「……」
なんて、ひどいんだろう。
シャーレンはここにいないのに、こんなにも自分を苦しめていく。
「イきたくないのか?」
ヴァインがせせら笑った。
言うしかなかった。
自分が言わなければ、どんな事をされるか、大体の想像はつく。
「…淫乱な…お尻に……あなたの太いものを…入れてください……」
情けなくて、悔しくて、仕方ないけれど、疼く股間に耐え切れず、シャーレンがいつも自分に言わせる淫らな言葉を口に出した。
羞恥と屈辱のあまり、ハウゼンとヴァインの方は向けなかった。
こんなにも離れているのに、自分の心からシャーレンが離れない。
本当にひどい。
自分の体も心も、求めずにはいられなくしておいて、でももう今はここにいない。
「………」
そんな事をふと考えて、寂しさと切なさに耐えられなくて、一筋涙を流してしまった。
きっとハウゼンとヴァインは、それが屈辱と恐怖の涙ではないことに、気づかない。
勝ち誇ったような微笑を浮かべているから。
「いい眺めだな、舐めろよ」
床に崩れ、ちょうど自分の腰の高さ辺りにあるフィルシスの眼前に、ヴァインが自分の股間のものを差し出した。
白くきれいな髪をぐっとつかみ、その口に性器をねじ込む。
「前みたいに噛みやがったら、許さないぞ」
「ん…っ」
仕方なく舐め始めた。そうでもしていないと、涙が止まらなくなりそうだ。
先程の興奮からか、すでに少し硬くなっていた。
頭を前に出して、膨らんでいくそれの全体を舐めていく。
「んぐ…ッ」
やがて、口の中に勢い良く注がれたそれを、普段の癖で、従順に飲み下してしまった。
ヴァインがくっと、笑うのが聞こえた。
「口の使い方も上手だな」
命令されずともきちんと飲み込んだのを見て、ハウゼンに嘲るように鋭く言われる。
「では、今度はもっと、乱れさせてやろう」
そう言って、ハウゼンは部屋を出て行った。
不安に襲われたが、それを気にする暇はなかった。
「じゃあオレは、待ってる間に愉しませてもらうよ」
ヴァインが、床に座り込んだままのフィルシスに目線をあわせるように、しゃがむ。
屍肉を狙うハイエナのような目で、怯えを隠しているフィルシスの瞳をのぞきこんだ。
「嫌だ…!やめ…っ」
床に仰向けに押さえ込まれ、両膝の裏をつかまれる。
「どうせ、あの魔術師様にも団長にもたくさんやられているんだろ」
その言葉を聞いて、一瞬ひっかかった。
離反したようなのに、まだ”団長”と、呼んだ。他に特に呼び方がないからかもしれないが。
だが、それについて、熟考している場合ではなかった。
「あ…っ!嫌だ……っ」
そのまま膝立ちになったヴァインが、両足と一緒に持ち上げた、フィルシスの後孔をじっと眺めた。
喘ぐように、ひくひくと淫らに収縮していた。
「何が嫌だ、だ。欲しそうにしやがって」
鼻で笑って、フィルシスの足を小脇にかかえたまま、その蠢く後孔に挿入した。
「や……ッ!んあぁ…っ!」
そのまま、休むことなく突き上げられる。
突き上げに呼応するように、後孔の内側がひくひくと動く。
「相変わらず、いい締まり具合だな」
突かれる度に、首輪に繋がれた鎖がしゃらしゃらと鳴る音と、ぐちゅぐちゅとヴァインの先走りが内襞にすれる、淫らな水音が響いた。
「あッ…やぁ…!あ…ッん!」
ヴァインの突き上げ方は、直情的だった。
シャーレンのように、自分から頼むまで何もしないというような事はない。
奥まで裂かれるような激しい突き上げに、ひっきりなしに甘い声が漏れた。
「く…っ出すぞ…」
「や…ッ!はあ…っ!」
ヴァインの小さく呻く声と共に、後孔の奥に流し込まれる体液を感じた。
中に出されても、ヴァインはまだ抜かなかった。
動かすたびに、くちゅくちゅと響く淫らな音をフィルシスに聞かせるように、性器の出し入れを繰り返した。
「あ…ッ!嫌…っ…ん…!」
後孔からあふれ出たヴァインの精液が、尻や太股を伝う。
「何だヴァイン、気が早いな」
後孔を貫かれて、嬌声をあげているフィルシスを見て、戻ってきたハウゼンがくくっと笑った。
背後には、あの魔術師らしい人がいた。
シャーレンが、他人がはずせないように拘束具にかけた魔法を、解かせるためだ。
相変わらず、頭からすっぽりと貫頭衣を被っていて、どんな姿なのかもわからない。
「う……っや……」
何人もの人に、ヴァインに後孔に性器を入れられたままの、こんな格好を見られることが苦痛でたまらなかった。
そそり立ち、拘束具の隙間から蜜を吐き出して、ぐしょぐしょに濡れている性器に手をかざされた。
ふと視界に入るその手は、細く小さな印象を受けた。とても男の手には見えない。
もしかすると女の人にまで、恥ずかしい姿をさらけ出していると思うと情けなくなり、もう直視はできなかった。
魔法を解き終えると、その人は部屋から出て行ったことが、唯一の幸いだった。
「イきたいか?」
ハウゼンが、苦しそうなフィルシスの性器に手をかけて、軽く揉む。
「ん…っ」
拘束がはずされたのを感じて、フィルシスは無意識の内に、股間に手をやりかけた。
しかしまた、ハウゼンにその動きを止められ、我に返り、自分の浅ましい行動に気づいた。
「まさか、自分の手で遊ぶなんて淫らな事、聖騎士様はしないよな?」
にやっと笑うヴァインにそう言われ、フィルシスは羞恥に顔を背けた。
「……う…っ」
先ほどまで何度も突いてきたヴァインが、今度はいきなり後孔から自身を抜いた。
「や…っ!」
あと少しの刺激を与えられれば、射精できるのに。
もどかしくて思わず声をあげてしまった。
「そんなに入れて欲しいのか?」
ヴァインがかかえていたフィルシスの足を降ろし、自分のものを下着にしまい、着衣を整えた。
「ん…っちが…ッ」
「人間よりも、もっと太いものをやろう」
低く笑ってハウゼンが、両手を構え出した。
それを見てフィルシスはびくりとした。
何かを呟きながら、指で複雑な印を結んだ。幼い頃に一度、見たことのある召喚術。
自分の胸の前であわせたハウゼンの手から、大きな光があふれ、広がる。
次にハウゼンが両腕を開いた時、光が消え、そこに大きな魔物が立っていた。
ぐるるるる…と、唸る声が響く。
「……!」
それは、犬のような、狼のような頭の、黒く大きな獣だった。二本足で立てばきっと、ハウゼンと同じぐらいの大きさだ。
だが、その魔物は大きいだけではなかった。
獣の頭が三つあり、尾は蛇だった。
「嫌…嫌だ…っ」
あまりの衝撃に、我を忘れて叫んだ。
涙を堪える余裕もなくなった。
「じっとしていろ、喰われたくないならな」
ハウゼンにそう言われても、それを聞いている程冷静ではなかった。
だが、逃げる前に飛び掛かられる。
獣の開いた口から、べとりと涎がこぼれ、肌にかかった。
「嫌だ……あ…っ!やッ」
荒らぶる獣の呼吸音が聞こえる。
生暖かい大きな舌が肌をなぞるのがわかる。
唾液が肌にぬらつくのがわかる。
「ぁ…ッく…あ……っ」
それにぞっとしながらも、敏感な体は、快感にひくひくと震えた。
三つある頭の内、左は胸元を舐めまわし、真ん中はそそり立つ陰茎やその周辺の肌を舐め始めた。
「はぅん…ッ!」
それだけで、フィルシスはすぐに達したが、丹念に舐める舌の動きはまだ止まらない。
右の頭は、肛門付近に舌を這わせ始める。
「ひあ…あぁ…ッ!」
全身の性感帯を舐められて、フィルシスは悶えた。
腰をくねらせて喘ぐ様を、ハウゼンとヴァインが嗜虐的な笑みでじっと眺めていた。
時折、魔物の尾の蛇が、長い舌を伸ばし尿道の中に出し入れする。
「ああ…ッやあぁ……っ!」
絶え間なく与え続けられる気持ち良さと、くすぐったさに悶える。
「気持ち良くさせてもらっただろう?次はお前が奉仕してやれ」
射精したばかりのフィルシスのそれが、再び反り返り始めたのを見て、ハウゼンが命じた。
「や…っ」
ハウゼンが操ったのか、魔物が今度はフィルシスの仰向けの体をまたぎ、下肢を口元に向けて、フィルシスを押さえ付けるように体の上にうずくまった。
「ん…っふ……ぅ……ッ」
獣のごわごわした太い毛が体中に当たり、痛かった。
体毛の中に隠れていた獣の性器を唇に当てられ、口内にねじ入れられる。
きつい獣の臭いが鼻をつく。
「ん…っん…っ」
大きすぎて、全てはとても口に入らない。
少しづつ、舐めあげると、さらに膨らみ始め、息がつまりそうになる。
「んぅ…ッ!」
ぴちゃぴちゃと淫らな水音を立てて舐めている中、獣も三つの舌で、フィルシスの陰茎や睾丸、震える白い内股を舐め始めた。
尾の蛇には、耳をまさぐるように、舌を入れられる。
「獣同士、楽しむといい」
びくんと、何度も跳ねるフィルシスの体を見て、ハウゼンが嘲笑した。
「く…ん…っ」
見世物を見るようにこちらを眺めているハウゼンとヴァインの視線が辛くて、きつく目を閉じた。
閉じた目から涙があふれ出したが、時折快感にびくんと跳ねる腰が止められない。
獣に舐められて、再び股間が熱を帯び出しているのがわかる。
「んんぅー…ッ!」
魔物の方もそろそろ絶頂が近いのか、喉の奥に一物をすりつけるように動かしだした。
苦しくて吐きそうになる。
快感と嫌悪で、おかしくなりそうな中、獣の苦い味が口の中に広がった。
「あ…く…ッ」
しかし、量が人間よりも遥かに多く、飲み込みきれずに口を離した。
慣れない味に嗚咽を洩らしてしまう。
苦しみに引き出された生理的な涙が、次々とこぼれた。
それでもまだ止まらない魔物の精液が、顔にびしゃりとかかる。
「はあ…っ…は…ッ」
射精の余韻と、飲み込まされたものの苦い味に、体液に濡れ光る体を震わせた。
「さあ、今度は後ろに入れてやろうな」
嬉々としたハウゼンの声が聞こえる。
獣の巨体が自分の体の上から離れ、足元に方に回ったのが見えた。
「やめろ…っ嫌だ……!」
そのままのしかかられて、前足で腕を押さえられ、後ろ足で太股を押さえ込まれる。
「いやだ…あ…っ!」
我を忘れ、泣き叫んで抵抗したが、巨体にのしかかられては振りほどけない。
「や…痛い…あ…ッ!」
体と同じように、人間より遥かに大きいそれを、後孔を押し広げられるように突っ込まれる。
フィルシスは一瞬の激痛に身を強張らせたが、やがてそれを、淫らな体が快感に変えた。
三つの頭が興奮に垂らした涎が、股間や乳首の上にかかる。
「ああ…ん…っ!」
たまらない嫌悪で吐きそうになるのに、どくどくと、熱く脈打つ感触が、浅ましい後孔を満足させる。破裂しそうに大きい。
自分のものも、同じように、再び脈打ち始め、とろとろと、先走りを零し始めた。
「そんなものまで咥え込むのか?お前は本当に、はしたない体だ」
「だから、言ったでしょう、こいつは十分調教されているって」
獣の性器を受け入れて、甘い声を出して身悶えるフィルシスを見て、二人が嘲笑った。
フィルシスの後ろを貫きながら、魔物の三つの首が、固く尖って色づいた乳首や、ひくひくと震えている性器をべろべろと舐める。
「やあぁ…ッ……!ァ……ァ……っ」
先程ヴァインに中に出された精液と獣の性器が、ぐちゅぐちゅと淫らな水音を立てた。
本能のまま奥まで激しく突かれる。
我知らず、腰がひくんと一跳ねする。
後孔の中で、どんどん大きくなっていく。拳を入れられているようなものだった。
「ん…ぁ……ッ!ああぁ…っ」
嬌声が漏れ出すのを止められない。涎と精液にまみれた体は、興奮に汗ばみ、紅く染まっている。
気づけば、快感に腰を振り、白い尾が揺れていた。
激しい喘ぎと、魔物の荒い鼻息が混ざる。
「いい光景だ」
恥辱と快楽に翻弄されて、嘲りの声はフィルシスの耳に入らない。
「はあ…っ!あ…!」
腰をくねらせていたフィルシスの動きが止まる。
びくんと背を反らせたままの体勢で、息を詰めて射精した。
腹や顔に、また白い液がかかる。
「本当に尻だけでイったのか」
ハウゼンが蔑むような暗い視線を向けた。
「ああ…ッあぁん…!」
だが魔物はまだ達していない。
射精直後の敏感な体を、獣が満足するまで突き上げられる。
「あ…っふ…ッ!ああ…っ!」
体の奥に、獣の精液を注がれる。
人間よりも激しい勢いと量。
敏感な後孔は、それにもしっかり感じていた。
「化け物にぶちまけられて、感じるのか?」
目を見開きながら身悶えて、震える唇から涎を垂らし、濡れた声を出すフィルシスに、嬉しそうにヴァインが嘲笑った。
フィルシスの中に、たっぷりと獣の精液を注がせてから、ハウゼンは魔物を離させた。
「う…っ」
唾液と体液にまみれ、口からも後孔からも獣の精液を垂れ流すフィルシスの、萎えた性器から別の液が漏れ出した。
じょろじょろと、床に広がる。臭気が辺りに満ちた。
屈辱と羞恥と恐怖で、涙が次々と溢れ出した。
「漏らす程良かったのか?」
ハウゼンとヴァインの言葉と嘲笑いの声も、フィルシスは最後まで聞かなかった。
ショックと疲労で、意識を失ってしまっていた。



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