6. 甘いあまい極上の愛を


もう何度も抱き合っているというのに、妙に緊張している自分がいた。
先生は自習室の壁にもたりかかって、僕のことをじっと見つめている。
その眼差しは冷たいけれど熱くって。
僕はゆっくりと、制服を脱ぎ捨てていく。
少しずつ露になっていく肌を見られているというのは、予想外に恥ずかしいものだった。
一気に脱ぐか、もしくは脱がされる方が大分マシだ。

「はぁ……せんせぇ……」

脱ぎ終えて先生を見る。
先生の視線は僕の下股へと向けられていて、頬が熱くなった。
そこにはとっくに濡れそぼった僕自身があるはずだった。

「あ、んまり……見ないで」

手で隠そうとすると、手首を掴まれてしまった。
そのまま、机の上に移動させられた。
ぽふんっ、と柔らかい感触が頭にして、僕は目を瞬かせた。

「これ……枕、ですか?」
「そこに頭を置いておけば、痛める心配はないだろう?」
「あ……」

僕が言ったことを覚えててくれていたんだ。

「ありがとうございます、先生」
「これで心置きなく犯せるというものだ」
「もぅっ。そういう言い方止めて下さいよ!」

僕はそう言って先生に抱きついた。
突然のことに多少なりとも先生は驚いたらしく、表情を硬くさせた。
そんな先生の唇に、人差し指を添える。
ツ……となぞりながら、僕は先生に微笑みかけた。

「僕たちはこれから、抱き合うんですから。一方的に、僕が犯されるわけじゃありません」
「……そうだな」

先生は薄く笑むと、僕の指を舐めた。
ピチャピチャと音を立てながら指を舐められ、吸われて、ぞくぞくとした甘い痺れが身体中に広がっていく。
手を舐められているだけなのに、どうしてこんなにも気持ちいいんだろう……。

「はっ……せん、せ……!」

指の間まで丹念に舐め上げられ、僕は耐え切れずに先生を呼んだ。
先生は舌を僕の腕へと這わせると、そのまま舐め上げていき、首筋にまで辿り着けた。
ちぅ…と吸われて、声が漏れる。
そのことに小さく笑みながら、先生は指先でそっと僕の下腹部を撫でた。

「ひっ……ぅ!」
「いい反応だ」

首筋から胸元へと下がっていった先生の唇が、胸の突起を挟みこむ。
柔らかく噛まれ、吸い上げられればそこは次第に赤くなり、硬くなっていく。
その変化を愉しむように、先生は執拗にそこを舌で弄ぶ。

「んんっ、先生……そこ、嫌です」
「好い、の間違いじゃないのか?」
「気持ち……いい、ですけどぉ」

僕はもじもじと下股を擦り合わせた。
熱を持った中心が、触れてほしいと訴えかけている。
僕はそっと先生の手を握ると、雫を溢れさすソコへと持っていった。
先生の指先がツンと先端に触れ、背筋がわななく。

「先生お願いです。触って……?」
「いいだろう」

先生は指に蜜を絡めるようにしながら、僕自身を擦り始めた。
くちゅん、と聞こえる音がやけに、いやらしく感じられる。
指が動くたびに粘液は溢れ出し、量を増していく。
根元までぐちゅぐちゅな状態になったところで、僕は先生の手を止めた。

「……? どうかしたのか?」
「……僕も先生にご奉仕したい、です」
「……なら、取り出してみろ。手は使うなよ」
「はい……せんせいっ」

僕は机に四つん這いを崩した姿勢になると、先生の股間へと顔を近づけた。
それから歯でジッパーを噛み、下へと引いた。

「んっ……んぅ……!」

なかなか開けたそこから先生の昂ぶりを取り出すことが出来ずに困っていると、頭に先生の手が載せられた。

「もういい」
「え? ……でも、僕」
「俺が取り出すから、好きなだけ奉仕しろ」
「あ……はぁい」

先生は素直に頷いた僕の頬に一度キスをして、自身を取り出してくれた。
僕は根元にそっと手を添えて、えづきそうになるほど喉深くに咥えこんだ。
それでも、全てを呑み込むことは出来なかった。
そのことに悔しさを感じつつも、僕は舌を幹に絡めた。

「咥えさせるのは初めてだな……」

先生の目が愛しげに僕を見る。
そのことが嬉しくって、僕は懸命に指と舌を動かした。
裏筋を優しく撫で、先端から蜜が零れそうになると、必死に舌を伸ばして舐め取る。
尿道口をくすぐるようにして舌を動かすと、先生が気持ちよさそうに喉を鳴らした。
その顔を見るだけで、恍惚とした気持ちになる。
触れられていないのに、僕自身からは蜜が机に滴り落ちていた。
そのことに気がついた先生は、笑みを深めた。

「咥えているだけで感じるのか?」
「んっ……だってぇ、先生の……だから」

口から先生を吐き出し、袋を指で刺激しながら先生の顔を見た。
先生は僕の身体を机に寝転ばせると、抱きしめてきた。

「せんせぇ……? まだ終わってないよ……」
「もういい。いいから……早く、お前の中に挿れさせてくれ。湊を感じたいんだ……」
「……せんせい……っ」

先生が挿れたいだなんて口にすることは今までなかった。
僕を求めてくれているんだ。
そう思うと涙が零れた。

「湊……?」
「嬉しい、です……先生。僕も、もっと感じたい。だから挿れてください、先生」

脚を大きく開き、蕾を指で挿入し易いように割り開く。
先生は一度自らの指を舐めて、それから僕のそこに指を挿入した。

「ぁ……あぁっ……」

先生は中を確かめるようにグルリと指を動かすと、襞を引っ掻いて、すぐに引き抜いた。
解すつもりはないらしい。
けれど、それで良かった。
だって僕も早く、先生が欲しかったから……。

「湊、挿れるからな?」
「はい、先生……」

こんな風に挿入される前に確認されるのも初めてのことで、僕は大きく頷いた。
押し上げられた先生のものが、僕の中に挿ってくる。
解せてないせいかそれには痛みを伴ったものの、先生と繋がろうとしている証なのだと思うと辛くはなかった。

「ふっ……あ、ぁ……ッ」

全てを呑み込んで、僕は静かに涙を流した。
中で先生が脈打っている。
それを感じられることがどれほど幸せなことなのかを、僕は噛み締めていた。

「せんせぇ、動いて……?」

僕の呟きを聞き届けた先生は、腰を大きくグラインドさせた。

「あっ、あぁ……やぁ……ッ!?」
「すごい、締め付けだな……」

たった一週間しなかっただけなのに、中が狭くなってしまったらしい。
けれど同時に感度も上がっているようで、僕は先生が動くたびに悲鳴に近い声を上げていた。

「ひあっ、せんせっ……あぁっ!!」

まだ動き出してそんなに経っていないのに、僕はもう絶頂が近づいていた。

「せんせぇっ、イッちゃう……!」
「イッていいぞ。今日はお前がイキたいときに、好きなだけイカせてやる……」
「ほんっ……と? あ、やっ……うれし……っ」

先生は僕の額に口付けをすると、深く突き入れてきた。

「あっ……あぁあ―――ッ!!」

弓なりに反って、僕は精液を吹き出させた。
達した余韻に浸る間もないままに、先生は再び注挿を開始する。
それも先程までよりも、激しさを増して。

「ふぁあ……せんせぇっ、ぼくぅ……」
「どうし……た?」
「あぅっ……やっ、だめ……気持ちよすぎて……壊れ……ちゃっ……」
「壊れていい。好きなだけ感じろ。何度でもイケ。だが、俺の前でだけにしろよ?」
「はいっ、はい……せんせぇっ、あぁんっ……きもちいぃっ……あっ、ああ!!」

先生のお腹と擦れあっている僕自身から、再び白濁が零れ落ちる。
放出の勢いはまだまだ衰えていない。
そのことに気づいた先生は楽しそうに笑って、僕を揺らしながら囁いた。

「……い……てる」

貫かれながらだったから、先生の言葉はよく聞こえはしなかった。
それでも、何となく、何を言われたのかは分かっていた。
中で大きく膨れ上がった先生から注がれる熱に身体を震わせながら、うわごとのように何度も繰り返す。

「先生、大好き……だいすきぃ……っ」



打ち付けられ、身体同士がぶつかる音が大きくなる。
僕と先生は抱き合ったまま、深まる快楽へと落ちていった。




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