361801蛭・湖畔編 11:2007/02/19(月) 19:46:06 ID:7JzgZ/A60
引き続き蛭プレイ(?)です。
虫が嫌いな方、グロいのが嫌いな方はスルーお願いします。
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遠藤助手は、地に膝を付いた紳士に一瞬慌てた。
まだ若いように見えるが、もし心臓が弱かったりしたら…。
だがすぐに遠藤助手は自分の心配が的外れなものだと気付いた。
這いつくばった紳士は、自分の股間を揉みしだきながら尻を突き上げたのだ。
遠藤助手は目を剥いた。
な、な、なんだあの男は!?
蛭なんぞにたかられてよがっているのか!?
慣れた遠藤助手でさえ目を背けたくなるほど気色悪いのに、
どう見ても素人の紳士が、蛭を全身にまとって悦んでいる。
こいつはとんだ変態だぜ…。
笑いを押し殺して遠藤助手の喉がひくついた。
「ああっ、ああ〜っ…」
こらえられないのかはばからないのか、色っぽい声まで聞こえて来る。
遠藤助手はそろそろと場所を移動し始めた。
もっと近くで見たい。
知的でお堅い女ほど乱れるとすごいと聞くが、男でも同じかもしれない。
もうこの際男でも構うものか。
表情を目に焼き付けて今後のおかずにしたい。
紳士まであと5メートルと言うところまで近づいて、
遠藤助手は再び薮の蔭に身を潜めた。
姿を現して紳士を驚かせ恥じ入らせたいと言う気もする。
助けを求める紳士を冷たく見放すのも捨て難いオプションだ。
だが紳士にしたって、誰にも見られていないと思えばこそ
大胆な乱れっぷりを披露してくれるというものだろう。

362801蛭・湖畔編 12:2007/02/19(月) 19:49:49 ID:7JzgZ/A60
近藤教授はもう、自分が蛭から逃れたいのかどうかすらわからなくなってきていた。
蛭の群れに最もプライベートな部分を吸われるなんて
考えただけでも気持ち悪くて気が狂いそうだが、
甘美な疼きを与えてもらえると知った体は、蛭の奉仕に応え求めることを止められない。
「はあっ、はあっ…、あ、ああ――っ」
近藤教授は突っ伏していた体を反転させて仰向けに転がり、再び腰を高々と突き上げた。
腰の中心には近藤教授がこれまた密かに自慢に思っているしろものが
天を目指してそそり立っている。
それが黒い蛭に覆われているのは正視に堪えない気色悪さだが、気にしてはいられなかった。
この世にこれほどの快感があったとは…!
女性たちとの交わりで得たものとは比較にもならなかった。
フィアンセとの将来に一抹の不安を覚えたが、
近藤教授はあえて思考を中断した。
意志の力で思考を切り替えられない人間は
学者として大成しないというのが、近藤教授の持論であった。
意志の力で快楽に溺れることにした近藤教授の口の端から、涎が流れ落ちる。
性器を握る近藤教授の手の下で、蛭がずりゅずりゅとぬめる。
近藤教授の指は蠢く蛭の間に潜り込み、蛭と一緒になって自身の劣情をかき立てていく。
性器だけでなく袋や蟻の門渡りをも蛭が覆い隠し、
尻たぶに吸い付き、谷間にも這いずりこみ、煽動している。
もう腰全体が快感という煮汁で煮立てられているようだ。
その時、ばしゃっと音がして、近藤教授はぎくりと湖を振り返った。
水鳥が着水した音だった。
人でなくて良かった、そう思った途端、
近藤教授は今の我が身のはしたなさに思い至ってしまった。
わ、私はなんという淫らな真似を……こんな屋外で!
もし今誰かがここを通りかかったら。
近藤教授は慌てて体を起こそうとし――
「ひぃあああ!」
甲高いよがり声を上げながら再び地面に転がった。
亀頭をねぶり回していた蛭の一匹が、
鈴口に潜り込もうとするかのように吸い付いてきたのだった。

363801蛭・湖畔編 13:2007/02/19(月) 19:50:23 ID:7JzgZ/A60
遠藤助手はくたびれてよれよれになったカーゴパンツの前を開いた。
勢い良く飛び出してきた性器を握って、上下に擦る。
男の痴態を見て興奮する日が来ようとは思いもしなかった。
まして紳士が興奮している原因はあのクソ忌々しい蛭だ。
ゲロを吐いても不思議ではないくらいだと思うのに、
遠藤助手の性器はもう痛いほどに張りつめていた。
そんな自分が少々恥かしくならないでもないが、仕方ないではないか。
清潔そうな紳士があんなにいやらしく乱れる様を見せつけられては。
紳士はますます大きく脚を開き、爪先立って腰を突き上げ、
ほとんどブリッジしているような格好で悶え狂っている。
「あーっ、あーっ」
鼻にかかったよがり声はまるで女のようだ。
遠藤助手はごくりと唾を飲みこんだ。
俺、この人が相手なら男同士でも無問題だなあ…。
後で脅してみようか……言い触らされたくなかったら、って。
一回くらいなら口止め料代わりにやらせてくれるかも。
紳士を良い様に弄ぶことを想像して更に興奮する遠藤助手であった。

364801蛭・湖畔編 14:2007/02/19(月) 19:51:00 ID:7JzgZ/A60
近藤教授は理性と本能の戦いに翻弄されていた。
蛭によって追い上げられた体は
もう止めようにも止まらないと訴えている。
だが近藤教授を近藤教授足らしめている理性は、
野外で蛭に嬲られて悦んでいる自分を否定した。
どのような、そしてどれほどの楽しみであっても、
それは己の律するところにあらねばならないのだ。
「だめだっ、いけない…こんなのは私ではないっ!」
言葉にして自分を叱咤する側から鋭い快感に身が蕩けて、
甘ったるい声を漏らしてしまう。
時間が経つにつれ、徐々に近藤教授の理性は本能に勝ちを譲り始めた。
どうせ誰も見ていないじゃないか…
と言うより、こうしている間にも誰かが来るかも知れないじゃないか。
それならいっそ逝ってしまえばいいのだ。
一度出してしまえば身も心も落ち着いて、
この恐ろしい湖畔から逃げ出すことも可能になるはずだ。
結局、理屈は己に都合のいいように働くのだった。
「はあっ、あっ、あーっ!」
絶頂を極めた時、近藤教授の目の前が真っ白く光り、
あまりのまぶしさに近藤教授は強く目を閉じた。
だから、性器に群がった蛭が亀頭を覆い尽くして
近藤教授の放ったものを一滴もこぼさずに啜りとっていたことに
気付かなかった。

365801蛭・湖畔編 15:2007/02/19(月) 19:51:35 ID:7JzgZ/A60
遠藤助手は、紳士が体を突っ張らせて達したのを見て
自分もまたそこを弾けさせた。
おびただしい量の白濁が草を叩いた。
今日町に遊びに行けばそういう店にも行くだろうと
わざと数日間処理していなかったせいで、たっぷりたまっていたのだ。
紳士はぐったりと体を地に横たえ、胸を上下させている。
その様子を見てまた遠藤助手は下半身がズキズキと疼くのを感じたが、
ふと違和感を覚えて紳士の姿を見直した。
今、蛭は、紳士の腰の辺りを中心にたかっている。
素朴な疑問だ――なぜそこに、他の場所ではなくそこに集まった?
どこの血を吸っても同じはずではないか。
いや、それよりもおかしなことがある。
紳士の体中に散っていた蛭の吸い痕は、
うっすらと紅色になっているだけで、血の跡がまるでない。
そんなはずはない!
遠藤助手が不吉なものを感じて身じろいだその時、
もっとおかしなことが起こり始めていた。

366801蛭・湖畔編 16:2007/02/19(月) 19:52:15 ID:7JzgZ/A60
近藤教授の体から、蛭がぽろぽろと零れ落ちた。
あれほど剥がれてくれなかった蛭が次々に離れていく。
そして悦びに潤んでいる近藤教授の目に、有り得ないものが映った。
最初近藤教授は自分が何かを見間違えているのだと思った。
だが、見間違えではない。
蛭が大きくなっていく。
血を吸って膨れたなどと言うレベルではない。
見る見るうちに倍の大きさに、5倍、10倍に、育っていく。
近藤教授は恐怖に目を見開き、うなじの毛を逆立てて体を起こした。
尻でずりずりと下がると、擦れた肌からまた強烈な快感が生じる。
そ、それどころではないだろう私っ!
これは一体……私は夢を見ているのか!?
硬直した近藤教授の目の前で、蛭の形が変化し始めた。
ぼってりした虫の形から、それは、それは――
人の形へと、変わっていく。

367801蛭・湖畔編 17:2007/02/19(月) 19:53:03 ID:7JzgZ/A60
遠藤助手は濡れた性器を放り出したまま腰を抜かしていた。
悪い夢でも見ているとしか思えない。
自分が世話してきたあの蛭たちが、確かに蛭だったあれが、
人間へと変化していくのだ。
黒かった色も人の肌の色を取り戻し、
大きさも成人男性のものになっていく。
「あぁー…。あぁー…」
うめくような声が聞こえ、それが蛭人間の声だと知って、
遠藤助手は危うく失禁しそうになった。
これだけでも正気を失うに足るほどの衝撃だったのだが、
更なる衝撃が遠藤助手を待っていた。
顔を上げた蛭人間の1人を見て、
遠藤助手は隠れていたことも忘れて叫んでしまった。
「あっ、安藤さんっ!?」
3年前に失踪した同僚の安藤だった。

(続きます)

368風と木の名無しさん:2007/02/19(月) 20:24:41 ID:f5k9QLaS0
資料室タン、GJ!
最後まで読めてうれしいです。
破滅願望の巻き添えカワイソス…。

合宿タンもGJ!
正統派鬼畜物で楽しみ。

蛭タン…ごめん、パス。
でも連載がんがれ!


369風と木の名無しさん:2007/02/19(月) 20:26:29 ID:5gaD9PBL0
蛭は‥、笑って読んでいたら、妙にホラーっぽくなったり。
どっちなんだぁぁぁぁっ、ってことで続き楽しみにしているよん。

370風と木の名無しさん:2007/02/19(月) 22:28:27 ID:9DaA8y5Y0
蛭楽しみにしてるよ〜触手萌え!変態萌え!


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