加藤亮太3

亮太が女に変えられてから1週間が過ぎようとしていた。
毎日のように男達に犯され続け、亮太は半ば希望を失っていた。
唯一自由になれる時間は、昼の11時から夕方の5時まで。
そして今、時計は昼の1時を指していた。
「なあ、昼飯はもう食っただろ?そろそろ風呂に・・」
「うん・・・」
亮太に話しかけたこの男、
名前は健二と言い、このマンションで亮太の世話役をしている若い衆だ。
道具のように扱う他の男と違い、健二は亮太を一人の人間と扱ってくれる。
彼は亮太が男達に犯されている時は別室に行き、事が終わると、亮太の体を拭きながら「ごめん・・」と謝り続けるのだった。
亮太はそんな健二だけは嫌いでは無かった。
「よし・・・じゃあ洗うぞ」
健二はそう言うと、亮太の髪を洗い始めた。
精液が付いて固まってしまった部分を、優しく洗う。
「なあ・・・健二は俺を犯さないのか・・?」
髪をお湯で流されながら、亮太が聞いた。
「俺は・・・こういうの嫌なんだよ・・・」
タオルで亮太の髪を優しく拭きながら、健二が答える。
次はタオルをボディソープで泡立て、亮太の体を洗い始めた。
「・・・そっか。・・・女の体にも興味ないのか?」
亮太が少し笑いながら質問する。
「まさか。俺だって女には興味あるよ」
亮太の体をゴシゴシと洗いながら、健二が答える。
「あ・・・いつもみたいにあそこ洗うから、こっち向いてくれ」
亮太が泡だらけの体で健二の方を向いた。
健二の体は筋肉質で、トランクス一丁だった。
何故かそれを見ると、亮太の胸の鼓動が速くなった。
「(何考えてるんだ俺・・・健二は男だぞ。
心まで女になったんじゃないだろうな・・・?)」
そんな事を考えている内に、健二は亮太の秘部を洗い始めた。
昨日までは亮太は健二に触られても少し感じるくらいだったのに、今日は何故かいつもより感じてしまっていた。
「ん・・・あんっ・・」
亮太の色っぽい声に反応し、健二のトランクスはムクムクと大きくなっていった。
健二は急ぐようにお湯をかけ、秘部に付いた泡を流す。
「さ、終わりだ。向こうを向きな・・・」
だが、亮太は後ろを向かなかった。
「なぁ・・・健二。健二さえ良かったら俺・・・健二とHしてもいいぞ」
すると健二が迷いを振り払うかのように答えた。
「な・・馬鹿野郎。誰がお前みたいな元が男の奴と・・・」
だが、健二の股間は言葉とは裏腹にビクビクと動いている。
今にもしたいと言わんばかりに・・・。
「無理しなくてもいいぜ・・・ほら、俺を抱いてくれよ」
男達に犯され続けたせいなのか、毎回のように注射された催淫剤のせいなのか、亮太は女性の体で男性並みの欲望を持つようになっていた。
「なぁ・・・健二ぃ・・・」
「お前が・・・言ったんだからな・・・」
健二はそう言うと、亮太に抱き付いた。
健二の硬い胸板に押されて亮太の胸がグニュッと潰れる。
そして亮太の秘部に手を伸ばした・・・。
「あ・・・はぁっ・・・んっ・・・」
「凄いな・・・もうこんなに濡れてる・・・」
さらに健二はクリトリスを優しく摘んだ。
「あっあぁっ・・・んんっ・・・ふぅっ・・・・」
亮太は淫乱な声を出し続ける。
「よし・・・そろそろ入れるぞ・・・」
健二がトランクスを脱いだ。
大きく勃起した一物が亮太の目の前に現れる。
ジュブブッ・・・・・!
一物を入れられた亮太の秘部から愛液が噴き出し、風呂場の床にポタリと落ちた。
「はっ・・・・あああぁぁっ!!」
亮太の顔は恍惚とし、快感の表情を浮かべる。
その顔に女になるという不安はすでに無い。
まさに快感に溺れる「女」そのものだった。
「んっあっあっあっ・・・はぁんっ・・・」
健二は腰を振り続ける・・・。
「くそっ・・・」
狭い風呂場の床に健二は動きにくそうだった。
それを見た亮太が起きあがり、そっと健二を床に倒した。
「俺が・・・動くよ・・・んんっ・・・」
亮太は両胸を上下に揺らしながら健二の一物を出し入れした。
「あっあっああっ・・・凄い・・・奥まで・・・ひぁっ!!」
亮太は初めての騎乗位にさらなる快感を感じていた。
自ら腰を動かす・・・女になった初めの頃には考えられない事だった。
「ううっ・・・」
出し入れするたびに締まる亮太の秘部に、健二もまた快感を感じていた。
「ひぁぁっんん・・・あっああっ・・・い・・・ああっ!!」
そして亮太の動きはさらに激しくなる。
「うっあああんっ・・・健二・・・俺、もう・・・ひぁっ・・・」
「俺も・・・もう限界だよ・・・くっ・・・」
健二も亮太の動きに合わせて腰を突き始めた。
二人の動きはさらに激しくなり、ペチッペチッと肌と肌がぶつかり合う音が小さな風呂場に響いた。
「ひぁっ・・・あっあっあんっ!!ああっ」
「くうっ・・・出るっ・・・!!!」
「あひぁっ・・・・うっああっんん・・・あああーっっ!!!」
ドクッドクッと亮太の中に健二の精液が入っていく・・・。
亮太は力尽き、健二の体にそのまま倒れ込んだ。
「はぁっはぁっはぁ・・・」
「亮太・・・んんん・・・」
健二が舌を絡ませてキスをしてきた。
亮太は男とキスをする事だけは、この一週間極端に嫌がっていた。
だが、何故か健二のキスだけは素直に受け入れられた。
「は・・・んんっ・・・んんん・・・・」
二人の唇が離れる。
健二は亮太を抱きしめ続けた。

亮太は今でも絵美(彼女)の事を愛している。
できることなら早く男に戻って安心させてやりたい。
だが、亮太は「女」として健二に「愛」を感じ始めていた。
「(もう、なんだか・・・よく分からないよ・・・俺。
・・・・・絵美、ごめんな・・・)」
亮太はそっと目を瞑り、健二の腕に抱かれ続けた。

「亮太・・・俺と一緒に逃げよう」
健二が風呂から上がった亮太にそっと呟いた。
「えっ・・・そりゃ逃げたいけど・・・。でも、そんな事したら健二が・・・・」
だが、健二の目は決意の眼差しをしていた。
「関係ない、俺も逃げ続ければいい・・・。
お前には彼女もいるんだろう?その子を安心させるためにも早く帰らなきゃな。」
そう言った健二は、少し悲しそうな表情をしていた。
「健二・・・分かった・・・ありがとう」
亮太は健二にそっと微笑んだ。
「おう・・・。」

亮太は健二に下着と女性用の服を貰って、着る。
ブラジャーに少し違和感を感じたが、今はそんな事、どうでもよかった。
「ほら、これもかぶってろ」
健二はキャップ帽を亮太に深々とかぶせた。
健二もまたニット帽をかぶり、サングラスをかけた。
「行くぞ・・・」
二人はマンションを出て、早歩きで最寄りの駅へと歩いて行った・・・。
空席の目立つ電車内で、健二がそっと呟いた。
「お前を買おうとしてる男は・・かなりの変態なんだ・・・。
今まで買った女に何をしたか知らんが、すでにお前と同じ奴を2人殺している」
亮太はそれを聞き、背筋がゾクッとした。
「マジ・・・かよ・・・!」
健二はコクリと頷く。
「○○党のかなり権力のある国会議員なんだ、そいつ。
自分の性欲を満たす為なら金をいくら出しても惜しまない奴で・・・」
健二の話を聞くと、いかに自分が恐ろしい状況にあるか再度理解した。
ヤクザどもは亮太達が失踪した事に気付き、血まなこになって捜すだろう。
「(絶対見つかる訳には・・・いかないな)」
ガタンガタンと電車が揺れ続けた。

ほとんど2県分の距離を進み、亮太は自分のアパートが近くにある駅にやって来た。
そして健二を自分の家へと案内して行った・・・。
自分の部屋の近くに来ると、ドアの前に一人の女性が体育座りでしゃがみ込んでいるのを見つけた。
「・・・・絵美っ!?」
女性がそっと顔を上げた。
顔は涙を流した跡があり、少しやつれているようだった。
「あ・・・あなたは・・・・」
次の瞬間、亮太は絵美に抱き付いた。

3人は亮太の部屋の中にいる。
健二と亮太が、絵美にこれまでの事を細かく説明をしていた。
「な、何それ・・・酷い・・・酷いよ・・・」
絵美がうっすらと涙を浮かべる・・・俺はそんな絵美をそっと抱きしめた。
「ごめんな・・・心配させて・・・俺はもう大丈夫だ・・・」
「亮太ぁっ!!」
二人は抱き合いながら泣き続けた。
健二は複雑な心境だったが、二人を見てニコリと微笑んだ。
二人が少し落ち着いた時、健二がゆっくりと口を開いた。
「・・・じゃあ絵美さんは警察を呼んで待ってたんだな?」
絵美がそっと頷く。
「よし・・・警察にウチの組を踏み込んでもらえば、すぐにネタは上がるだろう。
俺も共犯で捕まるけどな・・・」
亮太が言う。
「俺が・・・俺が健二は違うって弁明するよ!だから・・・」
「ははっ・・ありがとな・・・でも多分無理だ。
今までに何回も共犯してるからな・・・」
それを聞いた絵美が言った。
「なんで・・・なんで亮太だけ助けてくれたの?」
健二がクスッと笑いながら答える。
「女になったあんたの彼氏が・・・亡くなった俺の元カノに似てるからさ・・」
健二はそっと亮太を見つめた、亮太は顔を赤くして目をそらした。
「(え、え?この二人もしかして・・・ウソでしょ?)」
絵美が少し不安に感じていると、部屋の呼び鈴が鳴り響いた。
「あ、はい」
絵美が向かう。
ドアを開けると、警官が2人立っていた。
「どうも○○署の者です。ここの住居人の加藤さんが失踪された事について・・・」
「はい・・・取り敢えず中に上がって下さい・・・」
絵美がそう言うと、隣りから柄の悪そうな男が数人現れた。
「クク・・・じゃあ遠慮なく上がらせてもらうぜ・・・?」
その男達を見て亮太と健二が愕然とした。
そう、その男達は亮太を一週間陵辱し続けたあのヤクザ達だった。
「な・・・なんで・・・!?」
亮太の顔が真っ青になる。
「・・・クク・・・俺達を舐めてもらっちゃ困るなぁ。
警察が来るからって安心してたんだろ・・・?はははっ。」
ふと2人の警官を見ると手には膨れ上がった封筒が握られていた。
「クソッ・・・まさか警察までウチの組の手が延びてるとは・・・」
健二がそう言うと、男の顔が見る見る内に恐ろしい形相に変わる。
「健二ぃ・・・てめえ舐めた事してくれんじゃねえか・・・おおっ!?」
男はそう言うと指輪をした手で健二の顔を殴り飛ばした。
健二は壁に叩きつけられ、前歯が折れ、鼻血を出している。
そしてさらに数人の男達が健二を蹴り始めた。
「う・・ぐうっ・・・があっ・・・」
「や、やめてくれっ!!やめてくれーっ!!」
亮太が叫ぶ。
しかし男達による健二への暴行はエスカレートしていった。
「リョウちゃん・・・駄目じゃないか、勝手に逃げちゃあ・・・」
男がそう言うと、亮太は他の男達に口を押さえられ、羽交い締めにされながら、アパートの下に止めてあるワゴンに連れて行かれた。

横には同じように体の自由を奪われた絵美がいた。
「え、絵美は関係ないだろっ!?放してやってくれよ!!」
男は冷酷な笑みを浮かべた。
「だってリョウちゃん、この子に俺達の事話しちゃっただろ?
・・・連れて行け」
男達によって、絵美がワゴンの中に押し込まれた。
「ああっ・・・こんな・・・こんな・・・!!」
そして亮太もワゴンの中に押し込まれた・・・。

・・・亮太は目を覚ました。
あまりにも叫ぶので、薬でも嗅がされたのだろう。
ゆっくりと目を開けると、そこには・・・
「ああっああっ!!亮太っ!!ひあああっ!!」
男達に犯されている絵美の姿があった。
「え・・絵美っ!?」
絵美は2穴責めをされ、泣きながら喘ぎ声をあげている。
「ひゃぁんっ!!りょ・・うたぁっ・・・ひううっ・・・ふぐっ!?」
一人の男が絵美の口に一物を突っ込んだ。
「君が逃げ出したりするからこんな事になったんだよ・・・。
そう、全部君の責任なんだよ、リョウちゃん・・・ククク・・・」
亮太は言葉を失った。
「そうそう・・・健二にも罰を与えないとねぇ・・・」
男がそう言うと、部屋に男達に身動きできなくされた健二が入って来た。
端正な顔立ちは暴行によって酷く膨れ上がり、所々に血の跡が付いている。
「ぐっ・・・す、すまん・・・亮太。
まさか・・・こんな事になるとは・・・ぐうっ!?」
健二が男の手に押さえつけられ、床に叩きつけられた。
「勝手に喋ってんじゃねえよカス・・・・。
リョウちゃん、それと・・絵美ちゃんだったかな?
あんまり俺達を舐めない方がいいよ・・・俺達は・・・ヤクザなんだぜ?」
男はそう言うと、胸からドスを取り出した。
「警察なんかに・・・ひれ伏す程・・・甘く・・・ないんだよっ!!」
男はそう言うと、持っていたドスで健二の小指を切り飛ばした。
「う・・・があああああっっ!!」
健二の悲痛な叫びが響き、小指から鮮血がほと走る。
亮太は顔面が蒼白になり、絵美は今にも失神しそうだった。
「け・・・健二ぃーっ!!」
「ひはぁっ!!ふううーーーっ!!!」
二人が叫ぶ、だが健二は痛みにもがき苦しんでいた。
「おい、向こう行って治療してやれ」
健二はズルズルと男達に引きずられ、別室に連れて行かれた。
床には無惨にも、血の跡がびっしり残っている。
「これで・・・分かっただろ?無駄な抵抗は・・・よしな」
亮太は瞬時に悟る。
〔もう二度と逃げられない・・・〕
そして、亮太は男達に身を任せた・・・。

「はっああっ・・・ひうっ・・んんっ・・・れろっれろっ・・・」
亮太が声をあげながら男の一物を舐める。
正面には同じように絵美が男の一物を舐めていた。
さらに二人のアナルには男の一物が突き刺さり、秘部には双頭バイブを入れられ、亮太と絵美は繋がっていた。
「ひううっ・・はあ・・・ちゅっちゅう・・・」
絵美もまた声をあげる。
横には別の男が二人の様子をビデオに撮っていた。
「どうだ、俺の粋な計らい?
最後くらい恋人同士結ばれていたいもんなぁ・・・ヒヒッ」
「ひううっああっ・・・はぁっ・・・ちゅうっ・・・れろ・・・れろ・・」
両側の男達が二人のアナルを突くたび、双頭バイブが奥へとめり込んでいく。
「りょ・・ああっ・・うたっ・・・ひはぁっ・・・んんん・・・ちゅ・・・」
絵美が必死に亮太の名前を呼ぶ。
「え・・・みぃぃっ・・・ごめ・・・んんっ・・・んあっ・・はぁっ!!」
次々に男達は二人のアナルの中に精液を吐き出し、交代していく。
何度イッただろう・・・何度中に出されただろう・・・。
数える暇すら無く、途切れる事の無い快感が二人を襲う。
「ひっああっ・・・んああーっ・・・んんん・・・」
「んはぁっ・・・だめっ・・・また・・あああーっ!!!」
二人が舐めていた一物から精液が飛び出した。
大量の精液が二人の口や顔を汚す。
「ふ・・・ああっ・・・ん・・・ちゅっ・・んん・・・」
「は・・・んん・・・あん・・・・ちゅっ・・・・・んう・・・」
生臭い匂いと味が二人の口の中に拡がる。
二人は舌と舌を絡め合い、キスをした。
おそらく、二人でする最後のキスを・・・・。

それから2週間後、亮太は売られていった。
体も心も「女」となって・・・。

それからさらに1年が過ぎた・・・・・。
絵美は組の性欲処理の道具となっている。
その世話係の健二は今、風呂場で絵美の体を洗っていた。
「はぁ・・・チンポ欲しいよぉ・・・」
薬漬けにされ続けたせいなのか、最近、絵美はこんな事しか喋らない。
健二は黙って絵美の体を洗い続けた。
「欲しいよぉ・・・欲しいよぉ・・・・・」
絵美の言葉が小さい風呂場に響いた。
健二は4本の指でタオルを持ち、絵美の体を洗い続けた。
秘部とアナルはさんざん使い込まれ、20代の女性とは思えない色と形をしている。
だが健二は何事にも動じず、静かに絵美の体の泡をお湯で流した・・・。

夕方の5時頃、男達がやって来た。
今日はいつもと違い、眠った女を抱きかかえている。
「おい、新しい売り物だ。こいつの世話も頼むぞ」
「どういう事ですか・・・?」
まさかと思い、健二は聞き返した。
「どうもこうも、○○党の●●さんが買ったリョウちゃんが使い物にならなくなったらしくてな、新しい商品をご発注って訳だ」
「・・・・はい」
そして健二は別室に移った。
真っ暗な部屋で、健二以外は誰もいない。
「・・・・・・う・・・・・・うううううぅぅ・・・・・!!!!」
健二は床にしゃがみ込み、静かに泣き叫んだ。
亮太は死んでしまったのだ。
どんな酷い事をされたのだろう、どんな痛い目に合わされたのだろう。
自分が死んででも、亮太を助けるべきだった・・・。
そんな後悔の念がさらに健二を苦しめる。
だが無情にも、隣りの部屋から絵美の喘ぎ声と新しく来た女の悲痛な叫び声が、健二の耳に聞こえてくるのであった・・・・・。

  完

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