ベッドから起き上がって出発しようとした時には、太陽は空高く昇りきっていた。
「もう昼過ぎだ…」
「でも朝早く出たら、きっと隣の部屋の客と鉢合わせしていたでしょうね」
「……」
本当のことを知らないフィルシスは、昨夜を思い出して顔が赤くなった。

その日の道のりは、ほとんどが草原や林に囲まれていた。
動物も多かった。
丁度、田舎道という感じだった。道がないところを、無理矢理進む時もあった。
何故か馬の速度が遅い気がした。
そう思っていると、いきなり馬を止められた。
まだ周りの景色は草原や森で、町は全く見えないのに。
「休憩しましょう」
不思議に思っていると、シャーレンが馬から降りた。
「うん…」
休憩する程でもない気がしたが、とりあえず下馬した。
その時、何かの香りが漂っているような気がした。
「フィルシス様、この花をあげましょう」
やさしい笑顔で、少し離れて咲いていた、汚くはないけれど、どちらかというと地味な花を渡された。
「ありがとう…」
嬉しかったが、少しだけ不思議に思った。
今までも、もっときれいだと思った花はあったのに、何故この花をくれたのだろう。
「いい匂いでしょう?」
「でも…何か変…」
もっと深く追求する前に、いきなりその花を顔に近づけられた。
さっき感じた匂いと同じだと思った瞬間に、体の自由が効かなくなる感覚がした。
立っていることすらできなくて、その場に力が抜けるように座り込んだ。
「この花を食べようとして顔を近づけた草食動物は、その匂いに運動神経を麻痺させられます」
シャーレンがその様子に微笑んで、座り込んだフィルシスの頭をなでながら、説明した。
「……」
「それで、動けなくなった草食動物を、肉食獣が食べに来ます。
この花の花粉は、その肉食獣に付着して遠くに運ばれて行くんですよ」
「…どうして…そんなもの嗅がせるんだ……」
しまったと思った時には遅かった。
「いつもあなたが暴れるから悪いんですよ」
「何が…嫌だ…!」

そのまま抱き上げられて、近くに見えていた森の入り口に連れて行かれた。
その森には、木だけではなく、つたや、つると言った方がいいような植物がひしめくように生えていた。
それは風に吹かれているのではなく、自ら蠢いている。
気味の悪い光景に思わず絶句した。
「あれは植物と動物の中間の生き物です。
動物に卵を産み付けて、しばらくすると、卵から孵化した幼生が体内を温床にして育ち、やがて食い破ります」
「………」
その先は聞きたくなかった。
「でも、産み付けられる時は、とても気持ちいいらしいですよ?」
「嫌だ…そんなの…!」
体が痺れていて、口でしか抗えない。
「本当に嫌かどうか確かめてあげましょう」
地面に降ろされた。
服を脱がされて、局部が顕わになる。
「や…!」
性器が反応していた。
「体が痺れていても、こことここだけはちゃんと動くようですね」
すでに頭をもたげてしまっていた性器と、ひくついている後孔をつつかれる。
「ん…あ…っ」
ぴくんとして呻く。
「まだ何もしてないのに。あれを見て、興奮したんですか?
随分いい体になりましたね」
「や…ちが…う…」
「何が違うんですか?こんなになっているのに。あなたは本当にどうしようもない嘘つきですね」
「やだ…やだ…!」
必死に拒んでいると、シャーレンが立ち上がった。
「そうですか、そんなに肉食獣に食べられたかったんですね。それは失礼しました。ではさよなら」
「待って…わかった…待って…」
背を向けて去っていくシャーレンに、涙声で叫んだ。
「何ですか、結局する気になるなら最初からそう言いなさい。
私が行ったり来たりするはめになって、迷惑でしょう?」
「……」
また抱き上げられて、今度はあの蠢く植物の前に降ろされた。
「や…やだ…!」
そのまま、植物が身体に絡み付き始めた。
だが、身体が痺れていて、逃げることはできない。
粘液に濡れた蠢くつたによって、両腕を頭の上に持っていかれて縛られ、両足は外側に大きく開かされた状態で固定された。
尾もつかまれて、尻にあたらないように、上げられた。
丸見えになった局部が、ちょうど微笑んで眺めているシャーレンの方に向いた。
だが身体は、下半身を下にして少し斜めに傾けられてしまい、
そこがどうなっているかも、シャーレンが眺めていることも、自分でも見える。
「や…!」
恥ずかしさに紅潮する。
「植物にも、あなたの気持ちがわかるようですね」
「や、だ…!あ…ン…っ」
胸の先端や性器の先端をいじくられる。
粘ついた液が肌をなぞっていくのが、気味悪く、そしてもどかしい。
触手のその動きに、感じる場所を探られているような気さえした。
「や…あ…っ…はぁ…」
後孔が、触手によって両側から拡げられた。
敏感な場所を空気にさらされて、ひくりと体を身悶えさせる。
その入り口に、さらにもう一本の触手が近寄った。
太いそれの表面にはいぼが無数についており、そのそれぞれのいぼから液体が出ていて、表面が濡らついていた。
「や…やだぁ…ッ!」
そんなものが入ってくると思うと、気持ち悪さに涙が出た。
「そういう割に後ろはひくついていますよ?」
「ん…」
青い目にじっと見据えられて、顔が熱くなった。
「ひあぁ…ん…っ!」
植物がいぼから、慣らすように粘液を出して、後孔に入り込んでいく。
ぐちゅぐちゅと、淫靡な音をたてながら、内側をすられていく。
異物が与える快感をにがさないように、気持ちと裏腹に後孔は締まった。
目尻からこぼれた涙で視界がぼやけた。
「あ…く…っ」
生き物のように脈動する植物の形を意識すればする程、中の感触がはっきりわかる。
いぼが中をすって、快感を与えられる。
「ああ…っ」
乳首や性器を刺激する触手の動きも止まりそうにない。
震える内股を、勃起した性器からあふれる蜜が伝った。
「そんなに気持ち良さそうにしてもらえると、私も嬉しいですよ」
中の触手に弱点をすりつけるように、腰を使い始めたフィルシスに、シャーレンが意地悪く笑った。
「…ァ…ちが…はぁ…ッ!」
今度は無数のいぼから冷たい液体が吐き出される感触がした。
それは浣腸液を入れられた時のようだった。
「や、だ…!」
触手が、液体が染み渡るまで待つように、しばらく肛門を塞ぐ。
「中まできれいにしてから、産みつけるようですね」
冷静に観察するような声が、見られていることを思い出させた。
「ふぁ…だ…め…っ!」
長く長く感じられる時間の後いきなり、いぼだらけの触手が中を離れた。
それをきっかけに肛門が収縮し始める。
「ッン…あ…やぁ…!」
甘い声が洩れ、汚い音とともに押し出された排泄物が地に落ちる。
「そんな声、出しながらして、まさか気持ちいいんですか?」
「や…っ」
すでに勃起した性器は、肛門に力を入れて便が吐き出されるたびに、ぴくぴくと震えた。
「く…ッやあ…」
全て出し終えても、次は洗浄のためにまた液体を入れられる。
その間も、ずっとこちらを眺める視線が、恥ずかしい。
「あ…う…」
何度も流し込まれて、吐き出させられた。
体の下の地面に、汚れた液体が水溜りのように溜まっている。
「やだ…」
今度はまた別の形の触手が近寄ってきた。
それは先端に、大きな穴が一つ開いているだけだ。
そこから少し泡のような液体が吹き出ているのが見えたと思った瞬間、後孔に入り込んできた。
「ん…あ…ああぁッ!」
中に固形物が大量に流し込まれるのを感じた。
「今、卵を入れられましたよ」
言われなくてもわかるのに、一つ一つ見られていることを認識させられて、恥ずかしくてたまらなかった。
「ん…ん…!」
卵は粘液にまみれていて、後孔の内側にへばりつくようになっているのを感じた。
中に入れられた異物が、中で擦れて、小さな刺激を与え続ける。
それに悶えている時、今度は細い触手が、蜜を垂れ流しっぱなしの先端をつつきはじめた。
「やあ…っ!」
しかし尿道の入り口を塞いでいる拘束具のせいで、中に入り込めない。
辛いながらも少し安堵していると、前に手をかけられた。
「仕方ないですね。植物に免じて、はずしてあげましょうね」
「そんな…やだ…っ!ア…ああ…っ!」
拘束具がはずされるとすぐに、のけぞって射精した。
腹にほとばしった液がかかる。
「ん…ぁ…」
余韻でひくつく先端に、すぐに細い管のような触手が、入り込んでいく。
「嫌…ぁ…あ…ッ」
それはカテーテルを通される時の感触に似ていた。
尿道を奥まで刺激され、無理矢理放尿を促される。
痛みと快感が襲う。
「や…あァ…ッ!やだ…!」
後孔の中の固形物と、尿道の最奥でうごめく触手と、両方に前立腺を刺激され、あまりの快感に、束縛された体を仰け反らせた。
「は…っあ…はぁ…」
喘ぎを洩らす口から涎がこぼれる。
「んや…っ!」
黄色い液体がほとばしった後、またそこに細い触手が入り込んだ。
「ひあ…ッ!」
今度は得体の知れない液体が尿道を逆流する。
「く…ああぁ…ッ!あ…!」
あまりの痛みに、体を反らせて泣き叫んだ。
せき止められている方がましだった。
先程の射精の解放感も意味がなくなる程、精巣が植物の液体で満たされた。
精巣だけではなく、膀胱も満たしていく。
すぐに股間のものが持ち上がる。欲情と尿意がわきあがる。
射精しそうになった瞬間、入り口を塞ぐものがあった。
「や…だ…ぁ…」
今度は別の触手が粘着した液体を出して、尿道に流し込んだ液体が外に洩れないように、性器の入り口を固めた。
「あ…あ…ッいや…だ…!」
それが終わるとようやく解放され、地に降ろされた。
激しく動いていた植物が、元の位置に戻って静かになった。
「ん…」
「前にも産みつけられたんですね。気持ち良くてたまらないでしょう?」
立ち上がれずに地に横たわったままでいると、先端の塞がれた箇所を突付かれる。
「あ…ん…っ」
液状の卵を入れられた時は痛くてたまらなかったが、今は薬を飲まされた時のように性器が熱かった。
「生殖器にも産みつけたのは、交尾の際に相手の体にも入り込んで寄生できるようにですよ。
誰かとしたくて、たまらないでしょう?」
「あぁ…はあ…っ!」
説明しながらその場所を弄くる指に、身悶えた。
確かに、本能に支配されそうになる。
「んや…な…に…」
快感と疲労で起き上がれずにいると、植物のつるで、腕を後ろで縛られた。
「きれいにしてあげましょうね」
抱き上げられて、馬の背に乗せられた。
小さな球状の卵はいくつも集まって一つの固まりになっていた。
だから表面に不規則に凹凸ができている。
馬が歩くたびに、その振動で中の卵が内襞に擦れた。
「あ…も…だめ…」
「我慢しなさい」
「やぁ…!」
シャーレンはただ一言そう言って、悶えるフィルシスの喘ぎ声を聞くだけにした。

そのまま小川の近くまで連れて行った。
短い草の生えた地面の上に身体を降ろす。
「ん…」
ぐったりした身体を仰向けにして、開脚させた。
中心で、体液にまみれた性器が猛っている。
「出させてほしいですか?」
聞かなくてもわかることを、弄りながら聞く。
「んあ…あ…!」
しばらく、指の腹で押さえたりしてそれを刺激した。
半開きの口から涎を垂らし始める。
ずっとせき止められた欲情に苛まれて、頬を紅潮させながらも、眉をひそめて辛そうな表情。
「ここ、全部空になるまでたくさんしないとだめですね。
液状の卵とあなたの精液が混ざってしまってますからね」
睾丸に触れてさすり、膨らんだままの先端の入り口をふさぐ、繭ような固まりに触れた。
「あ…っや…」
「これは生殖器に挿入すると、その体内の温度で溶けます。
雌の獣にでも入れてみますか?初めてが、獣とすることになりますけどね」
「やだ…!」
激しい疼きに、心のどこかでそれでもいいと思ってしまったのを、必死に抑えて、呻くように呟いた。
「では無理矢理剥がしますか?とても痛いですよ」
そう言って、繭のほんの少し端を無理矢理剥がしてみると、辛そうに反らせた顔から、涙がこぼれた。
「や…!」
涙をぬぐって耳をなでた。
「仕方ないですね。しばらく空気に触れなければ融け始めるはずです」
固められた場所を包み込むように握った。体がぴくんと波打つ。
「はぁ…」
しばらく握っていると、先端を覆っていた固まりが融け始めた。
「んあ…っ!」
達しそうになって、身体を仰け反らせる。
しかし、射精寸前の所で、はずしていた拘束具をはめた。
「あ…やだぁ…!」
「我慢も覚えましょうね」
意地悪な笑みで、膨れたままの性器を根元から先端へなであげた。
「く…ん…っ」
辛すぎて、涙が出た。
きっとまた、散々焦らされて、恥ずかしいことをたくさんさせられて、言わされるに決まっている。
「先にこっちを出しましょうね」
「んん…っ!」
尻をなでられて、四つん這いにさせられた。
正確には、腕は縛られたままなので、肩や顎は地についていた。
尻だけが高く上がっている形になる。
「んぁ…」
そうして、後ろに回られて、また尻をなでられる。
「はい、好きなだけ出してください。尻尾はあげてくださいね」
尾をつかまれて、なでられた。
「や…腕…ほどいて…」
体の痺れは大分ましになった。
恥ずかしいが、指を中に入れて取るしかないのに。
「何故?いつも排泄している時のようにすればいいだけですよ。さっきもしていたでしょう」
「そんな…」
何度見られても、恥ずかしいものは恥ずかしい。
「早く出した方がいいですよ。それとも孵化するまで待ってみる気ですか?内側から食い破られますよ?」
だが意地悪な答えしか返ってこない。
「……」
仕方なく、肛門に力を入れた。
シャーレンが最初に言ったことを変えたことはないし、あったとしてももっと酷くなるだけだ。
「ん…ッ」
尻と白い尾を、高くあげた格好で力を入れた。
粘膜に覆われた卵が少しづつ、びしゃりと落ちていった。
「そう、それでいいですよ」
「あぁ…ッ!」
粘液につつまれた卵は中で張り付いているようになっていて、かなり力を入れなければならなかった。
不自由な体を揺らしながら力む。
いくつもの球状の形が集まっていて、表面に不規則に凹凸のある硬い卵の固まりをしめつけると、
後孔の内側が刺激されて、快感が生み出された。
「ん…んあ…ッ!」
卵が内壁をすれて与えていく快感に身悶えながら、その快感に崩れそうになる体を支えながら、少しづつ排出していった。
喘ぎを洩らす口から零れた涎が、地に顎を伝って、地面に溜まった。
「ああ…はぁ…っ」
時折震える尻をなでられて、全て見られていることを思い出すと、恥ずかしさと興奮が沸き上がった。
内股を流れる粘液や自分の体液の感触にも、体が震えた。
「あぁん…!」
内壁を擦っていく快感に、込めていた力が抜け、固まりの卵がまた中に戻ることもあった。
その時の、後孔の浅い部分を刺激される感触がたまらなく、何度も味わってしまいそうになった。
「んん…や…」
ただ、無言で自分の後ろを眺めているシャーレンのことを思い出す度に、理性が戻る。
「はあ…はぁ…ん…ッ!」
全て出し終わったのを感じると、地に崩れた。
「ん…」
「卵が残っていないか、確認してあげましょうね」
今度は指が入ってきて、ゆっくりかき回す。
「私の指をちぎる気ですか?こんなに締め付けてきて」
小さく笑って、中をかき回される。
「ん…あ…っ!はあ…ぁ…ッ!」
声が変わる場所を、体がはねる場所を的確に突かれる。
「全部、出せたようですよ」
奥まで犯していた指が抜かれた。
「あ…っ」
引き抜かれて、思わず切なげな声が出た。
「抜いてほしくなかったんですか?今までずっと入っていたのに。
きちんと頼むなら、入れてあげないこともないですよ」
後ろから、股の間に手を入れられて、睾丸や性器を握られて、揉まれた。
「ん…ん…!いや…っ!」
「頼まないなら、このままですよ」
ひくついている後孔や蜜の垂れる性器を刺激されて、焦らされる。
「ほしい…いれて…」
仕方なく口を開いた。
だが、挿入はされずに、指で焦らしたまま、言葉で返事が返ってくるだけだった。
「何を入れてほしいんですか?もう一度、この卵を入れますよ?きちんと頼むならって、言ったでしょう」


PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル