- 61 名前:春:2006/12/07(木) 14:04:11 ID:8T3Y6mP0O
- ゼミ長より先にイッてしまった教授は自分の早漏っぷりをしきりに恥じている。
ゼミ長は乙女みたく赤らめている教授の頬に音を立てて慰めのキスをすると、
母国語で気にしないでハニーと囁きながら、指先でやさしく教授の陰毛を梳いた。
二人を見つめていたら、ちんぽの先からがまん汁が滲み出てきてパンツを濡らして冷えた。
教授はまだイッてないゼミ長の股間に顔を埋めて、夢中といった感じでちんぽを貪っている。
緑の瞳をうっとりと潤ませ喘ぐゼミ長が羨ましい。
窮屈なジーンズの中で跳ねている俺のちんぽのがまん汁も、ゼミ長にしてるみたいに舌ですくって欲しい。
ゼミ長の腰の動きが慌ただしくなって、ゼミ長のちんぽをくわえた教授の唇の端から、
涎がゼミ長のがまん汁といっしょくたになって、垂れ流れている。
たまんねえ。だけど見てるだけじゃいけない。引っ張り出して擦らないと駄目だ。
悶々としてる俺を無視してというか、脳内あぼーんされて存在しない俺は二人の中では居ないも同然なので、
ナチュラルに気にも止められないだけなのだけど、まあ、そんな感じでゼミ長は
オナりたくてたまらない俺の前で、愛情たっぷりのフェラを受け、気持ちよさそうにイッた。
ぬきあいっこをし、一発ずつイッたゼミ長と教授は、攻めは互いのケツの中に埋めたローターにまかせ、
手を繋いで仰向けになると冬期休暇中、ケンブリッジ・フィッツウィリアム美術館に行こうよと、旅行の話をはじめた。
繋がれた手と手がエロい。ローターにあ、あ、と喘がされるたび、二人は、握った手にぎゅっと力を込める。
艶やかな声をあげながら、二人は、その美術館にある歌麿の『化.物.の.夢』を見に行こうと語った。
いいなぁと思った。俺も大好きな大判錦絵だ。俺も行きたい。つかイキたい。ジーンズの中から
ぶるんっと飛び出し、はっちゃけたいのだと、股間でちんぽが切々と訴えている。
俺だって引っ張りだしてシコシコしてやりたい。だけどごめん。後ろ手で手錠をかけられてるんだよ。
ごめんな。
つづく
- 62 名前:風と木の名無しさん:2006/12/07(木) 21:04:28 ID:0fZ76CLfO
- プランタン、乙!!
久しぶりの投下(´∀`*)ウレスィ
異国情緒ありまくりの雰囲気がたまらん。
年下攻め&リンカーン&漢前主人公とツボど真ん中の作風だ
続きwktk
- 63 名前:風と木の名無しさん:2006/12/08(金) 01:00:08 ID:C9vqTbxXO
- プランタン乙!リンカーン(:´Д`)ハァハァ
続き、心待ちにしてるよ。
- 64 名前:男か女か:2006/12/08(金) 12:22:18 ID:yooIsTZ+0
- 投下します。短いリドルストーリーです。
----------
むかしむかし、ある王国で。
男色が推奨されている時代があった。戦時中のことだ。
戦意を強く保つため、少年と壮年の間で愛が育まれた。
ところが、先の大戦に勝利したとたん、政策は一変した。
疲弊した国土を立ち直らせるため、生めよ励めよ。
税制を担う子供を生まない、男性同士の恋愛はご法度とされた。
そんな中、堂々と法律違反を行う者があった。
世継ぎの若き王子である。長男であり、たった一人の血筋だった。
王子は絶倫だった。召使小姓下級兵士平民農民貴族問わず手を出した。
さすがに世継ぎがこれでは、国王として示しがつかない。
法を破るものは刑罰を受けるのだと、知らしめてやらねばならなかった。
国民にも、王子にも。
見せしめに選ばれたのは、王子の最もお気に入りの相手である、従者であった。
- 65 名前:男か女か:2006/12/08(金) 12:22:59 ID:yooIsTZ+0
- 王子は気紛れだった。お気に入りのこの従者には、たまに立場を入れ替える命令をした。
「普段攻められる側が、攻める側にまわるというのは、どんな気持ちだ」
従者は豊かな口ひげの下から、嬉しいような戸惑うような、静かな声で答えた。
「どちらでも受け入れますとも。全ては王子の意のままに」
王子は寂しがり屋だった。帝王の座を継ぐものにありがちな、孤独感だった。
「身体を交じえる間はいい。だが離れれば、私のことなどすぐ意識から掻き消えるだろう」
従者は背中の傷―――薄れかけているが、先の大戦で前線に立ち、負った物だ―――に触れる王子に、こう返す。
「離れていても、王子のことは思っております。全ては王子の意のままに」
その答えを聞いた時、喜びを隠せなかった王子は、三日間続けて従者を抱いた。
しかし、四日目からは相手を取替え引替えし始めた。王子は飽きっぽくもあった。
- 66 名前:男か女か:2006/12/08(金) 12:23:44 ID:yooIsTZ+0
- 王子は疑い深くもあった。人を統べる立場にあっては、当然のことだった。
「私の寵愛があるのに、何故もっと上の立場を望まない。腹に一物抱えているな」
従者は豊かな年月が刻んだ、彫りの深い横顔で遠い目をする。
「祖父の代からこの役目を継いでおります。全ては王子の意のままに」
王子は率直であった。
「お前は、私を愛しているか」
壮年の従者の表情は、若く社会経験のない者には、とても読み取れないものだった。
「………全ては王子の意のままに」
- 67 名前:男か女か:2006/12/08(金) 12:24:32 ID:yooIsTZ+0
- さて、この国の男色に対する刑罰は、一風変ったものであった。
死刑か、もしくは伴侶を伴っての国外追放という、ギャンブル性の高いものだ。
罪人は広い闘技場の真ん中で、右か左、二つの扉のどちらかを選ばされる。
一方には女が居る。罪人は彼女と結婚し、遠い国で暮らす。それが罰。
もう一方には、屈強な男が三人。東洋の秘薬で性欲を滾らされた彼らに、罪人は犯される。
衆人環視の闘技場で存分になぶられた後、首を刎ねられ晒される。それが刑。
罪人はどちらの扉に罰があり刑があるか、決して知ることはない。
だが、王子はその権力を駆使して、国王しか知らぬその秘密を手に入れた。
深い地下牢に捕らわれた従者を救う手段は、もうなかった。
彼が出来るのは、執行の当日、秘密を伝えることだけだった。
当日。残酷なショーを見物に、国中の民が闘技場につめかけた。
罰ならば、そのまま華やかな結婚式に突入する。
刑ならば、興奮の後、血の流れる瞬間を拝める。
わきあう場の中心に、一人ぽつんと佇む従者は、ボックス席を見上げた。
王子は彼にしか見えない仕草で、右の扉を指さした。
- 68 名前:男か女か:2006/12/08(金) 12:25:41 ID:yooIsTZ+0
- * * *
賢明なみなさまならば、お察しのことでしょう。
ここまではスト/ック/トン「女/か/虎/か」のパロディー。
しかしみなさまに謎を投げかけるのは、この後の従者の行動。
* * *
従者が執行人に伝えたのは、王子が指したのとは逆の扉。
執行人の手により、「左」の扉がゆっくりと、開かれていく。
従者はもう一度見上げ、そして笑った。
赤子を安堵させる母のような微笑か、それとも小気味よさげな嘲笑なのか。
それは、遠すぎて見えなかった。
見下ろす王子の瞳に、衝撃の色が走った。
初めて「意のまま」でなくなった従者への驚愕か、それとも意図を見抜かれた狼狽か。
見極めるには、ボックス席はあまりに高すぎた。
そして、扉は完全に開かれた………
終
- 69 名前:風と木の名無しさん:2006/12/08(金) 13:56:43 ID:IX9MWMTv0
- なんだよう!どうなったんだよう!(@Д@;;)ハァハァ
王子の意図はどっちだったんだ…
乙です!
- 70 名前:風と木の名無しさん:2006/12/08(金) 14:01:49 ID:bg35J2RZ0
- パロディの上にオチが謎かけってもにょる
ていうか男同士である必要のない話だね
男女ものでいいじゃん
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