし、これからは私が
独りでもいい
貴方の覇道を私が代わりに実現させる


『私の目の届かぬ世となったら…好きにするがよい』



ええ。好きにさせて頂きましょう



「子桓様…お傍に参るときは…老いぼれているかもしれませんが…私だと…お分かり頂けますでしょうかね?」


暫くの…お別れです

今度会うときは…

あの時の…話の続きを致しましょう









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「Ich FESTA 2005」に寄稿した司馬懿→曹丕小説です。
ごめんなさいっ!死ネタ書いてしまいました…。
一応、鎮魂-たましずめ-の話の続きという形なんです。
全然無双じゃないですね…オリジナルって感じで…(でもキャラの顔のイメージは無双なんですけど)





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