淫靡礼賛
(16)
そうしておいて、拘束具の端をいやらしい形に伸びるベッドフレームにひっかけると、膝が胸につき
そうなぐらい体を二つに折って大きく脚をひろげたなんとも淫靡な形になった。
睾丸の脇にも、うすく毛が生えていて、それも丁寧に剃りあげた。
全て完了したときは、脚を大きく開いた天使のかわいらしいペニスからアヌスまでが剥き出しになって
いた。座間は激しく勃起したまま、夢中でそれをファインダーにおさめていった。
エロティックな撮影を終えると、座間は興奮に震える手で拘束具を外し、きれいに伸びた両脚を掴んで
白いシーツの上に広げた。両手首は赤の組紐で固定されたままで、脇の下に産毛のような金色の毛が
申し訳程度に生えていた。
そこに吸い付くと甘酸っぱい香りがして、座間はますます興奮を高めた。
ー―このガキときたら、まるで全身がフルーツのようだ。みずみずしくていい匂いまでする。
予想した以上の獲物だ。
鼻息も荒く脇の下を舐めまわしていると、前髪を金髪に染め抜いた頭が揺れた。
「ん・・・。」
(17)
どうやらそろそろお目覚めのようだ。起きて暴れないよう、下半身に馬乗りになってかわいい乳首を
口のなかで転がすと、長い睫毛が二、三度動いて目が半分開いた。
「ん…えっ?」
「よう。やっとお目覚めか?」
「えっ?え…」
起き上がろうとして両手首を動かそうとするが、がっちりと固定されているのでびくともしない。
小僧は目玉が飛び出さんばかりに見開いてあたりを見回し、そして怯えた目付きで座間を捉えた。
「ざ、座間先生・・・?」
座間はベッドの脇にあるテーブルの上に置いた一眼レフを顎でしゃくった。
「キミの素敵なハダカをたっぷり撮影させてもらったよ。」
「え…。」
「安心しろよ。まだ何もしちゃいねえ。これからがお楽しみだな。」
そう言うと、形をくっきりと浮き立たせた両方の乳首を指の間でくりくりと弄びながら頬ずりした。
「はあんッ!」
指の動きにあわせて、ビクビクビクとヒカルの華奢な体が跳ねた。
(18)
動転するあまり、抵抗の意思を示すのさえ忘れているらしい。耳の中に舌をこじ入れて舐めまわす
と背中をわずかに反らして、やけに色っぽい声をあげた。
「あ…ん…あん…くうんっ…」
「いっぺんキミをこんな風に食ってみたかったんだよ。」
首筋を吸い、肩から脇の下におりた。わき腹や腹筋に沿って太い指をそっと這わせながら、すべてを
吟味するように甘く噛み、吸い付くような肌をちろちろと舐めていった。
たちまちのうちに薄い胸やなだらかなわき腹が唾液で濡れて光った。
「さぁて、そろそろうまそうなサクランボをいただこうか」
薄いベージュ色から桃色に染まってピンと張り詰めた乳首を口に含んでゆっくりゆっくり転がす。
「…あ…あっあっあっ…」
予想通りだ。乳首の感度がすこぶるいい。ジュルッと卑猥な音を立てながら吸うたびに喉が翻り、背中
がしなる。
片方を指の腹でやさしく撫で上げながら片方を舌先で転がしたり、軽く歯を当てたりするたびにクッと喉
で声を押し殺すのがわかった。ならば堪えられなくなるまで攻めてやろう。
(19)
扇子を噛むように右の乳首に強く歯を当て、左の乳首をねじりあげると、ヒカルは高い悲鳴をあげ
て暴れた。
「痛ッ…!」
「おっと…!痛かったかい?すまんすまん。」
頭を撫でながら、今度は優しく乳首のまわりを舌でなぞる。痛みのあとは甘い感触を感じやすくなる。
相乗現象というやつだ。一度、大きく声を上げて開いた唇から少しずつ声を漏れた。
「ふぅん…んう…あ…っ…ん…」
ちらと下を見ると、さっきまでピンクの頭を出しているだけだったものが、完全に剥けて下腹につきそ
うなほど反り返っていた。
バナナのように反ってはいるが、やはり小ぶりだ。
「ほう。乳首をいじっただけでこんなに濡れちまうのかい」
白い剥き身のバナナからは蜜が漏れ出して根元まで垂れている。毛をそっくり剃ってしまったから、
おしとどめるすべもなく、これまたうまそうな色に熟れた玉にまで流れ出していて、座間は我ながら自
分の手順に満足した。
(20)
馬乗りになっていたのを外し、両膝を掴んで大胆に広げると、ヒカルは初めて抵抗の声をあげた。
「や、ヤダ…!やめてくださ…んん…」
滴り落ちる蜜に沿って舌を当てると、キュンと息を飲む声がした。
しばらく、舌を当てたり、裏を根元から先まで丹念に舐めてみたりしたが、やはりそのうまそうな様子
には勝てず、座間は淫液をあふれさせている先端を口に含み入れた。
「はぁぁぁあんッ!あ、あん…」
「気持ちいいだろう?」
美しい天使はガクガクと体を痙攣させながら喘いでいた。舌先を使って雁の部分を擦りながら、強く
弱く緩急をつけて吸う。
「あ…あん…あん…んふぅ…」
小さな体が赤く染まり、心なしか座間の動きに合わせるように腰が揺れていた。根元まで口にすっぽり
と包んで吸い上げると、ひときわ艶のある高い声が漏れた。
「あっあっあっ…ああんッ…!」
押さえつけている脚がバタバタと動き、次の瞬間、座間の口の中は甘露のような精液で満たされた。
「あーーーッ!」