51 名前:プラン 6/10:2006/12/06(水) 22:46:19 ID:W+7ilIPp0
「ぶっ殺すぞてめえら!」
"てめえら"の"え"が、さながら女性オペラ歌手のように甲高く跳ね上がってしまった。
むろんそんな事にいちいち構ってはいられない。
もがく俺を汚い床に押さえつけながら、連中は俺のベルトに手をかけた。
いよいよ冗談では済まされない事態になってきたようだ。
本格的に抵抗を開始した俺の手なり足なりを連中の汚い靴底が押さえつけ、
怒り以上に、汚らしさに対する嫌悪で寒気がした。
曲がりなりにも一介の浮浪者である俺が汚れを疎ましがる資格はないのかもしれないが、
それにしてもこんなトイレの床に這いつくばって喜ぶような趣味はない。
輪姦を楽しむ趣味もない。

やすやすと俺のベルトを外した連中は次いで俺のボロけたジーンズに手をかけ、
もがく俺を"尻を振って強請る娼婦のようだ"と陳腐な台詞で揶揄しながら
俺の下半身から衣服をそっくり奪い去っていった。
剥き出しになった尻に連中の手が這い、尻肉を揉む手とは別の手がケツの穴をつついた。
「おい、やめろ、触るな」
「二週間、風呂に入ってないってのは嘘だろ。少なくとも毎日身体は洗ってるよな。
下手すりゃ俺達より清潔かも」
尻の方からベトの声がする。今尻を揉んでいるのは恐らくベトだろう。あの餓鬼は尻に執着しすぎるきらいがある。
「さあな?そうだ、言い忘れてた。俺は病気持ちだ。ありとあらゆる性病を患ってる」
「それは気の毒」
尻を弄る手が増えた。その代わり、俺の手や足を踏む靴底の体重が増す。
連中がもう少し太っていたら骨が砕けているところだ。
「よせ、触るな。どうせこの調子じゃ金もくれないんだろ?だったらもっと優しくしてくれよ」
俺の哀れっぽい懇願を文字通り一笑に付し、連中は俺のケツの穴に何か冷たいものを塗りつけた。
「優しいだろ?ローションを使ってやったぜ」
「パキート、チェマ、こいつの足を開かせてくれ」
器用にも俺の脚を踏みつけたまま次第に脚を広げていく。

52 名前:プラン 7/10:2006/12/06(水) 22:46:59 ID:W+7ilIPp0
開いた脚の間から陰茎を悪戯に弄られ、それに気をやる間もなくケツにローションを追加された。
連中の誰かの指がにちゅにちゅ嫌な音を立てて俺のケツを弄るたび、背筋を
何とも言えないおぞましい感触が走り抜けていく。
嫌がって腰を捩る俺の動きを"快感"だと受け取ったのか、連中が嬉しげな笑い声を上げた。
その勘違いを正す気にもなれず、入り口の辺りを指で押されるたび抗議の呻き声を上げるにとどまった。

俺の頭を踏んでいる餓鬼は尻には手が届かないと見て、退屈しのぎに
俺の着ていたシャツをわきの下辺りまでまくり上げた。
確実に乳首を狙われると悟った俺は素早く胸を床に押し付け、餓鬼の手から逃れた。
汚いだの何だのとはもはや言っていられない。
拍子抜けした様子で背中なり脇なりをくすぐる餓鬼の手に気を取られているうちに、
唐突に尻側に陣取っている餓鬼が俺の奥深くに指を穿った。
「あっ、あーっ」
「色っぽい声だな」
次いで、二本、三本。いくら初めてではないとはいえ、いきなりこれではきつすぎる。
好き勝手に指を躍らせる餓鬼に抗議の声を上げると、俺の頭を踏んでいる餓鬼が靴底に重みを増した。
「黙ってろよ」
「くそっ、抜けよ!ろくにやり方も知らねえくせに……」
広げた脚の間から餓鬼の誰かが陰茎を扱き始めた。
望まぬ刺激に腰が震え、わななく尻を振ると、案の定連中は喜んだ。
腹が立つ。何で俺がこんな目に遭うんだ。くそ、何が500ユーロだ……。
俺の中を穿つ指が探るように中を掻き回し、俺は押さえつけられた四肢をぶるぶる震わせて喘いだ。
嫌な感じだ。凄く、とてつもなく、すこぶる嫌な感じだ。
指の持ち主は、恐らく前立腺の在り処を探っている。

「あっ、あああっ……くそっ」
唐突に快感の元をつつかれ、俺の腰はわなないた。
反射的に上がった尻をそのまま固定され、より触れやすくなった陰茎を擦られる。


53 名前:プラン 8/9:2006/12/06(水) 22:48:57 ID:W+7ilIPp0
「キケ、わかったか?どう?」
「ああ、たぶん。これだ」
再び前立腺を押され、尻が意図せずともびくびく揺れる。
惨めったらしい声を上げる俺に興奮したのか、かたわらの餓鬼が俺の頭を踏む靴底に力を込めた。
「気持ちいいか?気持ちいいって言え」
「あっ、あっあっ……っん、くそっ……あ、んっ……」
「ビンビンだぜ。すげえや、ペドロ、見てみろよ」
「俺の位置からじゃ見えねえよ。顔と声聞いてりゃわかるさ。ケツ掘られてよがってんだよ」
偉そうに言う割には、俺の頭を踏む餓鬼(ペドロと言うらしいが)こそ股間にテントを張っている。
それを馬鹿にしてやろうとも思ったが、とても洒落た皮肉を考えつけるような状況ではなかった。
尻への刺激と陰茎への刺激が強すぎる。
「気持ちいいって言えよ、おい?早くおっきいの頂戴って言えよ」
「ペドロ、誰の受け売りだよ」
「俺のママさ」
どっと連中が賑やかな声を上げる。暢気なものだ。
「言え」
靴底に力がこもると同時に中の指や陰茎を扱く指の動きが強まり、俺は尻を震わせながら
惨めったらしくすすり泣きめいた声を出した。
「あ、あっ、ちくしょうっ……っあ、気持ちいぃ、ああ、んっ……」
「もういいよな?いいだろ?なあ」
ベトの声がしきりに後ろから催促する。ペドロが愉快げな声音で笑った。
「知らねえ。やりたきゃ、好きにやれよ」


54 名前:プラン 9/9:2006/12/06(水) 22:49:29 ID:W+7ilIPp0
「やめろ、触るな……あっ、ああっ……ぅくっ」
陰茎を扱く手がそっと離れていき、次いで尻の中を掻き回していた指が
ずるりと音を立てて引き下がっていった。
意図せずして絡みついていく自身の粘膜が腹立たしい事この上ない。

「なあ、どうせ金なんかくれないんだろ……だったらせめて優しくしてくれたって良いだろ……
に、逃げないから、全員やらせてやるから、せめて楽しくやろうぜ」
一言一言言葉を言うだけで難儀だ。後ろでジッパーを下げる音がした。
俺の頭を踏んでいるペドロという餓鬼が胸糞の悪い仕草で肩をすくめてみせた。
「楽しんでるぜ?俺達はな」
直後に押し入ってきた存外に大きなピストラに、俺は堪らず鼻にかかった声を上げた。
----------------------------------
今回はここまで。投下数勘違い。すいません。


55 名前:風と木の名無しさん:2006/12/06(水) 23:35:51 ID:267/3bIW0
無問題。
禿乙!リンカーン(;´Д`)ハァハァ

56 名前:風と木の名無しさん:2006/12/07(木) 02:59:28 ID:4GwJSIDxO
久々の投下!乙!続き、楽しみにしてます

57 名前:風と木の名無しさん:2006/12/07(木) 08:55:17 ID:JAi4DEKNO
鬼畜スレのレベルも下がったね…

58 名前::2006/12/07(木) 09:49:11 ID:8T3Y6mP0O
教授とゼミ長的に俺はもう、あぼーんされて存在しない模様。
存在しない俺に見られている事を気にする必要なんかない。
ふたりは仲良く、互いのちんぽを扱きあっている。
目の前の光景に刺激され、俺もかなりやばい。ジーンズの前を引き下ろしたい。
ちんぽを取り出して、握って、おもいっきり擦りたい!でも俺の手は手錠で拘束され、真後ろだ。
ファスナーを下ろせない。ちんぽを取り出せない。擦れない。イクには見てるだけじゃ足りないッ。
腰のあたりに、もやついている熱を摩擦でいっきに高めて、飛翔したかった。
ぬるさが辛い。扱けないなんて軽い拷問だ。
いけない俺の目の前で、教授は「モロノブッー!」と言いながらいった。
教授を敬愛してる俺だから、菱.川.師.宣の事だとわかった。
モロノブは「廉価で即製可能な浮世絵版画」を広め、
富裕層だけのものだった絵を楽しむ「喜び」を大衆に「解放」した。
モロノブと射精の共通キーワードは、解放&喜びだ。
「イクー!」でも「出るーッ」でも「オガアザアァーンッ!」でもなく「モロノブッー」。
超、教授らしい快哉だと思った。俺もいきたい。ちんぽを扱きたくて扱きたくてたまらない!!

つづく

59 名前:風と木の名無しさん:2006/12/07(木) 13:26:34 ID:4GwJSIDxO
なんか悲しい…。

60 名前::2006/12/07(木) 14:02:53 ID:8T3Y6mP0O
大学の友人からは、しばしば「ジョジョの世界の住人みたいだ」と言われる俺だけど、スタンドは使えない。
だから手錠は壊せない。
俺に限らず、うちの大学のもんはファッションセンスが傾(かぶ)いてる。
孵化する確率の低い芸術家の卵たちの格好は、オウオウにして独創的だ。
俺の奇髪と妙服やマジヤッベなアクセ達が、ジョジョ的だと言われるのは嬉しいが、
いまは、手錠がぶっ壊れてくれた方が嬉しい……。ちんぽをがしがし扱きたい。



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