Making of ぬい act2.縫い方篇
ダーツ縫い
さて、布のカットが終わったら縫い始めるわけですが、まず最初に、型紙の「」がついている部分を縫い合わせます。

頭パーツのほっぺた部分と、ボディパーツの上下にあるくさび状の切り込み部分ですな。
ここを縫っておくことで、頭やボディに立体感が出ます。

布を、表になる方が内側になるように折って、切り込み部分を縫います。
写真では縫った部分が目立つように赤い糸を使いましたが、実際には布の色と合わせた、目立たない色の糸を使ってください。

縫い始めと縫い終わりは、ひと針くらい返し縫いをしておくと、縫い目がゆるみません。
縫い終わり
ダーツ部分を縫い終わったら、他のパーツも、表になる方を内側にして合わせ、縫っていきます。

縫い終わったあとで表に返し、綿を詰めるという作業が控えていますから、全部縫ってしまわないように。

頭だったら下のアゴ部分、手や足は手首・足首にあたる部分を5cmくらい縫い残しておくとちょうどいいと思います。

ボディは、首の部分を空けた状態になるのでそのまま縫って結構です。

全部のパーツを縫い合わせると、だいたいこんな感じ。
縫い方・切り込み
縫い合わせるのはミシンでも手縫いでもいいですが、手縫いの場合、カーブがきついところはぐし縫いよりも返し縫いをした方がきれいに仕上がります。

左の写真では、赤い線の部分とか。
足のパーツなら、つま先やかかと、上の部分のカーブなども同じです。

そして、縫い終わったら、カーブの部分のぬいしろに、縫い目のきわギリギリまで(ただし縫い糸を切らないように)、切り込みを入れてください。
写真では、白い線のあたりです。

これをやらないと、表に返した時に縫い目が引き攣れて、なんだか全体にシルエットが歪んでしまいます。
切り込みアップ
もうひとつ、縫い線が角になっているところには、特に
しっかりと切込みを入れてください。

写真で示している顔パーツでは、耳と額の直線になっている部分です。
他には、足パーツの足首(すねから甲にかけての部分)なども忘れずに。

耳の先端は、ギリギリまで切り落としておくといいでしょう。

切り込みが終わったら、全部のパーツを表に返します。

耳の部分や足のつま先など、細かいところは針の先などを使って、丁寧に返してください。

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ぬいぐるみの理


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