異形鉄筋の継手として建築基準法に基づき評定がなされる特殊継手のうち溶接継手に属し建築基準法施工令の鉄筋継手性能判定基準を満たす施工法として認定されたものです。先組工法、プレキャスト工法など、各種合理化・工業化躯体工法との適合性に優れ、圧接等が不可能な固定された鉄筋間の継手が可能です。「KEN-SH」継手工法(Kobesteels Enclosed Narrow−gapwelding Semiautomatic Highperfomance process) 鉄筋を直角に切断した状態で、鉄筋を適正な間隔で保持し、溶融金属が溶接部から流れ出ないように接合部にセラミックス製の裏当材を置き、外周を胴当て金で囲い、連続的に溶接操作を行なう、炭酸ガスアーク溶接ベースのエンクローズ溶接法です。
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開先はI開先でよく、複雑な開先加工は不要です。 |
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溶接途中でのスラグ除去が不要で、太径棒が使用できますので、開先断面積が小さいことと相まって溶接時間を大幅に短縮できます。 |
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連続溶接であり、かつ周囲を胴当て金で囲んでいるので、高炭素当量で溶接性の悪いとされる材料(母材)でも施工そのもののもつ余熱効果により、急令による悪影響が少なくてすみます。
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