年の瀬 (2005 / 12 / 31) |
あー、来年はもっと過激な肉弾系ホモ漫画描きたいな。 描く機会も需要も無いと思いますけど。 さて、少し前の話になりますが今年の冬もクリスマスなる切支丹伴天連の祭りが世界各地で催され、 嘆かわしい事に八百万の神の国であるはずの我が日本でも恥知らずな若人達が何を勘違いしたか、 不純異性間交渉に明け暮れていたようです。 これにはバチカンのダース・シディアスことローマ法王ベネディクト16世猊下もいたく御立腹されてる事でしょう。 当然、個別の11人にいつ抜擢されてもおかしくないくらい清く正しい日本男児であるところの私、 早川がどのような聖夜を過ごしたか皆さんには語るまでもありませんが、 手持ち無沙汰でいるのは何だか不愉快なのでエロゲーなんかもやってました。 で、こちらが聖なる夜のお供に選ばれたソフト、CANDY GIRLです。 しかもただの人形ではなく70万円以上する高級ダッチワイフが使われています。 誰でも思いつきそうで誰も成し得なかったあまりにも前衛的なこの企画、誰か止める人はいなかったのでしょうか?
プレイヤーは、普通の会社員であり、兄であり、調教師… 最初の選択肢で、 プレイヤーは自分の運命を選択することになり、 その運命を歩むことになります。 ふむふむ・・・あれ? この「普通の調教師」って何でしょうか? ああ、きっと馬の調教師とかの事なんだろうなぁなどと我ながら白々しくスルーしようとしたものの、 ゲームを進めてみると予想通り高級娼婦の調教師でした。 いや、それ全然普通の職業じゃ無いから! 気を取り直しとりあえず話を進めると、 この特殊な職業の主人公に金持ち爺さんが依頼を持ちかけてきます。 その内容とは、精密に作られた女性型アンドロイドに人間社会で支障無く生活できるくらい充分な「教育」を施すこと。 実際にそのアンドロイドに会ってみると多少ぎこちないものの会話は普通に成立します。 ちなみに声優さんの演技はかなり良い感じです。 なんだ、これなら別に主人公が調教するとかそんな事は必要無いんじゃないの? などとうっかり思ってしまいそうですが、 このアンドロイドには一つ、致命的と言ってもいいほど重大な欠陥があります。 それは・・・ 外見から一目で人形だとバレる。 ・・・・・・・・・・ ・・・・・・ 先生! どう考えても無茶な依頼です!! いや、だってこれ、外見でロボットだとバレる時点で 「アシモを人間社会で普通に生活できるようにしろ」 と言ってるのと同じ事ですよ? ロボットの方がいくら努力した所で、 肝心の人間社会のシステムが変わらなければ普通に生活なんて出来るわけないじゃないですか! 実際、アンドロイドをパーティー会場に連れて行ったりすると殆ど見世物状態で、 これ何て言うエレファントマン? などと思わず口走りそうになりました。 エロネタを求めてこの作品を買う人がどれだけいるかは知りませんが、 この芸風でオナニーできる人間がいたら私はその人を勇者として称えたいと思います。 自分はどうあがいても無理です。
私の感覚だとこのソフトに出せる相場は2000〜3000円といった所ですが。 定価の7140円はいくらなんでもボリすぎです。 実売価格は5000円程度ですけどね。 一つだけ確実に言える事はこれ、クリスマスにやるゲームじゃありません。 発売時期が12月22日と殆ど嫌がらせのようなタイミングだったので思わず衝動買いしてしまいましたが、 微妙に文学的かつバカゲーとは一線を画す内容。 このソフト、はたしてどういう人に買って欲しかったのでしょうか? ひょっとして単なるダッチワイフのプロモーション企画? このゲームでダッチワイフの魅力が伝わるのかと聞かれれば、ものすごい微妙な所だと思うのですが・・・ とまあ、くだらぬ話をしてしまいましたが、ともあれ皆さん良いお年を。 |