※無双5司馬懿エンド捏造妄想小説です。



























執務が終わった司馬懿がいつも向かう場所がある。

誰も知らない地下室。
地下室に似付かわしくない立派な扉を腰につけた鍵で開ける。


「遅かったな。仲達、また執務か」
そこにいるのは…死んだはずの曹丕。
「小規模民族の反乱がありまして、その鎮圧の指揮を」
「ふん、それ程のもの、わざわざおまえがしなくてもよかろう。…まあ、そなたの性格上、何もかも掌握しておらねば気がすまぬのだろうな」
閉じ込められている者とは思えない不遜な態度。
…司馬懿は、曹丕に止めを指すことができず、かと言って生きている、と知られるのも都合が悪く、地下に監禁、という方法を取った。
監禁、とはいっても、部屋の作りは豪奢で、以前曹丕が暮らしていたであろう部屋ともなにも変わらないように見える。
だが明らかに違うのが、窓がないこと。
厠や風呂など、ひとしきり暮らすのには困らぬ作りにはなっているが、地下であるからか、窓はない。
「…仲達」
すっ、と気配も立てずに司馬懿のもとへ歩み寄ってくる。
ほんのりと顔が赤い。机の上には赤い液体が入った杯が置いてある。
「酒を…呑まれていたのですか」
「この前、仲達が持ってきた酒…あれは美味だな。今まで味わった葡萄酒の中でも一番だ」
機嫌がいいようだ、あまり浮かべぬ笑みを浮かべている。
「それはよろしゅうございました。先日献上されたものなのです」
「何だ、飲んでないのか。お前にと献上されたものだったのだろう。何故味わわぬ。このような甘美な味を…」
杯に注がれている、赤い液体を口に含み、仲達に口付ける
「…っ…!?」
曹丕の唇から司馬懿に注がれる、液体。
飲み下せなかった赤い液体が口を伝う。
ごくり、と飲み込んだ液体は、甘く、そして曹丕の味がする。
「どうだ?私自ら飲ませてやったんだ、ありがたく思うがいい」
相変わらず不遜な態度ではあるが、彼は司馬懿を狼狽出来て機嫌がいいらしい。
ぺろり、と口に伝う液体を赤い舌で舐め、司馬懿の液体も舐めようとする。
「…子桓様」
ずくり、とある感情に火がつく。
「…私は機嫌がいい。…お前の好きに…」
最後の誘惑。
言葉の終わりをを待つ間も無く、唇にむさぼりつく。
「…ん…ふっ…」
どちらともつかぬ、艶を帯びた声音。










どちらが、捕らえたのか、捕らえられたのか。





それは、実は最初から決まっていたのかもしれない。

司馬懿が、曹丕を殺さずに、どこかに囲ってればいいのに、と思ったことから考え付いた話。
どちらにも取れないこともないですが、司馬懿×曹丕です
司馬懿が曹丕に対する丁寧口調、別にしなくてもいいと思うんですけど、抜けきらないのは多分、曹丕に関しては色々あるのではと(妄想)




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