541 名前:テュランの筏9/10:2006/11/20(月) 12:16:20 ID:u+fwal6N0
夜半すぎだろうか。
僕とクリフは明日に不安を残す「節制した食事」を終え、タープにくるまって横たわっていた。
雲が出てきたため、月はかくれ、星もみえず、薄暗かった。
「さわるなッ!」
怒号が響いた。いかだ全体がドォン、とたてに揺れた。
僕はタープの中で目を見開き、クリフはバッと身を起こした。
バシ、バシッと暴力的な音が闇を渡り、同じ回数だけ悲鳴があがった。
聞きなれない単語は、楊玲の母国語に違いない。
最後に、キャンとぶたれた子犬のような声があがり、ごろごろと転がった楊玲は、床に背をうちつけ、止まった。
唾を吐く音。雲のあいまから差しこんだ月の光が、藤吾の左腕を照らした。
銀色の盤面が反射し、作った拳を震わせるシルエットを見せている。
まもなく月は雲に隠れた。
フン、と鼻息一つが響き、中肉中背の人影はトランクの上に戻っていく。
ギシ、と鞄が軋んだ。


542 名前:テュランの筏10/10:2006/11/20(月) 12:17:14 ID:u+fwal6N0
そしてすすり泣きの声が、しだいに大きくなっていった。
僕は楊玲のタープをとって、彼を後ろから包みこんだ。
楊玲はもうしゃくりあげるばかりで、何の反応も見せない。
背中をさすって肩を押すと、僕がうながす方向へ、足を運んだ。
いかだは、初日と同じ。一人と、それから対抗する三人の状態に戻った。
僕は楊玲の背といわず肩も頬もなでつづけた。
まもなく泣き声はおさまり、寝息に代わった。
厳しい瞳で夜空を見上げたクリフは、そのままの表情で僕に視線をうつした。
「二つ、頼みがあるんだけど、いいか?」
僕は楊玲をなでる手を止めずに、何、とだけ聞いた。
「ティランの、アイデンティティーを奪う」
クリフの瞳は、夜の海で北極星の役割をはたすかのように、輝いていた………


543 名前:風と木の名無しさん:2006/11/20(月) 13:24:50 ID:AtLMO4LYO
乙乙!まだ一週間以上あるが、皆大丈夫なんだろうか(;´д`)
いや、大丈夫でなくていいんだけど

544 名前:字書き×絵描き 1/2 ED激甘not鬼畜:2006/11/20(月) 15:38:45 ID:cwhzHyksO
締切前、人は可笑しくなる。山田氏も然り。
「どうせ俺たちは生涯童貞だ。電車男には成れん。キモオタ同士馴れ合おうではないか」
原稿が!締切が!と叫ぶ俺を山田氏は押し倒した。正気か!?
ジャージとブリーフを引きおろされながら、俺は頬に傷のある人斬りの様におろ〜っ?と叫んでいた。
山田氏に見つめられ、ア ム ロがはじめてシ ャ アに出逢ったときの様にドキドキした。
シ ー タのおさげを掴むム ス カの様に髪を捕まれ、フェラを強要され、
イ ク ミに撃たれた昴 治の様な気分になった。
通販で手に入れたのか、俺なんかには不似合いな
名前もわからない何かのハーブのいい香りのするローションで、
世の受けの清廉な801穴とは似ても似付かない
糞汚い肛門を字書きの指で潤され虚しくなった。
俺はPCを高速で叩く山田氏の指が好きだ。
山田氏の指はキーを叩くためにある。醜いキモオタの醜い体の中の最も醜い箇所に触れてはいけない。
文豪の指が腐ってしまうではないか!字書きはサ ン ジの様に己の手を大事にするべきだ。

545 名前:字書き×絵描き 2/2:2006/11/20(月) 15:40:43 ID:cwhzHyksO
「やめるのだ、山田氏!」
俺は藻掻き、口に含まされていた山田氏のご子息をリバースするや否や叫んだ。
だが山田氏は淫らな音を立てながら俺の後孔に指を出し入れし、前立腺をダブルクリックした。
体の力がぬける。らめぇ〜な状態になる。早まるな山田氏!山田氏はいつかきっとエ ル メ スに出逢える。
自虐的になるな。俺などで童貞を散らすな!いつか出逢えるどなたかの為に、その童貞を保つのだ!!
俺は泣きながら懇願した。山田氏は俺が喚くたびローションを足し、俺は自分の描く受けよりしとどに濡れた。
正直、気持ち良かった。だが良ければ良い程、いたたまれなかった。
俺がリバースしたバイブを山田氏は下の口に入れ、何を思ったか上の穴に山田氏の口を押しあてた。
コ ロ 助がハ イ ス タがガ ガ ガSPが歌をうたい出す!
♪ディスイズマイ ファースト・キス チュウ
キス ウィズユウ-!!
馬鹿だ。山田氏は馬鹿だっ!俺などに施していいものではなかろう!?両手で上の穴を押さえて俺は泣いた。
下の口の中でウィンウィンとバイブが回っている。俺の御粗末な息子は、いっちょまえに勃っている。
本当は山田氏に触れて欲しい。山田氏の書く攻めみたいに手荒くてもいい。扱いて欲しかった。
バイブよりも山田氏が欲しかった。産まれてはじめて咥えたティムポは癖になりそうで、
山田氏になら咽喉を穿たれてもいいと思えた。
たが、同じオタでも俺はまるでイケてないけど、山田氏は違う。違うのだ。
山田氏の書く原稿を誰より先に読める事。山田氏のキャラを絵にして動かす事。
もう俺は、本当にもう、それだけで充分だから。山田氏が会場を回り本を買い漁たいとき、
スペースで留守番兼売り子をしていたい。そういう俺でいたいのだ。
バイブがゆっくりと抜かれ、山田氏が俺の糞汚い肛門を貫いた。
山田氏のティムポにホイミかケアルを唱えてやりたい。締切前の危ういテンションが山田氏から正気を奪っている。
山田氏の堕天が哀しくて、夢見そうにきもちいい腰使いがもったいなくて、
どこかに居るはずの山田氏のエ ル メ スに申し分けがたたなくて、ダラダラ先走りを下垂らせながら
乙女受けの様に泣きだしてしまった不気味な俺に、山田氏はシンシ”で言った。
「『笑えばいいと思う』ぞ」

おしまい

546 名前:風と木の名無しさん:2006/11/20(月) 15:55:16 ID:Hq19lMusO
筏さん、乙!
クリフの謀反を期待(*´Д`)

字×絵めちゃ笑った
鬼畜スレだけどハピエンドになってほしい二人w
続き読みたいな

547 名前:字書き×絵描き 訂正:2006/11/20(月) 15:55:28 ID:cwhzHyksO
2に誤記がありました。ごめんなさい。
×俺がリバースしたバイブを山田氏は下の口に入れ
○山田氏はバイブを俺の下の口に入れ
……です。宜しくお願い致します。


548 名前:風と木の名無しさん:2006/11/20(月) 16:39:26 ID:uAYqYKQcO
字×絵GJでした
物凄い笑い萌えた

549 名前:風と木の名無しさん:2006/11/20(月) 18:17:45 ID:UYdqEV5IO
最近神作品が少ないのでageる

550 名前:リレー:2006/11/20(月) 22:40:46 ID:pCuh2OsF0
さほどの大声だったわけではない。
ないが、その一言に周囲の騒ぎがぴたりと止まった。
だけでなく、言葉を向けられた従兄の身体も、ぜんまいの切れた人形のように
深々と侍を貫いた姿勢のまま、動きを止める。
(さあ、いかがする?)
内心を露わにせぬよう自制していた従兄が、徐々に感情を揺らしはじめて
いることは気づいている。
後悔し始めたか、ならばどうする。
最前まではこちら側にあった従兄の心情が、侍の方へも、振り子のように
揺れている気配を感じ取り、それをより強く侍側に押すような言葉をかける
ことで従兄がどう出るかを、御前は見極めようとした。
すると──。
侍より幾分細めの身でありながら、従兄はその重たい身体を抱え上げ、
どっかりとあぐらをかいた膝の上に、侍を乗せた。
両の腿を掴み、御前に向かって侍の足を大きく開いてみせる。
御前の目に、さきほどよりも太さを増した従兄の肉が、侍の腫れ上がった
孔に深々と突き刺さっている様が披露された。
そして、そのまま侍の身体を持ち上げては落とし、自身の腰も突き上げてみせる。
肉のぶつかる音、流し続ける汁が孔に垂れて、肉が出入りするたびに立てる
にちゃりという音。
肉が引き出されるとまとわりついていく襞。
南天の実のごとくに赤くふくれた乳首、侍の口からこぼれるあえぎ。
その肩越しからのぞく、興奮の色も露わに赤らんだ従兄の顔。
腿から離した手を侍の首に回し、後ろを向かせるとその唇に食いつき
舌をねじ込み、上も下も隙間なく繋がってみせる。
獣のように荒い息を吐きながら繰り広げられるまぐわいに、御前の杭もまた
完全に勃起した。

お次よろしく。


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