「こっちはどうですか?」
開いた足の間で硬くなっているフィルシスの睾丸に触れた。
「あ…ふ……ッイきたい……っ」
涙をにじませて、勃起できない痛みに呻く。
「そうですか」
素直にねだる程、切羽詰っているフィルシスに、それだけ答える。
優しい微笑を向けながら、次は尻をなでる。尻尾がぴくんと跳ねた。
「後ろも寂しそうですね」
前の疼きにつられて、収縮している後孔を眺めた。壁際から浣腸の道具を取ってくる。
「んう……っ」
ひくりと、フィルシスの白い喉が鳴る。恥辱と興奮…体に染みついている快感を思い出して。
「きれいにしてから、入れてあげましょうね」
台の上に寝かせたままのフィルシスの後孔に浣腸液を注入する。体が拘束の許す限り仰け反った。
上部と下部をベルトで拘束されて押し出されていた胸が、ぶるぶると震えた。
「く…ん……ッ」
冷たいガラスの管と薬液の感触に、また熱くなった股間がびくんと脈打って、痛みをもたらす。
「出したくなったら、言うんですよ」
しっかりと栓をして、拘束をはずす。
台の端に腰をかけて、膝の上にフィルシスの頭を乗せた。
「はあ…ぁ……んっ…」
額にじっとり滲み出す汗、震える唇。
ひそめた眉の下で、閉じかけた瞼の間から、潤む深紅の瞳が覗いてる。
何度見ても、眺め尽くしても、魅了するフィルシスの苦悶の表情。
十分に薬液が染み渡るのを待っている間、泣いているフィルシスの耳をあやすように優しくなでる。
「ん……っ」
膝の上でフィルシスは体を震わせた。
苦しくて恥ずかしくて泣き出したくなるような事をされているのに、今まで一人だった所にシャーレンが来て、抱いてくれる喜びも混ざりあって、よくわからない。
ただ、シャーレンにしがみついて、苦しみに耐えた。
「もう……出したい……」
弱々しく呟く。腹がぐるぐるし始めて、気持ち悪い。
「何を」
意地悪く笑ってシャーレンは、返事をした。
きゅうっとしがみついて、恥ずかしそうに見上げていたフィルシスが、哀しそうに押し黙る。
「んう……っ」
膨らんだ下腹部を強く押すと、びくっとフィルシスの下肢がくねる。
「……う…うんち………」
再び目に涙をにじませてそう呟く。言葉の最後の方は小さな泣き声だった。
「イイ子に言えましたね」
褒めるように、フィルシスの頭をなでる。寝かせていたその体を抱き上げて、床に四つ這いにさせる。
「あ……」
震えている股の間に、ガラスの大きな容器を置いた。
フィルシスの後ろに回って、ふわふわの尻尾をつかんで上に持ち上げ、後孔の栓を外す。
ぷしゅっと漏れる体内の空気。
「ん…くぅ……ッ!」
ぐぷぐぷと醜い音を立てて、腹に溜まっていた便が吐き出される。
「今、大きいのがたくさん出ましたね」
後孔の入り口に盛り上がっていく茶色い塊が、ぼとりと落ちていく。
「いや…っ見ないで……」
一つ一つ、言い聞かせるようなシャーレンの声が恥ずかしくて、フィルシスはとめどなく涙を流した。
「はぁ……あぁ…ッ」
便が尻の中をすって、滑り落ちていく感触にさえ快感を感じる。
ぼたぼたと、半ば液体のようになっていた便と共に、疼く股の間から愛液まで漏れ出していた。
「あぁん……っ!」
最後には、腕で支えられなくなって、肩を床につけ、腰と尻だけを高くあげていた。
尖っている乳首の先端が床に当たり、胸をすりつけてしまう。
「ふふ…そんなに気持ち良い?」
透明だった容器に、大きな固形物が溜まり、茶色になっていく。手に掴んでいる白い尾が、もぞもぞと動いている。
「ゃ……」
次は洗浄液を入れる。ゆっくりと。
「ふ…ぁ…ッん…あぁ……っ!」
ぶしゅっと、まだ残っていた便の欠片が飛び散る。
尻を震わせて、甘い声で鳴きながら、フィルシスはただ激しい股間の疼きに耐えるしかなかった。
早くして欲しいのに、でも、もう何も言いたくない。
「やぁだ…もう……」
終わる頃には、かちゃかちゃと片付ける音を聞きながらフィルシスは、顔を伏せてただ泣いていた。
「今度はちゃんと、ここに入れてあげますからね」
「んうぅ…っ」
漏れ出す愛液と、収縮のとまらない花びらを、指でつつくたびにびくっと震える体。
すすり泣くフィルシスを優しく抱きしめながら、首輪に鎖をつけた。
「や…っ…なんで…」
腕の中でびくっとしたフィルシスの耳をなでる。
「居間でしましょうね。それとも、この部屋でする方がいいですか?」
「……」
そう言われて、フィルシスは力なく首を横に振った。
鎖でぐいっと引っ張られて、犬のように四つ這いで歩かされるのは嫌だったが、この暗い地下室にいる方が嫌だった。
「ん…ふうぅ………」
歩くたびにぶるぶると、垂れさがった乳房が揺れて、それすらも刺激になる。
そのまま快感に耐えながら、階段や廊下を、鎖を引かれて四つ這いで歩かされた。
だが居間に連れてこられた時、フィルシスはびくっとして止まり、シャーレンの後ろに隠れた。

「よう、女の子になったって?」
にやにやして、ソファに座っていたラークがフィルシスをじっと見る。
こんな姿を見られる事がたまらなく恥ずかしいはずだったが、魔法の効いているフィルシスの体は、羞恥よりも快感や疼きを生み出していた。
「折角来てくれたのですから、舐めてあげなさい」
「や…っ」
鎖をぐいっと引っ張られ、ソファに腰かけているラークの前に連れられる。
ちゃんと頼んだのに、まだ入れてくれない…でも、それについて文句を言うのも恥ずかしい。
「別にそんな事はいいさ、俺はお前より優しいから」
ラークは、胸を隠して羞恥で赤く染まった顔をあげられない、フィルシスの頭をなでた。
それは初めてフィルシスに会った頃は仇敵だったから、シャーレンに頼んで無理矢理犯した時も、いい気味だとか、面白いとかそういう事しか思わなかったが、今は違う。
「では、本人に選ばせよう」
ラークの片足をそっと握ってしゅんとしているフィルシスの白い耳をなでる。
「舐めたくなかったら、別に舐めなくてもいいですよ。でも、舐めないのなら、ここにも何もしてあげません」
ひくひくしている股間に軽く触れる。
「ひ…ぁ…」
それだけで、激しい疼きが全身を走った。かけられた魔法の刺激は、とっくに限界を超えていた。
「はあ…っぁ……」
焦れる股間に呻きながら、フィルシスはおずおずとラークの下着を自分で脱がせた。
現れた男根を見ると、疼く膣がきゅうっと締まって涎があふれそうだった。
「今日は随分従順だな」
股間に顔を埋めているフィルシスの頭を優しくなでた。
「今は魔法が効いているからな、男が欲しくて堪らなくなってる」
シャーレンはラークの側に座って、そんなフィルシスの痴態を微笑んで見下ろした。
わざとらしく首輪に繋いだ鎖をかちゃかちゃと鳴らす。
「可哀想な事してやるなよ」
そう言いながらも、巧みな奉仕にラークが息を荒くし始めた。
そんな様子を見ると、シャーレンはくすっと笑ってフィルシスの鎖を強く引いた。
「じゃあ、舐めてもらうのは不服か?」
「んぅ……っ!」
鎖を引かれた衝撃で、フィルシスが口に含んでいたものが抜ける。
「おい、まだイってないぞ」
中途半端に投げ出されて、文句を言う。フィルシスの奉仕を受けてすでに立っていた。
そんなラークの腕をそっと引いて、シャーレンは微笑んだ。
「三人でしよう、入れる所がちゃんと二つあるのだからな」
「ご主人様がこんな事言ってるぞ」
白い耳をびくっとさせたフィルシスに、ラークがにやりと微笑んだ。
「嫌だ…っそんなの……!」
「嫌なら無理強いはしませんよ。私には別に、あなたにつきあう義務はないのですからね」
首輪に繋いでいた鎖を手放して、ラークにもたれかかる。
見せつけるようにべったりしていると、フィルシスは目を伏せて不安そうに考え込んだ。
「お前なあ、俺は早くすっきりしたいんだ」
「じゃあ、娼館に行こう」
自分で梳こうとするラークの手を止めた。
シャーレンがちらっとフィルシスの方を見ると、耳と尻尾をしゅんとさせながら、股を僅かに揺らしていた。
一人放って行かれそうで、寂しくて悲しくてたまらないのに、ラークの前だから、必死に涙を堪えているフィルシスが可愛らしくてたまらない。
「………」
仕方なくフィルシスはシャーレンの足下に寄り添って、ローブの裾をくいっと引っ張った。
これ以上、一人置いていかれるのはもう耐えられない。
「やっぱり仲間はずれは嫌ですか?」
膝の上に乗せて、フィルシスをぎゅうっと抱き締める。
かわいいと囁く嬉しそうなシャーレンと、寂しそうにしがみついているフィルシスの隣で、ラークが苦笑した。
「ほら、足を開きなさい」
シャーレンはフィルシスを膝立ちにさせて、ラークの腰の上に跨がせた。
「あ…ッぁ……」
自分の股の下に男の性器があるという、それだけの事で、フィルシスの体は興奮した。
「それにしても、でかい胸だな」
最初はそれ程乗り気ではなかったラークも、間近で見ると嬉しそうに乳房を揉んだ。
「ん…!や…っ」
体のどこかに少しでも触れられるだけで、魔法のかかった女性器が疼く。
新しく愛液が溢れ出し、太ももを伝う。
「本当だ、濡れてる…」
膣口ができているその股間に、ラークが手を当てた。粘る体液を漏らしながら指の上でひくつく、男を誘う器官。
「んぁ……っ!」
一度、触れられると激しい疼きが止まらない。漏れる叫びと震えそうになる体を必死に抑えた。
「男の方はイかせてやらないのか」
ラークが今度は面白そうに、はめられた貞操帯に触れる。股間をこんなにぐっしょりと濡らして、射精したくないはずがない。
「女を開発するのに、男の快感は今は邪魔だ」
「なる程な」
フィルシスの細い腰を優しく支えて、ラークが膣に挿入しようとした。
中途半端に煽られて止められ、フィルシスの痴態をこんなに見せ付けられて、もう何もしないではいられなかった。
「…嫌…ッやめ……っ!」
そう言いながらフィルシスの方も、散々焦らされて、もう股間の疼きを堪えられなかった。
溢れる体液が止まらないその場所に、ラークの猛るものの先端が触れた瞬間、満足感が全身を走る。
僅かに残っていた理性で、漏れそうになる喘ぎだけは必死に堪えた。
「はあ…ぅ……」
フィルシス自身の愛液と、舐めてたっぷりと性器についていた涎が混ざり合い、くちゅくちゅといやらしい水音が響く。
「あ…っ!」
魔法をかけられて長い間我慢させられていたそこは、嬉しそうにその太い陰茎を受け入れた。
勃起できない痛みも感じていたが、フィルシスはそれよりも無意識の内に快感の方に集中していた。
「本当に女だな…!」
ぐちゅぐちゅと淫らな音が鳴る。
その音とフィルシスの荒い呼吸音を聞きながら、ラークは手の中で震える大きな乳房の感触を楽んだ。
「んんぅ…っ」
シャーレンよりも大きくて、指が太いラークの手。
じわじわと焦らされる快感はないけれど、胸全てを一度に揉まれて、刺激が大きい。
ラークの逞しい腕をぎゅっと掴んで、悶えて倒れてしまいそうになる腰を支える。
自分の中がどんどん熱くなっていくのを感じた。
無意識の内に、きゅっと股を閉じていた。
「はあ…ああぁ……っ!」
やがてその急速に上がっていった股間の中の熱が弾けた。
それは激しく襲い始める快感の波なのだと気付いた時には、絶頂に体中が震えて仰け反っていた。
顔を上に反らせたまま、しばらく声もなく痙攣していた。
胸を掴まれていなければ、きっと自分を支えられなくて、倒れていた。朦朧とする意識の中、シャーレンとラークが笑うのが見えた。
「イったな」
だらしなく開かれたままの口から、涎の筋が首輪まで伝っている。
「中に出しても…大丈夫なのか…?」
息を荒くしながらラークが聞いた。フィルシスの中は後孔と同様に締まりが良かった。
「ああ、妊娠はしない。だが、まだイくなよ」
「分かってるよ、でも早くしてくれ。俺はさっきいい所で止められたままなんだからな」
それを聞いて、悶えるフィルシスの様子を隅々まで眺めていたシャーレンが微笑んだ。
ソファから立ち上がり、棚に置いていた小さな瓶を取る。
ラークの上に跨っているフィルシスの後ろにまわる。尻尾が揺れていた。
「ひあ…ッや……!」
フィルシスの汗ばむ背を指でつうっとなぞると、絶頂の余韻に浸っていた所に刺激を与えられて、ひくんと身を震わせる。
「嫌がっていたわりに、こっちもひくひくしていますね」
蠢く後孔に潤滑剤を塗りこんだ。
フィルシスと同じようにソファの上に膝立ちになり、その後孔に挿入する。
「ん…ぁんッ!」
前に与えられる快楽に誘発されて、敏感になっていた後孔も刺激され、フィルシスは唇を噛んで抑えていた声が思わず出た。
「お前が入れたら、また漏らし始めたぞ、こいつ」
そう言いながら、愛液が太股まで伝い出したフィルシスの背を、ラークがなでた。
「んう……ゃ……」
シャーレンは首輪の鎖を引いて、恥ずかしそうに俯いていたフィルシスの顔をあげさせた。
汗ばむ額に、乱れて張り付いている白銀の髪を払った。上気した肌、垂れる涎、歪められているきれいな顔。
それを見て、あやすようにシャーレンがやさしく微笑む。
「女の子も、気持ちイイでしょう?」
後孔で抽挿を繰り返しながら、シャーレンはフィルシスの耳元で囁いた。
ぴくんと吐息に反応する白い耳。
尖った乳首の先端をラークがこりこりと揉むと、後孔も膣もきゅうっと締め付ける。
「ん…ん……っ!」
体の中で脈打って、かき回す二本の熱い楔に、フィルシスはびくんと背を反らせた。
激しく突き上げられて、前と後ろから差し込まれているそれが、内部で絡み合うかと思った。
気持ち良いのに貞操帯のせいで勃起できない陰茎が痛いが、魔法のせいで激しく疼く膣の快感に比べれば、それはまだ小さいものだった。
「ん…く…ああぁ……ッ!」
嬌声をあげて、再びフィルシスの体が大きく仰け反った。今度は膣の中が熱いのではない。
鈴口に拘束具をはめられたまま後ろを突かれ続けて、射精せずにイった時の感覚だった。
がくがくと膝が震える。腰が引けたが、しっかりつかまれていて逃げられない。
達した後も刺激を与えられ続けるのは辛かった。
「またイっちゃったんですか?忙しい身体ですね」
絶頂の瞬間のフィルシスの表情を、最初からじっと見ていたシャーレンは、嬉しそうに微笑んだ。
「はあぁ…っはあ…」
赤い瞳は焦点を失っていた。閉じられない口から喘ぎと涎がこぼれる。
絶頂の余韻に浸る間もなく、敏感なままの体に、前からも後ろからもとめどなく快感を与えられて、フィルシスは何も考えられなくなった。
「ここも嬉しそうに、こんなに泣いていますね」
内股を伝って垂れているフィルシスの愛液を、片方の指ですくい取る。
震える太股を指でなぞっていき、最後に陰核を指でこねると、びくんと体中が痙攣した。
「はあぁ…ッ!や…そこ…っ!」
半開きの唇から見える舌に、指を絡めてすくい取った愛液をすりつける。
「んぁ……!も……っ」
ぴちゃぴちゃと自分の淫液を舐めさせられている暗い興奮に、さらに膣が熱くなる。
早く中に出して、魔法を解いて楽にして欲しい…
ねだるように股をきゅうっと締めて、腰をくねらせる。
「もう、そろそろ…出してもいいか?」
ラークがかすれた喘ぎを漏らして、びくびく震えるフィルシスの胸を強く掴む。
短い赤い髪が小さく揺れていて、呼吸が荒いのがわかる。
「そうだな」
そんなラークの様子に、シャーレンは微笑して答えて、汗に濡れた長い前髪をかき上げた。
「じゃあ出すぞ」
聞いているかもわからないフィルシスに一応告げる。
シャーレンと、お互いの情事の最中の表情を、向かい合って見ている事にラークは少し照れた。
「ぁ…ん…ッ!」
中に精液を出されたら、この激しく疼く魔法から解放される事が嬉しくて、フィルシスは密かに喜んだ。
「ひあ…っ!」
大きな乳房を、ぎゅっと絞るようにつかみながら、ラークは膣の中に射精した。
「ああ……く…う……ッ!」
フィルシスはラークの腕を握り締めた。中を満たす熱い迸りの感触に、力を入れていられなくなる。
唇を結んでも、漏れる声を抑えられない。
また体を大きく仰け反らせて、後孔をきゅっと締め付けた。
「はあ…ッあぁ……!」
同時に後ろでもシャーレンが吐き出すのを感じた。前と後ろに感じる激しい体液。
「や…あぁん…ッ!」
自分の中でもまた新しい愛液が漏れ出し、前立腺への刺激に反応したのもわかる。
それを感じながらフィルシスは気絶した。
ひくひくと痙攣している華奢な体からは、大量の白濁液が、膣からも肛門からも溢れ出していた。
ソファに寝かせたフィルシスの頬をそっとなでて、ラークは身なりを整えた。
「お前、いつか本当に、いくらこいつでも家出するぞ」
気絶しているフィルシスを見て、ラークが苦笑した。
「それが絶対できないと、分かってるからしているんだ」
シャーレンは帰ろうとするラークを玄関まで見送った。
部屋を出る前、ぐったりしているフィルシスの方を一瞬だけ振り返って微笑む。まだ終わりではないから。

「ん……っ」
一人、部屋に残されていたフィルシスは、ぴくんと身体を震えさせてすぐに目を覚ました。
精液を出されたのに、まだあの熱い疼きが治っていない。
「ぁ…ん……っやだ…」
まだ中に、入れて欲しくてたまらない。
先程とは違い、拘束されていなくて自由な腕を下肢に伸ばし、無意識の内に自らの手で花びらをいじくった。
「ん…ふぅ…う……あぁ…ッ!」
激しい快感と焦れる熱に背を反らせた拍子に、ソファからずり落ちた。
それでも、止まらない疼きには関係なかった。床にうつ伏せになったまま、手を動かす。
初めて触れる女性器は、どこに触れれば気持ち良いのかまだよく分からない。
ただ、触れると体中が痙攣するような一点がある事に気づいた。
「ぁ…ん……!」
中に出された精液や自分の愛液が指に絡まり混ざって、ぴちゃぴちゃと、音が響く。
だが、指を奥へ奥へと差し入れても、まだ疼きは止まらない。
こんなにも、中で指に精液が絡み付いてくるのに。
「あ…はあぁ…ッ!」
びくびくと内股が震えた。またイってしまったのがわかる。
その余韻でしばらく動けない。あふれる涎をぬぐう事もできなかった。
「気持ちいい?」
いきなり上から声がして、我に帰る。
ラークを見送った後、戻ってきたシャーレンが意地悪く微笑んで、見下ろしていた。
「あ…っやだ……!」
いたたまれなくなって、目をきゅっと閉じた。
だが気持ちよくて、股間から手を離す事ができない。
「魔法をかけた者の精液じゃないと、解けないのですよ」
シャーレンは座り込んで、床に転がっているフィルシスの頭を仰向けに膝の上に抱いた。
「んん…ぅ…」
優しく耳をなでると、顔を真っ赤にしているフィルシスが、そっと目を開けて見上げる。
「あなたはさっき、誰のがいいなんて、言わなかったのですからね。男なら、誰でもいいんでしょう?」
意地悪く笑って、股の間に手を滑らせる。すでに股を弄くっている小さな手の上に重ねた。
「やだ…やだ……っ」
涙を零しながら、フィルシスはうわ言のように繰り返した。
「今度はせっかく自分で触ってるのですから、中を見せながら言ってもらいましょうか」
シャーレンはフィルシスの股の上から手をどけて、足を押し開いて下肢を自分の方に向けさせた。
「や……」
羞恥にフィルシスはすすり泣いた。だが、ここで言わなければ、この疼きから逃れられない。
冷たく微笑んで、ただじっと眺めているシャーレンに、仕方なくもう一度頼んだ。
「シャーレンの…せい…えき……」
涙で声が途切れる。指でひくついている花びらを押し開いて、声を振り絞る。
「ま…んこに…入れて………っ」
精液と愛液が絡み合って蠢いている中が見える。恥ずかしくて、目をきゅっと閉じた。
「いい仕上がりですね」
シャーレンは今度は優しく微笑んで、汗と体液にまみれているフィルシスを抱き上げた。
「ん……っ」
そのまま風呂場に連れて行く。ゆっくり服を脱ぎながら、隅でひくひくしているフィルシスを眺めた。
浴槽の中に入ると、フィルシスを、向き合うように膝の上に乗せる。
「あぁ…はあ……ぁ」
息が荒くなる。堪えていた喘ぎが、シャーレンと二人きりだと抑えられない。
「んう……っ」
股間の疼きが全身を回るように熱いのに、抱かれるだけで、なかなか挿入されない。
「あ……ん…!」
しがみついたまま、ひくんと身を震わせた。背から腰にかけて、シャーレンの指がなぞる。
「んん…ッふ、ぅ……っ」
そのまま尻に手を当てられて、肉をまさぐられる。
左右に押し広げられて、後孔に触れる湯の感触が鮮明になる。
「ひあぁ…あ…ッ!」
太股に力を入れて、シャーレンの腰を挟んだ。
陰茎と睾丸、女性器の辺りに丁度、硬くなっているシャーレンのものが当たって、再び興奮に体が震える。
「はやく…いれて…っ」
たまらずに催促した。シャーレンの背に手を回して、すがりつく。
湯面まで垂れた涙や涎と共に、漏れ出す愛液も湯を汚す。
「仕方ないですね…まあ、今日は頑張ったからそろそろいいか」
耐えられなくなってねだり始めるフィルシスに、シャーレンは微笑んだ。
尻を揉んでいた手の片方でうなじをなで、もう片腕を背に当てて、寄り添ってしがみついてきていた体をぐいっと抱き寄せる。
「んん……っ」
ひくひくと蠢いている花びらに挿入した。
「あ……ッ!はあぁ……っ!」
大きく開いた唇から、甘い喘ぎが漏れる。欲しくて欲しくてたまらなかったもの。
「ぁ…ッふ…あぁ…ッ!」
「そんなに喘いで。ラークの前じゃ、声出すの恥ずかしいんですか?」
自分にだけは甘えるような鳴き声を漏らすその唇を貪った。
「ん…ふぅ……っ」
口の中を舌で優しくまさぐりながら、中に射精してやる。
激しい疼きをもたらしていた魔法が解けて、フィルシスはぐったりと体の力を抜いた。


「もう嫌だ……やだ……っ」
体を洗われて寝室に連れてこられた後、フィルシスはベッドに潜って泣きじゃくった。
卑猥な言葉を言わされ、屈辱的な行為をさせられ、思い出すだけで恥ずかしい。
ベッドの上で横になると、体に似合わない大きな胸が苦しい。
「そんなに嫌なら他で寝なさい」
シャーレンは、布団の中に潜り込んでいるフィルシスを引っ張ってベッドから出した。
淡々とそう言い放つと、すぐに泣く声が止まるのがおもしろい。
「……っ」
耳も尻尾もしゅんと垂らして、フィルシスは首を振った。
嫌なのは一緒に寝る事じゃなくて、恥ずかしい事をさせられたりたくさん犯される事なのに。
「では一緒に寝ましょうね」
耳をなでると、そっとしがみついてくる。
自分のせいで泣いているのに、自分にしかすがれないフィルシスがかわいくて仕方ない。
くっついているフィルシスを優しく抱きしめて、ベッドに戻った。



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