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暇な神々が一般的な迷宮探索世界を見て、ふと呟いた疑問があった。

「こんな狭い空間で探索生活を続けたら大変じゃろう・・・階層そのものを一つの惑星そのものにして、入り口と出口だけが別の場所に人や物を転送できる仕様にするのはどうじゃろ?」

「敵が弱い!軍隊のように襲うモンスターがいてもいいじゃろ!」

「陵辱エロゲーにしたら、エロくて素敵な世界観になるんじゃね?」

この発言の数々が、他の神々から面白そうだと言われ、面白みのない普通の迷宮探索世界は変貌していく事になる。

最初の第一階層は、醜い小人である雑魚モンスター「ゴブリン」しか勝手に湧いてこない狭い閉鎖空間だったのに、それが森と水が溢れる巨大な異世界へと変貌したのだ。

人間達はこの謎の現象に感動して、この領土を手に入れるべく・・・各国の利害を10年かけて調整し、1000万人の軍隊と9000万人の開拓団を編成して、第一階層に挑んだのである。

相手は最弱の雑魚モンスターゴブリン。開拓団の農具だけでも対処できる弱いモンスターだから、この世紀の大事業は成功するはずだった。

しかし、結果は残酷である。幾ら殺しても殺しても、一定期間を過ぎると第一階層の地面から死んだ数だけゴブリンが勝手に生えてくるのだ。

軍隊は徐々に消耗し、開拓団の村は焼かれ、女は陵辱されてゴブリンの子供を産み続ける玩具になり、ゴブリン達は人間との戦争を通して国家を建設し、組織的に戦ってくるようになったため、人類は敗北まっしぐらな状況へと追い込まれ、その勢いで勢力を迷宮の外へと押し戻される結果になる。

幸いなのは、ゴブリンが転送装置の付近に近寄れない仕様になっているので、地上まで侵攻してこないという一点だけが人類にとっての救いだった。

という状況を面白いと思って視聴していた神々が悪ふざけをしまくって、誰にも攻略できない迷宮探索世界が一つくらいあってもいいだろうと考え、SF世界に存在する宇宙戦艦や宇宙怪獣が普通に出てくる階層まで作り上げたのだ。

この難易度ルナティックな迷宮の存在は、地上の国家を恐怖させ、世界から戦争をなくし、ゴブリンが地上へと侵攻してくるというありえない日々に、人類が恐怖する時代がやってきたのである。

その様子を面白そうに笑いながら視聴していた神々は、攻略するのが絶望的な迷宮を人間達に攻略させるための支援策として、転職の神殿を迷宮のスタート地点へと転送できる都市へと築き、2038種類の職業に転職できて、職業の恩恵でチートになれるシステムを与えた。

人類は・・・神々から与えられた職業システムにひたすら依存しまくり、職業システムを前提にした技術を発展させていくという歪な状況が発生し、科学技術や魔道技術がまともに発展しない世界になって、迷宮の攻略が更に絶望的になってしまったのである。

 

これは、そんな攻略が不可能と思われるルナティックダンジョンを1人の金髪巨乳美少女ハイエルフと、1匹のチンポ触手妖怪 ミジャグチが攻略しようと奮闘する物語なのだ。

 

 

 

 

プロローグ  神様の素敵で触手な贈り物

 

 

 

 

転職の神殿と呼ばれる全長100mにも及ぶ巨大な神殿の一室で、この世界で数例しか見られていない特殊な転職が行われようとしていた。

この迷宮探索世界では、転職するために必要な条件を満たしていなければ、転職できない仕様になっている。

何の職業にもついていない無職状態か、もしくは、職のレベルが100以上に到達していたら、スキルを一つ受け継いで転職できる仕様になっているのだ。

このレベル100というのは、人間が一生の全てを注いでも、奇跡がおこらないと到達できないレベルであり、そんな努力の成果を一つしか受け継ぐ事ができない鬼畜仕様であるため、レベル100の職業持ちが転職しようとする事は珍しい。

だが、ここには、その例外がいる。

転職を受けようとする人物は・・・レベル100の職業:娼婦の金髪巨乳美少女ハイエルフのセラである。腰まで届く綺麗な金髪を持ち、男達を魅了するような可愛さを持っている陵辱エロゲーヒロインさんである。

(早く死にたい・・・でも、教義で自殺したら天国に行けないって書いているし・・・。)

このハイエルフの少女は、3000年生きた巨樹から発生した存在であり、誕生してすぐに森の中にいた山賊達に捕まって陵辱され、殺されない限り死なない不老の種族だから性奴隷として高く売り飛ばされ、職業を娼婦にされた経緯を持っている。

(・・・僕、普通に生きたいのに、なんで陵辱されるんだろう・・・)

何処に行っても、人間の男達に集団レイプされ、娼婦としての経験値が信じられない勢いで入っていき、大勢のチンポを同時に相手する集団乱交スキルを100まで極めた猛者である。

300年の長い人生を男のチンポを相手する事で生きてきただけあって、眠っていても、男に奉仕できるのだが・・・本人は、そんな自分を嫌がっていた。

そう、 己 の 存 在 を 消 滅 さ せ た い ほ ど に 絶 望 し て い た の だ。

(転職したら、迷宮に入って、戦死できる・・・)

ハイエルフの少女が転職する理由は、迷宮探索が認められている職業に転生し、迷宮で戦死という名前の自殺をする事が目的だったのである。

この部屋にいるのは、転職の儀が行える40歳の肥え太った大神官と少女しかいないのだが、自殺するために大神官に賄賂として全財産を差し出して、転職の儀を行うくらいに自殺したがっているのだ。

 

 

 

 

早く自殺したいと思っているセラは、転職の儀が開始されるのを待っている。白いローブの下には、緑と白の縞々パンティーしか履いていない。

常に300年間陵辱されてきたセラは、服をいつでも脱げる格好にしているのだ。主に破られる服の代金が勿体無いという意味で不本意だがやっているのである。

「では、これから転職の儀を執り行う。」

そんな自殺をしたいと思っているセラを余所に、過剰なくらいに装飾された服を着ている大神官のオジサンが転職の儀を開始する事を告げる。

「汝の名前はセラ。あなたは自分の意志で、娼婦をやめ、魔物使いに転職する事を認めますか?」

事務的な口調で話しかけてくる大神官にセラは「はい。」と、元気よく答える。前向きに自殺できる事を喜んでいるから元気である。

「受け継ぐスキルを選んでください。」

「・・・えーと、しゅっ集団乱交スキルを受け継ぎます!」

しかし、受け継ぐスキルを選ぶ段階になって、顔を真っ赤にさせ、この300年の集大成ともいってもいい、集団乱交スキルを受け継ぐ事を、セラは大神官に告げた。

300年の成果とともに自殺したいという意志なのだが、やっぱり内容がアレなので恥ずかしいのだ。

大神官は、セラがこのスキルを引き継ぐと言った事に顔をニヤリと歪ませて、口を開き

「集団乱交スキルは、たくさんのチンポを同時に相手し、複数の異性・同姓に奉仕するスキルです。これでよろしいですか?」

大神官が、セラが聞いたら恥ずかしくて仕方がなくなる集団乱交スキルの解説をやってくれたのだ。

セラは、この解説を聞く事で、300年間の己の醜態を思い出して顔を俯けにしながら

「・・・はい。」

静かに返事を返したのである。

そして、返事を返した事で転職の儀が自動的に始まり、職業システムを通じて、セラの身体が改造されていく。

真っ白な光が、金髪巨乳美少女ハイエルフの全身を発光させ、心地の良い感覚に少女は目を閉じて浸る。

(ああ・・・気持ちいい・・・まるで・・・・・・・・・・・・あれっ?・・・集団乱交している時みたい・・・あははは・・・・自殺しよう・・・)

気持ちのいいのだが、この気持ちよさを男達に輪姦された時に味わったような感覚があるため、セラは素直に喜べない。

この発光は10分ほどの長い間続き、300年のありとあらゆる陵辱シーンが少女の中で再現されていく。

生まれてすぐに盗賊達に捕まって、洗ってもいない汚いチンポに犯される最初の屈辱の記憶。

娼婦宿を脱走しようとして、女将に捕まり、罰として男娼達に集団レイプされた恥ずかしい記憶。

他の大陸に逃げれば大丈夫だと思って、乗った船が海賊船だった事もあり、10年くらいの間、船員達と激しい乱交生活を続けた冒険あり愛ありの懐かしい記憶。

たまたま歩いていたら、貴族の子供にぶつかって、そのまま貴族の屋敷の地下にある牢屋で調教された理不尽な記憶。

どれもこれも、セラには大切で・・・死にたくなるような思い出だった。

(・・・うん、すぐに死のう。)

自殺の決意がセラの中で高まっていき、部屋そのものを照らすような光が消える。

セラは閉じていた目を開けると・・・そこには、チンポ触手の塊があった。

「・・・えっ?」

ウニョウニョと蠢く10本のチンポ触手の塊。紫色の触手の先端に、成人男性のよりも大きいと思われるチンポがある。

この異常事態にセラも大神官も驚く事しかできない・・・が、この触手チンポの隣に手紙らしきものが落ちている事にセラは気づく。

普通の人間なら触手チンポの隣にある手紙とかを取りに行かないが、300年、男のチンポばっかり扱っていたセラには・・・少し怖いと思ったが平気だった。

右手で掴み、手紙を見てみると、そこには、この迷宮探索世界で使われている言語で以下の事が描かれている。

【300年間お疲れ様!セラたんが精液まみれになって嬌声を上げる度に興奮しました!これからも陵辱エロゲーヒロインとして頑張って生きてください!

PS.この手紙の隣にあるチンポ触手の塊を育てると最強になりますよ。不老不死巫女さんがいる和風陵辱エロゲー世界から記念品として貰ってきましたが、自分の所で使い道がないので、どうぞ使ってやってください。】

差出人の名前も書かれていないが、セラの事を常に覗いている変態だという事が判明した。

セラは驚きのあまり、手紙を床へと落とし、大きく息を吸い叫んだ。

「なんなのー!これー!!!!!」

ここは陵辱エロゲー風迷宮探索世界で、セラは神々に人気がある陵辱エロゲーヒロインである。

簡単に自殺を許してくれるほど、神様は優しくなく、セラのもっと頑張って生きている姿を見たいと思った神々が、この陵辱エロゲー世界の歴史を変えかねないほどの増援を寄越してしまったのだ。

宇宙戦艦も存在するようなSF世界を正面から撃破し、和風ファンタジー世界に戻してしまうほどの超強力な戦力を神々は送ってしまったのである。

 

 

 

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セラ  職業:魔物使いLV1 種族;ハイエルフ 性別:女 年齢:304歳 SP2/2 EXP0

身長160cm 胸Eカップの可愛らしい印象を受ける金髪巨乳美少女ハイエルフ

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装備品

白いローブ(E)  全身を覆う白色のローブ。絹物の高級品。セラの娼婦としての収入を考えたら安物扱い。

緑と白の縞々パンティー(E)  汚れてない破れないという伝説のパンティー。セラが娼婦の仕事で、大富豪とデートしていたら買って貰った品。

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所持品

職業証明書(魔物使い)   職業を証明する4cm×4cm正四角形のカード。

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スキル

集団乱交LV100    一度にたくさんのチンポを同時に相手して逝かせるスキル。   魅力的に見える。

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ミジャグチ   職業:チンポ触手LV1 種族:妖怪  性別:男   年齢:0歳

紫色の触手の先に成人男性よりも大きいチンポがついている。ウニョウニョ動く様はキモイ。

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触手×10  LV×10本の触手が生えてくる。

チンポ触手LV1  1mから2mサイズの長さがあり、倍のサイズまで伸縮可能。

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あとがき

創作意欲に負けて、精液がレベルアップする巫女さんの話を完結するよりも先に書いてしまったよ!

最近は、快楽主義者だから、不老不死の陵辱エロゲーヒロインが一番気持ちいいと思ったけど、銀髪ロリ巨乳娘を好きなように陵辱しているチンポ触手をかいたら・・・こっちのほうが気持ちいいんじゃね?と思って、チンポ触手を主人公にしてしまったよ!なんか格好いいと思うんだ!

あと、精液でレベルアップする巫女さんの話の方の完結を急ぐから、こっちの更新は遅れると思う。

あとがき2 2011/08/16

ノクターンノベルに文字を修正して投稿してみた。

 

 

 

 

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