You are my baby 








栄純は御幸に好きだと言われて、付き合う事になって
とっても幸せだった
幸せだったけど、時々すごく不安になった




御幸がオンナにもてるという事
色んなオンナと付き合ってきた事



・・・自分がオンナじゃない事





わかっていたけれど、考えないようにしてきた事が、こんな風にふとした瞬間思い知らされる





「・・・お前ほんとバカ」



くしゃりと髪を撫でながら御幸は涙に濡れた栄純の目元にキスを落とす




「だって、俺、男だし・・・」
「そんなん全然関係ねーほど俺はお前に惚れてんだけど?」
「・・・・・っ」
「それに・・・」




耳元で囁きながらスルリとシャツの中に手を忍ばせると
栄純はビクンと体を強張らせて大きな瞳を潤ませながら御幸を見上げた




(ほら、恐いくせに・・・)




小さく笑ってポンポンと背中を優しく叩いてやる






「無理強いはしたくねーから」
「御幸・・・」
「ゆっくりでいいよ、栄純」





好きだけど、大好きだけど
やっぱりそういう事はまだ恐い




強がりを言う栄純の心を見透かしたようにそう言った御幸の言葉が嬉しくて
その胸に顔を埋める





「御幸・・・好き」
「な・・・っ」
「大好き」
「・・・・・」
「子供は生めないけど、アンタを好きな気持ちはどんなオンナにも負けないから」
「・・・・あーもう!めちゃくちゃ可愛いなお前っ!」





らしくなく頬を染めた御幸は栄純をぎゅっと抱きしめた





可愛くて仕方ない
愛しくて仕方ない



こんな気持ちは初めてなんだ、と






「なぁ栄純」
「?」
「俺の子、生みたいの?」
「・・・えっ、あっ、それは・・っ」
「でもな、子供生んだりする前に、ヤる事いっばいあるって知ってる?」
「う?」





突然何を言い出すんだろう?と首を傾げると
栄純の左手を取って薬指に恭しく口付けた御幸は
憎らしいほどかっこいい表情を浮かべて言った





「まずは、プロポーズ」
「は?」
「・・・結婚しようか?」
「はぁぁぁぁ!?」





冗談とも本気ともつかない事を真剣な表情で言われて栄純は固まってしまう




「知らねーの?結婚したら男でもちゃーんと赤ちゃん出来るんだぜ?」
「え?マジで?」




男女間でも子供の作り方を知らなかった栄純だ
御幸の嘘くさい言葉に『そうなのか?』と目を丸くする




「マジマジ。だからさ、うんって言えよ」
「・・・・・・」
「・・・イヤ?」
「・・・イヤ、じゃない」




顔を真っ赤にした栄純が御幸の首にすがり付いて『よろしくおねがいしやす!』と言うと、御幸はとても嬉しそうに笑って栄純を抱きしめた









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