- 331 :風と木の名無しさん:2007/02/17(土) 21:08:03 ID:24PvoWBo0
- おおっ、資料室たんまで!乙です!!
はるかさんGJ!萌えました(`・ω・´)
>>330
投下祭ww自分も嬉しいっす
- 332 :風と木の名無しさん:2007/02/17(土) 21:14:52 ID:xAecP17+0
- 資料室さん、お帰りなさい。
もんのすごーく待ってたよ!
室長、最後までヒドス…そんな理由で祐一の人生をムチャクチャに…。
エロもキャラもツボど真ん中でした。
最後まで書いてくれてありがとう!
- 333 :風と木の名無しさん:2007/02/18(日) 00:12:45 ID:cJ/FsaqJO
- 商談タソGJ
かなり好みの展開です!
面白い!
- 334 :風と木の名無しさん:2007/02/18(日) 02:24:42 ID:uYTOLhH2O
- 資料室タン本当にありがとう!
ティリンコ縛りも乳首攻めも大好きだ!
機会があったら是非また貴女の作品が読みたいです!
GJ!GJ!
- 335 :風と木の名無しさん:2007/02/18(日) 13:06:07 ID:nTfG41Qv0
- 良スレあげ
- 336 :風と木の名無しさん:2007/02/18(日) 13:21:13 ID:Uv1D9NIU0
- またage厨が来た
失せろ
- 337 :風と木の名無しさん:2007/02/18(日) 13:35:47 ID:nTfG41Qv0
- 良スレ あげまん
- 338 :801蛭・湖畔編 1:2007/02/18(日) 19:13:27 ID:HSCKLR/d0
- 蛭プレイ(?)です。
虫が嫌いな方、グロいのが嫌いな方はスルーお願いします。
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その日、近藤教授は上機嫌であった。
先日学会で発表した論文が非常に高い評価を得、
かねてから求婚を続けていた美しい令嬢からは色よい返事をもらえ、
長い間値上がりを待っていた株は今朝購入時の8倍の値が付いていた。
近藤教授は36歳。
自他ともに伸び盛りの男盛りと認めている。
近藤教授は国内最高峰の大学を卒業した後、
アメリカの超有名大学の大学院を卒業し、
日本に戻って母校の研究室に席を得、
英国の大学の客員教授を2年勤め、帰国したところだ。
帰国してまず近藤教授は恩師や親戚などへの義理を済ませ、
美しいフィアンセのご機嫌を取った後、
学生時代に逗留したことのあるリゾート地に独りやってきた。
近藤教授の若い頃とは違ってすっかり寂れたそうだが、
その静けさこそ近藤教授が求めていたものだった。
ホテル自家製パンと近隣農家から直接買いつけていると言う
牛乳や卵で遅い朝食を済ませた後、近藤教授は散歩に出かけた。
若かった自分が思策に耽ったあの美しい湖畔のフットパスを、
歩いてみたかったのだ。
- 339 :801蛭・湖畔編 2:2007/02/18(日) 19:14:11 ID:HSCKLR/d0
- だがそれを聞いてホテルの支配人は眉をしかめた。
10年ほど前に湖の反対側に生物学研究所ができましてね。
それ以来どうも湖周辺の雰囲気がおかしいと言われております。
いえとんでもない、事故は何も報告されておりませんが、
湖でお遊びになるお客様もめっきり減りました。
近藤教授は、見る者誰をも魅了する爽やかな笑顔で答えた。
大丈夫だよ、私は別に湖に入るわけではない、散歩に行くだけだ。
湖の反対側など遠すぎて行く気にもなれないよ。
それでも充分にご注意を、お早いお帰りをと念を押す支配人に
近藤教授は鷹揚に頷いてみせた。
ロンドンで誂えた最高級のスーツはクロゼットの中。
一流ブランド品ではあるがラフなシャツとハーフパンツに着替え、
近藤教授はホテルを後にしたのだった。
雨上がりの空気はしっとりと水分を含みながらも透き通り、
お日様の投げかける光が小さな粒となって踊っている。
チチチと鳴く小鳥の声も甘い花の香りも懐かしい。
近藤教授にとっては「我が世の春」な夏の朝であった。
- 340 :801蛭・湖畔編 3:2007/02/18(日) 19:14:57 ID:HSCKLR/d0
- その日、遠藤助手は不機嫌だった。
本来なら今日は待ちに待った休日のはずだった。
この辛気臭いド田舎から逃げ出して夜まで町で遊ぶはずだった。
なのに同僚がまた1人トンズラしたおかげで、
雑用までが全て遠藤助手に回って来てしまった。
こんなのフェアじゃないと中藤博士に訴えたが、
研究のためなら地球が滅んでも構わないと思っている博士に
そんな愚痴が通じるわけもなかった。
もう10年もこの研究所で働いているが、
半年に1人は辞職したり失踪したりする。
いっそのこと自分も逃げ出したいと思う時もある。
だが中藤博士は、行き場のなかった自分を拾ってくれた恩人だ。
裏切るのは気が引けてならない。
それに中藤博士は、サイエンティストの上に「マッド」が付くタイプではあるが、
その頭脳は恐ろしいほど明晰で、斬新なアイデアを次々に生み出す。
自分に独創性も考察力も足りないことを自覚している遠藤助手としては、
せめて中藤博士の側にいることで、
なんだかよくわからないすごい研究に携わっていたいのだった。
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