PROLOGUE
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#1 最初のきっかけ ※管理人のプロフィールはこちら

管理人はゲップフェチを自覚する前から、女性がものを食べたり飲んだりする姿のフェチでした。口は第二の性器などと言われる場合がありますが、私にとっては性器から連想されるエロスとはまた違う興奮があり、愛らしい女性の口に吸い込まれた食べ物が咀嚼され、一定時間の後に嚥下されて食道を通過し、胃の中に落ち込んでその身体の中に収まるまでのプロセスが、エロスそのものでした。
ではなぜそういったフェチ心が芽生えたかと申しますと、じつははっきりとはわかりません。気が付けばフェチだった、という感じですが、印象として強く残っているのは、中学生時分に気になっていた女の子が牛乳を勢いよく飲んでいる姿です。
当時すでにパック牛乳でしたが、丁寧に咥えられたストローから彼女の口中に飛び出した牛乳が、規則正しい喉のリズムに導かれて消化器官へと送られている様子に目が釘付けになった覚えがあります。
それから高校生になり、しばらくの間は忙しい学生生活に追われてフェチ心も潜在化していましたが、高校を卒業したあたりから、通常の性欲に匹敵するほどの欲情を、女性の食事姿から抱くようになりました。
バイト先などの昼食時間では、持参した弁当を飲み下す女性のバイト仲間の喉元に意識がいってしまい、自分の食事がおろそかになる事態にまで陥りました。
この性癖(と呼べるかどうかわかりませんが)の難点は、その場で自慰行為に至れないもどかしさでしたが、帰宅してから、まぶたの裏に焼き付けた映像をおかずに気持ちいい自慰行為に耽ることができました。

そんな私が、ある時をきっかけにゲップフェチとなったわけですが、じつはその前からやんわりとうら若き女性のゲップというものについて、妄想することがありました。
人間は時折ゲップをしますが、街を歩く華やかな若い女性たちとそれの接点がどうにも浮かばず、ある種の悶々とした気持ちが、今のフェチを形成するための下地になったのだと思います。その頃、用事があって友人から借りたワープロで、ゲップをする女の子の簡単なプロットを文章化してみたり、寝る前のひとときに夢想する日が続いたことがあります。

はっきりとフェチ心を捉えた事件は、2002年の8月に起こりました。当時のバイト先で仲良くなった女の子の紹介で、Sさんという20歳の大学生の女の子と知り合い、
その後たびたび遊ぶようになりました。Sさんはおとなしい性格で、趣味は読書、英語が得意で、気が利くけどたまに何を考えているかわからない言動をする不思議な感じの娘でした。
足首まであるロングスカートを好み、顔は西村知美に似ていました。
とてもよく人の話を聞いてくれるので、2人でファミレスに何時間も入り浸り、他愛もない話で心地良い時間を過ごす日もしばしばありました。
その日も、いつも利用しているファミレスで軽く食事を採りながら話をしていました。彼女の好きな一品料理を2人で食べながら、会話を続けていました。
ところで話しながら食事をすると、いっしょに飲み込んでしまう空気の量も増えるのでゲップが出やすくなります。
その時は彼女が話しながら食事を続け、私は聞き役に徹していたのです。テーブルに肘をつき、少し顔を彼女に近づけていました。
そして彼女が次の言葉を発しようとした瞬間、急に顎を引き、伏し目がちになって手を口元にあてがったかと思うと、ぐむっという低い空気音がしたのです。
私がそれをゲップだと認識するまで0.5秒ほど要したでしょうか。わずかな沈黙のあと、顔を斜め横に向けて今度は胸元に手をあてがう彼女のしぐさを眺めていました。それからほんの数秒です。彼女は向き直って話の続きを始めたのですが、私はすでに上の空でした。物静かな女の子が見せた、初めてのゲップでした。自分や家族のゲップとはまったく違う、Sさんのゲップは何か別のもののような、深い衝撃を私に与えて繰り返しその光景を頭の中でリピートさせました。そのうちに一物が固くなっていくのを自覚しました。顎を引いてから胸をさするまでの間の、流れるような彼女の表情を思い出すとどうにも興奮が止まらず、つい「ゲップしたね?」と問いかけたくなりましたが、私はそれは絶対にしませんでした。もし無粋に問いかけようものなら、彼女は意識して恥じらいをごまかそうとするように思えたからです。
私は自分の中のゲップフェチを確信し、こっそりと悦に浸りました。

#2 某ファーストフードでの衝撃
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