- 491 名前:風と木の名無しさん:2007/01/16(火) 02:39:54 ID:9TXkB7Yu0
- 平太wwwwwwww
マスターちょっとカワイス
- 492 名前:風と木の名無しさん:2007/01/16(火) 02:42:05 ID:RFWM6XF20
- 平太ー、「みっともない声あげるな」なんて、
ちょっと厳しいぞw。
嬉しくなるじゃないか。
- 493 名前:風と木の名無しさん:2007/01/16(火) 03:26:12 ID:452coh0j0
- カワホリさんが一番ノリノリな件に関してw
- 494 名前:風と木の名無しさん:2007/01/16(火) 07:16:52 ID:HdUXKIo0O
- ちょww平太マジ鬼畜wwwww
清一郎カワイソスw
もっとやれ。
- 495 名前:風と木の名無しさん:2007/01/16(火) 09:18:16 ID:8Ftj7SgZO
- 平太強ぇーーーーー!!!!!!
新たな鬼畜誕生!!!!
- 496 名前:風と木の名無しさん:2007/01/16(火) 11:33:22 ID:xeThbB80O
- こんな種類の鬼畜があるなんてw
- 497 名前:風と木の名無しさん:2007/01/16(火) 11:44:13 ID:1BTGAyYoO
- テュランたん柿手たんGJ!!
- 498 名前:テュランの筏1/11:2007/01/16(火) 12:03:16 ID:4SwKWfB10
- 十一日目
楊玲の悲鳴がなかったら、僕は目を覚まさなかったかもしれない。
クリフは起きて、相変わらず水平線を見つめていたが、方向が全く逆だったし、彼の視力じゃ発見出来ないに違いなかった。
ガバと飛び起き、立ったまま悶える楊玲を日常の風景として目線を通りすぎた、その先。
僕は黒く煙をたなびかせる、水平線上の小さな小さな船影を僕はとらえた。
「船だ、船だよっ!」
誰もが声の主である僕を見、そして指がしめす方向へ頭をめぐらせた。
楊玲は……胸にピアスをつけ、後ろ手に鎖で拘束され、尻に何かグロテスクな物体を
くわえこんでいたが、それでも恍惚一色だった目に、正常の光がともった。
僕はかけつける。楊玲の脇を抜け、いかだの端へ、身を乗り出した。
間をおかずにクリフもかけつけ、横に並んだ。
楊玲が分からない言葉で叫んだ後、鎖のジャラリという音とともに倒れ、呻き声をあげた。
鎖の端を藤吾ににぎられ、行動の自由を奪われているのだ。
助け起こしてあげたいが、今はそれどころではない。船影は、遠ざかっていってしまう!
「おーいっ! おーい」
僕は枯れた喉を酷使し、叫んだ。両手をめいっぱいに振りあげる。
「それじゃ、無理だ」
クリフはにべもなく言い、僕にタープを持たせた。大きく振るように指示される。
旗のように、僕は頭上にかかげたそれを、ふりまわした。
その間にクリフは、つかつかと藤吾のもとへ歩み寄った。
- 499 名前:テュランの筏2/11:2007/01/16(火) 12:04:26 ID:4SwKWfB10
- 鎖の端をにぎり、犬の散歩のように、優雅にトランクに腰かける藤吾。
彼だけは、船の影も僕らの行動も、目に入らないかのように薄い笑いを浮かべている。
「持っていたら鏡、なければ金属製のたいらな物を貸してくれ」
焦るクリフをじらすように、ゆっくりと藤吾は視線を向けた。
「鏡はある」胸ポケットから櫛のついた鏡を取りだす。
「スパンキング三十回と引きかえだ。もちろん、あれを挿入して」
落ち着き払った藤吾が指さすのは、楊玲の後孔だった。
「な……なに考えているんだっ!? 船が通りかかったんだぞ?
あんた、助かりたくないのかよ」
一瞬絶句しかかったクリフは、それでも両手を広げ、怒りをおさえて藤吾に話しつづけた。
しかし藤吾は鏡をちらつかせるだけで……決して渡そうとはしなかった。
クリフが命令にしたがう意図がないのを見抜いたのか、
鎖を引き、楊玲を悶えさせては冷たい笑いを見せる。
「っ……!」
ムダだと悟ったのか、クリフはきびすを返してこちらに戻ってくる。
舌打ちをこらえたその顔は、まるで炎のように怒りをかもしだしていた。
しかし、もう遅かった。
船は僕の目でもとらえられないほど遠くへ、
水平線でキラキラ輝く光の一端へ飲みこまれてしまっていた。
- 500 名前:テュランの筏3/11:2007/01/16(火) 12:05:28 ID:4SwKWfB10
- 楊玲は一声唸った後、また目の色を恍惚に染め、喘ぎ声をあげはじめた。
それは異様だが、ここでは日常である。
十メートル四方の王国が健在である事を示す、何よりの証拠だった。
「たぶん、藤吾は俺たちを救う気はない」
タープにくるまった密談の体勢で、開口一番にクリフは宣言した。
僕は苦い顔でうつむいた。今日の出来事を見ていれば、分かる。
「俺の頭に色々考えはあるがまだ、まとまっていない。
多分、今日で結果が出ると思う。智士、今夜も星を見てくれ」
僕は言われた通り、藤吾の時計が示した時報で起きあがり、見た結果をクリフに伝えた。
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