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 そして話は現在に戻る。

「わりぃ、待たせたな」

 酒と肴の乗った膳を捧げ持って部屋に入ってきた山本を、煙管をふかしていた雲雀は一瞥した。ここ数年でぐっと背の伸びた山本と、大人びて妖艶さに磨きがかかった雲雀。二人の逢瀬なのか単なる遊戯なのか、ともかく付き合いは今も変わらず続いている。

「とりあえず酒と肴な。食事はどうする? 今日は泊まってくのか?」

 入ってきた障子を閉じ、陽気に山本は問いかけた。ここのところ雲雀は暫く顔を見せなかった。暑くて外に出るのが億劫だったのだろうと山本は勝手に考えている。
 雲雀は煙管の灰を火鉢に落とし、答えるでもなく立ち上がった。彼は気だるげな所作で寝間へ向かった。山本の言葉に返答するかはいつだって気分次第。そんな雲雀が山本は愛しく、今日も楽しげな微笑を浮かべ、答えぬ美人の後に従ったのだった。
 寝間に入ると雲雀は布団の前に立ち尽くした。後からやって来た山本は襖を閉じると、急いで布団の横に回る。彼は素早く掛け布団をめくり、枕をどけてやった。となればそこにあるのはふかふかの三枚重ねの布団だけ。雲雀は山本が枕をどけてさぁどうぞと言わんばかりに手を差し伸べると、糸が切れたように布団に倒れこんだ。
 厚みのあるふかふかの布団に沈み込むこと。それが雲雀は大好きだった。雪が積もった場所に倒れ込みたくなる衝動の持ち主なのだろう。だから山本は常に彼のためにこうして掛け布団をめくり、枕を外してやるのだ。冬の寒い日など、雲雀は倒れこむだけ倒れこんで埋もれるのを楽しんだあと、すぐに起き上がって山本と入れ替わり、雲雀は火鉢に当たって暖を取り、山本は布団のあっため係となるのである。そして日によっては、本当に布団を温めただけで帰されることもあった。雲雀は気まぐれだから。
 ふかふかの布団に顔まで埋もれた雲雀の様子を窺っていた山本は、そっと布団ににじり上がった。その振動に気付いたのか、雲雀がもぞもぞと身体を返す。丁度彼の上に覆いかぶさるいかたちで手をついた山本は、屈託無く笑いかけた。

「ヒバリ、会いたかった」

 しかし雲雀は答えない。相変わらずの冷めた目つきだが、彼は黙って眼を瞑った。許しを得た山本は、喜び勇んで雲雀にくちづけた。この瞬間が山本は好きである。頑なで凶暴で天上天下唯我独尊の雲雀が、山本を許容してくれる瞬間。何にも換え難い至福の瞬間だ。
 柔らかなくちびるを吸うと、雲雀の腕が伸びて山本の首を抱いた。甘く情熱的な口付け。薄く開いたくちびるに舌を忍び込ませると、応えるように雲雀の舌が絡まった。彼は山本のくちづけを厭わない。それが山本はとても嬉しい。

「ヒバリ、ヒバリ」

 くちづけの合間に歌うように囁いて、山本は雲雀の着物の合わせを寛げた。祖父譲りの抜けるような白い肌。滑らかな胸の上を辿れば、火照った肌は掌に吸い付くようだった。

「んっ…………」

 官能的に身を捩り、雲雀は切ない溜息をついた。胸を辿る掌と、間断なく与えられるくちづけによる喜悦か。あえかな吐息に山本は喜び、雲雀のくちびるのみならず、頬や首筋、胸元へもくちづける。しっとりと汗ばんだ肌は濡れた玉石のようで、山本はじっくりと舌先で味わった。
 ぷっくりと尖った胸の実を口に含むと、雲雀はかすかに息を呑んだ。山本は雲雀のその部分が好きである。舌触りが良くて、甘いような錯覚さえする。犬のように舐めたり、くちびるで食んだり、あるいは舌先で押しつぶしたり歯で齧ると、敏感に雲雀は反応する。それは左右どちらでも遜色なく、山本の愛撫に快楽を示してくれた。
 大好きな胸の実をしゃぶり、山本は楽しげに雲雀の裾を割って手を忍び込ませた。胸と同じようにしっとりと汗ばんだ内股が、男を誘って火照っている。雲雀は山本の手に反抗するでもなく、素直に脚を開いて彼を受け入れた。

「……ぁ…………」

 わざと乱暴な手つきで下帯を解き、脚の付け根に直接触れると、雲雀は感じ入った声を上げた。音にはならぬ、快楽の悲鳴。彼は山本に触れられることを求めている。
 こんなときだけ垣間見せる雲雀の従順な反応に気を良くし、山本は掌で恋しい男の欲望の化身を愛撫した。燃え立つ欲望は、手の中で脈打つようだ。胸と下肢を同時に嬲られ、雲雀は堪えきれないような声を上げた。

「……なぁ、どうしてほしい?」

 くちびるを舐め、揶揄するように胸の上から問いかけると、雲雀は蕩け始めた瞳を山本に向けた。頬が火照り、内側から火を灯したように色付いている。くちづけに濡れたくちびるが、浅い息に薄く開かれていた。

「手でする? 口でする? それとも自分でする?」

 愛情と欲望に彩られた山本の微笑を、雲雀は眉根を寄せて見守った。意地悪な物言いに不平を零すような、それでいて愛撫を媚びる妖艶な表情で。

「……口でしてくれる」

 掠れた言葉は懇願ではなく命令だ。この期に及んでも尚、雲雀としての矜持を失わぬ誇り高い男に、山本は満面の笑みを浮かべ恭しくくちづけた。

「……ん…………」

 お望みどおり山本が下腹部に顔を埋め、優雅に立ち上がり始めた楔を口に含むと、雲雀は背をしならせて細い声を漏らした。敏感な部分をいやらしく舐められて、身体に悪寒に似た快感が走ったのだ。雲雀の細く締まった身体は、山本がわざと音を立てて自身を弄ぶたび、敏感に跳ね上がって彼を楽しませた。荒いと息と淫らな水音が耳を打ち、さぞや羞恥心をかき乱されていることだろう。
 先端からにじみ出る快楽の先走りを喜んで舐め取りながら、山本は器用な指で同時に根元を擦り上げてやった。自分の愛撫に固く膨らみ、熱を持つ雲雀自身が愛しくてたまらない。付け根をこすり、根元のまろみをもみしだき、山本は雲雀を追い詰める。最早声を抑えるのも面倒になったのか、先ほどから雲雀はあっ、あっ、とはしたない嬌声を上げては、下腹部に顔を埋めた山本の髪を掻き毟った。

「う、あっ      !」

 白魚の背中が見事な曲線を描いて反り返り、雲雀は山本の口腔に吐精した。ドクドクと吐き出される欲望を、山本は目を眇めて余すところなく飲み干した。口腔に広がる青臭さが、雲雀の若さと愛欲を示しているようで彼の官能を掻き立てるのだ。普段よりも早く思える陥落は、長い間誰との交歓もせず、山本との逢瀬を待ちわびていたようで愛しくてたまらなかった。

「………………」

 身体が引きつるような絶頂の衝撃をやりすごし、荒かった呼吸が落ち着くのを待って、山本は雲雀の下肢から顔を上げた。目を閉じ、快楽の余韻を少しでも長引かせようとするかのような雲雀は、男の征服欲を刺激した。普段は怜悧なまでの冷めた表情が、蕩けて完全に警戒心を失っている。どれほど雲雀と親しい人間でも、彼がこんな表情をするなどと知っている者はいるまい。

「……なに?」

 今にも舌なめずりしそうな様子でじっと見つめる山本に、不機嫌な雲雀の声が飛んだ。自分の享楽を見透かす様子が気に食わないのか、それとも彼一流の気を引く術か。どちらにせよ、山本にはそれが好ましく、溢れる愛情を示すように笑いかけた。

「アンタ、ほんっとーにきれいなのな」

 言い終わると同時に飛んできた脚線美をギリギリで避けると、無造作だが隙のない動作で山本は立ち上がった。彼の身体を包む機能的で無駄のない筋肉がそれを可能にしているのだ。
 山本は布団を降りると、床の間に置かれていた化粧箱から陶器の小瓶を取り出した。中に入っているのは香油だ。彼らが愛し合うために不可欠の道具である。
 雲雀が横になっている枕元に小瓶を置くと、山本は布団に戻り、解けかかった帯をとき始めた。晩夏の日差しが障子を通して差し込む部屋で、山本は肩から着物をすべり落とし、機能美の裸体をさらけ出した。高い上背と、それを包む無駄のない筋肉。均整の取れた肢体を、煌くような眼差しで雲雀が見上げている。彼もまた理想的な身体を惜しげもなく晒し、若い男の行動を待っていた。
 厚みのある布団の上にしどけなく横になった雲雀の傍らに腰を下ろし、山本は彼の身体に腕を回して上体を起こさせた。自分ひとりでは何一つする気がないのか、それとも山本の従順さを量るためなのか、雲雀は自ら行動しようとはしない。山本の腕に促され、身体にまとわりついていた着物を脱がされる。鼻歌交じりの山本に対し、雲雀は傲慢な獣のように目を閉じたままだ。
 着物を取り払い、再び雲雀の身体を横たえると、山本は彼の上に覆いかぶさった。流し目を向ける雲雀にくちづけし、硬く締まった脚を広げさせる。生まれて初めて男の色香を山本に教えた細長い脚は、彼の眼前に恥らいなく広げられた。
 山本は腕を伸ばし、枕もとの小瓶を手に取った。その際間近に見た雲雀の頬と額にくちづけるのを忘れない。雲雀はくすぐったそうに目を眇めたが、嫌がるでもなくやりすごした。
 最高級品の香油を下腹部に垂らすと、温度差のせいか雲雀がわずかに息を呑んだ。あるいはこれから行われる行為に対する期待からか。訊いたところで答えは無いだろう。
 香油に濡れててらりとした光沢を浮かべた下生えをかきわけ、山本は再び雲雀の欲望を掌に収めた。先ほどの愛撫のおかげか、硬くはあれど張り詰めてはいない。だがそれもすぐに覆されるだろう。
 楽しげな笑みを浮かべ、山本は掌の中の楔を悪戯に弄んだ。それと同時に、下生えの更に奥にある蕾に、そっと指を宛がった。

「や…………」

 指を含まされる瞬間、雲雀は首を竦めて声を上げたが、嫌がっているわけではない。彼は久々に与えられる刺激に、思わず口走ってしまっただけ。その証拠に、男との交合に慣れた身体は、やすやすと山本の指を咥え込んだ。

「……苦しいか?」

 指を二本差し入れて、山本は優しげに問いかけた。脚を開き、胸で息をしながら布団を掴んでくちびるを噛む雲雀は、それが男の欲情を煽る媚態だと気付いているのだろうか。おそらく無意識であろう艶姿は、いつまでも眺めていたいほどのものだった。
 雲雀は強がるように首を横に振る。身体の中を蠢く異物の感覚に、思考をかき乱されているのか言葉は無い。頬を染めて目を潤ませ、駄々をこねるように首を振る姿は、幼く無垢なものを汚しているようで、山本は更なる興奮を覚えた。

「はぁ……んっ、あ……」

 指で犯され、更に敏感な自身を愛撫され、雲雀は甘いため息をつく。長い指を根元まで咥え込ませながら、山本が目の前で勃ち上がり始めた楔の先端を舐めてやると、雲雀はひときわ高い声を上げて仰け反った。身体の内と外を同時に攻められて、全ての感覚が過敏になっているようだ。しばらく禁欲生活をしていたにしてはいい反応だ。もしかしたら一人で、自分を慰めたことがあったのかもしれない。

「なぁ、ヒバリ……」

 久々なのにどうしてこんなに身体が潤っているのか、問いかけようとして山本はやめた。彼の声に反応して顔を上げた雲雀が、陶酔の表情を滲ませていたからだ。怒った雲雀も山本は好きだったが、この瞬間しか見ることのできない彼を大事にしたいと思い直したのだ。
 雲雀自身への愛撫の手を止め、山本は身を乗り出してくちづけを求めた。雲雀はそれを厭わず、目を閉じて彼を受け入れる。くちびるはすでに性感帯と化し、繰り返されるくちづけはいやらしい音を立てて二人を煽り立てた。

「…………ねぇ」

 舌を吸い上げ、蕩けるようなくちづけを終えたとき、雲雀がねだるような声をかけた。見下ろせば、上目遣いに輝く濡れた瞳が間近にある。山本はだらしない、けれど愛情に溢れた笑顔を零し、雲雀の言葉を促すように切れ長の目元にくちづけた。

「もういいから、早く」

 やけにはっきりと、けれど山本には甘えるようにしか聞こえない口調で雲雀は命じた。男をよく知る身体は、もう指だけでは物足りない。雲雀は積極的に山本の脚に自らの脚を絡め、愛撫の先を促した。

「ん。無茶すんなよ」

 快諾した山本は、雲雀のこめかみにくちづけてから身体を起こした。いささか意地悪に、まどろっこしいほどゆっくりと指を引き抜く。身体の中から何かが引き出される感覚に、雲雀は身を竦めてそれに耐えた。けれどそれは快感の一つでもある。雲雀は山本の無体を非難するでもなく、ため息をついてやり過ごした。
 視線を泳がせている雲雀を驚かせぬよう、山本はそっと彼の脚を押し広げた。本来ならば屈辱の姿勢だが、雲雀は何も言わずに山本を見る。自分の脚を抱きかかえ、舌でくちびるを湿す山本から、彼は視線を外さない。

「くぅ      !」

 埋め込まれた質量に、思わず雲雀は声を上げていた。身体を折った山本は、それが嬌声と知っているため、身体を推し進めるのをやめない。雲雀は腕を山本の背に回し、若々しい肌に爪を立てた。本来ならば忌避すべき苦痛であるが、山本は雲雀にそれをやめるよう頼んだことは無かった。雲雀の身体はいつでも夢のような快楽を山本に刻む。多少の苦痛で気を逸らさないと、彼を満足させてやることはできそうにない。そもそも、山本の男としての沽券に関わる。
 一気に根元まで埋め込まれ、雲雀は目を硬く閉じて圧迫に耐えた。本来は男を咥え込むようにできてはいない器官であるから、慣れているとはいえ久々の行為は負担が大きいだろう。けれど雲雀は山本を制止しない。一度として、拒否や制止を口にしたことはなかった。

「ヒバリ、だいじょぶか?」

 相手を気遣うのにかこつけて、波に攫われそうになる思考を留めようと山本は声をかけた。首に縋りついた雲雀は深い息をついている。

「……すごい、大きい…………」

 どこか強がりのような、からかうような、そして嬉しげな声で耳元をくすぐられ、今度は山本が息を呑んだ。雲雀の脚が腰に絡みつき、交合がより一層深くなる。頑なだったはずの蕾は、今や山本を締め上げて放さなかった。
 まいった、と心の中で苦笑して、山本はゆるやかに動き始めた。雲雀の身体の脇に腕をつき、揺さぶるように突き上げる。そのつど雲雀は熱に喘ぐような声をあげ、山本の背中を掻き毟った。
 うねるような肉が山本を押し包んでいる。柔らかな内壁を突き上げ、負けぬ勢いでギリギリまで引き抜く。雲雀はどちらにも声をあげ、泣くようにして表情を歪めた。

「あっ、いい、……あぁ……」

 肉の薄い腰を叩きつけられるように貫かれ、雲雀は声を上げる。男の肉欲をぶつけられ、自分の中の醜いものが暴れだす。山本の楔は大きく、硬く、雲雀をよがらせてやまない。内側の敏感な箇所を擦り上げ、否応無しに攻め立てる。

「うぁっ、……ぁん、ふぅ……」

 雲雀は山本の背を掻き抱き、間近で荒い息をつくくちびるを吸った。命の水を求めるような雲雀のくちづけに応え、山本は彼の口腔を蹂躙した。下肢だけでなく、舌とくちびるで交じり合う。押し寄せる快楽が輪を描き、二人の身体を行き来するようだ。

「……あっ、もう…………」

 くちづけの合間に囁かれた言葉に、山本は余裕の無い笑みを浮かべた。ようやく下りた雲雀の許可だ。追い立てるように激しく突き上げられ、最早雲雀も限界が近い。二人の腹部ですれた自身が、彼の快楽に拍車をかけているようだ。
 山本はどうにかして口元に微笑を刻むと、雲雀の頬にくちづけた。優しいものだったけれど、それにさえ雲雀は嬌声を漏らした。彼にはもう、抱き合う腕も絡めた脚も、こすれあう胸も全てが官能を呼び起こしているのだろう。
 柳眉を下げ、快楽に溺れる雲雀の表情は蕩ける蜜のようで、山本は本心から微笑を浮かべた。だがそれもすぐに消え去り、彼は再び雲雀の頬にくちづけた。頬だけでなく、顔中に幾度も。
 それまでの空白の期間を否定するように激しく突き上げられ、雲雀は息も絶え絶えになって山本にしがみついた。逃げ場も無く楔を最奥まで打ち込まれ、その余韻が刻み込まれる間も無く引き抜かれる。熱の塊が内壁を引きずるように過ぎ去っていくと、背筋を駆け上る妖しい快楽がもたらされた。それは汗ばんだ肌と肌がこすれ合い、上気した身体にくちびるが触れるたびに増幅され、雲雀の脳を焼いた。

「あ、ああっ       !!」

 最奥まで貫いた楔が隠された淫蕩の堰を切り、悲鳴を放って雲雀は愛欲の淵に墜ちて行った。彼の身体は痙攣を繰り返し、背をのけぞらせて硬く凝った。筋肉は収縮し、それは山本を咥え込んだ箇所にも及んだ。

「くっ…………!」

 一つになることを強要するように強く絞めつけられ、山本は細く呻いて雲雀の身体を抱き締めた。身体の中で弾けた衝動が、本流となって雲雀の体内へ注ぎ込まれる。放出は愉悦を生み、快感に彼の身体は震えた。雲雀の身体は貪欲に山本の精を飲み干した。
 呪縛が解けるように山本が身体の緊張を解いたとき、雲雀はまだ快楽の余韻の中にいた。受ける側は苦痛と疲労が多い分、与えられる快楽も大きい。完全に弛緩し、山本の欲望によって満たされた身体は、内側から燐光を放つかのように美しかった。

「…………ヒバリ……」

 快楽に溺れる恋しい人の名を囁き、山本は汗の浮いた額にくちづけた。甘露の汗を味わい、眉尻と、目元と、頬や顎にもくちづける。
 愛情深いくちづけは、快楽の波間に漂う雲雀の意識を覚醒させた。喜悦に潤んだ瞳を開き、雲雀は山本に笑いかけた。
 山本もまた自然に微笑を浮かべ、二人はくちづけを交わした。それは数え切れぬほど交わしたくちづけの中で、最も満足のいく優しいものだった。






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